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リニア中間とりまとめ「Cルート採択が適当」
リニア中央新幹線のルートについて、国の諮問機関である交通政策審議会中央新幹線小委員会は、「Cルート採択が適当」とする中間とりまとめを公表しました。
「中間とりまとめ」によりますと、伊那谷を通るBルートに比べ、南アルプスを貫くCルートの方が、路線延長が短く建設費用が安いこと。経済効果が大きいこと。大阪開業をより早期に実現するうえで優位としています。
建設が難しいとされている南アルプスを貫くトンネルについては、これまでの実績や大型機械の開発により、技術的に対応可能な範囲としています。
このほか、環境保全やパブリックコメントを総合的に勘案し「中央新幹線のルートとして、南アルプスルートを採択することが適当と考えられる」としています。
小委員会では、この「中間とりまとめ」案を了承し公表しました。
Bルートを求めてきた、白鳥孝伊那市長は「今回はあくまで中間のとりまとめ。費用対効果、大規模災害対策、トンネルの是非など、JR東海の分析だけでなく改めて国として検討すべき。上伊那地区期成同盟会としては早急に諏訪や中信、県協議会と協議し審議会や国へ県全体の声を届けたい」とコメントしています。
また、伊那商工会議所の向山公人会頭は「リニアについては、飯田線、中央線、松本空港等のアクセスの活性化に貢献できるような形で、国が間違いのない判断をすべきだと重ねて申し入れをしていきたい」と話していました。
来年春には、ルートをCとするこの中間とりまとめに沿った答申が、国に提出される見通しです。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
(株)ニシザワが上伊那の小中学生を対象に読書感想文を募った文芸コンクールの表彰式が11日、伊那市の創造館で行われました。
ニシザワ文芸コンクールは7年目で、今年は応募総数が1230点で過去最高となりました。
最優秀賞と優秀賞を受賞した小中学生に、ニシザワの荒木康雄社長から表彰状と副賞の図書券が贈られました。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、中学生の部で、「朗読者」という本の感想文を書いた箕輪中学校3年の安藤さくらさんが最優秀賞を受賞しました。
小学生では、高学年の部で、「冒険者たち」という本の感想文を書いた伊那東小学校5年の恒川遼太君が最優秀賞を受賞しました。
荒木社長は、「読書は進歩の母という言葉がある。これからも本を読み、感想文を書いてほしい」と話していました。 -
ラナンキュラス出荷で空きハウス解消目指す
近年人気が高まっている冬花「ラナンキュラス」の出荷が、最盛期に向けて始まっています。
JA上伊那では、労力のかからない冬場の栽培品目として普及に力を入れています。
ラナンキュラスは、キンポウゲ科の冬花です。
出荷のピークは3月ですが、伊那市富県の花卉農家、吉澤昭夫さん宅のハウスでは、出荷が始まっています。
JA上伊那では、3年前から、比較的労力をかけずに栽培できるラナンキュラスの普及を始めました。
上伊那では、夏場、「トルコギキョウ」を栽培している花卉農家が多くいますが、冬場はハウスが空いてしまうため、空いたハウスを有効活用しようとラナンキュラスの栽培を導入しました。
ラナンキュラスは、上伊那で冬場最も多く栽培されている「アルストロメリア」より低い温度で生育することができ、暖房コストを抑えることができます。
また、比較的労力をかけずに栽培することもできるということです。
昨シーズンは全体で8万3千本ほどを出荷しましたが、今シーズンは12万本ほどの出荷を見込んでいます。
花のできは、昨シーズンよりもよいということです。
JA上伊那では、今後、ラナンキュラスをさらに普及させ、冬場のハウスの有効利用と農家の所得確保につなげたい考えです。 -
上伊那高等学校美術展
上伊那の8校の高校の美術部などが参加する第49回上伊那高等学校美術展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、駒ヶ根工業高校を除く上伊那8校の、美術部やイラスト部、120人ほどの作品が並んでいます。
油絵が主で、そのほか陶芸やガラス工芸など、およそ165点が並んでいます。
この美術展は、地域の高校生の交流の場となっているほか、1年間の成果を披露する場所となっています。
生徒達の代表が、7月頃から準備をはじめ、自分達で作品展示も行っています。
美術展は、コンクールにもなっていて、選ばれた10数点が、来年1月の県の高校美術展に出品されます。
県全体の美術展で入賞すれば全国の美術展に進む事ができます。
今年は、50号の大作に挑戦する生徒が増えたほか、陶芸などジャンルの幅も広がったということです。
美術展の関係者は、「高校生らしい構成の中で、のびのびと自分を表現している作品が多い」と話し、多くの来場を呼びかけていました。
この上伊那高等学校美術展は、12日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
青少年支援センター 設置を
上伊那農業高校定時制跡地に青少年の自立を支える拠点をつくろうと活動している上伊那青少年支援センター設立プロジェクト会議は、5日伊那市の伊那図書館でシンポジウムを開きました。
上伊那地域で子どもたちに関わる活動をしている人や実際に悩みを抱える若者などが、支援センターの必要性を訴えました。
現在大学を休学している22歳の北原裕一さんは、「自分も居場所を見つけられないで悩んでいる。上農定時制がなくなるが、生きていく力を身に付ける場所、小さな希望をみつけられる場所として支援センターは必要」と話していました。
この日は、シンポジウムのほかに、定時制高校を題材にしたドキュメンタリー映画の上映もあり、参加者は、青少年を取り巻く環境や自立を支援するための方策などについて理解を深めていました。 -
伊那市観光株式会社 障害者の入浴料金の割引サービス
伊那市観光株式会社は、障害者週間にあわせ今年初めて障害者の入浴料金の割引サービスを行っています。
サービスは3日から9日までの期間です。
割引サービスが受けられるのは、伊那市観光株式会社が経営する、みはらしの湯、さくらの湯、高遠さくらホテル、仙流荘、入野谷の5施設です。
対象者は、身心に障害のある人で入浴料金の50パーセントが割り引きされます。
このサービスは、伊那市以外の人も対象になります。
伊那市観光株式会社は、障害者の福祉に対し貢献していこうと、今回初めて割引サービスを行います。
春日庄一事務局長は「体が不自由な方は入浴施設へ足が遠くなりがちなので、この機会に利用してほしい」と話していました。 -
障害者福祉施設の製品販売会
3日から9日までは障害者週間です。
それにあわせ3日から、障害者福祉施設の製品販売会が伊那合同庁舎で開かれています。
会場には、上伊那の障害者福祉施設の利用者が出店する、食品や手作りの小物の店が並んでいます。
販売会は、障害者週間に合わせ、障害者の社会参加を支援しようと伊那保健福祉事務所が開いているもので、今年で3回目です。
長野県は、平成19年度から5年間を工賃倍増計画期間とし、障害者の工賃アップに取り組んでいます。
会場では、庁舎に訪れた人などが商品を買い求めていました。
販売会は、9日まで伊那合同庁舎2階で開かれていて、管内の10の施設が入れ替わりで出店する予定です。 -
郵便事業(株)がりんご出荷に対応 専門センター設置
郵便事業(株)伊那支店は、最盛期となっているりんごの出荷に対応しようと、信越支社管内で初めて専用のセンターを開設しました。
南箕輪村塩ノ井のホームセンターの跡地に、郵便事業(株)の発送作業を行うセンターがあります。
贈答用のりんごの出荷がピークとなる11月中旬から 今月20日まで、このセンターが開設されます。
センターには、南信地区の農家などから集荷された荷物が集まってきます。
これまでは、松本市で南信地区のりんごの発送作業が行われていましたが、より顧客のニーズに答えるために、今年初めてセンターが設置されました。
これにより、集荷から発送まで地元で行えるため品質の確保につながるほか、集荷に対応できる時間が延長しました。
センターの設置にあわせて業務の見直しも行い、荷物をできる限り人の手で扱うなど、きめ細やかなサービスを心がけているということです。
このセンターは、今月20日まで設置されていて、期間中、およそ20万個の荷物を発送する予定です。 -
長野県がノロウイルス食中毒注意報を発令
長野県は、ノロウイルスの食中毒注意報を今日発令しました。
長野県内で、感染性の胃腸炎患者が増加している事や、全国的に集団感染が多発しているとして、
県では、石鹸でよく手を洗う、加熱調理では十分に火を通すことなど注意を呼びかけています。 -
学童クラブ 情報交換
学童クラブの情報交換を行う交流会が1日、伊那合同庁舎で開かれました。
交流会には、上伊那の学童クラブの指導員や行政担当者など53人が参加しました。
学童クラブは、仕事などで昼間保護者が家庭にいない小学生を、放課後や夏休みなどの長期休暇中にあずかります。
交流会では、4つのグループに分かれ、子供との接し方などのテーマに沿って情報交換しました。
子どもの褒め方、しかり方についてのテーマでは「同じ事を何度言っても伝わらない時はどうしたらいいか」などの質問や、「小さなことでもできた時には褒めるよう心がけている」などの意見が出ていました。
また、人気のあるレクリエーションをテーマにしたグループは、ジャンケンを使った遊びを紹介していました。
交流会を開いた伊那保健福祉事務所では、運営や指導に役立つ情報を共有する事で、指導員全体のスキルアップにつなげていきたい考えです。 -
10月有効求人倍率0.66倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.66倍
となり、前の月の0.63倍を0.03ポイント上回りました。
ハローワーク伊那の発表によりますと10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.66倍となり、県平均の0.63倍、全国平均の0.56倍をともに上回りました。
月間有効求人倍率が増加するのは5か月連続となりますが、1倍を下回るのは平成20年の10月以降、25か月連続で、依然として厳しい状況が続いています。
企業の新規求人数は1054人で、前の月の1043人を11人上回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は866人で、前の月の907人より41人減少しました。
就職状況は、全数で336人となり、9か月連続で増加していますが、およそ半数は非正規雇用となっていて、正規雇用の割合は低い状況です。
ハローワーク伊那では「雇用情勢は改善の動きがみられるものの、依然として厳しい状況にある」と分析しています。 -
高校新卒者内定状況
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の10月末現在の就職内定状況などを発表しました。
それによりますと、10月末現在の就職内定者数は236人で、前の年の同じ時期より45人多くなっています。
内定率は73.5%で、前の年の同じ時期を1.7ポイント上回りました。
求人数は、前の年の同じ時期を50人上回る277人で、22パーセントの増となっています。
求職者数は、321人で前の年の同じ時期を55人、20.7パーセント上回っています。
求人倍率は、0.86倍で、前の年の同じ時期を0.01ポイント上回っています。
ハローワーク伊那では、「内定者数、内定率とも今のところ前の年を上回っているが、今後もこの状況続くかは不透明。生徒が就職できるよう、支援していきたい」としています。 -
上伊那広域連合 地域伝統文化総合活性化事業を実施
上伊那広域連合は、文化庁の補助を受け上伊那の祭りや行事を映像記録として残す「地域伝統文化総合活性化事業」を実施します。
文化庁の「地域伝統文化総合活性化事業」は、地域の伝統文化を伝えようと実施されるもので、今年度およそ1100万円の補助を受けることが決まりました。
事業内容は上伊那8市町村からそれぞれひとつずつ、計8行事をハイビジョン撮影で収録するもので、これらの解説書も執筆する計画です。
広域連合ではこの事業を伝統文化の再確認のほか地域文化の活性化につなげたいとしています。 -
障害者就職雇用相談会
障害者の雇用促進を図ろうと29日、伊那地区障害者就職雇用相談会が伊那市で開かれました。
相談会はハローワーク伊那が開いたもので、2年ぶりの開催となります。
去年は雇用情勢の悪化から開催できませんでしたが、今回は製造業を中心に14社が参加、120人の障害者が相談に訪れました。
56人以上の従業員がいる企業の障害者法定雇用率は6月1日現在ハローワーク伊那管内が1.53%で前の年を0.03ポイント下回っています。
県平均は1.78%、また全国平均は1.68%となっています。
また管内で仕事探しの登録をしている障害者は10月末現在で411人いるということです。
ハローワーク伊那では、景気は引き続き厳しい状況にあるが、企業に対し法定雇用率達成のための指導と障害者の就職促進に努めていきたいとしています。 -
伊那ファイターズ創立30周年記念式典
上伊那の中学生でつくる硬式野球チーム、伊那ファイターズの創立30周年記念式典が28日箕輪町で行われました。
伊那ファイターズは、1981年、昭和56年に発足し、30年間で218人がプレーしました。
現在は、35人が在籍しています。
28日、箕輪町内で行われた式典には、OBなど140人が出席し、チーム創立30年の節目を祝いました。
式典では、初代保護者会長の伊藤五男さんと前の審判部長の小松朝雄さん、元代表理事の宮島忠夫さんが功労者表彰を受けました。
チームの代表を務めるルビコンの登内英夫会長は、ルビコン球場を提供しています。
選手たちは、花束などを贈り、感謝の気持ちを表していました。
登内代表は、「人間は、生まれた時から努力の連続。野球だけでなく勉強にもしっかりうちこんで、努力のできる人になってください。」と選手たちに呼びかけていました。
伊那ファイターズは、今年を含めこれまでに3回、全国大会に出場していて、多くの卒団生が、地元の高校の野球部や、野球の強豪校で活躍しています。
プロ野球のヤクルトスワローズに入団した斉藤充弘投手も伊那ファイターズ出身です。 -
上伊那縦断駅伝大会 駒ヶ根市優勝
第58回上伊那郡縦断駅伝競走大会が、28日開かれ駒ヶ根市が4年連続22回目の優勝、伊那市が2位、箕輪町が3位でした。
大会には、上伊那7市町村からの代表チームに加え8チームがオープン参加し、駒ヶ根市から辰野町までの6区間38.1キロをタスキでつなぎました。
レースは、1区で伊那市の鈴木昌幸さんが集団から飛び出しレースを引っ張ります。
しかし、2区で駒ケ根市が伊那市をかわしトップに立ちました。
箕輪町は、3区と4区の選手がそれぞれ区間賞を取る走りを見せました。
自力に勝る駒ヶ根市が、レース全体を通して安定した走りを見せ4年連続22回目の優勝をかざりました。
優勝 駒ヶ根市2時間 7分55秒
2位 伊那市 2時間10分30秒
3位 箕輪町 2時間10分42秒
第58回上伊那郡縦断駅伝大会の模様は、来月4日から放送します。 -
絵画サークル・Kの展示会「第1回K展」
絵画サークル・Kの展示会「第1回K展」が26日から、いなっせ2F展示ギャラリーで始まりました。
会場には、油彩画やアクリル画、デッサンなどおよそ30点が並んでいます。
絵画サークル・Kは、伊那市高遠町の国画会会員の北原勝史さんが指導する教室のメンバーでつくられていて、去年10月に発足しました。
展示会は、会員の発表の場として今回初めて開かれました。
サークルは、上伊那の14人が参加していて、高遠町総合福祉センターを会場に月2回開かれています。
テーマを決めずにそれぞれが好きな絵をかいているということで、自分の形や色を模索してかいたという作品を展示してます。
「第1回K展」は、30日曜日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
漫画家 橋爪まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、来年の干支のウサギが防犯を呼びかけるポスターを伊那市駅前交番に贈りました。
25日は、伊那市駅前交番前で、橋爪まんぷさんから、伊那市駅前交番の小林修所長にポスターが手渡されました。
橋爪まんぷさんは、髪が薄くなった人たちが集い社会貢献を目的に活動している満月の会で事務局を務めています。
満月の会の活動の一つとして、4年前から、防犯ポスターを、交番に送っています。
詐欺で虎の子をだまし取られた今年の干支の寅が、警察官に扮する来年の干支のウサギに助けを求め、ウサギが、犯人の狸を追うという漫画です。
橋爪さんは、「年末年始は、金銭トラブルが多いと思うので、詐欺に関するポスターにしました」と話していました。
このポスターは、いなっせの1階に来年1月初旬まで展示されます。 -
垣内基良さん 出馬表明
来年4月に予定されている長野県議会議員選挙に、自民党現職の垣内基良さんが、3選を目指し立候補する事を、23日に表明しました。
垣内さんは、23日、自らの後援会臨時総会の中で、3選を目指して上伊那郡区から立候補する事を表明しました。
垣内さんは、「土着の政治家として話をきき、まともな県会議員としてやっていきたい。町村と県を繋ぐことができるのは私だと思っている。中山間地域に構造物をつくり、平野部の安全を確保する事を強く県にうったえていきたい」と話していました。
垣内さんは、昭和24年8月に辰野町宮木に生まれ現在61歳。平成5年から辰野町長を1期つとめ、H11年、長野県議会議員選挙で初当選し、現在、通算2期目となっています。 -
学校太鼓交流会 子ども太鼓in伊那
太鼓を学習に取り入れている上伊那の小学校の発表会「学校太鼓交流会 子ども太鼓in伊那」が23日伊那市のいなっせで開かれました。
これは、子供どうしの交流と太鼓の技術向上を目的に上伊那教育会の総合生活科教育研究会が毎年開いているもので、今年で10回目になります。
交流会には、上伊那の10校と地域の太鼓グループなどが参加しました。
このうち、富県小学校2年ほし組は、学校の行事や地域の祭りで披露している曲を演奏しました。
ほし組は、1年生の時から歌舞劇団田楽座のメンバーから指導を受けていて、太鼓を打つことでクラスのまとまりも良くなったという事です。
研究会の浦野紀和は、「太鼓を演奏した達成感を、それ以外の勉強や生活の中で活かして欲しい」と話していました。 -
県縦断駅伝2日目 上伊那総合3位
第59回長野県縦断駅伝2日目の21日、上伊那は2位でゴールと健闘しましたが、総合では、長野市、上田東御小県に続き、3位となりました。
2日目の21日、選手は午前8時に松本市の松本城をスタートしました。
県縦断駅伝は、20日と21日の2日間で、長野市から飯田市までの全216.7キロをタスキでつなぎます。
2日目は、松本市から飯田市までの97.6キロの9区間です。
上伊那は、13区で4位のスタートとなりましたが、辰野から伊那までの16区で、一旦、先頭を走るオール諏訪を抜きトップにたちます。しかし、長野市にとらえられ、2位で17区にタスキをつなぎます。
その後上伊那は、2位を守ります。
19区の男子中学生区間では、駒ヶ根市立東中学校の春日 千速君が、区間新記録の区間1位で、トップとおよそ2分差まで詰め寄ります。
しかし、その後、長野市にタイム差を広げられ、2位で飯田合同庁舎にゴールしました。
20日のタイムを合計した総合成績では、長野市が11時間48分36秒で4年ぶり9回目の総合優勝、2位が上田東御小県、上伊那は3位となりました。 -
オールレッドロータリー作戦
伊那警察署管内では、11月19日現在、交通死亡事故が7件発生していて、去年1年間の2件を大きく上回っています。
これを受け伊那警察署は20日、パトカーで交通事故防止の啓発活動を行いました。
この日は、伊那署のパトカー20台が竜東方面、竜西方面に分かれて交通安全を呼びかけました。
伊那署管内では今年、これまでに7件の交通死亡事故が発生していて、7人が犠牲になっています。
特に高齢者の事故が多く、今年発生した交通死亡事故のうち6件は、高齢者が犠牲になっています。
熊井正樹副署長は「パトカーの赤いランプ、白と黒の車体を見て、気を引き締めて運転してもらいたい」と話していました。
署員らは、パトカーで1列に並び「冬場は早めにライトを点灯し、速度を落とすように」と注意を呼び掛けていました。
また、今月初めに事故のあった現場では交通安全協会のメンバーが昇り旗を持って、注意を呼びかけていました。 -
第37回なかよし作品展
上伊那郡内の小中学校特別支援学級と、伊那養護学校の児童・生徒の作品が並ぶ「第37回なかよし作品展」が、20日からいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
会場には、子ども達が授業で作った作品、およそ500点が並んでいます。
この展示会は、子ども達の作品発表の場として、また地域の人たちに障害に対する理解を深めてもらう場として毎年開かれています。
会場には個人の作品だけでなく、共同制作した作品も並んでいます。
伊那養護学校の5年生9人は、今年の夏、海水浴に行った愛知県知多半島の海を、紙粘土やペットボトルで表現しました。
また1年生8人は、折り紙でトンボを、手形でモミジを描き、秋を表現しました。
ある関係者は「子ども達の思いや楽しく作っている雰囲気を感じてもらえたら嬉しい」と話していました。
第37回なかよし作品展は、25日木曜日まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています -
県縦断駅伝1日目 上伊那3位
第59回長野県縦断駅伝の1日目が20日行われ、上伊那はトップの上田東御小県と5分29秒差の3位でゴールしました。
1日目、選手は午前8時30分に長野市の信濃毎日新聞社前をスタートしました。
県縦断駅伝は、20、21日の2日間で、長野市から飯田市までの全216.7キロ、21区間でタスキをつなぎます。
上伊那は1区で11位のスタートとなりましたが、2区で4位に順位を上げました。
その後順位を落としますが、10区の加藤真彰が区間1位で順位を7位から5位に、11区の田中秀一も区間1位で順位を5位から3位に上げ、最後の12区にタスキをつなぎ、1日目は3位でゴールしました。
上伊那チームの清水良三監督は「5分差なので、明日は優勝目指して頑張りたい」と話しています。
21日は、松本市から飯田市まで走る大会2日目です。
伊那市でのタスキリレーは、午前10時半頃の見込みです。 -
あぐりスクールがマリ共和国へ支援米
JA上伊那の子どもたちの農業体験教室あぐりスクールは20日、飢餓に苦しむ西アフリカのマリ共和国に米を贈りました。
あぐりスクールの子どもたちが、支援米を受け付けているJA上伊那の宮下勝義組合長に米60キロを託しました。
支援米を送る活動は、JA長野県グループが10年ほど前から行っています。
あぐりスクールでは5年目の取り組みです。
今回贈呈された米はコシヒカリで、子どもたちが伊那市東春近の田んぼで育てました。
200キロ収穫し、そのうちの60キロを送ります。
宮下組合長は、「皆が作ったお米を必ずマリ共和国に届けます。本当にありがとう」とあいさつしました。
子どもたちは、米の袋にマリ共和国の言葉で「このお米が役立ちますように」などのメッセージを書いていました。
米は、JA長野県グループのほかの米と合わせ、来年、マリ共和国に送られる予定です。 -
県縦断駅伝 上伊那VI奪還誓う
第59回長野県縦断駅伝は、明日スタートとなります。
今年こそ優勝の期待がかかる上伊那チームの結団式が18日、伊那市役所で行われました。
県縦断駅伝は、20日、21日の2日間、長野から飯田まで、トータル216.7キロを21人でタスキをつなぎます。
上伊那は、59回の歴史の中で33回の優勝を誇る伝統あるチームですが、去年は、4位にとどまっていて、結団式では、5年ぶりの優勝をと健闘を誓い合いました。
18日は、清水よしみ良三監督をはじめ、選手たちが伊那市役所に集り、上伊那地域の教育関係者などから激励を受けました。
出席者からは、「今年こそ優勝を目指して一丸となってがんばって欲しい、勇気と希望をもって練習の成果を出し切って欲しい、緊張を楽しんで欲しい」などと励ましの言葉が選手たちに送られていました。
主将の松崎雄介さんは、「ライバルは、長野、上田、小県。去年の悔しい思いをばねに今年は練習を重ねてきた。1秒を大切にしてがんばりたい」と大会に向け抱負を話しました。
最後は、げんをかついで、恒例のカツどんを全員で食べ、優勝に向けて気持ちを一つにしていました。 -
正月用 しめ飾りづくりピーク
箕輪町沢の信州縁起物製作所では、正月用のしめ飾りづくりがピークを迎えています。
製作所では、ワラをなったり、飾りを付ける作業が行われています。
8月に青田刈りしたワラをすいて、いらない部分を取り除き、機械を使って、サイズごとになったわらに飾りをつけ、完成させます。
作業は、9月から始まっていて、現在ピークを迎えています。
この信州縁起物製作所は、県内でも大規模にしめ飾りを生産していて、大型スーパーや、ホームセンターなどに出荷しています。
県内でも地域ごとにしめ飾りが異なっているため、それぞれの地域に合わせて、しめ飾りを作っているということです。
例年、1500円前後の玄関用のしめ飾りが売れ筋だという事ですが、去年は、企業用の大きめのしめ飾りがよく売れたということです。
このしめ飾り作りは、12月下旬まで続きます。 -
井月とその時代
漂泊の俳人、井上井月と井月が生きた時代背景について考える講演とシンポジウムが14日、宮田村民会館で開かれました。
これは井月が生きた、幕末から明治の時代背景を知ることで、井月への理解を深めようと、井上井月顕彰会が開いたもので、会場には約170人が集まりました。
講演では上伊那郷土研究会会長の伊藤一夫さんが、明治の初め、暦が太陰暦から太陽暦に変わったことについてふれ、「季語を使う俳人井月は暦が変わり、とまどったのではないか」と話しました。
シンポジウムでは、映画「ほかいびと伊那の井月」を制作している北村皆雄監督と、井月の生まれ故郷とされている新潟県長岡市の歴史研究家、稲川明雄さん、伊藤一夫さんの3人が話をしました。
稲川さんは「井月は長岡藩の武士だったという説があるが、それを証明する資料はない。今後研究をすすめ、証明したい」
また北村監督は「伊那市と長岡市との交流を深め、両地域で井月を盛り上げていきたい」と話していました。 -
小林伸陽さん 出馬表明
来年4月に予定されている長野県議会議員選挙に、共産党現職の小林伸陽さんが4期目を目指し立候補する事を、15日、正式に表明しました。
小林さんは15日、箕輪町で記者会見を開き、4期目を目指して上伊那郡区から立候補する事を表明しました。
小林さんは、「経験を活かして県の更なる改革と無駄な事業の徹底した見直しを行っていきたい。とりわけ雇用の拡大は大きな課題。長野県の特性を活かし、自然エネルギーを大きな産業にして雇用の拡大につなげたい」と話していました。
小林さんは、昭和18年12月に伊那市横山に生まれ現在66歳。昭和58年から箕輪町議会議員を3期つとめ、平成12年、長野県議会議員選挙で初当選し現在3期目となっています。 -
リアルソフト盤全国大会in伊那
野球盤というボードゲームの実写版・第1回リアルソフトボール盤全国大会 イン 伊那が、14日、伊那市の美篶六道原運動場で開かれました。
第1回全国大会には、上伊那を中心に12チームが参加しました。
この大会は、ボードゲームの野球盤を、実際にグラウンドで行おうという企画で、伊那商工会議所青年部が考案しました。
ソフトボールのまち伊那市をPRしようと、野球ではなくソフトボールで行われました。
グラウンドにフェンスを設けて、ピッチャーは、ピッチングマシンを使います。
打球が飛んだ場所で、ヒット・アウトなどが判定され、出塁した打者は、走者看板を移動させます。
14日は、信濃グランセローズチームがゲストとして招かれ、中学生などと対戦しました。
投手はマシーンで、守備がないためチームに実力差があっても試合が成り立つということで、この大会ならではの対戦カードとなりました。
伊那商工会議所青年部では、「伊那市を全国にPRするイベントとして、来年につなげていきたい」と話していました。