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ザ・シワクチャーズ定期演奏会
60歳以上の女声合唱団ザ・シワクチャーズ伊那の第1回定期演奏会が7日、伊那市のいなっせで開かれ、会場に円熟した歌声が響いた。
ザ・シワクチャーズ伊那は、伊那市の名誉市民で作曲家の故・高木東六さんの遺志をついでいこうと結成されたもので、60歳になったら入団できるというユニークな合唱団。
団員は現在、辰野町から飯島町までの60人ほどで、最高齢は82歳。
高木東六さんが作曲した「伊那市の歌」など9曲を披露した。
シワクチャーズ伊那代表の北沢理光さんは、「演奏会は励みになるので、年1回のペースで開いていきたい」と話していた。
なお、シワクチャーズ伊那は、来年5月に韓国南原(ナムウォン)市で開催される「春香祭」に合わせ、シワクチャーズ横浜と共に韓国のコーラスグループと交流する予定だという。
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戸草ダム建設事業促進の請願、リニアBルート実現の陳情ともに採択
県議会閉会長野県議会9月定例会に提出されていたリニア新幹線Bルート実現を求める陳情と、戸草ダム建設事業の促進を関係機関に働きかけるよう求める請願が6日、採択された。
閉会日のこの日は、各委員会に付託されていた陳情や請願の検討結果の報告があった。
そのうち、リニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会の陳情は賛成多数で採択された。
この陳情は、JR東海のリニア中央新幹線を伊那谷を通過するBルートで実現するため、県に積極的な働きかけを求めたもの。
また、国が建設を見送る方針を明らかにした戸草ダムについて、伊那市や三峰川総合開発事業対策協議会、地元地権者などが提出していた建設促進を求める請願も、賛成多数で採択された。
また、この請願を審査した危機管理建設委員会では、同じ趣旨の意見書を発議し、これも賛成多数で可決された。
伊那市の小坂樫男市長は戸草ダムの建設促進を求めるため、8日にも村井知事のもとを訪れる予定。
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キノコ中毒防止展
秋の味覚、キノコ採りのシーズンを迎え、伊那市狐島のAコープ伊那中央店で5日まで、「きのこ中毒防止展」が開かれている。
この展示会は、伊那保健所や上伊那の食品を扱う業者らが、毒キノコを間違えて食べないように知識を深めてもらおうと毎年開いている。
会場では、伊那周辺で採れるキノコ約120種類を食用、食用に向かない物、毒きのこの3種類に分けて展示している。
訪れた人たちは、展示されたキノコを手に取ったり、匂いを嗅いだりしていた。
キノコを無料で鑑別するコーナーもあり、一般の人たちが山で採ったキノコを持ち込んでいた。
鑑別は、県が委嘱した「きのこ衛生指導員」が行い、色や形といった特徴や匂いを嗅ぎ、見分けていた。
3日に市内で採取したキノコを持ち込んだ伊那市美篶の小松みわこさんは、「食べる事ができるキノコと聞いて安心しました」と笑顔を浮かべていた。
きのこ衛生指導員の吉川進さんは「知らないキノコは食べない事」と話し注意を呼び掛けていた。
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森林作り上伊那会議が現地見学
林業関係団体代表など9人で組織する「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」は2日、今年度から導入された森林税の活用状況などについて確認する現地視察を上伊那で行った。
メンバーは、間伐が実施されているモデル地区など伊那市内の5カ所を見学して回った。
そのうち、森林税の補助を受けて里山整備事業が行われている富県の南福地では、「南福地森林整備委員会」の竹松杉人委員長から説明を受けながら視察した。
167ヘクタールの森林を100人余りが所有していて、そのほとんどが放置されていたが、今回森林税の補助を受け、今年4月から所有者に同意を取り付け、およそ25ヘクタールを整備した。
整備に伴い、作業道を開設したということで、見学者からは、「土壌の流出などの問題はないか」といった質問が出されていた。
竹松委員長は、「南福地は以前土砂災害を経験しているので災害に強い森林が目標。土壌の流出は大きな課題だと考えている」と答えていた。
また、森林づくり上伊那地域会議の植木達人座長は、「整備ありきではなく、どんな森林にしたいのかイメージをもって山づくりを進めたらよいと思う」と話していた。
森林税は県全体でおよそ4億円の予算がある。この財源により、間伐や各市町村の森林整備への補助などが行われていて、上伊那地域では年間およそ4000万円かけて整備が進められている。
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10月1ch座談会は「マーケティング」がテーマ
伊那ケーブルテレビの自主放送番組・1ch座談会の10月放映号は「地元経営者が考えるマーケティング」をテーマに、10月2日に収録された。4日午後2時を皮切りに、10月の毎週土、日に放送される。
今回のゲストは、長野県中小企業振興センターマーケティング支援センターマッチング支援部長の倉石修二郎さん、伊那市の建設業フォレストコーポレーション社長の小澤仁さん、同じく伊那市の小松総合印刷社長の小松肇彦さん。司会は、地域産業経済情報誌「ゴーシュ」編集長の毛賀澤明宏さんが務めた。
「なぜ、今、マーケティングを重視すべきなのか?」の論点から話は始まり、
日常的に技術力、サービス力を把握して向上させるのはもちろん、その先の受注拡大に向けた長いフォローも考えながら、マーケティング力を高めていく必要性などが話し合われた。
倉石部長は、「県内の製造業は技術力はあるが、売るのが下手という声も強い。今までは待っていても仕事があったかもしれないが、産業構造が変化した今求められるのは受け身でつくっていた時代から変革すること」と話し、営業関係の人材育成と、客が求めているものをダイレクトに把握できる体制強化が急務だと強調した。
会社の家づくりの理念を紙媒体やホームページなどを用いて積極的に情報発信し受注拡大につなげている小澤仁社長は、「情報のツールが豊かになり、かつては大手企業しかできなかったようなプロモーションが中小企業にも広がってきた。出会いのチャンスが増えた」と説明。「情報を発信することで、新人の社員でも契約につながるなど営業活動が楽になった」とも語り、顧客層と会社の理念を共有するマーケティングが結果を残していると示した。
印刷にとどまらず各種メディアを活用した販売促進支援を展開する小松肇彦社長は「一律ではモノが売れない時代にあり、お客様の要求を見極め、それにあわせた商品づくりが大切。それには会社や製品のコンセプトを明確にし、どこに売り込むか練ることが重要」と話し、顧客の反応を綿密に追跡調査できる仕組みを構築することが次への販売促進にもつながると指摘した。
「上伊那の各種企業の成長・発展のために参考にしていただければうれしい」と司会者は話している。
なお、座談会の模様は、伊那谷の地域産業経済情報サイト「ゴーシュ」=http://gauche.ecgo.jp/にも掲載されます。 -
レジ袋削減キャンペーン
レジ袋削減のための協定を長野県と締結したニシザワなどの事業所は1日、消費者にPRするためのキャンペーンを行った。上伊那地方事務所の職員などが、ベルシャイン箕輪店で買い物客にレジ袋削減を呼びかけた。
キャンペーンでは、レジ袋や過剰包装に関するアンケート調査も併せて行った。
1日締結された協定は、県と消費者団体、ニシザワを含む県内17のスーパーの間で結ばれ、H22年度までに、マイバックを持って買い物をする人の数を全体の60%以上にすることを目標としている。
ニシザワでは現在、マイバック持参率は30%ほどで、マイバックを持参すると商品券と交換できる「エコポイント」がつくキャンペーンを1日から11月末まで行い、買い物客に協力を呼びかけていく。「地域のスーパーとして環境を考え、目標達成のため地道に取り組んで行きたい」と話していた。
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天竜川上流災害の教訓伝承検討会第3回
天竜川上流域の災害の教訓を後世に的確に伝える手法を考える検討会の3回目の会合が30日、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所で開かれ、伊那、駒ヶ根、飯田の3つのモデル地域で行う、災害の教訓を伝える方法を検討した。
説明によると、試験的に、伊那地域では伊那小学校の3年生から6年生とその家族を対象に、被災経験を振り返り、雨の恐ろしさについて考える学習活動を検討しているという。
平成18年7月の豪雨体験を思い出したり、災害伝承ビデオを使うなど学習方法の例を示した。
天竜川上流河川事務所では災害についてのビデオやカルタなどを作製しており、その内容についての検討もあった。
委員からは、「私達から一方的に情報を流すのではなく、市民参加型になるよう努力したい」などの意見が出されていた。
4回目の検討会は来年2月に開く予定。
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「芝居の会」がコメディ劇公演
駒ヶ根市を中心に活動するグループ「芝居の会」のアイドルを題材にしたコメディ劇の公演が27日、宮田村の村民会館で行われた。
芝居の会は、上下伊那の演劇愛好者グループで、毎年この時期に公演を行なっている。
12回目となる今回は「絶対! アイドル大作戦」というオリジナル劇を披露した。
20年前同じアイドルグループだった3人が再会し、もう一度アイドルデビューを果たそうと奮闘する物語。
一人は主婦に、一人はアイドルのマネージャーに、一人はスナックのママになっているが、アイドル時代に果せなかった夢をもう一度叶えようと力を合わせる。
構想は1年前から、練習は4月から行ってきたということで、息のあった演技を披露していた。
脚本・演出を手がけた飯田市の今村妙子さんは「夢を追いかけ、あきらめかけた人にも元気になってもらいたい」と話していた。
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県伊那文化会館など県有施設ネーミングライツ・パートナー募集
長野県は、伊那市の県伊那文化会館など県所有の6つの施設について名称を付ける事ができる権利、命名権の公募を行う。
命名権は、施設の名称に企業名や商品名などのブランド名を付ける事が出来るもので、県では始めての取り組み。
命名権を取得すると、来年4月1日から、新しい名称で施設運営可能となり、施設の看板やパンフレットなどに、新名称を表示することができる。
今回、県が命名権の公募を行うのは、伊那文化会館のほか、長野市や松本市の文化会館や、松本平広域公園のやまびこドームなど6つの施設。
県によると、命名権の導入により、企業は企業名がメディアに露出する事により、知名度や宣伝効果などのメリットがあり、一方県は、自主財源の確保や施設の知名度、集客力、サービスの向上につながるという。
なお、伊那文化会館の募集条件は、契約期間が5年で、命名権料は年間1千万円となる。
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ケーブル杯少年サッカー大会
宮田村のトップストーン2連覇上伊那ケーブルテレビ協議会のケーブルカップ上伊那少年サッカー大会が28日、伊那市で開かれた。2年連続で宮田村のトップストーンが優勝に輝いた。
肌寒い一日となった28日は、今月予選を勝ち上がった4チームが優勝を目指し熱戦を繰り広げた。
決勝戦は、去年と同じオレンジ色のユニフォーム伊那市の東春近少年サッカークラブと宮田村のトップストーンの対戦となった。
前半5分、トップストーンは相手のファールでPKとなり1点を先制。追いかける東春近は後半6分、シュートが相手のDFにあたりゴールを決め、同点となった。
その後も、東春近は何度かチャンスはあったが相手の守りを破る事が出来ず、後半終了間近、トープストンがシュートを決め2対1で終了となり、2年連続の優勝を果した。
大会の結果、2位が東春近少年サッカークラブ、3位が南箕輪FCJr、箕輪少年サッカークラブとなっている。
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手をつなぐ育成会 稲刈り体験
箕輪町・沢の田んぼで27日、障害者自立支援グループ「手をつなぐ育成会」の会員が稲刈りを体験した。
これは育成会上伊那地区代表の大槻正春さんが、会員に稲刈りを体験してもらおうと、所有する田んぼを提供したもの。
今回の体験には、育成会の会員およそ40人が参加した。
初の稲刈りということもあり、参加者は箕輪町北部営農組合のメンバーから指導を受けながら体験していた。
参加者らは組合のメンバーから刈り方を教わると、一束ずつ丁寧に稲を刈り取っていた。
大槻さんは、「稲刈りを通して、障害のある人たちを理解してあげられる環境ができていけばうれしい」と話していた。
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紅そばサミット初開催
赤そばの生産や赤そばを使った地域おこしをしている関係者らが一堂に会した初めての会合「紅そばサミット」が27日、中川村で開かれた。
サミットには、赤そばの生産や観光資源として栽培に取り組んでいる箕輪町や茅野市、遠くは秋田県仙北市の関係者ら20人が出席した。
サミットは、赤そば「高嶺ルビー」の魅力や知識を深め、各地域の情報交換と親交の場にしようと、初めて開かれた。
このうちパネルディスカッションでは、これまでの活動や今後の課題について地域ごとに報告があった。
箕輪町から出席した役場産業振興課の北原英忠課長は、「10年かけ秋の観光スポットとして成長した。今後は収穫したソバに付加価値をつけ、ブランド化を目指したい」と話していた。
また、茅野市から出席した市や商工会議所などで組織する茅野エコツーリズム協議会は、蓼科高原で、子供たちも栽培に参加した取り組みについて報告した。
会のメンバーは、鹿に食べられないよう見張りなどをしていくうちに、「人間も自然の中で生きていることを知り、自然を守りたい」という気持ちが育ち始め、環境学習になったという。
サミットの実行委員長で、信州大学名誉教授の氏原暉男さんは、「それぞれの地域の特徴を生かし、横の連携を大事にすることが、これからの地域づくりには必要」と話していた。
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上伊那地区高校演劇合同発表会
上伊那地区の高校演劇部の合同発表会が21日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。演劇部のある6つの高校から、およそ100人の生徒が参加した。
作品は、人とのつながりやいじめをテーマにしたものからコメディーまでさまざまで、生徒たちは、夏休みや放課後の時間を利用し練習してきた成果を披露した。
発表会では、プロの舞台芸術家や演出家などが、脚本や発声、演技などについて審査をした。
発表を終えた生徒達に、審査員は演技の指導や舞台空間の活用法、メイクや衣装の改善点など細かいアドバイスを送っていた。
部員の増加で8年ぶりに出場した伊那北高校は、奴隷となった王族の男性が、敵の女王と接していくうちに愛してしまう苦悩を描いた作品を熱演した。
王族の男性を演じた玉木ユカさんは、「人間の内面の変化を表現するのが難しく、視線や顔の向きを工夫し稽古を積んできた」と話していた。
部長の小松理沙さんは、「7月下旬からこの劇に打ちこんで来て、今日が1番良い出来」と発表を終え、ホットした表情を浮かべていた。
発表会は県大会の予選も兼ねていて、審査の結果、辰野高校演劇部が11月に松本で開かれる県大会に出場することが決まった。 -
上伊那でも食の不安広がる
メラミン混入食品流通有害物質「メラミン」の混入の恐れがある食品が、上伊那のスーパーでも流通していた事が分かった。
問題となっているのは、大阪市に本社のある丸大食品が、中国にある子会社で製造した5つの商品。丸大食品では、中国の工場で有害物質のメラミンが混ざった牛乳を原料として使ったおそれがあるため、自主回収を行っている。
市内にある丸大食品の営業所によると、伊那で流通していた対象商品は「グラタンクレープコーン」。
この営業所では、伊那市に本社のあるスーパーにこの商品を納入していて、スーパーでは現在、仕入れた数や販売個数の調査を行っている。
現在は、スーパーの棚から対象商品は撤去され、購入した消費者にチラシなどで返却を呼びかけている。 -
中南信消防広域協議会初会合
中南信地区を1つの広域消防本部体制にしようと、長野県や関係市町村は22日、松本市で中南信消防広域化協議会の初会合を開いた。
協議会は、中南信地域で消防を組織する7つの広域連合長や組合長、広域連合議会議員など21人で組織する。
第一回協議会では、役員の選出や今年度の事業計画が了承された。
協議会長には、松本広域連合長の菅谷昭松本市長が選ばれ、「大きな問題であるが、意義ある形へ進めていきたい」とあいさつした。
また会の冒頭で委員を代表し、伊那消防組合長の小坂樫男伊那市長は、「これだけ広いエリア。それぞれの地域の事情もあるが、前向きな議論を進め、住民サービスの低下の無いよう知恵を出し合っていきたい」とあいさつした。
消防の広域化は、高齢化や人口の減少、大規模災害など環境の変化に対応するため国が進めているもので、長野県は今年1月に広域化推進計画を策定した。
計画では、県内を現在ある14の消防本部から、中南信と東北信の2つの消防本部体制にすることを推奨している。
協議会では今後、議論を深め、平成24年度までに新しい消防体制の発足を目指している。 -
第61回県書道展巡回展
第61回県書道展の伊那地区展が19日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
書道展は長野県書道協会などが毎年行っている。
今年は県全体で約900点の作品が寄せられた。
伊那地区展では、上伊那地区から寄せられた72点と、小学生から高校生までの作品約800点を展示している。
ICTエリア内では、一般の部の漢字で箕輪町の上田青畝さんの作品が最高賞の特選に続く秀作に選ばれている。
県書道展は21日まで、県伊那文化会館で開かれている。 -
長野県でも汚染米のおにぎり販売
長野県のスーパーやコンビニエンスストアに、汚染米を使用した赤飯のおにぎりが出荷されていた事が分かった。
これは、三笠フーズなどの汚染米の出荷先である愛知県の食品加工会社で製造されたおにぎりの販売ルートを調査したところ判明した。
愛知県によると、汚染米が使用されていたのは、シノブフーズ名古屋工場で今年2月から8月までに製造された赤飯のおにぎりおよそ10万2千個で、長野県を含め8つの県に出荷されていた。
おにぎりは、スーパーやコンビニエンスストアで販売されたという事だが、店舗は特定できていない。
農林水産省では現在、三笠フーズなどの汚染米の流通経路を調査している。
すでに加工・出荷されたものについては、確認が難しいという事だが、全面解明にむけて調査を進めたいとしている。
長野県では、汚染米を食べたのではないかとの心配に対応するため、保健所で健康相談に応じるという。
また、汚染米の問題を受けて、政府系金融機関の国民生活金融公庫伊那支店では、汚染米の相談窓口を設置している。これは、汚染米の問題による風評被害など、影響を受けた中小企業を支援するために、全国の国民生活金融公庫の各支店に設置されている。窓口で個別相談に応じるとしている。 -
台風接近で果樹農家大忙し
台風13号は19日の夜から20日の未明にかけて、上伊那に最も接近するとみられている。
収穫期を迎えている果樹農家は、対応に追われた。
伊那市西箕輪大萱で50年近く梨を育てている白沢すみおさんの50アールの梨畑でも、幸水の収穫が行なわれていた。
幸水は、9割がた出荷を終えているということだが、手塩にかけて育てた梨ということもあり、一つ一つ丁寧にもぎ取りケースに入れていた。
長野地方気象台によると台風13号は、19日の夜から20日の未明にかけて上伊那地域に再接近するとみられる。雨の多いところでは、雷を伴って1時間に30ミリ、20日午後6時までの24時間では80ミリが予想されている。
明日は、多くの小学校で運動会が予定されているが、学校では、台風の状況により順延するかどうか判断するという。
気象台では、雷や突風に注意するよう呼びかけている。 -
「どんぶり街道」分科会
上伊那地域観光戦略会議上伊那地方事務所が主催する上伊那地域観光戦略会議に設置された、地域の名物どんぶりについて検討する分科会の第1回会議が18日、伊那合同庁舎で開かれた。
この分科会は、戦略会議のメンバーや地域の名物丼の会の代表で組織されている。
会では、諏訪から下伊那までの天竜川沿いのご当地どんぶりを、「どんぶり街道」として全国に発信するため、広域的な組織づくり、共同事業について検討していく。
委員からは、「ひとつの丼ぶり・地域では、限界があるので、早く広域的な組織を立ち上げるべき」との意見が出る一方、「各名物丼の会の目的意識が明確ではないので、組織立ち上げは、慎重にすべき」との意見もあった。
分科会では、来年2月まで検討を重ね、出された結果を、諏訪から下伊那までの9つの丼ぶりの会に提言する事になっている。 -
県内地価 下落幅縮小
長野県は18日、7月1日現在の県内地価を発表した。
県全体で、商業地は16年連続地価が下落していて、伊那市の山寺や下新田では、前年に比べ5.4%のマイナスとなっている。
調査は、県内全域81市町村、469地点で行われた。
住宅地では、伊那市前原の伊那中央清掃センター付近が1平方メートルあたり、前の年の2万1800円から2万900円と4.1%のマイナスなど、伊那市では平均2.2%、箕輪町では平均2.6%、南箕輪村では、平均1.5%の下落となった。住宅地の県平均は2.0%のマイナス。
商業地では、伊那市山寺のアルプス中央信用金庫付近が6万7900円から6万4200円と5.4%のマイナス、伊那市下新田の伊那市役所付近が5万5900円から5万2900円と5.4%のマイナスなど、伊那市では平均で5.4%、箕輪町では平均で5.3%、南箕輪村では平均4.2%の下落となった。商業地の県平均は2.9%のマイナス。
長野県によると、住宅地は12年連続、商業地は16年連続の下落となったが、下落幅は縮小し、2桁の大きな下落となった地点もなかったという。 -
リニア期成同盟会が県知事に要望
リニア新幹線のBルート実現を目指す上伊那期成同盟会は18日、県としても積極的にBルート実現に向け働きかけるよう村井仁知事に要望した。
期成同盟会会長の小坂樫男伊那市長や、地元選出の県会議員が県庁を訪れ、村井知事と下崎保県議会議長に要望書を手渡した。
要望したのは、上伊那を通るBルートの実現にむけ▽県がリーダーシップを発揮し、関係市町村や関係団体が足並みを揃えて活動できるように積極的な運動を展開すること▽国やJR東海、関係国会議員に対して強力に要請活動を展開すること竏窒フ2点。
要望書を手渡し、小坂会長は「大都会を結ぶ幹線だけで良いのか。地域の発展、地域格差の解消にリニアBルートの実現が必要。上伊那も応援するので県に先頭に立って活動して欲しい」と話した。
これを受け、村井知事は「JR東海からは何のあいさつもなく何を考えているのかわからない。リニア新幹線のように新しい技術は環境への影響など地域に説明する必要がある。県がBルートに期待するのは当然。上伊那だけでなく中信でも活用できるので県民の広い関心を集める話だと考えている」と話した。
知事はJR東海に対し不信感を示し、あいさつに訪れない相手のところにわざわざ出向いていく考えはないことを改めて示した。
今回の要望は、県議会で陳情として扱われ、委員会審査を経て24日の本会議で採決される予定。 -
ニホンジカ狩猟期間延長
県環境審議会はニホンジカの狩猟期間について、当初予定より1ヶ月間延長するとの方針を固めた。
これは県環境審議会で決まったもので、この案は近く県に答申される。
これによりニホンジカの狩猟期間は11月15日から来年の2月15日だったものが3月15日までとなる。
また使用可能な道具についてはワナとオリとしている。
県内の野生鳥獣による農林業の被害額はここ数年13億から18億円で推移していて、そのうちニホンジカによるものは、全体の4割、およそ7億円となっている。
県では狩猟期間の延長によりニホンジカからの被害を減らすとともに、関係者への周知を図り安全確保に努めていくという。 -
昭和伊南総合病院は機能不十分
救命救急センター 評価委が県に報告長野県救急医療機能評価委員会は16日、県に、駒ケ根市の昭和伊南総合病院の評価結果について救命救急センターの機能としては不十分との報告をした。
報告では、不十分な点として▽整形外科、産婦人科の常勤医師の不在▽病院全体の医師数不足▽救急患者に関するデータの未整備竏窒フ3点を挙げている。
整形外科、産婦人科の常勤医師の不在では▽救急患者について24時間体制で対応することができない▽改善には複数の常勤医師を確保する必要があるが現状では困難で救命救急センターとしては問題が多い竏窒ニしている。
また、病院全体の医師不足では、増員について具体的な改善策が示されていないほか、センターを運営していく限度を超えているとしている。
救急患者に関するデータの整備では、救急は搬送患者受け入れの要請への対応記録や救急患者に関する把握と分析が不十分とし、データを整備し救急医療体制の改善に役立てることが必要竏窒ニしている。
報告を受け今後、県では、病院側と改善点について協議していきたい考え。
また、昭和伊南総合病院を運営する伊南行政組合の組合長・杉本幸治駒ヶ根市長は、「昭和伊南総合病院として経営改善に向け努力中。県から説明を受けた上で病院とも十分に相談し伊南医療対策検討会などで具体的な対応を検討したい」とコメントした。 -
伊那技術専門校機械科修了式
県伊那技術専門校の機械科短期課程の修了式が12日、行われた。
修了を迎えたのは、6カ月の課程を終えた6人。
機械科は、企業で使うものと同じ工作機械の操作を学び、製品作りのトレーニングを行う。
この6人は、離職・転職者を対象とした6カ月の短期課程で、機械操作を学びながら、期間内に国家資格なども取得した。
遠藤昌之校長は、「これからは、職業人として努力を積み重ね、更に飛躍して欲しい」とはなむけの言葉を贈った。
修了生を代表して中尾聡史さんは、「ここで学んだ技能を向上させ、一層努力していきたい」とあいさつした。
6人は、すでに就職が決まっていて、上伊那郡内で製造業の仕事に就くという。 -
上伊那地域観光戦略会議分科会
上伊那地域観光戦略会議の分科会が12日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
この日開かれた食と健康の産業観光プロジェクト分科会は、観光振興を図ろうと県が呼びかけたもので、各市町村の商工観光関係者およそ10人が集まった。
この分科会は食品製造企業などが行っている工場見学や敷地解放などが、上伊那地域の観光の一端を担っていることから、取り組みをさらに拡大していこうと設けられた。
参加者からは「商工観光は企業のイメージアップが目的。小規模な事業所が会社をただ公開しても、マイナスにつながることがある」といった声や「伊那谷というものがインパクトに残るようなアイテムを作らなければ観光客の興味は惹けない」などの意見が出されていた。
また、観光全般では、公共交通機関の整備が整っていないことや、宿泊を目的とする観光が少ないことなどが課題として挙げられていた。
今後は、上伊那地区の観光事業者、商工団体、一般企業などが連絡を取りながらプロジェクトを進めていけるよう、情報連絡網の整備などを進めていくという。 -
上伊那花卉品評会
飯島町の那須野明さんが長野県知事賞地元生産者が栽培技術を競う上伊那花卉品評会が12日、伊那市役所で開かれた。
この品評会は栽培技術の向上と花の消費拡大などを目的として毎年開かれている。
今年も上伊那各地の生産者からカーネーションやトルコギキョウ、アルスロトメリアなど257点が集まり、審査会の後、一般公開された。
夏の暑さや日照不足などの影響で今年は全体的に花にボリュームが少なく、出品も少なかったというが、審査では、スタイルの良さなどが高く評価された飯島町の那須野明さんが育てたカーネーションが最優秀賞の長野県知事賞に選ばれた。
展示された花は一般公開の後、販売され、来場者はお気に入りの花を買い求めていた。 -
JA上伊那年金友の会がゲートボール大会
JA上伊那年金友の会のゲートボール大会が11日、南箕輪村の大芝総合グラウンドで開かれた。辰野町から中川村までの28チーム、およそ170人が参加して、ゲートボールを楽しんだ。
これは、大会を通じて会員同士の親睦を深めてもらうと共に、身体を動かして健康を維持してもらおうと、毎年開いている。
今回の大会では、出場者の最高年齢が93歳。参加した会員たちは年齢を感じさせない元気なプレーを見せていた。
会長の高橋重太郎さんは、「ゲートボールは幅広い年齢層が楽しめるスポーツ。身体を動かして長生きできるようにこれからも続けていきたい」と話していた。
大会結果は次の通り。
▽優勝=しんでん(飯島町)▽準優勝=ながみやま(駒ケ根市)▽3位=笠原(伊那市美篶) -
村井知事が上伊那北部を視察
上伊那北部地域の取り組みや県事業の状況を見ようと村井仁知事が11日、視察に訪れた。上伊那森林組合のバイオマスエネルギー工場や西天竜幹線水路など伊那市から辰野町までの8カ所を視察した。
伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームのみはらしいちご園では、木質ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験的な取り組みについて、みはらしいちご園の有賀正喜前組合長が案内した。
みはらしいちご園では、トマト栽培をしているハウスで、ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験をしている。
有賀前組合長によると、ペレット燃料ボイラーの試験では、120日間の暖房期間で使用料は54万円で重油と比べ安くなっているという。
ただ、ペレット暖房機の単価が高く、納入しきれない実情があり、「先進的な取り組みを少しでも支援してほしい」と知事に話していた。
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内にあるサン工業の視察では、川上健夫社長が工場内などを案内した。
サン工業は、主に自動車やコンピューター、事務機器部品などのメッキ処理などをしている。
知事は、メッキの種類や会社の沿革、社員教育などについて説明を受け、工場3施設などを視察した。
西箕輪地域での視察を終えた知事は、「美しい眺望が楽しめる自然と最先端の技術、環境にやさしい農業の取り組みなど素晴らしい産業が融合している」と話していた。 -
実業高校と測量設計業協会が意見交換会
長野県測量設計業協会と実業高校の教諭との意見交換会が11日、伊那市のいなっせで開かれた。
上伊那農業高校など中南信の実業高校4校から8人、県測量設計業協会の中南信の各支部の会員10人が参加して意見交換した。
測量設計業は現在、公共事業の削減などによる業界の二極化、淘汰が進んでいるのに加え、業界の高齢化も進み、このままでは技術の継承が難しい状況だという。
協会では優秀な人材の確保が急務だとして、今年から初めて高校教諭と意見交換を行っていて、今回は、8月に続いて2回目になる。
測量業者からは、「技術があっても資格がものをいう世界。資格を持った人材を雇いたいという気持ちはある」といった意見や、「情熱をもって仕事に直面してくれる人材が欲しい。すぐにやめてしまう大学生よりも一所懸命がんばる高校生を雇いたい」などの意見が出されていた。
高校教諭からは、「昔は、橋や道路などを作れる夢のある業界だとして進路に進めたが、現在は、ボタン一つでパソコンが設計してくれる時代でもある。夢がある業界とはすすめられない」「情熱を持っていても家庭の事情で進学できない子どもを雇って、学校に通わせるなどの支援を行って欲しい」といった意見が出されていた。
測量設計業協会では今後、北信や東信でも、この意見交換会を開いていきたいとしている。 -
電話応対コンクール
上位4人が信越大会へ企業で電話応対にあたっている人がその技能を競うコンクールが10日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
電話応対コンクールは、そのマナーや技能の向上を図ろうと、日本電信電話ユーザ協会が開いている。
伊那、駒ヶ根地区から10社33人が参加し1人3分の持ち時間で、商品についてや、店までの道順などを説明していた。
大会の結果、上位4位に入賞した、トヨタUグループの秋田克則さん、伊那食品工業の篠原美樹さん、同じく伊那食品工業の辰野郁子さん、ルビコンの羽柴広恵さんが、10月に新潟県で行われる信越大会に出場する。