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教育事務所再編
伊那、飯田の統合で南信教育事務所に県教育委員会は、県内6カ所ある教育事務所のうち東信地区と南信地区の事務所を統合することを決めた。
9日に開いた県教育委員会の定例会で、再編の対象となる教育事務所について検討した。
その結果、教育事務所を北信・東信・中信・南信の4カ所にする案が了承された。
これにより、伊那教育事務所と飯田教育事務所を統合して伊那市に南信教育事務所を設置する。
また佐久教育事務所と上田教育事務所を統合して小諸に東信教育事務所を設置することになり、6カ所ある教育事務所は4カ所に統合される。
飯田教育事務所については、地域が広いため南信教育事務所の支所として存続させ、教育相談・学校指導などの業務を行うという。 -
ゴミ処理施設説明会
伊那市の地域協議会の会長を対象にした新しいゴミ中間処理施設の説明会が8日夜、市役所で開かれた。伊那・美篶・西箕輪・西春近・高遠の地域協議会の会長5人が参加し、新しいゴミ中間処理施設の建設や施設の概要について説明を受けた。
この中で小坂樫男伊那市長は、「関係区・隣接区など、第1回目の説明会は一通り終わった。意見で一番多く心配されるのが健康被害。これから先進地の視察などをしてもらい安全性について理解を深めてもらいたい」と話した。
また、一刻も早く環境アセスメント調査を行っていきたい考えを示した。
説明会はスムーズに進行し、施設建設について反対する意見などはなかった。
伊那市と上伊那広域連合では今後、希望のあった区などを対象に説明会などの実施を計画している。 -
ソフトバレー全国大会出場挨拶
「はせくらぶ」「伊那ドリーム」が伊那市長訪問伊那市長谷を中心に活動する「はせくらぶ」と、上伊那で活動する「伊那ドリーム」の選手らは4日、ソフトバレーボールの全国大会出場の挨拶で市役所の小坂樫男伊那市長のもとを訪れた。
はせくらぶは、10代から60代まで40人ほどが所属するチームで、全国大会には40歳代前後が所属するメンズチームとレディースチームが出場する。
全国大会出場は、メンズが3年ぶり2回目、レディースが3年ぶり4回目の出場になる。
大会は予選リーグから始まるということで、両チームは、「頑張って1つ1つ勝ち、1位グループに入りたい」と意気込みを話した。
伊那ドリームは、上伊那を中心に活動し、伊那で毎週2回練習をしている男女混合チーム。60歳以上が出場する、全国健康福祉祭・ねんりんピックに出場する。
去年全国大会に出場したときには2位グループだったということで、「今年は1位を目指したい」と意気込みを話した。
はせくらぶの出場する大会は今月12日から神奈川県で、伊那ドリームが出場する大会は10月25日から鹿児島県で開かれる。 -
上伊那教育財政懇談会、開催
上伊那の教育関係者が県への要望事項について話し合う、上伊那教育財政懇談会が4日、伊那市の信州伊那セミナーハウスで開かれました。
会場には教育委員会や学校長、PTAなど、およそ80人が集まり、地元の県議会議員と上伊那の教育課題について協議しました。
懇談会では、上伊那の高校募集定員数ついて、ある中学校の校長から「今年度の中学校卒業生2千人に比べ、上伊那8校の募集定員が千5百人と少なすぎる。もっと高校の募集定員を増やしてほしい」と要望が出されました。
また、高校の募集定員が少なく、上伊那から近隣地域に流出する中学生が多くなっている現状を受け、ある保護者からは「通学距離が長くなれば危険も増えるし、親の負担も大きくなる。安心・安全のためにも地元高校に通わせたい。」と意見が出されました。
これらの意見に対して地元県議からは、「高校の募集定員数の増員について、県がやるべきことはどんなことなのか、具体的な施策を挙げて要望した方が良い」と話していました。
今回協議された内容は、再検討したのち、10月中に県の教育委員会などに要望する予定です。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
原油・肥料・飼料高騰対策緊急集会
原油や飼料の高騰により、農家が危機的な状況にあるとして、一致団結し乗り切っていこうと、4日、緊急集会が、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。上伊那の農家300人ほどが参加しました。
開会の挨拶の中で、宮下勝義代表理事組合長は、「生産者はコスト削減につとめているが、かつてない危機的状況でこのままでは乗り切れない。国や県の協力がどうしても必要。切実で緊急性のある要請なので協力してほしい」と呼びかけました。
緊急集会には、地元選出の国会議員・県会議員が参加していて、農家の訴えに耳を傾けました。
米・果樹・野菜・花卉・きのこ・肉牛の各部門から、6人が代表して要請を行いました。
米の部会を代表して、遠藤清文さんは、「減反政策に協力する中、米の価格は下がり、農家は我慢して米を作ってきた。この危機的状況で、耕作意欲を失う。」と訴えました。
また、野菜部会の大沼昌弘さんは、「原油が高騰し、経費は増えているのに、市場では激安で野菜が販売されている。生産者は80代がほとんどで、来年はもう辞めたいという声が大きくなっている」と協力を呼びかけました。
それを受けて、宮下一郎衆議院議員は、与党の畜産酪農委員会に所属しているという事で、「みなさんの心の叫びを、政策に反映させていきたい」と答えていました。
また、石油・肥料・飼料高騰に関する緊急決議がおこなわれました。
決議では、国や、県に対して支援・経営安定について早急に対策を講じるよう総力を結集して運動していくとしています。
そのあと、全員で、がんばろうを三唱しました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ゴミ処理施設 伊那市区長会へ説明会
伊那市の区長会を対象にした新しいゴミ中間処理施設についての説明会が、昨夜、市役所で開かれました。
昨夜は、伊那市の区長80人余りが参加し、新しいゴミ中間処理施設の建設に向けた経過と施設の概要について説明を受けました。
説明会では、処理施設の建設にむけた想定スケジュールの最新版が、初めて示されました。
これまでは、環境アセスメントの調査を始める時点から設計、施工の発注までにおよそ4年間を見込んでいましたが、今回示されたスケジュールでは、アセス実施の了解が得られた時点から、設計施工の発注までに5年半と修正されています。
これは、アセスメントの結果が提出された以降に、地元から事業実施の同意を得るために設けられたおよそ1年間の期間を加えたための修正となります。
なお、説明会はスムーズに進行し、意見・質問も1件出されたのみでした。
意見は、住民に不安を与えないよう、議会などに理解を求める事を伊那市に要望するものでした。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
水稲の作柄「平年並み」
農林水産省関東農政局は3日、水稲の作柄概況を発表しました。伊那地域を含む長野県南信は平年並みとなっています。
関東農政局によりますと、5月中旬の低温と梅雨入り後の低温また日照時間が短かったことから初期の生育は良くなかったということです。
しかし7月に入り梅雨前線の活動が弱まり高温で日照時間も長くなったことから生育が回復し、今年の作柄は平年並みと見込んでいます。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
地域ぐるみで子どもを育てるフォーラム
教育の現状や課題について考え、地域ぐるみで子育てを行っていこうと30日、伊那市の伊那合同庁舎でフォーラムが開かれました。
会場には、伊那市内の学校の職員やPTA、子育て支援団体など、およそ170人が集まりました。
フォーラムは、子育ての現状と課題を考え、地域で子どもを育てていく意味や価値を確認してもらおうと、伊那教育事務所が開きました。
講演では、国立信州高遠青少年自然の家の、松村純子さんが講師を務めました。
松村さんは、子どもの現状を、空間、時間、仲間、遊びの方法の4つに分け説明しました。
このうち時間では、習い事や塾など個人の時間が増えたために、大人数で遊ぶ機会が少なくなったと説明し、過剰な個人学習による子どもの孤独化を危惧していました。
また遊びの方法については、大人が遊びに介入しすぎて、今の子ども達は新しい遊びを考える創造力が乏しくなっていている。子ども同士で遊びの方法やルールを考えさせるようにしてほしい。」と話していました。
松村さんは、「子ども達は、自分で考えることで感性や自己判断力、リーダーシップなどを身につけていく。大人がその環境づくりの手助けをしてあげることが大切。」と呼びかけていました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
県展審洋画の部、上伊那で8作品hが受賞
第61回県展のトップ会場は伊那市。その伊那市にある県伊那文化会館で、すべての作品の審査が行なわれました。4つの部門の中で一番作品数の多い洋画の部では、26の受賞作品のうち、伊那支部の作品が9つを占め、伊那支部のレベルの高さが目立つ結果となりました。
結果発表のまとめによりますと、日本画の部には110点、洋画の部には635点、彫刻の部には65点、工芸の部には127点のあわせて937点が搬入され、受賞作品は43点、入選作品は611点、選外が283点でした。
伊那ケーブルテレビ放送エリア関係分では、
日本画の部で、箕輪町の内田三智子さんの作品がJA長野中央会賞を受賞しました。
洋画の部では、伊那市の唐澤弥生さんの作品が県教育委員会賞、南箕輪村の前田博さんの作品が信州美術会賞、伊那市の北原恵子さんの作品が八十二文化財団賞、南箕輪村の丸山栄一さんの作品がSBC賞、伊那市の千田俊明さんの作品がNBS賞、伊那市の小林修一郎さんの作品がNBS賞、伊那市の伊東圭太さんの作品がTSB賞を受賞しました。
伊東さんは、高遠高校3年生です。
彫刻の部では、伊那市の中山隆文さんの作品が知事賞、伊那市の酒井勉さんの作品が信毎賞を受賞しています。
工芸の部では、箕輪町の中澤達彦さんの作品が県教育委員会賞を受賞しました。
第61回県展の伊那会場は、8月31日から9月7日までの日程で一般に公開されます。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
企業立地のヒアリング調査結果公表
上伊那地方事務所が行った上伊那に進出した企業へのヒアリングの結果、上伊那地域を選定した理由の第1位は、用地の広さ、価格の安さであることが分かりました。
上伊那地方事務所は、最近3年間に上伊那に進出、あるいは工場を増築した企業30社を対象にヒアリング調査を実施しました。
複数回答で調査した結果、上伊那地域を選定した理由の第1位は用地の広さ、価格の安さ、第2位は、首都圏・中京圏とのアクセス、第3位が関連企業・協力工場などの存在、労働力の確保となっています。
有益であった自治体の協力内容としては、第1位が補助金などの支援制度、第2位が細かな情報提供・相談対応、第3位が、道路などのインフラ整備となっています。
さらに強化してほしい施策の2位には人材確保の支援があがっています。
上伊那地方事務所では、これらの調査結果から、人材確保やインフラ整備の必要性が浮かび上がったとして、課題解決のため、取り組んでいきたいとしています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
美篶東西部対象のゴミ懇談会開催
上伊那広域連合と伊那市は、新しいゴミ中間処理施設の美篶地区の懇談会を、27日夜、美篶きらめき館で開きました。美篶の東西地区の住民を対象に懇談会が開かれ、60人ほどが参加しました。
美篶地区は、ゴミ処理施設の候補地となっている、富県の天拍水源付近と、三峰川をはさんで隣り合っていることから、関係区となっています。
地域が広い事から、11日と27日夜の、2回に分けて開催されました。
職員から、用地選定の経過などについて説明があったあと、住民との意見交換が行われました。
住民からは、美篶は米の産地であり、三峰川の「川下り米」としてのブランドイメージが悪くなるのではないか、といった意見が出されました。
これに対しては、「新しい処理施設について、他の地域でも風評被害が発生したとの話は聞いていない。新潟の米どころにも設置されている」と応えていました。
また、「候補地は、ナイスロードから見える位置にあり、高遠城址公園を中心に、桜の街としての伊那市を売り出す中で、観光面でマイナスではないか」との意見には、
「施設があることでイメージダウンになるものではないと考えている」と応えていました。
また、排出ガスの滞留など、健康や環境を心配する声も多く出されていました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
学校花壇コンクールの地方審査行われる
学校花壇の出来ばえを評価する、学校花壇コンクールの地方審査が28日、上伊那地域の小中学校で行われました。今日は伊那教育事務所や上伊那地方事務所の職員が、対象となっている小中学校11校を訪れ、審査を行いました。
コンクールは、学校環境の美化と、情操教育に役立てていこうと、毎年春と秋の2回行われています。
審査は、花壇の配色や生育状況、また校外の美化活動への協力など、大きく分けて5つの項目、合計100点で評価をします。
伊那市西箕輪の伊那養護学校では、南箕輪村の上伊那農業高校で花を育ててもらい、それを養護学校の生徒たちが植えるという、対象校では珍しい2校協同の花壇となりました。
また高遠中学校では、全校生徒で夏休みの花壇の水やりや草取りをするなど、伝統ある学校花壇を復活させようと活動してきました。
審査員は、花の咲き具合や色のコントラストなど、入念にチェックをしていました。
地方審査は明日も行われ、審査の結果で上位校は、県内を対象にした中央審査に進むとことになっています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那通過ルート求める、リニア建設促進県協議会
ニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会総会が27日、伊那市役所で開かれ、伊那を通るBルートを要望していくことなどがあらためて決議されました。
総会には県や関係自治体などおよそ60人が出席し、リニア中央新幹線の早期実現に向けた活動などについて協議しました。
総会では東海道旅客鉄道株式会社、東海道新幹線21世紀対策本部の宇野護副本部長が挨拶しました。
このなかで宇野副本部長は、「自然災害など予想される東海道新幹線のリスクが高まってきている。リニアがバイパスとしての機能を果たし、その特性を生かすために、どのようなルートがよいか検討している。また駅をつくる場合は地元負担を求めていきたい。
地域からの要望を聞きながら、ルート、駅の設置について今後調整を図りたい」と述べました。
J R東海は今年3月から大鹿村で、建設ルートの地質調査に着手しています。
国家プロジェクトのリニア中央新幹線は山梨リニア実験線の実用化に向け全線42.8キロを平成28年度までに建設することが決定し、工事が着工しています。
また「自らのイニシアティブのもとに平成37年を目標に首都圏から中京圏での営業運転の開始を検討する」との表明をしています。
今日の総会では、リニア中央新幹線の県内ルートはBルートとすること。また県内に必ず駅を設置し、設置にあたっては沿線市町村の意見を踏まえて検討すること。他に今後のリニア中央新幹線の推進にあたっては沿線自治体と十分調整することなどが決議されました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ゴミ焼却炉について考える学習会
新ゴミ処理施設について考える学習会が23日夜、伊那市美篶のきらめき館で開かれました。
地元有志が開いたもので、地区住民およそ20人が参加しました。
学習会では、伊那市議会議員の飯島光豊さんが候補地に決まった経緯や問題点などについて説明しました。
飯島さんは「ごみ問題の専門家を加えて科学的な議論をする必要がある。地区対策会議のような組織を立ち上げ市と住民が議論する場をつくる事が必要」だと話していました。
また学習会では、地元有志でごみ焼却場を考える会を設置する事が確認されました。 -
施設園芸農家が省エネ暖房技術検討会
原油価格の高騰に対応するための、施設園芸農家などを対象にした省エネ暖房技術検討会が、21日、伊那市ウエストスポーツパーク管理センターで開かれました。
花卉栽培や野菜栽培など、暖房を必要とする施設を持つ農家を中心に、当初予定していた参加人数の倍近い80人ほどが参加しました。
原油価格の高騰に対応してもらおうと様々な技術を紹介する目的で、農業関係団体で組織する上伊那農業生産振興協議会が、初めて開いたものです。
検討会では、まず、長野県野菜花卉試験場の宮本賢二さんが、省エネルギー対策について報告しました。
宮本さんは、暖房ハウスの熱の80%が、ハウスを覆う膜から逃げてしまうとして、膜を二重にして空気を送り込み、空気による膜を張るのが効果的だと話していました。
報告によると、ただ2重の膜を張っただけではほとんど効果がありませんが、空気膜を張ると、燃料使用料を40%近く削減できたということです。
また、中部電力や上伊那森林組合など5つの企業などが、石油燃料に変わる暖房技術を紹介しました。
会場の外には展示も設けられ、関係者が熱心に話を聞いていました。
振興協議会会長の佐藤光吉上伊那地方事務所農政課長は、「過去に無い危機的な状況で、一過性のものとも考えられず、小手先の対応では乗り切れない。新しい技術の導入を前向きに検討し、危機的状況をがんばって乗り切って欲しい」と挨拶しました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
箕輪町沢上出店のベイシア農地転用許可
箕輪町沢上に出店を計画している大型の総合スーパーマーケット、ベイシアの出店予定地が19日、農地から建設可能な土地として許可されました。
18日に長野市で開かれた県の農業会議で話し合われた結果を受け、箕輪町農業委員会が決定したものです。
ベイシアは群馬県を拠点とする大型スーパーで、県内でも11店舗出店しています。
計画では、箕輪町沢上の県道伊那・箕輪線沿いに、面積およそ6千280平方メートルの店舗を出店することになっています。
今回の農地転用許可について箕輪町の平沢豊満町長は、「反対などあったが、ここまできたら事業者、地権者が協力して、地元住民が納得する店を作ってほしい。」と話しています。 -
南ア北部の救助活動がんばって、救助隊副隊長3人と班長4人任命
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の新たな救助隊副隊長と班長が12日、任命されました。山岳遭難防止対策協会会長の小坂樫男市長から、副隊長3人、班長4人に任命書が手渡されました。
現在、救助隊は民間・市の職員・警察官など87人が務めています。登山シーズンは、登山道のパトロールなどを行っていて、救助への出動は今年6月以降2件あったということです。
小坂市長は、「隊長を中心に一糸乱れぬ行動をとり、いざという時には活躍していただきたい」と激励しました。
新たな副隊長は、西村安司さん(55)=伊那市長谷、横田進さん(53)=伊那市高遠、三井栄二さん(50)=伊那市御園も3人(班長から昇格)。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
防げ、医療崩壊竏著A携・機能分担のあり方検討へ
上伊那地域の医療問題を話し合う医療検討会が12日、県伊那合同庁舎で開かれ、上伊那の公立病院の連携・機能分担の可能性について検討していくことが決まりました。
連携・機能分担の可能性についての検討は、医療崩壊を避け、地域の必要な医療体制を確保するため、辰野総合病院、伊那中央病院、昭和伊南総合病院を対象として行われます。
具体的な検討内容や、組織の構成などについてはまだ白紙で、今後、病院の事務長レベルでの話し合いなどを経て固めていくことになります。
また、12日は、各病院の現状について報告がありました。
伊那中央病院での分娩の取扱については、7月で去年に比べ26件多い111件を扱っており、伊那中央病院では、「このままでは産科医が倒れてしまう。あまり無理強いをしないで欲しい。」と話していました。
里帰り出産については、伊那中央病院では依然として受け入れは不可能だということで、7月から近隣の木曽病院で受入れがはじまりました。
7月には1件の分娩があり、8月以降にも2件の予約があるということです。
検討会では、医師確保が最大の問題だとし、また、現在いるスタッフをいかに支えていくべきかを検討していきたいとしています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
お産について考える 信毎WAの会
信濃毎日新聞主催の、上伊那のお産について考える会が10日、伊那市のいなっせで開かれた。
信濃毎日新聞は、今年度から地域活動部を立ち上げ、地域へ出向いていき、様々な問題を話し合う企画を始めた。第1回となる今回は、全県でも大きな問題となっている産科医療について、特に状況が大きく変わった上伊那地域で開催された。
信毎紙面でも、この問題について連載し、呼びかけたところ昨日は、上伊那地域から70人が参加した。
座談会では、伊那中央病院の産科医師や、昭和伊南総合病院の助産師など、4人が、現状について話をした。
伊那中央病院産婦人科部長の上田典胤医師は、「産科医師は5人がいるが、年間1000件の出産を受け入れていて、事故を起こさないようにするのに精一杯だ。朝から晩まで一日に8人が出産した例があるが、休日だったら対応できなかった。今後、途方にくれる場合があるのではないかと心配している」と切実な実情を話した。
座談会の後には、分科会がひらかれ、参加者らが、お産の場をどう守るか、こんなお産がしたい、などをテーマに話した。
2人目を希望しているという駒ヶ根市の夫婦は、「状況が厳しいことは改めて分かったが、専門的な話も聴けて勉強になったし参加者同士が正直にいろいろ話せた。こんな機会を今後も作ってもらいたい」と語った。
企画した信濃毎日新聞の井上裕子さんは、「記者としても医療問題について何もしないわけにいかないと感じていた。紙面で、また企画を通して、参加者と共に問題に向けて知恵を出していきたい」と話していた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
広域連合、伊那市富県でごみ処理説学習会
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設について、地元住民らに理解を深めてもらう学習会が10日、伊那市の富県ふるさと館であった。
候補地となっている富県地区などから150人ほどが参加した。
講師は、ごみ処理施設の機能の検査や、ごみ処理計画・建設の指導にあたっている㈶日本環境衛生センター常務理事の藤吉(ふじよし) 秀昭(ひであき)さん。
藤吉さんは、ごみ焼却施設の排出ガスの処理技術や、現在のダイオキシン対策などについて説明した。
「ダイオキシンについては、9割は食物から摂取しているので、食材を問題にするべき。現在の施設は、高温で燃やす、排出ガスをろ過するなど様々な手法でダイオキシンの発生を抑制しているので、安全面ではまず問題がない」と説明した。
また、受け入れ地区との合意形成が重要だと話し、施設のイメージアップにつとめ、情報公開された施設を作る必要があるとした。
講演会の後には、参加者から提出された質問に藤吉さんが答えた。
候補地付近では、井戸水を利用しているほか、マツタケの山地でもあるとして、ダイオキシンなどの残留を心配する質問には、「国の定める基準をクリアしないと施設の設置も運用も出来ない。排ガスを20年分足し合わせたとしても環境への影響はまずないと考える」と応えていた。
また「いつも心配で監視しなければならないような施設ではダメ。これくらいしっかり管理されていれば大丈夫と、時々確認すればよい程度の施設でなくてはならない」と話した。
候補地の近くに住む男性は、「ダイオキシンについては安心したが、候補地は、過去に堤防が決壊したりと水害もあった場所。悪臭も心配だ」と話していた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
高校演劇部に県伊那文化会館のスタッフが舞台技術セミナー
上伊那地区高校演劇連盟の加盟高校の生徒は9日、伊那市の県文化会館で舞台技術について学んだ。演劇連盟に加盟する6校の演劇部員、およそ60人が、県文の舞台課の3人から技術を教わった。
このセミナーは、来月開かれる上伊那地区の合同演劇発表会を前に、舞台の仕組みを知って、技術を高めてもらおうと、県文の舞台課が企画したもの。音響、照明、大道具の3種類について説明がありました。
音の素材が足りない場合は自分たちで音を作る。照明はストーリーの内容に沿った空間を演出できるよう大きさを調節して照らす。大道具はプランを決めて動かせるようにしておく竏停・など、それぞれ説明があった。
参加したある生徒は「今まで細かい演出を考えていなかったが、セミナーに参加して一歩ふみ込んだ演劇ができるようになりそう」と話していた。
生徒たちが練習の成果を披露する、上伊那地区の合同演劇発表会は、9月21日に県伊那文化会館で開かれる。 -
南アルプスに鹿防護ネット 仙丈ケ岳馬ノ背ヒュッテ周辺
南アルプス仙丈ケ岳の馬ノ背ヒュッテ周辺に7日、高山植物を鹿の食害から守る、防護柵が設置された。
防護柵は、県や南アルプスに接している市町村、信州大学などで作る南アルプス食害対策協議会や南信森林管理署、環境省が連携し、出来る事から始めようと、行われた。
設置作業は、7日と8日の2日間かけ行われ、およそ60人が参加した。
馬ノ背周辺は高山植物の名所だったが、ここ数年、鹿による食害が深刻化している。
柵は、3ヶ所のお花畑を囲うように設置され、広さ、約1千8百平方メートル、柵の総延長は325メートル。ネットは、鹿が飛び越えないよう高さは2メートルの高さがあり、また、0・47ミリのステンレスが3本、網込まれていて丈夫な作りになっている。
南アルプス食害対策協議会会長の小坂樫男伊那市長は、現地を視察し、「鹿の食害被害防止のテストパターンなので、今後の高山植物をまもれるかどうかの試金石になると思う」と述べた。
協議会や国では、柵の効果などを検証し、今後も高山植物の保護むけ、取り組みを進めていきたいとしている。 -
信大で青少年のための科学の祭典
子ども達が体験しながら科学を学ぶ、青少年のための科学の祭典が9日から、南箕輪村の信州大学農学部で始まった。
子ども達に自然の不思議や大切さを、科学を通じて感じてもらうことを目的に、毎年信州大学で開かれているもので、農学部での開催は6年振り2回目。
子ども達が研究発表するブースもあったほか、夏休みの自由研究の課題を見つけようと、多くの小学生が保護者が訪れた。
南箕輪村南部小の理科実験クラブは、酸性やアルカリ性を利用した色水の科学についてブースを出展。赤ジソからとった色水に石灰水やレモン汁を入れて、なぜ色が変化するのかを説明していた。
千曲市立更埴西中学校のブースでは、鉄板をこすって振動を起こすことで、鉄板に乗せてある砂が音を発しながら一定の方向に移動する仕組みが説明されていた。
訪れていたある子どもは「見たことのない実験や、びっくりするような実験がたくさんあって楽しい。」と目を輝かせていました。
この青少年のための科学の祭典は、明日午後3時まで南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
小学校教諭対象に林業体験
地元の小中学校の教諭を対象にした林業体験会が、8日、伊那市手良にある国有林で行われた。上伊那の小学校の教諭3人が参加した。
先生たちに林業体験をしてもらい、学校の授業などで生かしてもらおうと、林野庁の中部森林管理局と県が開いたもの。森林の役割や鹿による食害などについて学び、実際に山に入り、ヒノキの間伐作業をした。
指導したのは、南信森林管理署の森林官で、「のこぎりを大きく動かして切る」「切ったものは、次の作業がしやすいように置いておく」などアドバイスをしていた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
上伊那観光プラン、中高年女性をターゲットに
上伊那地域の魅力を女性の視点から再発見して、中高年女性向け観光コースを企画する上伊那観光レディースサロンの初会合が8日伊那市東部地区を会場に開かれました。
上伊那観光レディースサロンは、上伊那地方事務所が一般に呼びかけ組織したもので、40代から60代までの主婦を中心に19人が参加している。
8日は、長谷総合支所、高遠町総合支所をまわり地域の観光資源を確認、長谷黒河内の農家民宿「みらい塾」を視察した。
「みらい塾」は、蔵の宿泊が評判の宿で、都会から多くの人たちが訪れている。日本のおかみさん100選にも選ばれた女将の市ノ羽幸子(ゆきこ)さんから観光の秘訣を聞いた。
レディースサロンでは、今後1月に1回から2回、こうした学習を重ね12月から中高年女性向けのお勧め観光コースをテーマ別にまとめていく。上伊那地方事務所では、「企画者の顔が見える観光コースにしていきたい」としている。
年度末までにコースを決定し、チラシやインターネットで県内外に情報発信する。
元気があり、時間があり、お金があり、決定権がある中高年女性をターゲットにした今回の取り組み。どのようなコースが誕生するか楽しみだ。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那ロータリー杯上伊那中学野球 9日準決勝・決勝
伊那ロータリー杯をかけた上伊那中学校野球大会が、8日と9日の二日間伊那市営球場などを会場に開かれている。大会には、辰野から中川までの13校が参加し、暑い日差しの中、熱戦を繰り広げている。
8日は、9試合がおこなわれ、9日の準決勝に進む4校が決まった。
伊那市営球場の第1試合、伊那市の春富中学対中川村の中川中学の試合は、序盤に長短打で3点ずつを得点した春富が継投で逃げ切り6対3で中川を下した。
2回戦は西箕輪中との対戦で、9対2で春富が勝ち明日の準決勝進出を決めました。
春富中、箕輪中、南箕輪中、辰野中が準決勝へと駒を進めた。9日は、準決勝と決勝、3位決定戦が行なわれで、上伊那ナンバー1が決定する。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那中央病院で高校生一日看護体験
高校生の1日看護師体験が8日、伊那中央病院であった。上伊那を中心に8つの高校の男女49人が体験した。
1日体験は、看護の現場に触れて将来の職業選択の一つにしてもらおうと毎年行われているもの。8日は、看護師17人が指導にあたり、包帯の巻き方や足などの洗い方、患者とのコミュニケーションのとり方などを学んだ後、実際に病室で実習した。
高校生は「お湯の加減はどうですか?」などと声をかけながら丁寧に洗っていた。足を洗ってもらったお年寄りは「とても気持ちいい。今日は、気持ちよさと嬉しさで、しっかり眠れそうだよ」と満足そうだった。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那・諏訪名物丼、連携の道探る
諏訪地域と上・下伊那地域にある9つの名物丼ぶりの会は、お互いの連携方法について、今後は、上伊那地域観光戦略会議に検討を委ねる事にした。6日、上伊那地方事務所の呼びかけで、各名物丼の会の代表が伊那技術形成センターに集まり、連携の方法について話し合いが行われた。
9つの名物丼の会は、お互いの連携を図り、県内外に広くPRする方法を探ろうと、今年5月に一回目の会議を開き、それぞれ意見を交わした。二回目の6日は、今後の進め方が話し合われましたが、連携方法について、今年6月に発足した上伊那地域観光戦略会議に検討を委ねる事になりました。
理由として、会員数や丼ぶりの認知度など各会で差があり、今の段階でまとまった組織を立ち上げるには、温度差がある事を挙げている。
戦略会議では、分科会を設け、諏訪、上下伊那の名物丼を観光資源として定着させる効果的な方法を検討する事になっている。また、構成員には会のメンバーも加える予定。
分科会では今後、年度内に9つの会の連携方法を検討し、提言としてまとめる。会ではそれを受けて、今後の方針を決めていくという事です。 -
戦争体験聞き取り発表、県教組上伊那支部の平和の集いで
長野県教職員組合上伊那支部による、反核反戦平和のつどいは6日、いなっせで開かれた。
伊那東小学校6年栗組の児童が、お年寄りから聞いた戦争体験をまとめ発表した。栗組では総合学習の時間に、祖父母や近くに住むお年寄りから戦争体験を聞き、その恐ろしさや、悲惨さなどを学んできた。
児童らは伊那市に軍事用の飛行場があったこと、また戦闘機はガソリンが不足していたため、松の油を使って飛んでいたことや、金属類は全て国が集めお寺の鐘を運んだことなどを借りてきた写真をスライドに写しながら発表していた。
児童らは「当時は国のためといって戦争をしたが、本当は戦争をしないのが国のため」だと話し、平和の大切さを実感しているようだった。 -
箕輪進修高2部生徒、半数が3年間で卒業を希望
08年度から多部制単位制としてスタートした箕輪進修高校の2部に通う生徒のうち、半数が3年間での卒業を希望していることがわかった。6日開かれた学校評議員会で荒井和人校長が報告した。
2部に通う生徒は41人で、4年間が基本となっていまるが、22人の生徒が3年での卒業を希望しているという。
学校では2年に進級するときにあらためて、希望を聞き、1部への移動ができるよう、対応していきたいとしている。
評議会では他に、部活動を充実させるべきといった意見や、女子の制服も検討してほしいといった意見が出された。
学校では様々な生徒の要望に答えながら魅力をアピールしていきたいとしている。