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伊那中央病院の施設改修の必要性を確認
地域の安定的な医療確保を図るため、医療問題を研究し、解決案を検討する上伊那医療問題研究会の第2回会議が18日夜、駅前開発ビル「いなっせ」であった。医師不足に伴う産科問題対応で、伊那中央病院(伊那市)の施設改修の必要性を確認した。
来年4月、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の常勤産科医がいなくなることから、産科診療を休止せざるを得ない状況で、受け皿として中病が施設整備を検討。陣痛待機室や分娩(ぶんべん)室の増設、監視モニターの設置など病棟改修に加え、パンク状態になっている外来診察室を増築する必要がある。改修費用は1億200万円と試算する。
中病を運営する3市町村以外の市町村関係者から「喫緊の課題。中病の増設をお願いしたい」「住民に不便を来たさないようにしてほしい」など改修を求める声が挙がった。
施設改修に対する県の財政支援はない。費用負担は課題で、中病だけに任せるのではなく、上伊那医療圏の問題として考えることにした。県にも助成を要請していく。
昭和病院は来年4月以降、非常勤医師が検診で対応し、中病で出産する方法を調整中。院内産院設置の可能性も検討しているが「医師がいないと難しい」としている。
委員は公立3病院事務長、各市町村担当課長、上伊那医師会事務長らで、今回から消防組合関係者を加えた。
次回は10月上旬を予定している。 -
第117回秋季北信越高校野球県大会 22日開幕
第117回秋季北信越高校野球県大会は22日に開幕し、県営上田野球場、長野オリンピックスタジアム、小諸南城公園野球場の3会場である。県内4地区の各予選を勝ち抜いた計16校が、上位3校が出場できる北信越大会(10月13竏・6日・福井県)を目指して戦う。
組み合わせ抽選会は18日、県校野連事務局の屋代高校であり、別表の通りに決まった。地球環境(東信3位)、小諸(東信4位)が初出場のほか、久々の県大会となる学校もある。
3季ぶり優勝、2季連続の出場となる辰野の初戦は小諸が相手。勝ち進めば松本美須々(中信3位)と飯山南・飯山(北信2位)との勝者と戦う。南信3位で4季ぶりの出場を決めた伊那北は、松本工業(中信2位)と対戦。勝てば中野西(北信4位)と佐久長聖(東信1位)の勝者と顔を合わせる。
24日休養日、27日予備日の日程で繰り広げ、順調に消化すれば25日に準決勝、26日に決勝と3位決定戦がある。 -
小学生の税についての書道作品を審査
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は18日、伊那市の伊那公民館で、上伊那の各小学校から募集した、税についての書道作品を審査した=写真。租税教育の一環で、88年から続く同連合会独自の事業。4年生以上を対象に募り、37校から5270点(前年比72点増)が集まった。
連合会や税務署などの関係者18人が審査し、各校ごと金賞1点、銀賞1縲・点(出品数100点ごと1点)を選出した。連合会女性部長の大石節子さんは「字のはねや止め、バランスや力強さの部分を審査する。昨年よりも応募数が増えてうれしい」と話した。
課題は学年ごと異なり、4年が「ぜいきん」、5年が「税金」、6年が「納税」。夏休み中の宿題として児童たちは取り組んだという。入選作品は、11月中旬の「税を考える週間」に合わせ、各市町村ごと伝達表彰、展示する予定。
各小学校ごとの結果は次の通り。
◆辰野南▽金賞=尾坂裕司(6年)▽銀賞=穂苅祐奈(6年)◆辰野西▽金賞=野沢志帆(6年)▽銀賞=丹羽まどか(6年)畑瑠衣菜(5年)◆辰野東▽金賞=石倉佳奈(5年)▽銀賞=有賀麻依(6年)小松勇樹(5年)◆川島▽金賞=小沢瑞樹(6年)▽銀賞=根橋真那(6年)◆両小野▽金賞=丸山恵夢(6年)▽銀賞=飯嶋雪乃(4年)小沢夏子(6年)◆箕輪中部▽金賞=今井南貴(6年)▽銀賞=濱中愛美(4年)中林美夏(5年)大沼尚平(5年)北條隆祐(5年)◆箕輪北▽金賞=唐沢桜(6年)▽銀賞=山崎久樹(4年)児玉貴之(5年)◆箕輪西▽金賞=釜屋良美(5年)▽銀賞=小嶋穂乃花(4年)◆箕輪南▽金賞=中谷昭太郎(6年)▽銀賞=渡部優太(4年)◆箕輪東▽金賞=柴知世(5年)▽銀賞=原すずか(4年)◆南箕輪▽金賞=春日美緒(6年)▽銀賞=有賀睦(5年)原風音(6年)原志門(5年)戸田あやな(4年)◆南箕輪南部▽金賞=林真言(6年)▽銀賞=斉藤優香(4年)福田一貴(6年)◆伊那▽金賞=北沢隆三(6年)▽銀賞=小林佳奈(6年)中村詩穂(5年)飯島史歩(5年)小松晃(4年)◆西箕輪▽金賞=吉江ひかり(5年)▽銀賞=岩谷咲奈(4年)有賀有理(6年)◆伊那西▽金賞=網野ゆたか(5年)小池真里奈(5年)◆伊那東▽金賞=小木曽巧朗(6年)▽銀賞=赤羽真弥(4年)井上愛実香(5年)近江鮎香(6年)高橋美朱樹(6年)◆伊那北小▽金賞=里見はるか(5年)▽銀賞=渡辺彩葉(4年)猪川美知恵(6年)松沢梨沙(6年)◆富県▽金賞=伊沢桃(6年)小牧薫(4年)◆新山▽金賞=寺沢徳子(6年)▽銀賞=六波羅聡美(6年)◆美篶▽金賞=白鳥満帆(5年)▽銀賞=若林千秋(4年)渋谷友里乃(6年)◆手良▽金賞=荒井実季(6年)▽銀賞=西沢彩(6年)◆東春近▽金賞=下平晴彦(5年)▽銀賞=笹谷恵莉(4年)大脇愛菜(6年)◆西春近南▽金賞=小田切柚(5年)▽銀賞=北林末希(4年)◆西春近北▽金賞=中谷梨沙(6年)▽銀賞=竹内杏希望(4年)小田部空(5年)◆高遠▽金賞=小松みか(6年)▽銀賞=竹松祐子(4年)◆高遠北▽金賞=伊藤佳央(6年)▽銀賞=北原綾佳(6年)◆長谷▽金賞=伊藤千夏(6年)中島大希(6年)◆宮田▽金賞=下平まどか(6年)▽銀賞=倉田光輝(5年)市瀬里緒(6年)吉水梨紗(4年)斉藤輝(6年)◆赤穂▽金賞=坂佳純(6年)▽銀賞=竹沢萩野(6年)山林安優美(5年)芦部瑞穂(6年)唐沢里菜(4年)◆赤穂東▽金賞=今井美月(6年)▽銀賞=松崎瑠音(4年)長島花奈(5年)勝又文香(6年)◆赤穂南▽金賞=芦部夢乃(6年)▽銀賞=青木崚(6年)森岡里奈(5年)◆中沢▽金賞=下平真美(5年)▽銀賞=林華夏子(6年)◆東伊那▽金賞=福沢弘樹(5年)▽銀賞=赤羽佳子(6年)◆飯島▽金賞=初崎采佳(6年)▽銀賞=熊谷真希(6年)山谷聖也(5年)袖山慎二郎(4年)◆七久保▽金賞=上原杏奈(6年)▽銀賞=上山千夏(4年)◆中川西▽金賞=荒井麻有(6年)▽銀賞=丹羽優花里(6年)◆中川東▽金賞=高木香代(6年)▽銀賞=三石有貴(6年) -
南信高校新人体育大会陸上競技結果
◆南信高校新人体育大会陸上競技結果(14竏・6日・県松本平広域公園)=1位と上伊那関係分
【男子】
▼100メートル(1)三村瑞樹(伊那北1)11秒21(3)松沢ジアン成治(高遠1)11秒44(4)赤沢侑生矢(駒ヶ根工業2)11秒58(5)唐沢和也(伊那弥生2)11秒62(7)平沢快嗣(伊那弥生2)11秒64(8)村井大介(駒ヶ根工業2)11秒74▼200メートル(1)伊藤圭司(下諏訪向陽2)22秒31(2)三村瑞樹(伊那北1)22秒33(3)唐沢和也(伊那弥生2)22秒80(5)平沢快嗣(伊那弥生2)23秒19(7)安藤太郎(伊那弥生2)23秒41(8)松沢ジアン成治(高遠1)25秒46▼400メートル(1)伊藤圭司(下諏訪向陽2)49秒92(2)唐沢和也(伊那弥生2)51秒32(3)平沢快嗣(伊那弥生2)51秒88(4)大石洋佑(伊那北2)52秒07▼800メートル(1)小林祐作(伊那弥生2)2分00秒71(4)重盛赳男(伊那北1)2分08秒27▼1500メートル(1)村上剛(伊那北2)4分13秒27(3)小林祐作(伊那弥生2)4分15秒60(6)田原直貴(上伊那農業1)4分22秒05(7)山口宏和(上伊那農業2)4分22秒29(8)高橋聡(伊那弥生2)4分22秒86▼5千メートル(1)村上剛(伊那北2)15分51秒72(2)倉沢昇平(高遠2)16分16秒85(3)春日隆大(伊那北2)16分23秒89(4)小林正俊(上伊那農業1)16分26秒69(5)北原弘司(伊那北1)16分35秒00(8)山口宏和(上伊那農業2)16分45秒74▼110メートル障害(1)赤羽巧(伊那北1)16秒77(2)小林圭輔(伊那北2)17秒23▼400メートル障害(1)小林圭輔(伊那北2)58秒36(2)赤羽巧(伊那北1)59秒24(3)森嵩貴(駒ヶ根工業2)60秒56(7)野坂大樹(伊那弥生1)63秒21▼3千メートル障害(1)高橋聡(伊那弥生2)10分07秒17(2)北原弘司(伊那北1)10分09秒00(3)倉沢昇平(高遠2)10分16秒74(6)神航平(伊那北1)10分42秒11▼5千メートル競歩(1)村沢祐二郎(阿南2)28分11秒65(2)浅井順平(伊那北1)30分36秒69▼400メートルリレー(1)伊那弥生(野坂大樹、唐沢和也、平沢快嗣、安藤太郎)44秒77(2)伊那北(春日慧悟、大石洋佑、小林圭輔、三村瑞樹)44秒85(4)駒ヶ根工業(芦部友哉、赤沢侑生矢、森嵩貴、村井大介)46秒68(8)高遠(正木豊、稲垣友樹、矢野祐貴、稲村立吉)48秒83▼1600メートルリレー(1)伊那北(谷川大輔、三村瑞樹、小林圭輔、大石洋佑)3分28秒99(3)伊那弥生(野坂大樹、小林祐作、平沢快嗣、唐沢和也)3分32秒23(6)駒ヶ根工業(村井大介、森嵩貴、芦部友哉、赤沢侑生矢)3分42秒22(8)高遠(正木豊、稲垣友樹、矢野祐貴、稲村立吉)3分53秒71▼走高跳び(1)稲村立吉(高遠2)1メートル80(3)宮崎友宏(赤穂1)1メートル70(5)矢野祐貴(高遠1)1メートル40▼棒高跳び(1)松沢ジアン成治(高遠1)4メートル75=大会新(2)正木豊(高遠1)3メートル90(3)矢野祐貴(高遠1)3メートル30(4)倉田健斗(伊那北1)3メートル10▼走幅跳び(1)松尾雄治(飯田工業2)6メートル41(5)矢島春樹(赤穂2)5メートル80▼三段跳び(1)松尾雄治(飯田工業2)12メートル80(3)稲村立吉(高遠2)11メートル37(4)後藤智耶(駒ヶ根工業2)10メートル62▼砲丸投げ(1)堀井裕介(伊那北2)9メートル99▼円盤投げ(1)勝野英貴(阿南2)39メートル17(2)正木豊(高遠1)31メートル25▼やり投げ(1)涌井洸宜(飯田風越2)54メートル13(5)後藤智耶(駒ヶ根工業2)40メートル35(7)春日信二(高遠2)38メートル63(8)稲村立吉(高遠2)35メートル78▼ハンマー投げ(1)勝野英貴(阿南2)24メートル52=大会新(2)正木豊(高遠1)24メートル18=大会新(8)木下大輔(伊那北2)17メートル99▼8種競技(1)柳沢幸太(下諏訪向陽2)3754点=大会新(2)谷川大輔(伊那北1)3492点=大会新▼対校得点(1)伊那北134点(2)高遠78点(3)伊那弥生70点(8)駒ヶ根工業29点
【女子】
▼100メートル(1)高島理嘉(飯田風越1)13秒01(5)赤羽優希(伊那弥生1)13秒70(7)山崎愛里(伊那弥生2)13秒84(8)小沢彩香(辰野1)14秒04▼200メートル(1)南島彩乃(飯田風越2)26秒39(4)下平侑美(伊那西2)27秒62(6)山崎愛里(伊那弥生2)28秒07(8)鹿野恵理(伊那弥生2)28秒36▼400メートル(1)南島彩乃(飯田風越2)60秒90(5)青木美智子(伊那弥生1)64秒65(6)大久保涼花(伊那弥生2)65秒34▼800メートル(1)池田杏奈(伊那弥生1)2分24秒23(7)山腰絵里(辰野2)2分36秒74▼1500メートル(1)亀山絵未(東海大三2)4分43秒46(5)山腰絵里(辰野2)5分18秒77▼100メートル障害(1)小沢智代(伊那弥生2)16秒95(2)小沢あゆみ(伊那西2)17秒29(3)大場沙奈(伊那弥生1)17秒34▼400メートル障害(1)下島千歩(伊那北1)69秒80(2)中村茜(伊那弥生2)69秒94(3)小沢あゆみ(伊那西2)72秒45(8)山腰絵里(辰野2)77秒80▼3千メートル競歩(1)福沢奈津美(東海大三2)14分44秒05=大会新(3)山岸沙織(伊那西2)17分21秒06▼400メートルリレー(1)飯田風越(南島瑞紀、高島理嘉、宮沢彩実、南島彩乃)50秒58(2)伊那西(小沢あゆみ、青木亜由美、大倉未来、下平侑美)52秒33(3)伊那弥生(大場沙奈、山崎愛里、大久保涼花、赤羽優希)52秒80▼1600メートルリレー(1)飯田風越(原舞美、宮沢彩実、南島瑞紀、南島彩乃)4分10秒42=大会新(3)伊那弥生(大久保涼花、青木美智子、馬場彩香、中村茜)4分16秒28(6)伊那西(小沢あゆみ、渡辺沙愛、沢田帆奈美、下平侑美)4分32秒19▼走高跳び(1)田中恵(諏訪実業2)1メートル50(2)下島千歩(伊那北1)1メートル45(3)下平侑美(伊那西2)1メートル45▼棒高跳び(1)青木亜由美(伊那西2)2メートル80(3)鹿野恵理(伊那弥生2)2メートル70(5)伊藤真夕佳(高遠1)2メートル00▼走幅跳び(1)下平侑美(伊那西2)5メートル21(5)鹿野恵理(伊那弥生2)4メートル56▼砲丸投げ(1)山下弓乃(阿南2)8メートル10(2)マリーニョ アナパウラ(高遠1)7メートル64(3)大場沙奈(伊那弥生1)6メートル17(4)大久保涼花(伊那弥生2)5メートル98(5)沢田帆奈美(伊那西1)5メートル95(6)赤羽優希(伊那弥生1)5メートル04(7)斉藤有季(赤穂1)4メートル42▼円盤投げ(1)青木亜由美(伊那西2)21メートル40(3)マリーニョ アナパウラ(高遠1)19メートル09(5)中村茜(伊那弥生2)15メートル70(6)今井美砂(高遠1)13メートル95(7)伊藤真夕佳(高遠1)13メートル44(8)馬場彩香(伊那弥生2)12メートル47▼やり投げ(1)青木亜由美(伊那西2)33メートル90(2)小沢智代(伊那弥生2)31メートル50(3)マリーニョ アナパウラ(高遠1)30メートル66▼ハンマー投げ(1)田中恵(諏訪実業2)21メートル16(3)山崎愛里(伊那弥生2)12メートル27(4)大倉未来(伊那西2)10メートル32(5)池田杏奈(伊那弥生1)9メートル60(6)山岸沙織(伊那西2)9メートル27小(7)赤羽優希(伊那弥生1)8メートル36(8)渡辺沙愛(伊那西1)4メートル79▼7種競技(1)小沢智代(伊那弥生2)3414点(3)大倉未来(伊那西2)2763点▼対校得点(1)伊那弥生114点(3)伊那西90・5点(8)高遠28点 -
知事杯争奪卓球大会 中南信約400人で熱戦
第56回知事杯争奪卓球大会(上伊那卓球連盟主催)が17日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であり、地元を中心に中南信地域から集まった約400人が熱戦を繰り広げた。
県卓球連盟所属の選手が参加するオープン戦。本年は小学3年生から60歳代の老若男女がエントリーし、男女別のシングルス、ダブルスのトーナメント戦で、それぞれ腕を競い合った=写真。
結果は次の通り。
【男子】
▽シングルス(1)内山大輔(松商学園高校)(2)児玉健人(松商学園高校)(3)田中学(楢川卓研)宮沢正起(松本市役所)
▽ダブルス(1)井岡雅彦・宮沢正起(岡谷市役所・松本市役所)(2)岡野研二・三宅博昭(鎌田クラブ)(3)内山大輔・児玉健人(松商学園高校)下島博人・宮嶋栄次(駒ヶ根クラブ・飯田市役所)
【女子】
▽シングルス(1)棚田裕美(松商学園高校)(2)土屋明日香(松商学園高校)(3)畠山裕圭(松商学園高校)松島沙季(松商学園高校)
▽ダブルス(1)畠山裕圭・土屋明日香(松商学園高校)(2)松島沙季・遠藤真梨(松商学園高校)(3)牛山雅美・柴美由紀(伊那西高校)棚田裕美・大西友紀(松商学園高校) -
そばの花見ごろ
日を追うごとに秋めく中、上伊那でも各地にあるソバ畑で白い花が見ごろを迎えている。伊那市西春近にあるソバ畑も満開となり、白いじゅうたんを一面に敷きつめたかのような光景が、見る人の心を和ませている=写真。
上伊那でソバの花が見られるのは8月末から9月下旬。
播種から収穫までの期間が短く、山間部などのやせた土地でも栽培しやすいことから、栽培面積が増えつつある。
新そばが出始める10月には、各地で新そば祭りも催される。 -
秋のツキノワグマの出没予測
県林務部はこのほど、秋のツキノワグマの出没予測をまとめた。ツキノワグマのえさとなるコナラ、ミズナラなどの堅果類の豊凶調査結果は「並作から不作」で、凶作だった昨年と比べ、出没は少ないと推測しているが、キノコ取りなどで山に入る場合はクマと遭遇する可能性があるため、十分な注意が必要としている。
クマは冬眠に備え、秋に堅果類を食いだめするが、山の堅果類が不足の年は、えさを求めるクマが人里へ出没する傾向にある。
今年の堅果類の実り状況は、コナラ、ミズナラが並作から不作、ブナが不作(高標高地域で凶作傾向にあり)、クリが並作となっており、昨年よりはえさ不足にならないと考えられるが、昨年の異常出没で里に慣れてしまったクマが里に下りてくる可能性もあるとしている。
対策としては▽クマの出没が多い早朝、夕方に山ぎわに出かける時は徳に注意するとともに、鈴やラジオを携帯すること▽クマのえさとなるような不要な果実(柿など)や生ごみなどは適切な処理を行うこと▽山へ入る時は複数で行動すること▽遭遇した場合はクマから目を離さずにゆっくりとその場を離れること竏窒ネど。
また、目撃した場合は市町村役場か最寄りの地方事務所林務課に連絡するを呼びかけている。 -
全国高校サッカー選手権県大会第5日
第86回全国高校サッカー選手権県大会第5日の16日、松本平広域公園サッカー場など3会場で3回戦8試合があった。上伊那勢の辰野は、伊那市陸上競技場で武蔵工大二と戦い0竏・で負けた。上伊那から出場の全8校は、これですべて姿を消した。
▽3回戦【伊那市陸上競技場】
辰野は、センターバックの活躍などで武蔵工大二の猛攻を前半2失点で抑える。しかし、体力が落ち始めた後半に4点を与えてしまい、勝負を決められてしまう。カウンターに徹した攻撃は、守備に追われる時間が長すぎたため力を出し切れず、思うように機能しなかった。
【武蔵工大二竏鋳C野】中盤のプレッシャーに潰され、反撃のきっかけをつくれなかった辰野 -
秋季北信越高校野球県大会南信予選最終日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選最終日の16日、県営飯田野球場で決勝、3位決定戦の2試合があった。上伊那勢は辰野が下伊那農業と対戦し、16竏・の大勝。昨年春季以来となる3季ぶりの優勝を勝ち取った。岡谷南と戦った伊那北は7竏・の8回コールドで勝利し、3位に決まった。
▽決勝【県営飯田野球場】
下伊那農業
100000301=5
31050502×=16
辰野
○…辰野は17安打16点の猛攻で快勝した。1点を先制された初回、柴の右越え二塁打、和合の左前適時打で計3点を得点。2回は2死から伊東が本塁打を放ちリードを3点とする。勢いに乗る辰野は4、6回、それぞれ5得点のビックイニングをつくり大差をつけた。
▽3位決定戦【県営飯田野球場】
岡谷南
00000000=0
12021001=7
伊那北
(8回コールド)
○…伊那北は全員安打で8回コールド勝ち。1回2死から内安打の畑が敵失で二進し、近藤が中前適時打を放ち先制。2回は敵失などで無死満塁の好機から2点、4回は1死二、三塁から郷頭の左前適時打で2点を加点しリードを広げる。8回、小林礼が長打で勝負を決めた。 -
稲刈り始まる
実りの秋を迎え上伊那各地の水田では、稲刈りが始まった。黄色く色付いた水田では、農業者らが協力し合いながら収穫時期を迎えた稲の刈り取り作業に励んでいる=写真。
15日から稲刈りを開始した箕輪町の南部営農組合では、午前10時ころからあきたこまちなどのほ場で作業を開始。約8アールをコンバインで収穫し、この日から稼動し始めた辰野町のライスセンターへと運んだ。コシヒカリは18日から刈り取りを始める予定だという。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)によると、今年の生育状況は、7月の低温で出水の時期が4、5日ほど出遅れたが、その後、天候の良い日が多く、順調にきていた。しかし、9月に入ってからは曇天が続き、その影響でコシヒカリなどは刈り取りを3日ほど遅らせることとなった。
JA上伊那では、9月に行った坪刈りの結果から、本年度の作況指数を101・1と予測しており、ほぼ平年並みの収量を見込んでいる。 -
上伊那管内の100歳以上の高齢者は状況
敬老の日に合わせて上伊那地方事務所は、上伊那管内の100歳以上の高齢者は状況を公表した。上伊那管内で今年100歳以上となる高齢者の数は男性9人、女性59人の合計68人。昨年に比べ、20人の増加となった。
女性の100歳以上が男性の6倍以上となっているほか、市町村別では、伊那市が最も多い30人となっている。
男性の最高齢者は明治36年12月生まれで現在103歳の宮下貞美さん(伊那市)、女性の最高齢者は明治31年7月生まれで現在109歳の平沢由子さん(駒ケ根市)。平沢さんは県内でも最高齢者となる。
また、県内の100歳以上高齢者数は、男性105人、女性662人となっている。 -
全国高校サッカー選手権県大会第4日
第86回全国高校サッカー選手権県大会第4日の15日、松本平広域公園サッカー場など3会場で3回戦8試合があった。上伊那勢の伊那弥生は、伊那市陸上競技場で松本美須々と対戦し0竏・の大敗。県高校総体ベスト4を相手に、一矢を報いることができなかった。
伊那弥生は、格上の松本美須々に対し、前半から積極的に攻撃を仕掛ける。しかし、右サイドを中心に攻め込まれると前線と中盤の選手が引きずられ終始、防戦一方の展開を強いられる。個人技などでゴール前へ突破する場面もわずかにあったが、いずれも得点できなかった。
第5日の16日は、同陸上競技場で辰野が武蔵工大二と3回戦を戦う。 -
秋季北信越高校野球県大会南信予選第5日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選第5日の15日、県営飯田野球場で準決勝2試合があった。上伊那勢は辰野と伊那北が対戦し、6竏・で辰野が勝利した。第6日の16日は、同球場で辰野竏忠コ伊那農業の決勝、伊那北竏忠ェ谷南の3位決定戦がある。
▽準決勝【県営飯田野球場】
伊那北
003000000=3
00300003×=6
辰野 -
第31回上伊那花き品評会が開催
品種の選定や栽培・出荷技術の向上などを目的とする第31回上伊那花き品評会が14日、伊那市役所であり、箕輪町の生産者・大槻長さんのトルコギキョウ「パピオンピンクフラッシュ」が、最優秀賞に選ばれた。
同品評会は上伊那の花き生産者や生産販売者などでつくる上伊那花き生産者会議(小林淳一会長)が、さまざまな季節の花の出荷時期が重なる秋を選んで毎年開催している。カーネーション、バラ、アルストロメリア、トルコギキョウなどが並んだ今年の出展数は、昨年より20点ほど少ない252点。
7月の曇天による日照不足、8月の猛暑による気温の上昇など、花の生産には適さない気象条件が続いた影響で、花の大きさや茎の太さなどといったボリュームが出づらく、全体的に小ぶり傾向だという。
小林会長は「温暖化の影響で年々やりづらくなっているが、今年は特に苦労の多い年だった」と話していた。
午後は一般公開と即売があり、訪れた人たちの目を楽しませていた。
入賞者は次のみなさん。
◇最優秀賞=大槻長(箕輪町)トルコギキョウ
◇優秀賞▼田中理一(伊那市)カーネーション▼大沢正二(飯島町)アルストロメリア▼堀友和(南箕輪村)カーネーション▼那須野明(飯島町)カーネーション▼森谷匡彦(飯島町)バラ▼飯塚秀雄(南箕輪村)カーネーション▼大槻長(箕輪町)エキノプス▼永田治彦(箕輪町)カトレア▼田中一男(宮田村)カーネーション
◇優良賞▼片桐敏美(飯島町)アルストロメリア▼田中徳長(宮田村)カーネーション▼蟹沢亜紀(伊那市)トルコギキョウ▼田中功(宮田村)カーネーション▼滝本久治(駒ケ根市)カーネーション▼田中和浩(伊那市)シンフォリカリポス▼田中和浩(伊那市)バラ
◇奨励賞▼渋谷宗一(飯島町)クレマチス▼中村敦彦(飯島町)バラ▼小林淳一(飯島町)ナデシコ▼吉川静夫(飯島町)クジャクソウ▼伊藤文博(伊那市)カーネーション▼宮下善人(飯島町)アルストロメリア -
天竜川の河川清掃「第17回ラブリバー天竜の日」
天竜川の河川清掃「第17回ラブリバー天竜の日」が13日、伊那、駒ヶ根、飯田の3地区であった。上下伊那と木曽地域の建設会社でつくる県南部防災対策協議会(吉川光國会長)が主催する環境美化活動の一環で、この日は全地区で計101人がごみを拾った。
伊那地区は、19社30余人が参加し、左岸を中心に天竜川の十沢橋(箕輪町)縲恣a島橋(伊那市)、天竜川と三峰川の合流点(同市)縲恊Y原河川公園(同市)で実施。3班に分かれ、堤防道路沿いに落ちているごみを歩きながら拾った。
参加者によると、先日の台風9号の影響で、上流から流れついたごみが多かったという。空き缶やペットボトル、発砲スチロールなどの家庭ごみが目立ち、昨年よりもごみ袋の数量が多く感じたという。
ごみの量(ごみ袋の数)は次の通り。
▽伊那=資源ごみ・不燃ごみ32袋、可燃ごみ11袋▽駒ヶ根=資源ごみ4袋、埋め立てごみ5袋、可燃ごみ4袋▽飯田=資源ごみ7袋、埋め立てごみ64袋、タイヤ2本
天竜川の左岸沿いのごみを歩いて拾う参加者ら -
伊那法人会女性部
南箕輪老人ホームにおはぎの贈り物伊那法人会女性部(66人、小口幸子部長)は12日、「敬老の日」とお彼岸に合わせ、地域貢献活動として南箕輪村にある南箕輪老人ホーム(特別養護、養護)2施設に部員の手作りおはぎを届けた。
女性部は年2回、イベントを上伊那の各地区が順番に担当して実施している。今年、熊本県であった全国フォーラムで同県法人会の地域貢献活動を知り、今回のイベントを担当した南箕輪村の藤田キヨ子代表が老人ホームの訪問を提案。会として初のボランティア活動に取り組んだ。
部員24人が、おはぎ約500個を心を込めて手作りし、あんことごま1種類ずつをパック詰めした。養護老人ホームでは、部員が利用者一人ひとりにおはぎを手渡し、一緒に席について話をしながら味わった。利用者は「とてもおいしい」と喜んでいた。
部員による手話ダンスと日本舞踊のステージもあり、利用者を楽しませた。
女性部は、県の合同例会や木曽法人会との交流、勉強会などの活動があり、「公益法人として内容の濃い活動をしていくためにも、今後も地域貢献活動に取り組みたい」と話していた。 -
高齢者ニュースポーツ交流会
県長寿社会開発センター伊那支部は11日、「高齢者ニュースポーツ交流会」を南箕輪村の大芝公園屋内運動場などで開いた。老人大学の学生や一般など約50人が集まり、さまざまなニュースポーツに挑戦した。
交流会は高齢者でも手軽にできるニュースポーツに取り組みながら健康づくりや交流の輪を広げてもらおうと毎年開催しているもので、今年はペタンク、囲碁ボール、マレットゴルフの3種目を用意した。
そのうち、スティックでボールを打ち、碁盤になった人工芝マットの上にボールを並べて得点を競う「囲碁ボール」では、相手チームよえいも多く得点できるよう、参加者が白と黒のボールを打ち合い、楽しんでいた。
この日初めて囲碁ボールを体験した辰野町の70歳の女性は「見たことはあったが、やったのは初めて。あまり勝敗にこだわらずにみんなで仲良くできるので楽しい」と話していた。 -
みんなで支える森林づくり県民集会が上伊那で開催
県は11日夜、森林整備の新たな費用負担の方法などを県民と話し合う「みんなで支える森林づくり県民集会」を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。県が検討案を示している森林税(仮称)や林業の現状と課題などに関する説明を受け、林業関係者からは森林税の導入に前向きな意見が相次いだが、「ここに集まって説明を受けているのは、ほとんどが林業関係者だが、税を負担するのは林業とは関係のない一般市民が多数になる。そのことをもっと意識してほしい」として、一般の県民から理解を得ることの必要性を訴える声もあった=写真。
同集会は森林づくりやそれに伴う新たな費用負担について県民の意見を聞くことを目的として県内6会場で開催するもの。初日の伊那市では、林業関係者を中心に約50人が集まった。
県の担当者は、県内の民有林の約半分を占める人工林で適切な間伐を実施しなければならない時期にある」と森林整備の必要性を強調し、森林税については個人県民税および法人県民税の均等割の上乗せ方式とすることなどを説明。税額については「懇話会の議論や県民の意見を踏まえながら今後検討していく」とした。
また、参加した林業関係者からは「なかなか整備が進まない里山の間伐を優先的に進めてほしい」「急傾斜地など、間伐しても採算が取れない悪条件の森林には割増などの配慮をしてほしい」といった意見がでた。 -
「医療費に一部を返還する…」との詐欺に注意
最近、中南信地方で市町村職員を装った者が高齢者宅を訪問し、「医療費の一部を返還するために手数料が必要だ」と偽り、現金をだまし取る詐欺が発生している。伊那署などは、こうのような訪問があれば、最寄りの警察署や交番などに通報するよう呼び掛けている。
11日午後1時ごろ、南信地域の高齢者宅でも同様の事件があり、高齢者が9800円をだまし取られた。この事件の犯人の特徴は、身長160縲・65センチで、年齢は40縲・0歳。丸顔でメガネ、茶色のブレザーに黒いズボンを着ていた。 -
歯の衛生に関する図画コンクール 上伊那審査
歯の衛生に関する図画・ポスター審査
第55回歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの上伊那地区審査会が12日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館であり、同地区の小中学校から寄せられた566点から入選作品を決めた=写真。上伊那歯科医師会など主催。
歯の衛生について理解と認識を高める狙いで、本年は小学校26校、中学校6校から応募があった。審査員が小学校低学年(180点)、同高学年(296点)、中学校(154点)の3部門からそれぞれ入選作品を選んだ。
歯科医師会をはじめ、伊那教育事務所、上伊那学校長会などの関係者15人がデザイン、色合い、訴える力などの観点から審査した。
最優秀、優秀、佳作の入選作品は10月22縲・1日、伊那市役所1階のホールに展示する。また、来年度の県歯科医師会コンクールに出品する。
結果は次の通り(カッコ内は学校名と学年)。
◇小学校低学年▽最優秀=田村彩(赤穂南1)湯沢奈緒子(辰野南2)▽優秀=中田さなえ(南箕輪南部1)春日晴喜(七久保2)唐沢諒太(宮田3)池上有咲(赤穂東3)春日梨子(赤穂東3)▽佳作=池上明音(南箕輪南部1)宮崎諒(赤穂2)松崎れいか(南箕輪2)川島夕芽(箕輪中部2)大嶋ひとみ(七久保2)吉岡美奈(宮田3)酒井奎汰(赤穂東3)湯沢詩永里(赤穂東3)古畑朝望(赤穂東3)渡辺裕貴(赤穂東3)野溝その子(赤穂東3)
◇小学校高学年▽最優秀=藤沢勇飛(辰野南4)若林和輝(宮田6)▽優秀=井口舞(伊那東4)福島志音(辰野南4)岡田夏帆(辰野東5)片桐美波(中川西5)花井龍之介(東春近6)宮沢瞳(赤穂南6)小平美穂(箕輪北6)伊藤なぎさ(西箕輪6)▽佳作=小池涼太(赤穂東4)石原亮太(辰野西4)有賀弘紀(辰野西5)伊東亜海(西箕輪5)池上優菜(美篶5)斉藤翻隆(箕輪中部5)日野和真(箕輪中部5)小沢佳奈子(伊那東5)春日梢(伊那東5)清水健太郎(南箕輪5)田中綾乃(南箕輪5)原志門(南箕輪5)北原怜奈(南箕輪6)工藤このみ(宮田6)堀内巧(辰野東6)斉藤愛(南箕輪南部6)米山響音(飯島6)福島瑞季(飯島6)
◇中学校▽最優秀=坂井田めぐみ(赤穂3)▽優秀=田中真帆(南箕輪1)大沢友貴(南箕輪2)宮沢るみ(赤穂2)原真理子(西箕輪3)▽佳作=保科亜利沙(高遠1)白鳥結希(南箕輪1)加藤大地(南箕輪1)中山嵯也花(辰野1)一ノ瀬芽衣(辰野2)高坂栞(宮田2)中島雅樹(赤穂2)竹村望(赤穂3)宮島愛(西箕輪3) -
県伊那文化会館で特別支援学校の生徒らを招待してウィーンの演奏家が演奏会
普段はホールに足を運ぶことが困難な子どもたちに、良質な音楽に触れてもらおう竏窒ニ、県文振興事業団(長野県民文化会館)は11日、ウィーンで活躍する演奏家4人による演奏会を伊那市の県伊那文化会館で開き、中南信地区の特別支援学校に通う子どもたち約300人を招待した=写真。
特別支援学校の生徒を招いての演奏会は2年目。昨年は東北信の学校を対象としたため、中南信での開催は初めてとなる。
演奏は、同館とウィーン学友会館が姉妹提携を結んでいることから、12、13日に県内2カ所で演奏会を開く弦楽四重奏団「ウィーン室内楽アンサンブル」に演奏を依頼した。
演奏会では、エルガーの行進曲「威風堂々」などといったスタンダードなクラシックだけでなく、映画「千と千尋の神隠し」のテーマ曲など、子どもたちにもなじみのある曲を盛り込んだ13曲を演奏。バイオリンやチェロが奏でるさまざまなメロディーに、子どもたちも耳を傾け、演奏に合わせて体を動かすなどして楽しんでいた。 -
9月1日付で伊那保健所長に着任
山崎宗広所長(57)9月1日付で伊那保健所長に着任した。公衆衛生専門学校伊那校の校長を兼務する。 「保健活動、食品や医薬品の安全、医療体制の整備など、住民の健康を請け負う責任の重さに身の引き締まる思い。各領域の専門家集団である保健所スタッフと協力して、業務に精一杯努めていきたい」と抱負を語る。
◇ ◇
東筑摩郡麻績村出身。1976年に信州大学を卒業後、信大総合病院の小児科に入局した。以降、小児科医として北信総合病院、長野赤十字病院、篠ノ井総合病院などに勤めたほか、松本赤十字血液センター在籍時には、米国コネチカット州立大学で細胞生物学の研究にも取り組んだ経験を持つ。
10年ほど在籍した中信松本病院では、それまでの一般小児科診療だけでなく、重症心身障害児に関する診療や思春期対応などにも携わった。
より幅広い領域からの対応が求められる中、養護学校の教員や、保健、福祉の関係者、小児科以外の医療分野からの協力を得ることも多く、連携の重要さを実感。その中で、子どもたちの自主性・自発性を尊重し、動くことを通じて心、体、頭の調和のとれた発達を助ける「ムーブメントセラピー」を導入したニューリハビリテーションのセミナーを立ち上げた。
「連携協力の重要さは保健所業務にも通じてくることだと思う」と話す。
◇ ◇
医療を取り巻く情勢がさまざまに変化する中、全国的に問題となっている産科、小児科不足は上伊那でも深刻化している。
「県内の産科医不足は、信大で産科医の退職が続いている中、これまでのようにほかの病院への派遣が難しくなったというのが発端。県では、緊急対策として産科、小児科医の拠点化を提言している。保健所としては、広域連合や上伊那医師会などといった関係団体と上伊那の産科医療を守るための話し合いを進めていきたい。医療を取り巻く環境もさまざまに変化しているので、タイムリーに対応していくことが必要」と語る。
また、生活習慣病予防などといった健康づくりへの取り組み、食品の安全・安心の確保など、さまざまなニーズに対応していきたいと考えている。
趣味は読書、音楽鑑賞、最近はなるべく歩くことも心掛けている。
家族は妻、息子1人、娘3人。現在は単身赴任で伊那に住む。 -
環状北線の夜間工事始まる
通過交通の市街地流入緩和などを目的として県道南箕輪沢渡線から国道153号までの橋梁工事を進めている伊那市御園の環状北線の18日から、夜間工事を開始する。工事区間の一部であるJR飯田線の上部については、電車線に電気が通っている昼間の工事ができないため、電車の動かない夜間に架設工事を行うこととしてきたが、地元住民からは夜間工事に伴う騒音を懸念する声もあり、伊那建設事務所と地元との間で話し合いを重ねていた。担当者は「本年度中の事業終了を目指し、来春供用開始の予定」としている。
環状北線は伊那インターチェンジと国道153号を結ぶ主要幹線道路。今回工事が予定されている南箕輪沢渡線から東側は建設地が段丘となっていることなどから、橋梁となっている。
懸念のあった夜間工事については、今月始めに試験的に夜間工事を実施。その結果、住民の理解を得ることができ、予定通り工事を進めることとなった。
JR飯田線上の架設工事は10月初旬までに完了する予定で、10月からは国道153号線側の桁掛けに入る。伊那インター側については、ほぼ桁掛けを完了している。
延長は896メートル、事業費は55億円。 -
全国高校サッカー選手権県大会・第3日
◆第86回全国高校サッカー選手権大会長野県大会・第3日(9日、豊科高校グラウンドほか)=上伊那関係分
【2回戦】
▽松商学園0(前半0竏・、PK8竏・)0赤穂▽駒ヶ根工業0(前半0竏・)7松本県ケ丘▽箕輪工業1(前半0竏・)5中野実業 -
秋季北信越高校野球県南信予選 第4日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選第4日の9日、県営飯田野球場と駒ヶ根市アルプス球場の2会場で、3回戦4試合があった。上伊那勢は、飯田長姫と対戦した伊那北が7竏・のサヨナラ勝利。辰野は諏訪二葉と戦い、延長12回の末6竏・で勝った。伊那北は4季ぶり、辰野は2季連続の県大会出場を決めた。
伊那弥生は、岡谷南と対戦し1竏・の惜敗、駒ヶ根工業は下伊那農業と戦い0竏・で完封負けした。
……………………………
【県営飯田野球場】
▽3回戦
岡谷南
000000102=3
000000010=1
伊那弥生
……………………………
【県営飯田野球場】
▽3回戦
下伊那農業
011020000=4
000000000=0
駒ヶ根工業
……………………………
【駒ヶ根市アルプス球場】
▽3回戦
飯田長姫
000000501=6
011110201=7
伊那北
………………………………
【駒ヶ根市アルプス球場】
▽3回戦
諏訪二葉
200000030000=5
002010002001=6
辰野
(延長12回) -
9日 高遠ダムでジャンボマス釣り大会
天竜川漁業協同組合(上條純敬組合長)は9日を皮切りに16、23日の3週連続でジャンボマス釣り大会を開く。5月末に閉鎖した同組合の養魚場で育成したマスの成魚(1縲・キロ)3・5トンを9日の高遠ダム(伊那市)をはじめとする計3個所のダムに放流する。
16日は箕輪ダム(箕輪町)、23日は横川ダム(辰野町)で開く。それぞれの会場を大会専用区とするため、釣り大会への参加者以外の入漁を禁じる。組合員、年券購入者も参加費用は一律3千円(中学生以下は半額)とする。釣り方は自由だが、ひっかけ釣りは禁止。
受付時間は午前7時、開場時間は同8時から。16、23日は雨天の場合、翌日に順延する。
同漁協のインターネットホームページからの申し込みについては、参加費を10%割り引く。問い合わせは、同漁協(TEL72・2445)。ホームページアドレスは、http://www1.inacatv.ne.jp/~tenryugawa-gyokyo/ -
全国高校サッカー選手権県大会・第2日結果
◆第86回全国高校サッカー選手権大会長野県大会・第2日(8日、飯田風越高校グラウンドほか)=上伊那関係分
【2回戦】
▽飯田風越4(前半0、後半4竏酎O半0、後半0)0上伊那農業▽辰野3(前半2、後半1竏酎O半0、後半0)0梓川▽伊那弥生4(前半1、後半3竏酎O半1、後半1)2下諏訪向陽 -
秋季北信越高校野球県大会南信予選 第3日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選第3日の8日、県営飯田野球場と県営伊那野球場の2球場で、2回戦6試合があった。上伊那勢は、辰野が富士見と対戦し10竏・の5回コールド勝利。下諏訪向陽と戦った駒ヶ根工業は6竏・で勝った。赤穂は下伊那農業と戦い0竏・の7回コールド負けだった。
第4日の9日は、県大会に出場する4校を決めるための3回戦があり、上伊那勢は、伊那弥生が岡谷南と、駒ヶ根工業が下伊那農業と県営飯田野球場で対戦。伊那北は飯田長姫と、辰野は諏訪二葉と駒ヶ根アルプス球場で戦う。
…………………………………………
【県営飯田野球場】▽2回戦
富士見
00000=0
2125×=10
辰野
(5回コールド)
…………………………………
【県営伊那野球場】▽2回戦
駒ヶ根工業
411000000=6
100100200=4
下諏訪向陽
○…駒ヶ根工業は初回、相手捕手の打撃妨害や四死球などで1死満塁の好機を迎えると赤羽の左前適時打で2点。続く伊藤が中越え適時三塁打を放ち、この回、計4得点を先制する。2、3回にも1得点ずつ加点し、リードを広げた。主戦伊藤はこの試合、四死球7つ与える制球力不足。7回に2点差まで追い上げられたが、序盤のリードを守り逃げ切った。
【駒ヶ根工業竏忠コ諏訪向陽】伊藤の中越え適時三塁打で湯沢、赤羽(写真)が生還する
…………………………………
【県営伊那野球場】▽2回戦
下伊那農業
0300311=8
0000000=0
赤穂
(7回コールド)
○…赤穂はこの試合、3安打の散発。1回に倉田、5回に杉本が長打を放つが、いずれも得点には結びつかなかった。 -
第31回こども絵画コンクール伊那中央支部の表彰式
住友生命が主催する「第31回こども絵画コンクール」の伊那中央支部表彰式が8日、伊那公民館であった。同支部管内で最優秀賞を受賞した幼児と小学生3人に、松本支店伊那中央支部の椿和浩支部長から表彰状などが手渡された=写真。
コンクールは子どもたちの心の成長を支えることを目的として始まったもの。幼児から中学生を対象としており、年齢別の6部門ごと作品を募る。今回は「もしもタイムマシーンがあったら」をテーマとして作品を募集したところ、全国から900万点の応募があ
った。
また表彰式に合わせ、会場には子どもたちの自由な発想で描かれた作品が並び、来場者を楽しませていた。
全国の入賞作品500点は東京、大阪の会場に展示するほか、特別賞、金賞、銀賞に選ばれた100点は、フランスのルーブル美術館に展示する。
上伊那の最優秀賞受賞者は次のみなさん。
◇0歳縲・歳部門=上條侑希乃(2歳)
◇3、4年生部門=池上日向子(高遠小)
◇5、6年生部門=小椋みゆき(富県小) -
台風9号の農業被害第1報
台風9号に見舞われた上伊那では、果樹を中心とする農業被害が発生した。上伊那農業協同組合(JA上伊那)の第1報によると、被害額の総額は約1390万円。一番被害が大きかったのは中川村の530万円だった。
被害の大きかった中川村横前のリンゴ農家・宮崎好朗さん宅では、出荷最盛期のツガルが落下。宮崎さんは「前日は朝から晩まで収穫したが、間に合わなかった」と話す。
また、伊那市西箕輪の果樹農家・笠松悟さん宅では約3千個のナシが落下。収穫時期を迎えたものについては前日に収穫をしてあったが、今回落下したナシは、まだ適期を迎えていない品種で畑に残してあった。
笠松さんは「リンゴの場合、落下しても直売所で売ったり加工用として引き取ってもらうこともできるが、熟していないナシはどうにもならない。処分するしかない」と肩を落とす。
JA上伊那によると、今回の被害は全体的なものではなく、風の通り道になっている地区などの一部に集中して発生したという。