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南箕輪村南部小みどりの少年団 結団式
南箕輪村の南部小学校は、子ども達が中心となって自然を守り、森林を育てる活動をする「みどりの少年団」に入団した。
23日に結団式が行われ、児童や関係者約200人が参加した。
上伊那地方事務所の林伸幸林務課長が、代表の児童に少年団の旗を手渡した。
みどりの少年団は、子ども達に自然の大切さを学んでもらう中で、豊かな心を育んでもらおうと、長野県が行っている。
林課長は、「自然は人間の生活を助けてくれる。大切な自然を守っていけるようがんばってください」と話していた。
児童を代表して団長の斉藤優香さんは、「これまで以上に自然の中で遊び、大切に守っていきたい」と話していた。
南部小学校では今後、学校近くの森で活動をしていくという。 -
南箕輪村制度資金 0・2%引き下げの答申
南箕輪村商工業振興資金審議会は23日、村制度資金の金利を0・2%引き下げる検討結果を答申した。
審議会会長で南箕輪村商工会会長の田中秀明さんが、唐木一直村長に答申書を手渡した。
審議会は3月下旬に、唐木村長から金利引き下げについて諮問を受け、検討してきた。
答申では、現在2・6%の金利をさらに0・2%引き下げるとしている。
唐木村長は、「答申を尊重したい」と話していた。
村では制度資金の利子補助を行っているため、現在、実質金利は上伊那で最も低くなっている。
村は5月から引き下げを実施したい考えで、答申通り行われた場合、実質金利はさらに下がることになる。 -
南箕輪村ナイターソフト開幕
南箕輪村ナイターソフトボール連盟の今年度のリーグ戦開会式が20日夜、南箕輪村大芝高原の陸上競技場で行われた。
開会式には連盟に登録している14チーム、約100人が参加した。
後藤幾博会長は、「グラウンドで明るい話題を提供できるよう頑張りましょう」とあいさつした。
選手宣誓では、登録チームの一つ「クロフネ」の松本康浩さんが、「日々のストレスと運動不足を解消し、メタボから脱出できるように戦う」と誓っていた。
今年度は、試合日程にゆとりが持てるように例年よりも2週間ほど早い開幕となった。
7月下旬までの約3カ月間、大芝陸上競技場と南原グラウンドでリーグ戦を繰り広げる。 -
文部科学大臣創意工夫功労者賞受賞
ハヤシプレシジョン伊那工場
宮下淳さん・向山洋平さん辰野町にあるハヤシプレシジョン伊那工場で働く南箕輪村在住の宮下淳さんと向山洋平さんが、文部科学大臣の創意工夫功労者賞をこのほど受賞した。
今年度表彰されたのは県内で12人。上伊那地域では、宮下さんと向山さんの二人が受賞した。
伊那工場では、「ものづくりへの熱意が評価された」と、二人の受賞を喜んでいる。 -
南箕輪村特別職報酬答申
南箕輪村特別職報酬等審議会の堀深志会長は22日、村長の給料をこれまでどおり5%減などとする検討結果を唐木一直村長に答申した。
村長、副村長、教育長の給料については、世界的な経済不況の影響を考慮し、昨年度同様5%の減額が望ましい竏窒ニしている。
適用されると月額の給料は、村長68万3050円、副村長58万450円、教育長49万4千円となる。
議会議員については、07年度に定数を16から10に削減したのに合わせて報酬を10%増額していて、現状維持が望ましい竏窒ニしている。
月額報酬は、議長で29万5千円、議員で20万1千円など。
唐木村長は、「審議会の意思を尊重したい」と話した。
特別職の報酬などについては、今月30日に開く臨時議会に提出し、可決されれば5月から適用する。 -
南箕輪村特別職報酬 白紙諮問
南箕輪村の唐木一直村長は21日、村の特別職報酬審議会を開き、村長などの給料や議員報酬の改定について白紙諮問した。
唐木村長はあいさつの中で、「近隣との均衡も考慮し適正な額を決定いただきたい。大変厳しい不況が続いていることも考慮いただけるとありがたい」と話した。
審議会は委員8人で構成していて、会長に村社会福祉協議会会長の堀深志さんを選出した。
昨年度は、村長、副村長、教育長は給料月額から一律5%の減額。議員報酬については減額措置をしていない。
審議会は22日、答申を予定している。 -
全国学力テスト実施
文部科学省が行う全国一斉の学力テストが21日、小学校6年生と中学3年生を対象に実施された。
このうち伊那市の伊那東小学校では、6年生113人がテストに臨んだ。
テストは今年で3年目。小学校が国語と算数、中学校が国語と数学の2科目。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が全国一斉に実施した。
県教育委員会によると、県内では小中学校合せて549校で実施した。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市・箕輪町・南箕輪村の全ての小中学校でテストが行われた。
この結果は、8月末頃に各学校に報告されることになっている。 -
伊那技専就職説明会 参加12社
南箕輪村の伊那技術専門校で21日、企業の合同求人説明会が開かれた。参加企業は去年より27社少ない12社で、不況の影響がうかがえる。
学生は、来春修了予定の学生と、今年の秋修了予定の学生、合わせて38人が参加した。
同校では、企業で即戦力となる人材の育成を目指して技能の取得、理論の学習をしている。
この合同求人説明会は、4年前に始まり、例年40社近くの参加があったが、今年の参加企業は12社と厳しい数字となった。
これまで、この説明会をきっかけに修了生の半数近くが就職を決めているということで、学生らは積極的に、企業のブースを回っていた。
伊那市出身のメカトロニクス科2年生、野溝徹さんは、「この不況の中でも、参加してくれる企業があってありがたい。会社の動きや、求める人材について教えてもらえたので参考になった」と話していた。
伊那市の精密部品製造業のテクミサワは、「この不況で仕事が減っていて、忙しいわけではないが、技術の伝承のため若い人材を確保したい。即戦力になるとは考えていないが、ものづくりについて学ぶ志しに期待したい」と話していた。 -
南箕輪村区長会長 沢尻区の上野勲雄さん
南箕輪村の今年度初の区長会が20日、役場で開かれ、区長会長に沢尻の上野勲雄さんを選んだ。
話合いにより今年度の区長会長を選出。上野さんは「各区長の協力を得て1年間しっかりと仕事をしていきたい」と話していた。 -
南箕輪小で1年生を迎える会
南箕輪村の南箕輪小学校で20日、1年生を迎える会が開かれ、ゲームなどをして交流を深めた。
会ではまず、上級生の拍手の中、6年生に連れられ1年生118人が会場に入場した。
児童会長の池田大也君が、「早く学校生活になれ、友達をたくさん作って下さい」と新入生に呼びかけていた。
続いて全校児童でゲーム「猛獣狩りに行こう」をして交流を深めた。
このゲームは、近くにいる人達で指定された人数のグループを作る。子ども達はグループを作ると、名前や好きな物など自己紹介していた。
また、6年生から1年生に手作りのメダルがプレゼントされ、新1年生はお兄さん、お姉さんからの贈り物を喜んでいるようだった。 -
南箕輪村民体育館に卵投げつけられる
19日午前7時半ごろ、南箕輪村村民体育館に生卵が投げつけられていることがわかった。
場所は村民体育館の玄関付近で、卵は10個程度投げつけられたものと見られ、玄関の扉などに卵のしみが付いている。
村民体育館を管理している唐沢登さんが発見した。
村では、伊那警察署などに依頼し、パトロールを強化する考えで、「みんなの施設なので、大切にきれいに使ってほしい」と話していた。 -
桜愛好会がさくら功労者表彰受賞
南箕輪村北殿にある村指定の天然記念物の桜を保護・管理する北殿エドヒガンザクラ愛好会はこのほど、さくら功労者の表彰を受けた。
16日、愛好会の小林広幸会長が南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に受賞を報告した。
さくら功労者表彰は、財団法人日本さくらの会が日本全国を対象に行っているもので、桜の植樹や保護、管理など、長年にわたり功績のあった団体を表彰する。
今年度は、個人・団体合わせて45組が表彰を受けている。
愛好会は、樹齢260年と言われるエドヒガンザクラがきれいに花を咲かせる姿を後世に残していこうと、平成17年に設立した。
枝の剪定や補強、またライトアップなど、長年にわたり自主的な活動を続けてきたことが評価された。
小林会長は、「村の歴史とともに歩んできた桜。素晴しい桜を後世に残していくために、これからも管理を続けていきたい」と話していた。 -
産学で人材育成
成果発表信州大学農学研究科は、企業と連携し人材育成事業を行っている。16日発表会が開かれ、学生が研究結果を報告した。
信州大学農学研究科は、文部科学省が進める人材を大学と企業が育成していく事業を平成18年度から行なっている。
今年度は、週2回、3カ月間のインターンシップを大学院生7人が体験した。
そのうち、養命酒製造株式会社でインターンシップを体験した機能性食料開発学専攻修士2年生の浅井浩太郎さんは、若い女性向けのお酒の販売促進に取り組んだ成果を発表した。
浅井さんは、「自分は研究職に就くのだと漠然と考えていたが、営業職に近い仕事を体験し、やりがいをもって仕事をすることが大切だと分かった。社会に出てからの自分の働く姿がイメージできるようになった」と話していた。
大学の成果報告によると、インターンシップに参加した学生は、主体性や実行力、創造力など社会人としての基礎力がアップしていることが分かった。
受け入れ企業は、学生に対する期待感よりも社会貢献と考える企業が多いことから、大学では今後、学生の専門的な知識を活用できるようにすることが、インターンシップを活性化させるために重要竏窒ニしている。 -
南箕輪村長初登庁
任期満了に伴う南箕輪村長選挙で、無投票で再選を果した唐木一直さんが16日、村役場の職員が出迎える中、初登庁した。
唐木さんは、女性職員から花束を受け取り、拍手を受けながら庁舎内に入った。
その後、村長の就任式が行われ、唐木村長は、「世界同時不況の中、村民の生活優先が第一。厳しいときこそさまざまな相談が寄せられると思う。村民に優しい村づくりの理念を徹底し、みなさんに住んでいてよかったといわれるように、一緒にいい村を作っていきましょう」と職員に呼びかけていた。
唐木村長は、子育て・福祉・教育に優しい村づくりを更に推進していくと共に、新たに健康・環境にも取り組んでいくことを公約に掲げている。 -
園児が子どもの日の飾り付け
南箕輪村の北部保育園で16日、端午の節句を祝う五月人形の飾り付けが行われた。
男の子が中心となって、太鼓や刀などを飾り付けた。
北部保育園では、子ども達がたくましく育つようにと、住民から寄贈された5月人形を毎年この時期に飾っている。
飾り付けが終わると、園児は「こいのぼり」の歌を元気に歌っていた。
園の外には、こいのぼりが飾られていて、12日には鯉の下で運動会が開かれる。 -
育苗センターで播種始まる
田植えに備え、南箕輪村大泉にある水稲育苗センターで15日、播種作業が始まった。
作業をしているのは大泉水稲協業組合。
苗は南箕輪村内の農家からの注文がほとんどで、今年は育苗箱で、例年並みの3万6千箱の苗を作るという。
育苗センターでは、機械で育苗箱に土を入れ、種もみをまき、さらに土をかけていく。播種をした育苗箱は積み重ねた状態のまま、芽を出させるための部屋で管理する。
育てる苗の品種は「コシヒカリ」を中心に、酒米の「美山錦」「ひとごこち」など。
苗は出芽して3日くらい、1週間、すぐに田植えができる状態の3種類を注文に応じて作る。
作業は5月1日まで続き、毎日15人体制で取り組むという。 -
園児がしいたけの菌打ち体験
南箕輪村南部保育園の園児は13日、大芝高原でシイタケの菌を木に打ちこむ作業を体験した。
これは、子どもたちに大芝の自然の中で菌打ちを体験してもらおうと、村内の住民有志が企画した。
南部保育園の年長児30人が、住民有志に教わりながら、ナラの原木60本にシイタケの菌を打ちこんだ。
菌打ちに使った木づちは、子どもたちが使いやすく、けがをしないようにとメンバーが作った。
子どもたちは、開けられた穴に狙いを定めてシイタケの菌を打ちこんでいた。
指導にあたった住民有志の一人は、「地域にある素晴らしい自然の中で、思い出をたくさん作ってもらいたい」と話していた。
シイタケは収穫できるようになるまでに2年ほどかかるということで、園児らは住民有志が育ててきたシイタケの収穫体験を10月頃に行う予定。 -
唐木一直さんに当選証書付与
南箕輪村選挙管理委員会は13日、無投票当選した唐木一直氏に、当選証書を授与した。
この日は役場で当選証書付与式があり、南箕輪村選挙管理委員会の清水真委員長が、唐木氏に当選証書を手渡した。
唐木氏は「責任の重さを感じる。住民の声を聞きながら、覚悟を新たに、行政運営に努めたい」と話した。
唐木氏の初登庁は16日。この日に村長就任式が行われる。 -
南箕輪村のエドヒガンザクラ見頃
樹齢260年といわれる古木で、南箕輪村の天然記念物にも指定されている北殿のエドヒガンザクラが見頃となっている。
今年は、1週間ほど早く見頃を迎えた。
管理をしている北殿エドヒガンザクラ愛好会は今年、財団法人日本さくらの会の功労者に選ばれ、13日には、東京で表彰式が行われる。
愛好会の一人、桜のすぐそばの南中食堂の長沼文子さんは、この場所で30年近く営業している。
桜の開花期間中は、ライトアップをしているということで、長沼さんは「桜も喜ぶので、多くの人に見に来てもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村長選挙 一夜明けて
7日告示の南箕輪村長選挙は、現職の唐木一直さんが無投票で再選した。当選から一夜明けた8日、唐木さんの選挙事務所には、当選祝いに駆けつける人の姿が見られた。
「今朝は、普段よりも早く朝5時に起きた。昨日の興奮が残っていたのだと思う」と話す唐木さん。
「二期目のスタートについては、無投票当選だった。その意味、住民の付託にどう答えていくか、重い責任を感じた、それが1番目の感想。無投票ということで、いろいろな声を聞く機会が少なかったのは事実。その中でゆっくり話をする間もなかったので具体的な声を拾うことにはならなかった。対話集会を主に住民の皆さんの声を聞いていきたい」と語った。
唐木さんは、現在骨格予算となっている当初予算の肉付けを就任早々に行いたい考えを示した。
具体的な内容として、不況を脱するまでは生活を優先する施策が重要と位置づけ、高齢者の介護保険料の自己負担金の軽減を図りたい竏窒ニしている。
公約にも掲げている自然エネルギーの活用については、太陽光発電、太陽熱利用の施設、ペレットストーブなどに対して、補助金制度を創設したい竏窒ニする。
8千万円が見込まれる村民体育館の耐震化事業に着手したい考えも示した。
これらの事業は、4月末ごろに開かれる臨時議会に提出される見込み。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間。 -
伊那技術専門校で入校式
伊那技術専門校で7日、入校式が行われ、試験に合格した74人が出席した。今年度の入校応募者は130人で、定員の90人を大きく上回った。
今年度は、訓練期間が2年間のメカトロニクス課に14人、情報システム科に10人、1年間の木工科に24人、半年間のパソコン活用科と機械科に26人の計74人が入校した。
式の中で遠藤昌之校長は、「世界的な不況の中、日本の技術者の核となれるよう努力をして学んでほしい」と話した。
また、入校生を代表して駒ヶ根市の田中雅人さんは、「目標とする知識や技能を身につけ、社会で活躍できるよう努力します」と誓いの言葉を述べた。
今年度、伊那技専の入校応募者は130人で、去年の78人と比べ約1.6倍に増加した。また入校者の平均年齢も昨年度の27.2歳から31.2歳に上がっている。
技専ではこの要因について、経済情勢の悪化による失業者が増加し、この機会に必要な技術を身につけようという人が増えたため竏窒ニみている。
この日、入校した学生は、資格取得や企業での実習などを通して働くために必要な技術を身につけることになっている。 -
南箕輪村長選
唐木一直氏 無投票再選任期満了に伴う南箕輪村長選挙が7日告示され、現職で2期目を目指す唐木一直さんが、無投票で再選した。
当選が決まり、支持者から祝福を受けた唐木さんは、「無投票ということで責任の重さを感じている。2期目は子育て、教育、福祉を基本に、今回公約として打ち出した環境問題、健康問題にも力を入れたい。味工房が完成したので大芝高原を村のブランドとして売り出し、大芝から村の元気と活力を発信していきたい」と決意を述べた。
また、長年の懸案事項だった153号伊那バイパスと下水道事業がこの2年間で完成することから、「住環境整備が整ってくるので、人口増加政策に再び力を入れたい」と話した。
この日、唐木陣営は、午前8時30分に届け出を済ませると南殿コミュニティセンターで出陣式を開き、唐木さんは、集まった支持者200人を前に、2期目に向けた決意を訴えた。
第一声のあと、久保や北殿地区など北部・中部地域を中心に回り、地域住民に支持を訴えた。
昼には事務所にもどって一息。午後は再び、大泉や南原など西部・南部地域を中心に回った。
唐木さんは1948(昭和23)年生まれの60歳。1967(昭和42)年に伊那北高校を卒業後、南箕輪村役場に就職。総務課長などを歴任し、2001(平成13)年に助役に就任した。
2005(平成17)年の村長選に出馬し、村民の目線に立った村政を基本方針に掲げ、選挙戦の末、初当選を果した。
当選後は、合併論議の末、自立を決めた村として行財政改革を行い財政の健全化を図ったほか、子育て支援センターの設置、乳幼児医療費を中学生まで無料化するなど子育て支援の充実に力を入れてきた。
2期目を目指す今回は、「村民が安全で安心して暮らせる子育て・福祉・教育に優しい村づくり」「活力と元気を育む村づくり」を基本方針に掲げ、村民に支持を訴えてきた。
長野県によると、南箕輪村は2008(平成20)年、県内の市町村の中で最も人口増加率が高い自治体で、県全体の人口増加率マイナス0.41%と比べ、村は1.15%と高い数字となっている。
そんな中、アパートなどに住む組に加入しない世帯が増加傾向にあり、地域コミュニティのあり方が課題となっている。
村によると組に加入しない世帯が増えると、地区の連携がうまく取れないことや、災害時などの体制づくりに影響があるという。
また、最近では郊外に大型店の進出が続き、商業をとりまく環境も変化してきていて、高齢者や障害者など交通弱者の買い物といった生活面での対策が必要となっている。
これらの課題を抱える中、4年間の舵取りは無投票により現職の唐木一直さんの手にゆだねられた。
南箕輪村の歴史の中で、無投票での当選は、公職選挙法が昭和25年に制定されてからこれで3回目。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間となっている。 -
南箕輪村長選挙あす告示
任期満了に伴う南箕輪村長選挙は7日、告示される。
6日現在、再選を目指す現職の唐木一直氏の一派が出馬を表明しているのみで、無投票の公算が大きくなっている。
共産党では、「合併論議の後の4年間、唐木村政が、必ずしも間違っていたとは思わない。候補の擁立も検討したが、選挙で争うまでにはいたらなかった。ほかの手段で、村政をよりよい方向へ進める方法を模索したい」と話していた。
また、前回の選挙で対立候補を擁立した住民有志でつくるチームグリーン南箕輪は、今回、対立候補の擁立を断念した。
この4年間の唐木村政については一定の評価をしているが、「村民の自主性、自発性を促した村民総参加の村政と、斬新な発想、リーダーシップを求めていきたい」と話している。
南箕輪村選挙管理委員会によると、昭和25年に公職選挙法が制定されて以来、村の歴史の中で村長選が無投票だったのは、昭和29年と平成5年の過去2回のみだという。
唐木氏の後援会では、無投票の公算が大きくなったことについて、「選挙はあるものと考え、準備を進めている」と引き締めを図っている。
3月2日現在、村の選挙人名簿に記載されているのは、男性5434人、女性5526人の計1万960人。
7日告示される南箕輪村長選挙は、立候補の届出が締め切られる午後5時の時点で、立候補者が唐木氏一人の場合は、唐木氏の無投票での再選が決まる。
村選挙管理委員会によると6日現在、立候補届出書類を持ち帰った人はいないという。 -
グランセローズが野球教室
信濃グランセローズは、南箕輪村大芝高原でのキャンプ最終日の5日、地元の小学生を対象に野球教室を開いた。
大芝野球場で開かれた野球教室には、南箕輪村の南小ドラゴンズや駒ヶ根、辰野の5つの少年野球チームなどが参加した。
子どもたちは、ポジションごとに分かれて選手とコーチから指導を受けた。
ピッチャーは、投球練習をしながらフォームを教わり、「キャッチャーミットを良く見て、そこに投げるイメージをしっかり持って」とアドバイスを受けていた。
内野手は足の使い方などを重点に教わり、南箕輪村出身の松澤俊充選手が投げる球を一人ずつ取って投げる練習を繰り返していた。
指導を受けたある子どもは、「うまい人に守備を教わって、うまくなった気がする」と話していた。 -
大宗館の有賀士郎さん講演会
島崎藤村など歴史上の人物に関わりの深い南箕輪村の大宗館に関する講演会が4日、村民センターで開かれた。
講演会は、地域に残された貴重な歴史に触れてもらおうと村教育委員会が開いたもので、約30人が訪れた。
大宗館の現在の当主、有賀士郎さんが講師を務め、古くから村に住んでいる有賀一族と大宗館の歴史について話した。
大宗館には、江戸時代中期から明治時代の貴重な資料が5千点ほど収蔵されていた。
また、数多くの文学者が訪れた歴史があり、水戸光圀の書や島崎藤村の作品「夜明け前」に関する資料など、学術的に貴重な資料が多く残されてきた。
有賀さんは、島崎藤村の母が有賀家の出身者であることから、「藤村の父と共に、有賀家も夜明け前に登場している。残された資料からもわかるように、両家にはとても深いつながりがあった」と話していた。 -
信濃グランセローズ 練習試合
南箕輪村の大芝高原でキャンプ中の、信濃グランセローズは今日、大芝野球場で練習試合を行った。
試合前には始球式が行われ、唐木一直村長が、今久留主成幸監督のミットめがけてボールを投げた。
練習試合の対戦相手は、佐久市のクラブチーム「佐久コスモスターズ」。
試合は、グランセローズが1点を先制したが、5回に1点を返されるなど接戦となった。
野球場を訪れた人たちは、今年の大芝キャンプ初めての練習試合ということもあり、雨が降る中傘をさしながら応援をしていた。
試合の結果は、2対2の引き分けとなった。
グランセローズのキャンプは5日までの予定で、5日は少年野球チームへの指導が行われることになっている。 -
南箕輪村マレット同好会初打ち
南箕輪村マレットゴルフ同会は2日、大芝高原内のマレットゴルフ場で今シーズンの初打ちをした。
大芝荘の山崎文直支配人と、同好会の伊澤文雄会長が初打ちをした。
大芝高原マレットゴルフ場は1日から今年の利用が始まっている。
同好会は週2回、大芝でプレーをする計画で、シーズン最初のこの日は80人が参加した。
会員は4人ずつのグループに分かれ、さっそく球を打つ感触を楽しんでいた。
伊澤会長は、「今年も元気に楽しくプレーしていきたい」と話していた。
大芝高原マレットゴルフ場は今年から、3つあるコースの一つ、白樺コースが9ホール増えて18ホールになり、コースが充実したという。 -
「初歩の切り絵講座」受講生作品展
南箕輪村公民館の切り絵講座で学んだ人たちの作品展が8日まで、村民センターで開かれている。
会場には、約40点の作品が並んでいる。
出品しているのは今年1月から3月まで開かれた「初歩の切り絵講座」の受講生。22人が、計3回の講座で切り絵の基礎を学んだ。
今回は、学習の成果を地域の人に見てもらおうと、講座の中で制作したもののほか、自宅で作った作品も展示しているという。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。 -
南箕輪村中部保育園 入園式
南箕輪村内5つの保育園で2日、入園式が行われ、173人の園児が入園した。
このうち南箕輪村中部保育園では、未満児を含む55人が入園した。
保護者とともに初めて来園した入園児は、肩に黄色いリボンをつけ、緊張した様子で入園式に臨んでいた。
高島みよし園長は、「保育園では友達や先生と楽しく遊びます。元気よく通ってきてください」とあいさつした。
このあと年長の園児らがリズムを披露し、新しい友達の入園を歓迎した。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいた。
村内では、去年よりも36人多い173人が入園していて、全園児数は549人となっている。