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新しい大芝高原音頭振り付けに向け懇談会
南箕輪村の新しい「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付け制作業者と大芝高原音頭普及チームメンバーらの懇談会が3日、フォレスト大芝であった。振り付けを担当する宝塚歌劇団OGの可奈潤子さんが、踊りに対するチームメンバーの思いなどを聞き、歓談した。
新しい大芝高原音頭の振り付けは4月19日のプレゼンテーションで、イベント企画制作のサクセス(岡谷市)に決定。企画制作会社トリニティ(飯田市)、オフィスITOSAN(飯田市)が携わる。
可奈さんは兵庫県宝塚市在住。スタジオ・グランパレ主宰。毎年、宝塚音楽学校に募集人数約50人のうち10数人の合格者を送り出すダンススタジオとして知られる。
懇談でメンバーは、だれでも踊れる振り付け、ざん新な振りが一つでも入っていればいい、この辺にないすばらしい踊り-など、それぞれの意見を話し、唐木一直村長は「一体感を持って皆が踊り、楽しんでもらえればありがたい」と思いを語った。
可奈さんは「プロではなく皆さんがいいと思ったことが一番。楽しく、皆が見ていて踊りたいと思えれば大当たり。でも、それが一番難しい」と話し、メンバーの話を熱心に聞き、村の様子を知るため祭り会場の大芝公園なども見学した。
振り付けの参考にと、4月下旬には村内の園児や文化団体が踊ったり、振り付けイメージを語ったものをビデオに収録し、可奈さんに送っている。
8日の普及チーム会議で振り付け第1稿の提案があり、メンバーの意見を聞く予定。 -
伊那署が街頭犯罪抑止呼びかける 地域防犯ボラも協力
伊那警察署は地域の防犯ボランティアの協力を得て「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店、ニシザワ食彩館高遠店の4カ所で実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど千枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店にはボランティア約30人のほか、県警のマスコットキャラクター「ライポくん」も参加。自転車の盗難や車上狙い防止を訴えるチラシ約400枚を配布し、市民に街頭犯罪抑止を呼びかけた。
伊那署管内で発生した05年の街頭犯罪は、前年と比べて178件少ない658件。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで、1年間の犯罪抑止につながる」と話していた。 -
南箕輪転作田作業受託組合・筋まき方式機導入
南箕輪転作田作業受託組合(原英雄組合長)は2日、同村神子柴のJA上伊那ライスセンター南側の水田で、導入したばかりの直播(じかまき)機の試運転をした。直播作業は3日から始まる予定。
これまで使用していた打込み点播方式の直播機は発育にむらがあったため、筋まき方式の機械を導入した。関係者によると、成育むらによる雑草処理などの作業が減り省力化につながる。収穫量も期待できるという。
試運転には組合員5人などが参加。オペレーターが機械を動かし、種籾(もみ)2・7キロを肥料と一緒に10アールの水田にまいた。
この日は、直播作業開始も予定していたが、雨が降り地温が低く籾の成育に支障があるため中止。作業は3日から始まり、大型連休中には終わる見込みだという。
南箕輪転作田作業受託組合に直播を委託する農家は村内に約20人。組合では期間中、栽培面積750アールに約230キロの種籾をまく。 -
すくすく絵本の会
南箕輪村の子育て支援すくすくはうすで2日、絵本の読み聞かせやパネルシアターなどをする「すくすく絵本の会」があった。子どもたちがお母さんのひざの上でお話を楽しんだ。
すくすく絵本の会は、子どもが絵本などに触れる機会をつくると同時に、親子が訪れるきっかけとして始まり、村図書館司書が担当している。
2回目のこの日は、7組の親子が訪れた。子どもたちはお母さんと一緒にわらべうたを楽しみ、「ちゅっちゅっ」「ありのあちち」などの絵本、紙芝居に見入った。端午の節句が近いことからこいのぼりのパネルシアターもあった。
すくすくはうすは、子育てアドバイザーが常駐し、保育園に通う前の子どもと保護者が自由に訪れ、遊んだり、育児相談などができる。本年度から、月曜日から金曜日までの週5日開館し、アドバイザーは2人になった。開館は午前9時から午後2時まで。すくすく絵本の会は毎月第1・3火曜日午前10時半から。 -
大芝高原味工房4周年記念セール
南箕輪村大芝公園内の「森のプチキッチン大芝高原味工房」は1日から、4周年記念セールをしている。朝から切れ間なく客が訪れ、にぎわっている。
初日は甘酒無料サービスがあり、特価の「おばちゃん味噌」がよく売れた。甘酒サービスは2日もある。
記念の初企画は、手作りジェラート回数券(11枚つづり)2500円の購入者に、もう1枚プレゼント。7日まで。おばちゃん味噌1キロ入りは7日まで700円を500円で販売。行者にんにくしょうゆ漬け100グラム入り350円は数に限りがある。
営業時間は午前10時から午後5時まで。木曜定休だが4日は営業する。 -
南箕輪村交通安全協会総会
南箕輪村交通安全協会は28日夜、06年度総会を村役場で開いた。新役員の推薦や本年度事業計画を承認した。
事業計画は、交通安全教育の推進(特定任意講習会の開催、保育園、小・中学校、高齢者の交通安全教室、ヒヤリマップ作成の推進)、女性部活動(保育園・高齢者交通安全教育の推進、有線放送アイネットによる「愛のメッセージ」放送など)、交通安全街頭活動(街頭指導、交通指導所開設・人波作戦への参加、夏休み中の交通安全指導)、交通安全施設の点検整備、広報活動など。
新役員の任期は06年4月1日から08年3月31日までの2年。会長の飯島さんは「皆さんのご指導、ご支援をいただき、役員と力を合わせて交通安全に微力ながら尽くしていきたい」とあいさつした。
村内の05年の事故発生状況は物損事故395件、人身事故98件で04年よりそれぞれ9件の増。死者は1人で1人増、負傷者数は119人で9人増。伊那署管内全体では事故発生状況は減少している中、村内はいずれも増加という結果だった。
新役員は次の皆さん。
▽会長=飯島英之(南原)▽副会長=清水貴男(大泉)▽会計=増沢宮雄(北殿)▽女性部長=福沢陽子(南殿)▽女性副部長=中山愛子(南原)▽女性部評議員=境沢千恵子(南原)馬場良子(久保)▽監事=横道宗弘(大芝)唐沢英樹(大泉)▽顧問=山崎喜美夫(南殿) -
南箕輪村老人クラブ連合会総会
南箕輪村老人クラブ連合会(清水勇会長)は26日、06年度総会を村公民館で開き、事業計画などを承認した。
本年度の事業計画は県老連・郡老連への参加協力、村主催事業への積極参加、会員増強、老人ホームへの訪問交流、デイサービスなどボランティア活動の充実、役員研修旅行、マレットゴルフ・グラウンドゴルフ大会の実施、村ゲートボール連盟への応援、花いっぱい推進事業への参加協力、ふれあい保育への参加協力、赤松荘庭園の樹木せん定や除草など清掃作業。
清水会長は、「花いっぱい推進事業やふれあい保育など皆さんのご協力で活動が成り立っている。特に花いっぱいは力仕事で朝早くお願いしている。スポーツや研修旅行もあるので参加してもらい、盛大の中でおもしろくやっていきたい」とあいさつした。 -
春の叙勲
旭日双光章
地方自治功労
前南箕輪村長
山口一男さん(75)「栄えある章をいただいてありがたい」
日本通運に27年間勤務。野球と組合活動に盛んに取り組み、組合執行委員長を務めた。社会党上伊那書記長も務め、退職後の91年4月、社会党公認候補として村議会議員に初当選し95年5月から議長を務め活躍。3期目途中の01年に無所属で村長選に出馬し当選。1期4年務め05年4月、退任した。
村政運営は、真に恵まれない人に対する行政サービスを最も大切にし、個人的に相談を受けるなど心を砕いた。「7歳で父親が戦死。貧乏で育って底辺の人の気持ちがわかるから、それはやってきたつもり」と振り返る。
「村にとって激動の4年間だった」任期中は、硫酸ピッチ、子ども未来センター、市町村合併と大きな問題が次々とあった。
合併問題は、当時は「村のままでいければ基本的にはいいと思っている。でも今はいいけど、勇気をもって合併したほうが将来的には村のためになる」と村民への説責任を果たし、住民投票を実施。結果は合併反対6割で自立の道を選択。村民参加の「むらづくり委員会」を組織し、自立のむらづくりへの道筋を立て、職を退いた。
「私は人に恵まれた」。全国町村議長会の理事を務めた当時の人脈が村長時代に役立った。「まさか村長をやるとは思わなかったけど村民、行政にお世話になり、皆さんのおかげ」という。
現在はゴルフを楽しみ、権兵衛峠開通に伴う村への波及効果に関心を寄せる。田畑の自宅で妻と2人暮らし。 -
信大でブータンの農業と山菜などについて学ぶ公開ゼミ
南箕輪村の信州大学農学部で26日、ブータン農業省の研究員を招いた公開ゼミがあった。約30人の学生が集まり、ブータン人の生活と密接なかかわりを持つ食用野生植物の利用や伝統知識など学んだ。
機能性食料開発学を専攻する松島憲一助教授のゼミは昨年から、長野県と似通った気候風土を持つブータンの食用野生植物利用に着目し、現地の研究機関と共同プロジェクトを進めている。鎖国が長かったブータンは、日本で一般的に食されている野菜類の普及が遅かった分、山菜などの利用が進み、それらに関する知識も蓄積されているが、現代に入り若い世代が継承しなくなってきていることから、食用野生植物の利用と伝統知識を保全するための研究・調査をしている。
公開ゼミは、今月上旬に現地調査に出向いた学生2人と、ブータン農水省の研究員2人がそれぞれ発表した。
ラクシュミ・タパさんは、日本でもなじみのアカザ、ゼンマイ、などがブータンでは一般的に食べられていることや、市場価値のあるいくつかの山菜を紹介。また、それらが持つといわれているさまざまな効能やブータンにおける文化的価値やなどを説明した。
また、ゼミ生らがブータンの郷土料理「ダチ」を作り参加者に振舞った。
同研究室は、研究調査を来年まで継続した後、結果をまとめた山菜図鑑のようなものを作成する予定。 -
横領の元職員に懲役3年6月 地裁伊那支部
伊那市などでつくる伊那中央行政組合の公金を着服したとして、業務上横領の罪に問われていた同市坂下区入舟の元伊那中央衛生センター庶務係長、田畑浩二被告(41)=懲戒免職=に対して地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)は27日、懲役3年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決公判などによると田畑被告は、庶務係長になった2003年4月から06年1月までの間、122回にわたり、同センターにし尿回収業者3社が支払った施設使用料のうち、2566万8千円を着服していた。
経理をほとんど一人で担当していたため、誰もいない時を見計らって、事務所金庫に保管していた現金を抜き取る手口で横領。飲食やパチンコなどの遊興費、消費者金融への借金返済などに使っていた。
藤井裁判官は判決理由で「公務員としての責任ある立場にありながら、それを悪用し、公務員に対する信頼を失わせた責任は重い。重大性、背信性を十分認識しながら遊興費に使用したことは、規範意識の欠如は明らかだ」とした。 -
南箕輪村集落営農組織準備委員会発足
南箕輪村の「担い手」としての集落営農組織の設立に向け26日夜、準備委員会が村役場で発足した。今後、組織の位置付けや組合員加入など具体的な項目を検討し原案を作る。
準備委員会は集落営農組織の設立、情報収集、情報提供などを審議し、活動する。委員は関係組織と各地区代表者ら30人で構成。会長に吉沢和倫さん(北殿)、副会長に原廣美さん(大泉)田中実さん(神子柴)を選出した。
5月18日の第2回委員会から、集落営農組織の位置付け、組合員加入推進、一元経理対象品目、加入条件、組合の名称・運営、作業機械の借用、利益配分基準の設定などの具体的項目を検討する。
今後は、準備委員会で原案作成後、村「担い手」育成総合支援協議会を開き、7月ころに各地区で第3回集落懇談会を開き仮申し込みのとりまとめをする予定。 -
南箕輪村食生活改善推進協議会 講習会に健康体操も
南箕輪村食生活改善推進協議会(伊藤幸子会長)は25日、村保健センターで、06年度初めての料理講習会をした。試食の後は定期総会を開き、本年度の事業や予算を決めた。
会員20人が集まり、五平もち、春雨のサラダ、ナメコとチンゲン菜のすまし汁の3品を調理。五平もちは「クルミみそ」「ピーナツ」の2種類の付けダレをつくり、それぞれを味わった。
会員らは自宅から持ち寄ったうるの米、合計14合を炊飯し、ゴルフボールより一回り大きいサイズに握っていった。調理中は「私の家では、もち米を少し混ぜて炊くの。モチモチしておいしいわよ」などと、各家庭の・ス味自慢・スも飛び交いにぎわった。
定期総会では事業計画を決定した。料理講習会については、これまでの夜の実施を日中に変更し、講習会後に健康体操を取り入れることを強化。本年度は乳製品や高野豆腐などを使った講習全8回を計画する。また、村内の家族を対象とした料理教室もある。
伊藤会長は「『私たちの健康は私たちの手で』のスローガンに基づき、地域の皆さんが健康で過せるためのお手伝いができれば。食事指導を通じて、村民の中から生活習慣病が減っていけばうれしい」とあいさつした。 -
南箕輪村農業委員会総会
南箕輪村農業委員会は24日、06年度総会を村民センターで開き、本年度の活動方針を協議した。生活改善女性推進委員の委嘱もあった。
地域農業活性化のための活動方針は▽農地法などの適正運用と的確な指導▽農業振興方策の検討、提言、意見具申(1)認定農業者協議会、農業経営者協議会、南箕輪村輪の会などとの交流(2)村営農センターおよび地域の営農組合活動への支援(3)研究成果の公表▽担い手育成と農地の有効活用の推進(1)担い手への農地集積(2)農地保有合理化事業のあり方研究(3)遊休荒廃地解消に向けた活動の強化(4)コンバイン組合など各協業組織の活動支援▽農業フォーラム、大芝高原まつりへの参加ーなど。
村内の農地流動化目標面積は、利用権設定期間ごとに3年未満260アール、3縲・年1450アール、6縲・年640アール、10年以上490アール、合計2840アール。
委嘱した生活改善女性推進委員は堀伊都子さん(久保)、植田さち子さん(田畑)。 -
「伊那少年友の会」会員委嘱式 新会長に丸山義貞さん
伊那署は21日、「伊那少年友の会」の会員委嘱式を署内で開いた。2年任期に伴う委嘱替えで、会員は10人の退任者に代り、9人の新任者を迎えた計42人。新会長には丸山義貞さん=伊那市高遠町長藤=が選出された。
小嶋惣逸署長は「子どもたちの健全育成や、安心安全な環境を守ることは私どもや地域にかせられた任務。皆さんの力を持ち合わせて、次代を担う子どもたちを育てていきたい」とあいさつ。
退任者に対しては「元気で活躍すると共に、今後も指導、アドバイスなどの支援をいただければ」と感謝した。
伊那少年友の会は非行少年の早期発見、補導などを目的に活動。伊那、箕輪、南箕輪、高遠(長谷含む)の4ブロックで構成され、本年度の初仕事は「街頭犯罪抑止強調月間」の初日(5月1日)、大型店で街頭啓発のチラシ配りを予定する。
伊那署によると、昨年管内で発生した刑法犯の検挙人数221人のうち、少年補導人数は全体の43パーセントとなる96人。このうち万引き、自転車盗などの犯行手段が簡単で、動機が単純な非行「初発型非行」が約6割を占めている。 -
南箕輪村が総務省「新地方公会計制度研究会」出席へ
南箕輪村は、総務省の「新地方公会計制度研究会」で、先進的な公会計制度の取り組みを話してほしい-との依頼を受け、24日に総務省で開く研究会に出席する。
研究会は、地方公共団体の資産・債務の管理などに必要な公会計の整備を有識者により幅広く検討しようと開いている。
「バランスシートなどの財源分析がよくまとまっている」とし、分析方法やまとめ方を担当職員に質問するほか、財務情報の活用方法で村長の考えを聞きたい-と、村に研究会出席依頼がきた。
4月17日の研究会出席団体は東京都、三重県、愛知県豊橋市、東京都武蔵野市。今回は、南箕輪村のほか大分県臼杵市、新潟県上越市、北海道蘭越町が出席する。今回の2回までの出席団体で村は南箕輪のみ。
村は、2000年からバランスシートを作成。財政力は、03年度の財政力指数でみると、全国では3132市町村のうち669番目、町村単位では2443町村のうち278番目。長野県内では118市町村のうち14番目、町村では101町村のうち7番目。「財政状況はいい」という。 -
輪の会研修会「花ずし作り」
農業や食に関心を持つ南箕輪村在住者でつくる「南箕輪村輪の会」は21日、村公民館で「花ずし」の作り方を学び合った。
「輪の会」は、家庭や地域の伝統料理のレシピ集作りを主な活動とし、信州大学農学部の学生とも交流。本年度は、調理実習をしながらの研修会で、会員それぞれが持つ知識を生かし、意見交換しながら活動を推進する。
06年度第1回は、上伊那農業改良普及センターの指導で「四海巻き」「バラ」2種類の花ずしを作った。花ずしは駒ケ根市や辰野町で取り組みがあり、農業改良普及センターは米消費拡大のため作り方を紹介している。
参加者は会員のほか一般5人、信大農学部の学生5人の計19人。
白いすし飯と、でんぷと梅の漬け汁を混ぜたピンクのすし飯を用意。卵焼き、かんぴょう、アスパラなどを使い、2人1組で見本通りにすしを巻いた。
「上手にできてるかね?」と心配しながら出来上がりを切ってみると、きれいに四海やバラの花になっていて「きれい!」「よくできた」と拍手も起こり感激した様子だった。 初参加の村内の女性は「とても楽しい。きれいにできました。忘れないうちに早速明日作ってみたい」と話していた。
花ずしを味わいながら、今回のもう一つの研修課題「効率的な時間の使い方」も考え合った。 -
伊那中央病院で防災訓練
伊那中央病院(小川秋実院長)で20日、夜間に出火したと想定した防災訓練があった。当日夜勤の医師や看護師など約40人が参加。初期消火、状況報告などの担当に分かれて訓練に臨んだ。
今月から3階西病棟の病床使用が開始されたのに伴い、消火班などの編成方法を一部見直した「自衛消防隊活動マニュアル」に添って訓練。任務遂行者が手順を熟知しているかなど、新マニュアルの問題点を浮き彫りにすることを目的に、初めて実施した。
火災報知器が作動すると共に、出火場所の近くで働く職員から順に現場へ集合。消火器などで初期消火をしたり、被害状況を本部指揮官に伝えるなど、各自がそれぞれの担当任務に取り組んだ。
訓練が終了すると、伊那消防署の塩原正美予防係長が講評。「自分の役割が分かっていない部分もあり、流れが悪かった。いざという時に迅速な行動ができるようにしておいてほしい」と呼びかけた。
小川院長も「反省点を参考にして、次回はよりよい訓練ができるよう心掛けてほしい」と職員らの気持ちを引き締めた。 -
「子ども読書の日」23日
南箕輪村図書館でトーマス折り紙プレゼント23日は「子ども読書の日」。南箕輪村図書館は23日に本を借りた人に、きかんしゃトーマスの「トーマス」か「パーシー」の折り紙をプレゼントする。
図書館所蔵の本「キャラクターいっぱいのおりがみ」に折り方が掲載されている。人気の本で借りる人も多いのだが、トーマスを完成させるのに8パーツ作って組み立てるため、「なかなかできなかった」という声が図書館に届いた。
このため、「子ども読書の日にプレゼントしよう」と初めて計画。トーマスとパーシーを50個ずつ、職員がせっせと折って作り上げた。出き上がりは横11・5センチ、高さはトーマス8センチ、パーシー7センチ。
プレゼントは希望者のみ先着100人。職員は「子どもたちが喜んでくれるといいけれど。図書館に来てください」と話している。 -
伊那署など 小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成
伊那署と伊那防犯協会連合会は、子どもを守る対策の一環として小冊子「こどもごしんじゅつ」を作成した。管内の22小学校の全児童に配れるよう約6700部を用意。今後は各学校の防犯講話などで活用される。
小冊子は、子どもが日常生活の中で心がけなければいけない注意事項がまとめられている。一人で歩く時、留守番をする時竏窒ネど、児童が自分の身を守るための対処方法を掲載。例えば、車に乗った人から話し掛けられた場合は「ぜったいに車に乗らない」などと紹介している。
内容は小学3年生までに習う漢字を使用。イラストや、署員の家族をモデルに使った写真なども盛り込まれ、視覚的に興味を引くよう工夫した。
小冊子はA5判、6ページ、オールカラー刷り。 -
近作彫刻展
南箕輪村北殿の小倉孝一さん(73)は28日まで、彫刻展を八十二銀行南箕輪支店ロビーで開いている。
「綾香」「少年夢遥か」と題した首(頭)の作品と立像「涼風」の近作3点。石こう像とブロンズ粘土による2つの手法で、1作品に約半年かけて作り上げた。スケッチとデッサンも展示している。南箕輪村や伊那市の金融機関ロビーなどで個展をし、今回が4回目。
彫刻歴は40余年。児童の首や女性の立像を制作し続けている。児童の首を作るのは、元教諭で長年身近に接してきたこともあり、「純粋で若々しく、魅力がある」と作品の題材にしている。伊那美術会員で、これまでに各種の賞を受賞している。
「量感豊かな生命感あふれる彫刻を創り続けたい。大きくはないが力強く、形や技巧的でない感じたままを自己表現したい」と小倉さん。「じっくり見て、作品の内からの生命感を感じとってほしい」と話している。 -
南箕輪村身体障害者福祉協会総会
南箕輪村身体障害者福祉協会(野沢志げる会長)の定期総会が16日、村社会福祉協議会・松寿荘であり、06年度事業計画と予算案を承認した。
昨年度は、会員の増強運動や収益事業の充実により、組織強化を図った。補助金に頼るのみの運営が難しくなる中、お茶の販売による収益事業などに力を入れた結果、約12万円の収益を上げた。会員会費の次に大きな収益となり、組織運営を支えた。
本年度も引き続き事業活動を拡充・推進し、自主財源の確保に努める。会員確保のための増強運動も継続していく。
また、本年度はゲートボール、マレットゴルフ大会に加え、ニュースポーツの「ペタンク」大会も計画する。 -
伊那署管内 「交通安全運動」期間中の事故発生状況
06年度「春の全国交通安全運動」(6竏・5日)の10日間、伊那署管内で発生した人身事故は前年と比べて7件少ない、4件だった。死亡者は1人(前年比1人増)、けが人は4人(同10人減)。期間中は歩行者が関わる事故や交差点内の事故の発生が目立っている。
管内では同運動初日、高齢者が運転するミニバイクによる交通死亡事故が発生。事故は信号機のない、4差路交差点で起きた。昨年は交通死亡事故全5件のうち、2件で高齢者2人が死んでいる。
期間中、県下の交通事故発生は、人身事故313件(前年比61件減)、死者数2人(同1人減)、けが人414人(同55人減)と、減少傾向。しかし、16日現在の死亡数は27人で、そのうち約60パーセントを占める17人が高齢者だ。
伊那署の中山邦夫交通課長は「運動期間中だけでなく、常に事故を起こさないという意識を再確認してほしい。一人ひとりが意識して思わなければ事故はなくならない」と話している。 -
05年度南箕輪村むらづくり賞表彰
南箕輪村の05年度むらづくり賞表彰式が17日夜、村役場であった。大賞は災害時バイクボランティアの「B・F・F・W」(バイク・フォーメーション・フライ・オン・ウィング)、むらづくり賞は自然環境部門「信州大芝高原マレットゴルフ親交会」、社会環境部門「県婦人推進協議会南箕輪支会」が受賞し、唐木一直村長が賞状を手渡した。
むらづくり賞は、住民自らが行うむらづくり活動のうち優秀なものを表彰し、ほかの団体の活動を促進するねらい。04年度から始まり産業振興、教育・文化・スポーツ、自然環境、社会環境の4部門ある。本年度は自然環境部門1団体、社会環境部門3団体が登録した。
賞は3月末に審査し、達成度や地域への貢献度、構成員の参加度、活動の自発性などの観点から決定。むらづくり委員会の会議に先立ち表彰式をした。
唐木村長は、「活動に敬意と感謝を申し上げる。これからのむらづくりは団体の自主的活動が極めて重要になる」と、より一層の活躍に期待を寄せた。
大賞のB・F・F・W代表の知野貞美さんは、「この活動がバイクのプレゼンスを再確認し、災害時に地域の役に立てれば。出動がないのが一番だが、訓練なども模索中。受賞を励みに今後も知恵とお力をお借りしたい」とあいさつした。
B・F・F・Wは昨年1月発足し、16歳から68歳まで64人が登録。災害時にバイクの持つ高い機動性を使い、物資の運搬、情報伝達活動などに実働できる人材育成を目指し、救命救急講習の受講、村防災訓練の協働参加、独自訓練などに取り組んだ。会員は1年ごとの更新で、06年度は16歳から69歳まで34人が登録。会員は随時募集している。 -
南箕輪村大芝高原みんなの森
セラピーロードの認定受ける南箕輪村大芝高原の「みんなの森」が、森林の持ついやし効果の解明や健康増進に向けた森林の活用などを研究する森林セラピー実行委員会による日本初の『森林セラピー基地・セラピーロード(ウォーキングロード)』認定で、セラピーロード(一つ星)に認定された。18日、林野庁などが発表した。認定は全国10カ所でセラピー基地6カ所、セラピーロード4カ所。
森林セラピー実行委員会は林野庁、国土緑化推進機構、日本ウエルネス協会で構成。「森林セラピー総合プロジェクト」で、セラピー基地とセラピーロードの認定などに取り組んでいる。
4月14日、森林セラピー・ステアリングコミッティ(委員長・大井玄東京大学医学部名誉教授)での第2次審査で、森林セラピー基地としてノミネートしていた全国27カ所のうち、05年度に「心身のいやし効果の生理実験」をした10カ所を、実験結果に加え宿泊施設などの整備状況、アクセスなど立地条件、将来構想などもふまえ総合的に評価し、認定した。長野県内は南箕輪村を含め5カ所。
森林セラピー総合プロジェクトは、森の自然があやなす風景や香り、音色や肌触りなど、森のいのちや力を実感することで心身に元気を取り戻させようとするもの。
セラピーロードの対象は、20分間の歩行距離を1単位とする森林療法道。村は、アカマツとヒノキ林が広がる大芝高原みんなの森に整備しているウォーキングロードを申請。「みんなの森」のコース路面は砕石、ウッドチップで舗装し、車いすでの散策もできる。
05年6月に現地下見、9月に生理・心理調査と物理調査からなる本調査があった。
18日、村に認定通知があり、唐木一直村長は、「大変ありがたい。森林セラピー実行委員会などと連携を取りながら活用策を考えていきたい」と喜んでいる。 -
南箕輪村消防団・日赤奉仕団合同春季演習
南箕輪村消防団、日赤奉仕団の合同春季演習が16日、大芝公園陸上競技場であった。消防団員126人、奉仕団員76人が一致団結し、非常時に備えた訓練に臨んだ。
技術力の向上、的確な判断力を養う合同訓練は春と秋にある。分団ごとの訓練や、非常召集、防災訓練などもしているが、春と秋の訓練が大規模で、春は新入団員が加わって初めての合同訓練となっている。 団員は、指揮者の指示に従い小隊訓練、中隊訓練、分列行進などをして、日ごろの成果を確認した。
伊那消防署の耳塚茂幸予防課長は「指揮官の下、きびきびとした動作がとれ、素晴らしかった。消防団は団体行動。指揮者の指示に従い、的確な行動をしてほしい」と講評した。
また、日本消防協会精績章を受賞した副団長の松澤武夫さんに表彰状を伝達した。 -
桜とレンギョ
南箕輪村の上伊那農業高校では、春日街道沿いに植えられた桜とレンギョが咲き始めた。黄色とピンク色、2色の花のカーテンが、ドライバーの目を楽しませている。
今年は桜の咲き始めが若干遅め。このところの暖かさで、先に咲いたレンギョの後を追い、桜の花も開き始めた。 -
信州大芝高原マレットゴルフ親交会初打ち
信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)は14日、今年初の例会をホームグラウンドの南箕輪村大芝高原マレットゴルフ場で開き、100人がプレーを楽しんだ
会員は伊那市、岡谷市、箕輪町、辰野町、南箕輪村の136人。本年度は、12月初旬まで例会30回、大会4回を計画。特別大会「第3回大芝高原まっくんマレットゴルフ大会」(昨年度まではマレットゴルフ選手権大会)も開く。「まっくん」が村のキャラクターになったことから宣伝の一役を担いたいと名称を変更した。
06年度役員は▽会長=北原忠義さん▽副会長=藤沢幸雄さん、白鳥栄子さん▽事務局長=荻原文博さん▽会計=藤沢巻臣さん▽会計補佐=武村八千江さん▽競技委員長=水田哲朗さん▽競技委員長補佐=松本孝志さん-。 -
花いっぱい運動
村特産品カーネーション飾る花器作り南箕輪村の花いっぱい推進協議会が進める花いっぱい運動の一環で14日、カーネーションを栽培する「清花園」(田畑)の堀友和さん(32)と役場職員が、庁舎に飾るカーネーションを生ける花器を手作りした。
堀さんは、村のブランド品作りと地域活性化を願い、村の特産品であるカーネーションを役場ロビーなどに飾ることを提案。堀さんと、同じく「清花園」の加藤秀樹さんが花材を提供し、3月下旬からロビーや各課のカウンターに色とりどりのカーネーションをアレンジして飾っている。
花器は自然素材にこだわり、太さの異なる2本の竹を使った。縦半分に割った形と筒状の2種類。村長室用、カウンター用など置場所によって大きさを変え、切り口などをやすりで磨き、防水と花をより美しく見せるために黒色に塗って仕上げた。
花は、約1週間ごとに飾り替える予定。堀さんは、「地域の人が特産品のカーネーションを知り、どこかで話してくれれば、一人ひとりがアンテナショップになる」と期待。庁舎が少しでも明るくなり、訪れる人が心穏やかになってくれれば-との願いも込める。 -
南箕輪村初の女性区長誕生
南箕輪村に初の女性区長が誕生した。北殿区の山本昭子さんで、女性初の区長会長に就任した。06年度第1回区長会が14日、村役場であり、山本さんを区長会長に選出した。副会長は南殿の山崎清二区長が務める。
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文化刺しゅうと盆栽展
大芝の湯ギャラリー南箕輪村ふれあい交流センター大芝の湯ギャラリーで15日まで、箕輪町の城取喜市さんが「文化刺しゅうと盆栽展」を開いている。
「70の手習い」という額入りの文化刺しゅう7点、ウグイスカズラなど盆栽6鉢を展示している。
文化刺しゅうは、松とキジ、チューリップ、滝とコイ、竹、モクレン、雪をかぶった松と太陽など図柄も色合いも美しく、丁寧に刺しゅうされた作品ばかり。来館者は「見事だね」と作品の前で足を止め、「男の人が作ったんだ。すごいね」と驚き、感心して1点1点眺めている。