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南箕輪村長選挙
4月12日投開票南箕輪村選挙管理委員会は任期満了に伴う村長選挙について、投開票の日程を4月12日(日)にすることを決めた。
村選管では現在の村長の任期が4月15日までとなっていることから、村長選について告示日を4月7日(火)、投票日を12日(日)にすることを決めた。
3月12日に立候補届出手続等の説明会、3月26日に立候補届出書類等の審査会が予定されている。
期日前投票は4月8日から11日まで。
村長選には現在、現職の唐木一直村長のみが出馬を表明している。 -
南箕輪村集中滞納整理結果
南箕輪村は、昨年末から今年初めにかけて行った集中滞納整理の状況をまとめた。徴収金額は、昨年の約2倍の144万円となっている。
村では、毎年夏と冬の2回、集中滞納整理を実施している。
今回は、平成19年度と20年度に新たに滞納となった341件を対象に滞納整理を行ったところ、98件の滞納を解消することができた。徴収金額は約144万円。
毎回、集中滞納整理の実施期間は月末の2週間としていたが、滞納者の給料日が月初めの場合もあることから、今回は昨年12月15日から今年の1月16日までの1カ月とした。
村では、期間を延長したことが今回の増額につながったと見ている。
今後は、より効率的に滞納整理を行うための体制づくりを進めたい竏窒ニしている。 -
「南箕輪村野菜法人」の設立準備進む
南箕輪村の野菜生産農家らが、会社組織として野菜の生産を行う「南箕輪村野菜法人」の設立準備を進めている。
今回、野菜法人を設立するのはJA上伊那の呼びかけに応じた南箕輪村内の農家らで、3、4人が発起人となり、およそ5.2ヘクタールの農地でアスパラガス、スイートコーン、加工用トマトなど6品目を栽培していく予定。
現在の農家経営は、家族で農業を行う個人経営が主体だが、高齢化、後継者不足が進む中、個々の農家でできることが限られてしまい、労力の限界がある。
また、生産規模を拡大するためには、土地をまとめたり、資金調達する必要があるが、これらを行う場合も個人経営には限界がある。
そこで複数の農家が集まり、会社として農業を行う中で、こうした問題を解消しようと考えた。
また、担い手の育成にも取り組み、持続可能な農業経営を実現していきたい竏窒ニ考えている。
JA上伊那では、「農業経営は厳しい状況にあるが、法人化する中で、新しい活路を見出していきたい」と話している。
南箕輪村野菜法人の設立は2月末を目指している。 -
緊急経済対策事業を盛り込んだ補正予算案可決
伊那市議会・南箕輪村議会臨時会国の第2次補正予算の成立を受け、伊那市と南箕輪村は、緊急経済対策事業を盛り込んだ補正予算案を6日開いた議会臨時会に提出し、それぞれ可決された。
伊那市には、国から4億6200万円が地域活性化・生活対策臨時交付金として交付されることになっている。
臨時市議会には、その交付金を見込んで一般会計で4億7670万円、水道事業会計で4千万円の補正予算案が提出され、全会一致で可決された。
一般会計では、来年度事業で計画していた公共事業を一部前倒しして今年度事業として予算計上している。
富県保育園の建設費として2億3700万円、伊那北保育園の園舎改築費として1700万円、セキュリティー対策としてのパソコン、サーバー導入で4700万円などが計上されている。
また水道事業会計では、老朽化した管路の布設替え工事として4千万円が計上されている。
国の第2次補正予算では、6千億円が地方公共団体支援対策費として盛られている。
南箕輪村には、国から5171万5千円が地域活性化・生活対策臨時交付金として交付されることになっている。
村は臨時議会に、21年度事業の前倒しとして南箕輪小学校の施設改修事業費3350万円などを盛り込んだ総額4530万円の一般会計補正予算案を提出し全会一致で可決された。 -
南箕輪村が無償福祉移送サービス実施へ
南箕輪村は、来年度から無償の福祉移送サービスを開始する。
6日の村議会臨時会で、移送用に使う乗用車の購入費250万円を含む補正予算案を可決した。
村が乗用車を購入し、社会福祉協議会に委託して実施するもので、6月頃からスタートさせる。
移送サービスの対象となるのは、交通手段がない介助を必要としない高齢者や障害者で、1キロメートルあたり10円のガソリン代を実費負担してもらうほかは利用料はかからない。
運行は、平日の午前8時30分から午後5時30分までで、通院や買い物などに利用できる。
村では、初乗り700円分を24回補助するタクシー券も併用しながら、高齢者や障害者福祉の充実を進めていきたい竏窒ニしている。 -
振り込め詐欺被害防止へ一人暮らし老人宅を訪問
振り込め詐欺被害を未然に防ごうと伊那警察署は6日、南箕輪村の民生児童委員などとともに村内の一人暮らしのお年寄りを訪問し、注意を呼びかけた。
民生児童委員と村の駐在所員などが、振り込め詐欺の注意を呼びかけるチラシなどをお年寄りに渡した。
駐在所員は、お年寄りに振り込め詐欺のいくつかの事例を説明し、「自分だけが絶対被害に遭わないと思い込まず、何かあったら身近な人に相談してほしい」と話した。
去年、伊那署管内で発生した振り込め詐欺の被害件数は11件。そのうち、南箕輪村では2件。中でも、金を貸すと話を持ちかける融資詐欺の被害が最も多かったという。
伊那署では12日までの1週間で、村内の一人暮らしのお年寄り100人を訪れる予定。 -
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが絵を寄贈
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが6日、南箕輪村の大芝荘に日本画2枚を寄贈した。
寄贈したのは、村から見た経ヶ岳を描いた「経ヶ岳残照」と、飛び跳ねる鯉を描いた「躍鯉」の2枚。
有賀さんは、日本美術院に所属する画家で、大芝荘に定期的に作品を貸し出している縁で今回、作品を贈ることになった。
有賀さんの作品は、村役場をはじめ村内の保育園や公民館などに飾られていて、村に10点以上寄贈している。
作品は、大芝荘の宴会場に飾られるということで、有賀さんは、「大勢の人にゆっくり見て楽しんでもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会
南箕輪村の今後3年間の福祉計画について審議する懇話会が6日、南箕輪村役場で開かれた。
懇話会は、委嘱された村内の福祉関係団体などの16人が委員を務め、来年度から3年間の村の福祉計画について審議する。
懇話会の会長が選出され、南箕輪村区長会代表の池上忠人さんを選んだ。
会では、障がい者の生活支援や介護保険制度などについて審議する。
介護保険制度については、懇話会での審議を経て、前回3年前の見直しで介護保険料が基準額で1240円値上がりしたが、今回はごくわずかな値上げという案が示されている。
村では懇話会での審議を受け、年度内に計画を策定する。 -
南箕輪小2年生が豆腐づくり
南箕輪小学校2年4組の児童約30人が4日、伊那市の農業公園「みはらしファーム」にある体験施設を訪れ、豆腐作りに挑戦した。
豆腐づくりは、4組が去年の4月から取り組んでいる大豆学習の一環。
作業では、ミキサーですり潰した大豆を鍋で沸騰させ、おからと豆乳に分けた。
子どもたちは熱さに戸惑いながら、協力し合って力いっぱい豆乳を搾り出した。
その後、にがりを入れて、ゆっくりとかき混ぜながら固め、最後は豆腐の型に入れて重しをかけて待った。
しばらくして型から慎重に取り出すと、きれいな形をした豆腐が姿を現し、子どもたちからは拍手が起きた。
豆腐は、子どもたちが自宅に持ち帰った。 -
南箕輪緊急雇用創出事業開始
南箕輪村が緊急経済対策の一環として採用した臨時職員2人が3日から、大芝高原みんなの森で作業を始めている。
臨時職員として採用されたのは、村内に住む60歳の男性2人。
南箕輪村は、不況で職を失った人や就職先が見つからない人に働く場を提供しようと、臨時職員の求人を行っている。
一般事務2人、現場軽作業員4人を募集したところ、4人の申し込みがあり採用が決まった。
みんなの森で仕事をする現場軽作業員は、枝打ちや下草刈りが主な業務。
定年退職し働き先を探していたという2人は、「まだまだ働く元気があるので家にいるわけにはいかない。職探しが難しい今、仕事があってありがたい」と話していた。
なお、一般事務2人も採用が決定しているが、現場軽作業員はまだ2人募集中で、定員になり次第締め切るという。 -
集落営農組織「まっくんファーム」法人化検討
南箕輪村の集落営農組織「まっくんファーム」の法人化について研究する会議が4日、南箕輪村のフォレスト大芝で開かれ、まっくんファームの会員約70人が出席した。
会議では任意団体の現在の組織から法人化した場合、組織がどう変わるかについて説明があった。
説明によると法人化した場合、集落の農地を一括して計画的に利用し、労働力の軽減やコストを抑えることができ経営の発展につながるという。
また法人化は手段であり目的ではないとして、経営の発展、継続に向けたビジョンを持つことが重要だとしている。
南箕輪村ではモデル経営として野菜生産者を主体とした法人を設立することが決まっていて、600アールほどの畑でアスパラガスやスイートコーンを生産する計画。
まっくんファームでは法人化について研究を重ね平成23年度までに方針を決めることにしている。 -
小学生防火ポスターコンクール審査
火災予防を呼びかける小学生防火コンクールの審査が2日、伊那公民館で行われた。
このコンクールは子どもや住民に防火意識を高めてもらおうと伊那消防組合が毎年行っている。
コンクールは、辰野町から伊那市までの4市町村の小学生4年生から6年生を対象に募集し、ポスター231点、書道80点、作文116点が集まった。
審査は、市内の小学校教諭や消防署員など5人が行い、それぞれの部門から最優秀賞1点、優秀賞20点を選んだ。
ポスターを審査したある教諭は、「去年よりもレベルが高く、色が効果的で目を引く作品が多い」と話していた。
審査の結果最優秀賞にはポスターの部で伊那東小学校6年の小澤佳奈子さん、書道の部では同じく熊谷清香さんが選ばれた。
選ばれた作品は3月1日からの火災予防週間中、伊那市役所で飾られるほか、最優秀賞の作品はポスターとして伊那防火管理協会に加盟している事業所に配られることになっている。
なお、作文の審査結果については6日に発表される予定。 -
大芝の湯で切り絵展
南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設「大芝の湯」ロビーで、田畑在住の高橋修司さんによる切り絵の作品展が開かれている。
作品は、風景や大鹿歌舞伎などを題材にした9点。
切り絵は、小刀1本で黒い紙からミリ単位の細い線を丁寧に切り抜いて、人物や植物、建物などの絵を仕上げていくという。
高橋さんは、脊髄の障害で下半身不随となり、リハビリの一環で切り絵に取り組んでいて、「小刀1本で紙を切り抜いて、光や影、すべてが表現できることが魅力」と話している。
この切り絵習作展は28日まで。 -
上伊那求人倍率0.69倍に
上伊那地域の12月の有効求人倍率は、11月の0.87倍を0.18ポイント下回る0.69倍となっていることがわかった。これは、5年6ヶ月ぶりの0.6倍台となる。
30日、伊那合同庁舎で開かれた上伊那地域経済情報交換会で伊那公共校今日職業安定所が報告したもので、非正規労働者の解雇、雇い止めなどにより、求職者が飛躍的に増加する状況になっているという。
また、外国人、特にブラジル人の求職者が増加しているという。
情報交換会は、不況が進む中、情報の共有を図り、連携して各種支援策を展開しようと開かれた。
県や市町村、金融機関など38機関が参加し、現状での取り組み状況について意見を交わした。
八十二銀行伊那支店は「原材料価格の沈静化はプラス要因として挙げられるが、受注の減少の影響は、それをはるかにしのいでおり、資金繰りが急激に悪化している様子がうかがえる」と報告した。 -
南箕輪村中部保育園にデジカメ寄贈
オリンパス株式会社の労働組合伊那支部が30日、南箕輪村の中部保育園にデジタルカメラを贈った。
この日は、オリンパス労働組合伊那支部の2人が中部保育園を訪れ、3万円相当のデジタルカメラ1台を贈った。
そのお礼に園児から、年長の2クラスが作った花瓶がプレゼントされた。
オリンパス労働組合では、2000年から毎年、地域へのお礼として市町村にデジタルカメラを贈っている。
伊那支部は今年、伊那市、駒ヶ根市、南箕輪村の4つの保育園に贈る。
贈呈式のあと、2人は園児と一緒に遊んだ。
高島みよし園長によると、保育園ではカメラが足りず、古いものを修理したり、個人のものを持ってきて使っていたということで、「本当に助かります」と話していた。
保育園では早速、2月の豆まきでこのカメラを使うという。 -
子ども地球サミット今夏開催へ
南箕輪村は、エコロジー啓蒙イベント「子ども地球サミット」を今年の夏に開催する。
30日の記者会見で、イベントを企画、運営するトリニティから概略が説明された。予算規模は1500万円で、村はこのうち300万円を補助することにしている。
南箕輪村は、去年を環境元年と位置づけ、キッズエコロジーコンサートを開催した。
今年は、そのコンサートのミュージカルを核にして、7月31日から8月3日までの滞在型のイベントにする計画で、名称も子ども地球サミットとなる。
小学3年生から6年生までが対象で、村内から50人、村外から25人を募集するほか、カザフスタンや台湾などの外国の子ども25人を招待する予定。
大芝高原に宿泊し、自然探検や野菜の収穫、環境をテーマにした意見交換もして、ミュージカルで発表する。
タレントの雪村いづみさんが特別出演する予定で、会見では雪村さんからのメッセージも紹介された。
トリニティ社長で子ども地球サミットのエグゼクティブプロデューサー沢由紀さんは、「入り口は遊びで出口は文化。交流して学びあい、長野から世界に環境の輪を広げていきたい」と話している。 -
南箕輪村行政地区懇談会
南箕輪村で27日夜、住民と意見交換しながら協働の村づくりを進めていくための行政地区懇談会が始まった。初日のこの日は、久保区と中込区で懇談会が開かれた。
久保区の懇談会に出席した唐木一直村長は「H16年に自立の道を決めた南箕輪村は、様々な課題もあるが県下一若い村として発展してきた。皆さんの意見を聞きながら今後の村政に活かしていきたい」とあいさつした。
村では、昨年度末に村の基本理念や重点施策を盛り込んだ第4次総合計画を策定していおり、懇談会では村の財政状況や計画に基づいた事業の進捗状況が報告され、子育て支援策として▽学童クラブの施設建設▽未就園児の子育て支援施設の時間延長竏窒ネどを提示。
また、自然環境の面では、大芝高原味工房の改築などを行ったことを説明した。
住民からは「中学3年生まで医療費が無料になっているが、80歳以上の高齢者も無料にしてはどうか」「Uターン、Iターンを増やすための施策は考えているのか」などの意見が出た。
懇談会は来月6日まで、区ごとに開かれる。 -
信大井上教授のダッタンソバ新品種研究、重点地域研究開発推進プログラムに選ばれる
信州大学農学部、井上直人教授のダッタンソバの新品種開発研究がこのほど、独立法人科学技術振興機構の重点地域研究開発推進プログラム・育成研究に選定された。
同事業は、文部科学省の関係機関・独立法人科学技術振興機構が行っているもので、大学などの研究を促進するため、研究事業に補助金を提供もの。今回の選定により、井上教授の研究には、年間2,600万円の研究費が3年間提供される。
井上教授は、宮田村のタカノ株式会社と共同でダッタンソバの研究を進めている。最終的にはダッタンソバの栽培を担う伊那市生産者協議会の設立を含め、研究を進めており、産学官連携のビジネスモデルとなることが評価された。
ダッタンソバは、血圧を抑える効果や、アレルギー、血糖値の抑制効果があるとされる物質が多く含まれており、共同研究では、それを活かした加工方法の開発、機能性を強化した商品開発を進めている。
井上教授は、殻がむきやすく、実が落ちにくい新しいダッタンソバを栽培しており「研究室レベルの実験までは済んでいる。今後は、大きな規模での栽培や生産システムの構築に取り組みたい」と話していた。 -
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区が村老人ホームに車いす寄贈
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区は27日、南箕輪老人ホームに、車いす1台を寄贈した。
南箕輪地区では例年、年末の地区懇談会で募金を集め、老人ホームに車いすを贈っている。今回で7回目。
老人ホームの職員は「車いすが足りない状況なのでありがたい。とても助かる」と感謝した。
また、この日、車いすの寄贈に訪れた南箕輪地区員の清水武茂さんは「会員の善意の活動。喜んでもらえてうれしい」と話していた。 -
写真俳句展
俳句と、その句に合った風景写真を並べて展示した「写真俳句展」が、南箕輪村の日帰り入浴施設大芝の湯で開かれている。
展示会を開いたのは、南箕輪村北殿の酒井昌好さん。
酒井さんは、高校時代から俳句を趣味としていた。
定年後、自身が撮影した一枚の写真を見ているうちに、句が浮かんできたことから、写真と俳句を組み合わせた作品を作るようになったという。
酒井さんは、7年間で約200点の写真俳句を作ってきた。
今後は、一冊の本にまとめるのが目標という。
この写真俳句展は31日まで。 -
商工振興資金あっせん制度を見直し
急激な景気の悪化で厳しい状況にある中小企業を支援するため、南箕輪村は、商工業振興資金あっせん制度を見直す。
これは23日開いた南箕輪村商工振興資金審議会の答申を受け、決定した。
今回の見直しにより、振興資金制度の中にある「不況対策資金」の貸付条件を緩和する。
貸付条件は▽ここ3カ月間の売上高が、過去3年間のいずれかの同時期に比べ減少している▽ここ6ヶ月間の売り上げが、前の年の同じ時期より減少している▽直近の決算が1期、2期よりも減少している竏窒アとのいずれかに該当していれば、1千万円以内で融資を受けることができる。
また、すでに借りている資金の返済条件を緩和するために、「特別経営安定化対策資金」を新設する。
この資金に借り換えを行うと、借入金の返済期間が最長で7年となり、月々の返済額も少なくなるなどのメリットがある。
貸付利率は従来の制度と同じ年2.6%。
唐木一直村長は、「村にできることは限られているが、その中で最大限の努力をして、不況を乗り切っていきたい。少しでも商工業者の役に立てる制度にしていきたい」と話した。
制度の運用開始は2月1日の予定。 -
南箕輪村が緊急雇用臨時職員募集
南箕輪村は、不況による雇用情勢の悪化を受けて、雇用創出のため臨時職員を募集する。
南箕輪村が昨年末に設置した緊急経済対策本部で決定した。
募集する職種は、一般事務と山林整備などを行う現場軽作業員。
採用予定人数は一般事務が2人、現場軽作業員が4人で、2月1日から1縲・カ月の勤務となる。
賃金については一般の臨時職員と同じ金額で、一般事務が一日5,570円、現場軽作業員が6,090円。
募集は来週26日から受け付け、雇用する人員が決まり次第締め切る。
なお伊那市と箕輪町でも、緊急雇用創出について検討を進めているという。 -
南部小児童と信大留学生が交流
信州大学農学部の留学生が20日、南箕輪村の南部小学校を訪れ、児童たちと交流を深めた。
南部小を訪れたのは中国、モンゴル、タンザニア、インドネシアからの留学生6人。
留学生との交流は、来年度からの英語の授業の導入に合わせ、さまざまな国の文化を知ろうと今回初めて行われた。
体育館での歓迎会では、児童が歌を歌ったり、留学生が一人ひとり自分や国のことを紹介した。その後、クラスごとに分かれて交流を深めた。
2年生のクラスでは、アフリカの国タンザニア出身のマテム・アタナシア・オズワルドさんが、タンザニアの言葉スワヒリ語で数字の読み方を教えた。
子どもたちは、タンザニアの食事や気温などを質問し、1年中温かくて冬がないと聞くと、「クリスマスはいつするのか」「サンタクロースはタンザニアにも来るのか」と次々に質問していた。 -
南小3年4組郷土料理を学ぶ
南箕輪村の南箕輪小学校3年4組の児童が19日、大泉地区社会福祉協議会のメンバー25人に教わりながら、郷土料理に挑戦した。
この日挑戦したのは、きなこをまぶしたおにぎりや、小麦粉で作った団子と野菜を煮て、味噌で味付けた「すいとん」、南瓜と小豆、白子を入れた南瓜団子(カボチャダンゴ)で、昔から田植え仕事の休憩時や家庭料理として食べられてきたという。
南箕輪小3年4組では、総合学習として、地区に伝わる食べ物や、野菜の保存方法などについて調べてきた。
これまでに、凍り餅や給食の残り物を使った、お好み焼き風の「うすやき」作りに挑戦してきた。
大泉地区社会福祉協議会の唐澤毅会長は「野菜のおいしさを生かした郷土料理の良さを知ってもらい、食べ物の大切さを感じてもらえれば」と話していた。
3年4組では、学習の成果をまとめ、2月16日の参観日に発表する。 -
紙飛行機選手権
紙飛行機の飛行距離を競う大会が17日、南箕輪村の村民体育館で開かれ、17メートル31センチ飛ばした唐沢翼君が優勝した。
「紙飛行機を作って飛ばそう選手権」には、村内の保育園児や小学生ら20人が参加した。
この大会は、南箕輪村公民館主催の「いろいろ物作り・体験講座」の一環で開かれた。
子どもたちはA4サイズの紙を使い、やり飛行機やへそ飛行機など見本を見ながら折っていた。
完成するとさっそく飛ばし、思うように飛ばないと羽を折り返し、本番に向け調整していた。
大会は、保育園と小学生の2つの部門に分かれ、2回飛ばしたうち遠くへ飛んだほうが記録となる。
子どもたちは、ステージの上から一人一人飛行機を飛ばし、その様子をじっと見ていた。
大会の結果、保育園の部は15メートル60センチで北原裕介君が、小学生の部は17メートル31センチで唐澤翼君が優勝した。 -
親子が影絵楽しむ
南箕輪村図書館の読み聞かせ企画「おはなしむら」が17日、村民センターで開かれた。
「おはなしむら」は毎月開かれ、今月は村の保育士でつくる影絵グループ「このゆびとまれ」が、村の民話「目の神様」やウクライナ民話の「てぶくろ」などを上演した。
会場には約70人の親子が訪れ、光と影が作る世界を楽しんでいるようだった。 -
平成21年度大学入試センター試験始まる
平成21年度の大学入試センター試験が全国一斉に始まった。上伊那地区でも南箕輪村の信州大学農学部、駒ヶ根市の長野県看護大学の2会場で試験が行われた。
このうち信州大学農学部には、朝8時頃から伊那北高校や伊那弥生ヶ丘高校などの生徒たちが足を運んでいた。
生徒たちは、高校の担任から励ましの言葉を受けながら、教室へと向かった。
1日目は公民、地理歴史、国語、外国語の試験が行われた。
独立行政法人大学入試センターによると、今年度のセンター試験の志願者数は、全国では去年より596人多い54万3981人。長野県では去年より14人多い1万3人。
また、上伊那地区2会場でのセンター試験志願者数は、合計で1364人となっている。
センター試験は各会場で18日も行われ、理科、数学の試験がある。 -
地域活性化へ 信大農学部のサークルが連携
南箕輪村にある信州大学農学部の地域と連携した活動をしているサークルが16日、伊那市の西箕輪公民館で懇談した。
地域と連携しながら農作業やゴミ拾い、イベントへの参加をしているサークル10団体の代表が集まり、お互いの活動への理解を深めた。
この懇談会は、サークルの横の連携を作り、地域の活性化につなげていこうと、信州大学学生総合支援センターが初めて開いた。
この日は初回ということもあり、グループごとに活動内容を発表して、互いの理解を深めた。
参加したある学生は、「知らないサークルもあったが、活動内容が似ている団体もあるので、今後連携を深めていきたい」と話していた。
学生総合支援センターの職員は、「連携を深めて活動をさらに有意義なものにしてもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村公民館で切り絵講座開講
南箕輪村公民館で14日、切り絵講座が開講した。
切り絵講座は、村公民館が冬の講座の充実を目的として今年初めて企画した。
40代から70代までの男女およそ25人が集まり、原俊朗公民館長が指導した。
参加者はまず、丸や三角などの簡単な形で手慣らしをし、こまや椿など、季節にちなんだモチーフの切り絵に挑戦した。
細かい作業では、注意深くカッターを動かし、紙をかざして、きちんと切れているかを確認するなどして作品を仕上げていた。
夫婦で参加したある男性は、「できた作品を妻と見せ合うのが楽しみ」と話していた。 -
新入生へのプレゼント作り
南箕輪村の南箕輪小学校1年4組の児童は15日、来年度入学予定の新1年生に贈るプレゼント作りをした。
児童28人が、南箕輪村図書館の職員から指導を受け、牛乳パックを使ったおもちゃを作った。
南箕輪小1年4組では、総合学習の一環で公共の施設について勉強をしていて、今回は図書館の仕事を学びながらプレゼント作りをした。
作ったのは、釣り上げると口が閉じる仕組みのおもちゃ。
児童達は、図書館職員の唐澤富美子さんに教わりながら、牛乳パックに穴をあけ、輪ゴムを通していた。
指導した唐澤さんは、「本に関わるだけでなく、みんなに喜んでもらうものを作るのも仕事の一つ。そうした視点からも図書館に親しみを持ってもらいたい」と話していた。
今回作ったおもちゃは、来月3日に南箕輪小学校で、村内年長児を対象に行われる体験入学の時にプレゼントするという。