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楠洲流竜西吟詠会 成果を披露
楠洲流竜西吟詠会が9日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
竜西吟詠会には、伊那市の西箕輪を除く竜西地区のおよそ70人が所属しています。
大会では、支部ごとに演目を披露し、会員は漢詩などを独特の節回しで吟じていました。
竜西会は昭和49年に発足し、週に1回公民館などで練習をしています。
上野峰洲会長は「今後も吟道の向上に励み、多くの人に詩吟の楽しさを広めていきたい」と話していました。
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南福地で初夏の敬老会
伊那市富県の南福地で、70歳以上の高齢者の長寿を祝う敬老会が9日、南福地公民館で開かれました。
敬老会には70歳以上の高齢者83人が参加しました。
9月の敬老の日に合わせて敬老会を開く地区が多い中、南福地では農家をしている人が多いことから、稲刈りの時期を避けてこの時期に敬老会を開いています。
余興では、南福地民謡保存会が、富県地区に伝わる「富県正調伊那節」を披露したほか、地区に住む小学生が自己紹介しました。
子ども達は長く地域に住むお年寄りにもわかるよう、屋号も付け加えていました。
牛山喜文区長は「新しいことに興味をもって、挑戦をして、まだまだ健康に長生きをしてほしいです」と話していました。 -
西箕輪中 女子野球部員活躍
中学3年生にとっては部活動の集大成となる中体連に向けた練習が行われています。
伊那市の西箕輪中学校の野球部では男子生徒とともに練習する女子部員がいます。
3年生の伊藤小雪さんです。
西箕輪中学校の野球部員28人のうち女子部員は3年生の伊藤さんと2年生の田中香月さんの2人います。
伊藤さんは、2人の兄が野球をしていた影響で小学3年生の時から地元のスポーツ少年団に入り野球を続けています。
伊藤さんは、副キャプテンを務め守備はサード、打順は4番です。
チームの仲間たちは、伊藤さんについて頼れる存在だと話します。
中体連を目前に控えた6日、伊藤さんは、エラーをしないようプレーしたいと話していました。
そして8日、駒ヶ根市のアルプス球場で中体連の上伊那大会予選が行われ西箕輪中は春富中と対戦しました。
伊藤さんは4番サードで出場しました。
1点を先制された1回裏、ツーアウトランナー3塁の場面での第一打席は、キャッチャーフライに打ち取られました。
2打席目はショートフライ、そして6回裏の最終打席です。
当たりはよかったもののレフトフライに倒れました。
試合は序盤から点を重ねた春富中に0対5で敗れました。
敗れた西箕輪中は、初戦で姿を消し、伊藤さんにとって中学校生活最後の公式戦となりました。
伊藤さんは、高校へ進学しても野球を続けていきたいと話していました。
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羽生田デッサンクラブ作品展
伊那市を中心とした絵画愛好者でつくる羽生田デッサンクラブの作品展が伊那図書館で開かれています。
会場には、鉛筆画と油彩画17点が展示されています。
今回の展示のテーマは「挑む」で、ほぼ全員が50号の作品に初挑戦しました。
それぞれが自由にモチーフを選び制作したということです。
始めて9年目だという伊那市の小島佳世子さんは、シュノーケリングで潜った沖縄の海の情景を描きました。
水中から見た光と影の表現にこだわったということです。
羽生田デッサンクラブは2010年にいなっせで開かれたデッサン体験教室の修了生で結成し、現在は伊那市を中心に12人が所属しています。
月に2回集まり、静物画のデッサンを描いているということです。
羽生田デッサンクラブの作品展は13日(木)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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水森かおりさん ローズガーデンに歌声
伊那市の観光大使で演歌歌手の水森かおりさんが、バラが見ごろとなっている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで8日ミニコンサートを開きました。
ミニコンサートでは、高遠の桜と女性の恋心をテーマにした「高遠さくら路」など4曲を披露しました。
水森かおりさんは、今年4月に伊那市の観光大使に任命されました。
ローズガーデンは現在見ごろの5分咲きで、水森さんは咲き誇るバラの前で歌声を響かせていました。
水森さんは「地元の方々が一緒に曲を口ずさんでくれてとても嬉しい。高遠さくら路を末永く愛される曲にしていきたい」と話していました。
水森かおりさんは、平成7年にデビューし「ご当地ソングの女王」と呼ばれています。
会場には500人が詰めかけ水森さんに声援を送っていました。
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榛原県道沿いにマリーゴールド
伊那市東春近の榛原区の住民有志でつくる「榛原の会」は8日、地区内の県道沿いに花の苗を植えました。
8日は会員およそ30人が、榛原区内の県道18号の歩道脇に長さ1㎞にわたり、2300本のマリーゴールドとサルビアの苗を植えました。
会の活動は今年で25年目になり、毎年種から花を育てています。例年、梅雨前に花の苗を植えていて、周辺の草取りや花切りなど、年間を通して7回程、手入れをおこないます。
「榛原花の会」代表の伊藤忠朗さんは「マリーゴールドが見られる区内の県道で、ドライブを楽しんでほしい。」と話していました。
マリーゴールドは、7月に花が咲き、11月頃まで楽しめるということです。 -
石仏総選挙 No1決定
高遠石工の石仏人気ナンバーワンを決める「石仏総選挙」の開票結果がきょう発表され、好きな石仏ナンバーワンは「勝間の大聖不動明王」が、美しい石仏ナンバーワンには「桂泉院の准胝観音と延命地蔵」が選ばれました。
7日は伊那市高遠町の環屋で報道関係者や地元住民が集まる中、結果が発表されました。
開票の結果、好きな石仏の第一位は勝間の大聖不動明王、美しい石仏の第一位は桂泉院の准胝観音と延命地蔵でした。
実行委員会の矢島信之さんは、4月にPR活動をするなど投票を呼び掛けました。
開票結果を聞き、好きな石仏一位になった大聖不動明王の気持ちを代弁してくれました。
好きな石仏の2位は建福寺 の 西国三十三観音、3位は相頓寺跡の延命地蔵菩薩でした。
3位の相頓寺跡がある諸町の住民は、環屋で結果を聞き喜んでいました。
美しい石仏の結果は、1位は桂泉院の准胝観音と延命地蔵、2位は建福寺の西国三十三観音、3位は勝間の大聖不動明王でした。
石仏総選挙には高遠の6か所の石仏がエントリーしました。
投票は、花見期間中の4月7日から26日までの20日間行われ、投票数は850票でした。
今回の石仏総選挙の結果は、実行委員会のホームページで公表されています。
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一路さんの遺志を継ぎ りんご学習
伊那市東春近で小学生のりんご体験学習を行っていた農家、伊藤一路さんの遺志を継ぎ今シーズンも児童の受け入れが始まりました。
りんご農家の伊藤さんは東春近小学校の児童を招き24年間にわたり、りんご体験学習を受け入れてきました。
栽培作業を通して農家の苦労を知り自然を大切にする心を育んでもらおうと指導にあたっていましたが去年12月、91歳で亡くなりました。
伊藤さんの遺志を継ごうと妻の豊子さん、息子の寿彦さんらが今シーズンも児童を
受け入れることを決めました。
7日は摘果作業が行われることになり4年生61人が参加しました。
作業では伊藤さん家族のほか上伊那農業改良普及センターの職員も協力し指導にあたりました。
児童らはハサミを使って余分な実を切り取っていました。
りんご体験学習では葉摘みのほか収穫作業も行われ東春近小学校では来年2月に感謝の会も計画しています。
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鎌倉さん山岳写真 ヒマラヤの絶景
駒ヶ根市在住の山岳写真愛好家鎌倉國光さんの山岳写真展 「ネパールヒマラヤ・白き神々の座partⅡ」が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、最近10年間で撮影した8000m級のヒマラヤ山脈の写真、37枚が展示されています。
朝日や夕日に染まった山や、雲に包まれ幻想的な雰囲気の山など、様々な表情のヒマラヤ山脈を見ることができます。
今回は新たに、星空と雪山を組み合わせた「星景写真」にも挑戦したということです。
鎌倉さんは会社員時代、先輩に誘われて山登りをしたことをきっかけに山に興味を持ちました。
30年ほど前から海外の山も撮影するようになり、68歳の現在も毎年山に登って撮影しているということです。
山岳写真展はいなっせで11日(火)まで開かれています。
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サミットに向けバラでおもてなし
1年後に伊那市で開催されるばらサミットを前に、高遠町のしんわの丘ローズガーデンや商店街では、訪れた人を歓迎する取り組みがすでに始まっています。
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンです。
人気の品種「アンネのバラ」や、鮮やかな花がびっしりと咲く「春風」などが咲きはじめ、園全体では3分咲きとなっています。
今年は新たに展望台が設置されました。
展望台の最上部に立つと、バラの花がドレスの裾のように広がるというものです。
来年開催されるバラサミットの頃には、展望台のバラが咲き誇る予定です。
しんわの丘ローズガーデンでは1日からバラ祭りが行われています。
6日は晴天に恵まれ、日差しが花にも届いたため、今週末には多くのバラが見頃を迎えそうだと関係者は話します。
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上伊那歯科医師会が伊那養護学校で歯科検診
上伊那歯科医師会の会員が6日、伊那市の伊那養護学校を訪れ、小学部の児童の歯科検診を行いました。
この日は、上伊那歯科医師会の会員12人と、歯科衛生士5人が、伊那養護学校を訪れ、歯科検診を行いました。小学部4年の児童10人が検診を受けました。
児童一人に一人の歯科医師が付き、マンツーマンで、歯の磨き方などを指導していました。
伊那養護学校での検診は、児童に歯科医師に慣れてもらうとともに、自分である程度歯磨きができるようにすることを目的としています。平成25年から始まり今年で7年目です。
4・5・6年生を対象に行っていて、2日間に渡り検診を行いました。
中には、一緒に参加する保護者もいて、仕上げ磨きの方法などを教わっていました。
ある保護者は、「気になっていたことを相談でき、対処法も教えてもらえて安心できた」と話していました。
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災害時の簡易トイレ供給へ 協定締結
伊那市と市内に本社を置く興亜化成株式会社、朝日村のHARIO株式会社は、災害時に発泡スチロール製の簡易トイレの供給などに関する協定を5日締結しました。
5日は伊那市役所で締結式が行われ白鳥孝市長、興亜化成の山岸弘道社長、HARIOの清沢俊太郎社長の3者が協定書を取り交わしました。
今回の協定では、興亜化成が製造し、HARIOが販売元となっている発泡スチロール製のトイレを災害時に市の要請に応じて避難所に供給するものです。
段ボール製の簡易トイレと比べ湿気に強く、保温性に優れているという事です。
およそ30年以上保管でき、体重250キロの人でも使える強さがあるという事です。
興亜化成の山岸社長は「地元に社会貢献できてうれしい」。
HARIOの清沢社長は「いざという時に備え、少しでも力になりたい」
白鳥市長は「あらゆる面で災害に備え、住みやすい地域にしていきたい」と話していました。
災害時における発泡スチロール製簡易トイレの供給については伊那市を含め県内の25市町村と協定を結んでいるということです。
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新山協働まちづくり表彰準GP
伊那市富県新山の保育園や小学校を地域全体で支えることで移住定住促進につなげる取り組みが、日本経営協会が主催する「第11回協働まちづくり表彰」で準グランプリを受賞しました。
6日は、主要な協働団体の新山定住促進協議会のメンバーと上伊那農業高校の生徒らが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
協働まちづくり表彰は、行政と住民が協働・連携して魅力ある地域社会の実現に貢献したプロジェクトを表彰するものです。
先月23日に東京で表彰式が行われました。
新山地区は、昭和22年から続く地域全戸PTAという特徴を生かし、保育園や小学校の整備、ハッチョウトンボの保護などの活動を続けています。
新山定住促進協議会は平成26年に発足し翌年に伊那市田舎暮らしモデル地区となりました。
その後の取り組みで新山に40人が移住し、休園していた保育園は再開、4年で園児数が倍増した他、小学校でも児童が増加したことなどが評価されました。
上伊那農業高校は、新山地区の鹿を活用したジャーキー「でぃあでぃあ」を開発し販売していることも評価されました。
白鳥市長は「新山地区は話題が満載だ。着実に移住促進の成果があがっている」と受賞を喜んでいました。
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伊那市観光協会総会
伊那市観光協会の総会が4日、市役所で開かれ、2021年度までに民泊の受け入れ農家を90軒まで拡大していくことが確認されました。
総会には協会の理事を務める観光業者や宿泊業者など、25人ほどが参加しました。
観光協会会長を務める白鳥孝伊那市長は、「地域活性化や経済発展につなげたい。」とあいさつしました。
総会では、今年度の事業計画案が示され、「花・山・食」を柱に外国人観光客の受け入れや、広報宣伝事業に積極的に取り組むことなどが挙げられました。
また、農家民泊を強化していく方針で、2018年度末現在64軒の農家軒数を、2021年度までに90軒まで拡大する目標が示されました。
昨年度は農家民泊を目的として、国内の教育旅行で他府県から19校1849人が訪れたということです。
伊那市観光協会は、受け入れ農家軒数の拡大のため、農家交流会や農泊推進講座を開くほか、一般向けの農家民泊のプランを設定し、販売していきたいとしています。 -
御田植祭 豊作祈願
伊那市東春近田原の白山社の田んぼで1日、豊作を祈願する御田植祭が行われました。
御田植祭は神に供える米を栽培する斎田と呼ばれる田んぼで行われました。
早乙女の衣装に身を包んだ女性5人と氏子総代8人が、筋着けという苗を等間隔に植える道具を使いながら田植を行いました。
白山社は斎田を神社名義で登記していて、全国的にも珍しいということです。
田植の前には祭壇が設けられ、神事で田んぼを清めます。
ここで獲れた米は、収穫を祝う新嘗祭で神に供えるため、代々氏子によって作られてきました
田植作業中は斎田の厄払いと秋の豊作を祈願して、田原囃子保存会によるお囃子が演奏されました。 -
富県保育園の園児 サツキ見学
伊那市の富県保育園の園児たちは4日、「農林産物直売所たかずや」で開かれているサツキ展を見学しました。
直売所では、伊那市富県の橋爪謙司さんが育てているサツキの盆栽およそ50鉢が並べられています。
園児たちは自分の好きな色の花を見つけていました。
橋爪さんによりますと、今年は春先の寒暖の差や霜の影響で、例年に比べ1週間遅れで満開を迎えはじめたということです。
直売所ではポットに入ったサツキを500円で販売しています。
最近は、バラのように八重咲きをする新品種「絹の舞」が人気だということです。
サツキ展は6月8日(土)まで開かれます。
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「ローメンの日」 感謝込め値引き
6月4日は、「蒸し麺」の語呂合わせから「ローメンの日」です。
伊那ローメンズクラブに加盟する飲食店では、ローメンが1杯400円で提供されました。
伊那市上牧の日本料理あすなろでは、通常1杯600円のローメン並盛りが400円で提供され、訪れた人たちが味わっていました。
ローメンを食べた人は「改めて食べてローメンのおいしさを再認識した」「スープにご飯を入れて食べるのが好きです」などとローメンの魅力を話していました。
ローメンを提供する29店舗などでつくる伊那ローメンズクラブは、特徴のひとつでもある「蒸し麺」の語呂から、6月4日(6(む)4(し)めん)を「ローメンの日」に定めています。
毎年この日は、日頃の感謝を込めて多くの人に味わってもらおうと、通常よりも料金を値引きして提供しています。
あすなろの店主で伊那ローメンズクラブ会長の唐澤正也さんは「どの店舗でも安く提供しているので、この機会に店それぞれの味を楽しんでもらい、ふるさとの味として再認識してもらいたい」と話していました。
なお、ローメンズクラブでは、最高1万円分の食事券があたる加盟店のスタンプラリーを行っていて、期間は8月15日までとなっています。 -
「ついで見回り」林野庁長官から感謝状
伊那市長谷の浦国有林のニホンジカ捕獲に成果があったとして、上伊那猟友会と、宮下建設株式会社に、林野庁長官から感謝状が贈られました。
4日は、伊那市山寺の南信森林管理署で贈呈式が行われ、小林辰男署長から感謝状が手渡されました。
面積の広い浦国有林で効率的にニホンジカを捕獲するため、南信森林管理署と上伊那猟友会、宮下建設は、平成30年8月に協定を結びました。
管理署の事業を請け負う宮下建設が現場に行く途中に、猟友会が道路沿いに仕掛けたワナを見回るというもので、平成30年8月30日から11月3日までの66日間で158頭を捕獲しました。
上伊那猟友会の竹入正一会長は「宮下建設さんの協力もありほぼ毎日のペースで捕獲でき、効果があった」と話していました。
宮下建設の宮下金俊社長は「従業員にも協力を呼びかけている。続けられる限り協力していきたい」と話していました。
小林署長は「協力がなければ成果をあげられなかった先駆的な取り組み。これをモデルにほかの地域にも広げていきたい」と話していました。 -
南ア北部遭対協に6年ぶり女性隊員
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会に、6年ぶりに女性隊員が入隊しました。
新たに入隊したのは、伊那市役所保健福祉部で働く、仲村恵理さん26歳です。
4日に開かれた、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の総会の中で、会長の白鳥孝伊那市長から委嘱書が手渡されました。
白鳥会長は「南アルプスの地形を覚えて、頑張ってください」と訓示しました。
仲村さんは、これまで登山の経験はあまりないということですが、遭対協に入っている職場の上司の勧めで、今回、入隊を決めたということです。
仲村さんは「女性隊員がいないというのもきっかけのひとつ。遭難者が女性だった場合力になれるよう頑張りたい」と話していました。
総会ではこの他、平成30年度の遭難事故の件数が報告されました。
遭難件数は平成29年度よりも3件多い8件で、このうち1件が死亡事故となっています。
南ア北部遭対協では、遭難時に体を保温する道具を持って登山するよう呼びかけていくということです。 -
市の鳥獣被害 過去10年で最小
伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が4日に市役所で開かれ、昨年度の農業被害額は、過去10年間で最も少ない2,010万円だったことが報告されました。
昨年度の捕獲頭数は、ニホンジカが1,538頭、ニホンザルが84頭、イノシシが122頭となっています。
農業被害額は2,010万円で、過去10年間で最も少なくなっています。
過去10年で最も多かったのは、平成22年度の5,300万円です。
被害額は減少しましたが、猟友会では「里山では防護柵の設置が進みニホンジカは減っているが、山にはまだまだ群れでいるので、引き続き対策が必要だ」と話していました。
協議会会長の白鳥孝伊那市長は「過去と比較してニホンジカは減っているが、手を緩めると増えてしまう。各機関と連携して、対策の効果を大きくしていきたい」と話していました。
今年度は、手良蟹沢に防護柵の設置、高遠・長谷地域に罠センターの受信環境整備、猟友会員を対象にしたドローン操縦者の養成を行う予定です。 -
山菜採りで山に入った男性 行方不明
1日に高烏谷山に1人で山菜採りにでかけた伊那市の70代の男性が行方不明となっています。
伊那警察署などは、2日に続き3日も捜索を行いましたが発見に至りませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、行方不明となっているのは、伊那市の72歳のパート従業員の男性です。
男性は、1日に1人で山菜を採りに高烏谷山に入りました。
その日の夜、「道に迷った」と男性から親族に電話がありました。
2日午後2時頃家族から通報を受けた警察が捜索を行いましたが、発見にいたりませんでした。
3日の朝は、6時から伊那署と駒ヶ根署の署員10人が山に入り捜索を行いました。
また、午前中は長野県警のヘリコプターが上空から捜索しましたが発見にいたりませんでした。
男性は、身長165センチほどのやせ型で、白髪混じりの短髪に黒縁の眼鏡をかけているということです。
伊那署では、4日はさらに人数を増やし、範囲を広げて捜索するとしています。 -
地域産材を使った木塀 普及を
地域産材を利用した製品の研究を行っている伊那市地域材利活用研究会は、ブロック塀に代わるものとして地元産のカラマツやヒノキなどを使った木の塀を製作しました。
ヒノキを使った縦格子塀、ヒノキとカラマツを使った縦大和塀、ヒノキやカラマツ・スギを使った横重ね板塀の3種類です。
価格は、1メートルあたり工事費込みで7万円から7万5,000円です。
3日は、試作品がお披露目され、白鳥孝市長と研究会の会長で上伊那木材協同組合の都築透理事長が、製作に至った経緯や商品の説明をしました。
市では、去年6月に大阪府で起きたブロック塀の倒壊事故を受け、小中学校の通学路にある老朽化した塀を撤去するなどの対策をとってきました。
木材業者などでつくる伊那市地域材利活用研究会と伊那市はブロック塀に代わるものを木材で作ることができないか検討を進め、今回試作品が完成しました。
安全性にこだわり、市販のアルミ製のものと比べて基礎がしっかりしている他、重さもブロック塀と比べ半分以下だということです。
上伊那木材協同組合が販売元となり、年度内の発売を目指すということです。
木の塀は、市役所1階の市民ロビーに展示されています。 -
長谷中学校でとうがらしの植え付け
伊那市長谷の長谷中学校の畑で31日、とうがらしの植え付け作業が行われました。
31日は、長谷中学校の生徒39人と、地域の人が協力してとうがらしの苗を植えました。
長谷中学校では、コミュニティスクールの一環として毎年地域の人を招き、植え付け作業を行っています。
地域から参加したのは、高齢者クラブを中心とする人たちで互いに声を掛け合って参加したということです。
長谷中学校の林(はやし)久美(くみ)教頭は、「生徒の頑張りを地域の人に見てもらうことで生徒の成長につながる」と話していました。
とうがらしは、秋に収穫する予定です。 -
アクト・ジャパンの新工場 竣工
伊那市美篶の六道原工業団地に建設していた車載部品製造の株式会社アクト・ジャパンの新工場が完成しました。
3日は新工場完成を祝う竣工式が行われました。
アクト・ジャパンは南箕輪村から工場を移転拡張したものです。
神奈川県横浜市に本社を置き車載関係の部品を製造しています。
新しい工場は延べ床面積がこれまでより3割広い2000平方メートルで今期の売上は6億円を目標にしているということです。
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伊那西高校 衣替え
6月に入り衣替えのシーズンになりました。
伊那市西春近の伊那西高校では、夏服を着て生徒たちが登校していました。
伊那地域の午前8時過ぎの気温は20,1度で、最高気温は29,5度でした。
7月下旬並みの気温となりました。
生徒は、チェックのスカートに白のセーラー服を着て登校していて、カーディガンを羽織った生徒も多くいました。 -
ザ・シワクチャーズ伊那の土屋淑子さんが長寿賞受賞
伊那市で活動する合唱団ザ・シワクチャーズ伊那の土屋(つちや)淑子(としこ)さんが、第11回国際シニア合唱祭で長寿賞を受賞しました。
3日は、伊那市のいなっせでザ・シワクチャーズ伊那の練習が行われ、土屋さんも参加していました。
長寿(ちょうじゅ)賞(しょう)は、先月20日から22日にかけて横浜で開かれた合唱祭で90歳以上の参加者を対象に贈られたものです。
土屋さんは現在90歳で、ザ・シワクチャーズ伊那の発足した2007年から所属しています。
合唱ではアルトを担当しています。
長寿賞の受賞は、ザ・シワクチャーズ伊那では初だということです。
ある団員は、「土屋さんを目標に頑張りたい」と話していました。 -
第42回荒井区少年少女球技大会
伊那市荒井区主催の少年少女球技大会が2日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子どもたちがキックベースボールを通して交流を深めました。
球技大会には、121人の子どもたちが参加しました。常会ごとに7つのチームを作り、総当たりで対戦しました。
この大会は、荒井区が毎年行っている恒例行事で、42回目になります。
1年生から6年生までが参加し、学年を超えて交流する場となっています。
バッターが低学年の時には、置いたボールをけるルールで、だれでも楽しめるよう工夫されていました。
荒井区青少年育成会の有賀 茂夫会長は「年代の違う子ども同士が遊ぶ機会は少ないが、大会を通して縦のつながりを作ってもらいたい」と話していました。
なお、大会の結果、川北・下小沢チームが優勝しました。
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高遠町歴史博物館 古文書講座が開講
伊那市の高遠町歴史博物館に所蔵されている古文書を読み解き歴史に触れる古文書講座が、2日から歴史博物館敷地内の地域間交流施設で始まりました。
この日は、伊那市西春近の沢渡に残る幕末の高札を題材に、古文書を読み解きました。
こちらの高札に書かれているのは、キリシタン禁制についてのお触れです。
キリスト教を布教する宣教師「バテレン」について通報した人には銀五百枚、キリスト教信者を通報した人は、銀百枚の褒美を与えるなどと書かれています。
講師を務めているのは、高遠町歴史博物館の学芸員の福澤 浩之さんです。
福澤さんは、くずし字をどのように読めばいいか説明していました。
この古文書講座は、昨年度から始まり今年度は16人の申し込みがありました。
参加者は、くずし字の辞書を調べるなどして古文書を読んでいました。
講座は、年6回を予定していて、今後は武田信玄に関わる古文書や、高遠藩の藩士が記した日誌などを読み解いていきます。
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種から苗の育て方を学ぶ
自然栽培・有機栽培をキーワードに農業と里山暮らしについて学ぶ講座が1日、伊那市長谷で開かれました。
これは、農業に関心を持ってもらおうと伊那市や信州大学などでつくる南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会が開いたものです。
南アルプス農ある暮らし学び塾と題し伊那市長谷を拠点に全9回のプログラムで行われ、自然栽培・有機栽培について学びます。
学び塾には、市内を中心に農業経験者や初心者合わせて23人の申し込みがあり1日はこのうちの5人が参加しました。
1日は長谷中学校で、種から苗を育てる方法について学びました。
講師は、前の長谷中学校の校長で地域コーディネーターの、髙木幸伸さんです。
種から育てることで生産コストを抑えられるとして、ポットにレタスやキュウリの種をまきました。
髙木さんは、「小さな苗もこまめに植え替る事が大切。芽さえ出れば野菜は育つ」などと話していました。
次回は28日に米の新しい販売ルートについて学ぶということです。
尚、このプログラムは東京でも開かれることになっていて座学や長谷での実習を計画しています。
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聖火リレー 伊那市がルートに選定
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、2020年の東京オリンピックの聖火リレーのルートの概要を1日公表し、伊那市はそのルートに選定されました。
東京オリンピック聖火リレーのホームページです。
ルートに選定された市町村が地図で示されています。
長野県でリレーが行われるのは来年4月2日と3日の2日間です。
伊那市がルートになっているのは2日目の4月3日です。
この日は7市町を走ることになっていて、飯田市・南木曽町・伊那市・諏訪市・大町市・安曇野市・松本市の順番で走ります。
こちらは1998年の長野オリンピックの聖火ランナーの様子です。
ルートの詳細は現在検討中で、年末までに公表される予定です。
聖火リレーは来年3月26日に福島県でスタートし、47都道府県を通り7月24日に東京都でゴールとなります。
聖火ランナーは全国で1万人、長野県では2日間でおよそ160人の予定です。
ランナーは、スポンサー企業による公募が6月中旬から、県の実行委員会が7月1日から始めるということです。