-
高遠中学校 図上訓練で地域防災を学ぶ
伊那市の高遠中学校で、大規模災害を想定した図上訓練が9日に行われ、全校生徒が、地域で起こりうる災害やその対策を考えました。 全校生徒147人が体育館に集まり、5人ほどのグループに分かれて訓練を行いました。 高遠中学校ではこれまで、災害発生時の避難訓練は行ってきましたが、高遠町地域全域に関する防災学習を行うのは初めてです。 県危機管理課の職員が講師をつとめ、災害図上訓練、DIG(ディグ)を行いました。 大地震や土砂災害など大規模な災害が発生した場合を想定した防災地図を作る訓練で、身の回りの危険を書き出し、地図上に落とすことで、日ごろの備えにつなげようというものです。 生徒らは、まず主要道路は茶、広場や公園は緑、河川は青にマジックで塗り分けて、自然条件や地域の構造を把握しました。 その後、山が崩れる、橋が壊れるなど、予想される危険を書き出し地図上に貼っていきました。 県が指定する土砂災害警戒区域内にある高遠中学校では、自分たちの住んでいる地域の防災を考えるきっかけにしていきたいとしています。 この日作成したマップは、中学校の文化祭で展示するなど、活用方法を今後検討していくという事です。
-
伊那友の会 夏の家庭料理講習会
夏野菜を使った料理講習会が、9日伊那市日影の伊那友の家で開かれ、参加者が、身近な食材で作る事ができる家庭料理を学びました。 講習会には、伊那友の会の会員や一般など25人が参加しました。 会員が講師となり、ちらし寿司や鳥もも肉のロースト、水ようかんなど、夏野菜を中心に使った5品を作りました。 伊那友の会は、昭和5年に創刊した雑誌「婦人之友」愛読者でつくる会で、上伊那の30代から80代まで、50人の主婦が会員となっています。 一般も参加できる料理講習会は年1回開かれています。 会員らは、野菜の切り方や美味しく見える盛り付け方などを一般参加者にアドバイスしていました。 伊那友の会リーダーの有賀みづきさんは、「男性も女性も、料理を含めて家事ができる事は人生を豊かにする上で大切なこと」と話していました。 次回は、11月に家計簿のつけ方を学ぶ講習会を開く予定です。
-
森林税 里山資源活用に重点
森林税を活用して行う施策について住民の意見を聞く上伊那地域会議が8日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、委員に委嘱されている関係する団体の代表など10人が出席しました。 今年度は、新たに里山活用推進リーダー育成事業として、里山資源を活用し活動する地域づくりの取り組みに重点を置く考えです。 この他、有害鳥獣捕獲等事業では、年々被害額が減少傾向にありますが、被害額に現れない高原植物の食害対策など、ニホンジカの捕獲促進にも力を入れるとしています。 また、塩尻市に建設が進められている木質バイオマス発電施設などについて、製材用、発電用の木材の供給量が示されました。 3月に木材加工や木材チップ製造施設が完成し4月から稼働しています。 今年度の製材用の木材供給量は、5万立法メートルで、上伊那地域に多いアカマツも供給されており、今後更に増える見込みです。 平成29年度には、発電施設が完成する予定で、発電用木材の供給量は、10万5千立法メートルとしています。 会議では、市町村の申請により配分される総額1,210万円の森林づくり推進支援金の上伊那の分配案が示されました。 伊那市は、松くい虫の被害木の処理などに400万円、箕輪町も松くい虫対策などに140万円、南箕輪村は、大芝高原関連などに97万円が配分されることが承認されました。 森林税は、平成20年度から導入されていて、間伐や里山の集約化などが進められ、税収規模は、毎年6億円ほどです。
-
高遠高校でアウトリーチ授業
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は8日、東京芸術大学の学生3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒18人は、芸大生の演奏に聞き入っていました。 指導した学生のうち相良夏美さんは、諏訪清陵高校の出身です。 相良さんが、母校で教育実習を行なった際、前の高遠高校校長で現在諏訪清陵高校の石城正志校長からアウトリーチ授業のことを聞き、今回訪れました。 相良さんは、「声は喉や鼻の奥にある空間を使い音を響かせている」「鍛えることは難しいが毎日の訓練で声量が増す」などとアドバイスしていました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。
-
東部中の生徒がブロッコリー収穫
伊那市の東部中学校の生徒は、給食の食材で使われるブロッコリーを7日、収穫しました。 東部中の2年1組の生徒33人は、去年から総合学習の一環で食育について学習しています。 地元農家の山岸さんに協力してもらい、5月に生徒たちがブロッコリーの苗植えをしました。 山岸さんの畑では、アスパラやスイートコーンなどを栽培していて、市内の小中学校などの給食で使われています。 生徒たちは、去年も苗植えから収穫までを体験しています。 山岸さんによると、今年は天候にも恵まれ、形がよく甘みがあって美味しいものが出来たということです。 生徒たちは、カマを使って茎を切り、その後まわりの葉を落としていました。 7日は、およそ40キロを収穫しました。 収穫したブロッコリーは8日と9日にサラダなどにして給食で提供されることになっています。
-
看護師再就職を支援 中病で研修会
育児などで看護の仕事から離れている人を対象にした看護師再就職支援研修会が、伊那市の伊那中央病院で開かれています。 これは、再就職を目指す場にしようと伊那中央病院が開いたものです。 研修会には、育児などで看護の仕事を離れて3か月から30年までの女性7人が参加しました。 7日は、急変時の看護方法や、採血などの技術を学びました。 技術研修では、参加者がシュミレーターを使って採血をしました。 看護師は「医療器具は日々新しくなる。実際に触って感覚を覚えて欲しい」と参加者に話していました。 7日は、他に輸液ポンプの使用法なども学びました。 参加した女性は「戸惑いもあるが、練習できるので自身につながる」と話していました。 看護師の再就職支援研修会は、9日まで行われることになっていて、8日は酸素療法や口腔ケアなどを学ぶことになっています。
-
鹿肉を使ったドッグフード販売へ
鹿肉を使った料理を伊那市長谷で提供している長谷部晃さんは、鹿肉のドッグフードを商品化しました。 長谷部さんは、「新たな産業につながれば」と期待しています。 長谷部さんが考えた鹿肉のドッグフードです。 鹿肉を使った料理を提供するざんざ亭を経営し、狩猟体験や解体見学ツアーなども行っています。 知人から鹿でドッグフードを作れないかと問い合わせがあり、先月から仕事の合間を見て作りました。 肉は、解体処理場から仕入れ、人が食べるには処理がしづらい筋肉や前足の肉などが使われています。 ひき肉にして、燻したレバーと合わせました。 犬だけではなく人も食べる事が出来るということです。 試食品の、モニターをしてもらった所好評だったということです。 モニターをした、長谷の松尾みゆきさんは「犬が喜んで食べている」と話していました。 長谷部さんは、「鹿肉は、鉄分やたんぱく質が豊富で、食欲がなかったり、アレルギーの犬には良い食べ物」と話しています。 鹿肉を使ったドッグフードは8月中旬からざんざ亭で販売する予定で、値段は30g600円です。
-
プロの美容師が伊那養でカット
箕輪町に本社がある松島美容室は6日、伊那市の伊那養護学校に通う子ども達の髪の毛を、無料でカットしました。 松島美容室は、上伊那地域5店舗で営業しています。 地域に貢献しようと中高生の職場体験学習の受け入れや、キャリア教育などを積極的に行っています。 定休日のこの日は、およそ20人の美容師が伊那養護学校を訪れ、80人の子ども達の髪の毛を、無料でカットしました。 無料カットは、毎年行われていて今年で6年目。今年度は秋と冬にあと2回予定しています。 子ども達は希望通りに好みの髪型にカットしてもらっていました。 松島美容室では、「イベントを通して地域の子ども達を育成し、将来的には地元で就職してもらえるよう活動を続けていきたい」と話していました。
-
県老人クラブ連合会会長に池上さん就任
伊那市高齢者クラブ連合会の池上弘祥会長は、今年度長野県老人クラブ連合会の会長に就任したことを、白鳥孝市長に報告しました。 この日は、県老人クラブ連合会会長に就任した池上さんが伊那市役所を訪れ、白鳥市長に就任の報告をしました。 池上さんは平成23年から4年間、長野県老人クラブ連合会の副会長をつとめ、今年4月、会長に就任しました。 県老人クラブでは、会員の増強運動を実施していて、平成26年度は目標値に対して達成できたのは、県全体で6市村だけでした。 伊那市老人クラブは、108人増の目標に対し209人で、目標人数を101人上回り、達成しています。 池上さんは、「65歳から入会できるので多くの人たちに入ってもらいたい」と話していました。
-
春富中七夕コンサート
伊那市の春富中学校で、3日、七夕コンサートが開かれ、タレントのなるみさんが歌を披露しました。 コンサートは、PTAでつくる「いぶきの会」が毎年七夕に近いこの時期に開いているもので、生徒や保護者などおよそ230人が集まりました。 地域で音楽活動をしている個人やグループを毎回招いていて、今回は春富中出身のなるみさんがゲスト出演しました。 コンサートでは、生徒がなるみさんの歌に合わせて手拍子をしたり振付けをまねるなど盛り上がっていました。 また、この日が誕生日だったなるみさんにサプライズで歌が贈られました。
-
メイクやクラフト体験「新しい出会い」
上伊那のメイクサロンやクラフト教室などが出店した新しい出会いと題したイベントが5日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 このイベントは、それぞれの活動について知ってもらおうというもので、会場には、小物作り、メイク講座など、13のブースが設けられました。 伊那市や箕輪町でクラフト教室などを開いているストロベリーファームは、お菓子をかたどったアクセサリーやガラス瓶のペイントのブースを出展し、にぎわっていました。 実行委員長で、伊那市狐島でメイクサロンを営む城取ゆかりさんは、「それぞれの仕事を活かし、家族や友達で楽しめるイベントをこれからも開いていきたい」と話していました。
-
伊那ビデオクラブコンクール表彰式
伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式が、5日伊那市のいなっせで行われました。 伊那市長賞には、河野ひさしさんの作品「桜咲く高遠 中学生のおもてなし」が選ばれました。 高遠中学校の生徒たちの観桜期の対応をとらえました。 伊那ケーブルテレビ賞には、市川東明さんの作品「上高地河童橋を訪ねて」が選ばれました。 後藤監督賞には、赤羽仁さんの作品「最後の大般若法要」が選ばれました。 また、伊那ケーブルテレビ放送部門では、河野ひさしさんの作品「伊那の被爆柳」が優秀賞に選ばれました。 伊那ビデオクラブの赤羽仁会長は、「心ゆさぶられる作品が多かった」とあいさつ。 伊那ケーブルテレビの向山公人会長は、「今後も地域振興や活性化に貢献してもらいたい」と期待しました。 映画監督の後藤俊夫さんは、「どこに出しても恥ずかしくない作品ばかりだった」と講評しました。 今回入賞した17の作品は、今後伊那ケーブルテレビで放送する予定です。
-
グリーンファームに香茸どっと
伊那市の産直市場グリーンファームにこの時期としてはめずらしい香茸がどっと並びました。 3日ほど前、南アルプスのふもとからどっと持ち込まれたということです。 コウタケは、秋のキノコで、9月に入ってから入荷するのがふつうということで、担当者も驚いています。 コウタケは、高級キノコで、炊き込みごはんやホイル焼きにして味わいます。 珍しさも手伝って価格も高め。 100g400円の値がつけられています。
-
新山でミヤマシジミ生息確認
伊那市富県新山の和手上地籍で、環境省のレッドリスト、長野県の準絶滅危惧種に指定されている蝶、ミヤマシジミが生息していることが確認されました。 近くに住む伊澤敏明さんの案内で、現地に向かい、カメラがその様子をとらえました。 羽を広げた長さが3センチほどで、500円玉よりひとまわり小さい大きさです。 雄の羽の表面は、青紫色をしています。 この場所は、新山の和手上地籍で、ミヤマシジミのえさとなるコマツナギが群生しています。 幼虫もみつかりました。 伊澤さんは、去年から観察を続けていて、今年は、ここ何日かで幼虫がみられるようになったということです。 伊澤さんは、今後も仲間たちと保護育成活動を続けていくことにしています。
-
信州の陶芸作家17人展
長野県内の陶芸家による展示会「信州の陶芸作家17人展」が、4日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、17人の作品およそ500点が並べられています。 展示会は、県内で活躍する陶芸家の交流と作品の発表の場として年に1回開かれているもので、かんてんぱぱでは12回目、通算では36回目となります。 会場には、17人の作品が顔写真付きで展示されている他、「光」をテーマにしたコーナーもあり、それぞれの作家が自分の作品にあった世界観を表現しています。 17人のうち、伊那ケーブルテレビエリア内からは、伊那市長谷に工房を構える竹島覚二さんが参加しています。 竹島さんの作品は、薪の窯で焼いたものと電気の窯で焼いたものがあり、茶道具や文房具を中心におよそ30点を展示しています。 信州の陶芸作家17人展は、13日月曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 4日と5日の2日間は、それぞれの作家の茶碗で抹茶を飲むことができるイベントも行われています。
-
夢縁日フェスティバル
県内各地の44の店舗が出店する夢縁日フェスティバルが、伊那市西春近の住まいDEPOショールームで5日まで開かれています。 会場には、飲食店やエステサロン、自動車販売店などが出店した44のブースが並んでいます。 夢縁日は、伊那市内の飲食店や建築業の経営者でつくる実行委員会が、地域の人たちに県内の様々な業種を知ってもらおうと開いているもので、今年で2回目です。 飲食や物販の他、工作や占い、ボディペイント体験などのブースがあり、訪れた人たちは、それぞれのコーナーで楽しんでいました。 夢縁日フェスティバルin伊那は、5日まで伊那市西春近の住まいDEPOショールームで開かれています。 5日はヨガ体験や、地元出身のアイドルグループパラレル☆ドリームのライブも行われます。
-
認知症を考える市民のつどい
認知症について理解を深めてもらおうと、「認知症を考える市民のつどい」が4日伊那市のいなっせで開かれました。 これは、認知症について正しく理解し、支えあいの地域を作っていこうと伊那市が開いたものです。 伊那市山寺在住で、89歳の父親を介護している櫻井豊さんが体験を発表しました。 また、日本医科大学精神神経科助教の上田諭さんが「治さなくてよい認知症」と題して講演しました。 上田さんは、「認知症は加齢が原因で起きるため、治らない。そのことを理解し、否定的な言葉で本人を追い詰めるのではなく、できることの中で元気で楽しく暮らすことが目標」などと話していました。 会場には市内からおよそ300人が訪れ、話に耳を傾けていました。
-
伊那市西春近 酒井花枝さん宅であじさい見頃
伊那市西春近沢渡の酒井花枝さん宅の庭であじさいが見ごろとなっています。 酒井さん宅の庭では、いろとりどりのあじさいが見ごろとなっています。 96歳になる酒井さんが、20年ほど前から家の裏にある竹林で育てはじめ、徐々に数を増やしていったということです。 娘の茂美さんは、「あじさいは母の生きがいになっている。今年は特に花が大きく、きれいに咲いたのでぜひ見に来てほしい」と話していました。 花は2週間ほど楽しめるということです。
-
伊那西高校文化祭「西高祭」4日と5日一般公開
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」の一般公開が、4日と5日の2日間の日程で始まりました。 31回目となる今年の西高祭のテーマは「ヒロイン~弾けろ!最強のteenager~」です。 西高祭を通じて、1人ひとりが主人公になり輝いてほしいという願いが込められています。 4日は、午後1時から一般公開が行われ、玄関前の屋台は生徒や保護者、一般の来場者で賑わっていました。 校内では、伊那西高校の教員をパネルにして一緒に写真が撮れる「妄想フォトシアター」や、4月に行った沖縄修学旅行をテーマにした展示など、各クラスの工夫を凝らした企画が用意されています。 3年3組の教室では、スーパーマリオの世界観を体感することができます。 他にも、茶華道クラブによるお点前披露など、クラブの体験コーナーも用意されています。 一般公開は5日も行われ、時間は午前9時30分から午後3時までとなっています。 講堂では、演劇クラブや英語研究クラブなどによるステージ発表も行われます。
-
伊那市プレミアム商品券 販売から3時間で当日分完売
伊那商工会議所などは、1万円で1万2,000円分の買い物ができる「い~な伊那プレミアム商品券」を4日販売し、開始からおよそ3時間で当日分が完売しました。 販売開始30分前にはおよそ1,700人が並び、長い列ができていました。 い~な伊那プレミアム商品券は、伊那商工会議所と伊那市商工会、JA上伊那が販売するものです。 商品券は1,000円の券が12枚綴りとなっていて、市内456店舗で使用することができます。 過去に3回販売していますが、今回はこれまでより10%プレミアム率が高い20%となっています。 販売総額も過去最高の3億円で、初日の4日は2億円分が用意されました。 訪れた人の多くは、1人の限度額10万円分を購入していました。 プレミアム商品券は、販売開始のおよそ3時間後の午前11時45分に完売となりました。 なお商品券の有効期限は、10月31日までとなっています。 5日は、1億円分の販売が行われ、時間は午前9時からを予定しています。 また、商品券の販売に合わせ、商店主らでつくる伊那市コミュニティーカード協同組合は、い~なちゃんカードのポイントが5倍になるキャンペーンを行っています。 商店街で商品券を使うと、100円の買い物で5円分のポイントがつきます。 キャンペーン期間は、今月31日までとなっています。 5日までは、新規加入の特設ブースが設置されている他、期間中加盟店10店舗で無料で加入することができます。
-
倒木で国道361号一時通行止めに
伊那市の美篶と高遠町境の国道361号で、3日朝倒木があり、一時通行止めとなりました。 道路を管理する伊那建設事務所では、松くい虫による松枯れと昨夜からの雨が原因とみています。 倒木があったのは、伊那市高遠町鉾持の国道361号で、午前8時頃、道路北側の崖の上の赤松の木が落下しました。 これにより、現場は2時間近く通行止めになりました。 けが人や車両の被害はありませんでした。 道路に落ちた松の撤去作業が終了した午前9時44分に通行止めは解除されました。
-
伊那北小学校5年2組 コマツナギ植樹
総合学習の一環でチョウについて学んでいる伊那北小学校の5年2組の児童は、全国的に生息数が減少している蝶ミヤマシジミの幼虫のエサとなるコマツナギの苗を3日、校内の畑に植樹しました。 伊那北小学校の5年2組では、総合学習でチョウについて調べたり観察を行っています。 児童はこれまで本や図鑑などでミヤマシジミについて調べてきましたが、実際に自分達の目で見てみたいと今回植樹することにしました。 この日は、学校近くの山にあったコマツナギの苗およそ20本を、上牧区の住民グループ「上牧里山づくり」のメンバーと共に植樹しました。 今回植樹したコマツナギは、児童の取り組みを知った里山づくりのメンバーが用意したものです。 5年2組では、学校周辺で見つけたチョウのマップをつくるほか、ミヤマシジミが確認できたら観察会を開く予定です。
-
伊那谷九条の会 反戦平和訴える街頭宣伝
反戦平和を訴える上伊那在住者でつくる伊那谷九条の会は、安全保障関連法案に反対する街頭宣伝を3日、伊那市のいなっせ前で行いました。 この日は、伊那谷九条の会のメンバー3人が、「NO!戦争法案」と書かれたボードを手に、ビラを配りながら通行人やドライバーに平和の大切さを訴えていました。 伊那谷九条の会は、集団的自衛権の行使容認が閣議決定したことを受け、去年7月に発足しました。 会ではこれまで、デモ行進をしたり平和について考える集会を開くなど、反戦平和を訴える活動を行ってきました。 会では、10日にも「上伊那縦断ピースアピール」と題して、辰野町から中川村までの国道沿いなどでビラ配りを行う予定です。
-
地域密着型サービス事業 公募
伊那市高齢者施策推進会議の初会合が6月29日に、伊那市役所で開かれました。 この日は白鳥孝市長から16人に委嘱状が手渡されました。 会議では、今年度の事業計画が示されました。 平成28年3月末までに伊那市地域密着型サービス事業の、小規模多機能型居宅介護施設を完成させ、1か月以内に事業を開始できる事業者を公募することが承認されました。 伊那市地域密着型サービス事業は、介護施設の利用者が市内在住者に限定されるものです。 市内には、3つの地域密着型の介護施設があります。 公募は、7月1日からを予定していて、伊那市のホームページなどから申し込みできるということです。
-
文化施設の職員を対象とした救急講習会
伊那市高遠町の文化施設の職員を対象とした救急講習会が2日高遠町歴史博物館地域間で開かれました。 2日は、高遠町歴史博物館、伊那市民俗資料館、高遠町図書館の職員7人が講習を受けました。 指導したのは応急手当普及員ので伊那市教育委員会の井坪聖さんです。 今年6月に歴史博物館と民俗資料館にAEDが設置されたことから、来館者の不測の事態へ対応できるようにと開かれました。 講習では、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を学びました。 参加者は人形を使い、実際の流れに沿って処置の仕方を確認していました。 井坪さんは、「処置の前に周りの状況を見て、自分の安全を確保してから行うことが大切。地震などで展示物が倒れてきそうな場合には、安全な場所に移動させてから行うと良い」などと指導していました。
-
伊那市の幼稚園の利用者負担金 1割引き下げを諮問
伊那市の白鳥孝市長は、幼稚園の利用者負担金を、来年度から1割程度引き下げるとした改定案を審議会に諮問しました。 24日、伊那市子ども・子育て審議会が開かれ、白鳥孝市長が丸山毅一会長に諮問書を手渡しました。 改定案は、国の制度改正に伴い、来年度から幼稚園の利用者負担金を1割程度引き下げるものです。 所得に応じて負担金額を設定し、対象人数が一番多い4階層で月額2万483円を1万8,500円に、5階層では月額2万5,667円を2万3,200円に引き下げます。 伊那市の、緑ヶ丘、敬愛、天使の3つの幼稚園は来年度から新制度に移行する事から、国の基準額を上限に市町村が独自に利用者の負担金を定める事が求められています。 委員からは、階層の区分が5つでは中間層の負担が大きいとして、階層を増やして欲しいとの要望がありました。 審議会は次回7月下旬に開かれる予定です。
-
伊那市の農家民泊 県のインバウンド拡大事業に選定
伊那市の農家民泊が、県が進める外国旅行客誘客「インバウンド」の受け入れ拡大事業として選定されました。 1日は選定されたことを受けて、民泊を行う農家を対象にセミナーが開かれました。 セミナーには市内の20人ほどの農家が参加し、海外旅行客を受けいれることの魅力や方法について学びました。 伊那市の農家民泊は、長野県のインバウンド受け入れ拡大事業の3つのうちの一つに選ばれました。 伊那市では、2年前から農家民泊を推進していて、現在30戸の農家が受け入れを行っています。 拡大事業には、伊那市の他に、上田市の別所温泉地域や飯山地域の信越自然郷(しぜんきょう)が選ばれています。 セミナーでは外国人観光客の農家民泊の取り組みを先進的に行っている上田市武石(たけし)の小林 一郎さんが講演しました。 小林さんは、「言葉は理解できなくても意志はだいたい通じる。農村の魅力は農産物だけでなく、風景、暮らし、住む人にある」と話していました。 近年では多い月で200人を超える外国人観光客が伊那市に来ているということで、関係者は、「伊那市はホテルなどの宿泊施設が少ないので、農家民泊が受け入れられるようになれば、伊那市の観光のポテンシャルが上がる」と話していました。 インバウンド受け入れ拡大地域に選定された伊那市では、セミナーの開催や外国語のパンフレットの作成、個別のコンサルティングなどが行われる予定です。
-
一人暮らし高齢者 西春近南小児童と交流
伊那市の西春近の一人暮らしの高齢者が、2日、地元の子どもたちと交流を楽しみました。 この日は、西春近公民館に地区の一人暮らしの高齢者21人が集まりました。 交流会には、西春近南小学校の4年生も参加し、歌やリコーダーを披露しました。 また高齢者とペアになって手遊びをしました。 この昼食交流会は、地区内の一人暮らしのお年寄りに、元気と生きがいを提供しようと、西春近社会福祉協議会が5年前から毎年開いています。 この交流会は、民生児童委員12人が企画・運営しています。 西春近社会福祉協議会では、秋にも、一人暮らしの高齢者を対象に、季節の花などを巡るバスハイクを開くということです。
-
伊那市民プール 18日のオープンに向け清掃
18日のオープンに向け、伊那市の伊那市民プールでは清掃作業が行われています。 2日は、伊那市と伊那市振興公社の職員12人が、50メートルプールの清掃を行いました。 伊那市民プールの今シーズンの営業は18日から8月30日までです。 夏休み期間を除き、土日祝日のみの営業となります。 また、足入れ型浮き輪の利用は禁止となっています。 昨シーズンは32日間営業し、9,842人が利用しました。 高遠スポーツ公園プールも18日にオープンし、毎週火曜日を除き平日も営業します。 オープン初日の18日は、両施設ともに入場無料となっています。 それでは天気予報です。
-
伊那谷ブラス 楽団の垣根を越え演奏
上伊那の音楽団体に所属する金管奏者・打楽器奏者でつくる伊那谷ブラスのコンサートが6月28日伊那市のいなっせで開かれました。 伊那谷ブラスは、上伊那の金管奏者、打楽器奏者でつくるアンサンブルです。 28日は伊那市民吹奏楽団や伊那フィルハーモニー交響楽団など、5団体から43人が出演しました。 披露したのはアニメソングやクラシックなど8曲で、すべて団体の垣根をこえた合同演奏です。 東京交響楽団首席ホルン奏者の大野(おおの)雄(ゆう)太(た)さんもゲスト出演し、コンサートを盛り上げました。 伊那谷ブラスの北条崇博団長は、「団体同士の交流を深め、演奏技術の向上につなげていきたい」と話していました。