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伊那北卒業から50年の節目祝う
伊那北高校の昭和39年卒業生でつくる39会の卒業50周年記念式典が4日 伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれ出席者が節目を祝いました。 式には250人中100人が出席しました。 当時、応援団長を務めていた久保田治秀さんの指揮に合わせ校歌を歌いました。 39会では50年の節目を迎える今年に向け1年前から実行委員のメンバーが準備を進めてきました。 式典ではこの他に寄付金の贈呈が行われ、伊那北高校と同窓会にそれぞれ10万円が送られました。 1日は式典の他、大芝荘で懇親会を開き、明日はゴルフや南アルプスの散策などをして過ごすということです。
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御嶽救助 伊那消防組合第5次隊派遣
御嶽山の噴火に伴い、伊那消防組合は、4日第5次隊が現地に向かいます。 第2次隊として救助活動に携わった伊那消防署の若林豊さんにお話しを伺いました。 伊那消防組合は、噴火直後の9月28日から相互応援協定に基づき、現地で救助活動をしています。 伊那消防組合は、指揮隊として、入山する隊員の管理や本部と山頂との連絡を行う活動をしています。 若林さんは、第2次隊の指揮隊長として29日の午前3時に現地に出発し、30日の午後8時に伊那に帰ってきました。 6号目にある登山口、黒沢口の指揮所で活動しました。 現場到着時、火山灰は10センチほど積もっていたということです。 活動は、火山ガスのため、中断を余儀なくされる状況でした。 伊那消防組合は、4日から第5次隊を現地に派遣します。
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南ア 塩見小屋宿泊棟完成
伊那市が建設を進めていた南アルプス塩見岳の山小屋、塩見小屋の宿泊棟が9月末に完成しました。 新設された宿泊棟は、木造平屋建てで、延床面積は46平方メートルです。 内装には、ヒノキや杉などが使われています。 完成しましたが、利用できるのは、もう一つの宿泊棟が完成してからで、再来年の予定です。 もう一つの宿泊棟は、来年度着工予定で、現在ある建物の取り壊しが始まりました。 食堂も兼ねる建物で、来年秋の完成をめざします。 標高3000メートル付近にある塩見小屋は、1962年に建設されましたが、風雨により倒壊。 1976年に当時の長谷村帰属の小屋として再建されましたが、それから40年近くが経ち、老朽化が進んでいました。
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JAフォトコン 入賞者決まる
JA上伊那が農のある暮らしをテーマに募集したフォトコンテストで、伊那市富県貝沼の小林兼久さんの作品が最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれました。 小林さんの作品です。 タイトルは、「透き通る田園」。 最優秀賞のJA上伊那組合長賞に選ばれました。 JA上伊那は、合併した時からフォトコンテストを開催していて今年で19回目になります。 今年は、26人から55の作品が集まりました。 3日に審査が行われ、11点の入賞作品が決まりました。 入賞作品は、広報誌る~らるの表紙として順次使用されます。 またすべての応募作品は、11月のJA上伊那まつりで展示されることになっています。
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伊那市でヤマブドウの収穫始まる
伊那市と信大農学部が連携し開発したやまぶどうワイン「山紫」。原料となるヤマブドウの収穫が、2日から始まりました。 伊那市西春近の圃場です。 ここでヤマブドウの栽培を始めて5年目の城倉友幸さんは、今年、200キロの収穫を見込んでいます。 やまぶどうワイン「山紫」は、伊那市と信大農学部が連携して7年の歳月をかけて開発しました。 今年は295本を生産し、6月から試験販売を開始しました。 現在、伊那市内では西春近、手良、小沢の3戸の農家がヤマブドウの栽培を行っています。 栽培農家の一人、城倉さんは、信大農学部の附属農場で技術員としてヤマブドウを栽培した経験を活かし、4年前から自宅の圃場で栽培を始めました。 今年は、日照不足が心配されましたが、9月の好天で、房も大きく成長し糖度も高いということです。 収穫したヤマブドウは伊那市美篶の伊那ワイン工房に持ち込まれ醸造されます。 伊那市によりますと、市全体で650キロの収穫を見込んでいて、来年は520本の販売を計画しているという事です。
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地域密着型特養みのりの杜起工式
社会福祉法人 高遠さくら福祉会は、地域密着型特別養護老人ホームみのりの杜(もり)の安全祈願祭と起工式を、今日、施設を建設する伊那市東春近で行いました。 施設は、伊那市東春近原新田の、7,300平方メートルの敷地に建設されます。 延床面積2,100平方メートルの木造一部二階建てで、1ユニット10人単位の4ユニット構成の施設となり、長期29床、短期11床の40人を受け入れます。 2日は、関係者が集まり、工事の安全を祈願しました。 施設を建設するのは、伊那市高遠町で特別養護老人ホームさくらの里やグループホーム桜を運営する、社会福祉法人高遠さくら福祉会です。 建設される特別養護老人ホーム「みのりの杜」は、「地域密着型」をキャッチフレーズにしていて、伊那市内の高齢者を中心に受け入れるほか、地域交流ホールを設け、利用者と地域の交流を図っていくとしています。 特別養護老人ホームみのりの杜は来年春に完成予定で、現在入所者の受け付けを行っているということです。
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新山小学校カラマツの腰板で木育
子どもたちに森林の重要性や木材の良さを知ってもらおうと、伊那市内の小学校で初となる腰板の設置が2日新山小学校で行われました。 この日は、新山小学校の児童が、腰板の設置に挑戦しました。 子どもたちは、金づちを使って釘を打ち付けていました。 作業には、保護者や地域住民も加わりました。 これは、伊那市が進める「木育」事業の一環で、市内の小学校では初めて行われたものです。 県の元気づくり支援金を利用して実施し、長野県や、上伊那森林組合の職員も参加しました。 使われたのは、上伊那産のカラマツで、1階と2階の廊下に腰板が設置されました。 木材には、子どもたちや保護者の名前やメッセージが書き込まれていました。 この日は、県の職員による木育教室も開かれました。 教室では、児童が、色紙が張られた鉛筆でくじ引きを行いました。 地球全体の中で森林が占める割合を理解してもらおうというもので、森林の面積に該当するのは、30人のうち2人でした。 県の職員は、「森林は、地球全体で見れば1割に満たない貴重な資源。新山にはたくさんありますが、大切にしてください」と話していました。 伊那市では現在、市内5つの小学校で、学校机の天板を地元産のカラマツを使用したものにするなどの事業を進めていて、子供たちに、森林の重要性や木材の良さを伝えていきたいとしています。
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いきいきサポーター講座開講10周年
伊那市高遠町地区で高齢者の健康のために開かれている「おたっしゃ教室」の指導をしている「いきいきサポーター」の養成講座が開講から10周年を迎えました。 9月30日は、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで、12の「おたっしゃ教室」といきいきサポーターが体操などを披露しました。 おたっしゃ教室は高遠町の12地区で月に2、3回開かれていて、およそ300人が筋力アップ体操などを行っています。 教室のサポートは、指導者の養成を受けた「いきいきサポーター」が中心に行っていて、今年は養成講座を始めてから10年目の節目の年です。 発表会では、10期生が「筋力つくつく体操」を披露し、参加者も合わせて体を動かしていました。 ある参加者は、「落ち込むことがあっても教室でみんなと一緒に体操を行うと気持ちが晴れる。健康のためにもこれからも続けていきたい」と話していました。
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中尾歌舞伎秋季定期公演に向け稽古
伊那市長谷に伝わる中尾歌舞伎。 30日は来月2日に行う秋季定期公演に向け本番で身に纏う衣装で、稽古を行いました。 今回行う演目は「神霊矢口之渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の段(とんべえすみかのだん)」です。 落ち武者の新田義峰(よしみね)が妻のうてなと共に川の対岸へ逃げようと、強欲者の渡し守の頓兵衛の娘、お舟にお願いするところから始まります。 その際、お舟が義峰にひと目惚れをしてしまいますが、義峰が敵だと分かり、殺そうとする父、頓兵衛と、逃がそうとする娘、お舟の掛け合いが見所となる、悲恋物語です。 この日は、伊那市長谷の中尾座で衣装合わせが行われました。 着付けを担当するのは、中尾歌舞伎保存会の山崎咲子さんと加藤二葉さんです。 二人は、役者の大きさなどをチェックしながら、着付けていました。 衣装を纏ったままで初めてとなる立ち稽古が行われました。 演出を担当するのは、保存会の西村寿会長です。 西村さんは演出は初めてで、今年3月に亡くなった西村清典師匠の意思を継ぎ、模索しながら指導にあたります。 本番さながらの迫力ある稽古が2時間ほど続きました。 西村さんは「独自のものを作っていきたい」と話していました。 中尾歌舞伎秋季定期公演は来月2日(日)午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で行われます。
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循環バスと軽トラック接触事故 けが人なし
1日午前11時15分ころ伊那市の伊那市駅前交差点で、市内循環バスと軽トラックが接触する事故がありました。この事故によるケガ人はありませんでした。 事故は、33歳の男性が運転する市内西回りの循環バスと88歳の男性が運転する軽トラックが伊那市駅前交差点で接触したものです。 軽トラックに乗っていた2人と、バスの乗客乗員4人にケガはありませんでした。バスの乗客はタクシーでおくられたということです。事故の原因について伊那署で調べを進めています。
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きょうから衣替え 暖かい1日
衣替えの1日、伊那地域の最高気温は26.2度と、平年より5度ほど高くなりました。 伊那市の伊那西高校はこの日から衣替えで、生徒は紺のブレザーとスカートの冬服で登校していました。 長野地方気象台によりますとこの暖かさは、あさっての雨が降るまで続くということです。 ある生徒は「もう衣替えの季節になった」「久しぶりの冬服。気持ちを新たにしたい」と話していました。
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いきいきサポーター養成講座 開講10周年
伊那市高遠町地区で高齢者の健康のために開かれている「おたっしゃ教室」の指導をしている「いきいきサポーター」の養成講座が開講から10周年を迎えました。 30日は、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで、15の「おたっしゃ教室」が体操などを披露しました。 おたっしゃ教室は高遠町の12地区で月に2、3回開かれていて、およそ300人が筋力アップ体操などを行っています。 教室のサポートは、指導者の養成を受けた「いきいきサポーター」が中心に行っていて、今年は養成講座を始めてから10年目の節目の年です。 発表会では、10期生が「筋力つくつく体操」を披露し、参加者も合わせて体を動かしていました。 ある参加者は、「落ち込むことがあっても教室でみんなと一緒に体操を行うと気持ちが晴れる。健康のためにもこれからも続けていきたい」と話していました。
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伊那(い~な)ブランド逸品スタンプラリー 10月1日から
伊那市内の商店が販売する自慢の逸品を買いスタンプを集める「伊那ブランド逸品スタンプラリー」が、10月1日から始まります。 こちらが販売店舗を記した逸品MAPです。 スタンプラリーは、伊那商工会議所の食品部会が中心となって今回初めて企画しました。 商工会議所に加盟する138店舗に呼び掛けたところ、オリジナルの商品を作っている17店舗が参加することになりました。 菓子店や豆腐店、造り酒屋など、商品は様々です。 参加店舗のうちの1つ、山寺にある増田屋製菓さんを訪ねました。 増田屋製菓さんのカリマンは、黒糖を使った饅頭を油で揚げた菓子です。 表面はカリカリで中はしっとりとしているのが特徴で、原材料にこだわっているということです。 伊那商工会議所では、「地元の人に地域の店舗に足を運んでもうきっかけにしたいと」と話しています。 MAPにのった商品を購入するとスタンプを押してもらうことができ、その数によって抽選で買い物券などが当たります。 応募用紙とMAPは、各店舗か商工会議所、タウンステーション伊那まちで配布しています。 スタンプラリーは、10月1日から来年1月31日まで行われます。 応募・お問い合わせ先 0265-72-7000(伊那商工会議所食品部会事務局)
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まほらいな市民大学15期生 71人が修了
まほらいな市民大学15期生の修了証書授与式が26日、伊那市のいなっせで行われました。 この日は、学長の白鳥孝市長から修了生1人1人に修了証書が手渡されました。 今年度修了したのは、男性12人女性59人の、合わせて71人で、最高齢は85歳の女性です。 まほらいな市民大学では、健康や歴史、ウォーキングや寺社巡りなど、2年間で50講座が開かれました。 今回修了した15期生と1年間一緒に学んだ16期生を代表して福沢勉さんは「市民大学で学んだ多くの知識と、ここで得た仲間を大切に卒業後も地域のために活躍されることを期待しています」と送る言葉を述べました。 修了生を代表して山﨑隆男さんが答辞を述べました。 式の最後には、全員で伊那市の歌を歌い、修了を祝いました。
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狐島史跡散策案内看板 序幕
伊那市の狐島区の史跡や散策コースを紹介した案内看板の除幕式が28日行われました。 案内看板は縦90センチ、横180センチの大きさで区内の2か所に設置されました。 狐島区では、地域への愛着を育んでもらい健康増進を図ろうと今年度、区内の史跡を巡る散策コースを設定し看板を作りました。 散策コースは2ルートあり、距離はそれぞれ2キロで、所要時間はおよそ1時間となっています。 この日は、区民30人余りが参加して、歩き初めも行われました。 参加した人たちは秋晴れの下、区内に残る上伊那農業高校の前身、上伊那簡易農学校の石碑や見通し桜などの史跡を巡り地元への理解を深めていました。
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御嶽山噴火 ジオ大会参加者がいち早く報告
28日にいなっせで行われた日本ジオパーク南アルプス大会のパネルディスカッションで、九州大学地震火山観測研究センターの松島健准教授は、御嶽山の噴火について、予知は難しかったと話しました。 松島さんは、ジオパーク大会に参加するため、島原半島ジオパーク協議会の一員として伊那に来ていました。 噴火直後の27日、開会式会場の伊那文化会館から木曽に向かい、現地災害対策本部で情報を収集しました。 28日午後にいなっせで行われたパネルディスカッションの会場で、噴火は水蒸気爆発で予知は難しい状況だったと参加者に話しました。 気象庁火山噴火予知連絡協議会は、28日夜、噴火は水蒸気爆発だったことや前兆を把握することは困難とするなどの見解をまとめています。
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荒井神社土俵開き 小学生が力強い取組
伊那市の荒井神社の土俵開きが28日行われ、伊那小学校の相撲クラブのメンバーが力強い取り組みを見せていました。 28日は、荒井区や神社の関係者など70人が出席し新たに完成した土俵でのケガなどが無い事を祈り神事が行われました。 神事が終わると、伊那小の児童が模範稽古を行い、力強い取り組みを見せていました。 荒井神社では来月の例大祭で奉納相撲が行われる予定です。
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ジオきゃら大会盛り上げ
ジオパーク全国大会2日目。28日は各地のジオパーク地域内で宣伝活動をしているキャラクターが伊那市の中心市街地をパレードし全国大会を盛り上げました。 中心市街地をパレードするのは、全国各地で地域のジオパークをPRするジオきゃら16体です。 高知県の室戸世界ジオパークのキャラクターで頭が地元の地層の作りをモチーフにしています。 ジオきゃら16体がセントラルパークに集まると会場では集まった人たちが携帯やカメラで撮影をしていました。 中心市街地ではこの他に鹿肉を使った料理や伊那谷の地質図をモチーフにしたTシャツなどの販売するテントが並び、訪れた人達は足を止め買い求めていました。 29日は南アルプスを巡るジ葉オツアーが伊那市や飯田市などで行われます。
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伊那市公式HP 10月からリニューアル
伊那市の公式ホームページが、7年ぶりにリニューアルされ10月1日から公開されます。 伊那市では、だれもが使いやすいホームページにするため、リニューアルを進めてきました。 情報の内容を確認しやすいように、情報のまとまりを縦方向にシンプルに配置し、上下のみに視点を動かすことで情報を探せる「パケットレイアウト」を採用しています。 これにより、タブレット端末や、タッチパネルでの情報検索が簡単に行えるということです。 伊那市では、素晴らしい景観写真やPRコンテンツで市の魅力を発信したいとしています。
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ジオパーク全国大会 はじまる
日本ジオパーク南アルプス大会が今日から始まりました。 期間中、伊那市を主会場にトークセッションやジオツアーなどが行われ、延べ1,600人が参加します。 オープニングセレモニーでは、大鹿歌舞伎保存会が演目を披露しました。 大会では、実行委員長の白鳥孝伊那市長が挨拶しました。 また、新たに日本ジオパークに認定された4つの地域に認定証が手渡されました。 ジオパークは、科学的・文化的に貴重な地質遺産を持つ自然公園です。 日本では現在この4地域を含め、36の地域が認定されている他、17の地域が認定を目指しています。 今年で5回目となるジオパーク全国大会は、ジオパークの魅力や取組を共有することを目的に開かれています。 式典の後、ノンフィクション作家で探検家の角幡唯介さんによる基調講演が行われました。 角幡さんは、新聞社を退職後チベットの未開の地を歩くなど探検家として活動していて、冬には南アルプスでトレーニングを行うこともあるということです。 27日は「山と冒険」と題し、探検家を目指したきっかけや南アルプスに対する思いを話しました。 28日は、商店街を中心にトークセッションや体験イベントが、29日は南アルプスに関係する4市町村を回るジオツアーが予定されています。
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東部中50周年 片岡鶴太郎さんが講演
伊那市の東部中学校の50周年記念式典が27日に行われ、伊那市芸術文化大使の片岡鶴太郎さんが講演しました。 俳優で画家の伊那市芸術文化大使、片岡鶴太郎さんが講演しました。 片岡さんは、講演の中で伊那で採れた柿と栗の絵を全校生徒の前で描きました。 片岡さんは、「日本画は毎回絵具を溶く手間があるが、そういった面倒なことをしっかりやることが大事」と話していました。 東部中学校は昭和39年、1964年に当時の伊那東中学校・美篶中学校・手良中学校・新山中学校が統合し、今年で50年となります。 池口正博校長は、「祖父母に感謝する会や強歩大会など、50年の歴史と共に歩んできた行事を大切に続けていきたい」とあいさつしました。
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東部中にタカトオコヒガンザクラ
伊那市の東部中学校は、東日本大震災被災地の宮城県高砂中学校に贈ったものと同じタカトオコヒガン桜の苗を2本、校門脇に26日植樹しました。 東部中学校の文化祭、すず竹祭の中で、全校生徒が参加して行われました。 今回も高砂中とインターネット回線を結び、お互いの画像でやりとりしました。 今回東部中が植えたのは、高砂中に贈った苗と同じ場所からもってきた6年生のタカトオコヒガンザクラです。 各学年の代表者や来賓が植樹しました。 記念碑の序幕も行われ、輝(ひかり)と虹(かけはし)の文字が現れました。 今回植えた2本の桜の名前で、東部中が考え、高砂中に書いてもらったものを石に刻みました。 東部中は、平成24年11月に2本のタカトオコヒガン桜を高砂中に贈っています。 希望と書いてあかり、未来と書いてみちの名がつけられました。 式の最後には、桜宣言を両校の生徒会長が読み上げました。 桜宣言は、「震災から学んだことを後世に伝えるためにさくらプロジェクトを未来につなげる。復興への「みち」を照らす「あかり」となるように祈り続け、私たちの心の「ひかり」の「かけはし」となることを信じ絆を深めていくことを誓う」と記されています。
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あいこちゃんに心臓移植を
諏訪市の小学1年生、小松愛子ちゃんのアメリカでの心臓移植をめざして活動しているあいこちゃんを救う会は、26日伊那市役所で記者会見を開き、支援と協力を呼びかけました。 26日はあいこちゃんの両親小松勉さん・麻耶さん夫妻と救う会代表の笠原博人さんが、報道機関を通じて支援と協力を訴えました。 諏訪市の小松愛子ちゃんは、今年2月に劇症型心筋炎を発症し、現在信州大学医学部付属病院に入院しています。 心臓移植でしか助かる道はなく、今は、人口心臓で小康状態を保っていますが、脳こうそくなどを引き起こす可能性も高く、一刻も早い移植手術が必要とされています。 国内でのドナーは極めて少なく、海外での移植に頼らざるを得ない状況の中、国内の医師らの協力でアメリカコロンビア大学病院での受け入れが実現しました。 しかし、手術費用は、150万ドル、1億6,000万円、術後の通院費用など含めると2億1,000万円が必要で、救う会では、9月2日から募金活動を始めています。 26日現在、7千189万円が集まっていますが、11月初旬の渡航までにあと1億4,000万円が必要です。 あいこちゃんを救う会は、父勉さんの友人14人で組織していて、募金活動を行っています。 会では、ボランティアスタッフや募金への協力、募金箱を設置してくれる企業や商店などを求めています。
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「南アルプス戸台口」をPRへ看板設置
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会を前に、南アルプス北部の登山口の呼称「南アルプス 戸台口」をピーアールする看板の設置が25日、行われました。 この日は、長谷地域自治区地域協議会の西村美里会長らが伊那市長谷の戸台口から林道バス営業所までの市道に看板10枚を設置しました。 設置された看板は、縦150センチ、横40センチの大きさです。 夜間でも目立つように、文字には反射材が使われ、風の影響を受けづらいようメッシュ地となっています。 南アルプス北部地区の登山口は昭和40年代までは長谷村の戸台と呼ばれていました。 現在は、仙流荘があるところというあいまいな表現になっていることから、長野県側の登山口として知名度アップを図ろうと市では、呼称を「南アルプス戸台口」とすることを決めました。 伊那市では今後PRグッズなどをつくり、全国へと発信していきたいとしています。
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美和湖周辺の2つの露頭名称発表
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会のプレイベントとして、美和湖周辺で中央構造線が確認できる2つの新たな露頭の紹介と名称の発表が行われました。 25日は、伊那市長谷の長谷公民館で新たな2つの露頭の紹介と名称の発表が行われました。 イベントには中央構造線について学習し名称を検討してきた長谷中学校の生徒も参加しました。 新たに露頭が確認できるようになったのは、長谷中学校北側と長谷総合グラウンド南側です。 長谷中学校北側は、溝口露頭と同じ状況が東西逆に確認できます。 こちらは「溝口北露頭」と名付けられました。 長谷総合グラウンド南側は、溝口北露頭と対岸にあり、こちらも中央構造線を確認することができます。 こちらは「非持露頭」と名付けられました。 名称は、場所が特定できるものとすること、既存の溝口露頭との統一感があるなどの要件を満たすもの選ばれました。 今日は現地見学会も開かれ、参加者が整備された露頭を見て回りました。 今回、国土交通省の協力があり、土砂が除去され、周辺が整備されたため、露頭がはっきりと確認できるようになりました。 イベントでは、これまでの経過の説明などがありました。
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劇団伊那舞台27日にアトリエ公演
劇団伊那舞台のアトリエ公演が、27日(土)に行われます。 劇団伊那舞台のアトリエは、伊那市通町第一ビルの地下1階にあります。 普段稽古に使っている場所で、今回は、そのアトリエを舞台にして公演を行います。 23日夜も、メンバーが集まり、熱の入った稽古を行っていました。 今回上演するのは、三島由紀夫原作の「真珠」を、伊那舞台の冨田 絵実さんが、脚色したものです。 物語は、真珠の指輪を身に着けた女性の誕生日パーティから始まります。 参加したのは上流階級の4人の女性たち。 しかしパーティで真珠がなくなってしまいます。 真珠を食べてしまったという女性。嫌っている女性に罪を擦り付けようとする女性など、5人それぞれに思惑があり、ストーリーが展開していきます。 劇団伊那舞台の公演「真珠」は、27日(土)に、午前11時、午後3時30分、午後8時からの3回、伊那市通町の第一ビル地下1階で行われます。
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伊那弥生ヶ丘高校 ジオパーク大会にボランティアで参加
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校生徒の有志29人は、ジオパーク大会の関連企画、ジオパーク体験教室にボランティアで参加します。 25日、大会を前にジオパークについて学習しようと、伊那市に依頼して講習を受けました。 講師は伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんがつとめました。 藤井さんは、伊那市で一番標高の高い山は標高3,047メートルの塩見岳である事、南アルプスと呼ばれる赤石山脈は、プランクトンの化石でできた赤色チャートと呼ばれる岩石が確認できる事がその名前の由来である事、ライチョウが世界で最も南に生息している地域である事などを説明していました。 28日に創造館で開かれるジオパーク体験教室では、アンモナイトの化石を使ったストラップや、石の標本、ジオにちなんだ菓子作りなどが行われます。 ここで生徒は、それぞれのブースで、受付や体験補助などをボランティアで行う事になっています。
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広瀬良臣さん 画業50年記念洋画展
伊那市高遠町の洋画家、広瀬良臣さんは、画業50年の集大成として自身の作品集を出版しました。その出版記念作品展がベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、これまでの受賞作品など46点が展示されています。 広瀬さんは伊那市手良出身の82歳。伊那北高校で美術クラブに所属し、卒業後は信州大学教育学部美術科に進学しました。 教員免許を取得した後は、小中学校の美術教諭をつとめながら制作活動を続け、2009年、77歳の時に日展で初入選しました。 農家に生まれた広瀬さんは、30年以上、身近な道具を描き続けています。 昔ながらの道具を描く事で心の安らぎを表現しているということです。 80歳を過ぎた事を機に自信の集大成となる作品集を出版しました。 広瀬良臣さんの作品集出版記念 洋画展は30日(火)までベルシャイン伊那店で開かれています。
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伊那市移住ツアー 信大生が参加
伊那市へ移住を考える人を対象にした体験ツアーが、23日開かれ、信州大学農学部の学生2人が参加しました。 ツアーは、高遠町の灯籠祭りに合わせて開かれたもので、信州大学の学生2人が参加しました。 ツアーでは、新山のパン屋「パンキエスト」を訪れたほか、鹿嶺高原や高遠町の移住者向けの物件を見学するなどしました。 参加者の一人、信大農学部3年の、幸地 慶さん22歳。両親が沖縄から本州の里山で暮らしたいと考えているということです。 伊那も移住地の候補のひとつになっているということですが、南箕輪キャンパスに在籍していても、住んでいる地元のことを知らないとしてツアーに参加することにしました。 ツアーでは、新山のトンボの楽園に移動し、昼食をとりました。 伊那市では、「信大生にどのように住み続けてもらうかということは、移住プログラムの柱の一つ。チャンスがあれば住み続けたいと考える学生と接点を持っていきたい」と話していました。 伊那市では、移住体験ツアーのほか、東京や、名古屋、大阪で移住セミナーを開いていて、定住促進を行っていくとしています。
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新山にアサギマダラ飛来
伊那市新山の休耕田に、南方から渡りをする珍しい蝶、「アサギマダラ」が飛来しています。 新山和手の70アールの休耕田では、アサギマダラが蜜を吸うフジバカマが植えられています。 フジバカマは、環境省の準絶滅危惧種に指定されていて、アサギマダラを呼ぼうと活動している箕輪町上古田から譲り受けました。 植えたのは新山の住民有志で作る三界山(みつがいさん)登山道整備隊のメンバーです。 6月に植えたフジバカマは花をつけ、10日ほど前にアサギマダラの飛来が確認されました。 アサギマダラは晴天の日に、目にすることができるということです。