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15日は敬老の日 65歳以上は27%
15日は敬老の日です。 9月1日現在65歳以上の高齢者人口は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で合わせて2万9,971人で、総人口の27%となっています。 各市町村の1日現在の65歳以上の人は、伊那市が1万9,956人で高齢化率は28.5%、箕輪町が6,697人で26.5%、南箕輪村が3318人で22.1%となっています。 伊那市は合併した平成18年には23.9%でしたが、ここ8年で4.6ポイント上昇しています。 平成7年に17.2%だった箕輪町は9.3ポイント、平成6年に14.5%だった南箕輪村は7.6ポイントと20年間でそれぞれ上昇しています。 国の研究機関の調べでは、平成22年に26.2%だった上伊那地域の高齢化率は、30年後の平成52年には37%になると予測しています。 各自治体では「福祉制度をなるべく使わずに健康に過ごしてもらえるよう介護予防や健康作り教室などを積極的に行っていきたい」としています。
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東部中1年9組がアマランサス学ぶ
伊那市の東部中学校1年9組の生徒は伊那市の特産品、アマランサスの収穫体験を3日、伊那市長谷の畑で行いました。 アマランサスの収穫を体験したのは、東部中学校1年9組の31人です。 体験は、農家の苦労や、農業の重要性を学ぶため行われました。 伊那市長谷の畑では、収穫時期を迎えたアマランサスが黄色く色付いていました。 生徒の背丈ほどあるアマランサスを実が落ちないように丁寧に収穫していました。 この他、アマランサス入りのギョーザや、アマランサスやもちきび入りの雑穀カレーを味わいました。 この日の、収穫体験で学習した内容は、生徒たちがまとめ、24日と25日に開かれる文化祭、「すず竹」祭で発表することになっています。
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富県出身の二人展
伊那市富県出身の春日清彦さんと板山啓三さんの二人展が3日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 この展示は、地元の画家を知ってもらおうと、信州高遠美術館が開いているもので、二人の両親の肖像画や地元の風景画など、22点が並んでいます。 二人はともに、伊那市富県に生まれ、東京美術学校を卒業しました。 春日さんは、1907年生まれで西洋画科を専攻し、45歳で亡くなりました。 板山さんは、1910年生まれで図画師範科を専攻し、35歳で亡くなりました。 二人の作品は、人物画や風景画が中心で、優しいタッチが特長です。 展示会、「二人展」は15日(月)まで信州高遠美術館、市民ギャラリーで開かれています。
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早稲田大学大学院北川教授 表敬訪問
27日から開かれる、日本ジオパーク全国大会にコメンテーターとして出席する、早稲田大学大学院の北川正恭教授が8日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に挨拶しました。 この日は、北川正恭教授ら3人が白鳥孝市長と酒井茂副市長を表敬訪問しました。 27日から伊那市で開かれるジオパーク全国大会の、首長セッションのコメンテーターを北川さんが務めることになっています。 北川さんは、国会議員や三重県知事を経て、現在、早稲田大学大学院の教授をつとめています。 2004年にマニフェスト研究所を立ち上げ、地方分権に関する取り組みを主に行い、情報番組のコメンテーターもつとめています。 北川さんは、第5回となるジオ大会に向け、「日本の真ん中で開かれる全国大会、市が主体となり循環型ジオパークを全面に押し出し、集客3,000人を目指しましょう」と話していました。 白鳥市長は「南アルプスに眠る豊富な宝を上手に使い、大会を盛り上げます」と答えていました。 日本ジオパーク全国大会は、27日から4日間伊那市をメイン会場に開かれます。
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西駒んボッカ レンガを山荘へ
今年8月に竣工した中央アルプス将棊頭山直下にある西駒山荘へレンガを背負って登るレース「西駒んボッカ」が7日行われました。 このイベントは、山岳関係者などでつくる西駒こまくさ会が開いたもので、今年で2回目です。 レースには県内外から157人が参加しました。 伊那市の鳩吹公園を出発し、山荘の石室の床材に使うおよそ2.5キロのレンガをザックに入れ標高2730mにある西駒山荘を目指します。 参加者は、西駒山荘にゴールするとレンガに名前を書いたりしていました。 西駒山荘管理人の宮下拓也さんによるとレンガを使った石室の床は、完成まで3年程かかるということです。
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早くも稲刈り始まる
伊那市美篶青島の田んぼでは早くも稲刈りが始まっています。 8日は青島の農家小川文昭さんがコンバインを使って川下り米の刈り取りを行っていました。 8日は小川さんがおよそ50アールの田んぼで稲の刈り取り作業を行っていました。 米はコシヒカリで無農薬で育てています。 ポットで苗を育て大きくなってから田んぼに移す方法で稲を育てていて雑草に強く登熟が早いということです。 小川さんは信州大学農学部を卒業後米づくりをはじめ今年で26年目を迎えます。 消費者に安心安全な米を提供したいとの思いから化学肥料は使わず無農薬栽培にこだわってきました。 小川さんは近くの農家の稲刈りも受託していて作業は今月いっぱいまで続くということです。
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い~な親子囲碁教室
プロ棋士を招いての第1回い~な親子囲碁教室が、7日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 教室は、日本棋院上伊那支部が初めて開いたもので、伊那市を中心に30人ほどが参加しました。 7日は日本棋院プロ棋士の平本 弥星6段が講師を務めました。 参加したなかには、未経験者の子ども達もおり、平本6段は囲碁の基本のルールから教えていました。 これは、文化庁が、囲碁や将棋、華道などの日本の伝統文化を継承していこうと、全国に公募し申請が通った団体に対し補助を行い実施しているものです。 補助を受けての囲碁の教室は上伊那では初開催です。 平本6段は、参加者全員にどこに石を置きたいか聞きながら局面を進めていました。 良い場所に碁を打った子どもには全員から大きな拍手が送られていました。 日本棋院上伊那支部の斉藤 達雄幹事長は「碁盤の上にある宇宙に、碁石という星を散りばめていくロマンを、老若男女に味わって欲しい」と話していました。 日本棋院上伊那支部では、プロ棋士を招いての教室を来年1月までに5回予定しています。
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伊那青年会議所 高齢者の買い物支援
伊那青年会議所は、地域が抱える課題に取り組む地域交流の一環として、高齢者の買い物支援を7日、伊那市の大型店で行いました。 これは、伊那青年会議所の認知度の向上などのため、地域が抱える課題やニーズの高い課題に取り組む地域交流活動の一環で初めて行われました。 7日は伊那青年会議所の会員18人が参加しました。 支援を受けたのは伊那市社会福祉協議会や福祉施設に呼び掛け集まった高齢者と障がい者合わせて15人です。 参加者のほとんどが、交通手段がなく普段一人で外に買い物に出られないということで、買い物をする前に、伊那青年会議所のメンバーに買い物リストを伝えて売り場へと向かいました。 高齢者たちは食料品や衣類売り場などを案内してもらいながら買い物をしていました。 参加者の中には、103歳の女性もいました。 また、地元の高校生達も今回のイベントに参加して、高齢者の手助けをしていました。 伊那青年会議所では、この活動を通して高齢者の思いを理解し今後につなげていきたいとしています。
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高遠町山室川でマス釣り大会
地域の人たちに釣りを楽しんでもらおうと7日、伊那市高遠町の山室川でマス釣り大会が開かれました。 このイベントは、天竜川漁業協同組合東部支部が毎年行っているもので、伊那市を始め近隣市町村からおよそ150人が参加しました。 会場となった山室川には今朝、2500匹のニジマスが放され、参加者たちは、それぞれのポイントで竿を下していました。 イクラやミミズなどのエサをつけ、仕掛の浮きをじっとにらんで当たりを待っていました。 6日夜からの雨で川が増水し思うように釣れない人や、およそ30分で10匹を釣りあげる人の姿もありました。 山室川では他に、ヤマメやイワナなども釣れるということです。 天竜川漁業協同組合東部支部では、「釣りを通して魚の保護についても考えてもらう機会になれば」と話していました。
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地区お年寄りの長寿を祝う
15日の敬老の日を前に地区のお年寄りの長寿を祝おうと伊那市の西町区の敬老会が7日西町公民館で開かれました。 西町区では75歳以上のお年寄り660人を招待しそのうち70人余りが出席しました。 会では園児達の唄などが披露され、出席した人たちは手拍子をしながら発表を楽しんでいました。 このうち、地域の小学生は日頃の感謝の気持ちを作文にして伝えました。 児童達は「ケガをしたときに助けてもらった。今度は困った事があったら声をかけて下さい」や、「僕がおじいさんになったら、教わった事を子供達に伝えていきたい」などと発表していました。 この他に子供達から、花とメッセージカードが一人一人にプレゼントされました。 西町の前田界治区長は「長年それぞれの立場で苦労されたと思う。これからは健康に気を付け、長寿を重ねて下さい」と話していました。
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ますみヶ丘平地林で森を楽しむイベント
伊那市が市民の森として整備しているますみヶ丘平地林で、森を楽しむイベントが6日、開かれました。 間伐材を使った木工体験や、草木染め、昆虫観察などが行われました。 市内や友好提携を結んでいる新宿区から親子およそ100人が参加しました。 このイベントは、伊那市などが行っているもので、今年で8回目です。 ますみヶ丘平地林は、面積およそ68ヘクタール、樹種はアカマツが中心で、サワラやヒノキ、コナラなどもあります。 鳩吹公園では、自分で採取した蝶を標本にしました。 子どもたちは、保護者に手伝ってもらいながら、慎重に作業を進めていました。 伊那市では、「イベントを通して、ますみヶ丘平地林に親しんでもらい、森の良さを感じてほしい」と話していました。
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竜東保育園の園児と下新田の住民が大根の種まき
伊那市の竜東保育園の園児と、下新田の住民有志などが2日、地域の畑で大根の種まきをしました。 種まきには、竜東保育園の年中園児40人と、下新田の住民や介護センター花岡の店員が参加しました。 大根の種まきは、竜東保育園の建て替えに伴い、仮園舎のあった下新田にいた時に畑がなかったため、住民が提供したことが縁で去年から行われています。 園児は、横一列に並び種を1粒ずつ手に取ってまきました。 下新田区の沖村勉区長は、「園舎が無事完成し狐島に戻ったが、これからも自然を通して子ども達と触れ合っていきたい」と話していました。 この日まいた大根は、11月中旬に収穫し、住民を招いて給食で食べる予定だということです。
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伊那市役所の職員対象の防災避難訓練
伊那市は、職員対象の防災避難訓練を1日行いました。 訓練は、震度6強の地震が発生し、1階食堂から出火したとの想定で行われました。 職員が火災を知らせる非常ベルを押し、避難を呼びかける放送が鳴ると110人が1階市民ロビーに集まりました。 この日の訓練では、具合が悪い来庁者や車いすに乗った障害者を想定した誘導も行われました。 また、消火訓練や防災用具の説明なども行われました。 土のうの代わりとなる「ウォーターゲート」は、市内全ての小中学校に、今年度中に1個ずつ置く予定だということです。 白鳥孝市長は「災害が発生したら大きな声で知らせて周囲の人に伝えること。 市民の安全確保を常に考えながら行動してほしい」と講評しました。
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狼煙リレー 上下伊那繋がる
戦国武将武田信玄が情報伝達手段として使っていた狼煙を再現する「狼煙リレー」が6日、上下伊那の25か所で行われました。 伊那市西春近では、3か所で行われました。 このうち西春近北小学校の校庭には、竹や藁、杉の枝などを使った高さ2メートルほどの狼煙台が用意されました。 狼煙リレーは、伊那谷の歴史を学ぶと共に地域の連携を図ろうと公民館や有志などでつくる「武田信玄狼煙会」が行っているもので、今年で7年目です。 午前9時15分、物見や城から狼煙が上がったのを確認すると、児童3人が狼煙台に火をつけました。 西春近北小学校の校庭には、自治協議会のメンバーの他、野球の練習をしていた子ども達など合わせて50人ほどが集まり見守りました。 関係者らは、他の地域の状況などを携帯電話を使って確認していました。 6日は、上下伊那25か所で行われ、最南端の根羽村でつけた狼煙は最北端の箕輪町まで繋がったということです。
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十五夜を前におからこ作り
上伊那地域に伝わる十五夜のお供え餅「おからこ」づくりが、6日、伊那市の旧井澤家住宅で行われました。 6日は、伊那部宿を考える会の女性部など30人ほどが集まりおからこを作りました。 この日のために3日間かけてふやかしたもち米4升を、昔ながらの石うすを使って作っていきました。 おからこは1年間の豊作に感謝しようと、中秋の名月に合わせて作られているものです。 ある女性は「今年は天候不順が続いたが野菜がよく育った。ありがたいです」と話していました。 おからこは、収穫した野菜などと一緒に1晩供えて、あすおからこ汁にして味わうということです。
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伊那市議が公共交通の実態調査
伊那市議会の道路・交通対策特別委員会は、公共交通の実態を把握し、より利便性の高い運行形態を提案しようと5日地域循環路線バスに乗りました。 実態調査には、市議会の道路・交通対策特別委員会のメンバー6人と議長・副議長がオブザーバーとして参加しました。 市役所からは、午前8時6分発の市街地循環バスに乗り伊那営業所に行きます。 伊那営業所からは、富県・東春近方面、西箕輪方面、若宮・美原・手良・福島方面の3つの路線に別れます。 どの方面も乗り継ぎに30分ほどの時間がありました。 アイスクリームでひと息入れる柴満喜夫副議長。 平岩国幸委員長らは、富県・東春近方面の地区循環バスに乗り込みます。 停留所から乗ってくる地域の人に、バスの利用目的や利用頻度、利便性などを聞き取り調査していました。 地域内をくまなく走るバスは、行き違いができないほどのせまい道路も走ります。 冬は、雪で運転にも神経を使います。 伊那営業所を出発して1時間10分で、伊那営業所に戻ってきました。 各路線を乗った委員がここで再び集合。 市街地循環バスに乗り、市役所を目指します。 バスの中では早速情報交換が行われていました。 市役所には、午前10時46分着。 出発から2時間30分ほどで戻ってきました。 各委員からは、運賃や時刻などの情報が少ない、料金格差がある、バスの小型化の検討を、市街地循環バスの内回りの必要性などの意見や聞き取り調査の結果が報告されました。 委員会では、年度内に意見をまとめ、見直しが予定されている公共交通の計画に反映させたいとしています。
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宮下一郎氏 財務副大臣に
長野5区選出の衆議院議員、宮下一郎さんは、4日の臨時閣議で、財務副大臣に決まりました。 副大臣室で自身で撮影してもらった抱負をご覧いただきます。 「現在の日本は、地方創生と経済再生、社会保障の安定化と財政再建など難しい課題に同時に取り組まなければならない状況にあるが、与えられた責務に全力で取り組んでいく覚悟です」と話しています。 宮下さんは、当選3回、町村派所属で、2007年8月には、第1次安倍内閣(改造)で財務政務官に就任し、約1年間務めています。 去年10月からは、自民党金融調査会の事務局長をつとめました。
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仙丈ケ岳でローメン
ローメンを通したまちおこしを目指すグループ伊那ローメンファンクラブは、南アルプス仙丈ケ岳に登り、ローメンを作って食べる登山を計画しました。 3日は、伊那ローメンファンクラブが、伊那市通り町のタウンステーション伊那まちで記者会見を開き、計画の説明を行いました。 登山するのはファンクラブのメンバー5人で、ローメンをPRするキャラクター「ロメンくん」も、標高3033メートルの仙丈ケ岳に連れて行きます。 伊那の良いところをメンバーが体験し、その素晴らしさを広く伝えたいという主旨です。 山頂付近で、ローメンを作って食べる予定です。 ローメンは、麺、スープに下ごしらえを済ませた具材を一緒に加熱すれば食べられる登山用に開発してもらったセットを持っていくということです。 仙丈ケ岳チャレンジは、6日、7日に予定しています。 また、ローメンのイメージキャラクター「ロメンくん」が、ゆるきゃらグランプリ2014に出馬したことも報告しました。
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干し柿のほぞを自動でカット 機械開発
伊那市東春近の精密板金加工業(有)竜東スチールは、干し柿のほぞを自動的にカットできる機械を開発しました。 4日は、竜東スチールの伊藤 正弘社長が、伊那商工会館で製品発表会を開きました。 完成したのは、こちらの、干し柿のほぞをカットする機械「ホゾギリキューブ」です。 この日は、干し柿ではなく、青い柿で実演が行われました。 伊藤社長は、飯田に住む知人の柿農家がほぞのカットに苦労していることを聞き、製品開発を思いつきました。 下伊那地域は、市田柿の産地で干し柿を作っていますが、出荷の最終段階で、ほぞを切り落とします。 はさみなどを使い、手作業で行っているため、時間がかかるほか、同じ作業を繰り返し行うため腱鞘炎になる人もいるということです。 これまでほぞを切る機械は製造されておらず、伊藤社長がそこに目をつけました。 竜東スチールは伊那市東春近で機械装置の板金や厨房の機器などを製造しています。 そうした技術を活かして、去年の春から試行錯誤を続け、1年半かけて商品の完成にこぎつけました。 機械でほぞを切る時間は、手作業の5倍の早さだということで、試作品を試した柿農家は、「目からうろこ」「作業が早い」などと好評だということです。 下伊那地域を中心に市田柿を生産している農家は1,500軒ほどあり、伊那谷から商品を販売していきたいとしています。 伊那商工会議所も、下請けの加工が多い中小企業が、オリジナル商品を開発した事を喜んでいます。 このホゾキリキューブは、10月中旬発売予定で、価格は4万円ほどを予定しているということです。
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長谷小学校児童 「和泉原井筋跡」を見学
伊那市の長谷小学校の児童は4日、かつて水田に水を引くために使われていた水路「和泉原井筋跡」を見学しました。 5年生16人が見学したのは、長谷黒河内にある和泉原井筋跡です。 伊那市のジオパークガイド、片桐勝さんが案内しました。 昭和14年から4年間かけてつくられたもので、現在は、水路の跡を歩く事ができます。 伊那市は、ジオパーク・エコパークとなっている南アルプスの魅力を知ってもらうため「小学校ジオ・エコツアー」を行っていて、長谷小学校では3年目です。 子ども達は他に鹿嶺高原や美和ダムなども 見学し、南アルプスの大地と人との関わりについて学びました。
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西春近自治協議会が天竜川河川敷の環境整備
伊那市の西春近自治協議会は4日、天竜川河川敷の草刈りをして環境整備を行いました。 天竜川右岸の西春近地籍1.5キロ区間で作業を行ないました。 去年、国がここで水防訓練を行うため砂利を敷いて平らにし整備した場所です。 この日は、西春近自治協議会のメンバー40人ほどが参加し、伸びた草を刈りました。 西春近自治協議会では、3年前から河川敷の環境整備を行っていて、今年、国土交通省の「河川協力団体」に指定されました。 指定されると河川敷の利用許可申請が簡略化されるなどの特典があります。 協議会では、この場所を市民の憩いの場にするなど利活用について検討しているという事です。 加納義晴会長は「こういう場所がある事を多くの人に知ってもらい、どう使うかアイディアを出してもらいたい」と話していました。
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SKF 伊那で初のスクリーンコンサート
松本市で開かれているサイトウ・キネン・フェスティバル松本の公演を生中継で楽しむスクリーンコンサートが2日伊那市の伊那文化会館で初めて開かれました。 スクリーンコンサートは、松本市の会場に行けない人達にも演奏を楽しんでもらおうと開かれたものです。 今年は、全国13会場で開かれ県内では松本市内の他に今回は初めて伊那市で開かれました。 会場には330インチのスクリーンが設置され、松本での公演の様子がハイビジョン映像と5・1サラウンドで生中継されました。 伊那文化会館には、事前に申し込みをした、クラシックファンなどおよそ1000人が訪れました。 昨夜の公演では、小澤征爾総監督が指揮をする演奏も行われ訪れた人達はスクリーンに映し出されるオーケストラを楽しんでいました。 サイトウキネンフェスティバル実行委員会では、多くの人達に演奏を楽しんでもらえるよう、来年以降も実施したいと話していました。
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保・小・地域 合同避難訓練
大地震が発生したとの想定で、保育園・小学校・地区役員が参加した合同避難訓練が3日伊那東小学校で行われました。 午前10時半、竜東保育園の園内に地震が発生したとのアナウンスが流れると、園児たちは素早く机の下に隠れました。 揺れが治まった事が確認されると防災頭巾をかぶり園庭へと避難しました。 全員の避難を確認すると、地元の境区と狐島区の役員20人が、子供達を隣接する伊那東小学校の校庭へ誘導しました。 大人たちは、子供達の手をとり「段差があるから気をつけるよう」になどと呼びかけながら校庭へと移動していました。 校庭に着くと園児たちは6年生とペアを組み、並んで座りました。 今回の訓練は、いざという時に、地域と小学校、保育園が協力して子供達を守ろうと初めて行われおよそ850人が参加しました。 訓練後に体育館でまとめの会が開かれ、ある児童は「園児や地域の人達がいると、いつもの訓練とは違い緊張しました。」と話していました。
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古い地名調査 中間報告
伊那市が進めている古い地名の調査の中間報告が、2日に行われ、代表グループが、昔の文献や聞き取り調査をもとにまとめた小字名や地名の由来などについて報告しました。 伊那市役所で中間報告会が開かれ、美篶と手良、西春近、富県の4地区の調査グループが中間報告を行いました。 調査は、古い地名を調べることで地域の歴史や先人たちの暮らしを後世に残していこうと伊那市が進めているもので、今年度は美篶、手良、西春近、富県で調査を行っています。 このうち、美篶笠原の報告を赤羽仁(あかばねひとし)代表が行いました。 笠原には、5つの堤があり、少ない水を貯めて稲作をしていたことなどが報告されました。 このことから、「山の田」や「澤ノ田」、「早稲田」といった地名が多いことがわかってきたということです。 調査の中で、歴代区長が持ち回る、木箱の中から明治23年製作の「笠原村大図(かさはらむらおおず)2枚」と明治17年製作の「笠原村地引絵図13枚」を発見しました。 また、大風呂敷に包まれた、畳4畳半はある、「笠原の絵地図」も発見され、会場に展示されました。 赤羽さんは、「これらをもとにして、今後も調査し、まとめたい」としています。 伊那市では、来年2月まで調査を行い、結果を本にして各地区に配布するほか、来年度以降は、高遠、長谷地区などで調査を開始する計画です。
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福祉施設起工式 4月中旬運用開始へ
宮田村にある老人福祉施設、プラムの里など、福祉施設を運営する社会福祉法人、しなのさわやか福祉会は介護老人保健施設などの機能を備えた複合型福祉施設、伊那プラムの里を建設します。 3日は、現地で起工式が行われしなのさわやか福祉会や地元関係者、建設事業者などおよそ40人が出席し建物の無事完成を祈りました。 社会福祉法人しなのさわやか福祉会は、宮田村の老人福祉施設プラムの里や、駒ヶ根市の居宅介護施設、こまちの家を14年間運営していて、伊那プラムの里は3か所目になります。 伊那市美篶のナイスロード沿いに敷地面積およそ9,200平方メートル、鉄骨造3階建てで、延べ床面積およそ4900平方メートルの施設を建設します。 施設は3ヶ月までの期間で在宅復帰を目指す介護老人保健施設が80床、寝たきりの人の介護老人福祉施設が29床のあわせて、109床となっています。 リハビリなどのデイケアや、認知症デイサービスなど日帰りの施設もあり、送迎も行うということです。 施設の総工費はおよそ12億8千万円。来年3月末に完成予定で4月中旬からの運用を目指すとしています。
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劇団「歩」町外で初公演
箕輪町文化センター付属劇団「歩」は、町外で初となる4畳半シアター特別企画公演を、伊那市のまつり工房で13日と14日の2日間行います。 公演を10日後に控え稽古にも熱が入っています。 劇団歩は、箕輪町を拠点に活動していて上伊那を中心に18人が所属しています。 発足から10年が経ち、劇団員の力がついてきたこととから町外公演に踏み切りました。 脚本は団員が手掛けました。 昭和30年代に造られた老朽家屋の4畳半一間で共同生活をする4人の人間関係を描いています。 公演に向けた稽古は7月から始められていて、1日の夜も松島コミュニティセンターで行われていました。 公演会場となるのは、伊那市のまつり工房です。 劇団歩の演出家、飯島岱さんとまつり工房代表の北原永さんが演劇仲間だったことが縁です。 飯島さんは、「客席との間隔が狭い舞台。客と一体感ある舞台になるのでは」と期待しています。 北原さんも主役の一人として3年ぶりに舞台に立ちます。 劇団歩の四畳半シアター特別企画公演は13日と14日の2日間、伊那市のまつり工房で開かれます。 定員は50人で、大人が1000円、高校生以下が500円となっています。
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上伊那選手権水泳競技大会
上伊那選手権水泳競技大会が31日に開かれ、選手たちがこの夏の練習の成果を発揮しました。 大会には、上伊那の小学1年生から40代まで152人が出場しました。 出場資格などを設けず、上伊那在住なら誰でも参加できる大会で、技術の向上と、水泳の競技人口のすそ野を広げる事を目的に毎年開かれています。 会場には、選手の家族も訪れ声援を送っていました。 大会の結果、200m個人メドレーなど12種目で大会新記録が出ています。
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伊那少年警察ボランティア協会退任者に感謝状
長年に渡り少年の非行防止や健全育成の活動に尽力したとして、伊那少年警察ボランティア協会を退任した5人に2日、感謝状が贈られました。 今年の3月に伊那少年警察ボランティア協会を退任したのは9人です。 2日は、そのうちの5人が伊那警察署を訪れ小山満彦署長から感謝状を受け取りました。 伊那少年警察ボランティア協会は、警察と協力して街頭補導をしたり、少年の相談に応じるなどの活動を行っていて会員は46人です。 感謝状を受け取った受賞者達は「子供の目線にたって接することが大切だと思った」「自分のためにも勉強になりました」など活動の感想を話していました。 小山署長は「みなさんの活動で犯罪を思いとどまった少年たちもいたと思います。今後も引き続き協力をお願いしたい」と労をねぎらっていました。
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起業・創業に関する展示
起業や創業に関するパネルや冊子の展示会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 8月30日に始まった「企業・創業情報ウィーク」に合わせ、 日本政策金融公庫伊那支店などが、起業や創業の仕組みについて知ってもらおうと開いていて、今年で3回目です。 会場には、パネルやパンフレットなど、伊那市と岡谷市にある8つの機関の資料が展示されています。 日本政策金融公庫では、昨年度全国で2万2,800企業に対して創業融資を行い、このうち県内では200企業に、伊那支店では23企業に行ったということです。 「起業・創業情報ウィーク」は7日(日)まで、伊那図書館で開かれています。
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東春近小学校5年生 カヌー作りに挑戦
伊那市の東春近小学校の5年生は、総合学習の時間にカヌー作りに挑戦しています。 5年生は、身近な木を使ったものづくりを学ぼうと8月下旬からカヌー作りに挑戦しています。 1日は、強度を高める液体プラスチックを塗る作業を行いました。 カヌー作りを教えたのは、NPO法人美和湖倶楽部の簔口健二さんです。 カヌーには、長野県産のヒノキやスギが使われているということです。 子どもは4人、大人は1人から2人乗りで、オールも手作りです。 カヌーは来週中に完成する予定で、19日に伊那市長谷の美和湖でレースを行うということです。