-
実質公債費比率改善など財政健全化進む
伊那市の白鳥孝市長は25日開かれた定例記者会見で財政指標となる実質公債費比率の改善など市の財政健全化プログラムが進んでいるとの考えを示しました。 市によりますと平成25年度の伊那市一般会計は実質収支およそ9億6千万円の黒字となっています。 標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は14.2%で前の年度から0.9ポイント改善しています。 また標準財政規模に対し将来支払う借金の割合、将来負担比率は88.6%で前の年度から12.6ポイント改善しています。 市では第三セクター等改革推進債で20億円を計上していましたが、下水道事業の負担が減少したことや基金の積み増しにより財政健全化が進んでいるとしています。 白鳥市長はほかに伊那北保育園建設工事について5千万円を追加する補正予算案を9月議会で計上する考えを示しました。 伊那北保育園の建設については4つの事業者が参加し入札が行われましたが、いずれも予定価格を上回り不落となっていました。 今回の補正予算案が可決されれば9月に再入札が実施される予定です。
-
ふるさとメッセンジャー任命
伊那市は情報発信力を活かし、自ら率先して伊那市のPR活動をする「ふるさとメッセンジャー」として、伊那市日影出身の高沖清乃さんを任命しました。 25日伊那市役所でふるさとメッセンジャー委嘱式が行われ、高沖清乃さんに白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。 ふるさとメッセンジャーは、伊那市にゆかりがあり、自身の活動分野での情報発信を通じて伊那市の活性化につながる効果が期待できる人を委嘱するものです。 高沖さんはインターネットでレギュラーコラムなどを執筆していて、妊婦の3人に1人が利用するという国内最大級のマタニティメディアを運営しています。 現在、2歳と5歳の男の子を子育て中の高沖さんは、長男が小学校に入学するのを機に、伊那市に移住を考えているということです。
-
早生種「幸水」「つがる」選果始まる
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で、秋の味覚、梨とりんごの選果が25日から始まりました。 この日は、職員などおよそ30人が、梨とりんごの選果作業に追われていました。 出荷が始まったのは、早生種の梨「幸水」とりんごの「つがる」です。 JA上伊那によりますと、今年は、大型の台風がいくつか上陸したため、実の落下や生育不良など心配していたということですが、被害も少なく、順調に育ったということです。 去年の梨の出荷量は、凍霜害による被害が大きく例年に比べて5割ほどに落ち込んだということですが、今年は、梨、りんごとも例年並みか、それ以上になるということです。 初日のこの日は、上伊那地域の農家から梨とりんごが選果場に持ち込まれ、機械と人の手を使って大きさや色づきなどを選別し箱詰めしていました。 JA上伊那では、今年の「幸水」の出荷量を2万5千ケース、「つがる」の出荷量を5万ケースと見込んでいて、主に中京や東京方面に出荷されるということです。 選果作業は11月末まで続くということです。
-
人口増へ 9月に移住体験ツアーと相談会実施
伊那市は9月に高遠町で開かれる燈籠まつりに合わせて移住体験ツアーと相談会を実施します。 市ではこれら取り組みを人口増加につなげたいとしています。 これは25日伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 ツアーは伊那市への移住を考えている人たちを対象に行われるもので10組募集します。 9月22日と23日に予定されている高遠燈籠まつりに合わせてその雰囲気を楽しみながら移住について考えるもので移住者向けの物件の見学なども予定されています。 伊那市人口増推進室によりますと今年5月以降、全国から移住相談が毎月10件から20件あり、年齢層も若い人から定年退職した人など幅広いということです。 移住相談会は今回の企画後も伊那市内のほか東京などでも計画されていて市では人口増につなげていきたいとしています。
-
由紀さおり・安田祥子姉妹がファミリーコンサート
歌手の由紀さおりさんと安田祥子さんによるファミリーコンサートが24日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートの中で由紀さん姉妹は「また伊那に帰ってこれました。」と喜びを観客に伝えていました。
-
第2回商工フェア体験コーナー賑わう
上伊那民主商工会は、商工フェアを24日、伊那市のいなっせ北側広場をメイン会場に行いました。 民商に加盟している、自営業者の技と知恵をアピールしようという、「商工フェア」は地域活性化を目的に、去年初めて開かれ、今年で2回目です。 上伊那の飲食店や建築業、農家などおよそ30店が出店しました。 会場には、製品や店舗の紹介の他、実際にその技術を体験できるコーナーも設置されました。 こちらでは、左官の壁塗りに子どもたちが挑戦していました。 いなっせの中では、伝統芸能の南京玉すだれも体験できます。 また、昭和23年ころ農家が米の脱穀などに使っていた、発動機の展示もありました。 池上達也実行委員長は、「地域の皆さんに親しみを持ってもらえるように、10回、20回と続けていきたい」と話していました。 特設ステージでは地元の子どもたちによる発表も行われました。
-
山荘ミルクにドッグラン&カフェ
伊那市横山の山荘ミルクにドッグランとドッグカフェが24日オープンしました。 ドッグカフェでオープニングセレモニーが行われ、施設の完成を祝いました。 山荘ミルク玄関前に完成したドッグカフェは、犬と一緒に飲食することができます。 ドッグランは、西側の借地に大・中・小3か所を整備しました。 一番広いドッグランは、900平方メートルあります。 オープニングセレモニーが終わると訪れた愛犬家40人ほどが、犬を放して遊ばせていました。 ドッグランは、いつでも利用できる年間パスが1万円、1回の利用は、500円で、10枚チケットが4,500円となっています。 施設を監修した箕輪町の髙木ドッグスクールの髙木のり子さんは、「広さや環境、飲食施設も併設されていて、理想的なドッグランができた」と話しています。
-
中高生を対象にした医療体験セミナー
「ブラックジャックセミナー」と銘打った中高生対象の医療体験セミナーが23日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。 セミナーには、南信地域を中心に県内外から中高生31人が参加しました。 医療機器メーカーとの共催で今回初めて開かれたものです。 セミナーのタイトルとなった手塚治虫の漫画「ブラックジャック」は、天才外科医が主人公の医療と生命をテーマにした医療漫画です。 これからの進路について考える中高生達に最新医療を体験してもらい、ブラックジャックのような技術を持った医師を目指してもらおうと開かれたものです。 参加者は縫合器や電気メスなど実際の医師がトレーニングに使う器具を使って体験しました。 このうち県内に1台しかないという1台2千600万円のこの機器では、大腸や気管支、胃の内視鏡体験をしました。 他に、シュミレーターを使った手術体験も行われました。 伊那中央病院では「今後もこの様なセミナーを開き、子ども達に医療の道を目指すきっかけにしてもらいたい」と話していました。
-
井月句碑 笠原蟻塚城跡に建立
井上井月顕彰会は、伊那市笠原の蟻塚城跡に井上井月の句碑を建立し、22日除幕式を行いました。 今回建立されたのは、 「山桜古城の跡のあらしかな」 「霞むべき山は放れて夏木立」 の二つの句です。 東京都在住で井上井月顕彰会の堀内功会長が、生家のある笠原の蟻塚城跡にふさ わしいとこの2つの句を選びました。 堀内会長は、「井月にあやかり、歴史ある蟻塚城跡を見てもらえたら」と話していました。 これで井月の句碑は、新潟の長岡も含め69基目、山桜の句は、句碑になるのは初めてだということです。 堀内会長が笠原に建てたのは、3か所4基目となりました。
-
伊那消防組合 援助隊受け入れ訓練
伊那消防組合は、大規模災害時を想定し、緊急消防援助隊の受け入れ訓練を22日伊那市内で行いました。 広島の土砂災害直後の訓練ということもあり、会場は緊張感に包まれていました。 訓練には、伊那消防組合を構成する4つの消防署の職員約100人が参加しました。 想定は、22日午前8時頃、震源地を長谷とする震度7の地震があり、各地で土砂災害などが発生しているとの想定です。 東日本大震災でも応援隊の受け入れがうまくいかなかったことから、この訓練をはじめ、今年で3年目です。 受け入れを決定し、要請を行い、どう受け入れるかをロールプレイングで行いました。 本部は、受け入れルートを決める班やどう配置するかを決める作戦班など6つの班の連携し、受け入れ体制を整えていきます。 各消防署は、災害発生状況を把握しながら、受け入れ可能な場所を報告していました。 伊那消防組合本部の伊藤清消防長は、「今回の訓練の検証を十分に行い、今後の災害対応に活かしていってほしい」と話しています。
-
高校生が「未来の社会」考える2泊3日の合宿
県内外の高校生が集まり、未来の社会について考える2泊3日の合宿が、伊那市の知立市野外センターで22日から始まりました。 これは、「10年後の未来社会」がどうあるべきかを全国の高校生が考え、お互いの意見を主張できる場を設けようと、上伊那の高校生や社会人でつくる「ゆるっと赤シャツワークショップ」のメンバーが初めて企画しました。 この日は、静岡県と新潟県から、また地元の高校生10人が参加しました。 イベントでは、教育関係者や企業経営者などによるプレゼンテーションが行われました。 伊那商工会議所の川上健夫(かわかみ たけお)会頭は、「人生の中で良いライバルを見つけ、切磋琢磨しながらお互いに成長できる人生を歩んでください」と話しました。 23日はグループ討論を行い、地域の人を招いてそれぞれの意見を発表する予定です。
-
大震災避難直後に植樹の桃 初出荷
東日本大震災で、福島県から伊那市に自主避難した果樹農家 佐藤浩信さん。避難直後に西箕輪に植えた桃が初出荷を迎えました。 西箕輪の畑では、4年目を迎え、4mほどに生長を遂げた桃の木がありました。 去年収穫できるようになり、今年から出荷しています。 50アールの畑には、3種類118本の桃が植えられています。 現在、収穫期を迎えているのは、「あかつき」という品種。福島から苗を持ってきました。 今朝は、3男の幸樹さんと二人で収穫を行いました。 佐藤さんは、福島第一原発事故後の風評被害を見越して、震災直後に、伊那に自主避難してきました。 2011年4月には、西箕輪の畑に、桃の苗木を植えました。そのときの苗木がこんなに大きくなりました。 伊那を拠点に活動しながら力を付け、福島でも果物の栽培を続けることで、福島の再生につなげたいとの想いが佐藤さんにはあります。 佐藤さんの独特の技術を活かして栽培された果物は、震災前は桃1玉千円で出荷して高級ギフトとして販売されてきました。 佐藤さんにとって今回初出荷を迎えた桃は、ギフト用としては難しく、今年は上伊那の直売所で販売しています。つけた値段は1箱1000円。 ギフト用として納得できるものになるには、まだ2年ほどかかると見ています。 佐藤さんの、高級ギフト用を目指す果物作りと、福島再起への戦いは続きます。
-
伊那市の大!大地博覧会
伊那市の大地の見どころを知って学び楽しむ展示会、「伊那市の大!大地博覧会」が、伊那市創造館で開かれています。 会場に足を踏み入れると、迷路のようになっていて、大正時代からの地質図や地形図、最新の地図、上伊那の岩石の標本などが、ずらりと並びます。 伊那市長谷の戸台で産出するアンモナイトの化石、高遠町の守屋山で採れた巨大なカキの化石も展示されています。 東部中学校の露頭のはぎ取り標本もあり、地層を間近で確認できます。 南アルプスのパノラマ写真が掲示され、中央には、大きな伊那市の地図、反対側には、中央アルプスのパノラマ写真があり、それぞれの成り立ちを模型で知ることができます。地図の上に乗ることもできます。 これは、南アルプスジオパークについて紹介した去年の企画展に続く地質の企画展第2弾で、9月下旬に予定されている南アルプスジオパーク全国大会にあわせて開かれました。 この伊那市の大!大地博覧会は、11月19日まで伊那市創造館で開かれていて、観覧は無料となっています。
-
福祉ファッションショー衣装作り
来月14日(日)のふれあい広場で行なう福祉ファッションショーに向け、現在、衣装作りが大詰めを迎えています。 ファッションショーでは、障害者モデルがウェディングドレスなどを披露します。 伊那市社会福祉協議会が運営する障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」では、縫製が得意な職員でつくるグループが、浴衣やドレスを障害者が身につけやすいようにリフォームする作業を行っていました。 伊那市社協の職員が提案し、障害者でも身につけやすいように工夫された衣装を披露するファッションショーを、初めて、ふれあい広場で開くことにしました。 衣装を探して、市内の店舗に呼びかけたところ、ウェディングドレス2着と、浴衣2着の提供がありました。 その改良を、輪っこはうす・コスモスの家の職員が引き受けました。 衣装は、今月上旬から作り始め、身につけるモデルが着やすくするため、介助する職員などと相談を重ねながらつくってきました。 この衣装は、当日、障害がある4人の女性がモデルとなり披露します。 ファッションショーではこのほかにも、一般から応募があった福祉に関する衣装なども披露されるということです。 伊那市社会福祉協議会では、「障害者も、おしゃれを楽しみ、明るく生活できることを発信する企画にしたい」と話していました。 第8回ふれあい広場は、9月14日(日)に伊那市福祉町づくりセンターで開かれる予定で、ファッションショーは午後0時15分から予定されています。
-
美篶小学校で認知症に関する授業
伊那市の美篶小学校は、高齢者福祉について学ぶため、認知症についての授業を、21日に行いました。 4年1組で認知症についての授業が行われました。 講師を務めたのは、伊那市美篶の後藤郁さんです。 後藤さんは、厚生労働省が行っている講座を受講し、平成20年から認知症キャラバン・メイトとして認知症に関する講話を行っています。 美篶小学校では、高齢者福祉について子ども達に学んでもらおうと今回初めて認知症に関する授業を行いました。 後藤さんは、覚えられない、人が分からなくなる、時間の感覚がなくなる などの症状を説明していました。 後藤さんは、将来、福祉施設に入れない認知症の高齢者がますます増えるとして「もし、家族や近所で認知症の人がいたら、みんなで支えてほしい」と呼びかけていました。
-
全国高校生合宿 22日から伊那市で開催
全国の高校生が22日から2泊3日の合宿をして10年後の未来について話し合うイベント「青春×信州 全国高校生合宿」が伊那市で開催されます。 19日は今回のイベントの企画や運営を行う、上伊那の高校生や大学生、社会人などでつくるサークル「ゆるっと赤シャツワークショップ」のメンバーが最終確認を行いました。 今回のイベントは、4月に東京で開かれた高校の生徒会役員が集まる会議に、メンバーが参加した事がきっかけとなり、伊那でも同様のイベントを開こうと企画されました。 高校生合宿は、伊那市の知立市野外センターで22日から2泊3日で行われ、上伊那や東京、静岡、新潟から約40人が参加する予定です。 初日には長野県教育委員会の伊藤学司教育長などのプレゼンテ―ションも行われます。生徒達は、教育、産業、農業、行政から2つのテーマを選んでグループ毎に討論を行い2日目にまとめを発表する事になっています。 サークルでは、イベントへの参加の受付を行っていて、当日の飛び入りも可能だという事です。 <問い合わせ>ゆるっと赤シャツワークショップ メール:info@inadani.me 高校生合宿HP:http//inadani.me/
-
ちぎり絵作品展 24日まで
和紙を使ったちぎり絵教室、中村早恵子御園教室のちぎり絵作品展が、20日から伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 会場には伊那市御園の教室に通う、10人の近作30点が展示されています。 ちぎり絵に使われる和紙は、何層にも重なっていて、ちぎったり、剥いだりして貼り合わせ作品を作ります。 これにより、色の濃淡や奥行のあるちぎり絵ができるということです。 中村さんは「作者それぞれの味わいを感じて欲しい」と、話していました。 中村早恵子御園教室の作品展は、24日(日)まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
-
鹿嶺高原で南アの魅力を散策
伊那市観光協会は「ちょこっとお出かけ・い~な旅、鹿嶺高原でカレーパーティー」を20日、伊那市長谷の鹿嶺高原で行いました。 ちょこっとお出かけ・い~な旅は、市内の魅力を知ってもらおうと伊那市観光協会が5月から11月までに8回計画していて、今回が5回目です。 これまでに、入笠山や北沢峠などを訪れています。 今回は、南アルプスの魅力に触れてもらおうと、鹿嶺高原でカレーパーティーが開かれました。 伊那市を中心に、上伊那や遠くは東京都などから23人が参加しました。 参加者は、標高1800mの鹿嶺高原の1キロほどの遊歩道を散策していました。 この時期鹿嶺高原には、ニガナやノアザミ、マルバダケブキなどが咲いています。 展望台では、南アルプスの仙丈ヶ岳が綺麗に見えていました。 ある参加者は、「以前来た時はよく見えなかった。こんなに綺麗に山が見れて嬉しい。」と話していました。 1時間程の散策を終えた参加者は、雷鳥荘でカレーを食べました。 今回の旅は、鹿嶺高原にちなんでカレーを味わいました。 「ちょこっとお出かけ・い~な旅」は、9月が入野谷山のトレッキング、10月が紅葉の北沢峠のトレッキング、11月が長谷の歴史と紅葉などのイベントが計画されています。
-
「芝平石灰岩採掘場跡」に案内看板設置
今年3月に「人と暮らしの伊那谷遺産」に登録された伊那市高遠町の「芝平石灰岩採掘場跡」に、このほど、案内看板が設置されました。 昭和50年代に芝平から移住した元住民でつくる芝平会のメンバーなどが、13日に看板の設置作業を行いました。 この地域では、かつて土壌改良のための肥料となる石灰岩が豊富に産出され、昭和20年頃まで芝平石灰岩採掘場で作業が行われていたということです。 芝平会などは、採掘場跡に多くの人に訪れてもらい当時の事を知ってもらおうと、今年5月には下草刈りなどの環境整備を行い、今回、案内看板を設置しました。 会では、「子ども達に来てもらい、地域の歴史を知ってもらいたい」と話していました。
-
丸山公園で二十二夜尊大祭
安産や縁結びなどを願う二十二夜尊大祭が、旧暦の7月22日にあたる17日、伊那市の丸山公園で行われました。 二十二夜尊大祭は、坂下区の有志でつくる実行委員会が毎年行っているものです。 旧暦の7月22日は月の出が1年で最も遅いとされ、この日に願をかけると願いが叶うと伝えられています。 また、短くなったロウソクを持ちかえり、陣痛が始まったら火をつけるとロウソクが燃え尽きるまでに分娩が終わるとされています。 17日は、出産を控えた妊婦やその家族、友人などが訪れ、二十二夜尊の碑に安産や良縁を願っていました。 坂下区では「地域に伝わる伝統を次の世代に残していきたい」と話していました。
-
ねんど職人+アイドル 「ねんドル」岡田さんのねんど教室
ねんど職人でアイドルの「ねんドル」岡田ひとみさんのねんど教室が17日、伊那市創造館で開かれました。 この教室は創造館の開館4周年記念として開かれたもので、ねんどでソフトクリームとたこ焼きを作りました。 伊那市を中心に、3歳から6年生までの50人が参加しました。 指導したのは、東京都在住のねんドル、岡田ひとみさんです。 岡田さんは、全国各地でねんど教室を開いているほか、NHKの教育番組にも出演しています。 岡田さんは、「ソフトクリームのコーンは円錐という形」「青と赤の絵具を混ぜると紫になる」などと子どもたちに指導していました。 ある子どもは、「ソフトクリームを巻くのが難しかった。自分の部屋にかざりたい」と話していました。 これまで創造館の開館記念イベントでは講演会などを開いていましたが、子ども達にもモノづくりの楽しさを感じてもらいたいとねんど教室を開いたということです。
-
夏休み終わり2学期スタート
長い夏休みも終わり上伊那の多くの小中学校で2学期の始業式が行われ、新学期がスタートしました。 このうち伊那市の伊那北小学校の子どもたちは24日間の夏休みを終え、休み中の工作などを抱えて学校に登校していました。 日焼けした全校児童460人が体育館に集まり2学期の始業式が行われました。 式の中で、代表児童4人が2学期の目標を発表しました。 春日由紀夫校長は「2学期は運動会や音楽会などの行事があります。目標をもって頑張りましょう」と呼びかけました。 式の後、子どもたちはそれぞれの教室に戻り、休み中の工作を見せ合ったり思い出を発表しあったりしていました。 19日は伊那市内の小中学校合わせて8校と箕輪町、南箕輪村のすべての小中学校で始業式が行われました。
-
伊那市中央古町で夏祭り
伊那市中央区の夏祭りが16日、旧市民会館駐車場で開かれ家族連れなどで賑わいました。 夏祭りは地元住民でつくる古町会が地区の人たちの親睦の場にしようと初めて行ったものです。 駐車場には、ローメンや焼きトウモロコシなどの屋台が並びました。 ステージでは、伊那市出身のソウルシンガー湯沢かよこさんのライブが行われました。 また、伊那節保存会が生演奏で伊那節を披露し訪れた人たちは輪に入って一緒に踊りを楽しんでいました。 祭りの最後はバナナのたたき売りが行われました。 地元の坂本洋さんが40房をさばきました。 小雨が降る中、訪れた人たちは楽しみながら値段交渉をして買い求めていました。 古町会の伊藤一男会長は「地区の人たちが久しぶりに再会したり思い出話をする場になって良かった」と話していました。
-
伊那市お盆成人式 二十歳の節目祝う
お盆の帰省に合わせ、伊那市の伊那地区で15日お盆成人式が行われました。伊那市の成人式は高遠地区と長谷地区を除き、14日と15日の2日間、市内8つの公民館などで行われました。 このうち東春近地区の成人式には、新成人53人が出席しました。 新成人を代表して伊藤聖さんは「一日一日を大切にしながら社会貢献できるよう努力したい」と決意を述べました。 式の後、交流会が開かれ10歳の時に思い出の品や自分への手紙などを入れたタイムカプセルが開封され、新成人たちは、当時を振り返っていました 今年、伊那地区は、平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた男子351人、女子 361人の合わせて、712人が成人を迎えています。 成人式については開催方法について検討され、市ではこれまで通り地区公民館ごとに開催するとの方針を示しています。
-
伊那名物ローメンの食べくらべ
伊那名物ローメンをPRしようと15日、伊那市のセントラルパークでローメン夏祭りが開かれ多くの人で賑わいました。 イベントは、お盆中に帰省している人や県外から伊那市に訪れた人たちに伊那の味を楽しんでもらおうと伊那ローメンズクラブが毎年開いているものです。 これまではクラブ全体で統一した味付けで提供していました。 今年は、クラブに加盟する店の味を楽しんでもらおうと10店が出店しました。 各店で出しているスープ風、焼きそば風のローメンが一杯300円で提供され、訪れた人たちは味比べをしていました。 ステージでは、伊那市のアイドルグループ、パラレルドリームのライブなども行われ会場は多くの人で賑わっていました。
-
夢追縁日 田楽座と伊那谷のミュージシャンコラボ
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の創立50周年記念公演を前に、伊那谷で活動するミュージシャンや飲食店が集う夢追縁日が17日、行われました。 田楽座の稽古場「創造の館」ではコンサートが行われ、その周りには地元の飲食店や酒蔵など12の出店が並びました。 田楽座は、全国に伝わるふるさとの芸能を現在に伝える劇団として発足し、今年の10月で創立50周年を迎えます。 夢追縁日は、10月の創立50周年記念伊那公演を前に、地域の人たちに田楽座を知ってもらおうと、地元住民などでつくる田楽座を応援するってもんずらの会が行ったものです。 会員が知人や友人に声をかけ、出店者を募り、今回初めてこの企画を開きました。 コンサートでは、伊那谷で活動する3つの団体と個人が田楽座とコラボレーションしました。 会では、「このイベントをきっかけに地域の人たちとのつながりを広めていきたい」と話していました。 コンサートには100人ほどが訪れ、最後には全員で盆踊りを踊りました。 田楽座の創立50周年記念作品「まつり芸能楽 信濃」の伊那公演は、10月11日と12日に伊那文化会館で行われます。
-
上牧区 先祖の霊を迎える「迎えまんど」
お盆の行事をお伝えします。 13日は、伊那市上牧区の住民による、先祖の霊を迎える迎えまんどが行われました。 この日は、上牧区の住民50人が集まりました。 上牧区では、毎年13日に集まり、小学生を中心にまんどを振り、先祖を迎えます。 高学年の児童から、手作りのまんどに火をつけ回していました。 上牧区では、「年々参加する児童が減ってきているが、地区の行事として伝統を残していきたい」ということです。
-
自然エネルギー ガイドライン策定へ
伊那市環境審議会の今年初めての会合が18日、伊那市役所で開かれ、自然エネルギー施設などについて意見を交わしました。 審議会では、自然エネルギーに対しての現状と課題が報告され、伊那市でもガイドラインが必要か話し合われました。 審議会は、各種団体の代表など11人で組織されています。 伊那市には太陽光発電やバイオマス発電、風力発電施設などの自然エネルギーに対する条例や規則がありません。 上伊那の8市町村の内、4町村には、8月の時点でガイドラインが策定されていて、中には規則を定めたところもあります。 委員からは、「優良農地に太陽光パネルを設置したいとの話を聞くことがある」や、「ガイドラインを策定して、基本的理念を示すべき」などの意見が出ました。 審議会では、「太陽光発電の固定買取期間がすぎる20年後には、パネルの廃棄問題などが考えられる」などとしてルールは必要としています。 この他、環境基本計画についての中間報告があり、伊那市の総合計画との整合性を考え、後期計画の期間を当初の平成30年度から、31年度とする方針が示されました。
-
子どもの権利条例について考える
子どもの権利条例について考える学習会が18日、伊那市の西箕輪ぬくもり館で開かれました。 学習会を開いた市民団体は今後行政に対し子どもの権利条例制定について働きかけていきたいとしています。 学習会は貧困やいじめ、不登校虐待などから子どもを守る活動をすすめる「子どもの育ちと保育・教育を考える会」が開いたもので会場には12人が集まりました。 講師を務めたのは諏訪市の弁護士で松本市子どもの権利養護委員の北川和彦さんです。 北川さんは去年、松本市で制定された子どもの権利条例を例えにあげながら、その内容や必要性などについて話をしました。 条例は子どもの権利を保障し社会全体で支えるまちづくりを進めようと制定されたもので県内で唯一です。 松本市ではこれにより相談窓口や支援委員会を設置するなどの取り組みを行っているということです。 考える会ではいじめや不登校、虐待など様々な問題があるなか子どもの権利を保障するため活動していきたいとしています。
-
第5回 平和音楽会
音楽を通して原爆のない平和な世界を訴える「第5回平和音楽祭」が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 平和音楽会は、上伊那を中心に活動している「うたごえサークルざざむし」が主催したもので、今年で5回目です。 第一部では、5つの団体と個人が発表しました。 第二部では、16歳の時に長崎の原爆で被爆した渡辺千恵子さんの体験談を、合唱と語りで構成する「平和の旅へ」が演奏されました。 主催したうたごえサークルざざむしは、 「平和に対する気持ちや平和に暮らせている時間の大切さを、様々なジャンルの音楽を通して伝えていきたい」としています。