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鎌倉國光さん ヒマラヤ山脈の山を題材に写真展
駒ヶ根市在住の鎌倉國光さんが撮影した、ヒマラヤ山脈の山を題材にした写真の作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。 ヒマラヤ山脈で撮影した標高8,000m級の山の写真38点が展示されていす。 鎌倉さんは、山岳写真を30年以上撮り続けています。 今回は、パキスタンから撮影したヒマラヤ山脈をテーマに展示しています。 去年8月トレッキングツアーに参加し、7日間、氷河の上を歩いてテントで寝泊りしながら撮影したということです。 鎌倉さんは、目の前にある風景をありのままに撮影する事を心がけているという事で「日本では見られない、非日常的な風景を楽しんで欲しい」と話していました。 鎌倉國光さんの山岳写真展は6月3日(火)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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伊那市手良 羽柴晴雄さん宅で2千株のクリンソウが見頃
伊那市手良の羽柴晴雄さん宅では、2千株のクリンソウが見頃となっています。 伊那市手良野口の羽柴晴雄さん宅です。 自宅を囲むように2千株のクリンソウが植えられています。 29日は、野口高齢者クラブのメンバーが訪れ、見頃となった花を楽しんでいました。 羽柴さんは、15年前、伊那市振興公社が毎年行っている花の苗の無料配布で2株のクリンソウの苗をもらい、自宅の庭先に植えました。 少しずつ株を増やし、現在は2千株となっています。 29日の伊那地域の最高気温は27.7度と7月中旬並みの暑い一日となりまた。 長野地方気象台では、30日も晴れて気温が上がると予想しています。 羽柴さん宅のクリンソウは来月上旬まで見頃だということです。
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倫理法人会 経営講演会
明るく元気な会社作りをめざす長野県伊那・木曽倫理法人会は27日伊那市内で経営講演会を開きました。 講演会には、企業経営者などおよそ120人が参加しました。 講演会では、税理士でさいたま市浦和区倫理法人会の小滝敏郎さんが「あきらめない」をテーマに話しをしました。 小滝さんは「現代社会では、企業の技術や情報の差別化は難しい。」と話し、「挨拶や時間を守る、赤信号で渡らないなど小学生でもできる簡単な事を常に実践する事は、信頼関係を築くことに繋がる。 基本的な事をあたりまえに行い、人間力を高める事で社員の鏡となり、しいては企業の業績に繋がる」と話していました。
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特殊詐欺 60代男性128万円被害
伊那市内の60代の男性が金融業者を名乗る男に現金128万円を騙し取られる特殊詐欺被害にあっていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは伊那市内に住む60代の男性です。 今年5月に低金利・無担保の融資を勧誘するファクシミリが届き、電話をかけたところ、金融業者を名乗る男から500万円融資できると言われました。 男性が融資の申込書をファクシミリで送ると、別の男から事務手数料などが必要と言われ、指定された口座に3回にわけ現金128万円を振り込みました。 その後、別の男から5月に融資できないと言われ、不審に思い消費生活センターに相談したところ詐欺の被害に気づき、伊那署に被害を届け出たものです。 伊那署では「ファクシミリにより融資を勧誘し、無担保だったり、低金利のものは、詐欺の可能性が高く、現金を振り込む前に警察に相談してほしい」などと、注意を呼びかけています。
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伊那まつり花火大会 一般から募金
8月3日の伊那まつりの花火大会に向け、今年は企業からの協賛金に加え、初めて市内に募金箱を設置し一般からの協力をつのります。 28日は、伊那市の伊那商工会館で伊那まつり花火委員会の吉澤文男委員長らが記者会見を開き市民に協力を呼び掛けました。 吉澤院長は募金について「市民からの協力を得る事で将来を見据えた市民参加の花火大会にしていきたい」と話ました。 伊那まつりの花火大会は例年企業の協賛金の額により番組数がきまります。 協賛金の額は、平成10年度の2200万円をピークに減少していて、去年は過去最低のおよそ1380万でした。 花火委員会では、減少傾向に歯止めをかけると共に将来を見据えた市民参加の花火大会にしていこうと今回初めて一般からの協力を求めます。 募金箱の設置は、今月中を予定していて市役所や金融機関、JAなど15か所を目途に行います。 花火委員会では、募金を今年限りとせず、継続する事で一つの核となる番組を作っていきたいとしています。 第42回伊那まつり花火大会は、8月3日に行われる予定です。
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上伊那広域連合が要望書提出
上伊那広域連合は医療問題など上伊那地域が抱える課題をまとめた要望書を28日、県議会の県民文化健康福祉委員長に提出しました。 この日は、県議会の県民文化健康福祉委員会の現地調査が伊那合同庁舎で行われました。 広域連合長の白鳥孝伊那市長をはじめとする、上伊那8市町村長らが出席し、要望書を提出しました。 伊那市や箕輪町などは、安心して子どもを産める体制整備の支援を求めました。 出産体制については、上伊那地域の医師数が県の平均を大きく下回っていて、産科医、小児科医の不足で連携の構築に支障が出ているとして、産科医と小児科医の確保に向けた支援を要望しました。 南箕輪村は、人工透析の通院支援について要望しました。
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春富中と台湾の中学生が交流
伊那市東春近の春富中学校に28日、台湾からの修学旅行生が訪れ、生徒たちと交流しました。 訪れたのは、台湾の中西部に位置する彰化県から、陽明国民中学と大同国民中学の2年生35人です。 春富中学校の生徒はバスが見えると教室から手を振って歓迎していました。 到着後に行われたセレモニーでは、歌や吹奏楽の演奏で交流していました。 春富中学校の北原友哉生徒会長は、「みなさんの来るのを待ちわびていました。短い時間ですが一緒に勉強しましょう」と挨拶していました。 台湾の生徒たちは、「伊那市はとても彰化県と雰囲気が似ている」と話していました。 今後は、学校同士、メールや手紙などで交流していくということです。
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市農委 農林水産大臣賞 受賞
伊那市農業委員会は、地域農業の発展と農業者の地位向上に尽力したとして、農林水産大臣賞を受賞しました。 28日は、伊那市農業委員会の田中哲雄会長ら3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に受賞を報告しました。 農業委員会は、平成23年度から24年度にかけて、耕作放棄地対策として、伊那市東春近田原のおよそ16ヘクタールを引き受け、ネギや麦などを栽培しました。 伊那市の「人・農地プラン」として、伊那市周辺の農地を集積し、担い手の育成や農地の有効活用に努めてきました。 これらの活動が評価され、農林水産大臣賞が贈られました。 田中さんは「耕作放棄地対策や人・農地プランをこれからも続けていく。今後は日陰や山間地などの農地に向かない、耕作不能土地の解消に力を注ぎたい」と話していました。 白鳥市長は「市でも農作物の販促に協力していきたい」と話していました。
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南ア北部遭対協 総会
南アルプスでの遭難防止や救助活動などを行っている南ア北部地区山岳遭難防止対策協会の定期総会が21日伊那市の長谷総合支所で開かれました。 総会では、新しい救助隊副隊長や班長に任命書が交付されました。 新たに副隊長に任命されたのは、市役所高遠長谷水道課の宮下健吾さんです。 宮下さんは、「二次遭難で家族を悲しませないよう訓練に精進し、チームワークを大切に活動していきたい。」と誓っていました。 平成25年度の南アルプス北部での山岳遭難件数は、6件で内救助隊が出動したのは3件でした。 愛知県と神奈川県の2人が亡くなっています。 会長をつとめる白鳥孝伊那市長は、「今年は山の日制定などで登山者が増えることが予想される。先人が残してくれた山を大切に、遭難事故防止対策に取り組んでもらいたい。」と出席者に呼びかけていました。
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松島信幸さん 伊那谷の成り立ちについて講演
高森町在住で、理学博士の松島信幸さんによる伊那谷の成り立ちについての講演会が23日、伊那市のいなっせで開かれました。 松島さんは高森町在住の理学博士で、元小中学校の理科の教諭です。 かつて伊那谷の段丘の多くは天竜川の侵食でできたものと解釈されていましたが、松島さんの調査で活断層の変動地形だということがわかってきました。 松島さんは「段丘は大地の動き。これを頭に入れながら山を歩くと楽しくなる。伊那市は断層が段丘を造った街」と話しました。 会場にはおよそ120人が訪れ、松島さんの解説に耳を傾けていました。
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ハッチョウトンボの羽化始まる
27日の伊那地域の最高気温は25.4度と暑い一日となりました。 伊那市新山のトンボの楽園ではハッチョウトンボの羽化が始まりました。 日本一小さなトンボといわれているハッチョウトンボの体長はおよそ2センチです。 今年は例年より5日ほど早い5月10日に羽化が確認されました。 トンボの楽園は、地元有志でつくる新山山野草等保護育成会が平成17年度に県の支援金を受け整備をしてきました。 27日は、会のメンバーが訪れのハッチョウトンボの状況を確認していました。 ここには、ハッチョウトンボ以外にもシオヤマトンボやアジアイトトンボなど様々なトンボを観察することができます。 新山山野草等保護育成会では、来月8日にトンボの楽園の整備を行う他、7月13日には観察会を予定しています。 ハッチョウトンボは8月の中旬まで観察できるということです。
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息子かたるオレオレ詐欺前兆の電話相次ぐ
きのうから、伊那警察署管内で息子をかたるオレオレ詐欺の前兆とみられる電話が相次いでいます。 犯行の手口は、「首に腫瘍ができた」「熱があって具合が悪い」などと言った後に「現金100万円が必要だ」と言って現金を要求してくるものです。 犯人の電話番号は、 080‐8162‐4282 080‐8742‐7124 080‐8162‐4494 です。 伊那警察署では、「この番号からかかってきた場合や、同様の内容の電話がかかってきた場合は対応せずに伊那警察署に相談してほしい」と呼びかけています。
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伊那市と新宿高野 ブルーベリーフェア開催
伊那市は、JA上伊那と協力して東京都新宿区にあるフルーツの老舗専門店「新宿高野」と「ブルーベリーフェア」を7月に東京で開催します。 白鳥市長が27日の定例記者会見で概要を説明しました。 ブルーベリーフェアは7月18日から31日までの14日間、新宿高野本店で開かれます。 期間中、伊那産のブルーベリーを使ったパフェの提供や伊那市の生産者が品種の特徴や食べ方を教えるフルーツ教室などを予定しています。
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伊那市肉付け予算 14億5800万円
伊那市は27日、市長選に伴う平成26年度の肉付け予算となる補正予算案を発表しました。 一般会計補正予算案の総額は14億5800万円となっています。 伊那市では、4月に市長選挙が行われたため、当初予算は骨格予算でした。 このため、肉付けとなる新規事業を盛り込んだ一般会計補正予算案を27日、白鳥孝市長が発表しました。 主な新規事業では、学校給食の整備事業に670万円となっていて、現状の施設単位を基本に老朽化した学校給食施設整備を行うとしています。 この他小中学生が農業体験をしながら作物を育てる食育事業に129万円。 中心商店街の空き店舗で起業する人の店舗改修費補助に300万円。 南アルプスの三峰川上流に生息するヤマトイワナの原種保護事業に40万円、市民大学卒業生が専門コースで学ぶ市民大学大学院の設置に12万円などとなっています。 一般会計補正予算案は6月2日に開会する6月定例会に提出されることになっています。
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不法滞在のフィリピン人の女摘発
伊那警察署は27日、不法残留の疑いで、伊那市のアパートに住む23才のフィリピン人の女を摘発しました。 伊那署の発表によりますと、摘発されたのは23才のフィリピン人の女で不法滞在期間は4か月です。 「不法滞在と思われる外国人が伊那市内に居住している」との通報に基づき、伊那警察署と東京入国管理局が合同で27日、午前9時30分に摘発したものです。
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山寺住民が地元に残る石仏を見学
伊那市の山寺霊園に並べられている石仏の見学研修会が25日行われ参加者が地元に残る文化遺産や歴史について学びました。 見学研修会は山寺公民館が開いたもので山寺区の住民などおよそ30人が参加しました。 山寺霊園の石仏は区内の白山社八幡社合殿横の集会所裏にあったものを、集会所建て替えに伴い、去年この場所に移したものです。 25日は、移動の時の地区役員で石仏について調べた杉田純治さんが話をしました。 石仏は64体ありそのうち40体ほどが馬頭観音です。 馬頭観音は昔の人が家族同然に飼っていた馬が死んだときその冥福を祈るために建てたということです。 1793年、寛政5年の馬頭観音は山寺区内で一番古く、怒りを表した表情が特長です。 一方、1838年、天保9年のものは目元と口元がゆるみ、微笑んだような表情となっています。 杉田さんは、「本来の馬頭観音は怒ったような顔だったがやがて穏やかで優しい表情が現れてくる。死んだ馬への愛情が表情を変えさせていったのではないか。」と話していました。
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オフロードバイクで2時間耐久レース
オフロードバイクの2時間耐久レース「スーパーエンデューロ・イン天竜」が25日、伊那市の天竜川中州に設けられた特設会場で行われました。 レースには上伊那をはじめ、関東や中京方面から80組、110人が出場しました。 大会は地元のバイク店有志でつくる実行委員会が開催しているもので28回を数えます。 楽しみながら走る、ファミリークラスやジュニアクラスのほか、本格的なオフロードバイクを駆使してスピードを競う、スポーツバイククラスのレースが行われました。 1周1.5キロのコースを2時間で何周走れるかを競うものでライダーたちは、砂地のコースを砂煙をあげながら走り抜けていました。 レースには小学生も参加し大人に混じって懸命にバイクを操っていました。 実行委員会によりますと、大規模なオフロードバイクの大会は年々減少しているということで、「バイクの楽しさを知ってもらうためにも続けていきたい。」と話していました。
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レンジでチン!いなかっぷローメン販売
電子レンジで調理する即席タイプのローメンが伊那市御園のアクセス通り沿いにあるラーメン大学伊那インター店で販売されています。 発売から1か月余り。その本格的な味にファンも増えつつあります。 その名もいなかっぷローメン。 ラーメン大学伊那インター店を経営している有限会社コマックスが開発しました。 麺・マトンとキャベツ、ソース、パッケージデザインまで全てオリジナルで、完全上伊那産にこだわりました。 3年ほど前から構想をあたため、去年9月頃から本格的に開発に着手。 上伊那郡内の製麺所と試行錯誤を重ね、ようやく納得できる味に仕上がり4月6日から販売を始めました。 いなかっぷローメンは、ワンカップ580円で、伊那市御園アクセス通りラーメン大学伊那インター店で販売されています。
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伊那文化会館 新館長に宮澤敏夫さん内定
伊那市の伊那文化会館の新しい館長に、和歌山県和歌山市の宮澤敏夫さんが内定しました。 宮澤さんは、和歌山県和歌山市在住の70歳です。 大阪フィルハーモニー交響楽団事務局長や、(財)札幌交響楽団事務局長などを歴任しました。 伊那文化会館の館長は、3月20日から4月19日まで全国から公募し、6人の応募がありました。 小論文選考や面接を行い、宮澤さんが内定したということです。 宮澤さんは6月1日付けで採用となります。
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カルミナ・ブラーナ総合練習
6月8日公演の手づくりの演奏会カルミナブラーナの総合練習が25日、伊那市の伊那文化会館で行われました。 出演者は公演を間近に控え息のあった歌声を響かせていました。 手づくりの演奏会カルミナブラーナは音楽文化の普及などを目的に実行委員会が企画したもので、去年2月から練習が始まりました。 総合練習には小学生から一般まで公募で集まった合唱団のほか、伊那フィルハーモニー交響楽団、ソロの歌い手、舞踊団などおよそ250人が参加しました。 カルミナブラーナはドイツのクラシック音楽で恋愛をテーマにしたものなど25曲で構成されています。 総合練習ではこれまで各パートごとに行ってきた合唱や合奏、舞踊などを合わせるタイミングなど最終調整が行われました。 手づくりの演奏会カルミナブラーナは6月8日、伊那文化会館で開かれます。 入場料は1,000円です。
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上伊那教育会 総研修会「仰望の日」
上伊那地域の教職員で構成する公益社団法人上伊那教育会の研修会が23日伊那文化会館で開かれました。 上伊那教育会には、上伊那の小中学校など52校が所属し、教職員1,155人が会員となっています。 会長で辰野東小学校の原宏校長は、「相次ぐ教職員の不祥事で信頼は失われた。今こそ真正面から受け止め、立ち向かわなければならない」とあいさつしました。 研修会では、会員の発表や合唱のほか、オペラ歌手、中島啓江さんによる講演もあり、参加した教職員約900人が耳を傾けました。
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西駒山荘で使う木材荷揚げ
伊那市が建て替えを進めている中央アルプス西駒山荘で使う木材のヘリコプターによる荷揚げ作業が25日行われました。 木材は伊那市の鳩吹公園から、標高およそ2690メートルの中央アルプス将棊頭山頂上直下にある西駒山荘まで運ばれました。 新しい西駒山荘は2階建てで延床面積はおよそ110平方メートルです。 1階は食堂や厨房などで2階に客室が設けられます。 歴史的価値が高い石室は残し木造部分の建て替えを進めます。 西駒山荘は1913年、大正2年に起きた中箕輪尋常高等小学校の遭難を教訓に、その2年後の1915年、大正4年に建設されました。 建設から100年ほど経過し老朽化していることから建て替えが行われるもので、木材の加工などは終えています。 今後は建設業者が泊まり込みで作業を行い、完成は7月末を予定しています。
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南アルプス世界自然遺産登録推進協議会の総会
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会の総会が24日、伊那市のいなっせで開かれ、地域連絡会議の開催など今年度の活動方針が決まりました。 総会には、伊那市や静岡市、南アルプス市など、関係する10の市町村からおよそ20人が出席しました。 今年度の活動については、南アルプスの保全促進に向けニホンジカによる高山植物被害の対策強化を国に求めることなどが決まりました。 他に、ユネスコエコパークによる自然環境の持続的な保全管理と利活用に、関係機関が協働で取り組むための新たな組織体制を検討していくための(仮称)地域連絡会議を開催することが決まりました。
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南アルプスの国立公園指定50周年を祝う記念式典
南アルプスの国立公園指定50周年を祝う記念式典が24日、伊那文化会館で開かれました。 式典では、功労者に表彰状が贈られた他、長谷小学校の児童が歌を披露しました。 記念式典には、伊那市を始め山梨県や静岡県などから関係者およそ500人が集まり、節目の年を祝いました。 東西15キロ、南北50キロに及ぶ南アルプスには、3千メートル級の山が連なります。 昭和39年6月に国立公園に指定され、今年は50年の節目の年となります。 式典で北川知克環境副大臣は「南アルプスの自然と特徴を活かし、保全と適正利用に向けた取り組みを進めていきたい」と式辞を述べました。 地元を代表し白鳥孝市長は「トイレや登山道の整備など取り組むべき課題がある。50年100年先を見据えて取り組んでいきたい」と挨拶しました。 式典では、自然公園の保護などに功績があった個人や団体が表彰されました。 受賞者を代表して南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会隊長の西村和美さんは「受賞を励みに、今後もアルプスの保全と利活用に務めたい」と話していました。 他に、静岡県出身で女優の市毛良枝さんによる講演が行われました。 山が嫌いだったという市毛さんは、24年前に知人に誘われて初めて経験した登山について「目からうろこの出会いだった」と話しました。
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吉沢麻由美さん 花の作品個展
駒ヶ根市在住で押し花やパッチワークの講師をしている吉沢麻由美さんの個展が23日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、花に関する7種類の作品およそ250点が並んでいます。 今回の個展は、2006年の1回目から8年ぶりに開催されました。 吉沢さんは、32年前、結婚を機に神奈川県から駒ヶ根市に引っ越してきました。 1987年からパッチワークを始め、押し花やドライフラワーなどの講師資格を取得し、現在は上伊那や県内外で講師を務めています。 会場に訪れた人達は、作品に見入っていました。 吉沢麻由美さんの個展「花びらたちのステージ」は、28日(水)まで、かんてんぱホールで開かれています。
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美鈴工房パッチワークキルト展
第18回美鈴工房パッチワークキルト作品展が23日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。 会場には、タペストリーを中心に個性豊な作品100点が展示されています。 代表は、南箕輪村の磯千恵子さん。 伊那市高遠町出身の磯さんは、高遠城址公園の桜を題材にした作品を飾っています。 中には、世界自然遺産登録で話題となった富士山を表現したものも並んでいます。 美鈴工房キルト教室は、会員40人で1年半に1回のペースで作品展を開いています。 作品展は、25日日曜日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。
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伊那市西山でシカ捕獲数増加
伊那市の天竜川より西の地域で昨年度捕獲されたニホンジカは、31頭で、5頭だった前の年に比べて6倍に増えたことがわかりました。 23日市役所で開かれた伊那市有害鳥獣対策協議会で報告されました。 昨年度のニホンジカの捕獲量は、市全体で3,300頭とほぼ前年並みでした。 伊那地区は、308頭で、そのうち西春近や西箕輪地区の西山で捕獲されたのは、中央道沿いを中心に31頭でした。 伊那猟友会の牧田文男会長は、「西山でも一般の人がニホンジカの姿を見るようになってきている。北は辰野から、南は、竜東から川を渡って入ってきていて、間違いなく増えている。今年度は、くくり罠で、西山の捕獲を徹底的にやらなければならない」と話していました。 会長の白鳥孝市長も「ニホンジカが西山に広がっていて、ある日爆発的に被害が出ないか心配している」と述べました。 伊那市の昨年度の有害鳥獣による農作物被害は、213トン、2,900万円余りでした。
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JA上伊那 6次産業化に向け新会社設立へ
JA上伊那は、農作物に付加価値をつけて販売する6次産業化に向けた新しい会社をこの秋をめどに設立する考えです。 23日開かれた通常総代会で可決されました。 販売するのは、米に含まれるアミノ酸の一種ギャバを生かすよう加工したギャバ米と言われる白米で、上伊那産の米に機能性を高めた付加価値をつけます。 ギャバには、血圧を下げ、ストレスを緩和する効能があるといわれています。 営農部の片桐邦俊次長は、「加温・加湿でギャバを生かせる加工ができる。若い人に受けるのではないか」と話しています。 JA上伊那では、夏に関東方面などで試験販売を行い、事業の規模などを決め秋ごろに新しい会社を設立する考えです。 JA上伊那が設立発起人となり1億円を上限に出資し、政府の6次化ファンドの出資を受ける予定です。
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青葉の会写真展 12人の作品並ぶ
伊那市内の写真愛好者でつくる青葉の会の写真展が23日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、会員12人の作品24点が並んでいます 青葉の会は、市内で開かれていた写真講座の生徒達が、講座が終わっても写真に親しもうと21年前に発足しました。 年に数回、会で全国に写真を撮りに足を運んでいて、今年は3月に愛知県内で撮影会を開いたということです。 今回は、今年の3月から4月に撮影した桜を中心に展示しています。 青葉の会写真展は、6月1日まで伊那図書館で開かれています。
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伊那弥生高生徒がジオパーク学ぶ
独立行政法人・科学技術振興機構が学習活動を支援するサイエンスパートナーシッププロジェクトに今年度採択された伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で、信州大学の教授を招いて、南アルプスジオパークについて学ぶ講座が、22日、開かれました。 1回目の講座となったこの日は、信州大学で地質学を専門としている大塚 勉教授が講師を務めました。 体育館には、1年生241人が集まり、講座を受けました。 サイエンスパートナーシッププロジェクトは、弥生ヶ丘高校は初採択で、県内では9件が採択されています。 南アルプスが日本ジオパークに登録され、全国大会が今年9月に伊那市で開かれる機運の中で、見慣れた風景の南アを、理科で学んだ事象に結び付けて欲しいと開かれました。 講座では、学校周辺を撮影した2枚の空中写真を、立体的にみえる特殊なメガネで見て、地形を学びました。 大塚教授は、学校の敷地のそばにも活断層が走っていて、地震への備えは必要などと話していました。 伊那弥生ヶ丘高校では、今回の講座で、関心を持った生徒有志を募り、フィールドワークなどを通して、南アルプスジオパークに主体的に係る生徒を育てたいとしています。