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児童が伊那まつりの歴史学ぶ
今年の伊那まつりに参加する伊那東小学校3年生の児童が9日伊那まつりの歴史について学びました。
伊那まつりについて学ぶ学習会は、祭りの歴史を知ってもらおうと、40回記念事業の一つとして伊那まつり実行委員会が開いたものです。
9日は祭りに参加する3年生の児童およそ100人が体育館に集まりドラゴン踊りの練習をしたほか講師の話を聞きました。
講師は、元伊那市役所職員として伊那まつりの企画や運営に携わった柘植晃さんが務めました。
柘植さんは、今から54年前の昭和33年に始まった勘太郎まつりが伊那まつりの前身になると話していました。
また勘太郎祭りは昭和18年にヒットした映画「伊那の勘太郎」にちなんだ祭りだと説明していました。
児童らは、伊那まつりの歴史について興味深げに話を聞いていました。
柘植さんは毎年、おはやし連として伊那まつりに参加していてこの日も児童とともにドラゴン踊りに合わせて鐘や太鼓を叩いていました。
40回の節目となる伊那まつりは8月4日と5日に開催されます。 -
チャリティー募金を寄付
伊那市体育協会ゴルフ部は、市民ゴルフ大会参加者から集めたチャリティー募金を伊那市に寄付しました。
2日は、ゴルフ部部長の鈴木一臣さんと副部長の鈴木恭一郎さんが伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に寄付金およそ7万2千円を手渡しました。
市民ゴルフ大会は、1日に信州伊那国際ゴルフクラブで開かれおよそ200人が参加しました。
ショートホールでワンオンできなかった人が1人500円を寄付したほか、有志も寄付したということです。
鈴木さんは、市の体育施設整備などに活用してほしいと話していました。 -
西箕輪保育園の園児 お年寄りと交流
伊那市の西箕輪保育園の園児は9日、地域のお年寄りとお手玉などで交流を深めました。
9日は、大泉新田と吹上の高齢者およそ20人が西箕輪保育園を訪れ、年長園児22人と交流しました。
保育園では、地域のお年寄りと年に3回交流しています。
園児達は、お手玉や手遊びをお年寄りから教わっていました。
西箕輪保育園の下平緑園長は「核家族が増えていてお年寄りと触れあう機会が少なくなっている。子ども達も楽しみにしているので、今後も交流を続けていきたい」と話していました。 -
詐欺を防いだとして西箕輪郵便局の局長に感謝状
伊那警察署では、金融商品の取引を装った詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市の西箕輪郵便局局長に10日感謝状を贈りました。
感謝状は、西箕輪郵便局の西村礼文局長に贈られました。
西村局長は、6月14日に70代の女性がATMを操作していたところ、言動が不自然だったことから、詐欺被害にあっているのではないかと気づき、警察に通報しました。
女性は、犯人の要求に従い、債券購入のための現金を用意しようとしていたということです。
西村さんは、「感謝状をいただき、身の引き締まる思いです。金融機関は詐欺防止の最後の砦なので、地元の皆さんに被害が出ないよう取り組んでいきたい」と話していました。
伊那警察署によりますと、県内で株や社債、外国通貨などの金融商品への投資に関して、高齢者を中心に「儲かります」と話を持ちかける利殖詐欺が増えているということで、注意を呼びかけています。
呼びかけています。 -
伊那市民プールオープン
伊那市の市民プールが8日オープンし、子ども達が水の感触を楽しみました。
天候のため予定より1日遅いオープンとなりました。
8日は無料開放され、子供たちや親子ずれで賑わっていました。 -
女性の魅力 表現したい
箕輪町木下の洋画家向山和秋さんの個展が伊那市の伊那図書館で開かれています。
秋の中央アルプスを描いた240号の大作が目を引きます。
会場には、風景画と人物画25点が飾られています。
作品はすべて今年3月以降に書き上げた近作です。
瓦職人だった向山さんは、50歳から本格的に油絵をはじめました。
現在63歳です。
女性をモデルにした人物画に特に力を入れています。
似顔絵も得意とする向山さんは、これまで2万人を書いたということで、そのほとんどが女性。
南アルプスの風景画の中にも天女が横たわっています。
向山さんのライフワークは、天女。美しく内面の輝く女性を限りなく追及していきたいと話しています。
向山和秋さんの個展は、12日木曜まで伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
中心市街地で様々なイベント
伊那市の中心市街地で8日、ぎおん祭り歩行者天国が開かれ、様々なイベントが行われました。
午前中は、商店街を駆け抜けるちびっこ駅伝が行われました。
ちびっこ駅伝には伊那市内の保育園や幼稚園から55チーム525人の園児が出場しました。
これは、市街地の活性化を目的に毎年行われている恒例行事で沿道では多くの保護者が声援を送っていました。
8区間を順番に走りおよそ500メートル先の八幡町のゴールを目指します。
子ども達は、保護者たちの声援を受けながら懸命に走っていました。 -
東日本大震災被災者交流会
東日本大震災で伊那市などに避難している人たちの交流会が8日、伊那市西箕輪のみはらしファームで開かれました。
8日は、震災で福島県や宮城県などから伊那市・辰野町・南箕輪村・宮田村に避難している10世帯27人が参加しました。
これは、避難している人たちの交流の場をつくろうと、伊那市など近隣の4市町村が開いたものです。
みはらしファームで、そば打ち体験や、竹細工などのおもちゃ遊びをして交流しました。
参加者は、そば打ちは初めてだということで、そば打ち名人の会員から打ち方を教わっていました。
伊那市では、「避難された方が同じ境遇の人や地域の人と交流ができるようサポートしていきたい」と話していました。 -
昭和32年伊那中学校卒業生による作品展
昭和32年伊那中学校卒業生による作品展が、7日から伊那市のいなっせで始まりました。
会場には昭和32年の伊那中学校卒業生32人によるさまざまなジャンルの作品100点あまりが展示されています。
趣味で制作している作品の発表の場を設けようと卒業生有志が校章にちなんで峰かえでの会を結成し、3年前に1度展示会を開きました。
今回の展示会は、今年3月で全員が古希を迎えた記念として、卒業生有志5人が中心となって計画しました。
この作品は、ステンレス工芸で、有志の一人小坂洋一さんが作りました。
小坂さんは、三年前の第1回の展示会がきっかけで作品を作り始めました。
大勢の人が趣味で作った作品を批評しあったりすることで生きていく元気の源になったと話します。
昭和32年伊那中学校卒業生による第2回峰かえでの会作品展は9日月曜日までいなっせで開かれています。 -
吹上山野草クラブ 山野草展
伊那市西箕輪の吹上山野草クラブによる山野草展が7日と8日の二日間、吹上集会センターで開かれています。
会場にはおよそ100点の山野草が展示されていて、そのうち7割ほどがウチョウランです。
地域の有志10人で作る吹上山野草クラブは、24年前に結成され、毎年ウチョウランが咲く7月のはじめに展示会を開いています。
ウチョウランは山の湿った岩場に咲く蘭の一種で、メンバーが採取したものを球根で増やし、育てているということです。
今年は開花が2週間ほど遅れていて、まだ満開ではないということです。
吹上山野草クラブでは、「どの花もよく見ると形が違っているので、それぞれの形を楽しんでほしい」と話していました。
吹上山野草クラブの山野草展は、8日まで吹上集会センターで開かれています。 -
地域の地形を学ぶ
伊那市内の小学生が1泊2日の日程で南アルプスジオパークについて学ぶ「ジオキャンプ」が7日に行われました。
ジオキャンプは、南アルプスジオパークを活用して、地域の地形を学んでもらうとともに、友達づくりをしてもらおうと、伊那市公民館運営協議会が初めて開いたものです。
市内6つの小学校から18人が参加して、東春近小学校の北澤夏樹教諭から、中央構造線について説明を受けました。
最初に訪れた伊那市長谷の溝口露頭は、中央構造線の断層が目で見える場所で、北澤教諭は断層がどこを通っているのか説明していました。
断層がずれた時に、柔らかい石が生成されたと聞くと、子ども達は石を拾って柔らかさを確かめていました。
参加した子どもは「石が柔らかくてすごい」「地形が見えることがわかってうれしい」と話していました。
公民館の関係者は「地元に素晴らしい自然があることを知ってほしい」と話していました。
キャンプはあすまでで、この日は国立信州高遠青少年自然の家に泊り、キャンプファイヤーなどで交流を深めます。 -
上伊那地域 県と連携し水資源保全へ
上伊那の8市町村や関係団体で組織する水資源を保全するための連絡会議は、今年度、県と連携しながら各市町村の課題を集約し、規制の必要性などについて検討することになりました。
上伊那の連絡会議は、昨年度、上伊那地域の水資源を保全するための共同声明を出しています。
6日伊那市役所で開かれた会議には、県も出席し、水資源保全対策のための条例制定も視野にいれた今後の対応策を説明しました。
県は、地方事務所単位に連絡会議を設置する方針ですが、上伊那地域にはすでに独自の組織があるため、今後新たな組織は作らず上伊那連絡会議が県と連携して対策を進めていくことになりました。
上伊那連絡会議では、今年度各市町村の課題を集約し、独自の規制の必要性も含めて検討を進めることにしています。
近年、外国資本などによる森林買収が各地で起きているため、県では危機感を強めていて、これから策定する第5次水環境保全総合計画では、水資源保全対策を重要な柱と位置づけ計画に盛り込む考えです。 -
非行や犯罪被害防止を呼びかけ
青少年の非行や犯罪からの被害防止を呼びかける啓発活動が2日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校前で行われました。
啓発活動は、青少年非行・被害防止全国強調月間に合わせて県子ども若者育成支援推進本部上伊那地方部が行ったものです。
2日は、青少年育成会など関係者が伊那弥生ヶ丘高校前で啓発パンフレット付きのポケットティッシュを登校してきた生徒に手渡していました。
啓発では、インターネットによる有害サイトについて、犯罪に巻き込まれないためにも怪しいと思われるサイトは利用しないよう呼びかけています。
他に万引きについて、品物を返したり、後からお金を払っても盗んだ事実は消えないとして、将来を考え自分自身を大切にしてもらいたいとしています。 -
新ごみ中間処理施設 最終報告まとめる
新しいごみ中間処理施設の基本構想を検討している上伊那広域連合の施設整備検討委員会は、施設に関する最終報告をまとめました。
6日は、伊那市のいなっせで10回目の委員会が開かれ、災害廃棄物の処理量や施設配置計画について協議しました。
最終報告では、年間のゴミ処理量は、クリーンセンター八乙女の掘り起こし残さを含め3万3,000トンとしています。
一方、上伊那で災害が発生した場合の年間のゴミ処理量は、災害廃棄物の処理を優先し、掘り起こしを行わず、年間3万5,000トンを想定しています。
その際の災害廃棄物量は、3,000トンを想定しています。
これにより、東海沖地震で発生が想定されている災害廃棄物およそ6,800トンを2年で処理することができます。
他に、施設配置計画について委員からは「現在の計画では、市道が施設を横切るようになっている。安全面を考え、市道を迂回させたほうがいい」などの意見がでていました。
委員会では、この日だされた意見を盛り込んだ最終報告書を、23日に上位委員会の廃棄物政策審議会と広域連合長に報告するとしています。 -
信州伊那高遠の四季展にあわせ小中高校生の作品審査
伊那市高遠町の信州高遠美術館は、現在開催中の信州伊那高遠の四季展にあわせて、市内の小中高校生の作品の審査を5日行いました。
小学生の部で、最高賞となる金賞に選ばれたのは、長谷小学校3年の北島愛唯さんの作品です。体の動きや表情、躍動感などが評価されました。 -
アール・ブリュット展 6日から
知的障害者などが独自の方法と発想で制作した芸術作品展、アール・ブリュット展が、6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
アール・ブリュットとは、フランス語で、「加工されていない生の芸術」という意味で、知的障害者など、正規の美術教育を受けていない人が、独自の方法と発想で制作した作品です。
フランスで開かれたアール・ブリュット・ジャポネ展に出品した作家を中心に、県内からの参加者10人を含む28人の作品268点が並んでいます。 -
戸草ダム 多目的ダムではなく治水ダムとして整備へ
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所は、伊那市長谷の戸草ダムについて、多目的ダムではなく、治水ダムとして整備していく考えを示しました。
5日は伊那市役所で、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が開かれ、三峰川総合開発工事事務所や天竜川上流河川事務所から伊那市に対し、事業計画や防災対策について説明がありました。
戸草ダムについて、国土交通省の三峰川総合開発工事事務所の鈴木昭二所長は、「今後は多目的ダムではなく治水ダムとして、社会経済情勢の変化に合わせて建設実施時期を検討する」と話しました。
参加者からは、「社会情勢や経済情勢を待っていては災害は防げない」といった意見がだされました。
白鳥孝伊那市長は、「戸草ダムが必要なことには変わりがない。新しい戸草ダムを形作っていくことが必要」と話しました。 -
志事道甲子園7日に開催
地域のキャリア教育をサポートしようと活動しているワンプラス。上伊那地域の有志10人ほどで組織しています。キャリア教育は、中学生や高校生が職場体験学習を通じて働くことへの関心や意欲を高めていこうというものです。
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伊那地域の最高気温は30.4度 真夏日
4日の伊那地域の最高気温は30.4度の真夏日となり、この夏最高の暑さとなりました。
この日プール開きとなった箕輪町の松島保育園では、照りつける太陽のもとで、園児が水の感触を楽しんでいました。 -
介護マークカードの配布、各市町村でも順次スタート
長野県は、認知症などの介護をしている事がひと目でわかる、介護マークカードの普及を推進しています。
伊那市役所では、5日からカードの配布をスタートさせます。
長野県では、介護マークが描かれたカードを首から下げるホルダーに入れ、介護している人に無償で配布しています。
特に認知症の介護などは、まわりの人から介護している事がわかりにくい事から、県では、周囲からの思わぬ偏見や誤解をさけるための介護マークの普及に取り組んでいます。
4日、伊那市福祉まちづくりセンターで、家族を介護している男性同士の集いが開かれ、カードが配布されました。
認知症の介護では、男性介護者が女性用の下着を買う時や、公共の場でトイレに付き添う時などに周りの人の目が気になるとの声があるという事です。
介護マークカードは、伊那保健福祉事務所と南箕輪村役場での配布はすでに始まっていて、伊那市は5日から、箕輪町は6日から、役場窓口での配布を始める事にしています。 -
次期森林税 検討スケジュール示す
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が、4日、伊那合同庁舎で開かれ、県から次期森林税の検討スケジュール案が示されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税のあり方について、外部の意見を取り入れようと行われています。
この日は、委員10名が出席し23年度の事業報告や、今年度の事業計画について協議しました。
森林税は、平成20年度から始まり、今年度が最終年度となります。
県では今後も、持続可能な森林づくりや林業の活性化に取り組んでいこうと、森林税の継続を検討しています。
県の担当者によると、これまでの里山の集約や間伐事業に加え、間伐材の搬出や、水源保全の観点からの森林整備についても、森林税を活用する事が検討されていという事です。
出席した委員からは、「今後も、切り捨て間伐についても森林税を活用できるよう、検討してほしい」、「松くい虫対策といった、地域ごと抱える課題に対して柔軟に対応してほしい」などの意見が出されていました。
次期森林税については、今月下旬に県が素案を公表し、その後、県内各地で説明会を実施し、9月県議会に条例案を提出する予定だという事です -
最低制限価格算出方法を指摘
伊那市が行う入札において、市が設定する落札の最低制限価格の算出方法について、ある一定の法則があり入札時に不公平につながるとの指摘がありました。
4日は入札等検討委員会が市役所で開かれました。
委員会は、公正な入札を確保する事を目的に開かれています。
委員会では、入札や契約の状況の他、今年1月から5月までに入札し発注した工事のうち、5件を抽出し審議を行いました。
委員からは、最低制限価格の算出方法について、設計金額に基づいた、一定の法則があるとの指摘があり「今後、最低制限価格を予想した業者が集中して落札する恐れがある、全ての入札において総合評価を導入してくべき」などの意見が出されていました。
伊那市が行っている最低制限価格の算出方法については、国の基準を参考に昨年11月に変更していています。
市では算出方法を変え、7か月経過したばかりなので、入札の状況を見て問題があれば改善をしていきたいと話しています。 -
優勝目指し熱戦!伊那市スポーツ少年団選手権大会
伊那市スポーツ少年団選手権大会が24日、美すずスポーツ公園運動場などで行われました。
大会では軟式野球、ミニバスケットボール、剣道の3種目が行われました。
このうち美すずスポーツ公園運動場などで行われた軟式野球には13チームが出場し、熱戦を繰り広げていました。
結果は優勝が美篶野球、準優勝は西友クラブとなっています。
ミニバスケットボール女子は、美篶小学校体育館で行われ、8チームが出場しました。
結果は、伊那ダイヤモンドツインズAが優勝しています。
ミニバスケットボール男子は、東春近小学校体育館で行われ、7チームが出場しました。
結果は、伊那ダイヤモンドツインズAが勝ち、男女アベック優勝を果たしています。
剣道は西春近小学校体育館で学年別の個人戦と団体戦が行われました。
このうち団体戦には4チームが出場し伊那北スポーツ少年団が優勝しています。 -
伊那まつりでの披露に向け孤軍高遠城練習
8月4日と5日に開催される伊那まつりでの披露に向け、舞踊「孤軍高遠城」の練習が3日、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで行われました。
練習をしているのは高遠町を中心に、地域の歴史文化を伝承しようと集まった有志27人です。
孤軍高遠城は武田信玄の5男・仁科五郎と織田軍との戦いを表現した舞です。
踊りを指導しているのは、市内で舞踊の教室を開いている重盛君子さんです。
今年の伊那まつりは、40回の記念ということで、孤軍高遠城の踊りが初めて披露されます。
参加者は、2年前から練習してきた成果が披露できると気合いが入ります。
重盛さんは、「伊那市の伊那節や長谷のざんざ節のように、孤軍高遠城を高遠の伝統にしていきたい」と話していました。
孤軍高遠城は、8月4日に行われる伊那まつりの市民踊りの日に、高遠小や高遠中の子どもたちと披露します。 -
たかずやの里 施設の将来像示す
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転新築について協議する検討委員会が3日伊那市のいなっせで開かれ、新しく建設する児童養護施設の将来像が示されました。
検討委員会は、冒頭のみ公開で行われました。
児童養護施設の将来像として、自立支援が必要な児童を可能な限り家庭的な環境で育てることができるよう、施設のケア単位の小規模化の他、里親やファミリーホームを推進していくいとしています。
施設は、子供8人が共同生活する幼児棟、男子棟、女子棟を合わせて5棟建設し、各棟に居間、食堂、トイレなどを設けるとしています。
また、管理棟2階には将来的に市町村や地域などから子育て相談を受ける児童家庭支援センターを設置したいとしています。
この他、地域交流棟や多目的宿泊棟を建設する計画です。
次回の委員会は6月23日に開かれ、事業費などを含め検討するということです。 -
「聖職の碑」34年ぶりに上映
今年は、小説家新田次郎の生誕100年にあたります。
1日は、その新田次郎原作の小説「聖職の碑」を基にした映画が34年ぶりに伊那旭座で上映されました。
昭和53年の公開以来、34年ぶりに聖職の碑が上映された伊那旭座。
あいにくの天候にもかかわらず、150人が人足を運びました。
館内には、映画をPRする当事のスチール写真やポスターが貼られ、ムードを盛り上げました。
山岳小説の第一人者としてしられる作家新田次郎は、1912年大正元年に生まれ、1980年昭和55年に亡くなっています。
小説「聖職の碑」の題材となったのは中箕輪尋常高等小学校、今の箕輪中学校の西駒ケ岳遭難事件です。
新田は、関係者からの聞き取りや現地調査など丹念に取材を重ねて、1976年に長編書き下ろし小説「聖職の碑」を発表。
1978年、昭和53年、東宝で映画化され、師弟愛、人間愛などが描かれています。
監督は森谷司郎。
鶴田浩二や岩下志麻、三浦友和、北大路欣也などの俳優に交じり、地元の中学生数人が生徒役で出演しています。
このほど亡くなった地井武男さんも引率教諭役として出演しています。
映画のクライマックスとなる遭難の場面では、訪れた人たちが息を呑んでスクリーンに集中していました。
1日は、映画の上映を前に東宝芸能株式会社の上川久重常務によるトークショーもありました。
イベントを特別協賛した長野日報社は、来年度建て替える中央アルプスの西駒山荘の建設費として伊那市に10万円を寄付しました。
新田次郎原作の映画「聖職の碑」は、20日まで、午前10時、午後1時、午後6時の3回伊那旭座で上映されています。
入場料は、大人が1,000円、小・中学生は、800円となっています。 -
歌手の三沢あけみさんが伊那市観光大使
伊那市出身で演歌歌手として活躍している三沢あけみさんが、伊那市観光大使に任命されました。
2日は、伊那市役所で委嘱式が行われ白鳥孝伊那市長から、
委嘱状が手わたされました。
三沢さんは、昭和20年に伊那市で生まれ、昭和38年に歌手デビュー。レコード大賞新人賞を受賞しました。
NHK紅白歌合戦など数多くのテレビやラジオに出演し平成14年に歌手生活40周年記念コンサートを開きました。
伊那市では地元出身で各界で活躍している著名人に市の魅力を発信してもらおうと、伊那市特命大使を設置していて今回三沢さんを伊那市観光大使として委嘱しました。
三沢さんは「歌を通して伊那をPRしていきたい。」と話していました。
伊那市特命大使には、これまでにアイドルグループのオトメコーボレーション、子どもタレントの鈴木福君、脚本家で映画監督の三谷幸喜さんが任命されていて、三沢さんで4人目となります。 -
「童謡の日に歌う」コンサート
1日は、日本童謡協会が1984年に制定した童謡の日です。
伊那市のいなっせで1日「童謡の日に歌う」コンサートが開かれました。
コンサートは、童謡、唱歌を後世に歌い続けていこうと毎年この時期に開かれています。
1日は、およそ100人が参加し、春夏秋冬の代表的な曲25曲を歌いました。 -
い~な伊那プレミアム商品券発売
1万円分の商品券で1万1千円分の買い物が出来る発行総額2億2千万円のい縲怩ネ伊那プレミアム商品券の第3弾が1日、発売となりました。
商品券は市内6か所で販売され、このうち伊那商工会館には、およそ250人が列をつくりました。
プレミアム商品券の発行総額は2億2千万円、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那が発行するもので、プレミアム分の2千万円のうち半分を伊那市が補助しています。
プレミアム商品券は11枚つづりで1万1千円分を1万円で購入できます。
一人10万円まで購入でき加盟店440店舗で利用できます。
商工会館には10%お得なプレミアム商品券を購入しようと多くの人が訪れていました。
1日は、全体の7割にあたるおよそ1万4千セットが販売され、2日は残り6千セットが伊那商工会議所と伊那市商工会で販売されます。
この商品券の有効期限は10月31日までとなっていています。 -
地域の魅力 再発見!
伊那市東春近公民館主催の東春近ハイキングが24日に行われ、地元住民など120人が地域の魅力に触れました。
東春近ハイキングは、今回で32回目をかぞえる毎年恒例の行事です。
ウォーキングで健康増進を図るとともに、地域の魅力を再発見してもらおうと、東春近公民館が行っています。
毎回コースを変えて行われていて、今回は、原新田・榛原・車屋地籍を中心とした全長約10キロのコースを歩きました。
昔、二股の松があったという一本松では、原新田発祥の地と刻まれた石碑の前で、地域の古老、伊東友佐郎さんから当時の話を聞きました。
一本松の地名の由来となった二股の松は、昭和のはじめ頃、雷が落ちて焼けてしまったということです。
一帯は、地域の憩いの場所として、伊東さんらが整備し、冬はスケート場、春は花見が行われていたということです。
今回のハイキングでは、地域のこうした旧跡など10箇所を巡りました。
ある参加者は、「天候にも恵まれ、知らない歴史もわかりとても勉強になった」と話していました。