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白鳥伊那市長「子供の医療費無料化を前提に」
伊那市の白鳥孝市長は、小学生以上の子供の医療費無料化について、実施を前提に検討していきたい考えを明らかにした。
白鳥市長は、14日に開会した伊那市議会6月定例会の中で子供の医療費無料化について、前向きな姿勢を示した。
伊那市によると、小学生以上の医療費の無料化については、自治体により対象年齢に幅はあるが、すでに、伊那市を除く上伊那7市町村で実施されているという。
市では、医師や一般、有識者などで作る、伊那市医療政策審議会を設置する条例案を提出している。
議会の承認が得られれば、審議会では、当面、小学生以上の医療費無料化について検討する事にしている。
市議会6月定例会には、一般会計補正予算案など、15議案が提出されていて、21日から23日に一般質問、30日に採決が行われ、閉会する予定。 -
長野県 梅雨入り
気象庁は14日、長野県など関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。
長野県の梅雨入りは、平年より6日遅く、去年より11日遅くなっている。
同日の伊那地域は、朝のうち雨がぱらつく天候となり、伊那市駅前では通学や通勤など行き交う人達が傘を手に足早に歩いていた。
午前中には雨はやみ、午後からは曇りの一日となった。
長野地方気象台によると、21日までの一週間は、気圧の谷や前線の影響で雨の日が続くという。
15日の伊那地域は、午前中曇りで、昼すぎから明後日にかけ、まとまった雨が降ると予想している。 -
伊那ビデオクラブ表彰式
伊那ビデオクラブは13日、第13回ビデオ作品コンクールの表彰式を高遠さくらホテルで行った。
伊那市長賞には、小山喜美子さん、市川東明さんの作品「しんわの丘ローズガーデンウェディング」が選ばれた。
伊那ケーブルテレビ賞は、飯島尚美さんの作品「古木の運命やいかに」が選ばれた。
また、伊那ケーブルテレビで放送している放送部門賞では、北原正さんの作品「夢を取り戻した仲間たち 半沢にかけた10年間」が優秀賞に選ばれた。
審査会は、5月29日にいなっせで行なわれ、映画監督の後藤俊夫さんらが各賞を決めた。
飯島尚美会長は、「伊那谷の今を残す活動を今後も力を入れて取り組んでいきたい」とあいさつ。後藤監督は、「技術の向上が見られた。今後も創意を持って作品づくりに励んで欲しい」と講評した。 -
旧井澤家住宅で田楽座公演
伊那市西町の旧井澤家住宅で、歌舞劇団田楽座の公演が13日にあった。
古民家を使って伝統文化を継承していこうと、井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が計画した。
田楽座は、伊那市富県を拠点に全国的に活躍している歌舞劇団で、踊りや笛、太鼓による伝統芸能を披露した。
獅子舞では、獅子が観客席に飛び込んで、来場者の頭などをかんでまわった。
伊那部宿を考える会の矢沢巧会長は、「忘れかけた日本のふるさとを思い出してもらい、伝統文化を継承していきたい」と話してた。
その昔、井澤家住宅で遊んだことがあるというお年寄りは、「ここに来るととても懐かしい」と当時のことを思いだし懐かしんでいた。
この日、旧井澤家住宅周辺には、太鼓や笛の音が響いていた。 -
伊那市西春近諏訪形御柱祭斧入れ
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形の御柱祭。
13日は、四本の御柱を伐採する、斧入れ式が区内の山林で行われた。
式には、諏訪形諏訪神社の氏子ら、およそ40人が参加。
最初に、一の柱の前で、祭りの安全を祈願し、神事が行われた。塩や酒で清めを行い、斧入れ班の池上義郎 班長が、柱に切りこみを入れた。
その後、木遣りの合図で、一の柱の伐採作業が始まった。
今回、一と二の御柱は、幹の太がおよそ2メートル近くある大木の為、実行委員会では、安全に配慮し、初めて伐採を業者に委託。伐採を行った担当者は、電動ノコギリを慎重に動かし、10分程で一の柱を倒した。
柱が倒れると、参加した氏子らは、写真を撮ったり、年輪を数えたりして、無事に柱が倒れた事を喜んでいた。
13日は、一の柱から四の柱を順番に倒し、午後1時半過ぎに四本すべての柱が倒された。
四本の御柱は、山に寝かされ、9月の山出しの時を待つ。 -
バラ祭りに合わせて周遊バス運行
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれているバラ祭りに訪れた人たちに、商店街にも寄ってもらおうと12日から高遠の商店街を通る周遊バスの運行が始まった。
このバスは、ローズガーデンの交通渋滞緩和や商店街の活性化を目的に運行された。
商店街では、バス利用者にバラの小鉢をプレゼントするほか、各店舗で商品の割引きサービスなどを行っている。
周遊バスの運行と商店街でのサービスは、13日、19日、20日にも実施される。 -
伊那警察署が災害時の初動対応訓練
伊那警察署は10日、災害発生時に迅速な対応をとるための初動対応訓練を実施した。
訓練には伊那警察署全署員が参加。震度6強の東海地震が発生し、交通機関が乱れたことを想定し、署員に非常招集がかけられた。
訓練では、災害に信号が止った時、道路の混雑で警察や救急の到着が遅れるのを防ぐ手信号訓練を実施。手信号の基本を再確認した。
また、消防だけでなく警察でも、人命救助ができるよう救命ロープ結束訓練も実施した。
このほか、この日は訓練に合わせて安全運転の呼びかけも実施。交通死亡事故が多発していることから伊那警察署前でドライバーに安全運転の呼びかけた。 -
伊那市の市内運行のバスや乗り合いタクシー13路線削減も含め検討
伊那市は国の補助を活用して市内で運行しているバスや乗り合いタクシーなど13の路線について、「来年度は路線の削減もありうる」との方針を示した。
これは、11日に伊那市役所で開かれた地域交通協議会で示されたもので、国の補助金が大幅に減額される見通しであることが分かった。
市や市内の公共交通事業者らでつくる協議会は、国の補助を活用し効率的なバス路線の実証運行を13の路線で実施しており、本年度は事業費8,600万円を見込んで国に4,000万円の補助を要望していた。
しかし、補助金額はほぼ半額の1,800万円が内示された。
また、実証運行への国の補助は本年度までで、来年度からは、独自運行となる。
市では、「だれにどこへ乗ってもらうかターゲットをしぼり直す必要がある」として、来年度以降、路線の見直し・廃止や運賃の値上げも示唆した。
白鳥孝市長は、「市の負担が増えても維持していくべきもの。利用者の掘り起こしも進めなければならない」と述べた。 -
伊那経営フォーラム2010 開催
「みんなの幸せがまちを元気にする」をテーマとした伊那経営フォーラム2010が12日、伊那市民会館で開かれた。
フォーラムは地域一丸となって素晴らしい経営を追求していこう竏窒ニ、毎年6月に伊那青年会議所が開いている。
第一部の講師は、東京都大田区に本社を置く日本理化学工業株式会社の大山泰弘会長が務めた。
日本理化学工業は、チョークのトップメーカーで国内の3分の1以上のシェアを占め、社員77人中57人が知的障害者。
大山さんは「社員と共に追求した幸せ」と題して講演し、障害者雇用の必要性を訴えた。 -
ローズガーデンで詩の朗読イベント
伊那市高遠町の本のイベント、ブックフェスティバルのプレイベントが、12日、高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれ、参加者がバラの中での詩の朗読を楽しんだ。
イベントにはおよそ15人が参加した。
このイベントは、本を通して地域活性化を図ろうと去年から開催されているブックフェスティバルの実行委員会が高遠の魅力を感じてもらおうと開いた。
この日はバラ園の中で、信州大学農学部の演劇サークルによるバラにちなんだ詩の朗読が行われた。
参加した人たちはバラの中ゆったりと流れる時間を楽しんだ。
また、世界中でベストセラーになった「アンネの日記」の主人公、アンネ・フランクの形見として知られる「アンネのバラ」についての説明もあり、アルプスバラ会の春日千定代表がバラの特徴などを説明した。
実行委員会が企画する高遠ブックフェスティバルは9月に開かれる予定。 -
おひさまクラブ油絵展
伊那市を中心とした油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」の油彩画展が、伊那市の伊那図書館で開かれている。
おひさまクラブは、いなっせで開いていた油絵教室の卒業生らが集まり2004年に発足した。
造形画家の碓井伍一さんを講師に毎月2回の教室で学んでいる。
伊那図書館で開かれている展示会には会員9人の力作26点が並べられている。
それぞれが風景や人物などを題材に感じたままを表現している。
代表の平澤孝一さんは「それぞれが自由な表現で描いている。作品を見て楽しんでほしい」と話していた。
おひさまクラブの油絵展は13日まで伊那図書館で開かれている。 -
伊那ソースかつどん会 法被完成
伊那市内の飲食店19店舗でつくる「伊那ソースかつどん会」のオリジナル法被が完成した。
11日は、完成した法被がお披露目された。
発足4年目を迎える伊那ソースかつどん会では、各地のイベントに参加する機会が増えてきていることから、今回、オリジナルの法被をつくった。
よく目立ち、見た人の食欲をそそるようにと赤色にした。
表と裏に「伊那ソースかつどん会」と書かれていて、裏には、のイメージキャラクター「かつ丸君」も描かれている。
6月末に伊那市内で開かれるイベントには、この法被を着て参加する予定。 -
西駒山荘の袋式トイレ説明会
集団登山を予定している伊那市の伊那中学校で、山荘の袋式トイレの使い方の説明会が、10日に開かれた。
10日は、中央アルプス、西駒山荘の管理人、宮下 拓也さんが伊那中学校に出向いて説明した。
伊那中学校では、7月22日23日の1泊2日の予定で集団登山を行う。
10日は、登山を予定している2年生130人ほどが、説明を聞いた。
日本各地の山荘は、以前、し尿を山の上で埋めるなどの処理をしていたが、登山者の増加に伴い、し尿により、河川の汚染や、環境汚染などにつながり、問題となっていた。
西駒山荘では対策として、環境への負荷が少なく、比較的コストも安い袋式トイレを採用している。
宮下さんは、実際に袋式トイレを見せながら中学生に説明していた。
西駒山荘への集団登山は、伊那中学校のほか上伊那3校が予定していて、順次説明会が開かれる。 -
保育園児 歯科保健指導実習
保育園児への歯磨き指導が11日、伊那市の公衆衛生専門学校で行われた。
11日は公衆衛生専門学校に、近くにある竜西保育園の園児39人が訪れた。
歯磨き指導は、幼児への指導方法を学ぶ実習として、毎年2年生の生徒が行っていて、17人の学生が指導した。
学生達は園児達に分かりやすいように人形劇で、「食べたら歯を磨くこと・全部の歯を磨くこと・好き嫌いしないこと」を呼びかけた。
その後園児達の口の中をチェックした。磨く前の歯を赤く染め、赤い色をおとすよう指導していた。
指導した学生は「子ども達の年齢にあった歯科教育ができるようになりたい」と話していた。 -
伊那市松くい虫対策で大型破砕機を導入
松くい虫被害が広がっている伊那市は、今年度、松くい虫の被害にあった木材の処理に効果がある大型破砕機による処理を実施する。
11日開かれた伊那市松くい虫対策協議会で示された。
伊那市では、昨年度、松くい虫の被害が1700立方mとなり、前の年度の1200立方mより42%増加した。
これは、平成18年度に被害が確認されて以来、最大の被害量になっている。
松くい虫の被害にあった木は、切り倒し薬剤でいぶす方法で被害が拡大しないように処理しているが、今年度は、新たに大型破砕機を使った処理も行う。
方法は、被害にあった木を大型の破砕機で15ミリ以下のチップにするというもので、ほかの松の被害を防ぐ効果があるという。
市では、今年度、約750立方mの被害木の処理を行う予定で1500万円を予算に盛り込んでいる。 -
伊那市行政改革審議会
伊那市が昨年度進めてきた行政改革の効果は、金額にして3億5千万円ほどになる事が分かった。
10日に市役所で市行政改革審議会が開かれ、昨年度の行政改革の進捗状況と、今年度の計画などが示された。
昨年度、伊那市は、伊那市行政改革大綱に基づき、90項目について行政改革を進めてきた。
報告によると、予定通り進んでいるが、62項目、予定より進んでいるが20項目、予定より遅れているが8項目。
行政改革では、市の職員の定数適正化により5千万円削減、未収金対策の実施により2億2千万円の収入などがあった。
これらの行政改革により、1億500万円の削減と、2億5千万円の収入につながり、全体では、3億5千万円ほどの効果があったという。
また、昨年度、審議会の新たな取り組みとして、行政を第3者の目で評価する外部評価を取り入れた。
市全体の事業約700の事業のうち、12事業について検討し、実施主体を民間へ委託すべき、市の負担を減らす取り組みをすべきといった意見を去年11月に市長に報告している。
行政改革大綱が、今年度までとなっているため、来年度から5年間の大綱を策定すること、昨年度に引き続き、外部評価を行うことなどをあげている。 -
下県地域交流センター安全祈願祭
伊那市美篶の下県公民館の老朽化にともない、新たに建設される、下県地域交流センターの安全祈願祭と起工式が、10日現地で行われた。
伊那市の関係者、地元住民、請負業者など、約30人が参加して、安全祈願祭が行われた。
工事は、下県第一公民館と第2公民館の老朽化が進んでいることや、緊急避難時に駐車場が足りないことなどから、場所を新たにして行われる。
県産材を利用してつくられる予定で、国の県産材の利用を促進し、木材の良さをアピールする木造施設として、事業費の半分は国からの補助を受けている。
新しい公民館について検討してきた地域住民でつくる建設委員会の春日藤彦委員長は、「地域の活性化に貢献する、よりよい交流センターの完成を目指したい」と話した。
地域交流センターは、11月末ごろに完成予定で、総事業費は約6千万円。 -
渡場地区介護予防拠点施設 安全祈願祭
伊那市東春近の渡場地区介護予防拠点施設建設の安全祈願祭が10日、渡場公民館跡地で行われた。
安全祈願祭には、市の職員や区、建設会社などの関係者約20人が出席した。
この施設は、高齢者の介護予防や健康増進、地域や世代間の交流の場として、建設される。
事業費は約3千300万円で、そのうちの3千万円は国の地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金でまかなわれ、300万円は区が負担した。
延床面積209平方メートルの木造平屋建てで、バリアフリー構造となっている。
酒井茂副市長は「生涯学習施設やコミュニティーの場として地域の人に愛される場になってほしい」と話した。
市では、平成22年度は新たに5カ所、施設の建設を予定している。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりをPRするポスターの原画の審査が9日、伊那市役所で行われた。
審査の結果、最優秀賞には、西箕輪中学校2年西組の高橋透君の作品が選ばれた。
今年は市内5つの中学校から202点の応募があった。
高橋君の作品は楽しそうな祭りのイメージが表現されていることなどが評価された。
ポスターは今月下旬完成予定で、市内や近隣市町村の公共施設に貼られることになっている。 -
西箕輪通学合宿始まる
5泊6日公民館に宿泊しながら学校に通う通学合宿が、伊那市の西箕輪公民館で行われている。
通学合宿は、西箕輪小学校の児童が、公民館に泊まって共同生活をしながら学校に通うという取り組みで、今年で6年目。
今年は、4年生から6年生までの37人が参加している。
自分達で協力しながら、食事を作ったり、勉強したりする。
通学合宿では、毎年、信州大学農学部の学生がスタッフとして協力していて、子どもたちと、一緒に寝泊りするなどして交流する。
5泊6日という長期間での通学合宿は、県内でも珍しい取り組み。
1日目となる6日は、子どもたちが、大学生と一緒に遊んだり、キャンプファイヤーで交流会などが行われた。
キャンプファイヤーでは、火を囲んで自己紹介が行われた。
通学合宿は、11日(金)までで、子どもたちは、学校に通いながら、共同生活を送ることになっている。 -
黒田辰己切り絵展
松本市在住の黒田辰己さんの「花の切り絵展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、花や蝶をモチーフにした作品約40点が展示されている。
これから季節を迎えるハスの花やアジサイなど、どれも身近な花をモチーフとしている。
黒田さんは松本市在住の65歳。10年ほど前から会社勤めの傍ら、切り絵を創作し、退職した後、本格的に作品づくりに力を入れてきた。
今回、初めてかんてんぱぱホールで展示会を開いた。
黒田さんの花の切り絵展は12日まで。 -
アカスジキンカメムシ見つかる
日本で最も美しいカメムシの一つといわれているアカスジキンカメムシが7日、伊那市西町で見つかった。
アカスジキンカメムシは、体長1.5センチほどで光沢のある緑色の体に赤い筋が入っている。
日本で最も美しいカメムシの一つといわれていて本州、四国、九州などに分布している。
このアカスジキンカメムシを見つけたのは、元信州大学農学部教授の農学博士で昆虫など自然科学に詳しい建石繁明さん。
アカスジキンカメムシは他のカメムシにみられるような集団はつくらないといわれていて、同じ葉に数匹が集まっている様子は珍しいという。
体に黒と白の模様があるのは幼虫で建石さんは成虫が羽化を待っているのではないかと話す。
アカスジキンカメムシは他のカメムシのような臭いはあまりないということで、建石さんは今後、羽化の様子などを観察していきたいと話している。 -
内視鏡手術トレーニングセンター部会初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ内視鏡手術トレーニングセンター部会の初会合が8日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ上伊那8市町村、公立3病院などから13人が出席した。
この部会は、伊那中央病院内に全国の医療関係者を対象にした内視鏡手術トレーニングセンターを設置することについて検討する。
上伊那広域連合によると、出席者からは、内視鏡手術トレーニングについて指導できる医師が確保できるのか、また年間約1億円と想定されている運営費はどうするのかなどの質問が出されたという。
事業主体となる伊那市では、次回7月中を予定している部会までに、出された質問の回答をまとめ報告する予定。 -
北沢峠散策ツアー実施へ
伊那市は7月から、新しい事業として、65歳以上を対象に南アルプスの北沢峠を散策するツアーの実施を計画している。
この事業は高齢者福祉対策として計画されているもので、本年度の補正予算案に79万円が計上されている。
ツアーは伊那市観光株式会社と市営南アルプス林道バスが実施主体となり、林道バスで南アルプスからの景観を楽しんだり、北沢峠にある長衛荘で食事をする。
また山を下ってからは、仙流荘か入野谷、高遠さくらホテルで入浴ができる。
林道バスの停留所までは、公民館などの公共施設から送迎バスを走らせる。
料金はバス代、入浴料、食事代合わせて、標準4100円のところ2千円を予定している。
対象は市内に住む65歳以上で、7月から9月末までの平日に20回ほどツアーを実施する計画で500人の利用を見込んでいる。
伊那市では今ある施設を有効に活用しながら、お年寄りの健康増進を図るとともに、林道バスの利用者増や観光施設のPRにもつなげたいとしている。 -
手良小児童飾り寿し作り
県の食育月間に合わせ、伊那市の手良小学校は、今週が給食週間。9日は、給食週間の特別メニュー、飾り寿しを子供達が味わった。
子ども達が味わった飾り寿しは、具材をカニの形になるように並べて作った巻き寿し。
これは、食を通して感謝の気持ちを持ってほしいと、手良小学校の給食週間に合わせて作られた。
飾り寿しは手間と時間がかかるため、9日は3、4年生60人分だけ作った。
手作りのありがたさを知ってもらおうと給食調理員がアイディアを出し合い、練習もしたという。
手良小学校では、「給食週間を通して、何気ない食事もいろいろな人の力でできていることを子ども達に知ってもらいたい」と話している。 -
バラづくり入門教室
伊那市通り町のバラ祭りイベントの一つ、バラづくり入門教室が6日、セントラルパークで開かれた。
通り町一丁目商店街では、「バラ咲く街角」をテーマにバラ祭りを開いている。
バラづくり教室は3年目で、40人ほどが参加した。
講師を務めたのはアルプスバラ会代表の春日千定さん。春日さんは、バラの鉢植えの方法や病気、害虫の対処方法などについて話した。
病気は、剪定ばさみなどの道具からうつる場合があるため、道具は常に清潔にして使うようにアドバイスした。
また、病気も害虫も早めに対処すれば拡大を防げるとして、「注意深く観察して育ててほしい」と話していた。
参加したある女性は、「知らないことが多かったので参考になりました」と話していた。
通り町バラ祭りは15日まで。バラの紅茶サービスのほか、10日と12日にプリザーブドフラワーのアレンジ講習会が開かれる。 -
ゼロ磁場どら焼き 発売
伊那市観光株式会社は、分杭峠のゼロ磁場の新商品、気の里の水を使用したどら焼きを発売した。
6日、発売されたのは、気の里のどらやき。その名も「氣どら」。
気の里の水、国産小麦など、こだわりの原料を使用していて、伊那市観光株式会社が委託し、高遠町の菓子店が製造している。
陰と陽を表す太極図(たいきょくず)が、焼印で押されている。
どら焼きは、ゼロ磁場の宿・入野谷と、シャトルバス乗り場で販売されている。
入野谷では、分杭峠を訪れた観光客が、早速どら焼きを買い求めていた。
分杭峠は、日本最大級の断層「中央構造線」の上にあり、地表面のずれにゼロ磁場があるとされている。
ゼロ磁場は、免疫の機能や、自然治癒力を高める効果があると口コミで広がり、全国各地から多くの観光客が訪れている。
6日も、多くの観光客が訪れ、休んだり、体をさすったりしていた。
入野谷も、分杭峠への観光客の増加に伴い、去年に比べ、倍近く人の入りがあるという。
ゼロ磁場の商品で、食べ物を扱うのは今回が初めてで、どら焼きで気の里のパワーをつけて欲しいとしている。
どら焼きは1個150円で、入野谷とシャトルバス乗り場限定で販売されている。 -
井月句碑巡りマップ完成
伊那市美原のイトウ酒店が、俳人・井上井月の句碑を巡るマップを手作りした。
今回作られたのは「イトウ酒店おすすめ井月句碑巡りマップ」。
これは、イトウ酒店専務の伊藤伸さんが手作りしたもので、7日、お披露目された。
伊藤さんは、井上井月という素晴らしい俳人を知ってもらい、さらに家族で句碑を巡って地域の自然の豊かさを発見してほしいと、マップを作った。
マップは、美篶と手良にある井月の墓や句碑など7カ所を紹介している。
伊藤さんが撮影した句碑の写真と、手書きの地図に解説が添えられている。
マップの裏面には、井月の紹介なども記されている。
句碑巡りは約12キロのコースで、自動車や自転車で巡ってほしいという。
マップは100部作り、7日からイトウ酒店で希望者に配っている。 -
荒井区キックベース大会
伊那市の荒井区少年少女球技大会が5日、伊那小学校のグラウンドで開かれ、子ども達がキックベースで汗を流した。
地区内の小学生約180人が参加し、部落ごとチームに分かれて試合を行った。
荒井区の球技大会は、子ども達の健全育成や学年を越えた交流を目的に毎年行われていて、今年で33回目になる。
全員が試合に参加できるルールになっていて、子ども達は男女、学年関係なく試合を楽しんでいた。
荒井区の久保村友保区長は「同じ年齢の気の知れた友達だけで遊ぶことが増えている。大会を通じて学年を越えて友達の輪を広げてもらいたい」と話していた。 -
伊那市肉付け予算案発表
伊那市は7日、平成22年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を発表した。
一般会計補正予算案の総額は17億5千万円。
伊那市では、4月に市長選挙が行われたため、当初予算は骨格予算だった。このため、肉付けとなる新規事業などを盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。
主なものとしては、介護予防拠点施設を市内5カ所に整備する事業に2億3千万円、本年度から4年計画で行われる東部中学校耐震整備事業の本年度分1億3千万円など。
また、75歳以上を対象に配布する高齢者福祉入浴券については、本年度から地区社協を通じて配布する予定だったが、個人配布に変更し、数も1枚増やして年間4枚にする。
このほか、将来を見据えた農業や山岳観光の企画を行う専門職員の配置や、中学生までの入院費無料化、園児が木を使ったおもちゃに親しむ木育推進事業、緑ヶ丘幼稚園で未満児保育を行うための整備費の補助などが盛り込まれている。
平成22年度一般会計当初予算の総額は280億円で、補正予算案と合わせると297億円となり、前年と比べ4億7千万円、率にして1・6%の増額となっている。
一般会計補正予算案は今月開会する伊那市議会6月定例会に提出される。