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高校生の就職面接会 初開催へ
ハローワーク伊那は、かつてない厳しい高校生の就職状況を受けて、高校生のみを対象とした就職面接会を来年1月28日に初めて開く。
11月に上伊那の高校や市町村、商工団体などの関係機関が参加し開かれた高等学校雇用対策会議で、開催の要望があったことなどからハローワーク伊那が初めて計画した。
大学生や一般に、高校生も加わっての面接会は県内の他地域にもあるということだが、高校生のみを対象としたものは県内でも初めてだという。
ハローワーク伊那によると、9月末現在、上伊那の就職内定率は48・6%で、前年同時期に比べ23%のマイナスとなっている。
10月から11月にかけて、内定率は例年同様80%ほどに持ち直してきているということだが、求人数が、いつもの年より6割減となっているなど厳しい情勢が続いている。
ハローワーク伊那では、面接会に参加する企業について、製造業を中心に10社ほどの参加を見込んでいるが、高校生に出来るだけ多くの選択肢を持たせられるように、引き続き参加企業を募集している。
来春卒業予定の高校生を対象とした就職面接会は、来年1月28日にいなっせ5階で開かれる。 -
美原区の汚水処理 市と統合へ
これまで市の下水道から独立して行ってきた伊那市美原区の汚水処理は、来年4月から公共下水道に接続され、市の汚水処理と統合されることになった。
伊那市役所で24日、調印式が行われ、美原区の竹前勝区長と小坂樫男市長が、費用負担などを記した覚書を取り交わした。
美原区を構成する美篶団地は、伊那中央清掃センター隣の汚水浄化施設で生活雑排水の処理を行ってきた。
施設は昭和56年に県から伊那市に移管され、市が管理・運営をしていたが、老朽化したことから施設を廃止し、市の下水道に接続して市の汚水処理と統合することになった。
統合に伴う費用負担は、これまで区民が支払ってきた月3千円の浄化施設使用料の積立金約6千万円で施設の解体を行い、施設から下水道までの接続工事費約500万円は、伊那市の下水道会計でまかなう。
竹前区長は、「施設をこのまま継続するには多額の費用がかかる。区民で検討し、より負担の少ない方法が選択できた」と話していた。 -
伊那中病にMRI2台目導入へ
伊那中央行政組合は、来年度当初予算に、伊那中央病院に2台目のMRIを導入するための予算を計上する。
24日開かれた伊那中央行政組合議会の全員協議会で説明された。
MRIの導入は、県が策定した地域医療再生計画の事業として行われる。
上伊那医療圏における地域医療再生計画は、今月18日に国で認められ、県に交付金の内示があった。
これを受け、伊那中央行政組合では、来年度事業として伊那中央病院にMRIを1台導入し、設置場所の拡張工事を行う計画。事業費は総額約3億円。
地域医療再生計画については、年明けに県の呼びかけで事務レベルの会議が開かれ、組織体制、事業の優先順位、事業の中身などを協議していくという。 -
放浪の系譜~ 井月の資料展示会
伊那市美篶の青島交流センターで25日、漂泊の俳人・井上井月の残した句や地元画家が描いた井月の絵などの展示会が開かれた。
この展示会は、放浪や漂泊、遊行に焦点を当て、松尾芭蕉や井月の思想への理解を深めるイベント「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩フ一環で行われたものです。
今日は関係者や一般など約30人が井月ゆかりの品を見学した。
並んだのは、井月と交流のあった地元の画家、橋爪玉斉の子息が保管している資料。
井月は玉斉の家を訪れては、句を残していったという。
25日は2点しか確認されていないという、玉斉が描いた井月の絵のひとつが展示され、参加した人たちが貴重な資料に見入っていた。
イベントは27日までいなっせで行われ、井上井月など放浪や漂泊に関する映画の上映や講演が行われる予定。 -
冬至 伊那西小給食にカボチャ料理
22日は冬至。伊那市の伊那西小学校では、児童たちが給食でカボチャの料理を味わった。
同校ではこの日、カボチャと茹でた小豆を一緒に煮た「いとこ煮」という料理が給食に出された。
冬至は、1年中で夜の時間が一番長い日で、昔からカボチャを食べる風習がある。
児童にとっては、あまり馴染みのない料理ということだったが、「カボチャを食べると風邪をひかない」と聞いて、口に運んでいた。 -
上伊那農業若人のつどい
農業に携わる青年たちが互いに学びあう上伊那農業若人のつどいが22日、伊那合同庁舎で開かれた。
20代から30代の青年農業者や上伊那農業高校の生徒など約60人が集まった。
上伊那農業若人のつどいは、情報交換や交流の場がほしいという農業者からの要望を受け今回、17年ぶりに開かれた。
つどいでは、参加した農業者から活動事例発表があった。
このうち、伊那市で米を栽培している唐木千尋さんは、無化学肥料・減農薬栽培に取り組んでいることを話した。
唐木さんは、「安心安全な米づくりが目標。責任をもった米の生産販売を行っていきたい」と話していた。
会場には、伊那市や箕輪町、南箕輪村などの青年農業クラブが活動内容を記した模造紙や農産物も展示されていた。 -
伊那北英語クラブが全国優勝
伊那北高校の英語部は、先週末に埼玉県で開かれた全国高校生英語ディベート大会で優勝し、世界大会への出場を決めた。
全国高校英語ディベート大会で優勝したのは、英語部の植木美渚さん、ディッテ・マリア・ミケルセンさん、中村万里菜さん、御子柴のはらさんの4人のチーム。
大会は19日と20日に埼玉県川越市で開かれ、全国から64チームが出場した。
大会では、4人1チームで与えられたテーマについて肯定側と否定側に分かれて英語で議論する。
テーマは「日本国政府は派遣労働を禁止すべきである。是か非か」。
伊那北高校は予選4試合、決勝2試合で、東京の創価高校や兵庫県の灘高校など強豪校に勝利し、見事優勝を果たした。
また全国大会に出場した約250人の中で、最優秀賞にあたるグランドディベーターに留学生のマリアさんが、優秀賞にあたるベストディベーターに植木さんが選ばれた。
高校生英語ディベート世界大会は、来年2月に中東のカタールで開かれる。
論題は「ソマリアの軍事介入を支持すべし」「全ての国は核兵器保有権を有すべし」など4つで、全ての論題について、肯定、否定の意見を準備していくという。 -
「創造館」の館長に捧 剛太さん
伊那市が学習と交流の拠点施設として改築工事を進めている旧上伊那図書館、創造館の館長に東京都新宿区の捧 剛太さんが決まった。
創造館の館長に決まったのは東京都新宿区の捧(ささげ)剛太(ごうた)さん50歳。
捧さんは、昭和56年に金沢美術工芸大学デザイン学科を卒業後、カメラなどの製造をしている京セラに入社。平成2年からは父親の経営する会社を継いだ。
12月に経営を譲り今年の終わりから伊那市山寺に移り住む。
創造館の館長には8人の公募があり、小坂市長は「その中でも捧さんの熱意と意欲が伝わった」と選んだ理由を話していた。
捧さんは1月1日付けで市の職員として採用される。
現在、創造館は来年4月の開館を目指して工事が進められている。 -
シンポジウム「放浪の系譜」PR
井上井月顕彰会と日本映像民族学の会は、25日から3日間、伊那市のいなっせで「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩ニ題して、シンポジウムなどを開催する。
22日、イベントを週末に控え、伊那市内の大型店で、井上井月顕彰会の矢島信之さんがサンタの衣装に身を包み、店を訪れる客にチラシを配り、PR活動をした。
イベントは伊那市のいなっせで25日から3日間「放浪の系譜」と題し開かれる。
放浪・漂泊・遊行に焦点をあて、江戸時代の俳人松尾芭蕉や伊那ゆかりの井上井月などの思想を、映画や講演会を通してたどる。
25日は午後6時20分から「放浪の系譜を探る」、翌26日午前は「漂泊の俳人井月を知る」、午後は「放浪の映像を見る」、最終日の27日は「海外の放浪の民」をテーマに映画の上映や講演会、シンポジウムが開かれる。
3日間のイベントでは、見たいところだけの参加も可能で、入場料は3日間通し券が一般800円、学生400円、1日券が一般300円、学生200円となっている。 -
東京農大生が漆戸醸造で酒造り実習
伊那市の漆戸醸造で、東京農業大学の学生が酒造りを学んでいる。
19日は、米を洗う洗米作業が行われた。
実習をしているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の伊藤正貴さんと高橋悠さんの2人。
この実習は酒造りの現場を知り、今後の学習に役立てようと、東京農業大学が全国約60の蔵元の協力を得て行っている。
酒づくりは今が最盛期。学生たちは、冷たい水で米を洗い、水分を吸った米の重さを計るなどの作業に取り組んでいた。
漆戸醸造では、漆戸正彦社長が東京農業大学の卒業生で、毎年実習生を受け入れている。
実習では、酒造りの一通りの流れを学ぶほか、酒の瓶詰、出荷作業なども行う予定で、学生たちは25日まで、漆戸醸造に泊まり込みで酒造りを学ぶ。 -
「金のなる木」満開
伊那市の野笹さん宅伊那市西春近の野笹吉男さん宅では、「金のなる木」が満開を迎えている。
野笹さんの玄関を開けると、迎えてくれるのは、高さ約1・5メートル、幅1・7メートルある「金のなる木」。
例年に比べ半月ほど早い11月上旬から花が咲き始め、現在は白い花をびっしりと咲かせている。
野笹さんは、「金のなる木」を25年間育てていて、4月から10月までは家の外に置き、冬場は屋内に移動させるという。
栽培で苦労するのは、大きくなった木を年2回移動させることで、手伝いも呼び大人3人がかりの作業になるという。
野笹さんと妻のよの子さん夫婦は今年金婚式を迎えていて、「そのうち半分は、この木と一緒だった」と振り返り、思い出話にも花を咲かせていた。 -
ジャズフェスティバルin 伊那
地元バンドなど出演地元のアマチュアからプロバンドまでが出演する「2009ジャズフェスティバルin 伊那」が20日、伊那市のいなっせで開かれた。
NPO法人クラシックワールドなどが今年初めて開いたもので、地元のバンドや中学生が出演する第1部と、プロのバンドなどが出演する第2部があり、およそ250人の観客が集まった。
第1部には、伊那中学校の吹奏楽部が出演し、「シング・シング・シング」など、ジャズの名曲を披露した。 -
伊那ファイターズ卒団式
中学生の硬式野球チーム「伊那ファイターズの卒団式が20日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われた。
卒団式には、チームの関係者や保護者ら約100人が出席し、11人を送り出した。
伊那ファイターズ代表の登内英夫さんは、「チームで学んだ精神を忘れることなく、これからの人生を歩んでほしい」とあいさつし、一人ひとり卒団証書を手渡した。
また浦野博監督は、11人との思い出を振り返りこれからの野球人生にエールを送っていた。
卒団生を代表して前主将の宮原雄太君は、「厳しい練習があったからこそ今の自分がある。皆さんの協力があって好きな野球が出来た」と感謝の気持ちを話していた。 -
年越しアマランサスそば
伊那市役所の食堂アザレアで18日、年越しアマランサスそばの提供が始まった。
麺は、7割が信州そば、3割が小麦粉で、アマランサスが練りこまれている。
雑穀おにぎり付きで600円。12月28日まで提供される予定。 -
伊那プレミアム商品券第2弾発売
1万円の商品券で1万1千円分の買い物ができる、いーな伊那プレミアム商品券の第2弾が19日、発売された。
市内6カ所の販売会場のうち、伊那商工会館には販売開始前から多くの人が集まり、列を作っていた。
いーな伊那プレミアム商品券は、前回の販売後、地域から第2弾を発売してほしいとの要望が多かったことから2度目の販売となった。
千円の商品券11枚綴りのセットを1万円で販売。総額は2億2千万円。
今回はより多くの人に買ってもらえるようにと、購入金額の上限を前回の20万円から10万円に引き下げた。
また、新しい取り組みとして、商品券利用時にもらえるスタンプを3つ集めて応募すると、液晶テレビなどが当たる、お楽しみ抽選会も企画されている。
商工会館には、出費が多くなる年の瀬を前に10%お得なプレミアム商品券を購入しようと多くの人が集まり、販売開始から3時間後の午後1時には完売となった。
同日の販売では全体の7割にあたる約1万4千セットが販売されていて、明日は残り6千セットが販売される。 -
伊那スキーリゾートオープン
伊那市西春近の伊那スキーリゾートが19日、2シーズンぶりにオープンした。
前日の降雪などでオープンにこぎつけた伊那スキーリゾートには、オープンを待っていたスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、雪の感触を楽しんでいた。
伊那スキーリゾートは、駒ヶ根市のヤマウラの撤退により、昨シーズン営業が休止となっていたが、今年に入り白馬村のクロスプロジェクトグループが運営を引き継ぎ、同日リニューアルオープンした。
当初12日にオープンを予定していたが、雪不足でオープンを延期していた。
今週に入り、冷えが厳しくなったことで雪まき作業が順調に進み、18日の降雪により良い状態でオープンを迎えた。
クロスプロジェクトグループの辻隆社長は「みなさんの要望に答えられるよういろんなサービスをしていくので、ぜひゲレンデに足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
伊那スキーリゾートは1日券が大人3900円、シニアと20歳以下が3千円、小学生以下は今シーズンに限り無料。 -
高校生が選ぶ「読書大賞」
重松清作『きみの友だち』に決定上伊那の高校生が選ぶ読書大賞の審査会が19日、いなっせで行われ、上伊那の高校8校から図書委員の生徒が集まり、審査した。
この「読書大賞」は、本を通じて高校生の読む力、書く力などを育てようと、上伊那図書館協会・高校図書部会が初めて開いた。
「ともだち」をテーマにした9冊の本の中から、各学校の読者の投票と、同日集まった図書委員の生徒の投票の合計点で大賞を決める。
この日はグループディスカッションが行われ、生徒達が内容の現実味、理解のしやすさなどに着目して審査していた。
審査の結果、「共感しやすい」、「主人公の気持ちが良く分かる」などの理由で、重松清作の『きみの友だち』が大賞に選ばれた。
審査員の一人、伊那北高校の伊藤翼くんは「同世代と共通の話題で意見を交わし、高校生の感覚で大賞を選ぶ事ができてよかった」と話していた。
なお、大賞受賞作の作家には高校生が感想などを書いた手紙を送るという。 -
中尾の焼酎「ごひいきに」完成
伊那市長谷中尾で獲れたイモを使った焼酎「ごひいきに」が完成し18日夜、お披露目された。
上伊那8市町村の焼酎いも生産者や酒販店で作る「伊那八峰の会」の新酒試飲会がJA上伊那本所で開かれ、「ごひいきに」がお披露目された。
中尾の焼酎「ごひいきに」は、ラベルに中尾座にかけられた幕と同じ六歌仙が描かれている。
「ごひいきに」は長谷中尾の地区住民や長野県、伊那市などで作る「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」が中心になって作ったもので、今年から伊那八峰の会に加わった。
今年6月に芋の苗を植え、10月に収穫。サルの食害で収穫量は予想よりも少ない750キロとだったが、良い焼酎ができたという。
長谷中尾の焼酎「ごひいきに」は1本720ミリリットル入りで1250円、長谷地域内の酒販店3店で販売される。 -
環境省カーボンオフセット制度 ペレットJ-VER認証
森のライフスタイル研究所取り組み伊那市のNPO法人森のライフスタイル研究所が行っている、ペレットストーブによる二酸化炭素削減の取り組みが、環境省のカーボンオフセット制度に認定された。
ペレットストーブによる地球温暖化防止対策が認定されるのは全国で初めて。
ペレットストーブは、間伐材で作った循環型エネルギー・木質バイオマスを燃料としている。
森のライフスタイル研究所が行っている地球温暖化防止対策は、ペレットストーブの使用により削減された二酸化炭素を企業に買い取ってもらうことで、1トンあたり2千円から3千円がストーブの利用者に還元される仕組み。
県の統計では、現在997台のペレットストーブが利用されていて、今後、利用者や参加企業を増やすため制度のPRを行っていくという。 -
中病でクリスマスコンサート
伊那市の伊那中央病院で18日、クリスマスコンサートが開かれた。
上伊那で音楽教室を開いているメンバーらでつくる音楽グループが中央病院を訪れ、クリスマスや冬をテーマとした10曲を披露した。
同病院でクリスマスコンサートを開くのは今年が2年目。
音楽を楽しんでもらい、元気になってもらおうとボランティアで演奏している。
ラウンジには、演奏を聴こうと多くの患者が集まり、知っている曲が演奏されると、一緒になって歌っていた。 -
小坂伊那市長引退を表明
伊那市の小坂樫男市長は18日、来年の市長選挙には立候補せず今期限りで引退する考えを表明した。
同日の伊那市議会最終日。小坂市長は、閉会のあいさつで、来年4月の任期満了に伴う市長選挙には立候補せず引退する考えを正式に表明した。
現在74歳の小坂市長は、平成8年、旧伊那市の市長選挙で初当選。3期目には、旧高遠町と長谷村との合併を進め、平成18年4月30日、新しい伊那市の市長選挙で無投票当選し、初代市長となった。
小坂市長の引退表明により来年4月の市長選挙が注目される。
市長の任期は、来年4月29日まで。
市長選・市議選の日程は、来年1月14日の定例選挙管理委員会で決定することになっている。 -
ゆめわーくが干支をプレゼント
伊那市の障害者社会就労センター「ゆめわーく」のメンバーが14日、蜜ロウで作った来年の干支の置物を伊那市にプレゼントした。
ゆめわーくの利用者らが市役所を訪れ、小坂樫男市長に来年の干支「寅」の置物を手渡した。
ゆめわーくでは毎年この時期、伊那市の小松養蜂園の協力を得て、干支の置物を制作し、市役所などで販売していた。
しかし今年は、感謝の気持ちを込めて、市役所の各課に置物を無料でプレゼントすることにした。
メンバーは、各課の窓口で置物の入った箱を職員に手渡し、「いつもありがとうございます」と声をかけていた。 -
県緊急求職者サポートセンターで生活相談受け付け
伊那市西春近の長野県緊急求職者サポートセンターでは17日から、県保健福祉事務所の職員が派遣されている。
これにより、離職者の生活保護や住宅手当などの相談が、サポートセンターで受けられるようになった。
県緊急求職者サポートセンターは今年9月、伊那市西春近のサンライフ伊那の2階に設置された。
センターでは、離職者が再就職できるまでの生活を支える貸付金制度の情報提供や、求人情報の提供などを行っている。
しかし、離職して1年以上になる人の住宅手当などは、管轄が異なるためセンターでは手続きができず、利用者は県伊那保健福祉事務所で相談を行う必要があった。
そのため利用者の利便性を向上させようと今回、週に2回、保健福祉事務所の職員がセンターに派遣されることになった。
伊那保健福祉事務所の職員は、火曜日と木曜日の午後1時からセンターで相談に応じる。
なお、この県の求職者センターは、雇用情勢が特に厳しい伊那と上田の2カ所に設置されていて、職員の派遣は上田でも22日から始まる。 -
スリップ事故 国道361号一時通行止め
17日午前7時40分頃伊那市西箕輪の国道361号で車4台を巻き込むスリップ事故があった。この事故で、権兵衛トンネルへの通行が1時間半にわたり通行止めとなった。
事故があったのは権兵衛トンネルから伊那市へ約2キロ下ったカーブ。
事故は、木曽から伊那市に向かって走行してきたトラックがスリップし後ろから走行してきた乗用車が衝突。
さらに後続してきた車も2台目の車に衝突した。
その後ろの車は前の車を避けようとして道路の法面に突っ込んだ。
現場は、夜遅く降った雪の影響で路面は凍結していた。
この事故で午前8時25分から1時間半にわたり通行止めとなり、午前9時50分に解除された。
事故によるけが人はない。
伊那署では、「これから路面が凍結する時期。スタッドレスタイヤを着用し安全運転をお願いしたい」と呼びかけている。 -
西箕輪南部保ふゆのあったかまつり
キャンドル灯す伊那市の西箕輪南部保育園の園児は17日、自分達で作ったキャンドルスタンドに立てたロウソクに火を灯した。
年少から年長までの園児74人が、保護者や地域の人と一緒に点灯式を行った。
キャンドルスタンドは、子どもたちが遠足で拾ってきたドングリや松ぼっくりを使って手作りした。
西箕輪南部保育園では、秋から冬に移り変わる自然の変化を形に残そうとキャンドルスタンドを作った。
また年長園児は、和紙でランプシェードをつくり、ロウソクも手作りした。
42本すべてのキャンドルが灯されると、部屋の中は幻想的な雰囲気に包まれた。
西箕輪南部保育園の小名木伸枝園長は「火は、太陽、水、風など自然の宝物の一つ。それを感じる心を家族や地域の人と一緒に育んでいきたい」と話していた。 -
「ふるさと便」発送準備
伊那市長谷の農産物加工施設「気の里工房」では、お歳暮など冬の贈り物として、漬物などを詰め込んだ「ふるさと便」の発送準備が進められている。
17日は、漬物などを箱詰めする作業が行われていた。
ふるさと便には、気の里工房で作られた味噌、野沢菜漬け、黒豆、梅漬けなど7種類が入っていて、宅急便で送られる。
野沢菜など季節のものは、2週間前に仕込んだもので、届いた頃に一番美味しくなるように作られているという。
また、買い求めてくれたお客さんに季節を感じてもらいたいと、メッセージに南天を飾り付ける作業も行われていた。
気の里工房では、「安心安全で、野菜の個性を活かした味になっています。手作りなので、おふくろの味・懐かしい味がすると評判です」と話していた。
このふるさと便は、18日発送される。
希望者があれば、来週頃まで注文を受け付けるという。ふるさと便は、1箱送料・消費税込みで4千円。 -
ソロプチミスト伊那 バザー売上を寄付
女性の立場で奉仕活動を行っている国際ソロプチミスト伊那が16日、11月に行ったチャリティーバザーの売上金の一部などを伊那市に寄付した。
ソロプチミスト伊那の小平裕子会長らが市役所を訪れ、チャリティーバザーの売上金の10万円と、歳末助け合い募金5万円を伊那市に寄付した。
国際ソロプチミスト伊那では11月11日、社会福祉に役立ててもらおうとチャリティーバザーを伊那市役所で開いた。
小平会長は「社会福祉事業の中でも、母子福祉に役立ててほしい」と話していた。 -
土地登記に誤り 伊那市が陳謝
伊那市開発公社が工業用地を取得した際、登記上は伊那市が所有者になっていた問題で、酒井茂副市長は、誤った登記をしていたことを認め陳謝した。
酒井副市長は16日開かれた伊那市議会総務委員会で、調査の結果、登記の制度を誤って解釈し、誤った登記をしたことが判明したとして陳謝した。
この問題は伊那市土地開発公社が工業用地を取得した際、登記上の名義を伊那市にする、いわゆる名義貸しを行うことで、本来公社が支払う不動産取得税を免れていたもの。
名義貸しがおこなわれるようになったのは平成18年12月以降で現在8カ所20万平方メートルの土地が伊那市名義となっている。
公社によりますと、これまでに支払わなければならなかった不動産取得税は、約3千万円と推定されていて、これについては今後県の税務課と協議して対応していくとしている。
酒井副市長はこの問題について、県開発公社の例を参考にしておこなったが、解釈に誤りがあった。また市の施策として産業立地を進めるうえで、販売価格を抑える必要があったと説明している。
今後の公社の運営について、議会への経営状況報告には、事業計画、決算に関する書類のほか、土地保有状況など明細書を添付するなど、対策をとっていくとしている。 -
伊那バドミントンクラブ全国大会へ
今月24日に都道府県対抗で行われる小学生のバドミントンの全国大会に伊那バドミントンクラブの6年生5人が、長野県チームのメンバーとして出場する。
16日は伊那バドミントンクラブの監督や選手などが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に全国大会出場の報告をした。
5人は今年9月に行われた県代表選手選考会でダブルス優勝シングルスで2位など優秀な成績をおさめたことから県チームのメンバーに選ばれた。
伊那バドミントンクラブは、小学1年生から6年生まで50人が週に3日練習をおこなっている。
選手たちは「まず一勝したい」「チームワークを大事にしたい」など、大会の目標を話していた。
伊那バドミントンクラブが出場する、第18回全国小学生バドミントン選手権大会は24日から千葉市で開催される。 -
伊那北保 園児がみそ作り
伊那市の伊那北保育園の園児たちが16日、地元の農家と一緒に、みそづくりに挑戦した。
16日は園児約100人と、保育園に給食用の野菜を提供している「野底野菜の会」のメンバーが、ビニール袋やペットボトルを使ったみそ作りに挑戦した。
伊那北保育園の子どもたちは、野菜の会のメンバーの畑で収穫体験などをしていて、今回みそ作りに使った大豆も、11月初めにメンバーの畑で拾わせてもらったもの。
最初にゆでた大豆をビニール袋に入れ、丁寧につぶし、ペースト状になった大豆に麹を入れ、混ぜ合わせた。
それを袋の中でもう一度こねてから、半分に切ったペットボトルに入れ、形を整え、塩を振りかけ、ふたをして完成。
子ども達は「こねるのが楽しかった」などと話していた。
みそは半年ほど寝かした後、給食で味わうという。