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美篶西部園児が涅槃会法要に参加
伊那市の美篶西部保育園の園児は16日、釈迦の命日に合わせて行われる涅槃会(ねはんえ)法要に参加した。
年長園児24人が美篶下川手にある洞泉寺を訪れた。
洞泉寺では、小さなころから地域のお寺や行事に親しんでもらおうと、毎年園児たちを法要に招待している。
涅槃会法要は、2500年前インドで亡くなった釈迦の命日に合わせて行う仏教の行事。1年に1度、釈迦の亡くなったときの様子を描いた掛け軸を飾り、釈迦をしのび感謝する。
子どもたちは、絵に向かって手を合わせ、頭を下げていた。
法要が終わると、花の模様が入ったもちが全員に配られた。これを食べると1年間無病息災でいられるとされている。
高岡公彦住職は、「世のため人のために仏教を広めた釈迦のように、皆さんも頑張ってください」と園児たちに話していた。 -
卒業シーズン本番
小・中学校で卒業式卒業式シーズンを迎え、17日は多くの小・中学校で卒業式が行われた。
このうち伊那市の手良小学校では、30人の6年生が卒業の日を迎えた。
卒業生は、来月から通う中学校の真新しい制服に身を包み、引き締まった表情で卒業式に臨んだ。
式では、山口光校長が一人ひとりに卒業証書を手渡した。
山口校長は、「これから先、つらいことがあってもがんばり抜くことが大事。自分に自信をもって友達同士で助け合い励まし合い、どんな壁も乗り越えてほしい」と式辞を述べた。
卒業生と在校生がお別れの言葉を掛け合い、全員で歌を歌った。
卒業生は在校生、恩師らに見送られ思い出が詰まった学びやを後にしていた。 -
高卒就職状況まとまる
伊那西高校、伊那養護学校高等部を含む上伊那10校の高校卒業者の就職内定率は、今年1月末現在で93.6%となり県の平均を上回っていることが伊那公共職業安定所のまとめでわかった。
職業安定所によると、管内の求人数577に対し、上伊那10校の求職者数は374人で、求人倍率は1.54倍となっている。
1月末現在で就職が決まっているのは350人で、内定率は前年の同じ月と比べて1.2ポイント増の93.6%となっている。
この数字は長野労働局が発表した県平均の88.3%を上回っていて、職業安定所では、「上伊那に限っては高校卒業者の就職状況は順調に推移している」と話している。
要因としては、経済情勢が悪くなる10月頃までに9割近くの就職が決まっていたことや、求人数の少ない職種に対して学生が希望職種の転換を図ったこと、また企業による内定取り消しがなかったことなどを挙げている。 -
日本風景街道交流会
国の日本風景街道に登録している伊那市など近隣の4つの風景街道協議会のメンバーが15日、一堂に集まり、初めての交流会を伊那市のいなっせで開いた。
伊那市、箕輪町、大鹿村、木曽郡の風景街道協議会のメンバー約60人が参加した。
日本風景街道は、地域の自然や歴史、文化など地域資源を活用した景観づくりを進め、地域の活性化につなげてもらおうと国が進めている。
今回は、伊那市の信州伊那アルプス街道協議会の呼び掛けで、街道のつながっている近隣市町村4団体が初めて集まった。
交流会ではワークショップが開かれ、参加者が5グループに分かれて互いの活動内容や課題について意見交換した。
ワークショップが終わると、それぞれ話し合いの結果を発表した。
PRの方法について話し合ったグループは▽活動を地域に広く知ってもらうために、地域住民を対象にしたバスツアーを企画する▽マスコミへの積極的な広報活動の必要性がある竏窒ニ発表した。
景観づくりについて話し合ったグループは、「花の色など地域でテーマカラーを決め、その色に合った景観づくりをしていってはどうか」と発表した。
交流会についてある参加者は、「とても刺激になった。これからも交流会を続けて、お互いの活動をよりよいものにしていきたい」と話していた。 -
伊那市防災会議
上伊那医師会の伊那支部は16日、地震などの大規模災害が発生した場合、地域で医療支援するためのマニュアル案を作成した。
大規模災害医療支援マニュアル案は、伊那市役所で16日開いた伊那市防災会議で示された。
案では、震度6以上の地震が発生した場合、医師らは決められた市内6カ所の応急救護所に駆けつけ、診療を行うことになっている。
また、それ以外の災害の場合は、伊那市災害対策本部からの要請に基づいて救護所を設置する。
上伊那医師会の中畑英樹医師は、「詳細部分についてこれから調整し、災害時に役立つものにしていきたい」と話していた。
会議ではこのほか、伊那市地域防災計画の中で新たに盛り込まれた「企業防災」に関する事項などについて審議した。
会長の小坂樫男伊那市長は、「災害はいつ起きるかわからない。発生に備え、訓練や準備を怠らないよう進めていきたい」と話していた。 -
伊那小3年明組 伊那図書館に本を寄贈
伊那小学校3年明組の児童が13日、総合学習の一環で林の中で活動した記録をまとめた本を伊那図書館に贈った。
明組の児童34人が伊那図書館を訪れ、平賀研也館長に本を手渡した。
明組は、1年生のころから学校近くの林で活動してきた。
3年生になってからは、林にアスレチック遊具を作ったが、クラス替えをむかえ遊具を解体することから、記録に残そうと本を作った。
本は文庫本サイズで、班毎の活動をまとめたものと、木で楽器作りをした記録の合わせて7冊。
子どもたちは、活動を記した絵日記や担任が撮影した写真を選んだり、それに付けるコメントを考え、編集に携わった。
本は3月中に、伊那図書館と高遠町図書館に貸し出し用として1セットずつ置かれることになっている。 -
上伊那書道展
上伊那書道協会の会員や愛好家による書道展が15日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
会場には漢字、かな、刻字など多彩な作品約150点が並んでいる。
この展示会は上伊那書道協会が毎年開いているもので、今年で43回目。会派を超えて会員や一般などだれでも自由に出品できるのが特徴で、最近は読みやすい書が増えているという。
作品は詩や俳句、漢字などさまざまで、1人1点ずつ出品している。
事務局の池上信子さんは、「いろいろな形、文字があって楽しい展示なので、大勢の方に見ていただきたい」と話していた。 -
野生鳥獣保護管理対策協議会
上伊那野生鳥獣保護管理対策協議会が13日開かれ、農作物などへの被害を減らすために行っているニホンジカの捕獲、個体数調整の来年度目標数などを決めた。
農作物への食害が深刻となっているニホンジカについては、適正な生息数に近付けるため、来年度も個体数調整を行う。捕獲の計画数は、例年と同じ1240頭。
また、ニホンザルも農作物に被害を与えているサルを選別して、個体数調整する。計画数は200頭。
そのほかにも、農家を対象により実践的な獣害対策の研修を行ったり、防護柵の設置を拡充し、農作物への被害を減らしたい竏窒ニしている。
今年度は、1月末現在で約750頭のニホンジカが個体数調整で捕獲されている。 -
伊那中央病院でトリアージ訓練
伊那中央病院の医師らは13日夜、大規模災害の発生時、短時間に多くの患者を診療するための訓練を行った。
訓練は上伊那地域唯一の災害拠点病院として、緊急時の対応を身につけようと行われ、医師や看護士、事務職員など約130人が参加した。
行ったのはトリアージ訓練。
トリアージは、同時に多数の患者が出た場合に、迅速に診療し治療の優先順位を判断することをいう。
中央自動車道で事故が発生し、ケガ人が一度に多数出たという想定で、15人の患者に対して医師、看護士、記録員の3人1組のチームで診療した。
最初に医師が患者の優先順位を判断し、続いて看護師と記録員が順位ごとに色分けされたタグを患者の手首につけた。
参加したある医師は、「現場では訓練以上の混乱が予想される。体験することができて良かった」と話していた。
指導にあたった地域救急医療センターの北澤公男部長は、「普段できない体験をしてもらえたので良かった。1度でも訓練をしていることで現場での対応も違ってくると思う」と話していた。
今年秋には長野県の防災訓練が伊那市を会場に行われる予定で、伊那中央病院も災害拠点病院として参加することになっている。 -
アマランサス研究会活動報告
アマランサスを活用した地域振興を目指す「伊那地域アマランサス研究会」の平成20年度活動報告会が14日、伊那商工会館で開かれた。
「伊那アマランサス物語2009」と題した報告会では、今年度から始まった保育園での食育活動や、小学校の総合学習についての事例発表があった。
美篶小学校の3年2組は、アマランサスの栽培や、原産国の一つ中米の国グアテマラの子どもたちとの交流などこれまでの活動をまとめ発表した。
報告会では、子どもたちが収穫したアマランサスや、実を使ったお菓子の販売が行われた。
ある児童は、「クラスや地域の人達の協力で、アマランサスでお菓子を作る夢がかない嬉しい」と話していた。
報告会では、このほかに研究会の部会ごとの発表もあった。
来年度は、機械で収穫した実からゴミを取り除く実験や、桜色の花が咲くアマランサスの品種の開発が進めらていることなどを報告した。
伊那地域アマランサス研究会の登内英夫会長は、「活動3年を終え課題も見えてきた。来年度は栽培技術の向上と栽培面積の拡大を目指し、地域に愛されるアマランサスとなるよう活動を進めたい」と来年度に向け抱負を話していた。 -
伊那市議会閉会
伊那市議会3月定例会は13日、閉会した。
委員長報告と採決が行われ、292億8400万円の平成21年度一般会計予算案を含む36議案を原案通り可決した。 -
巣立ちを前に各地で贈り物
卒業式を目前に迎え13日、地域から卒業生や園児たちにプレゼントが届いた。
南箕輪中学校では、村のボランティア連絡協議会のメンバーらが、卒業しても地域のことを忘れないでほしい竏窒ニ願いを込めて作った「愛の鈴」を、卒業生133人に贈った。
これは、10年以上前から南箕輪村で行われているもので、鈴は村のボランティア関係者が、一つひとつ手作りした。
連絡協議会の丸山博志会長は、「卒業しても村のことを忘れず、健康に育ってほしいとの願いを込めた。大事に使ってほしい」と話した。
また、卒業生代表の清水李野さんは、「地域のみなさんから学んだことを、今後の生活にも生かしていきたい」と話した。
南箕輪中学校の卒業式は17日に行われる。 -
いじめ根絶記念講演会
伊那市の西箕輪中学校で13日、いじめに関する講演会が開かれた。体育館には、生徒のほか保護者などが集まった。
講師には、高校時代いじめにあった経験がある、元プロ野球日本ハムファイターズの投手今関勝さんを迎えた。
西箕輪地区は今年度、文部科学省の「いじめ対策緊急支援総合事業」のモデル地区として指定を受けている。
中学校では1年間、いじめに関するアンケートをはじめ全校での討論会などを行ってきた。
今関さんは、いじめに遭い高校を中途退学した経験を話し、「何万人もの前で野球をしてきた自分でも、いじめられていたと言えるようになったのはほんの2年ほど前。いじめによる心の痛みは消えないもの」といじめの辛さを説明した。
また、「野球という目標があったから立ち直れた」と話し、「夢に向かって行動することで自信が持て、心の支えにもなる。何でもいいから夢を持ち、行動を起こしてみてください」と呼びかけた。 -
てんつくマン講演会
元吉本興業のお笑いタレント「てんつくマン」による講演会が12日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は伊那青年会議所が開いたもので、会場には約300人が集まった。
「てんつくマン」という名前には、天国を創るという意味があり、吉本興業を退社したのち、夢だった映画製作に取り組んできた。
講演では映画を創るための資金集めで苦労したことなどをユーモアを交えながら話していた。
てんつくマンさんは、製作した映画をスライドで見せながら、「夢はあきらめてはいけない。成功した人たちの全ては、最後まで諦めなかった人たちだ」と話していた。 -
中央区救助支援隊が住宅用火災警報器取付け
伊那市中央区の住民でつくる自主防災組織、中央区救助支援隊は14日、地区住民の家に住宅用火災警報器を取り付けた。
支援隊のメンバー3人が、依頼のあった家を回り火災警報器の取り付け作業をした。
支援隊は今年1月、地区の760世帯を対象に防災アンケートを行った。
その結果、回答のあった524世帯のうち、火災警報器をつけていない家庭が7割となる359世帯あった。
救助支援隊は地区の防災力を高めようと、住民から警報器の注文を取り、取り付け依頼のあった家庭を回った。
メンバーに取り付け依頼をした男性は、「自分では天井に手が届かないのでありがたい。これまでよりも安心して生活できそう」と話していた。
作業を行ったメンバーは、「少しでも地区住民の安心につながればうれしい」と話していた。 -
伊那中で3年生を送る会
伊那市の伊那中学校で11日、3年生を送る会が開かれ、在校生が先輩達の新たな旅立ちを祝った。
3年生を送る会は、生徒会が中心となって卒業を祝おうと毎年開いている。
1、2年生は、卒業生の旅立ちを祝い、これまで練習してきた歌を披露した。
また生徒会からは、3年間を振り返るスライドが披露され、卒業生は画面を見つめ思い出を振り返っていた。
在校生の出し物が終わると、卒業生がお返しに歌を披露した。
今年度の伊那中学校の卒業生は157人で、今月17日に卒業を迎える。 -
前長衛荘管理人に感謝状
10年間にわたり南アルプスの登山小屋「長衛荘」の管理人を勤めてきた箕輪町の小松さん夫妻に11日、伊那市の小坂樫男市長から感謝状が贈られた。
この日は、平成11年度から南アルプス北沢峠にある長衛荘の管理人を勤めてきた小松喜代男さん、志さ美さん夫妻が伊那市役所を訪れた。
小松さん夫妻は今年度までの10年間、4月下旬から11月に南アルプスを訪れる多くの登山者をもてなしてきた。
今年度で管理人を引退することになったが、長年の活動を通して南アルプスの山岳観光に貢献したとして、今回感謝状が贈られた。
長衛荘はこれまで伊那市が運営してきたが、来年度からは伊那市観光株式会社が運営することになっている。 -
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など整備計画で意見交換伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が12日、伊那市役所で開かれ、戸草ダム建設を盛り込んだ天竜川水系河川整備計画の修正案について、国土交通省と意見交換した。
対策協議会の委員や国土交通省天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長らが出席し意見を交わした。
修正案では、戸草ダムについて「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ、新たな利水計画との調整等を行いつつ、建設実施時期を検討する」としている。
委員からは、「経済情勢の変化に合わせ、とあるが、自然条件は考慮しないのか」「利水ができないとなった場合は、治水単独のダムでも建設するのか」といった質問があった。
これに対し伊藤所長は、「社会経済情勢等としているので、この中に自然条件も含むと考えている」「治水単独では、経済情勢から予算がつきにくく厳しいので、発電などの利水ができるよう調整し、なるべく多目的ダムにしたい」と答えていた。
対策協議会会長の小坂樫男市長は、「30年の計画の中で着工できると理解している。住民の安心・安全のため早急に計画を作ってほしい」と話していた。
国交省では近々、整備計画案をまとめたものをHPなどで公表し、村井県知事の意見を聞いた後、正式に計画を策定する予定。 -
中小企業助成金セミナー
伊那商工会議所は12日、中小企業を対象とした雇用の助成金についてのセミナーを伊那商工会館で開いた。伊那市内の中小企業の経営者など30人ほどが参加した。
セミナーでは、中小企業緊急雇用安定助成金について説明があった。
この助成金は、世界的な金融危機により経営が悪化し、事業を縮小することを余儀なくされる事業所に対し、雇用する労働者を休業させる際などの手当てや給料を助成する。
伊那公共職業安定所によると、助成を受けるために必要な休業などの計画についての事前届出件数は、この助成金制度が開始された去年12月から今年1月末現在までに98件あった。
また2月に入り、届出件数は急増したという。 -
森林づくり上伊那地域会議
森林税の活用方法などを検討する森林づくり上伊那地域会議が11日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、今年度行われた森林整備の実施状況などの報告があった。
会議には、林業関係者や一般から選ばれた委員8人が出席した。
森林税を活用して今年度中に行われる里山整備事業では、伊那市75ヘクタール、箕輪町18ヘクタール、南箕輪村5ヘクタールで間伐が行われる見込みとなっている。
また、個々で所有している森林を地区ごとに集約し間伐を進める事業では、市町村ごとにモデル地区を設定し、それぞれ森林の集約化を進めてきた。
その結果、伊那市の7地区125ヘクタール、箕輪町の2地区29ヘクタール、南箕輪村の1地区6・5ヘクタールで森林を集約することができ、今後、間伐を進めるための合意形成ができた。
この日の会議では、問題点として「作業員が不足しているため、間伐を実施したくても、それに作業が追いついていくのが難しい」「実際山から木材を搬出するには、作業道の整備も必要不可欠。インフラ整備が進まなければ、森林整備も進まない」とする意見が出た。
この日出た意見を受け、県では、森林税の今後の活用方法を検討していく予定。 -
わんぱく親子塾イチゴ狩り
伊那市内の未就園児を対象とした子育て教室「わんぱく親子塾」の参加者が11日、イチゴ狩りを楽しんだ。
この日は西箕輪のみはらしいちご園で、未就園児とその保護者約70人が赤く実ったイチゴを味わった。
イチゴ狩りは、西箕輪公民館が伊那市の親子を対象に毎月開いているわんぱく親子塾の一環で行われた。
わんぱく親子塾は、季節の野菜づくりや収穫などを地域で体験してもらおうと、さまざまなイベントを企画している。
子どもたちは、口に入らないくらい大きなイチゴをおいしそうにほおばっていた。
参加したある母親は、「地域でイチゴ狩りができて、子どもも楽しんでいるようなのでとても良かった」と話していた。
今年度のわんぱく親子塾は終了し、来月から新年度のわんぱく親子塾が始まる。 -
高遠中3年の西村竜馬君 アルビレックス新潟ユースへ
伊那市高遠中学校3年の西村竜馬君が、今月末からプロサッカー選手になるための第一歩を踏み出す。
西村君は去年8月、Jリーグに所属するアルビレックス新潟のユースクラブへの入団テストに合格した。
身長182センチ、体重68キロで、体格の良さと足の速さが自慢のフォワード。
上伊那の中学生を対象としたサッカークラブMACサルトに所属していて、週に3日練習している。
10日夜も、チームメイトと共に伊那中学校の体育館で汗を流していた。
MACサルトの松崎晃二郎監督は、「体格と運動能力に恵まれた選手。日本のトップリーグで活躍できるよう頑張ってほしい」と話した。
西村君は今月22日にクラブ近くの寮に入り、通信制の高校に通いながらJリーグでの活躍を目指し、練習に励む。 -
青少年育成会表彰
伊那市の伊那合同庁舎で11日、青少年連絡協議会の表彰が行われた。
この表彰は、子ども会やその活動で功績のあった人たちをたたえようと、上伊那地方青少年育成会連絡協議会が行っている。
今回表彰を受けたのは、伊那市の本郷康人さん、北原あさ子さん、平澤秀子さんの3人。
本郷さんは、長年、高遠地区青少年育成会理事として高遠スポーツ少年団の野球指導や有害環境チェック活動、また街頭補導などを行ってきた。
北原さんは、高遠地区青少年育成会厚生部長などを務め、子どもたちの安全対策などで指導力を発揮してきた。
平澤さんは、坂下区仲町の育成会員として地区行事を積極的に行ってきた。 -
美篶小を守り育てる会に帽子など寄贈
伊那市の美篶交通安全協会は12日、児童の見守り活動をしている「美篶小学校を守り育てる会」に、校外指導で使う帽子などを贈った。
美篶小学校で贈呈式が行われ、交通安全協会の黒河内浩会長が北原寛校長に目録を渡した。
今回贈られたのは、帽子のほか、行事などのときに案内に使う交通表示板2つ、通行止めなどを示す通行標識4つ。
黒河内会長は、「子どもたちが無事に学校に通えるように使ってもらいたい」と話した。
守り育てる会は、地域の各団体の役員らで組織していて、通学路の安全確保や、いじめ防止などさまざまな活動をしている。
北原校長は、「すぐに活用して子どもの交通安全意識を高めたい」と話していた。 -
イーナちゃんハンドタオル完成
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」のハンドタオルが完成した。
桜を身にまとった新しいイーナちゃんのキャラクターグッズは、2月に発売したピンバッジに続いて2つ目。
ハンドタオルは縦・横25センチの正方形で、縁取りが青色と緑色の2種類ある。
1枚400円で、9日から市役所売店や長谷の南アルプスむら、みはらしファーム内のとれたて市場などで販売している。 -
振り込め詐欺防止に貢献したアルプス中央信用金庫高遠支店と八十二銀行伊那支店に感謝状
振り込め詐欺による被害を未然に防いだとして、アルプス中央信用金庫高遠支店と八十二銀行伊那支店に8日、伊那警察署から感謝状が贈られた。
この日は、アルプス中央信用金庫の唐沢信彦支店長と八十二銀行の滝沢亮伊那支店長が伊那警察署を訪れ、篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
あるしんは昨年10月、利用者から金融庁の職員を名乗る男に「キャッシュカードを騙し取られた」との連絡を受け、カード利用を停止。その後、警察に通報した。
早期対応で被害を防ぎ、カード詐欺をしていた男は、警察に検挙された。
また、八十二銀行では、先月「弁護士費用として50万円振り込むよう裁判所からハガキが来た」とする利用者の話を聞いた行員が不審に思い、警察に通報。警察が事情を聞いたところ、振り込め詐欺と判明し、被害を防いだ。
伊那警察署の篠田署長は「定額給付金の支給に伴い、新たな詐欺も出ている。お金を払う場合は、自分で電話や訪問し確認をするよう注意してほしい」と話していた。 -
春闘上伊那地区連絡会総決起集会
2009春季生活闘争上伊那地区連絡会総決起集会が9日夜、伊那市で開かれ、組合員の雇用確保を重点に今春闘を戦い抜く意思を固めた。
総決起集会には関係者600人が出席した。
上伊那地区連絡会は、連合長野上伊那地域協議会や上伊那地区労働組合会議などで構成している。
総会の中で連合上伊那地域協議会の竹内啓剛議長は、「100年に1度と言われる不況は経験したことがない。経験がないからこそ原点に戻って、ものづくりはひとづくりという旧来の日本的社会構造の良い点を発展的に伸ばしていかなければならない」とあいさつした。
また、中小企業労働者、非正規労働者などあらゆる労働条件の格差の底上げ、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け労働時間の短縮などを目指すアピール宣言を採択した。
上伊那地区連絡会では上伊那地区全体の底上げを目指し、一丸となって行動していくことを確認した。 -
南ア ジオパーク認定証伝達
貴重な地質などがある自然の中の公園、ジオパークに認定された南アルプス・中央構造線エリアの関係市町村に10日、認定証が伝達された。
富士見町の矢嶋民雄町長をはじめ、大鹿村、飯田市の関係者に、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会会長の小坂樫男伊那市長が認定証を伝達した。
認定は、日本の公式認定機関、日本ジオパーク委員会が行った。
ジオパークは、貴重な地層、断層などを含む自然の公園で、地質の研究などに活用される場所。現在国内の7カ所が認定されていて、南アルプス・中央構造線エリアは、プレート沈み込み帯の過去から現在までのさまざまな地質現象が特長竏窒ニして認定された。
また、今回認定を受けた7カ所を中心に、日本ジオパークネットワークも設立されたという。
小坂市長は、「世界遺産登録へのステップになった。いずれは南アルプス全体をジオパークに申請したい」と話していた。 -
新ごみ中間処理施設の用地に関する北新区民懇談会
上伊那広域連合が計画している新ごみ中間処理施設の用地に関する懇談会が9日夜、北新公民館で開かれた。
懇談会には住民約30人が出席し、施設候補地を富県の桜井天伯水源付近と決めた用地選定委員会の協議の進め方などについて、住民から質問が出された。
懇談会ではほかに北新区の倉澤松男区長から、ごみ処理施設の現状を知るため先進地の現地視察をしてみてはどうか竏窒ニいう提案があった。
視察を実施するかどうかについては、今月末に開かれる北新区新ごみ中間処理施設対策委員会で協議し決定する。 -
伊那中央病院が地域周産期母子医療センターの認定受ける
県は9日、伊那市の伊那中央病院を、県内で7番目となる地域周産期母子医療センターに認定した。
これは「出産などに関わる比較的高度な医療提供ができる」病院を、認定するもの。
産科医不足のため、伊那中央病院は昨年4月から、分娩をあつかえる上伊那唯一の公立病院となっている。
こうした状況を受け同院では、地域の人たちに少しでも安心してお産をしてもらおうと、地域周産期母子医療センターの認定申請をしていた。
伊那中央病院には現在、産婦人科医7人、小児科医4人が在籍しており、妊娠、分娩、分娩後の対応に当たっている。
また、24時間体制でリスクの高い出産に対応したり、早産で生まれた未熟児への対応もしている。
病院関係者は「指定を受け、改めて地域の安心、安全なお産を担う立場となった。責任を持って病院運営をしていきたい」と話していた。
また、伊那中央病院は2月23日付で、厚生労働省から地域のがん診療の中核病院となる「がん診療連携拠点病院」に指定されている。
指定期間は4月1日から来年の3月31日までで、県内では8カ所目の指定となる。