-
伊那市少年補導委が市内高校などを訪問
伊那市少年補導委員会などは28日、市内にある4高校と南箕輪村の上伊那農業高校を訪問した。同委員会は定例補導で特に多く見受けられる現状をまとめた要望書を提出、各学校では要望内容について生徒指導していく。
毎年一回の高校訪問に、委員会の丸田旭雄会長=伊那市美篶=ら6人が参加。▽通学路の迷惑歩行▽自転車の2人乗り、夕方の無灯火走行▽駅待合室での利用者への配慮▽カラオケ店での喫煙・飲酒竏窒ネどについて、注意を促す要望書を各校へ提出した。
伊那西高校を訪れた一行は、生徒指導主事の関島靖教諭と懇談し、生徒の登下校時の通行マナーについて指導することを確認。また、同校は「生徒が不審者によって被害を受けることが多い」とし、防犯面の協力を依頼した。
伊那市少年補導委員会は前年度、年間計87回の街頭補導を実施。少年ら延べ236人を補導したうち、高校生の補導人数は59人だった。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
伊那公民館でふるさと講座
伊那市の伊那公民館で25日、06年度ふるさと講座があった。市民大学受講者など約130人が参加。講師に迎えた前山寺公民館長の湯澤敏さんは、失われつつある地域の方言や童謡・唱歌の素晴らしさを語り「お年寄りが積極的になって未来を担う子どもたちに伝承してほしい」と訴えた。
湯澤さんは、音楽の時間でも童謡・唱歌を歌うことがなくなった今、そういう歌を知らない子どもが増えていることを説明。「昔懐かしい情景は変化してしまうものだが、そういう時代があったことは子どもたちに伝えていかなければならない」と語り、そういうことを知っている高齢者世代が積極的になることを呼びかけた。
また、お年寄りと一緒に生活する子どもは、比較的大らかで人の痛みを思いやれる子どもが多いことを示し「子どもは年寄りの本音から人の弱み、痛み、人を思いやる心を学ぶ。高齢者と一緒に暮らすことは、子どもの人間性を育てる」と語った。 -
第19回川シンポジウムで魚の放流
魚にきれいになった川へ戻ってきてもらおう竏窒ニ25日、伊那市内にある河川7カ所で、アマゴ2500匹の放流があった。西春近小出島区の戸沢川では、地域住民約70人が参加。バケツを手にした子どもたちが、水の感触を確かめながら魚を放った。
19回目の「川シンポジウム」の一環。水質や河川環境の改善により、魚などが生息できるようになった河川に魚を放流することを通して、保全意識の一層の向上を図る。呼びかけに応じた地区などで実施。今年は長谷市ノ瀬区の参加があり、三峰川沿いの2カ所でも放流した。
戸沢川では、川シンポジウム実行委員会の久保田祥圃代表が「合併した高遠、長谷地区にはきれいな川が多いが、旧伊那市の川は生活排水などでいまだに汚れている。放流しなくても魚が泳げるような川を1日も早く実現できるよう心がけてほしい」とあいさつ。500匹のアマゴを小さなバケツに移して少しずつ放流した=写真。
同地区は、河川パトロールなどを行いながら河川環境の向上に努めている。依然、生活排水の流入はあるものの、下水道の完備などに伴い、一昔前に比べると環境は改善してきているという。 -
子どもサポートものづくりの会発足へ
不登校やひきこもりの青少年の支援活動に取り組む「上伊那子どもサポートセンター」は7月、「子どもサポートものづくりの会」を発足させる。手芸や工作の作品などを制作し、販売までを自身で行うことを通して、ものづくりの楽しさ、人と出会う喜びなどを子どもたちに体験してもらう取り組み。将来的には職業体験、ものづくり体験の場として確立することを目指す。
センターを利用する子どもには、ものづくりやイラストを描くことが好きな子も多く、人とかかわるきっかけになれば竏窒ニ、企画。当面は、ふれあい広場への出店を目指し、月1回で活動していく。子どもたちには、草木染め、手芸など、希望するものを自由に制作してもらう。
代表の出嶋好子さんは「子どもたちを引き出せるものづくりにしていきたい」と話す。
同会の活動は、子どもサポートセンターを自立的に運営していくための一翼も担っており、必要経費を除く販売収益をセンターの運営費としていく。センターは昨年度まで、県の「不登校対策支援事業子どもサポートプラン」に位置付けられ、一定の補助金を受けていた。しかし本年度からは、県の事業が終了したことに伴い助成が打ち切られ、独立採算での運営を迫られている。活動への参加は無料。
第1回は7月26日の午後1時半から。日影にある「フリースペース」で開く。
問い合わせは(TEL72・8975)出嶋さんへ。 -
伊那公園に足裏を刺激する健康歩道作る
伊那市の伊那公園芝生広場に7月中旬、足裏を刺激する「健康歩道」が完成する。市民の健康づくりにつなげるねらいで、19日に歩き始め式を開く。
健康歩道は、中央区(毛利次男区長)、伊那公園桜愛護会(伊藤一男会長)が整備。幅1・5メートル、長さ1周50メートル。足への刺激度を変えた5つのゾーンを設け、3万個ほどの石を大きさによって使い分ける。工事費は250万円で、国の補助を受ける。
はだしで歩き、足裏を指圧することで、血液の循環がよくなるという。歩くのは最長15分程度。歩道の上にバスタオルを敷いて寝るだけでもいいそうだ。だれでも自由に使うことができる。
27日は、業者に加え、桜愛護会メンバー4人が石を並べる作業を手伝った。
すべて手作業で、メンバーは中腰のまま、コンクリートを塗った表面に、端から石を1個ずつ丁寧に埋めた。
今後、地元の保健委員会を中心に、健康講座を開くなどしてPR。歩道は桜の木陰になり、伊藤会長は「公園で昼を食べて、健康歩道を歩いて」と利用を呼びかける。
歩道は、文化交流した台湾省南投県魚池郷の高齢者グループ一行を訪ねた際に見たことがきっかけで、地元に作りたいと準備を進めていた。
28日午後7時から、中央公民館で健康講演会がある。 -
日本水彩画会員
伊那市
宮原淳一さん(71)森や林の一部分を切り取り、葉の一枚一枚まで忠実に描く細密画。7色の緑で神秘の世界を描く。
森、林、郷土の人々、仲間の絵描き…。「すべてにありがとう」の思いを込め28日から、「人生最初で最後」の個展を伊那市の県伊那文化会館で開く。
「信州の人間だから自然が染み付いている。緑が原点にある」
5月になると放浪癖が出てくる。魂をゆるがすような何かを感じる場所を求め、森や林の中を2カ月近くも自転車と足でさまよう。期待と不安を胸に毎日、毎日。
「きっと今年も会えるだろう。早く会いたい。新しい恋人みたいにね。会えたときは『ここだ!』って立ち尽くすね」
こうして巡り合った場所にイーゼルを据え、夏中毎日通って描き続ける。「葉の一枚一枚が全部違う。描いてくれと語りかけてくる。小さな葉でも愛しく、そこに生命感がある。おろそかにしたら成り立たない」。描き終わらないときは、「自分の精神と体に染み込ませて」、家で仕上げる。60号の作品を仕上げるのに7、8カ月という月日を費やす。
小学生のころから周囲に絵が上手だと言われ、高校3年で県展と全国児童画展に入選。絵の道を夢見たが、親の反対で断念し、大学で経済を学んだ。
卒業後、親の会社である宮原電気工事を経営。わずか4年で3倍の規模にまで成長させるが、62年から高校の倫理社会の教諭として新たなスタートを切った。南信の高校で教べんを取り94年の退職後も、04年まで非常勤で勤めた。
絵筆を握ったのは定年後。96年ころから本格的に水彩画に取り組み始めた。
99年、日本水彩画会展に初出品で初入選し、石井柏亭賞(2等賞)を受賞。だれかに師事するわけでもなく独学で制作。絵の経歴はなく、ただ友に誘われて出品しただけだったが、「新人が入選した」と騒ぎになった。
その後、01年に奨励賞、03、05年に会友奨励賞を受賞する快挙を成し遂げ、05年に会員になった。日本水彩画会の理事長は、「すい星のように現れ…異例の早さで会員に推挙された」と展覧会に寄せた言葉に記している。
「今まではとんとん拍子できた。でも、今年は本当に苦しみ抜いた」
日本水彩選抜展(7月25縲・0日、東京セントラル美術館)に出品する60号の新作。一部がどうしても思うように描けず、「水彩では邪道だけど色をつけては落とし、つけては落としを繰り返し、紙に穴が開いたらやめようと思った」。苦しみ抜いた末、「向こうからヒントなり力を与えてくれる」ことを経験した。
「苦しみを避けたりせず、通り抜けないと光が見えてこない。絵でも人生でも同じ。どんな問題が起ころうと、どうどうと受けてたつ。うまくいかなくても乗り越えていこうとね。うまくいかないことが大事。今年はそれが分かった」
20年間、座禅を続け、教育畑を歩みながら思想、哲学を研究。これらの蓄積が芸術、絵画に生きている。「根本的な命の感動、すばらしさを受けてもらいたい。自然環境の大切さも伝えたい」。若い世代、未来に伝えようと精魂込めて描く。(村上裕子) -
伊那市富県南福地の「防災マップ」完成
伊那市富県の南福地区(布袋昭区長)の防災マップが完成した。土砂崩れなどが予想される危険個所などを盛り込んだ地域の現状を記した地図を作り、災害時の避難、救助などに役立てる。市によると、危険個所を記載した防災マップは市内で初めてだ。
自主防災の充実を図るため本年2月下旬、区内の建設委員会らを中心に研究委員会を発足。委員で地域内の危険個所を歩き、地図に書き込むなどの作業を進め、6月中旬に出来上がった。
緊急時の避難場所、防火水槽、消火栓のほか、飲料水に役立つ涌き水などの場所を色の違った印で、A3サイズの地図内に記載した。南福地地区は山のすそ野に広がるため、土石流が起きうる渓流などの危険な場所や、地域内を流れる一級河川・竹松川の河床の浅い所や護岸の弱い所なども盛り込んだ。
救済活動に役立てるため、地域住民の家族構成や既往歴などをまとめた安否確認表も作成。既往歴については自由記入とし、全戸(約150戸)へ呼び掛けたところ、90パーセント以上の協力があった。
防災マップは7月中旬までに全戸に配布、避難施設への常設をする予定。安否確認表はプライバシー保護のため、区の役員らが管理する。
布袋区長は「防災マップを身近な場所に置いてもらい、自分たちの地域の現状を知っておいてもらいたい。有事の際は、これを判断材料にして迅速な行動につなげてほしい」と話している。 -
小沢花の会が地元児童と花植え
花による景観形成を進める伊那市の小沢花の会(池田清和会長、約50人)は25日、伊那西部広域農道沿いの花公園などで夏から秋に咲く花の苗を植え込んだ。
会員と、花による交流が続く地元伊那西小学校の児童が参加。農道両脇4カ所の花壇合わせて約30アールにサルビア、マリーゴールド、百日草、クレオミなど例年より倍の15品種約8千本の苗を植えた。
花公園は広域農道の開通後、荒廃していた耕地を花の会が11年前から除々に整備。花壇のうち、芝桜で富士山をかたどった華やかな「花富士」は多くの人を魅了している。
今春はツアーバス80台以上が訪れるほどで、観光名所の一つとして人気を集めるようになったことから、毎年夏から秋にかけて咲かせる花も「より多くの人に、より長い期間を楽しんでほしい」と例年より品種を増やした。
「花壇づくりが盛んになったことは喜ばしいこと。子どもがかかわる事件が相次ぐ殺伐とした世の中を明るくする一つの手伝いになれば」と池田会長。
花は7月から11月ごろまで順に咲き、道路沿いを鮮やかに彩る。色とりどりの花が咲きそろう8月中旬が見ごろという。 -
どろんこサッカー 15チームが熱戦
第1回どろんこサッカー「DOROCUP2006」が25日、伊那市荒井区の休耕田であり、職場仲間や学校の保護者会などでつくる15チームが参加し、熱戦を展開した。
伊那商工会議所青年部がサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会にちなみ、地域の活性化を狙い企画。1チーム5人編成で、3チームごとの予選リーグと決勝トーナメントで順位を決めた。
おそろいのユニホームや、前身タイツ、着ぐるみといった奇抜な衣装で登場。泥に足をとられて悪戦苦闘しながら、必死にボールを奪い合って泥しぶきをあげた。
オーバーヘッドキックなど豪快なプレーや、巧みなパスワーク、ロングシュートを決めて、会場を沸かせる場面もあった。
職場の仲間で参加した駒ケ根市の佐藤康晴さん(30)は「泥のにおいがたまらない。疲れたが本当に楽しかった」と話していた。 -
福祉マップ完成
伊那市内の商店や施設、レジャースポットなどのバリアフリー環境を示した「福祉マップ」が完成した=写真。
障害者にも気軽にまちへ出かけてもらえるように竏窒ニ、昨年10月から検討を進めてきたもので、宝くじ助成の事業援助を受けた。
制作は、以前にもマップを制作した経験のある障害者ボランティアサークル「ひまわりのたね」に依頼。行政の視点からではなく、実際に使用する人の目線を重視した。
マップの大きさはポケットサイズで、前回はなかった高遠、長谷地区も掲載した。ショッピングセンター、レジャー施設、飲食店などを分野ごとに分け、障害者用の駐車場、スロープ、点字ブロックなどの有無を表示。トイレについては「障害者用トイレの記載があっても形によっては使えなかった」という声もあったため、形態の分かる写真を添えた。公共施設に限定せず、レジャー施設なども盛り込むことで、外出したくなるような内容を目指した。
マップは全5千部発行し、市内の障害者家庭に配布する。また、社会福祉課窓口に置き、希望者にも配布していく。 -
南福地で集落営農組織発足
国が示す新しい方針に基づく農業の担い手となるべく24日、伊那市富県南福地で、集落営農組織が発足した。法人ではない任意の集落営農組合が市内で誕生したのは今回が一例目。組合長に選任された宮下正之さんは「若い兼業農家が地域農業を支えている反面、後継者のいない農業者も出てきた。今のうちに南福地を守れる営農組合をつくり、先祖伝来の土地を守ろうということとなった」と語り、組織運営への協力を求めた=写真。
95戸の賛同を得た同集落の設立当初取り扱い面積は約52ヘクタール。今後も引き続き取り扱い面積を拡大し、水稲30ヘクタール、麦7ヘクタール、大豆5ヘクタールを目指す。利用集積した農地は組合員が作業分担していく予定だが、当面は個々人が自身の農地を管理していく。 販売物収入は取れ高で、諸経費は面積割、助成金などは面積割りと取れ高で分配し、組織としての収入は残さない。
今後富県地区は7月中に、集落ごとで5つの任意組織を発足することを計画している。また、国の新方針が任意組織に課している「法人化計画」については、富県地区全体で1つの法人を成立させたいとしている。 -
白鳥バレエ学園伊那教室発表会
白鳥バレエ学園(塚田たまゑ代表)伊那教室の第9回発表会が25日、伊那市の県伊那文化会館であった。伊那教室出身で現在は熊谷哲也氏率いる「K・バレエカンパニー」で活躍する田中一也さんなどをゲストに迎え、伊那教室の65人と飯田教室の5人が優美な舞台を演じた。
長野市を中心に県内16カ所で教室を開校している白鳥バレエ学園は例年、プロを目指す若手バレエダンサーの登竜門とも言えるローザンヌ国際バレエコンクールなどで入賞する人材を輩出している。 伊那教室の発表会は2年に1度。今年は、それぞれが出演するバレエコンサートに加え、バレエ音楽の父と呼ばれているレオ・ドリープが作曲した「コッペリア」の全3幕を公演し、3人の高校生がそれぞれの幕の主演を務めた。
出演者は、美しい人形を中心として展開する物語の登場人物を表現力豊かに熱演。さまざまに繰り広げられる舞台が、観客を楽しませた。 -
ママさんバレー夢気球杯
第30回伊那市ママさんバレーボール夢気球杯大会が25日、伊那市の伊那小学校体育館であった。市内9チームが参加し、熱戦を繰り広げた。伊那市ママさんバレーボール協議会主催、中部電力協賛。
バレーボールを通して親ぼくを深め、心身の健康を養うことを目的とした大会。1位縲・位のチームには順位カップを贈呈する。A、B、2ブロックのリーグ後、1位同士で決勝、2位同士で3位決定戦をした。
選手たちは、息の合ったチームワークでボールを回し、鋭いスパイクを相手コートに決め合った。
今回は参加できなかったが、今後は旧伊那市単位だけでなく高遠町、長谷からの参加も広く呼びかけていく予定でいる。
結果は次の通り。
(1)マザーズ(2)コスモス(3)荒井 -
資源の大切さ理解深める 伊那市の小学生「エコツアー」
伊那市は26竏・月6日、市内の小学校を対象とした環境学習「子どもエコツアー」を開く。初日は東春近小学校4年中組(27人)が同市横山の「鳩吹クリーンセンター」など3施設を見学し、資源の大切さなどについて学んだ。
環境に対する学習の場を提供する目的で開かれ、2年目の取り組み。市内の学校に呼び掛け、2校5クラス(前年は1校1クラス)からの参加要望があった。
不燃物・粗大ごみ処理施設の同センターを見学した児童らは、まだ使えそうな粗大ごみを見て「もったいない」などと感想。施設関係者は「ごみ減らすためには、要らない物は買わない。物を大切にしながら使うことを考えて」と呼び掛けた。
7月6日までに、東春近と西箕輪小の4年生5クラスが、資源ごみの中間処理施設「信州ウエイスト」や上伊那広域水道用水企業団「箕輪浄水場」などを見学する。 -
ペン祭でマスオさんと個性について討論
伊那市の伊那北高校で24日、第52回ペン祭があった。漫画「サザエさん」でマスオさんの声を演じる声優・増岡弘さんを迎えた企画では、増岡さんと同校の生徒、教師が、本当の個性について意見し合った=写真。
ディスカッションに参加した9人は、個性を表す一つでもある「外見」による主張について討論。
「個性はその人の価値観を指すもの。自分の好きなものを着ることは個性を伝えることになる」「高校生は外見を気にする時期。相手がどう感じるかは重要だが、外見で個性を表現することは悪いことではない」など、ファッションによる主張を肯定的にとらえる意見がある反面、生徒会長の漆戸健太君は「本当に好きでやっている人もいるが、周囲の影響を受けて無理している人もいる。ぶきっちょでも自分のやりたいことに素直であることが大切」と、行動の発端になっている思いの重要性を訴えた。
増岡さんは「今はみんな同じようなファッションをしており、個性のある人が少なくなった。言われたままに行動するのでなく『本当にこれでいいのか』と疑問を持ち、変えていこうとする力が大切。本当の自分を模索したり、さらけ出したりすることを大切にしてほしい」と語った。 -
地域衛生自治会 伊那市・高遠町に来年度設立
伊那市は23日夜、高遠町の12区長を対象に、同町地域衛生自治会を設立するための説明会を町総合支所で開いた=写真。区長らの了承が得られたため、設立に向けた話し合いを重ね、来年度の発足を目指す。
3市町村合併を機に区長体制を導入したため、これまでの、各常会、町内会単位での活動が実態と合わなくなり再編成する。それぞれの地域間の情報共有による活性化を図る目的で組織化し、以前から旧伊那市内にある地域衛生自治会の形に歩調する。
高遠町総合支所市民生活課の説明によると、旧町では各常会、町内会1人ずつの計83人の衛生部長がそれぞれ、ごみステーションの管理などの環境衛生活動を推進していたが、設立後は常会・町内会の上に各区単位ごとの総括役を設置し、さらにその上に区内役員から互選した会長を置く。
今後は、衛生部長らに取り組みの説明を周知するため、7月下旬までに、各区ごとで出前講座を開く予定。町内の部長から代表者を選出し、組織の設立に向けた協議を進めていく。 -
不法残留の疑いでフィリピン人逮捕
伊那署は22日午後10時23分、不法残留の疑いで、伊那市西箕輪のフィリピン国籍の土木作業員、ロベルト・マエストロカンポ容疑者(58)を現行犯逮捕した。調べによると同容疑者は12年2カ月の不法滞在だった。
自宅で女性の友人と口論になっていたのを、地域住民が通報。現場へ向かった署員が所要の捜査をした結果、不法滞在者であることが判明し、逮捕した。 -
野口高齢者クラブ細工寿司づくりと落語会
笑いと寿司の創作で老化防止と健康増進を図ろう竏窒ニ21日、伊那市手良の野口高齢者クラブ(城倉昌秋会長)は、「細工寿司作りと落語の会」を開いた。諏訪市の寿司職人で、福祉施設や小学校などを訪問して落語を披露している小平晴勇さんを講師に迎え、バラやヒョウタンの細工寿司に挑戦。「笑顔は薬」と題した落語を楽しんだ。
小平さんを招くのは3年目。昨年までは落語会のみだったが、小平さんの本職が寿司職人だということを知った会員の一人が「今度来る時は寿司も食べたい」と要望し、今回は寿司の講習会も実現した。
寿司づくりでは、キュウリや卵焼き、桜でんぷんなどを巻き込んで鮮やかなバラ模様やヒョウタン型をした巻き寿司を作成。参加者の一人、那須野万寿子さん(88)は「考えながらやるから頭の体操になる」と話していた。
寿司を食べた後、小平さんが落語を披露。会場には笑いが溢れた。 -
農林産物直売所「たかずや」で5周年祭り開催
伊那市富県の農林産物直売所「たかずや」は24日、開所から5年を迎えたことへの感謝を込めて「5周年祭り」を開く。
同直売所は、富県地区の生産者がその日の朝収穫した新鮮な旬の野菜の数々が並ぶのが魅力。年に一度の祭りは、消費者への感謝を込めて例年開催している。
当日は、大ぶりで色艶のよいレタスやキャベツをはじめ、ブロッコリー、カリフラワー、キュウリなど、旬の野菜のほか、キノコ、切り花、山菜、ハチミツなど各種農林産物がぞくぞくと並ぶ。
また、手打ちそば、おにぎりの無料試食サービスを実施。ぽん菓子やたこ焼きなども販売する。
生産者の一人は「それぞれの生産者一生懸命つくった野菜が並ぶので、ぜひ大勢の方に来てほしい。そばなどの無料サービスなどもあるので、楽しんでもらえれば」と、多くの参加を呼びかけていた。
午前10時縲恁゚後4時。
問い合わせは中部グリーンセンター富県(TEL72・5279)へ。 -
伊那北高校・ペン祭参加を呼びかける仮装行列
伊那北高校の学園祭「ペン祭」の一般公開に先立ち23日、動物やアニメのキャラクターなどを装った伊那北高校生徒らによる仮装行列が伊那市であり、多くの参加を呼びかけた。
52回目となる今年のテーマは「異質上等縲怩サんなお前が好きなんだ縲怐v。
24日の公開時間は午前11時半縲恁゚後4時。漫画「サザエさん」でマスオさん役を務める声優・増岡弘さんによる記念講演「認め合うことの大切さ縲恷ミ会に羽ばたく君たちへ縲怐vが、午前9時半から同校小体育館であり、午後1時半からは同じ会場で音楽部による定期演奏会もある。
25日の一般公開は午前9時半縲恁゚後4時。午前10時半からは吹奏楽部が、午後1時半からはギター部によるライブがある。
また、両日とも同校OBによる作品展「第7回薫ヶ丘美術展」が薫ヶ丘会館特設会場である。 -
サルビアなど花の苗1万6千本を無料配布
伊那市振興公社は23、24日、事務所前でサルビアなど4種類の花の苗を無料配布している。初日は配布開始時刻前に、主婦ら約100人が並ぶほどの人気だった。
花の苗はサルビア、マリーゴールド、ニチニチソウ、ペチュニアの1万6千本で、1千人分(一人につきサルビア10本、そのほか各2本の計16本)を用意。希望者100人にはチューリップの球根も渡した。
おまけのチューリップの球根を目当てに並んだ小沢の辻元武良さん(82)は「玄関の両脇に植えたい」と喜んだ。
花の苗配布は88(昭和63)年から、緑化促進事業の一環として始まった。4月初旬に職員が種をまき、約3万4千本の苗を育てた。無料配布のほか、事務所周辺にも植えた。本年は春先の気温の変化で、例年より生育が1週間ほど遅かった。
24日は午後1時から、事務所前で配る。 -
居場所づくりへ新講座「伊那おやじの会」開講
中高年の男性が集まり、料理や物づくりなどに挑戦する伊那公民館(武田登館長)主催の新講座「伊那おやじの会」の開講式が23日、同公民館であった。活動を通じながら会員同士の親ぼくを深め、それぞれの生きがいを見出すための活動を進める。
同公民館では、年間利用者(延べ約5万2千人)の9割近くが女性に片寄っているいることを懸念し、「男性の居場所づくり」(武田館長)に役立てるための講座を開講した。基本的に会員が主体となって活動していくことで、趣味の集まりとして独立したサークルに育つことを期待している。
現在の会員は市内の60縲・0代の男性24人。開講式では互いの自己紹介を終えた後、年間活動計画を話し合い、マレットゴルフ交流会、新市の名所めぐり、そば打ち体験、将棋・囲碁交流などを盛り込んだ。
会員のほとんどが仲間づくりのために参加したと理由を述べ、なかには「自活するために料理を学びたい」「趣味を持つために皆さんから学びたい」との意見もあった。
講座は毎月第4金曜日で、活動期間は6月縲恬・N3月。第1回講座は7月28日、料理と刃物の研ぎ方教室を開く予定となっている。伊那公民館は会員を募集している。問い合わせは(TEL78・3447)へ。 -
「春の高校伊那駅伝」コース変更へ
来年からのコース変更を目指す「春の高校伊那駅伝」の新コース案が22日、伊那市議会総務委員会協議会で示された。市街地や高遠町方面を通る新コースの決定は7月下旬、同駅伝実行委員会で協議。その後コース沿線の商店街に説明し、理解を求めていく。
新コース案の男子コース(42・195キロ)は、伊那市陸上競技場を発着点に、伊那西部広域農道を南へ進み、県道南箕輪沢渡線へ。市駅前ビルいなっせ前を通過し、国道153号線を通り、JA上伊那東部支所を折り返す。
女子コース(21・0975キロ)は同陸上競技場を出発点に、男子コースと同様の順路でいなっせを通過、伊那北信号を折り返し、市街地を通り、伊那食品工業猪ノ沢工場を折り返し競技場へ戻る。
説明では▽今までのコースでは沿線からの応援が困難▽3市町村合併して、2つのアルプスを結ぶコースが期待されている竏窒ネどと変更理由を上げた。
春の高校伊那駅伝は1978(昭和53)年、30キロコースでスタート。1992年に、現コース(42・195キロ)へ変更し、女子の参加も始まる。来年で30回の節目を迎える。前年参加チーム数は男子が77(うち県内20)、女子が33(うち県内7)チームだった。 -
災害時に協力・応援 伊那市と5団体が協定調印
伊那市は23日、伊那市内郵便局、伊那市建設業組合、アピタ伊那店、上伊那農業協同組合、伊那ケーブルテレビジョンの5団体それぞれと、災害時の被害状況の伝達、生活物資の供給、復旧工事などの協力に関する協定の調印をした。
梅雨期の最中、早急に応援体制を結び、防災体制の充実を図ろうと、関係機関と協定を締結。市内郵便局とは、3市町村合併に伴い新市として新たに締結。そのほか4団体については初めてとなった。
小坂樫男市長は「災害が発生すれば混乱が起きることは想定できる。情報伝達から災害復旧までの協力をいただけることは、市民の生活の早期安定に役立つ。これを機に、新市の安心安全なまちづくりを目指したい」とあいさつした。
伊那市では今後も同様の関係機関と応援協定を締結していく考え。 -
伊那接客業者防犯協会 600店舗へ啓発ステッカー配布
旧伊那市の飲食店組合など6団体でつくる伊那接客業者防犯協会(鈴木一比古会長)は22日から、飲食店での未成年者への飲酒提供を防ぐための啓発ステッカーを、同協会の加盟約600店舗へ配り始めた。
伊那署管内の伊那市高遠町の飲食店で本年2月、店員が17歳の少年らに飲酒をすすめた違反行為を重く受け止め、啓発ステッカーを作成した。これまで飲酒運転追放などを呼び掛けるステッカー配布はしたが、未成年の飲酒に関しては初めて。
ステッカーは黄色地の厚紙に、黒文字で「飲酒は20歳以上(法令)」と記され、左側下段に同協会名と「伊那警察署」と書いてある。大きさは縦27・2センチ、横9・8センチ。
鈴木会長は「組合員の店で同様の事件が発生しないよう、健全な経営をしっかりしてもらいたい」と話す。
協会内6団体の組合長らを通じ、1週間以内に各店舗へ配布し、店内の見える場所へ掲示する予定となっている。 -
総合美術品ご奉仕会 27日までベル伊那
地元物故作家や中央画壇で活躍中の巨匠らの日本画、掛軸、洋画など100余点を展示即売する「総合美術品ご奉仕会」は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
横山大観の「雪之夕」、川合玉堂の「雨中山水」などの掛軸や、画集にも掲載されている中島千波の「百合椿」などの日本画が注目。
そのほか、文化勲章作家・藤田喬平のガラス工芸「紫色地金彩花瓶」、伊勢崎満の「備前耳付花入」、重要無形文化財・十四代柿右衛門の「濁手山吹文皿」などがある。
地元作家では池上秀畝、中村不折、長尾無墨らの掛軸や水墨画が並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
洋画家 窪田千秋さん(88) 伊那市東春近中殿島
堅苦しさがない、自由さが伝わってくる風景、静物画を描く。健康のために始め、画歴は約40年。四季を通じて変化に富む伊那谷の山や川などを、キャンバスに向かって表現し続けている。
「今まで元気でいられたのも絵があったから。絵を描いていると、自分だけの世界が広がる。天気がよければ家ではじっとしていられないね」
◇ ◇
絵を描き始めたのは1964(昭和39)年のことだ。それまで仕事のストレスで、一日にタバコを3箱(60本)吸っていたため、体を壊した。健康に気遣い禁煙を決意し、気分を紛らわせるため、絵を描くことに没頭した。
戦友の画家、故中島覚雄氏の下で2年間、油絵を学び、その後は独学。「お金もかからず、他人にも迷惑をかけない」。自分の世界で夢中になれる趣味を見つけた。
禁煙は最後のタバコ1本を箱の中へ残し、禁断症状が出ればニコチンの臭いを嗅いで、我慢。繰り返すこと約10年、タバコが臭いを失ったころには禁煙に成功していた。
◇ ◇
15年ほど前までは、寝泊りできる大きな車で県内外の高原などを訪れては、作画に熱中。自炊ができるキャンプ用品を積み込んで、1週間かけて各地を跳び回った。
遠出は少なくなった現在も、天候に恵まれれば、おにぎりとお茶を持って、車で上伊那の風景を追い続ける。月3回の水彩画講座へも通い、受講生同士の交友の輪も広げている。
「今でも車に乗って絵を描きにいけることは幸せ。周りの同級生はほとんど死んでしまったが、趣味があるから(自分は)元気でいられる。禁煙で始めたが、今は絵が健康法になっている」
◇ ◇
米寿のお祝いをする代わりに、人生で初めての個展「美しき伊那谷の四季を画く」(21竏・月5日・伊那市、中部電力伊那営業所ギャラリー)を開いた。
人生のひと区切りにと、ここ2、3年の間に描いた油絵、水彩画を計26点出品。かやぶき民家、残雪のアルプス、高遠の桜、天竜川など上伊那の自然が会場に広がっている。
「いくら描いても、よい絵が出来上がるとは限らない。これでよいというとこまで、いきつかないのが絵の深さ。ボケ防止のためにも、絵を描き続けて追求したい」
しっかりとした目の輝きを見せ、意気込みを語った。 -
伊那市「越後屋」に兵庫県から研修旅行
JR飯田線伊那市駅前の御菓子処「越後屋」(竹村裕社長)へ20日、兵庫県篠山市の茶舗「諏訪園」の従業員ら11人が研修旅行に訪れた。昨年12月に店内を改装したことが同業者の目を引いた。研修者らは、ヒット商品を試食し、経営方針などを学んで参項にした。
越後屋は銘柄を3品に絞って販売している、創業1882(明治15)年の老舗。研修者らは、昭和30年代に4代目の当主が創作した「伊那のまゆ」や現当主が考案した「月夜唄」を試食したり、店内を見学した。
諏訪園の酒井義一社長(70)は「機械を使わず手作りで菓子を作っていることがすばらしい。本来の味を伝えることは自分たちの目指すものと同じ」と、竹村社長の説明に聞き入っていた。
店内は昨年12月に全面改装し、老舗のイメージを強く、落ちついた色の木を使った内装。店内は以前よりも照明を増やし明るく、10日ほど前には、ディスクオルゴールを設置し、来店客を和ませている。
改装後は20代前後の客層も店に足を運ぶようになり、売り上げは上々。伊那市駅前に店を構えているため、以前よりも駅前が明るくなったという声も多いという。 -
日本風景街道
伊那と箕輪の2団体申請美しい街道づくりを支援する仕組みや体制の確立を検討する国土交通省の「日本風景街道戦略会議」ワーキンググループに、上伊那で伊那市の「伊那アルプス街道協議会(仮称)」、箕輪町の「西部花街道をつくる会」が申請した。各市町は、それぞれ協議会を立ち上げ、活動計画の策定に取り組む。
伊那市の活動エリアは、国道361号・国道152号(権兵衛街道、杖突街道、秋葉街道)の直線距離で東西40キロ。歴史や自然環境を再認識し、二つのアルプスに抱かれた風景を保全する。
活動方針に▽361号とその周辺から見える中央・南アルプスの風景を守る▽街道の歴史や四季折々の自然を歩いて楽しむ散策ルートを整備する▽食や健康による都市と地域の交流のまちづくりを促進する竏窒ネどを挙げる。具体的には、電柱の移転、南アルプスパノラマレストパーク(仮称)の建設、361号線のルート変更などが考えられる。
9月に活動団体代表者、伊那商工会議所、学識経験者などでつくる協議会を発足させる予定で、市民主体の活動を推進する。南箕輪村にもかかるため、加わってもらう考え。
本年度中に活動計画を策定し、07年度、実験的に取り組み、08年度、本格的に動き出す。
「日本風景竏秩vには全国から72ルートの申請があり、プレゼンテーションする33ルートに選ばれた。7月下旬、ワーキンググループの中村良夫座長らが現地調査に訪れる。
20日、市議会経済建設委員会協議会で説明があった。
◇ ◇
箕輪地籍の県道与地辰野線(通称・西県道)は、住民有志の「西部花街道をつくる会」(唐沢弘三会長)が花桃の植栽に取り組んでいる道路で、同会が申請した。
平沢豊満箕輪町長は、「西県道に花桃を植えるだけでなく、総合的な街道作りができたらと思う。幅広い範囲でアドバイスできる人、地域と意見交換できる人をアドバイザーにお願いしていきたい」と、20日の町議会一般質問で考えを述べた。
町政策企画室によると今後、街道整備に向け町、県、地元団体などによる組織を立ち上げ、専門アドバイザーと相談しながら事業計画の策定に取り組む。