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旧井澤家に花の写真で春を演出 「青葉の会」が展示会
ペアーレ伊那の写真講座生徒の有志でつくる青葉の会(中澤二郎会長)の展示会「花の写真展」は20日まで、伊那市西町の旧井澤家住宅で開いている=写真。
新伊那市誕生を記念した企画で、同所での展示は初めて。桜のシーズンに合わせ、会員16人が一人一点づつの花の写真を出品。色彩豊かな作品のそれぞれが、会場をあでやかな雰囲気にしている。
ウズイスカグラ、クリスマスローズ、セツブンソウ、ザゼンソウ、コブシなどの写真を展示。桜の写真が多く、駒ヶ根市東伊那や中川村美里のシダレザクラ、伊那市高遠町のタカトオコヒガンザクラなどの名所で撮影した作品がある。
会員は伊那市を中心に上伊那から集まる60代前後の男女。ペアーレ伊那の写真講座では、松本大学研究員の建石繁明さん(71)=同市西町=を講師に招き、週一回の学習を通して技術を磨いている。
建石さんは「写真を見てもらい、春が到来した感じを味わってもらえれば」と話している。
火曜日休館。午前9時縲恁゚後5時。入館料は大人(高校生以上)200円、小中学生100円。 -
みはらしファームでアスパラ狩り開始
畑に生えた新鮮なアスパラの収穫を楽しんでもらおう竏窒ニ11日、伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームは、観光客を対象としたアスパラ狩りを始めた。愛知県から訪れた15人は、ハウスの中で大きく成長したアスパラを袋いっぱいに詰め込んだ。
アスパラ狩りは、6月下旬までのイチゴ狩りに代わる収穫体験イベントとして企画。本年度はツアー客を中心に7月まで続ける。ツアー客の要望にこたえ、アスパラ狩り体験を実施したことも過去にあったが、本格的な導入は本年度が初めて。
400円で8センチ×30センチの袋いっぱい詰め込むことができる。アスパラ狩りのほ場は8つ。約1週間のサイクルで新しいものが生えてくるという。
この日は、アスパラの試食も準備され、参加者は「甘い」「新鮮だから香がいい」などと話しながら味を楽しんでいた。
アスパラは今が旬。上伊那産は甘味があって柔らかく、さまざまな調理方法で楽しむことができる。 -
アフガニスタンで教育支援などに取り組む女性を招いた報告会
アフガニスタンにある教育の現状を知り、自分たちの教育のあり方を改めて考えてほしい竏窒ニ5月28日、女性や子ども医療、教育、自立支援に取り組むアフガン女性・ソハイラさんを迎えた対話会が、伊那市駅前ビル・いなっせである。
ソハイラさんは、アフガン女性の自立を目指して1977年に発足した「アフガニスタン女性革命協会(RAWA)」の一員で、現在は戦禍や貧困に追われた子どもや女性の教育支援をしている。
会の主催する尾崎真理子さん(24)は、日本からRAWAの支援するグループに所属しており「自分の地元の人にもアフガンの話を聞いてほしい」と今回の対談を企画した。
大学卒業後、アフガニスタンへのスタディーツアーに参加。米軍の侵攻と共に一時的に集中した各国のNGOは現地から徐々に撤退し、現地には再び貧困に困窮する人たちがいた。お金だけではない、支援の形があるのではないか竏窒サう考え、発展途上国での教育支援にも携わってきた。
尾崎さんは「アフガンの現状を通して、そもそも教育とは何のためにあるのかなどを考えてもらえるような対談にしたい」と話す。
対談は市民団体の交流イベント「市民バザール」の中で実施する予定。現在は対談の企画・運営をする実行委員も募集している。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)、または(TEL090・3536・3211)尾崎さんへ。 -
県無形文化財・ス奇祭・ス「やきもち踊り」16日
・ス奇祭・スとして知られる山寺区上村の白山社八幡社合殿の例祭「やきもち踊り」(16日)を控えた区民約30人は9日、御神木に巻かれた古くなったしめ縄を作り直した。
毎年、例祭の約8日前にしめ縄を作り替えるのが風習。この日は区、氏子総代会、やきもち踊り保存会から参加者が集まり、長さ11メートルのしめ縄、5本のしめ子などを協力して制作した。
わらの束をねじりながらなっていく作業はひと苦労。参加者は「そーりゃ」と掛け声を合わせて気合を充てん。なうメンバーを交代しながら、約2時間で縄を完成させた。
氏子総代会長の笠松保さんは「区民にとってしめ縄作りは、一つの風物詩になっているね。例祭を終えてから、皆田んぼの仕事を始める」と話した。
県無形文化財である「やきもち踊り」は、酒盛りと踊りを繰り返し、踊りが終わると鳥居から一気に走り出す…。江戸時代、伊勢参りに行った人たちが習い、例祭で踊ったのが始まりと伝えられている。
しめ縄は10日、伊那北地域活性化センターきたっせで、例祭に用いる道具などと一緒に厄払いをして一時保管。例祭前日の15日、市指定天然記念物のケヤキの御神木に巻かれる。例祭は16日正午から。 -
伊那市身体障害者福祉協会・合併創立総会
伊那市・高遠町・長谷村の3市町村合併により統合した伊那市身体障害者福祉協会は9日、市福祉まちづくりセンターで合併創立総会と記念式典を開いた。式典には会員ら約90人が出席。新会長に選ばれた竹松猛会長=日影=は、新体制になった身障協への協力を呼びかけた。
式典で竹松会長は「3市町村合併により、身体障害者手帳の交付者は約2300人を超えた。会員は増えたが、入会率は32%と厳しい状況。これからは事業を活発化させ、魅力ある協会にしなければ。皆さんと支えあって、伊那市が全国一住み良い街と言われるように頑張っていきたい」とあいさつした。
伊東義人市長職務執行者は「合併により、今までの福祉(サービスの質)が落ちないよう、協力していきたい。今後、市でも重点的に支援していきたい」と話した。
総会では役員選出や、会員相互の親ぼく会や障害者スポーツへの積極的参加などの本年度事業計画など3議案を承認、可決。役員は副会長に西村周市さん=高遠町上山田=、加藤伸一さん=原新田=、下島忠孝さん=中央区=らが選任された。 -
伊那部宿を考える会 旧井澤家に桜植樹
伊那部宿を考える会(田中三郎会長)は9日、伊那市西町の旧井澤家住宅敷地内に、新伊那市誕生を祝った記念事業として、エドヒガンザクラなどの苗木3本を植樹した。会員約10人が、小さな苗木が大きな幹に成長することを願いながら丁寧に植えた。
旧井澤家住宅近くにある、40年ほど前までは桜の名所として知られていた「尾花ヶ崎」の花の再現も目的とする。会員によると、同所は約650年前の南北朝時代に活躍した宗良親王が歌を詠んだ場所としても有名だという。
エドヒガンザクラはタカトオコヒガンザクラに似ていて、花びらは小さく、ピンク色が濃いのが特徴。苗木の大きさは3メートルほど。高遠町で桜の苗木を育てている人から譲り受けた。
会員の一人は「花が見られるのは3年後かな。せっかく植えたのだから、良い木に育って皆でお花見でもできればうれしい」と話していた。 -
若年者を対象とした就職相談室「サロン・ド・お仕事」を開設
ニート、フリーター問題を解消し、地域労働力の確保につなげよう竏窒ニ伊那市は11日から、若年者を対象とした就職相談室「サロン・ド・お仕事」をいなっせ4階の402会議室に開設する。
県、NPOなどが連携する松本市の就職相談室「ジョブカフェ信州」の派遣アドバイザーと市役所職員が常駐し、若年者の仕事に関する不安や悩みが解消されるよう、相談を受ける。職業紹介へとつながる状況になった場合は、ハローワーク伊那と連携して担当職員を配置するなどして相談しやすい環境づくりを進める。
県内でもいくつかの市町村でこうした取り組みを進めているが、相談実績は年々増加しているという。
対象は30代程度までの若年非定職者。開設は毎月第2火曜日の午後1時縲恁゚後4時半。 -
マレットゴルフの季節「大芝高原」「はびろ」今季オープン
南箕輪村の「大芝高原マレットゴルフ場」と伊那市西箕輪の「マレットパークはびろ」が9、10日、それぞれ今季の施設運用を開始した。
村開発公社が運営する大芝高原マレットゴルフ場では9日、村を代表する愛好者グループ「南箕輪マレットゴルフ同好会」ら約80人を招き、オープンセレモニーをした。
式典で村開発公社の山崎文直常務理事が「コース上ですばらしい快音が聞こえることを願う。皆さんが仲良くプレーできることを期待する」とあいさつ。同好会の池上辰夫会長は「自分たちで遊ぶマレットゴルフ場なので、自分たちできれいに使っていきましょう」と呼びかけた。
山崎常務理事と池上会長が始球式で快音を響かせると、会員らはさっそくオープニング大会を開いた。
大芝高原マレットゴルフ場は「赤松」(18ホール)、「桧」(18ホール)、「白樺」(9ホール)の3コース。プレー料金は一日200円。年間券は4千円。道具貸出料金は300円(ボール100円、スティック200円)。営業時間は午前8時30分縲恁゚後5時。
昨年度は4月12日縲・2月4日まで営業。利用者は2万9873人。年間券購入者は410人だった。
マレットパークはびろは「天竜」(18ホール)、「仙丈」(18ホール)の2コース。プレー料金は一日300円。年間券は5千円。道具貸出料金は1セット100円(ボール、スティックどちらか一方でも)。営業時間は午前8時30分縲恁゚後6時。
昨年度は4月上旬縲・1月下旬まで営業。利用者は2万1530人。年間券購入者は237人だった。
同好会オープニング大会の結果は次に通り。
▽男性 (1)戸塚久雄83(2)池上辰夫、萩原文博86(3)伊東幸人、羽生剛88(4)倉田喜隆、松本孝志89(5)池上安雄90(6)福田岩雄、三沢一二三、小倉孝一91
▽女性 (1)北沢ヒデ子86(2)伊藤茂美87(3)伊藤久子、倉田さだ子、武村八千江89(4)原幹子、大槻キサエ93(5)深見フサエ94(6)根橋栄、小沢かおる95
ホールインワン 酒井精治、山口実子 -
青島堤防桜保存会が「さくら功労者」で表彰
伊那市美篶青島の三峰川右岸堤防沿いに植わる桜並木を守る青島堤防桜保存会が、財団法人日本さくらの会から桜の保存や愛護運動などに功績のあった「さくら功労者」として表彰を受けた。
堤防沿いの桜は、洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に約1800本が植えられたが、昭和後期に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去されたという。現在はソメイヨシノ約40本だけが残っている。
同保存会は96年、青島区全92戸の区民で発足し、病害虫防除や施肥、せん定などの手入れをして管理に当たり、桜の保護活動に尽力。観桜期には見事な花を咲かせ、多くの人に親しまれている。
橋爪正昭会長(62)は「先代が育てた桜を区民全員で守り、その努力が表彰されてうれしい。これからも保存はもちろんだが、増やしていくこともしていけたら」と話している。 -
野中ひろみさんが伊那ではじめての個展
先月開かれた第45回日本現代工芸美術展で現代工芸賞を受賞した伊那市の染織家・野中ひろみさん(59)は20日から、伊那市旭町のはら美術で個展を開く。地元での個展は初めて。日展に入選した大作から、バッグなどの小物まで約60点を展示する。
受賞作品「黎明」は、八ヶ岳の頂上から見た朝焼けをとらえたもので、赤色を基調としながら、雲の流れ、山並み、光の表情などを幻想的に表現した。
染織は裂織を基本としている。古布などを裂き、別の布へと織り上げる裂織は、既存の生地の色をそのまま使うことが多いが、染織は裂織の素材に染色を施すため、より正確なラインと鮮やかな色づかいが実現できるという。野中さんが染織を始めたのは2、3年前からだが、作品は数々の展覧会で高く評価され、日展には3年連続で入選している。
個展のテーマ「過ぎし時と未来を綴って」は、過去から未来までの道を織で表現したいという思いを込めた。野中さんは「手を加えることで、古布はこんなにも素晴らしく生まれ変わるんだと知ってほしい」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。25日まで。 -
天竜川や商店街にこいのぼりを飾りつけ
伊那商工会議所商業連合協議会は10日、恒例事業「まちいっぱいこいのぼり」を展開している。天竜川にかかる伊那市の大橋上流などにこいのぼりを取り付け、花見などで訪れる観光客らを楽しませる。5月9日まで。
本年は権兵衛トンネル開通、新伊那市誕生で、例年以上に県内外から観光客が来ると見込まれ、新市のPRや商店街のにぎわいを演出する。
天竜川では、花火のナイアガラ用ワイヤを活用。入舟駐車場から対岸の中央区までの220メートル区間に、黒や赤、青など大小さまざまのこいのぼり45匹が連なる。
中心商店街(通り町縲恃ェ幡町)にもミニこいのぼり約300匹を飾り付けた。 -
みはらしの湯で絵手紙展示
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯は4月末まで、伊那市の絵手紙グループ「笑楽会」約20人の作品を、1階ギャラリーに展示している。味のある言葉が添えられたさまざまな絵手紙約120点が、入浴客の心を和ませている。
絵楽会は、伊那公民館の教室で絵手紙を教える日本絵手紙協会公認講師・倉科照子さんが教える「あすなろ会」「アカシア」という2グループのメンバーから成る。
「アカシア」は、昨年度伊那公民館教室で講義を修了したメンバーらが独自に始めた会。「あすなろ」は、市民大学の卒業生が中心となっている。平均年齢は60縲・0歳。絵手紙暦は1年縲・年とさまざま。
作品は教室活動の中で描いたものが中心で、待ち遠しい春を思ったもの、子どもの誕生を祝ったものなどがある。
絵を描いたことのない人も、活動を続ける中で描く楽しみを知り、自然や四季の移ろいなどに目がいくようになるという。
倉科さんは「絵手紙の命とも言われる筆遣い、墨の色、言葉などを楽しんでほしい」と話していた。 -
仲仙寺への道標再び光
伊那観光協会の創立50周年記念事業の丁石復元プロジェクトが05縲・6年度、進められている。現存する丁石を保存するとともに、観光振興に結びつける。
丁石は1850年代、一丁(109メートル)ごとに建てられた道標。坂下区の常円寺東側から「馬の観音様」で信仰を集めた西箕輪区の仲仙寺へ向かう県道大萱荒井線(羽広道)沿い約7キロに、当時の地元住民らが共同出資などして54体の石仏を建立し、現在、34体が残る。
復元に当たり、郷土史を学ぶ住民を中心にプロジェクトを立ち上げ、現地調査などに当たった。県道の拡幅工事などで整備が遅れたが、地権者らの了解を得ながら、順次、進めている。
当面、水田のあぜに埋まっていたり、ぐらついたりしている石仏から倒れないようにかさ上げし、コンクリートで固定。景観を損ねないよう最小限とした。また、丁石に「一丁目」などの表示があるものの、欠けるなど見えにくいことから「はびろ道○丁」と記した統一看板を立てる。05年度事業費は40万円。
市は、本年度中に丁石をめぐるウォーキングを開きたいとしている。 -
県伊那合同庁舎にもお尋ねコンシェルジュを配置
来庁者の相談や案内に応じるコンシェルジュ・ディスクが7日、伊那市の県伊那合同庁舎にも配置された。担当職員は来庁者から要件を聞き、担当部署や庁内のどこにあるかなどを丁寧に案内した。
「庁舎はよく分からず心細い」「相談を担当する課が分からない」などの声に対応するため県は03年から、県庁玄関ホールにコンシェルジュを配置し、県民の目線に立った迅速なサービス提供を目指してきた。
組織改正に合わせ4月からは、県下の合同庁舎でも同様のサービスを提供していくこととなり、上伊那合同庁舎はこの日から開始した。補佐級以上の49人が、半日交代でディスクに立ち、来庁舎の相談に応じていく。 -
はらぺこ保育園で入園式
里山にある園舎を拠点とし、自然とのかかわりを通じた体験型保育に取り組む、伊那市富県の「はらぺこ保育園」で8日、2年目の入園式があった。10人の“先輩”園児と家族、地域住民などが参加し、2人の新しい仲間が加わったことを喜び合った。
園児たちは、練習してきた歌を元気良く歌って仲間の入園を歓迎。母親の代表、林美紀さんは「はらぺこの子どもは山が大好きで、直接お尻で滑る大きな滑り台になっている。新しいお友だちもいっぱい遊んでほしい」と語りかけた。
新入園児の母親、野沢智子さんは「山の中の活動を通して命の大切さを学べると思った。けがすることもあるかもしれないが、自分の痛みを通して人にしていけないことを知り、与えられたもので遊ぶのでなく、自分自身で遊びをつくり出していってほしい」と話していた。
最後は全員でもちつきをし、つきたてのもちを仲良く味わった。 -
ヨーロッパアンティーク展 11日までベルシャイン伊那店
19竏・0世紀初頭に華やいだアールヌーボー期の作品が集まる「ヨーロッパアンティーク展」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
マイセンの磁器の人形、壷、皿など100点余を展示販売。銀製のスプーンやフォーク、バカラのクリスタルガラス、ロイヤルウースター、リモージュ、ヘレンドのカップ、ソーサーなど、約100年前のアンティーク食器が並ぶ。
日本画作家の桜を題材とした作品約20点が集まる展示会「桜花の宴」も同時開催。中島千波のリトグラフ3点をはじめ、若手人気作家6人の新作を販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
ミズバショウ咲き始め
春の到来を告げるミズバショウが、伊那市西箕輪の仲仙寺で咲き始めた。
寺の周辺にある湿地には約300株のミズバショウが生えており、現在は約30株が咲いている。日を追うごとに花は咲き、5月中旬まで楽しめる。
この日は、暖かい陽気に誘われた見物客などが寺を訪れ、純白のミズバショウを楽しんでいた。
4月中旬からは同じ場所に群生しているカタクリも咲き始める。 -
油彩愛好「おひさまクラブ」が作品展
伊那市、箕輪町、宮田村などの油彩愛好者でつくる「おひさまクラブ」(有賀恵治会長)の第3回油絵展は20日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
会社員、主婦、退職者など、20縲・0歳代の幅広い年齢層の会員が半年の間に手がけた力作23点を出品。画風が異なるそれぞれの作品は見る人を楽しませている。
風景、人物、静物などを題材にした作品が中心。10号キャンバスいっぱいに描かれた赤いバラの花、青空を背景に張り巡らされたサクラの枝など、メンバー一人ひとりが創作した作品が飾られている。
「おひさまクラブ」は伊那市駅前ビルいなっせで開かれていた「第1回油絵教室」の卒業生有志が、絵の勉強を続けたい竏窒ニ、04年に発足した会。講師に碓井伍一氏=同市山寺区高尾町=を招き、月2回の教室で学んでいる。
有賀会長は「多くの人に見てもらうことが、会員にとって絵を描く励みになる」と話している。
土・日曜日、祝祭日休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
一時中断・市道2路線拡幅完了
伊那市は、道幅の狭い区域が一部残っていた市道2路線の拡幅工事をこのほど、終えた。住民の協力で用地買収がまとまり部分整備が完了。車のすれ違いが困難だった道路が改善された。
路線は国道153号と県道南箕輪・沢渡線を結ぶ市道三条線(全長約230メートル)と、伊那北駅から上伊那農業高校(南箕輪村)に向けて延びる市道伊那北停車場山寺上村線(約千メートル)。
市道三条線の拡幅工事は1998に着工し、03年3月までに約20メートルを残し、工事を一時終了。残りの部分は3月3日までに終えた。道幅は約4メートルから片側歩道(一部両側歩道)を含む10竏・2メートルに広がった。
市道伊那北停車場山寺上村線の拡幅工事は、02年に着工。04年3月末までに高尾町信号付近の約70メートル部分を残して工事は一時終了し、3月30日までに残りの工事を完了させた。
市道伊那北停車場山寺上村線は伊那北、上伊那農業高校生徒の通学路として使われるため、車道の両側に歩道を設置して安全確保。道幅は約4メートルから両側歩道を含めた16メートルに広がった。 -
【登場】伊那警察署長 小嶋惣逸さん(58)
「少しでも治安が高まるようにしていきたい。地域の人が警察にどんな要望を持っているかを汲み取っていければ」と展望を語る。
1947(昭和22)年の飯田市生まれ。警察官になってからは交通関係の仕事を中心に従事。10年間、交通機動隊員として活躍してきた経歴も持つ。署長職は今回で2回目。
伊那署は2度目の転任。前回は88縲・0年の2年間、交通課長を務めていた。
「新市誕生、権兵衛トンネル開通と、一つの新しい時代を迎えている」というのが16年振りの管内の印象。以前に世話になった地域住民との再会に「顔ぶれが懐かしいね」と昔の自分を思い出したりもする。
権兵衛トンネル開通による犯罪の広域化、全国的な傾向である高齢者がかかわる交通事故の増加竏窒ネど、伊那署が抱える課題は大きい。
「伊那署は国道361号と国道153号が十文字に交差する地域。県下でもそういった場所は犯罪、事故が多発している。警察だけで事件事故を未然に防ぐのには限界がある。地域の皆さんの自主的活動を支援しながら、一緒に防いでいきたい」
趣味は写真撮影。背中に背負ったリュックサックにカメラを入れ、自転車で管内の安全を見守りながら散策を楽しむ。撮った風景や花などの写真は、ハガキして友人に送っているという。
官舎で妻と2人暮らし。 -
高遠城址公園さくら祭り開幕
全国有数の桜の名所、伊那市高遠町の高遠城址公園で6日、公園開きがあり、新伊那市として初めての「さくら祭り」が開幕した。関係者約120人が式典に出席し、権兵衛トンネル開通などによる一層のにぎわいを期待した。
1500本のタカトオコヒガンザクラのつぼみも膨らみ、開花を待つばかり。長野地方気象台の開花予想は9日、見ごろは14日前後とみている。今季は木曽谷にPRするなど誘客に力を入れ、昨季を上回る32万人の人出を見込む。
式典で伊東義人伊那市長職務執行者は「新市誕生にふさわしいさくら祭りとし、観桜客にまた来たいと思われるようにしたい」とあいさつ。高遠町3保育園の年長児約50人を先頭に参列者が桜雲橋を渡り、問屋門をくぐって公園開きを告げた。
さくら祭りは5月5日まで。期間中は高遠ばやしの巡行、高遠町商工会女性部による桜茶のサービス、高遠まんじゅう大食い大会などの催しを予定している。
また、これまでは入園券で無料入館できた町歴史博物館は今年から割引の別途料金にしたことから、サービスの低下を補うため、高遠閣に大型モニターを設置し、開花前に訪れた観桜客に対して満開時の様子を上映している。
さくら祭りは83年の有料化以降、24年目。「天下第一の桜」とうたわれ毎年、全国の花見客を魅了。有料入園者数は初年度の13万5千人を皮切りに、昨年度で600万人を突破した。 -
公衆衛生専門学校入学式
伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校で6日、入学式があり、歯科衛生士を目指す新たな19人が、入学許可を受けた。
渡辺庸子校長は「学生のみなさんは受身ではなく、探求する精神で学んでほしい」と激励。2年生代表の湯沢涼子さん(伊那市)は「聞いたこともない言葉や機具に最初は不安を覚えるかもしれない。専門的な技術を身に付けるには努力が必要で、患者さんとのコミュニケーションの大切さも学ぶと思う。目標に向かって充実した学生生活を送ってほしい」と呼びかけた。
新入生の中村はつきさんは「一生使う歯を守る仕事は素晴らしいし、やりがいもある。専門技術などを身につけるのは容易ではないが、仲間と励まし合いながら自分たちの目指す歯科衛生士になりたい」と語った。
今年の入学者の内訳は上伊那11人、下伊那、諏訪、松本地域が合わせて8人となっている。 -
伊那市となって初めての入学式、高遠、長谷で
旧高遠町・長谷村の小学校3校、中学校2校で6日、新伊那市となって初めての入学式があり、新入生と共に新たな一歩を踏み出した。
長谷小の新入生は8人。一人ひとり、原孝壽校長から名前で呼ばれ、元気よく「はい」と返した。原校長は「みなさんはもう、長谷小学校の一員。うるわしき長谷の自然の中、頑張ってください」と激励。児童会長の白川翼君は「全校で集まる楽しいイベントもある。悲しいこと、困ったことがあったら相談してほしい」と新入生を温かく迎え入れた。
PTA会長の中山和文さんは「伊那市となった長谷小がスタートし、不安な声も聞かれるが、長谷小は村だった時から教育に対しては格別の思いで取り組んできた。そういう思いがある限り、長谷小は大丈夫なので安心してほしい」と新入生の保護者に呼びかけた。 -
「春の全国交通安全運動」始まる
06年度「春の全国交通安全運動」が6日、全国一斉に始まった。15日までの10日間、県や警察が協力して「自転車の安全利用の推進」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」を重点テーマに交通事故防止を呼びかける。
伊那市では初日、市役所前の環状南線(通称・ナイスロード)に交通指導所を開設した。伊那警察署、上伊那地方事務所、市、市交通安全協会連合会などの関係者約80人が啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「春の交通安全期間中です。お気をつけて」と呼びかけて無事故を祈った。
伊那警察署の小嶋惣逸署長は「年間の交通事故抑止を占う重要な季節の安全運動となる。この運動がさらなる地域安全につながるよう皆さんにお願いしたい」とあいさつし、参加者の士気を高めた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(5日現在)は、145件で昨年同期と比べて24件減。半数が交差点付近の事故で、夜間や高齢者の関わる事故が目立つという。
期間中は各地で交通指導所が開設され、小学校では安協女性部による登下校時の街頭指導などが計画されている。 -
原付バイクの高齢者乗用車と衝突死亡
6日午前10時20分ころ、伊那市福島上手の県道伊那辰野線(通称・竜東線)の交差点で、諏訪市渋崎の会社員・有賀仙太郎さん(37)が運転する普通乗用車と、同市手良沢岡の無職・小松かつ江さん(78)が運転する原動機付自転車が衝突。この事故で小松さんが全身打撲などのけがで死亡した。
事故は信号機のない4差路交差点で発生。県道を箕輪方面から伊那方面に向けて進行中の有賀さん運転の自動車と、同県道と交差する市道を直進中の小松さんのバイクが出会い頭に衝突した。小松さんは市内の病院へ搬送されたが、午前11時05分に死亡。有賀さんにけがはなかった。
県道の道幅は約8メートルで制限速度50キロ、はみ出し禁止規制。小松さんが通っていた市道の道幅は約5メートルで、一時停止規制だった。
伊那署管内の交通死亡事故は本年に入って初めて(昨年11月上旬以来)。
前年の交通事故件数618件中、29・3パーセントを占める181件は高齢者がかかわる事故。交通死亡事故全5件のうち、2件で高齢者2人が死んでいる。
この日は「春の全国交通安全運動」(6縲・5日)の初日。伊那署交通課の中山邦夫課長は「期間中だけでなく、常に交通安全意識を再確認し、運転に臨んでほしい」と管内の住民に呼びかけている。 -
伊那市議選は少数激戦
新市発足に伴い、23日告示、30日投票の日程で行われる伊那市の市長選・市議選の立候補届出手続き説明会が6日、市役所であった。市長選に1派、市議選(定数26)に34派が出席。告示まで、あと16日と迫り、市議選は選挙戦が確実となった。
【市長選】
出馬を表明しているのは、前伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=のみ。
市民有志は「擁立に向けて検討中。できるだけ早い時期に結論を出したい」としている。
一部では「無投票になるのではないか」という見方も出ている。
【市議選】
旧市町村を区域とした選挙区別の定数は伊那18、高遠5、長谷3で、立候補予定者はそれぞれ21、8、4となっている。
伊那、高遠の各選挙区は、これまで出馬を表明していた立候補予定者らが説明会に顔をそろえた。長谷選挙区は前職4人のほか「出馬未定」という竹内修さん(54)と、前職が引退した非持から「だれか擁立したいが、どうなるか分からない」という住民も説明を受けた。
◆伊那市
出馬表明しているのは前職18人、元職1人、新人2人。
地区別でみると、伊那8、富県1、美篶3、手良2、西箕輪2、東春近3、西春近2。
西箕輪では、前職5人のうち3人が引退することから「地区内で何とか立てたい」と新人擁立に動いていたが、出馬表明するまでに至っておらず、説明会に姿はなかった。
単純に有権者数を立候補予定者数で割った場合、伊那が1人当たり3094人と最も多く、手良が970人と少ない。東春近や美篶でも2千人を割る。
東春近は、立候補予定者が2から3に増えたことで、獲得票を求め、周辺地域へ範囲を拡大している傾向がある。西箕輪には、他地域からの攻め込みがあるようだ。
中には、根強い地縁、血縁を頼りにする地域選挙にこだわらず、全域から支持を集めたいと動く新人もいる。
また、多選の前職に対し「世代交代するべきだったのではないか」と冷ややかな声もあり、どう票に結びつくのか注目される。
党派は無所属16、共産党3、公明党2。
3月2日現在の有権者数は、4万9361人。 -
市役所にマイカップ式の自動販売機を設置
伊那市は4月、飲料自動販売機を紙コップ式から自分のコップが使えるマイカップ式に切り替えた。庁舎内2カ所(2・4階)に設け、ごみの減量化につなげる。
利用する際に自動販売機の「マイカップ」のボタンを押し、取出口から自分のカップを入れ、コーヒーなどほしい飲み物を選ぶと、注ぎ込まれる。
紙コップでも、マイカップでも料金は同じだが、市役所総務課は職員に積極的な利用を呼びかけたという。
マイカップを利用した職員は「コップを置く位置によって、中身がこぼれてしまったが、これで紙コップ1個減らせれば」と話していた。
紙コップはこれまで市のごみとして片付けていたが、業者が専用回収箱を設けた。導入により、1カ月間で約1400個の紙コップを削減できるのではないかという。
市は、透明性や還元金による増収をねらい、設置業者を一般競争入札で決めた。その条件に、ごみの減量化につながるものを盛っていた。 -
通り町商店街振興組合がシャラをプレゼント
伊那市の通り町商店街振興組合(竹田一麿理事長)は6日から、商店街を訪れた人にシャラの苗木をプレゼントしている。10日まで。
伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルの開通、伊那市・高遠町・長谷村との合併に加え、3月末に供用開始となった通り町の旧庁舎跡地公園「セントラルパーク」の完成を祝って企画した。
シャラは夏場に白い花を咲かせるナツツバキ。6日が子ども連れ、7日が孫連れ、8日が夫婦、9日が家族、10日が1人の利用客を対象に、高さ80センチの苗木を1日先着30人にプレゼントする。
店主らは「数カ月間、工事していたが、駐車場が使えるようになったことを知ってほしい。ぜひ、買い物に出かけて」と呼びかける。
初日、商店街を訪れた女性は「早速、鉢に植える。今から花が咲くのが楽しみ」と喜んでいた。 -
高遠花の丘マレットゴルフ場今季オープン
伊那市高遠町東高遠の花の丘マレットゴルフ場の今季の営業が6日、始まった。オープンセレモニーに関係者30人余が出席し、利用者の増加に期待した。
同マレットゴルフ場は月蔵と三峰の2コース、各18ホール。八重桜や山桜、大島桜などがあり、多くの観桜客が花見も楽しんでいる。高遠マレットゴルフ協会(松川正一会長)に管理を委託し、12月上旬まで営業する。
伊東義人伊那市長職務執行者は「マレットゴルフを通して親ぼくを深め、健康増進を図ってもらい、さらにこのマレットゴルフ場を愛してもらいたい。今年も無事故で多くの人に利用してもらえることを願う」とあいさつした。
伊東市長職務執行者による打ち初めをし、早速、同協会の会員約30人が今季の初打ちを楽しんだ。
利用料は大人200円、中学生以下100円。午前8時30分縲恁゚後5時まで。桜の最盛期には一時休業する。
同マレットゴルフ場は02年にオープンし、毎年4千縲・500人が利用している。昨年は全国各地から愛好者が集い、第1回NPO法人マレットゴルフ選手権大会が行われた。 -
瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員秀作展
伊那市、駒ヶ根市で下平瑞雲さんに水墨画を学ぶ会員33人が5日から、「瑞雲国際水墨画会駒ヶ根・西春近・伊那教室会員習作展」を伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。趣のある水墨、墨彩など58点が、訪れた人の目を楽しませている。
3教室の合同展は例年のもので、下平さんの作品も5点ほど展示している。会員の多くは女性で、始めたばかりの人から20年近いベテランまでいる。県展に入選・入賞した人が2作品を出品し、秀作も多くそろえた。作品のテーマは、雪景色や花、渓流など。
3年前からは教室間交流を始め、他教室の良さなどがお互いに分かるようになってきたため、全体的にレベルが向上しているという。
下平さんの作品の一つ「信濃の国」は、書と水墨画で描いた新しい試みで、県展などでも注目を集めた。
入場無料。9日まで。