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人身事故で重体だった女性が死亡
11日に伊那市上新田の県道で発生した人身交通事故で意識不明の重体となっていた女性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
伊那警察署の発表によりますと亡くなったのは伊那市上新田の
久保村智子さんです。
11日午後6時17分に搬送先の病院で脳挫傷により死亡が確認されました。
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性的少数者の人権保護「採択」
伊那市議会総務文教委員会が12日に開かれ、性的少数者の人権保護などを求める請願が全会一致で採択されました。
請願はLGBTと呼ばれる性的少数者の人権保護と認知教育の充実を求め、市内の当事者が市議会9月定例会に提出したものです。
小中学校でのLGBT教育の充実のほか、相談窓口の設置、自治体が同性カップルなどを公認する「同性パートナーシップ認証制度」の導入を求める内容です。
委員からは「憲法では、平等に基本的人権が尊重されている。伊那市としても人権や権利を守るために制度を整えていく事が必要だ」などの意見が出ていました。
採決の結果、この請願は全会一致で採択されました。
また、委員会では、性的少数者が差別を受ける事なく安心して暮らせるための措置を求めるため国への意見書を提出する事が確認されました。
国への意見書は議員提出議案として、市議会9月定例会最終日の18日に提出される事になっています。
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田楽座が21日から稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座の稽古場公演が
今月21日から4日間開かれます。
11日は伊那市富県の稽古場「創造の館」で公演に向けた練習が行われていました。
公演では下伊那郡天龍村に伝わる国の重要無形民俗文化財、霜月神楽をアレンジした舞台が披露されます。
湯釜を囲んで舞いを奉納する神事で公演では舞いに関する解説も
行われます。
田楽座は毎年霜月祭りに参加していることから今回舞台にすることを決めたということです。
田楽座の稽古場公演は21日の昼、22日の夜、23日の昼、夜、24日の昼の5回行われ昼の部は午後1時から、夜の部は
午後7時から始まります。
チケットは1000円で当日は500円増しとなっています。
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弥生 大学模擬授業
伊那市の伊那弥生ケ丘高校で、大学教授らによる模擬授業が6日行われました。
この日は、信州大学や諏訪東京理科大学など7つの大学の教授ら18人が訪れ、金融や交通計画、看護学などそれぞれの専門分野について話をしました。
1・2年生480人は希望するテーマの教室に行き授業を受けました。
このうち長野県立大学の永田邦和教授は「社会における金融の役割」について話をしました。
永田教授は「銀行や株式などはより良い社会を作る為の力となっている」と紹介していました。
弥生ケ丘高校では、進路選択に役立ててもらおうと毎年1・2年生を対象に大学模擬授業を行っています。
弥生では、昨年度の卒業生のうち約9割が4年生大学に進学したという事です。
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「沖縄と連帯を」集会で呼びかけ
13日告示、30日投開票の沖縄県知事選挙を前に、辺野古への米軍基地移設に反対する上伊那地域の有志らが10日夜、伊那市内で集会を開きました。
この日は、上伊那地域の市民団体などおよそ100人が、伊那市荒井のセントラルパークで開かれた集会に参加しました。
沖縄県では、米軍基地の名護市辺野古への移設に反対していた翁長雄志知事が亡くなったことに伴い県知事選挙が行われることになっています。
集会では、翁長知事の後継として出馬する玉城デニーさんの知事選勝利と沖縄と連帯して辺野古への米軍基地移設反対などを訴えていくとしたアピール文が確認されました。
集会では各団体の代表者が決意表明し「沖縄の問題は日本の問題。沖縄と連帯して戦い抜きましょう」などと参加者に呼びかけていました。
沖縄県知事選挙にはほかに、自民党が擁立した前宜野湾市長の佐喜眞淳さんが立候補を表明しています。 -
赤いシードル 今年も醸造始まる
信州大学農学部が開発した赤い果肉のりんご「ハニールージュ」を使ったシードルづくりが今年も伊那市横山で始まっています。
タンクの中に入っているのは、赤いりんごの果肉を使ったシードルです。
伊那市横山のカモシカシードル醸造所では、10日から赤い果肉のりんご「ハニールージュ」を使った、今年のシードルの仕込みが始まりました。
カモシカシードルでは2年前から「Rose(ロゼ)」という名前の赤いシードルを作り始めました。
毎年人気で1か月ほどで売り切れるということで、今年はハニールージュおよそ800キロを使い、去年よりも300本多い700本を作る予定です。
入倉浩平所長は「赤い色が無くならないように、大事に大事に醸造しています。デザートと一緒に楽しんでもらいたい」と話していました。
カモシカシードルで醸造されている今年のRoseは、12月頃から醸造所のショップや市内の酒販店で、1本750ミリリットル入り3,240円で販売される予定です。 -
自転車運転の女性が意識不明の重体
11日午前10時頃伊那市上新田で大型貨物車と自転車が衝突する事故がありました。
この事故により自転車を運転していた伊那市の女性が頭を強く打つなどして意識不明の重体となっています。
伊那警察署の発表によりますと事故は伊那市上新田の県道交差点で起きたもので大型貨物車が東春近方面へ進行中、自転車と出合い頭に衝突しました。
意識不明の重体となっているのは自転車を運転していた伊那市上新田の無職、久保村智子さん56歳です。
大型貨物車を運転していた飯田市の50歳の男性にケガはありませんでした。
現場は信号のない交差点で伊那署では事故の原因について調べを進めています。
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返礼品に地場産品以外を採用
総務省は11日ふるさと納税の返礼品の見直し状況についての
調査結果を発表しました。
それによりますと伊那市が地場産品以外を採用しているとしています。
総務省では今年4月に返礼品を地場産品に限ることを求めています。
伊那市が地場産品以外で返礼品に採用しているのは洋服、寝具、
健康器具、などです。
南箕輪村も地場産品以外を扱っていましたがすでに見直しているということです。
総務省では市に対して見直しを求める通知を出す方針です。
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鎧塚さん農産物加工施設などを視察
東京都渋谷区でスイーツの専門店を経営するパティシエの鎧塚俊彦さんが、10日に、中南信地域の農産物加工施設などを訪れ、商品の味見や商品開発のアドバイスなどをしました。
10日は、鎧塚さんが伊那市と箕輪町、塩尻市の5つの店舗や醸造所などを訪れました。
このうち、箕輪町南小河内の「信州みのわ愛す工房」では、ジェラートに地元産の果物や牛乳を使用していることなど、経営者の根橋英夫さんから説明を受けました。
県では、県産食材のブランド力向上と情報発信を目的に、食の分野で全国的に知名度が高い5人を「おいしい信州ふーど大使」に委嘱しています。
鎧塚さんは、平成27年に54歳で亡くなった女優の川島なお美さんの夫で、ヨーロッパの三ツ星レストランで日本人として初めてシェフパティシエを務めました。
スイーツを通じた農業と地方の活性化に取り組んでいて、平成24年に大使に委嘱されています。
根橋さんは、酪農も営んでいて、鎧塚さんは生乳の試飲を急遽希望し味わっていました。
今回の視察は、10月にBSフジの特別番組でも放送されるということです。
視察は11日にも行われます。 -
電話応対コンクール
公益財団法人日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が、今日、伊那市のかんてんぱホールで開かれました。
競技は、ステージに設置された電話応対模擬セットで行われました。
レンタカーを扱う会社で、初めて車を借りて旅行に行きたいと思っている客からの問い合わせに応対するという設定で行われました。
今年は、伊那・駒ケ根地域の製造業や金融業、行政など8社10事業所から21人が参加しました。
ほとんどが新入社員で、企業研修の一環としてもコンクールの場が活用されています。
最初の印象・基本的な応対スキル、情報やサービスを提供できたかなど100点満点で審査されます。
審査の結果、サン工業の伊藤優香さんが優勝しました。
上位の2人が、10月26日に開かれる県大会に出場します。
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K・絵画サークル 作品展
伊那市の国画会会員の画家・北原 勝史さんに指導を受けるK・絵画サークルの作品展「K展」が、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、指導者の北原さんと生徒13人の作品54点が並んでいます。
北原さんが高遠高校の美術教諭だった時に、高校の公開講座で指導を受けた人たちが、講座が終了しても指導を続けてほしいと平成21年に立ち上げたのがK・絵画サークルです。
高遠町総合福祉センターやますそで月に2回指導を受けています。
それぞれが好きなテーマやモチーフをもって制作に励んでいるということです。
展示会は平成22年から毎年年に1回開いています。
教室の生徒は、「一人一人全く違った個性を持っている。絵を描くのではなく作ろうと思って制作している」と話していました。
K・絵画サークルの作品展は、15日(土)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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西駒んボッカ今年も開催
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に薪を運ぶレース西駒んボッカが9日、行われました。
レースには、男性131人女性37人の合わせて168人がエントリーしました。
西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに必要なレンガを運ぶ大会として平成25年に始まりました。
レンガ数が目標に達したことから去年から薪を運ぶ大会にリニューアルしました。
今年は3キロに加え10本の薪を背負う15キロのクラスが新設されました。
参加者たちは薪を背負い、ゴールの西駒山荘までのタイムを競いました。
レース総合1位となったのは
伊那市の鈴木昌幸さんでタイムは1時間58分11秒でした。
また、15キロのクラスでは、群馬県の松本陽介さんが2時間35分29秒で1位となっています。
運ばれた薪は、去年西駒山荘に設置された薪ストーブで使用することになっています。
西駒山荘の石室は、大正2年に中箕輪尋常高等小学校の登山隊が集団で遭難し11人が亡くなった事故を受けて2年後の大正4年に建てられました。
平成26年に歴史的価値の高い石室部分を残してリニューアルオープンしました。
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吉祥寺で晋山式
伊那市美篶笠原の吉祥寺で新たな住職を迎える晋山式が行われ坂田徹応住職の就任披露が行われました。
式に先立ち徹応住職は笠原集落の入り口から吉祥寺までのおよそ500メートルを僧侶や檀家、華やかな稚児装束をまとった子ども達と共に歩きました。
吉祥寺は1528年に開山しおよそ500年の歴史があると言われていて、徹応さんは22代目の住職となります。
先代の住職・父 坂田徹恩さんから平成27年に徹応さんが受け継ぎ、晋山式の準備を進めてきました。
徹応住職は「吉祥寺を地域の人があつまり、よりどころとなるような寺にしていきたいです」と話していました。
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全国から働く自動車模型が集結
建設現場で使用している重機などの模型や写真などを並べた展示会「はたらくじどうしゃミーティング」が伊那市の防災コミュニティセンターで9日開かれました。
この催しは、建設重機やトラックなどのはたらく車が好きな人たちで集まる実行委員会が開いたもので今年で6回目です。
会場には、全国から参加した20人のお宝が展示されました。
消防車や緊急車両も、市販されているものではなく、手作りです。
厚紙で製作した模型も展示されていました。
建設機械に魅了され、専門カメラマンになった人もいました。
デコレーショントラックの模型や重機のミニチュアなどが並び、全国から訪れた人たちが楽しんでいました。
また、ミーティングに合わせ伊那市荒井のはたらくじどうしゃ博物館が無料開放されました。
9日で、開館10周年を迎えました。
実物を操作したデモンストレーションが行われました。
館内ではダンプカーやショベルカーのミニチュアなど5万点が並びます。
館長の土田健一郎さんの呼びかけで全国から同じ趣味の人たちが集まりイベントが始まりました。
イベントの売り上げの一部は、広島豪雨の被災地へ寄付するということです。
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保育料改定 諮問通り答申
伊那市の子ども・子育て審議会は、来年度から始まる11時間保育の認定に伴い実施される保育料の改定について、諮問の通りの内容で白鳥孝市長に、7日に答申しました。
倉澤邦弘会長が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
伊那市で現在行われている11時間保育は、8時間保育に延長料金を上乗せした保育料となっていますが、来年度からは保護者の就労時間に応じて11時間保育の認定区分を新たに設けて保育料を設定します。
11時間保育は現行の8時間保育に未満児は千円、3歳以上は500円を加えた金額で、県内19市や上伊那で最も安い金額になっています。
白鳥市長は「子育て世代の負担を減らす施策をさらに考えていきたい」と話していました。
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伊那市 長寿者訪問
今年度100歳となる高齢者の長寿を祝う伊那市の長寿者訪問が8日から始まりました。
8日は、白鳥孝伊那市長が中央の下島久子さん宅を訪れ、祝い状や肖像画を贈りました。
下島さんは大正7年7月6日生まれの100歳です。
現在は娘夫婦との3人で暮らしています。
戦争で夫を亡くし、市内の婦人服の販売店に勤めて生計を立てたということです。
趣味は洋服の仕立てで、8日着ている服も自分で仕立てたものです。
ひ孫の成人式の振袖も下島さんが仕立てたということです。
伊那市で今年度100歳になるのは男性3人、女性21人の合わせて24人で、男性の最高齢は104歳、女性は106歳となっています。
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日本女子ソフトボールリーグ伊那大会
国内トップレベルのチームが集う日本女子ソフトボール1部の伊那大会が8日から伊那市の伊那スタジアムで始まりました。
8日は2試合が行われました。
赤のユニフォームの太陽誘電と紺のシオノギ製薬の試合です。
太陽誘電の藤田倭投手は、8月の世界選手権に日本代表として出場した選手です。
日本女子ソフトボール1部には12チームが所属していて、伊那大会では太陽誘電・シオノギ製薬・伊予銀行・トヨタ自動車の4チームが試合を行います。
8日の第1試合太陽誘電対シオノギ製薬は4対2で太陽誘電が勝利しました。
会場にはおよそ800人のファンが訪れ、選手に声援を送っていました。
9日は午前10時30分から首位のトヨタ自動車対太陽誘電、午後1時から伊予銀行 対 シオノギ製薬の試合が行われます。
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若手アーティスト展 現代染色の世界
20代から30代までの若手作家5人による染色作品の展示会「現代染色の世界」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で今日から始まりました。
会場には、若手作家5人による染色作品14点が展示されています。
この展示会は、若手作家の発表の場として平成27年から始まり、今年は「染色」をテーマに開かれました。
企画から携わったという高遠町出身の藤沢まゆさんは、大漁旗の制作に使われる「筒描き」という技法を使った作品を展示しています。
2007年に制作したこちらの作品は高遠町の冬の夜空をイメージしているということです。
群馬県在住の大竹夏紀さんは「ろうけつ染め」という技法を使って女性の姿を描いています。
北海道在住の樫尾聡美さんは、色をにじませる独特の技法を使って、横10メートル、縦4メートルの作品を制作しました。
石川県在住の安達大悟さんの作品は、板締め絞りという技法を使ったインスタレーション作品で、音をイメージして70メートルほどの布を染めたということです。
このほか、大阪府出身の小倉和さんの作品も展示されています。
「現代染色の世界」は10月21日(日)まで信州高遠美術館で開かれています。
15日と10月20日には染色のワークショップも予定されています。
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ドローン物流を防災にも活用
伊那市の白鳥孝市長は市が実用化を目指すドローン物流について
防災を目的にした活用もできるとの考えを示しました。
ドローン物流は交通弱者が買い物をしやすい地域をつくるものです。
天竜川や三峰川の上空に飛行ルートを構築しドローンを使って荷物を運ぶもので市では実証実験を始めます。
このドローンを災害が発生したときに河川の状況把握や行方不明者の捜索に活用できないかとの質問に対し白鳥市長は「ドローンからの画像による情報確認など災害時は活用できる」と述べ実行に移せるよう提案していく考えを示しました。
市によりますとドローン物流では河川上空にルートが構築されていますが、緊急時にはルート変更も可能だということです。
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ソフトボール女子1部 8・9日伊那で大会
国内トップレベルのチームが集う日本女子ソフトボール1部の伊那大会が、8日・9日、伊那市の伊那スタジアムを会場に開かれ4チームが熱戦を繰り広げます。
伊那での1部の試合は今回で2回目です。
7日は、前日の練習が各地で行われました。
そのうち、シオノギ製薬は、フリーバッティングや投球練習などを行っていました。
この日の朝は雨が降っていたためグラウンドの状態が悪く、競技場周辺での練習となりましたが、あすからの本番に備えて、土や芝の感触を確認していました。
日本女子ソフトボールのトップリーグとなる1部には12チームが所属しています。
今回の伊那大会では、シオノギ製薬・太陽誘電・トヨタ自動車・伊予銀行の4チームが試合を行います。
4月から10月の10節まで総当たりで試合を行い、6月までに前半戦となる第5節まで終了しています。
伊那大会は、後半戦の第6節のスタートとなる試合です。
また、伊那市高遠町のほりでいドームでは、伊予銀行が練習を行ってきました。
日本女子ソフトボールの日本代表は、8月に行われた世界選手権でアメリカに敗れて2位でしたがアジア大会では金メダルを獲得しました。
日本代表のメンバー17人のうち5人が、伊那を訪れているということです。
日本女子ソフトボールリーグの試合は、あす午前10時30分からを予定しています。
チケットは、当日券で一般1400円、中高生は1000円です。
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再生可能エネルギーエリアに
伊那市の白鳥孝市長は、上伊那広域連合が来年3月の稼働に向けて建設を進めている富県の上伊那クリーンセンター周辺を、伊那市再生可能エネルギーエリアと位置づけ、活用を検討していることを7日に明らかにしました
これは7日に市役所で開かれた市議会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。
現在、富県では、来年3月の稼働を目指して、新ごみ中間処理施設「上伊那クリーンセンター」の建設が進められています。
周辺には上伊那森林組合のペレット工場や春富土地改良区の小水力発電施設などがあります。
市では現在、この周辺を伊那市再生可能エネルギーエリアと位置づけ活用を検討しているということです。
白鳥市長は「子ども達を対象にエネルギーについて勉強や体験ができる取り組みも考えている」と話していました。
また白鳥市長は、老朽化により現在建て替えが進められている市営住宅の若宮団地について、地元産材などの木質バイオマスを使った新しい団地をつくる計画があることも示しました。 -
江副行昭さん集大成の展示会
65年間、ガラス工芸作家として活動している伊那市長谷非持の江副行昭さんの作家人生の集大成となる展示会が、伊那市のはら美術で開かれています。
会場には、35年以上前から2年前までの作品およそ200点が並んでいます。
現在85歳の江副さんは、20代の頃から65年間に渡りガラス作品を制作してきました。
ガラスと土を溶かしてつくる「熔壌ガラス作品」は、江副さんが考案しました。
畳やお膳に合う和風の作品を作ろうと35年ほど前に高遠町荊口を訪れ、そこで採った土とガラスを混ぜて作ったのが熔壌ガラスの始まりだったということです。
これまでに12人の弟子を育ててきた中で、後継者として認めていた江口智子さんが去年病気のため亡くなり、それ以降江副さんも作品づくりをしていないということです。
今回の作品展では、江口さんが亡くなる前の2016年12月に初めて2人で制作した、江副さん自身最後となった花入れの作品が展示されています。
現在長谷にあるギャラリーは、再来年を目途に閉めるということです。
江副行昭さんの65年間のガラス作家人生の集大成となる展示会は、11日(火)まで伊那市のはら美術で開かれています。 -
11時間保育料諮問
伊那市は来年度から市内の公立保育園で11時間保育の認定を始め、利用料の引き下げを諮問しました。
現行の8時間保育の利用料に未満児は千円、3歳以上は5百円を加えた金額が11時間保育の利用料となります。
5日は白鳥孝市長が子ども・子育て審議会の倉澤邦弘会長に、11時間保育の利用料を諮問しました。
伊那市では今年度から11時間保育を実施していますが、利用料は8時間の保育料に延長料金を追加していました。
市では、保育サービスの充実を図る為、来年度から11時間保育の認定を新たに設け保育料の引き下げを行います。
11時間の利用料は現行の8時間に未満児は千円、3歳以上は5百円を加えた金額で、県内の19市や上伊那の中で最も低い金額となっています。
利用が多い12階層で3歳以上の子どもを11時間預けた場合の利用料は今年度の26,000円から23,500円に引き下げられます。
5日の審議会では、市の諮問に対し賛成多数で了承する事を決めました。
市長への答申は7日に行う予定で、伊那市では利用料に関する条例施行規則の改正を行い、来年4月から施行する予定です。
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私立保育園や幼稚園 エアコン設置補助
伊那市の白鳥孝市長は、市内の私立保育園や認定こども園、幼稚園に対しエアコン設置費用の補助を来年度から実施する考えを示しました。
5日開かれた市議会一般質問で白鳥市長が議員の質問に答えたものです。
伊那市では、熱中症対策として来年の夏までに市内の公立保育園や子育て支援センターにエアコンを設置する計画で、市議会9月定例会に設置に関する補正予算案を提出しています。
エアコン設置の補助は、市内の私立保育園や幼稚園、認定こども園を対象に市が単独で実施するものです。
伊那市では、今年度中に補助要綱を決め、来年度から実施する計画です。
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保育園と地域が合同訓練
災害時の支援について協定を結んでいる伊那市の竜東保育園と境区、狐島区の合同訓練が、3日に行われました。
訓練は、最大震度6強の地震が発生したとの想定で行われました。
地震の発生を知らせるサイレンが園内に流れると、園児たちは机の下にもぐり身を守ります。
その後、防災頭巾をかぶって園舎2階の遊戯室に避難しました。
その様子を駆け付けた境区、狐島区のそれぞれの支援組織が見守ります。
狐島区と境区、竜東保育園、伊那東小学校は、平成26年に「保小地域連携支援協定」を結びました。
本来は、伊那東小学校のグラウンドに避難することになっていますが、3日は雨のため、保育園内で行われました。
職員が園長に避難が済んだことを報告すると、園長は両区の組織・小学校と情報を共有していました。
橋爪典子園長は、「普段から交流しているので、いざという時に子ども達も安心できる。心強いです」と話していました。 -
選挙啓発ポスター入賞作品
小中学生を対象にした伊那市の明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査が3日に行われ、入賞作品が決まりました。
中学校の部では、最優秀賞に高遠中学校1年の石川穏也君の作品が、優秀賞には同じく高遠中学校2年の島尻玲叶さんの作品が選ばれました。
中学校の部には、高遠中学校から3点の応募がありました。
小学校の部では、最優秀賞に西箕輪小学校5年の近藤勇之祐君の作品が、優秀賞には同じく西箕輪小学校6年の山本千陽君の作品が選ばれました。
小学校の部には、市内8校から85点の応募がありました。
入賞した作品は、県の審査会に提出されることになっています。 -
暴風雨に備え早めの下校
非常に強い台風21号の影響で、4日午後4時現在、伊那地域には暴風・大雨警報と雷・洪水注意報が発令されています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中・高校では、台風に備え授業を早めに切り上げる対応をとりました。
台風21号の影響で、伊那地域では午後3時頃から強い雨が降り始め、時折強い風が吹きました。
南箕輪村の南箕輪小学校では、昼過ぎに授業を切り上げ、児童らが下校しました。
浦山哲雄教頭は「夕方からひどくなると聞いたので下校時間を昼過ぎにした。無事に家に帰ってもらいたい」と話していました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の教育委員会によると、すべての小中学校で同様の対応をとったということです。 -
伊那小 恒例のPTAバザー
伊那市の伊那小学校で、恒例のPTAバザーが、3日に行われました。
PTAバザーは、家庭から持ち寄った日用品を安く販売し、学習環境の整備に充てようと、毎年行われています。
タオルや洗剤、おもちゃなど様々な物が並びます。
他に、7つのクラスが総合的な学習の時間に取り組んでいることを活かして商品を販売しました。
このうち、牛乳パックを使った紙づくりに取り組んでいる4年謹組は、コースターやオリジナルのキーホルダーを販売しました。
キーホルダーは、ミキサーで細かくした牛乳パックを寿司やおにぎりなどの形に固めて乾燥させ色付けしたものです。
他にも、地域の16の店舗が飲食やワークショップなどのブースを出しました。
PTAバザー実行委員会では、「多くの人に来ていただき子ども達の商品もすぐに完売した。活動を地域の人に伝えるいい機会になったと思う」と話していました。 -
井月俳句大会 最高賞に山本さん
第五回千両千両井月さんまつりに合わせて、信州伊那井月俳句大会が2日に開かれ、最高賞に福岡県の山本則男さんの作品が選ばれました。
2日は、伊那市のいなっせで表彰式が行われました。
最高賞の井月俳句大賞には、福岡県の山本則男さんの作品【胡桃割る 信濃の音と おもひつつ】が選ばれました。
山本さんの作品は、硬いクルミを割る音を信濃の特徴と捉えたことや、おもいつつと現在進行形となっていることなどが評価されました。
今年は、高校・一般の部に357人から1,604句が、小中学校の部に5,103人から1人1句ずつが寄せられました。
表彰式では、小中学校の部で特選に選ばれた50人にも表彰状が贈られました。 -
元高校教諭が高校再編について要望
長野県教育委員会は10月中旬を目途に上伊那の高校再編案をまとめる方針を示しています。
これを受け、県高等学校退職教職員協議会上伊那支部は、スケジュールの見直しなどを求めるアピール文を、3日の会議で採択しました。
3日は、上伊那支部の幹事会が伊那市の創造館で開かれました。
県立高校の第2期高校再編に向け上伊那広域連合から委嘱された委員でつくる「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」では、再編案について検討をしています。
県教委は、「高校改革実施方針」を9月中に策定する予定です。
その方針に基づき協議会が再編案を示し、県教委が10月中旬には上伊那の案をまとめるとしています。
アピール文は、方針が示されてから1か月という期間では短いとして、スケジュールの見直しを要望する他、少人数学級編成の導入を求めています。
今後は、上伊那支部は先月発足した「高校再編を考える上伊那の会」と共に、協議会に働きかけていくことにしています。