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信大農学部 井上教授が穀物の本を出版
作物や植物栄養学について研究している、信州大学農学部の井上直人教授はその成果をまとめた「おいしい穀物の科学」を出版しました。 16日は、井上教授が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に本を寄贈しました。 この本は、伊那市の米の美味しさを科学的根拠に基づき説明しているほか、米をはじめとした三大穀物やソバ、雑穀に関する研究成果を紹介しています。 井上教授は、伊那市の「米」は、硬さ、粘りなどを物理的に数値化した食味値が、ブランド米と同等かそれ以上だとしています。 美味しい米ができる理由は、「南アルプスなどの山岳地帯から流れ出る水がミネラルを豊富に含んでいるため」としています。 白鳥市長は「伊那市の川の水にはミネラルを豊富に含んでいる事などを小中学校で教えていきたい」と話していました。
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青島の伝統行事「千社参り」
伊那市美篶青島の住民が市内各地の神社などに札を貼り地区の安全を願う千社参りが20日行われました。 20日は青島区の住民およそ90人が9つの組ごとに別れて市内の神社や道祖神をまわりました。 神社につくと住民らは「千社参り」と書かれた札を柱などに貼り付けていました。 この行事は毎年土用の入りの7月20日前後の日曜日に青島区の全戸が参加して行われている伝統行事です。 千枚の札を市内各地の神社や石仏に奉納するもので、三峰川の氾濫に悩まされてきた住民が地域の安全を願い始められたといわれています。 伊那市無形民俗文化財に指定されていて今は地域の交流を図る行事として受け継がれています。 青島区の住民は「地域に伝わる大切な行事として絶やさず続きていきたい。」と話していました。
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上牧の里山でマツタケ復活の研究
伊那市上牧の有志でつくる上牧里山づくりは、東京大学が行う、里山でのマツタケの復活の研究に、フィールドを提供します。 18日は、上牧里山づくりの大野田文吉代表と、東京大学の黒河内寛之特任助教が上牧公民館で記者会見を開きました。 研究は、黒河内さんが所属する東大の研究室が行うもので、里山と人との共生をテーマに、マツタケの復活を目指すものです。 教員だった大野田さんが伊那北高校で黒河内さんを教えたことなどが縁で、研究場所に選ばれました 大野田さんによると、上牧では30年ほど前はマツタケがよくとれたということですが、手入れをする人が少なくなり、近年はきのこ自体が減っているということです。 今後は、里山のデータ収集するため、落ち葉をかいたり、研究室で育てたマツタケの菌糸体を植えるなどして、手を加えた場所を手を加えない場所と比較していくということです。 研究は数年から数十年にわたり続けられる予定で、多くの人が実践できるマツタケ復活の方法を科学的に立証していくということです。
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3連休初日 肌寒さ感じる1日もプール賑わう
3連休初日の19日、伊那市の市民プールと高遠スポーツ公園プールがオープンし、家族連れで賑わいました。 伊那地域の最高気温は25.6度と6月下旬並みの気温となりました。 時折雨が降るなど肌寒さを感じる1日でしたが、オープン初日の19日は無料開放となり家族連れなどが楽しんでいました。
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ヤマトイワナ原種保護へ 守る会発足
三峰川上流域に生息する希少なヤマトイワナの原種を保存しつつ利活用に繋げていこうと「三峰川のヤマトイワナを守る会」が18日、発足しました。 会では今後、遊漁区間の有り方についてまとめるとしています。 18日は、伊那市役所で初めての会議が開かれました。 日本には4種類のイワナがいて、ヤマトイワナは中部地方の太平洋側と紀伊半島のごく一部に生息しているとされています。 成魚の全長は平均するとおよそ25センチで、体はやや黒ずんでいてオレンジ色の斑点が目立つのが特徴です。 近年、乱獲や生息環境の悪化などによりヤマトイワナの原種の個体数が減少傾向にあるということで、県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています。 そこで今回、ヤマトイワナについて学びその保護と釣り人との関わり方を考えようと、守る会が発足しました。 三峰川に関係する団体や行政、遊漁者など18人で構成します。 会長には、天竜川漁業協同組合組合長の上條純敬さんが選ばれました。 伊那市では今年度、ヤマトイワナの原種保護に40万円の予算を計上していて、9月までに遺伝子解析による生息数調査を行う計画です。 会では、この調査結果をもとに遊漁区間の有り方について検討し、漁業協同組合への提言としてまとめるとしています。
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地域発元気づくり支援金 第2次分内定
長野県の地域発元気づくり支援金の、今年度の上伊那地域の第二次分が内定しました。 上伊那地域の第二次分に内定したのは11事業で、支援額は780万円です。 中高生の吹奏楽技術向上のためプロの吹奏楽団を招きレッスンや演奏会を開催する伊那楽友協会の事業に131万円が内定しました。 JR飯田線活性化期成同盟会のイベント列車事業には109万円、高校生が主体となり地域や未来について討論と提言を行う、ゆるっと赤シャツワーク ショップの「全国高校生合宿」に55万円の支援が内定しています。 なお、平成25年度の支援金事業の優良事業も発表され、上伊那地域では「伊那発!完全地産・製造業ご当地お土産プロジェクト」や、「高遠ぶらり アプリケーション制作・活用事業」など3事業が選ばれました。
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新宿高野でブルーベリーフェア始まる
東京都新宿区にある老舗のフルーツ専門店新宿高野で、18日から伊那産のブルーベリーを使ったフェアが始まり多くの人で賑わいました。訪れた人たちからは、「味が良い」と好評です。 これは、伊那市とJA上伊那が協力して伊那市をPRしようと初めて開かれたものです。 新宿駅東口にある新宿高野は創業から129年の老舗。 全国各地の高級フルーツのギフトや加工品などを扱っています。 新宿高野で使われているブルーベリーは、伊那市高遠町勝間などで生産されたものです。 甘みの強いブルーレイと酸味があるブルークロップが使われていて、地下2階では、ブルーベリーを使ったショートケーキやタルトなどが並びました。 イメージキャラクター、イ~ナちゃんも応援に駆け付け、買い物客らに伊那市をPRしていました。 初日の18日は、高遠町のブルーベリー生産者、秋山文男さんが訪れ、フルーツ教室の講師を務めました。 フルーツ教室は毎回人気だという事で、今回もすぐに予約で一杯になったということです。 教室では、伊那産のブルーベリーを使ったデザートなどを味わいながら生産者の話を聞きます。 秋山さんは、「ひとつぶひとつぶ食べるのではなく、たくさん口に入れて食べるのが一番おいしい」と話していました。 このフェアを中心となって進めてきたのは伊那市とJA上伊那の職員でつくるプロジェクトチームです。 メンバーたちはお揃いの衣装を着てブルーベリーの販売促進や上伊那産のアルストロメリアを無料でプレゼントしていました。 高野本店5階にあるフルーツパーラーではパフェの提供が始まっています。値段は1,600円で、客からは好評だという事です。 新宿高野のブルーベリーフェアは7月31日まで開かれていて、28日には白鳥孝市長がトップセールスをすることになっています。
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長ぐつ先生200回記念展
長ぐつ先生のフィールドノートとして、長野日報に記事を書いている元信州大学農学部教授、建石繁明さんの連載200回記念展が、19日から伊那図書館で開かれます。 長ぐつ先生の愛称で親しまれている元信州大学農学部教授の建石繁明さん79歳。 長ぐつ先生のフィールドノート。 2010年6月からめずらしい虫や植物の話題を写真とともに長野日報に掲載しています。 1週間に1本のペースで連載していて、200回に達したことから記念展が開かれることになりました。 会場には、顕微鏡や鹿の骨の標本、連載記事などが並びます。 また、伊那ケーブルテレビで放送中の長ぐつ先生のおもしろ自然観察日記も上映されます。 200回記念展は、19日から26日までで、22日には、午後1時30分から「自然を見る目を養う」と題して講演会も開かれます。 200回の連載で、地域にも長ぐつ先生の名がだいぶ浸透してきたといい、珍しい動植物が自宅に持ち込まれることも。 建石さんは、街の先生として地域で頼りにされる存在です。
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伊那市西春近諏訪形の貝付沢 住民の取り組みを視察
伊那市西春近諏訪形の貝付沢で、17日、地域住民が進める治山事業を白鳥孝市長らが視察しました。 白鳥市長ら市の関係者などが貝付沢を訪れ、地域住民が行っている、災害に強い里山づくりの活動を視察しました。 貝付沢は8年前の18年豪雨で氾濫し、民家や農地に土砂が流れ込む被害が発生しました。 以来、地域住民でつくる「諏訪形区を災害から守る委員会」が中心となり沢筋に植樹をするなど治山事業を進めています。 この日は、委員会が国の交付金110万円を受けて整備した監視道路が完成したことから視察が行われました。 平成21年から広葉樹の植樹を始め、平成24年からは、植物の根が真っ直ぐに伸びる保育ブロックを使った植樹に取り組んでいます。 現在は300本ほどが植えられていて、大きいもので150センチ程に成長しています。 委員会では、今年も秋に120本の広葉樹を植樹する予定で、「息の長い活動にしていきたい」と話していました。
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唐木さん手入れの花が見頃迎える
伊那市美篶上川手の唐木正義さんが手入れをしている裏山で、オレンジ色のガンジーと呼ばれる花が見頃を迎えています。 唐木さんは、およそ6年前から裏山の一部に、スイセンやポピーなど10種類程の花を植えているということです。 唐木さんによりますと、この花はガンジーと呼ばれ、昔は美篶でよく見られていましたが、最近は見る事が減ってきているということです。
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災害時の障害者支援考える
第9回伊那市社会福祉大会が、17日、伊那文化会館で開かれ、災害時の障害者支援について講演がありました。 大会は、伊那市社会福祉協議会が、毎年開いていて今年で9回目です。 障害の有無に関係なく、地域住民誰もが遭遇する可能性がある「災害時」をキーワードに、障害者に対する理解を深め、身近な支えあい活動を活発化させようと開かれました。 講師を務めたのは、大阪市に拠点を置くNPO法人 ゆめ風基金理事の八幡 隆司さんです。 ゆめ風基金は、阪神淡路大震災の際に、障害者救援のため発足し、以降、様々な災害支援を行っています。 八幡さんは、災害が発生したときに障害者への救援が遅れていると話しました。 東日本大震災では、避難所に行っても、トイレにも行けないと判断し引き返した障害者の事例や、スロープが付けられた仮設住宅でも、室内には段差だらけで、トイレも風呂も利用できない障害者がいることなどを紹介しました。 伊那市社協では、「法律や制度の整備だけでは、災害への備えは十分とは言えない。災害時の障害者支援を考えることは、地域コミュニティの大切さを改めて見直すことにつながる」としています。
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伊那中央病院で看護職再就職支援研修会
看護の仕事から離れている人が再就職を目指す「看護職再就職支援研修会」が15日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。 研修会には、伊那市内の4人が参加しました。 伊那中央病院では、出産などにより看護の仕事から一度離れた人の再就職を支援するための研修会を毎年開いています。 この日は、皮膚排泄ケア認定看護師の小林由美子さんが、病院患者が床ずれにならないための方法を指導しました。 参加者は、実際にベッドに寝て小林さんのアドバイスを聞きながらケアの練習を行いました。 伊那中央病院では、研修会を通して、看護師不足の解消やスキルアップを図り、地域医療の向上に繋げていきたいとしています。 4人は18日まで研修を行い、採血や輸液ポンプなどの練習を行うということです。
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新山小学校で恒例のカレーパーティー
伊那市の新山小学校の恒例行事、カレーパーティーが、17日に開かれ、新山保育園の園児と一緒にカレーを作り、味わいました。 園児12人が小学校を訪れ、児童と一緒にカレーを作りました。 平成21年度から園児数の減少で新山保育園が休園となっていたため、新山保育園と新山小学校のカレーパティーは6年ぶりになります 児童会が中心となって企画し3つのグループに分かれてカレーをつくりました。 見た目にも楽しいカレーを作ろうと班ごとに入れる野菜を工夫しました。 中には、隠し味にチョコレートやコーヒーを入れたワールドカップカレーも。ウズラの卵と刻みのりで作ったサッカーボールをトッピングしました。 新山保育園が再開した今年度、野菜の栽培や音楽会、お花見給食などを通して、保育園と小学校の交流を深めています。 新山小学校の小沢瑞穂校長は、「同じ新山の子供として、地域への 愛着と絆を深めていってほしい」と話していました。
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有賀建具店 木の色楽しむ展示会
伊那市西箕輪の有賀建具店の地元の木を使った家具や建具などの展示会が、かんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、地元の木を中心に国内の木材を使用して製作された家具や小物など100点が並んでいます。 今回初めて、有賀さんと、有賀建具店で働く弟子5人、独立した弟子2人で作品展を開きました。 会場に並ぶ作品だけで、90種類の樹木の木材が使われています。 有賀建具店のように色々な木の地の色を活かした製品作りを行う建具店は、全国でも数少なく、有賀さんは、その先駆けです。 普通では捨てられてしまう木材も地元や全国から集めています。 乾燥だけで5年かかるということで、多くの種類を使った製品をつくるには時間と手間がかかるということです。 有賀建具店の作品展は、21日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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高遠町で市政懇談会
伊那市高遠町地区と、市長との市政懇談会が、16日夜開かれました。 白鳥孝市長は、移住してきた人が感じた課題やニーズを聞く機会を設け、人口増加策につなげたいとの考えを示しました。 この日は、JA上伊那東部支所で懇談会が開かれ、90人ほどが参加しました。 人口増加策については、移住支援として高遠町に設置された移住準備住宅に、愛知県から移り住んだ男性から、「準備住宅は1年間を期限に出なければならず、市営住宅を借りるのには、市内在住者を含め2人の保証人を探さなければならない。伊那市に引き続き住みたいが非常に厳しい」との話がありました。 それについて白鳥市長は、「杓子定規に、これまでどおりの条件でやる必要はない。要望に応じて、条件を変更したい。なるべく早く結論を出す」と答え、「移住してきた人たちが感じた地域の不便さや住み辛さなどの課題を明確に洗い出し、人口増加につなげたい。移住した人の意見を聞く場を設けたい」と話していました。 ほかに、伊那市が平成28年度に高遠第4保育園を現在の高遠第1保育園に統合する計画については、「保護者や地域住民が1年間話し合って出した統合するなら移転新築して欲しいという陳情が、まったく反映されていない。市側からの説明も2年前にあっただけで、説明不足ではないか」などの声がありました。 白鳥市長は、「高遠第4保育園は、耐震化されておらず、2つの園の園児も数が減っている。当面、高遠第1保育園を活用していく」と話していました。
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上の原保育園 年長児が川遊び
伊那市の上の原保育園の園児は伊那市長谷の黒川で川遊びを楽しみました。 16日は上の原保育園の年長児50人がライフジャケットをみにつけると浮き輪に乗って川下りを楽しんでいました。
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伊那市4河川整備促進 確認
伊那市内の4つの河川の期成同盟会などでつくる伊那市河川治水砂防促進期成同盟会の総会と意見交換会が16日伊那市役所で開かれました。 期成同盟会は大沢川、小黒川、小沢川、棚沢川の関係者で組織され治水砂防事業を促進し地域住民の生活の安全を図ることを目的としています。 期成同盟会の白鳥孝会長は「集中豪雨などの災害に備えるためにも、協力して関係機関に働きかけをしてきたい」と挨拶しました。 意見交換では小黒川について「台風による流木などにより、今後自然ダムとなる場所がある。早急に流木の撤去をしてほしい」との声が上がっていました。 これに対し伊那建設事務所は市や地元と現地調査を行い必要な場所から予算措置をしていきたいと答えていました。 同盟会では、地元組織と連携を図り、国や県に対して事業促進を要望していくことにしています。
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土用まつたけ入荷
伊那市の産直市場グリーンファームでは土用マツタケが入荷し買い物客が手に取り香りを楽しんでいました。 土用の丑の日の近くの夏の暑い時期に生えるものを土用マツタケと言います。 16日店頭にならんだのはこちらの100グラム。4本です。 マツタケは上伊那の山で採れたものだということで今年は例年と比べ入荷が早く10日頃に第1号が入荷したという事です。 価格は100グラム5,000円で平年並みだという事です。 グリーンファームによりますと、今後の気候にもよるが今年はマツタケの豊作が期待できそうだという事です。
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芸大生がアウトリーチ
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は14日、東京藝術大学の学生など3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京藝術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 この日は、東京藝大による、アウトリーチで、作曲科の向井航さんと、打楽器科の廣政志さん、ギター科の志野文音さんの3人が訪れ行われました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。 今回で8回目になる授業には、高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部など25人が参加しました。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒は、演奏に聞き入っていました。 ギター科の志野さんは、「技術も必要ですが、曲を聴いて自分の中で思い描く演奏を心がけるように」などとアドバイスしていました。 最後は、高遠高校の生徒が歌を披露しました。
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ワンコインガイド収益を寄付
伊那市観光ボランティアガイド、い~なガイドの会は高遠城址公園のさくら祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益の一部を伊那市に寄付しました。 この日は、い~なガイドの会会長の湯澤敏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益の一部、41,000円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。 「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は去年の75件を大きく上回る、202件の利用がありました。 い~なガイドの会会員は現在およそ40人で今年のさくら祭り期間中はフル回転だったということです。 都道府県別に利用が多かったところは、愛知県で35件。次いで東京都が27件などとなっています。 中にはドイツや台湾、韓国などの外国人の利用者もいたということです。
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伊那まつり盛り上げようと大行燈設置
伊那まつりで使われる大行燈2基が、今日、伊那市役所正面玄関前に設置されました。 大行燈は、まつりを盛り上げようと平成14年に製作されました。 高さは、およそ3メートル、重さは200キロで、市民踊りの際には、踊りエリアの南北の両端、折り返し地点に設置されます。 この日は、市の職員らが、1時間ほどかけて、2基の大行燈を完成させました。 伊那まつりの市民踊りは、8月2日土曜日に予定されています。
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日影マレットクラブの発足20周年記念大会
伊那市日影の愛好者でつくる、日影マレットクラブの発足20周年記念大会が16日伊那市美篶の笠原マレットゴルフ場で開かれました。 大会には、会員およそ50人が参加しました。 毎月大会を開いていて、今回は発足20周年の記念大会です。 大会ごとに「マレット通信」を発行していて、大会結果の他、健康情報なども掲載しているということです。 堀ノ内保夫会長は、「これからもみんなでマレットを楽しんで、健康づくりをしていきたい」と話していました。
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南アルプス・ジオパーク講座 石仏と青石について学ぶ
伊那市高遠町出身の石工、守屋貞治が石仏を彫る際に使用した「青石」について学ぶ講座が15日、伊那市高遠町の建福寺で開かれました。 建福寺の境内にある貞治が手がけた石仏のほとんどが火成岩の一種、通称「青石」から作られていて、とても丈夫な石だということです。 講座は、高遠町公民館が毎年開いているもので、今日は今年度2回目です。 伊那市内の26人が参加しました。 講師を務めたのは、伊那市高遠町で石材店を営む北原多喜夫さんです。 北原さんによりますと、現在建福寺には、守屋貞治が作った石仏が42体あるということです。 貞治が20代の時に作ったとされている六地蔵。 一番右を貞治が作り、残りの5体は他の石工に頼んで作ったため、表情や彫り方などが異なります。 門をくぐった左手にある「佉羅陀山地蔵菩薩」 ある参加者は、「実際に講座を聞くことで、今までとは違った所に目をつけて見学することができた。今日聞いた話を、興味のある人に伝えていきたい」と話していました。
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県産材を使った吸音板を設置
車の走行音を緩和させる木製吸音板が中央自動車道伊那インターチェンジに試験的に設置されました。 NEXCO中日本としては初めての設置となります。 木製吸音板は、県産材の利用促進を目的に木材の加工・販売業者でつくる県産材販路開拓協議会が開発したものです。 吸音板は間伐したスギが使われていて高さ50センチ、幅4mの板を4枚組み合わせています。 音を吸収するポリエステル繊維などを県産材で固定しています。 全国的にも開発事例が少なく、金属の吸音板と性能は、変わりはないということです。 金属の吸音板よりコスト面ではまだ課題があるということですが、木製の吸音板は景観もよく、塩カルにも強いということです。 長野県産材販路開拓協議会では、「コストなどについて今後研究しながら高速道路だけでなく工業団地などでも利用してもらえるよう検討していきたい」としています。
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水銀灯などの清掃ボランティア
伊那市の電気工事会社などは15日、春日公園などの水銀灯の清掃をボランティアで行いました。 清掃活動は、伊那市電設業協会と電気工事協力会伊那地区が毎年ボランティアで行っているもので、今年で14回目です。 今日は、12社から24人が参加し6グループに別れて高遠ほりでいパークや伊那公園など市内4か所の水銀灯を清掃しました。 このうち春日公園では参加者が、脚立や高所作業車などを使い電灯についたよごれを落としていました。 また、電球がきれている所は取り換えをしていました。 水銀灯を管理している伊那市では「普段清掃できない高い所を清掃をしていただき大変助かっている」と話していました。
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トンボの楽園で観察会
伊那市富県新山のトンボの楽園で13日、ハッチョウトンボの観察会が開かれました。 ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチです。 観察会はこの場所の整備や保護活動を行っている新山山野草等保護育成会が開いたものです。 今が最も飛び交う時期だということで観察会には家族連れなどが訪れていました。 トンボの楽園は日当たりの良さやきれいな湧き水が流れていることなどその自然環境がトンボの生息に適しているということです。 観察会では育成会の会員が訪れた人たちにその生態や特長について説明していました。 育成会によりますと、ここには45種類のトンボがいるということで「いつでも好きな時に来て観察してほしい」と話していました。
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野球部が県大会へ必勝祈願
長野県中体連の県大会に出場する春富中学野球部は、伊那市東春近の春近神社で必勝を祈願しました。 13日は部員およそ30人と監督、保護者らが春近神社を訪れ必勝を祈願しました。 春富中学野球部は予選で南信地区2位となり県大会出場の切符を手にしました。 チームは堅い守りが持ち味でバッテリーを中心に失点を抑える野球を心がけているということです。 県大会には県内4地区から各4チーム、合計16チームが出場することになっていて上位2チームが北信越大会に出場することができます。 南信地区は春富中のほか箕輪中、南箕輪中も県大会に出場します。 試合は19日に塩尻市営球場で行われることになっていて春富中は県大会で優勝し2年ぶりの出場を目指します。
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ビデオ作品コンクールで吉澤さんが伊那市長賞
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式が13日、伊那市のいなっせで開かれ、吉澤豊さんの作品が伊那市長賞に選ばれました。 コンクールには一般からの作品を含め15人から30点が出品されました。 このうち伊那市長賞には吉澤豊さんの“「たかずやの里」移転記録”が選ばれました。 児童養護施設たかずやの里が伊那市富県から東春近へ移転するまでの地域の支援や関係する人たちまた新しい施設が完成するまでの様子を撮影した作品です。 伊那ケーブルテレビジョン賞には原英美さんの“通学合宿”が選ばれました。 西箕輪小学校の児童が公民館に宿泊しながら学校に通う様子を記録したもので、そこでの生活や地域の人たちとの交流が記録されています。 赤羽仁会長は「会員の研鑽のためはじめたコンクールも17回目となった。 映像を残すことで地域に貢献し見た人に感動を与える作品づくりをしていきたい」と話していました。
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伊那市の産業用地 初売却見通し
伊那市土地開発公社が所有していた産業用地が伊那市に引き継がれてから初めて売却される見込みとなりました。 14日は市と購入企業の間で土地売買仮契約調印式が行われました。 14日は伊那市役所で調印式が行われ産業用地を購入する東京パック株式会社の波多野勇社長と白鳥孝伊那市長が仮契約を結びました。 産業用地を購入する東京パックは東京に本社を置きポリエチレン製の手袋などを製造販売しています。 年商はおよそ12億円で従業員はおよそ85人。東京に2つの工場と物流センターがあります。 売買の仮契約を交わした産業用地は伊那インター工業団地の一角で広さはおよそ7,600平方メートル。 金額はおよそ9,800万円となっています。 東京パックではここにフィルム工場と手袋製造工場、物流倉庫を建設する計画で土地取得を含めた事業費は5億円を見込んでいます。 調印式で波多野社長は伊那に工場を造ることで生産、供給能力を増強するとともに、首都直下の地震に備えリスクの分散を図りたいとしています。 東京パックでは工場建設にあたり地元から33人を雇用する計画で平成27年8月の操業開始を予定しています。
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高校生が登戸研究所の聞き取り調査
第2次大戦末期、神奈川県から上伊那地域に疎開した陸軍の秘密機関、登戸研究所について、高校生5人が当時を知っている人たちから13日聞き取り調査をしました。 駒ヶ根市の中沢公民館。 中沢にも登戸研究所の一部が疎開し、短期間でしたが小型爆弾などのスパイ兵器の製造などが行われました。 中沢小学校も研究所になり、公民館は、その跡地に建設されました。 聞き取り調査をしたのは、辰野高校や箕輪進修高校の生徒たちが参加する上伊那高校生平和ゼミナールの5人です。 調査内容をまとめ、それぞれの文化祭で発表する予定です。 この調査に協力したのは、当時を知る地域住民2人です。 上村睦生さんの父親が登戸研究所で働きました。 「小学生のころ研究所には大量の黄燐があり、川遊びでやけどをした」 竹村寿彦さん。 終戦とともに秘密機関だった研究所を進駐軍に隠そうと資機材を処分した時の様子を見ていました。 「爆発はものすごい衝撃で、近所のガラスが割れ、窓枠も曲がるほどだった」 高校生たちは、メモをとりながら、初めて聞く事実に戦争を身近に体験している様子でした。 高校生平和ゼミナールは、19日の辰野高校の文化祭でこれまでに調査した資料をまとめ一般公開する予定です。