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スバル信州支部が伊那市社会福祉協議会に寄贈
全国スバル販売労働組合のスバル信州支部は12日、万が一の災害時に役立ててもらおうと、伊那市社会福祉協議会にポータブル発電機を寄贈しました。 この日は、井上恵介執行委員長ら3人が伊那市社会福祉協議会を訪れ、伊藤隆(たかし)会長にスバル製のポータブル発電機1台を寄贈しました。 今回の寄贈は、富士重工関連労働組合連合会の結成40周年を記念して行われたものです。 伊藤会長は「利用者が安心できる設備が求められているので、有効利用したいです」と話しました。 今回寄贈されたポータブル発電機は、軽量で静粛性に優れていて、パソコンにも使用できるということです。 伊那市社会福祉協議会では、発電機を市内の老人福祉施設に置き、地震や台風などの災害時に備えるということです。
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ザゼンソウ群生地で木道整備
伊那市横山のザゼンソウ群生地で17日、木道の整備作業が行われました。 作業には横山区民などおよそ70人が参加しました。 一帯はザゼンソウの群生地で木道の整備はこれまで設置されていたものが古くなったため行われたものです。 事業費はおよそ150万円でそのうちの半分は県の元気づくり支援金があてられています。 使われている木材は上伊那産のカラマツで木道は幅およそ1・2メートル、長さは100メートルあり、散策しながらザゼンソウを楽しめるようになっています。 横山区ではこの一帯を地域の憩いの場とともに、多くの人が訪れる名所にしていきたいとしています。
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南アで遭難 1人行方不明
11日に一人で南アルプス仙丈ヶ岳に入山し行方がわからなくなっていた男性とみられる遺体が18日、仙丈ヶ岳6合目付近で見つかりました。 伊那警察署の発表によりますと行方がわからなくなっているのは神奈川県藤沢市に住む59歳男性です。 男性は11日に単独で仙丈ヶ岳に入山し13日に下山予定でした。 今朝6時から警察や南アルプス北部地区山岳救助隊などが捜索しました。 午後0時過ぎ仙丈ヶ岳六合目付近の稜線から西側におよそ100m下で、心肺停止状態で見つかり死亡が確認されました。 伊那署では行方不明者の男性とみて調べを進めています。
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新伊那消防署庁舎 安全祈願
老朽化に伴い新しく建設される伊那消防署庁舎の安全祈願祭と起工式が18日、現地で行われました。 平成27年4月の供用開始を目指します。 新しい伊那消防署庁舎は伊那市荒井の富士塚グラウンド北側に建設されます。 式には、伊那消防組合、組合長の白鳥孝伊那市長をはじめ伊南行政組合、地元関係者など70人が出席しました。 庁舎は、2階建てで、消防広域化に伴い建物の中に上伊那広域消防本部や通信指令センターが入ります。 この他に、6階建ての訓練塔や防災倉庫も建設されます。 全体の延床面積はおよそ3300平方メートルで事業費は13億円となっています。 新しい庁舎は来年の12月に完成する予定で、平成27年4月の供用開始を目指します。
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上伊那農業高校3年原奈津美さん 棒高跳びで全国3位
上伊那農業高校3年で陸上部の原奈津美さんが、第68回国民体育大会陸上競技少年女子共通棒高跳びで3位に、第29回日本ジュニア陸上競技選手権大会女子ジュニア棒高跳びで8位に入賞しました。 6日は、原さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 原さんは10月5日に東京都で行われた第68回国民体育大会陸上競技少年女子共通棒高跳びに出場しました。 3メートル55センチを跳び、1位とは5センチ差で3位に入賞しました。 白鳥孝市長は「オリンピックを目指して頑張ってください」と話しました。 原さんは、来年の春から県外の大学に進学する予定で、目標は現在の棒高跳び県内最高記録4メートル01センチを塗り替えることだということです。
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新山保育園を花でいっぱいの園舎に 球根植え
伊那市新山の住民有志でつくる保育園・小学校を考える会は、現在休園となっている新山保育園の来年度の入園希望者数が再開に必要な20人に達したことを受け、16日園舎の花壇に花の球根を植えました。 16日は地域住民およそ30人が集まり、園舎のまわりの花壇にチューリップの球根300個を植えました。 これは、住民有志でつくる新山の保育園・小学校を考える会が保育園再開に向け花いっぱいの園舎で子どもたちを迎えようと行ったものです。 16日植えた球根は9月に行われた新山まつりなどで呼びかけ、集まった募金で購入しました。 園舎には花が咲いたときの予想図や、保育園再開に向け地域住民から寄せられたメッセージがはり出されていました。 新山保育園は園児数の減少により平成21年度から休園となっていて、再開には定員の半分の20人の園児が必要です。 伊那市が1日までに行った来年度の入園、転園希望調査によると、20人の希望があったということです。 再開した時花いっぱいの園舎で子どもたちを迎えられるよう会では、来年3月にはパンジーなども植えたいとしています。
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伊那フィルハーモニー交響楽団第26回定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の第26回定期演奏会が10日、伊那文化会館で開かれました。 この日は、団員など85人が出演し、ムソルグスキーの「展覧会の絵」など3曲を演奏しました。 伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に伊那谷初のアマチュアオーケストラとして発足しました。 長野県出身で今回も指揮を務めた東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の征矢健之介さんとは、10回目の共演となりました。 会場を訪れた900人は、迫力のある演奏に耳を傾けていました。 この演奏会の模様は、年末にご覧のチャンネルで放送します。
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タウンステーション伊那まちで東北応援セール
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる、伊那まちの再生やるじゃん会は、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の海産物をタウンステーション伊那まちで16日から4日間販売します。 会場ではかつお節やのりなど、16種類が販売されています。 伊那まちの再生やるじゃん会は復興支援につなげようと、気仙沼市の海産物業者から定価で買い取り、販売することにしました。 やるじゃん会では、「東北のものを買うことで支援につながっていくのでぜひ来てほしい」と呼びかけています。 タウンステーション伊那まちでの販売は19日火曜日まで、20日水曜日は荒井や美篶など5か所で出張販売します。
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上伊那の景観を考えるツアー
長野県建築士会上伊那支部による上伊那地域の景観を考えるツアーが16日行われました。 これは、長野県発地域元気づくり支援金活用事業で行われたもので、およそ90人が参加しました。 景観とは何か?をテーマに箕輪町の下古田や南箕輪村の大芝高原など5か所を回りました。 東京大学アジア生物資源環境研究センターの堀繁教授が講師をつとめました。 堀教授は景観とは「見たいものが景観ではなく、見る視点があるから景観」と説明していました。 下古田では仙丈を望むには見たいものも、視点も良いが、萱野高原を見た場合は手前の木が大きすぎるため視点が悪いと説明をしていました。 景観を良くするためには、こまめな手入れも必要と話していました。 長野県建築士会上伊那支部の堀口隆支部長は「景観は地域の活性化に大きく影響する。多くの人たちに景観の意味を理解してほしい」と話していました。
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陸前高田市議が白鳥市長表敬訪問
東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市の及川修一市会議員が15日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に支援に対する感謝の気持ちを伝えました。 及川修一市議は、伊那市西春近のまつり工房、北原永代表と太鼓を通じ交流があります。 陸前高田市では、震災前から全国太鼓フェスティバルを開催していました。 及川市議は、実行委員会会長で、北原代表は、太鼓フェスティバル復活を支援しようと現金370万円を寄付しています。 太鼓フェスティバルは、去年陸前高田市で復活し、北原さんが芸術監督をつとめる太鼓グループ大太坊も招待されました。 及川さんは、白鳥市長に震災当時の陸前高田の写真集を手渡し、自ら指導していた少年野球チームの子どもが非難先の体育館でなくなったことなどを話していました。 白鳥市長は、「そういう話を聞くと被災地にまた行かなくてはならないという気持ちになりますね。」とこたえていました。
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花火 一般市民からも協賛を
伊那まつり花火委員会は、長引く景気の低迷などにより協賛額が年々減少しているとして、一般市民からも協賛を得られるよう要望書を15日に提出しました。 15日開かれた第41回伊那まつり実行委員会の反省会で、花火委員会の鈴木一比古副委員長から堀内潤一郎伊那まつり実行委員会委員長に要望書が手渡されました。 要望書によりますと、協賛額は年々減少していて、今年は、過去最低の協賛額だったということです。 今年の協賛額は、1,381万千円で、最高額だった平成10年と比べると700万円減少しているということです。 さらに、花火の原材料価格の高騰と消費税の増税で花火業者から値上げをせまられているということです。 花火委員会では、従来の商工業者からのみでなく一般市民からも協賛の協力をしてもらい、伊那まつり花火大会を継続できるよう要望しています。 実行委員会では、最高決定機関の伊那まつり委員会にこの要望をあげていくことにしています。
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南アルプス林道バス8年ぶり5万人
今シーズンの伊那市営南アルプス林道バスの利用者が、8年ぶりに5万人台を突破しました。 15日で今シーズンの運行が終了し、4月25日からの利用者は、5万561人となりました。 平成17年以来8年ぶりの5万人台達成です。 運行最終日の15日は、あいにくの天候となり、始発以外は全て運休となり乗客はいませんでした。 午前9時頃、唐沢洞門から雪になり、午後2時、北沢峠は30センチの積雪になりました。 長谷総合支所の南アルプス林道管理室によりますと、5万人突破は、富士山の世界遺産効果や北アルプスの天候不良、広報活動など相乗効果で利用客が伸びたものと分析しています。 10月の紅葉シーズンに台風が通過するなどマイナス要因もある中で、久しぶりの5万人超えに関係者は喜んでいます。 去年の利用者数は、4万5,841人でした。 来シーズンの営業は、4月25日からの予定です。
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高遠小学校統合30周年記念音楽会
高遠小学校の統合30周年を記念して2日、記念式典と音楽会が開かれました。 昭和59年に旧高遠町の旧高遠小学校と旧河南小学校が統合して今年で30年になります。 旧高遠小は現在の高遠町図書館の南側にありました。 旧河南小はJA上伊那東部支所の南にあり、現在も当時の校舎が残っています。 記念式典では児童が作った高遠だるまの目入れが行われ、30周年を祝いました。 音楽会では2年生が、旧高遠小校歌と旧河南小校歌を斉唱すると、一緒に歌っている人もいました。 30周年記念式典実行委員長の伊東洋明さんは、「両校の伝統をこれからも引き継いで行って欲しい」と話していました。
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西駒山荘を回想する講演会
中央アルプスの安全登山に寄与してきた西駒山荘の98年間の歴史を、郷土史家や、歴代の小屋管理人などが回想する講演会が9日、伊那市の創造館で開かれました。 これは、山岳関係者などで組織する西駒こまくさ会が主催しました。 郷土史家であり、中学校教諭時代に生徒を連れて西駒登山をした春日博人さんは「小屋ができる前は、学校登山でも野営をしていた。小屋のありがたさを後世に伝えなければならない。」 高遠中学校教頭で、長野県の近代史に詳しい塚田博之さんは「中箕輪尋常高等小学校の遭難がなければ学校登山はこれほどまで続かなかっただろう」と話しました。 講演会では、98年前に西駒山荘を建設した中心人物の子孫にあたり、自身も改築に係った内ノ萱の唐木 好春さんと同じく内ノ萱で小屋の管理人をつとめた室岡 智明さん、現在の管理人宮下拓也さんが、小屋にまつわる思い出を語りました。
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弥生ヶ丘高校美術部の生徒が火災予防看板
伊那市の伊那消防署に火災予防啓発のため伊那弥生ヶ丘高校美術部の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。 29日は伊那消防署で看板がお披露目されました。 製作したのは伊那弥生ヶ丘高校美術部の1・2年生8人です。 看板は縦1.8メートル、横は2.7メートルで7月から制作に取り組んできました。 看板には虎と龍のにらみ合っている姿が描かれています。 虎を危険な炎に見立てています。 龍は危険な炎に立ち向かう消防士を表しています。 制作に携わった生徒の一人は「少しでも消防士の皆さんが出動する機会が減ってくれれば嬉しい」と話していました。 伊那弥生ヶ丘高校の製作した看板は2年間設置されることになっています。
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ブックスタートとウッドスタート
伊那市はおもちゃなどの木製品と絵本を14日、伊那保健センターで新生児にプレゼントしました。 これは、伊那市が子育て環境を応援しようと行われたもので、去年まではどちらか一点のプレゼントでした。 14日は、新生児の6ヶ月検診に訪れた親子がプレゼントを選びました。 木製品はウッドスタートと呼ばれ市内の職人が作った、おもちゃやお椀など7品から選びます。 絵本はブックスタートと呼ばれ、10種類から選ぶことができます。 伊那市では「赤ちゃんと過ごす時間を楽しみ、親子のコミュニケーションを深めるツールになれば嬉しい」と話していました。
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伊那市日影区の通りの愛称決定
伊那市の「日影の道に愛称を付けよう会」は伊那市地域づくり活動支援事業の一環で、地区内を南北に走る7つの通りに名前を付けました。 12日、日影区公民館で日影の道に愛称を付けよう会の田中利幸代表が名前を発表しました。 8月から1ヶ月間地域住民に愛称を募集したところ、30程の候補が上がりました。 そのうち会で21の候補に絞込み、日影区文化祭で来場者に投票してもらいました。 国道361号から南へ伸びる6つの通りと東部中学校へ登る坂道のあわせて7つに名前が付けられました。 投票の結果、木曽権兵衛前の通りが、新子西通り。 広瀬建設横の通りが法華堂通り。 日影公民館から南への通りが公民館通り。 都築木材横からの通りをひだまり通り。 清野建設横からの通りを日影東通り。 大宮口バス停からの通りを二番井通り。 東部中への坂道をすず竹坂と名付けました。 会では、来年2月頃にはそれぞれの通りに看板を設置したいとしています。 日影の道に愛称を付けよう会の中村健一事務局は「決定した名前を広め、区民に地域への愛着心を深めてもらいたい」と話していました。 来年は東西に走る通りや、古道にも名前をつけるということです。
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「信州の伝統野菜」羽広菜のかぶの漬け込み作業 始まる
上伊那で唯一「信州の伝統野菜」に認定されている、羽広菜のかぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で14日から始まりました。 前日に収穫した80キロのかぶが、次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から、羽広菜生産加工組合のメンバー6人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、地元産の酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み、20日から30日ほど熟成させます。 羽広にある組合の畑は20aほどあり、毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 羽広菜生産加工組合は、生産者が減少する中、伝統の味を残していこうと、平成4年に農家16人で発足しました。 羽広菜のかぶ漬けは、12月上旬から来年3月頃まで、みはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、300円となっています。
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はびろの里で防災学習会
災害時の福祉避難所に指定されている伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里で9日、施設と地域住民の連携について考える防災学習会が開かれました。 はびろの里は、伊那市から災害時に高齢者や障害者などの要援護者を受け入れる福祉避難所に指定されています。 学習会は地域との連携を深めていこうと初めて開かれたもので、およそ15人が伊那市危機管理課の職員から災害時の対応について話を聞きました。 職員は、「地域と施設がお互いに協力できることをはっきりさせておくことや、顔のつながりを作っておくことが大切」と話していました。 はびろの里では、「ここには医師が常駐しているので、災害時には医療面でも協力できる」と住民に説明していました。 現在、伊那市は29の施設を福祉避難所に指定しています。 はびろの里では、災害時に備え今後地域と合同で防災訓練を行っていきたいとしています。
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厳しい寒さの中 糸寒天づくり
13日の伊那地域は最低気温-1.2度となり2日連続で氷点下を記録しました。 伊那市東春近田原で糸寒天づくりを行っている小笠原商店では 冬の寒さを利用した天日干しの作業が始まっています。 13日は朝から糸寒天を天日干しする作業が行われていました。 創業から100年余りの小笠原商店では、寒暖の差を利用して、糸寒天を凍らせたり溶かしたりを繰り返す、昔ながらの方法を守っています。 厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させる手間ひまをかけたこの製法により食感や風味が増すということで、毎年この時期から作業が行われます。 富士見町から伊那市東春近に移って14年目で寒暖の差の大きさと、三峰川水系の良質の水が豊富にあることが寒天づくりに適しているということです。 潮の香りが漂う工場内には糸寒天の原料となる天草を洗ったり溶かす作業が行われます。 国内外から仕入れた天草を煮て、溶かしてから凍らせて糸寒天にします。 小笠原商店では関東関西の高級和菓子店に出荷していて原料と製法にこだわった品質の良いものを届けることが信用につながっていると話していました。 この糸寒天づくりは寒さがつづく来年3月頃まで行われるということです。 長野地方気象台によりますと14日以降、朝方は冷え込みますが日中は平年並みに戻ると予想しています。
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古布を使ったパッチワークキルト展
南箕輪村の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が13日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。 会場にはタペストリーや小物などおよそ20点が展示されていて、半分ほどは古い着物などの布を使った作品です。 この作品は、夜空の星をイメージして作られたもので、4センチ角の絣の古布がおよそ1,700枚使われています。 伊東さんは40年ほど前から趣味でパッチワークの作品を制作しています。 伊東さんは、「古布の藍染めの色合いを楽しんでほしい」と話していました。 パッチワークキルト展は18日月曜日まで旧井澤家住宅で開かれています。
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ベンリー伊那上牧店13日にオープン
ハウスクリーニングや水回りのメンテナンスなどを行う全国チェーンのベンリー伊那上牧店が13日オープンしました。 昨夜はベンリー伊那上牧店で店舗スタッフなどによるキックオフミーティングが行われました。 ベンリーは、愛知県清須市に本社があり、全国に200店舗があるチェーン店です。 ハウスクリーニングや引っ越しの手伝い、各種業務代行など利用者の要望に応じてサービスを行います。 ベンリー伊那上牧店の板倉光店長は、「地域に密着し、地域に愛される店舗にしていきたい」と話していました。
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レジ袋削減へ市内のスーパーでマイバッグ無料配布
県が進めるレジ袋削減運動に協力してもらおうと、伊那商工会議所女性会のメンバーは4日、市内3カ所のスーパーでマイバッグを配りました。 ベルシャイン伊那店では、伊那商工会議所女性会のメンバー9人が、マイバッグ100個を買い物客に手渡しました。 伊那商工会議所女性会は、環境問題に取り組んでいて、保育園で環境に関する紙芝居の読み聞かせなどを行っています。 配布後、早速買い物にバッグを利用している人もいました。 女性会では「買い物をする時はマイバッグを持ち歩いて、レジ袋の削減に努めてほしい」と話していました。
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公衆衛生専門学校の学生が歯磨き指導実習
歯科衛生士を目指している公衆衛生専門学校の学生が13日、伊那市の竜西保育園を訪れ園児に歯の磨き方を教えました。 13日は、公衆衛生専門学校の学生12人が、年少から年長までの園児およそ100人に歯の磨き方を教えました。 公衆衛生専門学校では子供への歯科指導を学んでもらおうと、毎年保育園で実習を行っています。 園児は自分で歯を磨いたあと、仕上げ磨きをしてもらっていました。 このほかに学生が手作りした人形劇も行われました。 好き嫌いせず食べること、食事の後は必ず歯を磨くこと、全ての歯を綺麗に磨くことが大切と園児に呼びかけました。 公衆衛生専門学校では、「子供だけでは上手にみがけていないことがあるので、親が仕上げ磨きをしてあげることが大切」と話していました。
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新名称「北沢峠 こもれび山荘」
伊那市が募集していた南アルプスの北沢峠にある山小屋「長衛荘」の新しい名称が決まりました。 「北沢峠 こもれび山荘」です。 12日は、新しい名称を選定した長衛荘新名称選定委員会の中山彰博委員長らが市役所を訪れ選定結果を白鳥孝市長に報告しました。 疲れた登山者にホッとできる場所のイメージを与えることや長衛の人柄を連想させること、アットホームな登り口のイメージを表していることなどを選定理由としています。 伊那市では、長衛荘の近くにある北沢駒仙小屋の名称を長衛小屋に戻したことから登山客の混乱を避けるため新しい名称を募集しました。 伊那市の公式HPや全国の山岳雑誌などで新しい名称募集を呼び掛けた所、全国45都道府県の916人から予想を上回る1301点の応募がありました。 審査の対象となったのは978点で3回の委員会を経て「北沢峠 こもれび山荘」を選びました。 委員会が選定した「北沢峠 こもれび山荘」の新しい名称は市議会12月定例会に提出され、可決されれば正式に決定されます。
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今季一番の冷え込み
寒気の影響で12日の伊那地域は氷点下となり今季一番の寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと冬型の気圧配置が強まり12日の伊那地域はマイナス1.9度と12月上旬の寒さとなりました。 日中も気温が上がらず最高気温は9.5度で、こちらも12月上旬の陽気でした。 朝7時過ぎ、伊那市東春近の畑家には霜が降りていました。 通学する小学生たちは冬支度で登校していました。 中には、寒さに負けず半袖半ズボンで登校する児童の姿もありました。 長野地方気象台によりますとこの冷え込みは14日まで続きその後は平年並みに戻るということです。
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土地家屋調査士協会が伊那市内の小学校に図書を寄贈
公益社団法人長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会伊那事業所は1日、伊那市内の小学校に図書を寄贈しました。 この日は、役員3人が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に「じめんのボタンのナゾ、いちばんえらいボタンをさがせ」14冊を届けました。 この本は、富山県の児童が道路にある金属鋲に疑問を持ち、自由研究でまとめた内容を描いたものです。 土地家屋調査士の中坪秀次さんは「この本のように、小さなものも社会にとって大事な意味を持つということを知ってもらいたい」と話していました。 図書は市内の全小学校に1冊ずつ寄贈されます。
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権兵衛トンネル防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で12日、万が一の事故に備え、防災訓練が行われました。 防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。 トラックが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突して火災が発生したとの想定で行われました。 訓練には、伊那、木曽、塩尻地域の警察や消防など80人が参加しました。 12日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの木曽側入り口からおよそ350メートル中に入った所で訓練が行われました。 伊那消防組合と木曽広域消防が車両に閉じ込められたけが人を救助しました。 木曽レスキュー隊は、けが人が車に閉じ込められた想定で、エンジンカッターや油圧スプレッターを使って救助していました。 また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。 トンネルを管理する木曽建設事務所によると10月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ1,090万台、1日平均3,900台となっています。 尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。
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伊那市景観審議会 初会合
伊那市景観審議会の初会合が11日、伊那市役所で開かれました。 審議会は景観形成に必要な事項について調査、審議する場として景観条例に基づき設置されたものです。 関係団体から選ばれた委員14人に、白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡され、会長には信州大学農学部の上原三知助教が選ばれました。 伊那市は、今月から独自に景観計画を定め地域にあった景観形成や保全に向けた届出の基準を設ける事ができる景観行政団体に移行しました。 市では、来年4月に独自の基準などを示した景観計画の発効を予定していて、今回、審議会にこの計画案について諮問しました。 計画案では、土地利用については「市街地」や「田園」「山地・森林」「山岳・自然公園」の4つの区域に分け、配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市独自の基準としては、建物高さについて、市街地や工業団地は31メートル以下、それ以外の場所では18メートル以下とする事や、河岸段丘において、500㎡以上、木を伐採する場合は事前の届け出が必要としています。 委員からは「メガソーラーについても景観の面から一定の規制が必要では」との意見が出されていました。市の担当者は「面積が1000平方メートルを超える物については、今後、届出が必要となる。届け出が出た段階で検討していきたい」と答えていました。 市では、今月15日から、市役所やホームページで計画案に対する意見の公募を行い来年1月に景観計画を決定したいとしています。
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架空請求詐欺未然に防ぎ 伊那東郵便局に感謝状
携帯電話サイトの料金をメールで請求する架空請求詐欺を未然に防いだとして、日本郵便株式会社伊那東郵便局に7日、伊那警察署から感謝状が贈られました。 この日は、伊那警察署の青木辰夫署長から伊那東郵便局の奥田光一局長に感謝状が贈られました。 伊那東郵便局では、10月16日、市内の80代男性が窓口で現金100万円を払い戻し、その数分後、その孫の女性が東京都内の個人宛てにレターパックを送ろうとしました。 窓口の女性が、小銭の音がすると局長に相談し 警察に通報したところ、詐欺だと分かりました。 孫の女性には、携帯サイトの無料期間が終了したとして91万6千円の支払いを求める架空請求のメールが届いていたということです。 伊那警察署管内の特殊詐欺による被害は、10月末までに12件発生していて、被害金額は約6,700万円となっています。