-
あさみちゆきさんライブ
井の頭公園の歌姫と言われている伊那市の観光大使のあさみちゆきさんのライブが16日、伊那市高遠町の高遠城址公園で行われました。
15日は北海道や広島などからおよそ300人が集まりました。
あさみさんは2001年から東京都吉祥寺の井の頭公園でストリートミュージシャンとして音楽活動を行っています。
伊那市では伊那まつりなどで7年前からコンサートを行っていて、去年8月には伊那市の観光大使に任命されています。
井の頭公園でのライブは、あさみさんの好きなビールのケースの上で歌うということですが、15日は井の頭にちなみ伊那市の漆戸醸造の井の頭のケースの上でライブをしました。
集まったあさみさんのファンや花見客は満開の桜の下であさみさんの歌に聞き入っていました。 -
イメージキャラクターが詐欺被害防止呼びかけ
14日の年金支給日に合わせ伊那警察署管内4市町村のイメージキャラクターが、振り込め詐欺に注意するよう呼びかけました。
伊那市の八十二銀行伊那支店では伊那市のイメージキャラクターい縲怩ネちゃんが啓発活動をしました。
14日は伊那警察署から広報啓発活動大使に任命されている4市町村のイメージキャラクターが管内6か所で防犯ボランティア団体などと一緒に注意をよびかけました。
伊那署管内では、今年に入って5件、およそ3400万円の詐欺被害が発生していて、ほとんどが必ずもうかるなどと言って投資させる儲かります詐欺となっています。 -
県内初女性杜氏千野さん講演会
長野市在住の女性杜氏千野麻里子さんの講演会が13日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会は、今年度最初のまほらいな市民大学の講座として開かれたもので、学生およそ100人が集まりました。
千野さんは、長野市川中島の酒蔵「酒千蔵野」の杜氏を務めます。
酒千蔵野は、戦国時代の1540年創業で、県内では最も古い歴史を持ちます。
千野さんは酒造りについて「毎年同じ味の酒を作らなければならないが、気温や米の出来に左右されるため同じ作り方をしていてはだめ。違いを感覚で見極める必要がある」と話しました。
他に「お酒達には個性があり毎日その表情を変える。良い所を引き出し悪いところを直す、学校の先生のような存在かもしれない」と話しました。
学生らは、県内の女性杜氏の第一人者として活躍する千野さんの話に耳を傾けていました。 -
伊那市山寺の「やきもち踊り」奉納
県の無形民俗文化財に指定されている伊那市山寺の「やきもち踊り」が、14日、白山社・八幡社合殿で奉納されました。
羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」。
このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。
この日は、伊那市山寺にある白山社・八幡社合殿で、地元住民でつくる保存会、約30人が踊りを奉納しました。
踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。
踊り手たちは、キセルで刻み煙草を吸いながら、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わしました。
最後の酒盛りを終えると、草履を境内の外に出し、後踊りが行われます。
踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。
逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。 -
羽広獅子舞 400周年祝う
伊那市西箕輪羽広に伝わる羽広獅子舞は、今年で400周年を迎えました
14日は、羽広公民館で記念式典が開かれ、羽広獅子舞の他、近隣地区の獅子舞が共演し節目を祝いました。
式典には、地区住民など250人余りが出席し、羽広の獅子舞の他、子ども獅子舞や近隣地区の獅子舞が舞いを披露し400年の節目を祝いました。
羽広の獅子舞は、1613年(慶長18年)に仲仙寺再興を祝って舞われたのが起源とされ、1778年(安永7年)に現在の舞の形になったと伝えられています。
毎年1月15日に近い日曜日には、雄獅子、雌獅子の舞合わせが仲仙寺で行われていて伊那市無形民俗文化財に指定されています。
羽広区と羽広獅子舞保存会では、400年の記念事業として、後世に正しい舞を伝えようと、DVDを制作し、全戸に配布する計画です。 -
伊那市西町で山林火災
14日午後1時30分頃、伊那市西町で山林と住宅の一部を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那消防署の発表によりますと、火事があったのは伊那市西町の山林です。
火事のあった山林は、竹林で風により火は枯れた竹に燃え広がり、近くの建物に延焼しました。
近所の人によると、この建物は現在空き家となっているという事です。
火はおよそ40分後の、午後2時20分頃に消し止められました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署では現在火事の原因について調べを進めています。
伊那消防署では空気が乾燥しているので火の取り扱いには十分注意してほしい」と呼びかけています。 -
伊那市高遠町出身の洋画家 向山僚一さんの作品展
伊那市高遠町出身の洋画家、向山僚一さんの作品展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
会場には、「ふるさと伊那」をテーマに、高遠や県内の風景を題材にした油絵50点が展示されています。
向山さんは、現在85歳。3歳までを高遠で過ごし、昭和21年、17歳の時に上京、以来60年以上にわたり絵を描き続けています。
現在も、東京に住んでいますが、故里、高遠を想い、桜の咲く高遠城址公園や、南アルプスなどの風景を描いています。
向山さんは、絵を見てくれた人の何かの助けになればと思い、小さなキャンバスでも、迫力と感動のある作品作りを心がけているということです。
向山僚一さんの作品展「ふるさと伊那に思いをよせて」は、16日(火)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
森林内にクロスカントリーコースが完成
伊那市が平成22年度からますみヶ丘で整備を進めてきたクロスカントリーコースが完成し13日、記念式典が行われました。
式典では、関係者らがテープカットで完成を祝いました。
コースの監修を務めた専修大学陸上部監督で、伊那市出身の伊藤国光さんが、市内の小学生や高校生と一緒にコースを走りました。
参加した子どもは「地面がふかふかして走りやすかった。森の中で涼しいのでとても気持ちよかった」と話していました。
伊藤さんは「思い描いたようなコースが完成した。標高の高さを利用したトレーニングや地域のみなさんの健康増進に広く利用してもらいたい」と話していました。
クロスカントリーコースは、伊那市の駅伝のまちづくりの一環として、また地域住民の健康増進の場として伊那市が平成22年度から整備を進めてきました。
ますみヶ丘の平地林を活用し、総延長2.5キロと1キロのコースを完成させました。
鳩吹公園からコースへと続く歩道や車道の整備費用も合わせて、総事業費はおよそ640万円となっています。
白鳥孝伊那市長は「素晴らしいコースが完成した。駅伝のまちとして、大会だけでなく練習にも訪れてもらいたい」と話していました。
伊那市では多くの利用を呼びかけていて、8月にはコースを使ったトリムマラソン大会も企画しています。 -
花見客の入り込みピーク
「天下第一の桜」として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園。満開から初めての週末を迎えた13日は、県内外から花見客がどっと訪れました。
高遠城址公園へと続く道はこの日、観光客の車で大渋滞となりました。
国道361号は、昼時には公園から3キロほど離れた美篶上原まで車の列が続き、車を遠くに停めて歩く観光客の姿も見られました。
新潟から訪れたというある観光客は「車が詰まってしまい動かなくなったので、駐車場を借りて遠くから歩いてきました。すごい渋滞です」と話していました。
公園行きのバスと連結した臨時列車も運行され、JR伊那北駅には多くの観光客が降りていました。
これに合わせ駅前には伊那市のみやげ品を買ってもらおうと、地元商店や市内の企業関係者などがテントを貼り、総合学習の一環で参加した伊那小学校の児童と一緒に販売していました。 -
桜の下で 伊那谷新酒祭り
桜の下で伊那谷の蔵元が持ち寄った地酒を味わう伊那谷新酒祭りが13日、伊那市西町の春日公園で行われました。
伊那谷新酒祭りは、地元の商店主らでつくる、ルネッサンス西町の会が行っているもので今年で10回目となります。
伊那谷にある9つの蔵元の新酒とビールを、桜を楽しみながら味わってもらおうと企画されました。
訪れた人たちはチケットを購入するとグラスを片手にお目当ての蔵元に足を運んでいました。
訪れた人たちはそれぞれの蔵元の酒を飲み比べながら春のひとときを楽しんでいました。 -
桜シリーズ 丸山公園
続いては、桜シリーズです。
13日は伊那市山寺区坂下の丸山公園です。
丸山公園の周りには、ソメイヨシノやコヒガンザクラなど合わせて30本ほどが植えられていて、ソメイヨシノは現在見ごろです。
スイセンも見ごろを迎えていて、桜との共演を楽しむことができます。
隣接する常円寺によりますと、ソメイヨシノはあと一週間ほど楽しめるということです。 -
崇嶺会刻字展
伊那市の刻字教室崇嶺会の刻字展が12日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
崇嶺会は、伊那市を中心に上伊那地域に26人の会員がいて、会場には90点ほどの作品が並んでいます。
月に4回ほど、伊那市の刻字作家宮澤梅径さんに教わりながら作品作りをしています。
刻字は、木や石、金属などを刻んでいくもので、文字の周りを掘って浮き立たせる手法と、文字自体を掘る手法があります。
刻字展は、年に1回開かれていて毎回テーマを決めています。
今年は「言偏」をテーマに取り組みました。
ある会員は「同じ字を書いてもそれぞれの個性がでるので面白い」と話します。
会場では、チャリティー販売会も開かれていて、売り上げの一部はたかずやの里に寄付されます。
刻字展は14日日曜日まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
県道脇の老木大移動
伊那市境の県道脇に樹齢200年から300年とされているヤマナシの木があります。
このヤマナシの木を移動させようと、クレーンや重機をつかった作業が11日、1日がかりで行われました。
県道の竜東線では、現在道路の拡幅工事が進められています。
伊那市境の道路脇には、樹齢200年から300年のヤマナシの木があり、今回拡幅工事に伴い10メートル西側に移されることになりました。
当初は、切り倒すことが検討されていたということですが、地元市議や文化財審議委員らが後世に残すべきと判断し、市を通じて県に要望しました。
作業は午前中から行われ、周りでは近隣住民が見守りました。
この家に70年近く住む池上正美さん90歳です。
池上さんは、26歳の時にこの家に嫁ぎました。
木のそばには、池上家が管理する水神様などが祭られた小さな祠がありました。
祠は、去年12月ひと足先に池上さん宅の畑に移されました。
木は、その隣りに移植されます。
午後の作業開始から3時間が経ちましたが、根が地面に張っているため動かすことができません。
午前中から見守っていた近所のお年寄りも、晩御飯の準備で一旦この場を後にします。
作業開始からおよそ4時間。
樹齢300年の老木がゆっくりと持ちあげられました。
造園業者は、「木へのダメージを最小限に抑える為に、根に土をつけたまま移動させたかったが老木のため上手くいかなかった。栄養剤などを施しながら、木の生命力を信じたい」と話していました。
29日には、親戚・地類一堂が集まりお祝いをするということです。 -
4月27日に二胡コンサート
4月27日に伊那文化会館で中国伝統の楽器二胡のコンサートを行う劉胡会のメンバーは、本番を目前に控え練習に熱が入っています。
12日は、伊那文化会館でリハーサルが行われました。
27日にコンサートを開くのは、中国黒龍江省ハルピン出身で二胡奏者の劉鉄鋼さんが指導している劉胡会の伊那、諏訪、飯田の生徒たち75人です。
コンサートでは、洋楽や邦楽演奏家との競演も予定されています。
劉さんは、「二胡の大合奏や和太鼓との競演もあり見どころももりだくさん」と来場を呼び掛けています。
小学4年生から70代までが出演する「二胡の風かおる春の宵コンサート」は、今月27日午後6時30分から伊那文化会館で開かれる予定で入場料は、全席自由で1,000円となっています。 -
桜シリーズ・宮の原枝垂れ桜
桜シリーズ、伊那市西春近・宮の原枝垂れ桜です。
伊那市西春近にある宮の原枝垂れ桜は、12日現在見頃を迎えています。
樹齢が120年の一本桜で、毎年田んぼに垂れ下がるように咲きます。
12日の伊那地域の最低気温は、朝方マイナス0.9度を記録し、日中の最高気温も10.5度までしか上がらず、花冷えの一日となりました。
伊那市役所観光課によりますと、桜は来週半頃まで楽しめるということです。 -
サクラコマ 東部中に
東日本大震災の被災地、宮城県仙台市の高砂中にタカトウコヒガンザクラを贈るなど支援活動をしている伊那市の東部中学校に市内の町工場が協同製作した完全地産のお土産サクラコマが12日に届けられました。
サクラコマは、市内の製造業6社と伊那市社会福祉協議会がご当地おみやげプロジェクトチームを立ち上げ協同開発した完全地産のお土産です。
12日は、そのうち3社の代表が東部中学校を訪れ、生徒にサクラコマ30個を贈りました。
東部中学校生徒会は、東日本大震災で桜が枯れてしまった仙台の高砂中学校に復興のシンボルにしてもりらおうと、タカトオコヒガンザクラを贈るなど去年4月からさくらプロジェクトとして支援・交流活動をしています。
今回、伊那市のお土産として誕生したサクラコマを贈ろうと計画し、30個のコマをおみやげプロジェクトチームから受け取りました。
高砂中のタカトオコヒガンザクラは、現在つぼみの状態だということです。
東部中学校では、今回贈るサクラコマが春風となってコヒガンザクラを咲かせられたらと期待しています。
ご当地おみやげプロジェクトチームでは、サクラコマでお互いの地域の絆がさらに深められたらと話しています。 -
伊那市が応急加圧給水車を追加導入
伊那市は、大規模災害時に備えポンプ機能が内臓された給水車を 8日追加導入しました。
今回導入された応急加圧給水車は、内容量2,000リットルで、事業費はおよそ1,100万円です。
応急加圧給水車は、ポンプ機能が内臓されていて、高い場所にあるタンクへ水を運んだり、低い場所から水を吸い上げることができます。
伊那市の応急加圧給水車はこれで2台になります。
一台目は、東日本大震災の際に被災地宮城県で給水活動を行いました。
伊那市は、南海トラフ巨大地震で震度6強が予想されていることや豪雨などでの災害が多発していることから、災害時の迅速な給水のため二台目を導入しました。
二台目は被災地で活動した経験から、荷物を積むスペースをつくったほか、カーナビも取り付けました。
白鳥孝伊那市長は、「万が一の時は先頭に立って活躍してほしい」と話していました。 -
小坂洋一さんステンレス工芸作品展
伊那市御園の小坂 洋一さんが手がけるステンレス工芸の作品展が、伊那図書館で開かれています。
まずは、作品がいらっしゃいと出迎えてくれます。
会場には5年間の作品22点が並んでいます。
小坂さんは、長年、ステンレス加工の仕事を手がけてきたことから、ステンレスを材料に作品作りをはじめました。
一つ一つ手づくりで仕上げているため、1作品作るのに3ヶ月ほどかかります。
目はナット、体はボルトだったりします。
今回は東日本大震災の影響を受けた作品もあります。
こちらは、風評被害で苦しむ福島の農家が、やがて笑顔に戻るようにとの思いがこめられた作品です。
最近は、小坂さんが幼かった頃の懐かしい風景などを題材にすることが多いということです。
今回の作品展には、小坂さんの友人7人も写真や絵画などの作品を出品しています。
この小坂洋一さんのステンレス工芸展と友だちいろいろ展は、14日(日)まで、伊那図書館で開かれています。 -
伊那市土地開発公社から土地取得を可決
伊那市議会臨時会が、11日市役所で開かれ、伊那市土地開発公社から、土地を取得するための議案などを可決しました。
臨時議会には市側から土地を取得するための議案が提出され全会一致で可決されました。
土地は、伊那市土地開発公社が保有する東春近の2万2600平方メートルの土地を、3億1650万円で取得するものです。
2万2600平方メートルのうち、6千平方メートルについては、伊那市が児童養護施設たかずやの里へ貸し出し、施設などが建設されます。
のこる1万6600平方メートルは、スポーツ公園運動場として整備されることになっています -
桜シリーズ 伊那市の三峰川堤防の桜並木
桜シリーズ、伊那市の三峰川堤防の桜並木です。
三峰川堤防の桜並木は、現在見頃を迎えています。
三峰川のサイクリング・ジョギングロード沿いの3キロに、約200本が植えられています。
11日の伊那地域の最高気温は、10.1度で、3月中旬並みの肌寒い一日となりましたが、時折、太陽の光が差し込んでいました。
伊那市観光協会によりますと、三峰川堤防の桜並木の見頃は、来週中ごろまでになりそうです。 -
伊那西高校で大学の准教授が授業
進路を考えるきっかけにしてもらおうと、伊那市の伊那西高校で大学の准教授が11日授業を行いました。
講師を務めたのは、京都府にある大谷(おおたに)大学の村山保史准教授です。
希望した2年生24人が受講しました。
伊那西高校は進路を考えるきっかけにしてもらおうと去年から県内外の大学や短大と連携講座を行っています。
今年度の前半は京都府にある大谷大学と、後半は愛知県の愛知文教大学と授業を行います。
今年度1回目の今日は大谷大学の村山准教授が高校までの勉強と大学での勉強の違いについて話しました。
村山さんは、「高校までは知識を身に着けることが中心だったが、大学は自分で主体的に課題をみつけ、解決していく勉強になる。主体的な学びは、生きていく上で必要な力になる」と話していました。
ある生徒は、「進学を考える上で参考になった。貴重な機会なので毎回大切に受けていきたい」と話していました。 -
南信工営たかずやの里に寄付
伊那市西春近に本社がある建設業南信工営株式会社は、たかずやの里の整備費用の100万円を寄付しました。
8日は、南信工営の竹松寿明会長と市川修次社長が伊那市役所を訪れ上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に目録を手渡しました。
南信工営は昭和48年に伊那市西春近で新建材を取り入れた専門工事会社として創業しました。
寄付は創業40周年の記念事業として地元でもあるたかずやの里の施設整備に役立ててもらおうと今回100万円を寄付しました。
VTR竹松会長
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は11日現在、592件およそ3400万円となっています。 -
通常点検で消防組合長が訓示
伊那消防署で今年度初めての通常点検が行われ、伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長が訓示しました。
10日は伊那消防署と高遠消防署の署員あわせて43人が点検を受けました。
通常点検は毎月一度行われていて、隊員の規律や服装の乱れなどをチェックします。
10日は年度初めとして、組合長らによる点検が行われました。
白鳥組合長は「住民の模範となるよう、職務を遂行してほしい」と訓示しました。
伊那消防組合管内では、3月に23件の火災が発生しました。
伊那消防署では、引き続き火の取り扱いには注意してほしいと呼びかけています。 -
未成年の飲酒防止呼びかける
伊那小売酒販組合などは9日、未成年の飲酒防止を通学途中の高校生などに呼びかけました。
9日は上伊那のJRの5つの駅でキャンペーンが行われました。
これは、県下一斉に行われている未成年者の飲酒防止キャンペーンに合わせて毎年行われているものです。
9日は、伊那小売酒販組合や伊那税務署、コンビニエンスストアの店員など60人ほどが参加しました。
このうち伊那市駅前では15人ほどが高校生に飲酒防止を呼び掛けていました。
伊那小売酒販組合では「未成年の飲酒は身体の成長に悪影響を及ぼす。お酒は20歳になってから飲んで欲しい」と話していました。 -
水に感謝 御子柴艶三郎の水神宮で祭典
伊那市荒井と西町の農業用水の水源となる、地下水・横井清水の水神宮で10日、水に感謝する祭典が行われました。
水神宮は、この地下水を掘り当てた、御子柴艶三郎(つやさぶろう)が祭られています。
祭典は、艶三郎が井戸を掘り当てた5月10日にちなみ、1か月前の4月10日に、毎年行われています。
今日は、水を利用し農業を営む横井清水水利組合や御子柴艶三郎の子孫、艶三郎について総合学習で学んでいる伊那小学校の6年生、水が園内を流れる竜西保育園の園児などが参加しました。
その昔、小沢川の水利権をめぐって争いが絶えなかったことから、御子柴艶三郎が私財を投じて明治28年に地下水を掘り当てました。
5ヶ所の井戸と、それをつなぐトンネル、それぞれの地域に水を分ける分水枡があります。
水を与えてくれた神との約束として艶三郎は辞世の句「海に出る はじめは穴の 春の水」を残し、自害しました。
地域の人達は、艶三郎の功績を讃え、水神として横井清水の水神宮に祭りました。
艶三郎の井は、荒井・西町の7000平方メートルの田んぼを潤し、現在は、40戸の農家が利用しています。 -
天下第一の桜 満開
天下第一の桜の名所としてしられている伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が10日、満開となりました。
高遠城址公園には、およそ1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、濃いピンク色の花を咲かせています。
公園には午前中から多くの花見客が訪れ、気に入ったポイントを見つけて桜を写真に収める人の姿がみられました。
公園内には樹齢130年に及ぶ古木が20本、50年以上のものが500本あります。
今シーズンは、昭和58年の入園有料化以来、最も早い1日に開花宣言が出されました。
満開は、去年と比べて、11日、ここ10年の平均と比べて、5日早くなっています。
また、花見客の中にはこんな人の姿もありました。
俳優の榎木孝明さんです。
榎木さんは絵を書く事が趣味で、今日もドラマの撮影の合間を縫って高遠を訪れたという事です。
伊那市は、高遠城址公園の見頃は来週半ばまでとみています。
高遠城址公園の開園時間は、午前6時から午後10時までとなっていて、午後6時頃からはライトアップも行われています。 -
桜シリーズ 高遠城址公園
続いては桜シリーズ
10日はニュース冒頭でもお伝えした、伊那市高遠町の高遠城址公園です。
高遠城址公園は、明治8年に現在の高遠小学校周辺の桜を移植し整備したのが始まりされています。
園内にはおよそ1500本のタカトオコヒガンザクラがあり、古くから「天下第一の桜」と呼ばれ、「さくら名所100選」にも選ばれています。
満開時には公園全体が薄紅色に染まります。 -
星野富弘さん 花の詩画展
頚髄損傷で手足の自由を失い、口に筆を咥えて詩や絵を描いている星野富弘さんの花の詩画展が10日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には星野さん自身が選んだ100点の詩画が並んでいます。
星野さんの詩画展が南信で開かれるのは今回が初めてのことです。
星野さんの作品に感銘を受けた人たちでつくる詩画展を開く会が企画し、今回実現しました。
星野さんは群馬県出身。
中学校の体育教諭でしたが、40年ほど前、指導中に頸椎を損傷し手足が動かなくなりました。
入院先の病院で口に筆を咥えて作品書き始め、現在も詩画やエッセイなどの創作活動を続けています。
会場では、星野さんの人生を追ったドキュメンタリー映像も見ることができます。
10日はオープニングセレモニーも行われ、450人ほどが訪れました。
セレモニーには伊那北高校音楽部などが出演し、星野さんが作詞した歌を披露しました。
詩画展を開く会代表の水野晶子さんは、「会場に何度も足を運んで、星野さんの作品を味わってほしい」と話していました。
花の詩画展は、21日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。
入場料は、大人が500円、中学生以下は無料です。 -
桜シリーズ。春日城址公園
桜シリーズ。
9日は伊那市西町の春日城址公園です。
春日城址公園には、コヒガンザクラとソメイヨシノあわせて400本程が植えられています。
9日は、多くの花見客が訪れ桜を楽しんでいました。
桜は今週いっぱい楽しめるということです。 -
住民訴訟で原告側 控訴へ
NECライティング伊那工場の閉鎖にともない伊那市が支払った補助金などが無駄になったとして市民が伊那市を相手取り補助金返還などを請求するよう求めていた訴訟で、原告側は長野地裁の判決を不服とし控訴する方針を決めました。
8日は、先月29日の判決報告会が行われ、市民20人と担当の弁護士2人が出席しました。
これは、NECライティングの伊那工場閉鎖により伊那市が支払った補助金と用地整備費用などが無駄になったとして市民らがその返還と損害賠償を市がNECライティング側に請求するよう求めいていたものです。
住民訴訟の判決で長野地方裁判所はこの訴えを棄却しました。
8日の報告会では市民から「税金が市民のために使われていない」「このままでは引き下がれない。市の責任を追及すべき」などの意見が出されていました。
原告団の市川富士雄代表は「高裁で新たな結果が出る事を期待したい」と話していました。