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伊那市今年度二酸化炭素排出量 大幅削減
地球温暖化対策として、二酸化炭素の削減に取り組む伊那市は、今年度の年間の削減目標3千トンを大幅に上回る、1万2千トンを削減できると試算しました。
これは22日開かれた伊那市地球温暖化対策エコリーダー協議会で報告されたものです。
市では昨年度「伊那市地球温暖化対策実行計画」を定め、二酸化炭素の年間排出量を、基準となる1990年度と比べ2018年度までに2万9千トン削減、経済状況などをふまえた実質的な削減量を9万6千トンとしています。
これに基づき、今年度の削減目標を、2009年度と比べて3千トンの削減とし、小学4年生を対象にした子どもエコツアーや、夏場の節電対策としてグリーンカーテン運動などを実施してきました。
その結果、2009年度と比べ4月から12月までにおよそ1万5千トンを削減。
1月から3月までについても、過去3年間で1番多かった月の数値をあてはめても年間の排出量は35万9千トンと試算され、2009年度の37万1千トンよりおよそ1万2千トン少なくなると試算しました。
市では、バイクや自転車に交通手段を変えるステップアップエコ通勤を推進する他、これまでの取り組みを継続し目標達成を目指すとしています。 -
第20回きさらぎ友好杯剣道大会
上伊那の小中学生の剣道大会「きさらぎ友好杯剣道大会」が17日、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれました。
大会には、上伊那を中心に14の剣道教室から240人の小中学生が出場しました。
この日は、個人戦総当たりによる予選リーグと決勝トーナメントが行われ、学年別の部門優勝を目指して熱戦を繰り広げました。
きさらぎ友好杯剣道大会は、伊那市の剣道クラブ、伊那剣心館主催で平成6年から毎年開かれていて、今年で20回の節目を迎えました。
生徒数の減少に伴い、剣心館主催での開催は今回が最後となるということです。
伊那剣心館の橋爪利彦会長は、「さみしい思いもあるが、今回はひとつの区切り。どこの大会に出ても上伊那の選手は強いと言われるよう、それぞれの教室で稽古をつんでもらいたい」と話していました。 -
第41回伊那まつりは8月3日.4日
今年の第41回伊那まつりは、8月3日、4日の2日間、「翔(はばたけ)」をテーマに行われます。
21日は、伊那市役所で、伊那まつり実行委員会が開かれ、今年の実施方針が示されたほか、各専門委員会などの正副委員長の選出などが行われました。
今年の第41回伊那まつりは、市民おどりを8月3日(土)に、花火大会を4日(日)とし、テーマは「翔(はばたけ)」とする方針が示され、了承されました。
市民おどりについては、今年も、伊那節・勘太郎月夜唄と、ダンシングオンザロードの時間帯を分けずに実施すること、次世代を担う子供に、伊那節などを普及するため去年から始めた歴史学習を継続することなどが決まりました。
また、花火大会の前に天竜川で行う灯篭流しの目玉イベント化を検討していくとしています。
白鳥孝伊那市長は、「市民が楽しむのはもちろんだが、外部からもお客さんが来てくれるような、魅力を発信できるまつりにして欲しい」と話していました。
なお、今回から、実行委員会を通年化したため例年よりも2か月早い会の開催となりました。 -
「南アからシカ排除 必要」
ニホンジカによる食害から南アルプスの高山植物を保護する活動の報告会が今日開かれ、亜高山帯、高山帯から徹底的にシカを排除することが必要といった報告が行われました。
21日は、伊那市のいなっせで、南アルプス食害対策協議会の活動報告会が開かれ、関係者や一般など70人ほどが出席しました。
協議会は、ニホンジカによる食害から、南アルプスの貴重な高山植物などを守るために、環境省、林野庁、信州大学農学部、長野県、伊那市など関係する市町村が平成19年度に立ち上げました。
今年度は、5年の節目となることから、これまでの活動経過や調査の報告が行われました。
協議会では、平成20年度から、南アルプス仙丈ケ岳の馬の背に、防護柵を設置しています。
順次範囲を拡大し、平成24年度には、7か所、総延長は1キロ、面積にして1.5ヘクタールに防護柵を張っています。
報告会の中で、信州大学農学部の竹田謙一准教授は、5年間の調査のまとめを発表しました。
竹田准教授は、ニホンジカの影響が生じていなかった1980年代の植生に回復させる必要があることを前提として、防護柵には一定の効果が見られるが、回復した植物の種類に偏りがあり、どの程度まで人間が介入するべきか検討する必要があると話しました。
また、植物の保護には、ニホンジカの調整が必要だとまとめました。
竹田准教授は、ニホンジカの痕跡が多く認められるダケカンバの林が捕獲の候補地になるのではないかと話していました。
協議会では、来年度も、防護柵の設置など、活動を継続していく考えです。 -
ロータリー顕彰 柄山祐希さんが受賞
伊那ロータリークラブは、野草講座などを通じ教育文化に貢献したとして、伊那市の柄山祐希さんを表彰しました。
21日は伊那市西町のプリエキャスレードで顕彰式が行われました。
柄山さんは、長野県植物研究会会員で、県自然観察インストラクターなどを務めています。
また、27年にわたり市内の公民館で野草講座の講師をつとめています。
伊那ロータリークラブは、講座などを通じて青少年の育成や、教育文化の発展に貢献したとして表彰しました。
柄山さんは、「講座を通してみなさんと自然に触れられるのを生きがいにしている。これからも、伊那谷の自然の素晴らしさを伝えていきたい」と話していました。 -
中山量子さん 保育園にお手玉寄贈
伊那市美篶末広の中山量子さんは、手づくりのお手玉110個を19日、美篶保育園の園児にプレゼントしました。
19日は、中山さんが保育園を訪れ、2色の手づくりのお手玉110個を園児1人ひとりに手渡しました。
中山さんは、子ども達に昔の遊びにふれてもらおうと5年前からお手玉を作り年長園児にプレゼントしています。
園児らは、中山さんからお手玉の遊び方を教わり楽しんでいました。
中にはお手玉を高くあげ過ぎてしまう子も・・・。
中山さんは「子ども達が楽しんでくれることを想像しながらお手玉を作った。元気とパワーをもらいました」と話していました。 -
一般会計当初予算 過去最高328億5千万円
伊那市は、過去最高となる総額328億5千万円の平成25年度一般会計当初予算案を20日、発表しました。
伊那市の平成25年度の一般会計当初予算案は、総額328億5千万円で、今年度の当初予算と比べ33億円、率にして11%あまりの増となっています。
これは、公民館や保育園の整備など計画していた大型事業などに加え、土地開発公社の解散が重なった事によるものです。
歳入では、市税を81億6千万円と見込んでいて、今年度と比べ5千万円、率にして0.6%の増となっています。
このうち法人市民税は、長引く景気の低迷や国の税制改正などにより、マイナス5%、3千万円減の5億8千万円を見込んでいます。
地方交付税は、ほぼ今年度並みの100億円を見込んでいます。
また、市の借金「市債」は、59億円で、120%、32億円の増額となっていて、このうち20億円は、土地開発公社の解散に伴い、市が公社にかわり弁済する為です。
一方、歳出では、新規就農者の支援や、空き家を活用した定住促進を図る事業に1億円。
伊那公民館や西箕輪公民館、竜東保育園の改築などに、13億円。
伊那市駅を中心に、伊那北駅と沢渡駅を活用した情報発信などをする、JR飯田線の利活用促進に400万円。
平成26年に国立公園指定から50周年を迎える南アルプスの観光PRなどを行う事業に1千万円となっています。
伊那市の平成25年度当初予算案は3月の定例市議会に提出されます。 -
今年のさくら祭り 開花宣言基準木南ゲートへ
伊那市は、去年の高遠城址公園さくら祭り期間中の有料入場者数が過去6番目に少なかったことを受け、今年のさくら祭りでは、花が早く咲く南ゲート付近の木を開花宣言の基準木とすることを決めました。
20日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれた高遠城址公園さくら祭り対策打ち合わせ会議で伊那市が示し、了承されました。
これまでは公園開きから散り終わりまでが有料入園期間でしたが、去年は基準木が咲いた翌日から散り終わりまでを有料入園期間としました。
そのため去年の有料入園者数は有料化以来6番目に少ない17万4,729人でした。
会議では、基準木を公園内で最も早く咲く南ゲート付近とすることを決めました。
また、今年は初めてJR東海の飯田線の駅をめぐるイベントとタイアップし、JR飯田駅から城址公園、市内の観光施設などをめぐるツアーバスを運行します。
信州そば発祥の地のPRイベントとして、会津若松市と協力して高遠そばの提供も企画しています。
なお、高遠町下山田のシャトルバス乗り場は廃止となります。
今年の高遠城址公園さくら祭りは公園開きが4月1日で、期間は30日までの一か月間です。 -
春富中で立春式
昔の成人の儀式元服になぞらえ人生を生き抜く誓いをたてる立春式が15日、伊那市の春富中学校で行われ、生徒が決意を新たにしました。
立春式は、職場体験を通じ働くことの意味や自分の人生について考え始めた2年生に、責任と自覚を持ってもらおうと初めて行われたものです。
生徒を代表し三澤祐太郎君は「誰かに甘えていた自分を卒業し、学校の顔として生徒会や部活動を引っ張っていきたい」と決意を述べました。
他に、去年10月に行われた職場体験学習で学んだことを生徒4人が発表しました。
このうち、伊那ケーブルテレビを訪れた渡部愛美さんは「自分の思うように仕事を終わらせることができた時やりがいを感じられる」と話しました。
他に、検察庁を訪れた平澤瞭君は「豊富な知識と勇気があれば、いざという時に適切な対応をとることができる」と話しました。
春富中学校の村田正美校長は「志と自覚を持って日々を過ごし、社会で生き抜く力を養ってほしい」とエールを送っていました。 -
公立高校前期選抜試験 合格発表
公立高校前期選抜試験の合格発表が19日、県内の高校で一斉に行われました。
このうち高遠高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出され、生徒や保護者が番号を確認していました。
高遠高校の前期選抜は1.48倍で48人の募集に対し71人が受験しました。
前期選抜試験は県内72校で実施され7,245人が受験し4,490人が合格したということです。
後期選抜は2月26日から28日まで志願の受け付けを行い3月12日に試験が行われることになっています。 -
東京海上日動株式会社がアンサンブル会に車いす寄贈
東京海上日動火災保険株式会社長野支店は、社会福祉法人アンサンブル会に19日車椅子1台を寄贈しました。
19日は東京海上長野支店の八木公彦支店長らが伊那市西箕輪のアンサンブル伊那を訪れ、車椅子を贈りました。
東京海上長野支店は、伊那など県内に6つの事業所があり、地域に貢献しようと18年前から県内の福祉施設などに車椅子を寄贈しています。
車いすは、社員100人ほどから集まった募金と補助金で購入したものです。
アンサンブル会の小椋理事長は、「社員一人ひとりが社会貢献に参加され、民間の応援団のようで心強い。車椅子は施設で有効に使いたい」と感謝していました。
八木支店長は、「長野県で仕事をしている以上少しでも地域の役に立てるよう、これからも車椅子の寄贈を続けていきたい」と話していました。 -
2月14日にスギ花粉を初観測
飯田保健福祉事務所は、今月14日にスギ花粉を初観測したと発表しました。
飯田保健福祉事務所によりますと、2月の14日(木)に飯田下伊那地域でスギ花粉を初観測したということです。
飛散開始にはなっていないということですが、今後、暖かい日や乾燥した風の強い日などには、スギ花粉が飛散すると予測していて、花粉症の人は、医療機関や薬局に相談するなど早めの予防対策を呼びかけています。 -
アマランサス作品展
雑穀「アマランサス」をテーマにした絵画作品展が伊那市役所1階市民ホールで開かれています。
ホールには、伊那市の美篶保育園の年長園児が描いた作品およそ50点が展示されています。
美篶保育園では去年6月にアマランサスの種を保育園の中庭に撒き、育ててきました。
これらの絵は自分たちが育てたものを見ながら去年9月に描いたものです。
作品展は伊那市やい縲怩ネ雑穀ネットワークなどが、幼い頃から雑穀に親しみ、関心を持ってもらおうと開いているもので今年で3回目です。
伊那市は、「作品展を通じて多くの人にアマランサスを知ってもらいたい」と話していました。
作品展は22日金曜日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。 -
保育意見発表会
保育士が子どもの身体作りや食育について感じていることを発表する保育発表会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。
発表会は、保育園の様子や取り組みについて地域の人に理解してもらおうと開かれたものです。
会場には、小学校職員や保育園の運営に携わる地域の人などおよそ300人が集まりました。
発表会では、子どもの身体作りや食育、保小連携の取り組みについて4人の保育士が話をしました。
このうち西箕輪南部保育園副園長の井上ユミさんは、身体作りについて意見を述べました。
他に、美篶保育園の宮原ひろみさんは保育園と小学校の連携について意見を述べました。
伊那市保育プロジェクト委員会の篠田千栄子委員長は「地域の方と交流を図り意見・知恵をいただきながら子ども達の健やかな成長に活かしていきたい」と話していました。 -
伊那市消防団音楽隊第2回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第2回定期演奏会が17日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那市消防団音楽隊は、音楽を通じて防火意識を高めてもらおうと活動していて、今年で結成25周年です。
演奏会は2部構成で、1部ではジャズや演歌など6曲を演奏した他、ラッパ隊が日頃の訓練の成果を披露しました。
2部では、市内5つの中学校の吹奏楽部の生徒との合同演奏が行われ、総勢200人に上る迫力ある演奏が披露されました。
伊那市消防団の三澤俊明団長は「音楽を楽しみながら消防団を身近に感じてもらい、防火、防災を意識してもらいたい」と話していました。 -
伊那まち逸品フェス開催へ
伊那市の中心商店街活性化に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会は、それぞれの店の自慢の一品を集め、一か所で販売するいな町逸品フェスを23日と24日に開きます。
伊那まち逸品フェスは、やるじゃん会が制作した一店逸品ガイドブックに掲載した品物やサービスをタウンステーション伊那まちに集め、販売します。
伊那まち逸品フェスは、商品のアピールと共にガイドブックの普及にもつなげようと開催するものです。
やるじゃん会では、今後もフェスを開催していき、参加店舗を増やしていきたいとしています。
第1回伊那まち逸品フェスは23日と24日の午前11時から、タウンステーション伊那まちで開かれます。 -
高遠城址公園の開花予想 4月11日頃
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、18日、全国730か所の桜の名所の開花予想を発表しました。
それによりますと、伊那市の高遠城址公園の開花は4月11日頃と予想しています。
ウェザーニューズでは、高遠城址公園の桜の開花は、4月の11日頃、5分咲きが14日頃、満開が16日頃、桜吹雪が19日頃と予想しています。
開花は、去年より6日早く、平年並みと予想しています。
今年は全国的に平年よりも気温が低く、冬らしい冷えこみにより桜の芽は開花にむけた成長がスムーズに始まったということです。
ウェザーニューズでは、ほかに、伊那市の春日公園の開花は4月8日頃で満開が13日頃、伊那公園の開花が8日頃で、満開が14日頃と予想しています。 -
伊那広域シルバー人材センター会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員による作品展示会が18日から伊那市西町のシルバー人材センターではじまりました。
会場には人材センターの会員が趣味で制作した書道や陶芸など150点ほどの作品が展示されています。
作品展は発表の場を作ろうと毎年伊那広域シルバー人材センターが開いているものです。
センターでは、「作品を通して様々な技術を持っている元気なお年寄りがいることを知ってほしい」と話していました。
展示会は、21日木曜日まで伊那市西町の伊那広域シルバー人材センターで開かれています。 -
伊那地域に雪 中央自動車道通行止め
18日の伊那地域は朝から雪となり、中央自動車道では飯田インターチェンジから山梨県にかけて通行止めとなりました。
18日は、朝から雪かきをする人たちの姿がみられました。
中央自動車道は上下線ともに飯田インターチェンジから山梨県にかけて午前9時から通行止めとなっています。
これにより、高速バスの駒ヶ根竏註V宿線では上下線合わせて32便中27便が運休となりました。
午後4時現在、雪による停電や鉄道、農業施設への影響はないということです。
長野地方気象台によりますと、南信では明日の朝も雪が降るということですが、午後から天気は回復すると予想しています。 -
(有)フジサワ造花 図書「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」寄贈
伊那市西町に本社を置く(有)フジサワ造花は、亡くなった人への感謝の気持が綴られた図書を、伊那市内の学校に寄贈しました。
14日、フジサワ造花の藤澤健二社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
贈られたのは、亡くなった人への手紙として思い出や感謝の気持を綴った「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」2巻と3巻、それぞれ28冊です。
全国の葬儀社などでつくる実行委員会が年に一度手紙を募集しています。
藤澤さんは、「亡くなった人への想いが凝縮されている本。子供のうちから悲しみがどういうものかを知り、人が悲しい時に同じ気持ちになってあげられることが大切だと思う」と話していました。
白鳥市長は「人が亡くなるということを、冷静に文字を通して伝えていきたい」と話していました。
本は、市内21の小中学校と、高校にも配布される予定です。 -
「ハードルを越える」為末 大さん講演
元プロの陸上競技選手、為末大さんの講演会が17日、伊那市で開かれました。
為末さんは、広島県生まれの34歳。
男子400メートルハードルの日本記録保持者で、世界選手権で2度銅メダルを獲得したほか、3度オリンピックに出場しています。
現役時代は、賞金で生活するプロとなり、去年現役を引退しました。
為末さんの講演は、伊那商工会議所青年部が開いたものです。
講演で為末さんは25年間の現役生活をもとに、どのように人生の苦難を乗り越えていけがよいかアドバイスしていました。
会場には、およそ160人が集まり為末さんの話に熱心に耳を傾けていました。 -
「五色百人一首」初めての南信大会
100枚の札を5色に色分けして小学生でも楽しめるように開発された教材「五色百人一首」の初めての南信大会が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で開かれました。
大会には、伊那市や箕輪町など上伊那の12の小学校から72人の児童が参加しました。
五色百人一首は、100枚の札が20枚ずつ5つの色に分けられています。色ごとに試合を行うので、100枚全ての歌を覚えなくても20枚覚えれば試合に参加できます。小学校低学年から利用できる教材として開発され、取り札は平仮名で書かれています。
大会を企画したのは、教育関係者でつくるNPO法人長野教師力向上NET・TOSSです。
これまで、長野市で県大会を開いてきましたが、南信の子供たちにも大会に出場する機会をつくろうと、初めての南信大会を開催しました。
子ども達は、色ごとに試合を行い、20枚の札を1対1で取り合っていました。
TOSSでは、五色百人一首の普及を図るため、3月29日に伊那市のいなっせで、教員むけの講座を開くということです。 -
伸和コントロールズ100万円寄付
神奈川県に本社を置き伊那市高遠町に主力工場を構える機械メーカー伸和コントロールズは8日、児童養護施設たかずやの里の整備費用に100万円を寄付しました。
伸和コントロールズの幸島宏邦社長ら3人が8日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝広域連合長に目録を手渡しました。
幸島社長は「上伊那に1つしかない児童養護施設。地域と交流するための施設の整備に使ってほしい」と話しました。
他に「会社として施設利用者の受け皿になれるよう考えていきたい」と話しました。
白鳥孝連合長は「県の社会福祉施設等整備事業として2億2,500万円の補助を受けられる見通しになった」と話しました。
たかずやの里の整備に寄せられた寄付は、8日までに3千万円を超えています。 -
伊那養護学校職員と県教委が懇談
長野県教育委員会と伊那養護学校職員の懇談会が、14日に開かれ、伊那養護学校分教室の取り組みなどが報告されました。
この日は、櫻井久江県教育委員長など8人が伊那市の伊那養護学校を訪れ、職員と懇談しました。
伊那養護学校は、上伊那農業高校、駒ヶ根市の東中学校、中沢小学校に分教室がり、県内で唯一、小中高校の分教室を設置しています。
県は、養護学校の子供が地域で学べる「地域化」を進めていて、分教室設置もその一環です。
懇談会は、その取組について、現状を把握し、効果を検証しようと開かれました。
伊那養護学校からは、分教室の取組として、休み時間に教室を開放し子供どうしの交流の機会を作っていることなどが報告されたほか、一対一の教育を行えるよう、職員の数を増やしてほしいなどの要望が出ていました。
委員からは、「交流は地域の学校の教諭にどのような影響を与えているか」「継続するには何が必要か」などの質問が出ていました。
櫻井教育委員長は、「地域との交流の大切さを改めて知った。養護学校の地域化を進めるため、今後の教育行政に活かしていきたい」と話していました。 -
アルミ缶回収でたかずやを支援
伊那市の西箕輪中学校と小学校は、アルミ缶回収で集めた7千円を15日、たかずやの里に寄付しました。
この日は中学生3人と小学生2人が市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡しました。
西箕輪中と西箕輪小では、去年11月から12月末までの2か月間、アルミ缶回収を呼びかけました。
生徒や地域住民からおよそ140キロのアルミ缶が集まり、金額は7千円になりました。
この日はたかずやの里の子ども達も同席し「私たちのためにありがとうございます」とお礼の手紙を読みました。
たかずやの里の施設整備のために寄せられた寄付は昨日現在で545件、3,062万9,070円となっています。 -
寒さの中にも春の足音・・・
2月も半ばを過ぎ、雪深い中にも徐々に春の足音が近づいています。
天竜川水系では渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人達が川に釣り糸を垂らしていました。
小沢川には県内外から釣り客が訪れ、久しぶりの感触を楽しんでいました。
しかし、前日の雪の影響で川の水温が下がったためか、魚の動きが鈍り、釣果は今ひとつのようでした。
釣りをしていた南箕輪村の男性は「まったく釣れなかったが、待ちに待った解禁。」 -
南アルプスリレー講座
南アルプスの世界自然遺産登録に向け、関連する県内4つの市町村を巡回する南アルプスリレー講座が16日伊那市創造館で開かれました。
講座は、去年8月の大鹿村を皮切りに南アルプスがまたがる富士見町、飯田市の順に開催され、今回の伊那市が最後です。
景観をテーマに信州大学名誉教授の伊藤精晤さんが話しました。
伊藤さんは、長谷の杉島集落や秋葉街道などを例にあげ、「世界自然遺産登録のために森林などの自然のほかに山村の人々の生活も景観の一部であることを示していくことが必要だ」と話しました。
伊藤さんは、「これまで培った文化を保全しそれを無理なく営んで継続していくことが大切」とまとめました。
リレー講座は南アルプスへの知識を深め、世界自然遺産登録への意識を高めようと4市町村で作る南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会が開いたものです。
現在、日本で世界自然遺産に登録されているのは鹿児島県の屋久島や北海道の知床など4か所あります。 -
利用者・地域住民 利活用を検討
伊那市内のJR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップが16日、伊那市創造館で開かれ、幅広い世代から様々な意見が出されました。
この日は、地元の高校生や駅前商店の店主、観光団体、交通事業者など、およそ30人が参加しました。
伊那市内の駅の特徴を生かし、まちづくりの拠点として利活用するにはどうしたらよいか、利用者や地域が一緒になって考えようと、今回初めて開かれました。
この日のワークショップは「これからの駅とまちはどうなったらいい?」をテーマに、7つのグループに分かれて行われました。
途中席替えをしながら、およそ1時間半にわたって意見を出し合いました。
この中で、特に駅を利用する高校生の立場からは次のような意見が聞かれました。
ある男子高校生は「高校生にとって魅力ある商店街ができれば駅周辺の利活用進むと思う」ある女子高校生は「電車を見ながら安心して休める公園を駅の近くに作れば母親と子ども達が利用すると思う」と意見を述べていました。
最後にグループごとに「場所をつなぐ駅から人をつなぐ駅へ」「若者が立ち寄る店が近くにある駅前」など、まとめを発表しました。
参加した女子高生は「幅広い年代や職種の人達のいろいろな意見を聞くことができて、自分の意見も聞いてもらうことができてとても楽しかった」と話していました。
また駅前近くに店を構える商店主は「商店街の人達だけで考えるものとは全く違う意見を聞くことができた。考えるのは利用者、実行するのが私たち、というスタンスをとっていくことができれば良いかもしれない」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「参加した人達がそれぞれの立場で意見を出し合って、長い時間をかけて何か新しいアイデアが生まれることに期待したい」と話していました。
主催した伊那市では、今後もワークショップを開く予定で、この日参加した人以外にも参加を呼びかけています。
次回は3月3日に伊那市創造館で開かれる予定です。 -
御園友愛会環境美化に貢献
伊那市御園で、地域の環境美化に取り組んでいる住民有志グループ「御園友愛会」は、長年の活動が評価され、伊那市連合衛生自治会から表彰されました。
5日、市役所で平成25年度の定期総会が開かれ、その中で表彰が行われました。
御園友愛会は、アクセス道路の開通に伴い、ゴミの不法投棄などを防ごうと、花壇の整備や清掃活動を40年近く行ってきました。
現在会員は、70代を中心に、100人程で活動しているという事です。
賞状を受け取った、小松宏副会長は、「今回の表彰を励みに、御園の御の字が美しいとなるよう、一所懸命、磨きをかけていきたい」と挨拶しました。 -
小学生女子ソフトボール教室
女子児童を対象にしたソフトボール教室が9日伊那市の県営野球場東側にある屋内運動場で開かれました。
9日は20人ほどが参加しました。
ソフトボール教室は、ソフトボールに親しんでもらおうと市内のチームアルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブと伊那市体育協会ソフトボール部が開いているもので、今年で7年目です。
9日は低学年と高学年に別れ練習をしました。
低学年の児童は、柔らかいボールとバットを使い、ソフトボールを安全に楽しめるゲームをしました。
初めて参加した児童は、大人に打ち方を教えてもらいながらゲームをしていました。
ソフトボール教室は、3月31日までにあと7回開かれる予定で、関係者は「興味のある人は参加してほしい」と呼びかけていました。