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クリスマスまで1か月
クリスマスまであと1か月余りとなり、伊那市のいなっせ北側の多目的広場では、高さおよそ7メートルのモミの木の電飾が灯されました。
20日は、クリスマスツリーの点灯式が行われました。
ツリーは高さおよそ7メートルで、赤や青、緑などおよそ2,500個のLED電球が施されています。
点灯式では、伊那小学校合唱団による歌が披露され、訪れた人はひと足早いクリスマスの雰囲気を楽しんでいました。
ツリーの点灯は来年1月中旬までで、時間は午後4時半から11時までとなっています。 -
伊那市西春近で作業場が全焼
19日の午後1時40分頃、伊那市西春近表木で作業場が全焼する火事がありました。
火事があったのは伊那市西春近表木の飯塚淳さん所有の作業場です。
火はおよそ1時間20分後に消し止められましたがプレ ハブ平屋建ての作業場140平方メートルを焼きました。
この火事で、消火にあたってた飯塚さんが顔に軽い火傷を負いました。
火事の原因について現在伊那警察署で調べを進めています。 -
商売繁盛願うえびす講祭り
商売繁盛を願うえびす講祭りが19日、伊那市西町のえびす神社で行われました。
えびす講祭りは、神社ができた大正時代から続く恒例行事です。
毎年農業がひと段落した11月19日に行われていて、平成14年からは西町の住民有志でつくるルネッサンス西町の会が中心となり行われています。
境内には屋台が並び、福引などでにぎわっていました。
午後5時から行われた宝投げでは、小銭や景品の引換券入りの餅が投げられ、訪れた人が手を伸ばし福を呼び込んでいました。 -
タイの孤児が作るフェアトレード商品の展示販売
NPO法人フリーキッズ・ビレッジは、タイに暮らす孤児たちが作った服や小物の展示販売を19日から伊那市荒井のコミュニティー・カフェ セジュールで行っています。
店内にはタイの孤児が暮らす家バン・トー・ファンやその集落の人々が手作りした服などおよそ50点が展示販売されています。
NPO法人フリーキッズ・ビレッジはこの家と交流があり、伊那で初めて展示販売を開きました。
これらの商品は継続的に仕事や技術を提供することで自力で暮らしを向上させる経済活動、フェアトレードに基づくもので、売上が子供たちの支援につながるということです。
この催しは12月8日まで伊那市のコミュニティーカフェ セジュールで開かれています。 -
市街地再生の取り組みを報告
伊那市中心市街地再生協議会会員が19日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に市街地再生支援事業の状況と今後の展開について報告しました。
事業は今年度で終了しますが協議会では組織の一部を法人化し独立した自主組織として発展させていきたいとしています。
報告は今年度が事業の最終年度となることから行われたものです。
19日は協議会会員8人が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に事業の実施状況などについて報告しました。
市街地再生支援事業は、中心市街地活性化を目的に平成22年度から3年計画で行われてきたもので県と市から合計およそ2,300万円の補助を受けています。
協議会は山寺、坂下、荒井、西町の商店主らで構成され事業別に7つの委員会が設置されました。
これまでにバラまちフェスタの開催や出張販売の実施、一店逸品づくりなどを展開してきました。
また街の情報拠点として、タウンステーション伊那まちが設置され観光案内や、地域の特産品の販売のほかコミュニティの場として活用されました。
19日は協議会の中の委員会のひとつ、伊那まちの再生やるじゃん会を法人化して自主組織として継続していきたいとの意向が示されました。
自主組織ではタウンステーション伊那まちを継続して運営し観光客や登山者などにも対応する施設として活用するとしています。
タウンステーション伊那まちは今年度10月末現在で4,781人が利用しています。
協議会では、その運営について4年後には黒字化できる見通しだとしたうえで、この施設を核とした街づくりを進めていくとしています。 -
初開催 伊那まち専門店アウトレット
19日は市街地再生に取り組む、伊那まちの再生やるじゃん会が、初めての企画、伊那まち専門店アウトレットを開催しました。
アウトレットはシーズンを過ぎた季節品や在庫の多いものなど通常価格より安く提供するものです。
19日は伊那市中心商店街などからスポーツ店や金物店、呉服店など9店舗が集まりました。
訪れた人たちは、品定めしながら買い物を楽しんでいました。
伊那まちの再生やるじゃん会では市街地活性化のひとつとしてアウトレットを定期的に開催していきたいと話しています。 -
伊那市保健福祉部の職員に停職3か月
伊那市は今年1月に交通死亡事故を起こした職員を停職3か月の処分とすることを19日、公表しました。
死亡事故は今年1月に伊那市高遠町で発生したもので事故を起こしたのは保健福祉部の57歳の職員です。
この職員は、免許取り消し、などの行政処分と罰金を支払う刑事処分を受けています。
伊那市は懲戒処分の指針に基づき停職3か月とすることを公表したほか、上司を厳重注意としています。
市では「全体の奉仕者として公共の福祉のために勤務すべき市職員としてあるまじき行為であり市民の皆様に深くお詫びします」とのコメントを出しています。 -
小学生が手作りの祭り楽しむ
伊那小学校2年川組の子ども達は18日、手作りの山車飾りをつけた山車で学校のまわりを練り歩きました。
川組では、総合学習で祭りについて取り組んでいて、この日はその集大成として「大川組祭り」を行いました。
手作りの山車飾りと太鼓をのせた軽トラックを子ども達が引っ張り、学校のまわりを練り歩いていました。 -
富県の地区住民が郷土食で交流
五平餅などの郷土料理を子供たちに伝えようと伊那市富県南福地で18日、五平餅とそば打ちを伝える会が開かれました。
これは、世代を超えた交流をするとともに伝統食を伝えていこうと地区社協など3団体が毎年この時期に開いているものです。
会場となった南福地公民館には地区住民およそ90人が集まりそば打ちや五平餅作りをして交流を深めました。
食材は、地元で収穫した新そばと新米が使われました。
このうちそば打ちでは、子どもたちが地域の名人から教わりながらそば打ちに挑戦していました。
出来上がると参加者全員で味わいました。
18日は他に、地域の絆を深めようとタイムカプセルが公民館の敷地内に埋められました。
タイムカプセルには10年後の自分にあてた手紙や思い出の品などが入れられました。
タイムカプセルは2021年の11月に開封されることになっています。 -
来年の干支「巳」を模った土の鈴作り
来年の干支「巳」模った土の鈴作りが18日、伊那市の創造館で行われました。
土でできた鈴「土鈴」は、2,800年以上前の縄文時代から作られていたとされています。
18日は、親子20人が参加し、素焼き用の粘土を使って土鈴を作りました。
創造館では、現在開催中の縄文時代の特別展にあわせ全5回の催しを企画していて、土鈴作りもその1つです。
参加者は、最初に10センチほどの丸い鈴をつくり、それぞれがデザインした蛇の形にしていました。
土鈴は、1週間ほどかけて乾燥させ、窯で焼いたあと参加者に届けられるということです。
創造館ではこの他、縄文時代の料理教室も計画しています。 -
特色ある学習・遊びに理解深める
伊那市の新山小学校PTAは、地域の自然を生かした特色ある遊びに理解を深めてもらおうと17日、親子を対象にした講座を開きました。
この日は、新山の森林で講座が開かれ、保護者や子どもおよそ30人が、森の中に設置された遊具で遊びました。
新山小学校では、少人数学級の特色を活かし、地域の自然を使った特色ある授業などを行っています。
森林内の遊具は、土地を所有する6軒の地区住民が協力して3年前に作ったもので、小学校でも総合学習や学年交流会で活用されています。
子ども達は、木に吊るされたブランコやターザンロープで自由に遊んでいました。
ある保護者は「自然が横にあっても触れ合う機会は少ない。自然との触れ合いは重要なので、授業でやってもらうの良いと思う」、参加した新山小の教諭は「自然の中にすぐに遊びにいけるのは新山小学校の特色。こういった場所を活用していきたい」と話していました。
この日はツリークライミングの体験も予定されていましたが、悪天候のため伊那市高遠町在住の全日本チャンピオン、宇治田直弘さんがデモンストレーションを披露していました。
この講座は、PTAの他に地元育成会や新山の保育園・小学校を考える会も協力していて、文化部の藤井誠部長は「新山地域の特色ある自然活動をPRする場として活用していきたい」と話していました。 -
春富中学校 創立65周年・統合50周年記念式典
伊那市の春富中学校の創立65周年と統合50周年の記念式典が17日行われました。
記念式典には、生徒や保護者、来賓など550人ほどが出席し、記念演奏などが行われました。
春富中学校は、今年で創立65周年、統合50周年になります。
65年前の昭和22年に春富中学校の学区内の富県・東春近・西春近でそれぞれ中学校が創立されました。
昭和38年に3校が統合し、春富中学校となりました。
村田正美校長は、「これからも社会に貢献できる人づくりができる場所であるよう取り組んでいきたい」と話していました。
生徒を代表して生徒会長の北原悠哉くんは「学校の歴史の深さを感じた。感謝の気持ちと春富の心を持ち続けていきたい」と話していました。
式典では、地域の住民と企業から募った寄付金835万円と、記念品として伊那食品工業から大型スクリーンが贈呈されました。 -
落ち葉たきコンサート
伊那市の小学校の合唱団などが出演する落ち葉たきコンサートが17日いなっせで開かれました。
コンサートにはおよそ280人が出演しました。
落ち葉たきコンサートは、NPO法人クラシックワールドが合唱団の交流の場として毎年開いているものです。
17日は市内の小学校6校の合唱団などが合唱曲やわらべうたを披露しました。
このうち、伊那市の西箕輪小学校合唱団は4曲を発表しました。
授業が始まる前の朝の時間に練習をしたということです。
また、今回のコンサートではロビーにスクリーンを設置し無料で鑑賞できるコーナーを初めて設けました。
これは一般に販売できるチケットの数が少ないことや、家族の出演箇所だけ見たいという声に応えたものです。
訪れた人は、「自由に席を立つことができるので、小さい子供と一緒でも聞くことができよかった」と話していました。 -
地域の風景が図柄に「い縲怩セに切手」完成
伊那青年会議所が提案している、伊那谷地域のブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRする、地域の景観をテーマにした切手が完成し、16日にお披露目されました。
この日は伊那商工会館で伊那青年会議所11月例会が開かれ、完成した切手がお披露目されました。
青年会議所では、地域のブランド化を目指し、ブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRしようと、今回初めて切手を作りました。
切手は、1シート10枚で、それぞれ伊那谷の景観をテーマにした絵や写真が印刷されています。
切手のデザインは、地域の高校生、85人から寄せられた写真や絵画の中から選ばれたもので、この日は採用された高校生に表彰状が手渡されました。
切手は、辰野町から宮田村までの21郵便事業所で、1シート1200円で16日から販売されています。
3か月の限定販売で、向山賢悟理事長は「この期間内に多くの人に切手を使ってもらい、伊那谷のブランドフレーズを県内外にPRしていきたい」と話していました。 -
ニッタク杯ダブルスチーム・オープン卓球大会
ニッタク杯ダブルスチーム卓球大会が17日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
この日は、県内から91チーム、およそ280人が大会に参加し優勝を争いました。
大会は、上伊那地域の卓球のレベル向上と普及を目的に、上伊那卓球連盟が去年から開いています。
1チーム3人で、試合ごとにメンバーを変えるようになっているほか、予選リーグの1位は1位同士、2位は2位同士など、順位ごとにトーナメント戦が行われ、できるだけ多く試合ができるよう工夫されていました。
大会には小学校低学年から50代まで幅広い年齢層が参加していて、ある大会関係者は「年代を超えて交流できるのが卓球の良いところ。いろんな人に参加してもらいたい」と話していました。 -
伊那ケーブルテレビ 地方の時代映像祭で選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「木地師の伝承縲怩サの知られざる世界縲怐vが第32回地方の時代映像祭2012ケーブルテレビ部門で選奨を受賞しました。
17日、大阪府の関西大学で贈賞式が行われました。
地方の時代映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などが共同主催しているものです。
放送局部門、ケーブルテレビ部門など4部門があり、応募総数は222点でした。
受賞作品、「木地師の伝承」は西暦800年代の後半から、およそ1千年にわたり木の椀や盆を作るための木材を求め日本中の山を渡り歩いた木地師の歴史と足跡を取材した番組です。
なお今回の地方の時代映像祭入賞で伊那ケーブルテレビ制作の番組入賞は、3年連続となっています。
グランプリにはNHK仙台放送局制作の「NHKスペシャル イナサがまた吹く日縲恤頼ケる集落に生きる縲怐vが選ばれました。 -
青野恭典写真展「風わたる高嶺へ」
東京都在住の山岳写真家、青野恭典さんの写真展「風わたる高嶺へ」が、15日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、青野さんが撮影した、日本やヨーローッパなどの山岳写真52点が展示されています。
青野さんは現在74歳。山岳写真をライフワークにして30年で、現在は、国内の山を中心に年間100日程度山へ登り撮影をしています。
今回の作品展では、5千メートル以上の山々が連なるロシアの山岳地帯で撮影したモノクロ写真も展示されています。
青野恭典写真展「風わたる高嶺へ」は、来年3月24日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
富県青少年育成会 交流の証をフォトブックに
小学校に通う子どもを持つ保護者などでつくる伊那市の富県青少年育成会は、今年7月8日に行われた富県小と新山小のスポーツ交流会で撮影した写真をフォトブックにまとめ、両校に贈りました。
フォトブックは、A4サイズで交流会の際に撮影した写真52枚を20ページにわたり掲載しています。
16日は、育成会役員らが富県小学校を訪れ、増澤知也児童会長にフォトブックと、撮影したおよそ730枚のデータなどを手渡しました。
富県小と新山小は同じ富県地区にありますが、中学校は学区が違うため交流する機会があまりないということで、育成会では「両校の卒業生が一緒になって富県を盛り上げていってほしい」と話します。
フォトブックと写真は、富県小の玄関に展示されるということです。 -
児童が働く事の大変さを体験
伊那市の伊那東小学校の児童は、伊那文化会館西側広場の落ち葉集めを16日、行いました。
作業を行ったのは、伊那東小学校の6年松組30人です。
松組では、5年生の頃から総合的な学習の時間を使い社会問題について学んでいます。
児童らは活動を進める中で、海外の発展途上の国では自分達と同じくらいの子どもが1日13時間近く働いているということを知りました。
今回は、働くことの大変さを知ろうと、およそ2時間半にわたり休憩なしで落ち葉を集めました。
松組では、今後アルミ缶回収や学校のお祭りなどでお金を集め、発展途上国にワクチンを送る計画です。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。
伊那税務署管内では、1団体と3人が表彰されました。
このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、社団法人伊那法人会常任理事の三澤俊明さんと、伊那間税会会長の川上健夫さんの2人が表彰されました。
納税表彰式は、国税庁が定める「税を考える週間」にあわせて行われているものです。
伊那税務署の熊谷達夫署長は「皆さんのご尽力に感謝している。今後も一層の理解と協力をお願いしたい」と感謝しました。
受賞者を代表して三澤さんは「社業に励み納税や租税教育にまい進していきたい」と話しました。
15日はこの他、中高生を対象にした税についての作文で伊那税務署長賞に選ばれた生徒5人が表彰されました。 -
広域連合 今後ごみ増えると予測
上伊那広域連合は、16日の廃棄物政策審議会で今後ごみの量は、増加傾向になるとの見通しを示し、見直しを進めているごみ処理基本計画の基礎データとすることが承認されました。
ごみが増加するとの予測は、今後10年間の人口推計によるものです。
広域連合では、上伊那8市町村の現在19万1,239人の人口は、10年後の平成35年度には、17万8,492人に減ると予測する一方で、世帯数は、現在の7万124世帯から7万1,820世帯に増加すると試算しました。
世帯数が増加しだした平成22年度頃からごみの量も増えていることと環境省の世帯の構成人数が少なくなるほどごみの量は増えるとの見解から、今後はごみの量が増加傾向になると予測しました。
16日の審議会では、ごみの量の推移をより正確に把握しようと今後は、可燃ごみ・不燃ごみの組成分析を行う調査を年4回全ての市町村で行うことや、年代や家族構成、ごみの出し方などについて聞くアンケート調査を3,000世帯で行うことを決めました。
広域連合は、こうした調査をふまえ、ごみの排出目標などを定めたごみ処理基本計画を来年12月をめどに策定したい考えです。 -
今季最低気温の竏・.4度
15日の伊那地域は最低気温がマイナス1.4度と、今季一番の冷え込みとなりました。
15日朝、伊那市横山の大根畑では3センチほどの霜柱が立っていました。
長野地方気象台によりますと、この冷え込みは日本付近に冷たい空気が流れ込んでいるためで、14日の朝も今日と同じくらい冷え込みますが、日中は晴れそうです。
土曜日には、高気圧が東に抜け去り、西から気圧の谷が接近するため、天気は下り坂になりそうだということです。 -
上農が宮城県石巻北高校の農産物を交流販売
東日本大震災で被災した、宮城県石巻北高校総合学科食農コースの生徒が作った農産物と、上伊那農業高校の生徒が開発した雑穀カレーなどの交流販売が24日伊那市のいなっせで行われました。
交流販売は24日開かれた全国の農業高校の代表者が集う日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議に合わせ行われたものです。
会場では石巻北高校で生産された米のほか加工品の米粉パン、上農高校が開発した雑穀カレーなどが販売されました。
上農高校は、去年被災地支援として雑穀カレーを石巻北高校に届けたことをきっかけに、農産物を通じた交流を行っています。
石巻北高校では、今年4月に高校の農産物を販売する直売所を開設し、地産地消に取り組んでいます。
22日販売した雑穀カレーの収益は東日本大震災の義援金として送るということです。
日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議は学校の活動を基に情報交換をし、クラブの発展を図るものです。
22日はおよそ160校から370人ほどが集まり、就農者を増やすにはどうしたらいいかなどについて意見交換をしました。 -
伊那市と伊那市有線放送農業協同組合が災害時協定結ぶ
伊那市と伊那市有線放送農業協同組合は5日災害情報等の放送に関する協定を締結しました。
5日は伊那市有線放送農業協同組合の馬場秀則代表理事組合長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長と協定書を取り交わしました。
今回の協定は、災害発生時などに伊那市が有線放送に要請し災害情報を放送するというものです。
また、緊急時には市の防災行政無線と連動し割り込み放送も行うということです。
有線放送は、今までにも災害情報を放送していましたが、今回改めて協力関係を確認し、協定を結んだものです。
白鳥市長は、「災害時には情報をどう正確に伝えるかが大事。協定を機に改めて協力をお願いしたい」と話していました。 -
手良小学校で不審者侵入想定し訓練
不審者の侵入を想定した訓練が7日伊那市の手良小学校で行われました。
訓練は2階の4年生の教室に不審者が侵入したという想定で行われました。
伊那警察署の署員が扮した不審者が教室に入ると、児童はすぐに隣の教室に逃げ、教師が机を使い不審者が児童を追いかけるのを防ぎました。
校内放送で侵入が伝えられると、教室では鍵をかけるなどしていました。
不審者が1階の調理室に逃げ込むと、教師や連絡を受けて駆けつけたJA手良支所の職員らがサスマタなどを使い取り押さえました。
地域住民でつくる手良の子どもを守り育てる会が、有事の際には学校に駆けつけることになっていて、毎年行われる不審者対応訓練も地域住民が参加しています。
伊那警察署では「不審者から早く遠くへ逃げることが大事です。学校の外でも不審者を見かけたら近づかずにすぐ逃げるようにしてください」と注意を呼びかけていました。 -
南アルブス林道バス 今季4万5,841人が利用
南アルブス林道バスの今シーズンの営業が、15日終了しました。今年は去年より4千人あまり多い、4万5,841人が利用しました。
4月25日から205日間の営業日数のうち、運休は4.5日で、利用者数は、去年より4,466人多い、4万5,841人でした。
林道管理室によりますと、今年は台風が少なく天候が安定していたことが利用者の増加につながったのではないかということです。
利用者が最も多かったのは7月28日で1,190人、ついで9月16日の1,071人、10月7日の1,026人となっています。
林道バスの来シーズンの営業は4月25日からの予定です。 -
西駒山荘基本設計白紙 再検討へ
来年度建て替えが計画されている、中央アルプス将棋頭山の西駒山荘について、伊那市は、基本設計を白紙に戻し、山岳関係者や地元の意見を聞きながら再検討することを決めました。
15日、伊那市役所で、1回目の「西駒山荘の設計にともなう検討委員会」が開かれ、座長に伊那市議会経済建設委員会の中山彰博委員長が選任されました。
委員会は冒頭のみ公開で行われ、委員に選任された山岳会や地元区などの代表7人が、基本設計について検討しました。
西駒山荘改築の基本設計は、伊那市と連携協定を結ぶ信州大学が行い、今年3月に完成しました。
設計は、双方向避難のため2つの階段を設置し、宿泊スペースを一段高くするスキップフロアを設けるつくりになっていたということです。
これに対し、山岳関係者などから、「広く意見を聞いて、宿泊スペースを有効に利用するような設計にするべき」との声があがっていたということです。
検討委員会では、歴史的価値のある石室部分を残し増築部分を改築するとの方針は変更せず、基本設計について年内に決定し、今年度中に実施設計を行い、来年度、建て替えを行う予定です。 -
ボランティア活動紹介するポスターづくり
伊那市社会福祉協議会は、12月に開かれるボランティア活動みほん市で展示するポスターを12日作りました。
福祉まちづくりセンターで開かれたポスターづくりには市内の5つのボランティアグループが参加しました。
ボランティア活動みほん市はポスターを使い活動を紹介するもので、12月に福祉まちづくりセンターで開かれる伊那市ボランティア研究集会の中で行われます。
ポスター作りでは8月にみほん市を開催した茅野市社会福祉協議会の北原俊憲さんが講師を務めました。
参加グループのうち伊那市社協ボランティアサロンは、本の交換会で子供たちのふれあいの場を作った活動などを紹介するポスターを作っていました。
12月1日のボランティア活動みほん市では、ポスター展示のほか活動の発表が行われます。 -
日中の最高気温10.3度 12月上旬並み
14日の伊那地域の日中の最高気温は10.3度で12月上旬並みの冷え込みとなりました。
14日の伊那地域の朝の最低気温は4.8度、日中の最高気温は10.3度で、12月上旬並みの冷え込みとなりました。 -
芸大生が中学生に合唱指導
東京芸術大学の学生による伊那市内の中学生を対象とした合唱講習会が11日、市役所で開かれました。
11日は、高遠中学校と東部中学校の生徒42人が参加し東京芸術大学の学生から合唱指導を受けました。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が、芸大の初代学長を務めたことが縁で毎年10月には伊澤修二記念音楽祭が行われるなどの交流が続けられています。
こうしたことから今回初めて声楽家の学生による合唱指導が行われました。
講習ではパートに別れて発声や歌う姿勢などの基礎を学びました。
中学生たちは学生たちのアドバイスに耳を傾けながら声を出していました。
学生は「合唱の醍醐味はハーモニーをみんなで一丸となってつくり上げ体感すること」と話していました。
伊那市では今後も継続して合唱講習会を開いていきたいとしています。