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第4回伊那映像祭
伊那ビデオクラブの第4回伊那映像祭が16日、伊那市のいなっせで開かれました。
今回上映されたのは、三部構成の「伊那市の歌」と、伊那の歴史を楽しみながら紹介する「タツヤとミズキのいな歴史ハンター」の2作品です。
「伊那市の歌」は、四季折々の市内の自然や風土をあてはめて映像化しました。
「タツヤとミズキのいな歴史ハンター」は、主人公の高遠高校3年の戸田竜也君と有賀みずきさんが、4人の専門家に話を聞きながら伊那の歴史について理解を深めていくという内容です。
会場には、およそ250人が訪れスクリーンに映し出された会員の力作に見入っていました。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は「見た人に分かりやすい映像となるよう心掛けた。今後も地域に愛されるような活動を行っていきたい」と挨拶しました。
伊那ビデオクラブでは、この2作品をDVDにして、市内の小中学校などに贈るということです。 -
陸上競技場に芝桜とパンジー飾られる
18日の春の高校伊那駅伝を前に、発着点となる伊那市の陸上競技場に芝桜とパンジーのプランターおよそ300個が飾られています。
これは、伊那市の小沢花の会と伊那市振興公社が、駅伝を盛り上げようと行っているものです。
トラックには、鮮やかなピンクの芝桜と、黄色のパンジーが交互に並び、練習中の選手達の目を楽しませていました。 -
NECライティング調停案合意議案 賛成多数で可決
解決金1,000万円、双方に債権・債務がないとするNECライティングと伊那市の調停案に合意する議案が、16日の市議会で賛成多数で可決されました。
長野地裁が示した調停案は、NECライティングが伊那市に解決金1,000万円を支払い、双方に債権・債務がないことを確認するもので、市側が合意する議案を9日議会に追加提出していました。
12日の経済建設委員会では、賛成多数で可決されていました。
16日は、中山彰博経済建設副委員長が、審査結果を報告。
その結果を受け議員からは、「早期解決で企業立地を全国に発信することが大切」「長期化は企業流出などの支障がでる」「司法判断を重く受け止めなければならない」「補助金返還の問題で用地取得とは別問題」「市民と対話し道を踏んできた」との賛成意見の一方で共産党議員からは「解決金1,000万円は余りにも少なすぎる」「市民益にそっていない」「調停と裁判は違う。法廷で決着を」とする意見が出ました。
採決の結果、賛成16反対3の賛成多数で調停案に合意する議案は可決されました。
伊那市は、NECライティングの伊那工場閉鎖に伴い、補助金1億6,000万円の返還を求めていました。
市側は、裁判官が立ち会った調停案で裁判と同等の司法判断であり、問題の長期化は、企業誘致へ悪影響を与えるとして、今議会に調停案に合意する議案を提出していました。
共産党議員3人は、今回の問題で厳正な調査の必要性があるとしてNECライティングへの補助金に関する事項と上ノ原工業団地の拡張造成について地方自治法第100条に基づき関係者の出頭と証言、記録の提出を請求できる調査特別委員会設置議案を提出しましたが、3人以外賛成者はなく否決されました。
16日はこのほか、市議会の基本理念や議員の責務など基本的事項を定めた伊那市議会基本条例案が全会一致で可決されました。 -
年金委員が研修会
企業などの年金事務担当者で、厚生労働大臣から年金委員として委嘱されている上伊那の委員の研修会が14日、伊那市内で開かれました。
年金委員は、企業の厚生年金や国民年金などの事務担当者で、会社や地域で年金に関する相談、助言などを行う民間協力員です。
研修会は、知識向上のため毎年1回開かれていて、この日は、上伊那の年金委員100人ほどが参加しました。
研修では、伊那年金事務所で窓口対応をしている小池善博さんが、年金の仕組みなどについて説明しました。
小池さんは、今年4月から、インターネットで年金記録などが確認できる「ねんきんネット」のサービスが始まる事を説明し、「従業員から相談があった時に活用してみてください」と話していました。 -
信州育メンズ「パパ育児ずかん」を発行
父親の子育てグループ「信州育メンズ」は、父親向けの子育て応援冊子「パパ育児ずかん」を発行しました。
「パパ育児ずかん」は、子育てや父親同士の交流の楽しさを知ってもらおうと発行されました。
長野県の地域発元気づくり支援金を活用して、9千部発行しました。
冊子は、これまで信州育メンズが開催してきたワークショップで出された父親達の意見を集約していて、子どもが生まれてからの父親の対応、おすすめの公園、ゲームとの向き合い方などが掲載されています。
事務局の古畑克己さんは「父親同士で育児について話す機会はなかなかない。少しでも他の父親の意見を知ってもらえば育児の考え方も変わってくると思う」と話していました。
冊子は、伊那市を中心に保育園に配布されるほか、イベントなどでも配るということです。 -
ブナシメジ培養 農事組合法人みぶ設立
伊那市東春近でブナシメジを培養する「農事組合法人みぶ」が15日、設立されました。
伊那市のJA上伊那本所で設立総会が開かれました。
農事組合法人みぶは、平成3年から20年間ブナシメジの培養をしてきた三峰ひらたけ生産組合が解散し、新たに法人として設立されたものです。
設備の老朽化と組合員の高齢化の課題に取り組み、事業の継続・発展、後継者を育成しようと法人化しました。
組合員は、伊那市などのきのこ栽培の経営者7人です。
代表理事組合長には伊那市の北原利道(としみち)さんが選任されました。
事業はこれまでと同じく、東春近にあるJA上伊那の培養センターを利用し、ブナシメジを培養します。
ブナシメジは専用のビンの中で培養していて、昨年度、生産組合はおよそ465万本作りましたが、法人となった今年度は70万本ほど多いおよそ541万本を計画しています。
今後は、新たな事業展開も検討していくということです。 -
西箕輪南部保育園で伝統芸能 鑑賞
伊那市の西箕輪南部保育園で、地元に伝わる伝統芸能が、15日披露されました。
15日は、羽広の獅子舞保存会と与地の伊那節保存会が、保育園を訪れ、伝統芸能を披露しました。
南部保育園では、地域に古くから伝わる伝統芸能を見て、歴史の大切さを感じてもらいたいと3年前からこの鑑賞会を開いています。
羽広の獅子舞は、小正月に羽広の仲仙寺で奉納されていて、市の無形民俗文化財に指定されています。
5つの舞いで構成されていて、今日は、園児に分かりやすいように、一つ一つの踊りごとに説明もありました。
クライマックスの悪魔払いの舞では、舞台から獅子が降りてきました。
羽広獅子舞保存会では、子どものうちから地域の伝統芸能に親しんでもらい、500年、600年と伝統をつないでいきたい」と話していました。 -
第40回伊那まつり記念事業実施方針決定
伊那まつり委員会が、14日、市役所で開かれ今年で第40回を迎える伊那まつりの記念事業の実施方針などを決定しました。
今年は、伊那まつり開催から40周年、勘太郎まつりと合わせると55周年の節目の年となる事から、祭りでは、記念事業をおりまぜ実施して行く事が確認されました。
記念事業としては、伊那まつりを振り返る歴史展や番組の放送、高遠や長谷地区の伝統芸能を披露するイベント開催を予定しています。
事業の具体的な内容については、市民からの公募メンバーなどによるプロジェクトチームで今後検討していくということです。
伊那まつり委員会会長の白鳥孝市長は、「今回の40回を一つの節目に、次の時代に繋がる伊那まつりにしていきたい」と話していました。
今年の伊那まつりは、8月4日に市民踊り、5日に花火大会が行われる計画です。 -
幻の伊那路 増補し発行
春の高校伊那駅伝を特集した内容で、去年3月に発行されるはずだった月刊の郷土誌伊那路が、今回増補版として発行されました。
春の高校伊那駅伝の特集号は、去年3月10日に完成しましたが、翌11日の東日本大震災の発生などで大会は中止になり、一般には渡りませんでした。
特集号の内容は、大会の歴史や記録、強豪校の監督や過去の出場選手などが文章を寄せています。
伊那路を発行している上伊那郷土会では、貴重な内容なので今年再度復活させて多くの人に見てもらおうと一般に渡らなかった450部ほどを増補版として発行しました。
表紙を今年のポスターに変えて、去年中止になったことなどが資料に追加されています。
伊那路増補版春の高校伊那駅伝特集は、市内の書店で500円で販売されています。 -
小中学校で3学期終業式
上伊那の小中学校で、14日3学期の終業式が行われました。
このうち伊那市の手良小学校では、全校児童153人が体育館に集まり1年生と4年生が発表をしました。
1年生は、4月から学校で習った漢字やカタカタの書き順や暗記した百人一首の句等を発表しました。
4年生は、それぞれが将来なりたい職業の内容や、必要な資格などを調べ発表しました。
柴田惇校長は「今日でそれぞれの学年での学習は修了します。
まだ出来ない事もあると思うが、そのままにせず、人に聞いたり調べたりして、出来るようになるよう努力し、次の学年へ進んで下さい」と話していました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
手良小学校では、15日、卒業式が行われ25人が中学校へと進みます。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
木とあかりと家具展
伊那市長谷の木工職人植野忠司さんの作品展「木とあかりと家具展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、家具や照明器具、小物など手作りの木工品およそ50点が並んでいます。
植野さんは、伊那技術専門校を卒業後、伊那市長谷で工房を構え、20年以上にわたり作品作りを行なっています。
作品のうちこのテーブルは、サクラやクリ、カキの木など5種類の木を組み合わせて作られています。
着色料を使わないことで、木の持つ色あいが楽しめると植野さんは話します。
植野忠司さんの「木とあかりと家具展」は、17日土曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で8日、卒業式が行われました。
卒業生は7人で、2年間の情報経理学科が3人、1年間のOAビジネス学科が4人です。
卒業生は在学中に簿記やビジネスマナーなどの資格を取得しました。
三澤岩視理事長は「最後は自分の努力で切り開くしかない。実力を発揮し、努力に努力を重ねて素晴らしい人生を送ってほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して山口歩美さんは、「社会に出ることはとても厳しいことですが、どんなに厳しくても、折れることなく歩んでいきます」と決意を述べました。
現在、卒業生7人のうち5人の就職が内定しているということです。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が5日、伊那市内で開かれました。
新春大会は組合の交流を図ろうと開かれたもので、会場にはおよそ100人が参加しました。
大会の中で櫻井信久組合長は「厳しい経済状況の中、組合員が一致団結して地域を盛り上げていきたい」と挨拶しました。
伊那飲食店組合は、およそ330店が加盟していて互いの結束を図りながら集客に努めています。
組合では、地域の活性化を目指そうと抽選で景品や利用券などが当たるイベントを今年の秋に行う計画です。 -
旗でランナーを応援
3月18日に、伊那市で春の高校伊那駅伝が行われます。
伊那市役所では選手たちを応援するのぼり旗の展示が始まりました。
これは、全国から参加する選手たちを応援しようと市内の園児や児童達が制作したものです。
旗にはイラストや応援メッセージが書かれていて、出場する174チーム分が集まりました。
伊那市役所ではそのうちの47点を3月15日まで展示しています。
大会当日は、伊那市陸上競技場周辺に飾られることになっています。 -
西箕輪保育園で桜の植樹
伊那市の西箕輪保育園の園児が13日、園舎の庭にシダレザクラの苗木を植えました。
これは、伊那市が行っている地域桜守講習会の一環で行われたものです。
13日は、地域桜守の指導のもと西箕輪保育園の園児がシダレザクラの苗木を植えました。
年長園児が中心となり、苗木にスコップを使って土をかぶせていました。
地域桜守の指導をしている桜守の稲辺謙次郎さんによると根が伸びるこの時期に桜を植樹する事が適しているということです。
13日植えた桜は早ければ来年の春に花を咲かせるということです -
伊那ミニ女子 全国大会へ
伊那市の伊那ミニバスケットボール教室の女子チームは今月東京都で開かれる全国大会に出場します。
12日は、伊那市役所に女子チームのメンバーが訪れ、白鳥孝伊那市長に出場の挨拶をしました。
選手達は一人一人自己紹介をし、全国大会での活躍を誓いました。
伊那ミニは今年1月に開かれた県の予選大会決勝で臼田を42対25、川中島に27対22、松本筑摩に44対36で勝利し3年連続の全国大会出場を決めました。
白鳥市長は「全国大会で伊那の名前をとどろかせて来てください。」とエールを送っていました。
全国大会は3月28日から30日に東京の国立代々木体育館で行われることになっています。 -
釜石市東中 訪問の様子を紹介
伊那市の新山小学校から本などを預かり東日本大震災の被災地岩手県の釜石東中学校に届けた小牧学さんは12日、訪問した様子を新山小の児童に紹介しました。
新山小の児童会では、被災地の力になりたいと考え、学校が津波に飲み込まれた釜石東中学校に本を贈ることにしました。
伊那市の職員小牧さんは、両校の縁を取り持ち、3月6日に児童から預かった本やビデオレターを中学校に届けました。
小牧さんは、中学校を訪れた時の映像を見せながら「とても喜んでくれていた。遠い場所だけれど、心の繋がった釜石の友だちができたと思う」と話していました。
小牧さんの話を聞いた児童からは「がれきの片付けは進んでいるのか」「これからどんな交流をすればいいか」などの質問が出されていました。
新山小では、「今の5年生が中心となって今後も交流を続けていきたい」としています。 -
伊那少年剣道クラブ 稽古の成果を披露
伊那少年剣道クラブのクラブ内大会が10日、伊那市の伊那東小学校体育館で開かれました。
この日は、伊那少年剣道クラブの年長園児から中学生までおよそ30人が参加しました。
大会は、練習の成果を試す場として、また新しい年度に向けて良いスタートが切れるようにと毎年行われています。
学年ごと総当たり戦で試合が行われ、子ども達は掛け声とともに面や胴を打ち込んでいました。
この日、初めて大会に参加する子ども達の試合も行われ、審判にルールを教わりながら試合をしていました。
代表の伊藤勉さんは「剣道は礼儀作法を重んじるスポーツ。技術だけでなく、精神面も成長していってもらいたい」と話していました。 -
伊那消防署の新庁舎建設予定地 富士塚グラウンド周辺に
老朽化などにより新しい伊那消防署庁舎の建設について協議してきた検討委員会は、伊那市の富士塚グラウンド周辺を候補地とする検討結果をまとめました。
12日は、検討委員会の橋爪重利委員長が伊那市の白鳥孝市長と南箕輪村の唐木一直村長に報告書を手渡しました。
委員会では、去年6月から6回にわたり新庁舎の建設場所や規模について協議してきました。
これまでの会議で、旧上伊那農業高校定時制グラウンド、美篶工業団地、伊那中央病院周辺、富士塚グラウンド周辺の4か所が候補地にあがっていました。
利便性や立地条件など27項目について委員11人がそれぞれ点数をつけました。
その結果、最も多かった富士塚グラウンド周辺が983点、次に多かった伊那中央病院周辺が971点でした。
伊那中央病院周辺と僅差だったことについて委員会では、集計による評価結果を尊重したとしています。
庁舎については、敷地面積8,000平方メートルほどの規模と報告しました。
検討結果については、3月22日に開かれる伊那消防組合議会全員協議会で報告されます。 -
消防広域化 協議参加を了承
伊那市議会全員協議会が12日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合と伊南行政組合消防本部を統合する広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
広域化は地震など大規模災害に対応するため消防力の強化を図ろうと進められるものです。
また、今後整備される消防救急無線デジタル化と通信指令センターの整備費用について統合した場合とそれぞれの組合で行ったときの合計では、およそ2億1千万円の経費節減になるということです。
議員からは、反対意見はなく、広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
また南箕輪村議会全員協議会も12日、村役場で開かれ、両組合の統合に向けた協議に参加することが了承されました。
今月22日には伊那消防組合議会が開かれ広域化についての判断がされる予定です。 -
調停案合意の議案 委員会で可決
伊那市議会経済建設委員会が12日、伊那市役所で開かれ、NECライティングに対し補助金の返還を求めている問題についての調停案が賛成多数で可決されました。
この問題は、NECライティングの工場閉鎖にともない伊那市が補助金およそ1億5,800円の返還を求めているもので、民事調停によりNEライティングが1,000万円を支払うとする調停案が出されていました。
12日の委員会では、調停案合意についての審議があり、議員から「この問題が長引けば、伊那市のイメージダウンとなり、今後の企業誘致に悪影響を及ぼす」という意見が出されていました。
一方「調停案を受け入れれば白鳥孝伊那市長に対しNECライティングに補助金を返還するよう命令することなどを求めている住民訴訟に影響する」として反対する意見が出されていました。
採決の結果、賛成5、反対1の賛成多数で民事調停合意についての議案は可決されました。
共産党は、この問題について追及するとして16日の本会議最終日に百条委員会設置の議案を提出するとしています。 -
山寺活性化協議会 伊那市山寺の歩道に看板を設置
地域の活性化に取り組む山寺活性化協議会は、伊那市山寺の歩道に看板を設置しました。
設置されたのは、縦30センチ横60センチの笑顔の坂道と書かれた看板です。
12日は、協議会のメンバー4人が、伊那北駅から上伊那農業高校へと続くおよそ1キロの道沿いに看板10個を設置しました。
協議会では、地元の小学校と一緒に朝市を開くなど、伊那北駅を中心とした地域の活性化に取り組んでいて、看板の設置もその一環として行われました。
作業にあたったメンバーは、学生や買い物客が通るこの道で、すれ違う人同士笑顔で挨拶を交わしてもらいたいと話していました。
協議会では、今年80周年を迎える高尾神社の祭りに向け、地域をあげて取り組んでいくということです。 -
一夜の城 現地説明会
今年1月から発掘調査を行い、深さ2.6mの堀が見つかった伊那市富県の一夜の城で、10日、市民を対象にした現地説明会が開かれました。
この日は、伊那市富県桜井にある一夜の城の発掘調査現場で説明会が開かれ、市民80人が参加しました。
一夜の城は、今から400年以上前の戦国時代、高遠城を攻めようとした織田軍が築いたとされています。
現在は、敵の侵入を防ぐため一夜の城を囲むように土を積み上げた「土塁」が残っています。
今年1月から発掘調査を行ってきた伊那市教育委員会はこの日の現地説明会で、土塁の外側に深さ2.6m、幅6mの堀を発見した事を報告しました。
一夜の城については、地元住民から道路の拡幅工事の要望があり、保存か一部取り壊しかが議論されたことから伊那市教育委員会が詳しい調査を行う事になりました。
市教育委員会では、今後、市指定の史跡として保存するのか、指定はせずに記録のみを保存するのか、調査、検討するという事です -
振り込め詐欺を防いだ長野銀行伊那東支店に感謝状
振り込め詐欺を未然に防いだとして、長野銀行伊那東支店に7日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の関原敬泰署長から、長野銀行伊那東支店の伴重徳支店長に感謝状が贈られました。
長野銀行伊那東支店では、伊那市内の70代男性が、窓口で現金を振り込もうとしたところ、対応した女性行員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
70代男性は、借金があるので月末までに振り込むようにと電話で指示され、30万円を振り込もうとしたという事です。
長野銀行伊那東支店では、定期的に振り込め詐欺に関する研修会を開いたり、不審な点があった場合はすぐに相談するよう行員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の振り込め詐欺被害は、今年に入って発生していませんが、去年は6件、約459万円の被害が発生しています。 -
伊那ビデオクラブが試写会
16日に伊那映像祭を行なう伊那ビデオクラブは、10日にいなっせで上映を予定している2つの作品の試写会を開きました。
今回は、伊那市の歌と高校生2人が案内役をつとめ楽しみながら伊那の歴史を学ぶタツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターの2本て゛す。
伊那市の歌は、四季折々の市内の自然や風土、イベントなどを歌詞にマッチさせて制作しました。
タツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターは、高校生の2人組みが伊那市の古代から現代までの歴史を専門家の話を聞きながら理解を深めていく内容です。
伊那ビデオクラブの第4回伊那映像祭は、16日午後1時30分から入場無料で行なわれます。 -
これからの復興支援を考える集い
これからの復興支援を考える集いが11日、タウンステーション伊那まちで開かれました。
これからの復興支援について考えようと災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那が開いたもので、12人が集まりました。
参加者からは「物資の必要性は個人差があるので、必要な物を必要としている人に届けることができるような体制を整えるべき」などの意見が出ていました。
市民ネットワーク伊那では、今後も被災地の為に取り組んでいきたい」と話していました。 -
3.11から1年 各地で追悼イベント
去年3月11日に起きた東日本大震災から1年。
各地で追悼イベントや脱原発集会などが催されました。
伊那市は、震災で亡くなった人への冥福と被災地の早期復興を祈って地震発生時刻の午後2時46分に防災無線でサイレンを鳴らしました。 -
ごみ処理方式 2方式に絞り込み
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設規模について検討する「施設整備検討専門委員会」が10日開かれ、ごみ処理方式を4つから2つに絞り込みました。
委員会は、伊那市のいなっせで非公開で行われ、会議後に結果が報告されました。
絞り込まれたごみ処理方式は、熱した砂でごみをガス化する「ガス化溶融方式(流動床式)」と、コークスの燃焼熱でごみをガス化する「ガス化溶融方式(シャフト炉式)(コークスベット式)」の2つです。
委員会では、4つの方式を評価項目やプラントメーカーのアンケートなどを基に点数評価しました。
絞り込んだ2つの方式は、ほかの2つと比べ点差が大きかったということです。
評価の詳細は後日公表される予定です。
今後は、2つの処理方式を入れた施設整備基本計画案を4月の委員会で審議する予定で、計画は8月の上伊那広域連合正副連合長会で決定される予定です。 -
「ありがとう119系」引退を惜しむ
昭和58年、1983年からJR飯田線を走り続けてきた、119系の今月いっぱいでの引退に合わせて10日、記念イベントが行われました。
今月いっぱいで引退する119系の先頭部分には「ありがとう119系」のステッカーが貼られています。
イベントは10日、11日の2日間行われ「ありがとう119系記念号」と名付けられた臨時列車が、伊那市駅と飯田駅間を運行します。
昭和58年、1983年に、老朽化していたゲタ電に変わって119系は飯田線を走り始めました。
駅間が短くて総距離が長く、急勾配が多いことなど、飯田線の特殊な条件から119系が開発されました。
最初に登場した119系は、飯田線と並行して流れる天竜川をイメージした青い塗装と、アルプスをイメージした白いラインが車体に描かれました。
伊那市駅には多くの鉄道ファンが訪れ、119系の写真を撮るなどして引退を惜しんでいました。
松本市から訪れたある男性は「飯田線にしか走っていない車両。何度も乗ったわけではないけど、なくなってしまうのは残念」と話していました。