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ますみヶ丘平地林で昆虫観察学習会
珍しいチョウなど様々な昆虫が生息する伊那市のますみヶ丘平地林で22日、昆虫の観察学習会が開かれた。
これは、伊那市と信州大学農学部がますみヶ丘平地林を会場に初めて合同で開いたイベント。
昆虫観察会には、市内から36人が参加しました。
指導に当たったのは、信大の中村 寛志教授と、学生達。
まず、鳩吹公園で、虫取り網の使い方を学んだ後、参加者は目に止まった昆虫を網で捕まえていた。
ますみヶ丘平地林は、面積が70ヘクタールほどある。これだけの面積で残る平地林は県内でも珍しく、伊那市では、市民が憩える場所にしようと近年整備を進めている。
観察会では、ますみヶ丘平地林近くの田園にも訪れた。こちらでは、環境省の絶滅危惧種に指定されているチョウ・ミヤマシジミ・ヒメシジミを観察する事ができる。
22日の観察会でもミヤマシジミの姿を見る事が出来た。
昆虫採集を終えた一行は、鳩吹公園にもどり、自分が捕まえた昆虫の名前を図鑑などで調べたり、中村教授や学生に教えてもらっていた。
観察会では、チョウやトンボ・バッタなど30種類ほどの昆虫を採集する事ができたという。 -
涼仕立て展
ガラス作品などで涼を呼ぼうと、伊那市西町にある小池千恵さんの工房で涼仕立て展と題して作品展が始まった。
軒先には、涼しげな風鈴の音。陶芸家小池千恵さんの工房、ハルヒ ポタリー スタジオは、伊那バスターミナル東側にある。
並べられているのは、小池さんの陶芸作品や長野市のガラス工芸家前田一郎さんの作品、伊那市美篶の草木染作家秋山孝子さんの作品。
暑い夏の時期に涼をテーマに作品展を開こうと意気投合した3人が作品を持ち寄った。
小池さんは、「作家同志の交流や使う人との交流を通して日々の生活が楽しくなるような相乗効果に期待したい」と話している。
この涼仕立て展は26日までで、期間中は、草木染めや絵付けの体験会も予定されている。 -
アマランサス開花宣言
伊那市荒井の畑でアマランサスの花が見ごろを迎えている。
伊那地域アマランサス研究会が5月に種を播いた30アールの畑には、2メートルほどに育ったオレンジ色のアマランサスがぎっしりと並んでいる。
今年は実の収量を増やすため収量の多いオレンジ1色を播いたが、中には去年の種の残りと思われる赤い色も所々混ざっている。
伊那地域アマランサス研究会によると今年の収量は、去年より70キロほど多い300キロを見込んでいて、学校給食として活用する他、新商品の開発などを予定しているという。
アマランサスの見頃は9月中旬まで続く。 -
美里会が木目込み・押し絵作品展
伊那市長谷の手芸愛好家グループ「美里会」による木目込み・押し絵作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれている。
作品展には、干支の動物を題材にした押し絵の作品と、花や風景などの木目込みの作品30点が並んでいる。
押し絵は、ウレタンや綿を様々な色の布で包んで張り合わせ立体的に形にしたもの。
木目込みは、発砲スチロールの台に布をはめていくも。
美里会代表の北嶋嘉代子さんは、「最初はボケ防止で始めたが、今では楽しみとなっている」と話していた。
美里会による木目込み・押し絵作品展は22日まで。入場料は大人200円、小学生・中学生は100円。 -
伊那図書館に国民学校卒業歌集「思ひ出のうた」
伊那市の伊那図書館に、戦争当時の国民学校卒業歌集が東春近の吉田貢さんから届けられた。第2次世界大戦中の昭和17年3月に書かれたもので当時の世相・教育を反映する貴重な資料となりそうだ。
表紙には、「思ひ出のうた」、昭和17年3月とある。
これは、当時、新山国民学校の高等科2年生全員が卒業に際して歌を書き綴ったもの。
「生き死ぬを神にまかせて戦へる 我が皇軍は強く勇まし」
「万世の歴史に残る真珠湾 我が空軍の強き偉力を」
などといった歌がならんでいて、戦争に突き進んでいる当時の様子が伺える。
この歌集を図書館に届けたのは、伊那市東春近渡場に住む吉田貢さん。
当時14歳だった吉田さんは、現在83歳。
伊那図書館では、この歌集を資料として登録・保存し、戦時中の教科書なども含め一般公開を計画している。 -
熊谷守一の日本画と会津八一の書 伊那市に寄贈
孤高の画家といわれる熊谷守一の日本画と、歌人、書家として有名な会津八一の書が、伊那市に寄贈された。
寄贈したのは、白鳥孝伊那市長の知人で、書などに造詣の深い伊那市西町の中村章さん。
日本画は、「画壇の仙人」と称される熊谷守一の作品「蒲公英と蝦蟆」。墨で描かれ色が塗られている。
書は、歌人、美術史家、書家として知られる会津八一の書。奈良県にある法華寺の十一面観音を詠んだ歌で、ひらがなで書かれているのが特徴という。
白鳥市長は、「とても素敵な伊那市の宝物が増えた。本当にうれしい。機会をみて展示をしたい」と話していた。 -
「30年後の伊那谷を考える」伊那谷デザイン会議
伊那市出身の大学生を中心につくる伊那谷デザイン会議は17日、「30年後の伊那谷を考える」をテーマにトークセッションを伊那市のいなっせで行った。
参加者全員が覆面を着用し、名前はニックネーム。学生が大人とも対等に話が出来るよう考えられたものだ。
トークセッションには、学生のほか、今回初めて一般住民も参加し合わせて約60人が議論した。
4縲・人ずつのグループに分かれ、30年後の伊那谷の商店街や、継続可能な暮らし方など、グループごと与えられたテーマについて話し合った。
30年後の伊那谷の継続可能な暮らしについて考えたグループは、エネルギー面では電気自動車で通勤する、観光面では東京にはない星空で人を集めるなどといった活発な意見交換をしていた。
今回話し合われた内容は、伊那谷デザイン会議のフリーペーパー「ザザム誌」に掲載され、9月に高遠町で開かれる高遠ブックフェスティバルなどで配布される予定。 -
南信協同公演「花よりタンゴ」
伊那文化会館附属劇団南信協同の本年度の公演が14、15日の2日間行われ、団員が熱の入った演技を披露した。
今回公演したのは、井上ひさし作の「花よりタンゴ」という戯曲。
昭和22年、戦後の日本が舞台。戦争で大黒柱を失った4人姉妹は、わずかに残った全財産を元にダンスホールを開業するが、不発弾が爆発したり、不当に土地を明け渡すよう要求されるなど、次々に困難が訪れる。そんな中でも、明るく前向きに生きる女性の姿を描いた作品。
今回、南信協同は初めてダンスと歌に挑戦した。
専門家を招いて練習してきたということで、これまでと違った南信協同の舞台を作り上げていた。 -
文化刺繍教室作品展
伊那市の伊那公民館で活動している文化刺繍教室の作品展が、八十二銀行伊那支店で開かれている。
展示を開いているのは、唐澤久子さんが指導している文化刺繍教室、伊那クララ支部糸車の会。
糸車の会は、伊那公民館と伊那市福祉まちづくりセンターで月に1回ほど活動していて、年に2回程度作品展を開いている。
今回は、9人の会員の自信作15点ほどが展示されている。
文化刺繍は、一針一針、専用糸で絵を描いていく。
ひとつの作品に、数百種類の糸を使うこともあり、制作も、長いものでは数年かかることもあるという。
唐澤さんは、「多彩な糸の積み重ねで、絵画を表現している。糸の絵画の質感を楽しんでほしい」と話していた。
この糸車の会の作品展は、24日(火)まで、八十二銀行伊那支店で開かれている。 -
高齢者交通安全対策専門チームが啓発活動
県内で高齢者の死亡事故が多発していることを受けて、高齢者交通安全対策専門チームが、19日、伊那市内で高齢者宅を訪問するなどの活動をした。
19日は、高齢者モデル地区となっている手良地区に専門チームが訪れ、高齢者宅を訪問した。
チームのメンバーは、手良の高齢者クラブの案内を受けて、手分けをして高齢者宅を回った。
高齢者交通安全対策専門チームの活動は、今年度、県が初めて行っている事業で、委託を受けた民間企業が専門のチームを作り、高齢者への交通安全の普及などを行っている。
高齢者宅の訪問では、普段どの程度車に乗るか、主な外出先などを調査し専用の用紙に記入していた。
また、夜光反射材やチラシを配り、交通事故防止を呼びかけていた。
また、伊那市役所の駐車場には交通安全教育車両が用意され、専門チームが啓発を行った。
車両には、身体機能を図る機械が乗せられている。
機械は、運転・歩行能力を診断するもので、反射神経や判断力を測定する。
訪れた高齢者は、点滅するランプを懸命に押していた。
高齢者交通安全対策専門チームは、県内22か所を巡回して、訪問や教育車両による啓発活動を行なっている。
高齢者宅の訪問で行ったアンケートは、交通事故防止の対策を立てるための基礎データとして活用されるという。 -
アユ漁 投網1次解禁
網を投げて魚を取る漁法「投網」が17日から、天竜川水系で1次解禁となった。
伊那市の水神橋上流では、市内の男性が投網をしていた。
男性は、「毎年解禁の日を楽しみにしている。今年は気候の影響なのかアユが少ない」と話していた。
投網の1次解禁は、17日から9月9日までで、午後6時から午前4時までの夜間に行うことができる。
1回で大量にとることのできる投網は、アユの友釣りなどに影響がでないよう、毎年この時期に解禁されている。
大橋付近では、親子3人が投網を楽しんでいた。
昨年初めて経験したという小学生の男の子は、お父さんに教わりながら上手に網を投げていた。
伊那市荒井の桐生釣具店によると「アユは警戒心が強いため、月明かりもない様な暗い夜によくとれる」という。
なお、終日解禁となる2次解禁は9月10日からとなっている。 -
伊那市、箕輪町でお盆の成人式
お盆の帰省に合わせ、伊那市と箕輪町で成人式が行われた。
今年の新成人は、全員が平成生まれとなり初めて開催される式だった。
伊那市の伊那地区成人式は、14日と15日の2日間、市内6公民館に分散して行われた。
このうち、東春近公民館にはスーツやワンピースに身を包んだ新成人53人が式に出席した。
式の中で伊那市の竹松武登教育次長は、「創造力と行動力を発揮し、新しい社会を造る推進力となり、可能性を信じ充実した人生を築いてほしい」と市長メッセージを代読した。
式のあと開かれた交流会では、小学校や中学校時代の恩師が当時の思い出話や祝いの言葉を贈った。
また、出席した新成人一人ひとりが、現在の状況や抱負、両親への感謝の言葉など発表した。
今年成人を迎えたのは、平成元年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた772人。 -
中日本総合男子ソフト選手権大会
第54回中日本総合男子ソフトボール選手権大会が13、14日、伊那市を会場に開かれ、29チームが熱戦を繰り広げた。
大会には、東海4県、北信越5県から、各県の予選を勝ち抜いた一般男子、高校生、小学生チーム合わせて29チームが出場した。
式の中で、伊那市の弥生クラブの井澤一也選手が選手宣誓をした。
伊那市で男子の大会が開かれるのは、平成11年以来11年ぶり。
長野県からは、6月の県大会で1位となった弥生クラブと2位のオール伊那が出場した。
弥生クラブは、伊那弥生ヶ丘高校のOBでつくるチームで、ここ数年は20代の若い選手も増えチームもまとまってきているという。
また、伊那市や箕輪町のメンバーが所属するオール伊那は、今年はピッチャーと守備を中心に調子が上がってきているという。
大会の結果、一般男子の部では、弥生クラブ、オール伊那とも決勝進出ならず、優勝は愛知県代表の中京大学だった。 -
伊那西小卒業生タイムカプセル開封
平成12年度に伊那西小学校を卒業し、今年成人式を迎えた12人が14日、母校でタイムカプセルを開封した。
この日は、8年前に伊那西小を卒業した12人が母校に集まり、卒業記念に校庭に埋めたタイプカプセルを掘り出した。
長い間土の中に埋まっていたカプセルには水がたまってしまったが、丁寧に水で洗い、中身を確認した。
中からは、家族からの手紙や写真、大事にしていたおもちゃや絵などが出てきた。
当時担任だった野口輝雄教諭は、「成人の区切りとして、集まって開封できたことがうれしい。子供の成長を感じる」と話していた。 -
美篶小学校で始業式
楽しかった夏休みが終わり、伊那市の美篶小学校などでは18日から2学期が始まった。
登校した児童らは、漢字や研究課題など夏休み中の宿題を提出していた。
またプールで泳いだことや、キャンプに行ったことなど夏休み中の思い出を発表していた。
宿題を提出した後、全校児童が体育館に集まり始業式が行われた。
このうち5年生は氷の解ける早さの違いや水の汚れなど、それぞれが疑問に思ったことを調べ、分かったことを発表していた。
また2年生は、ペットボトルを利用して作ったカブトムシとクワガタムシなど夏休み中の工作を一人ずつ披露していた。
星野政寛校長は、「少し勉強したくらいで分かったつもりになってはいけません。2学期は深く掘り下げ自分のためになる勉強をしてください」と呼びかけていた。
上伊那地域の小中学校の始業式は、19日、ピークを迎える。 -
大萱地区で送り盆「百八灯」
伊那市西箕輪大萱の送り盆の伝統行事「百八灯」が16日、大萱グラウンドで行われた。会場には多くの区民が集まり、盆踊りや花火、振りまんどなどを楽しんでいた。
イベントが終わると、会場を囲むように吊るされた108つの布製の玉に火が付けられた。
百八灯は、大萱地区に古くから伝わる行事で、精霊を送る「送り盆」の行事として、また無病息災や五穀豊穣を願って毎年行われている。
108という数字は、除夜の鐘と同じ108の煩悩を絶つという意味だと言われている。
会場は、108つの火の玉が作りだす幻想的な雰囲気に包まれ、訪れた人たちはその光景に見入っていた。 -
精霊流し大法要
灯ろうを流して祖先の霊を供養する「精霊流し大法要」が16日、伊那市の坂下駐車場で行われた。
市内の新盆を迎えた家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、約100人が集まった。
精霊流し大法要は、毎年送り盆に合わせて伊那仏教会や坂下区商工会が行っている。
法要が終わると、参加者は天竜川の岸まで下りて行き、灯ろうを流していた。
ある参加者は「亡くなった人のそばには行けないが、灯ろうを流すことで慰めることができれば」と話していた。 -
小沢花の会が道路功労者表彰受賞
伊那市の小沢花の会は道路沿いに季節の花を植える活動などが認められ社団法人日本道路協会の道路功労者表彰を受賞した。
小沢花の会の池田房江さんら3人が11日伊那市役所を訪れた。池田さんらに白鳥孝伊那市長から表彰状が伝達された。
賞状を受け取った池田さんは「会の活動も年々広がりをみせ、県内外から多くの人が来てくれるようになった。協力してくれた人たちに感謝したい。」と話していた。
小沢花の会は平成7年から伊那市小沢の広域農道沿いで芝桜など季節の花を植える活動を行っている。
現在は伊那市の観光名所の一つとなっていて、芝桜が見ごろとなる5月上旬は県内外から多くの人が訪れる。
池田さんらは「道路沿いでの作業になるが、これまで事故なく続けることができた。今後も皆さんに喜んでもらえるようにがんばりたい。」と話し活動に意欲をみせていた。 -
少林寺拳法で全国へ
少林寺拳法連盟伊那支部の選手が、今月21日から香川県で開かれる全国中学生少林寺拳法大会に出場する。
12日は、少林寺拳法伊那支部の選手と指導者が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場あいさつをした。
少林寺拳法伊那支部は、7月に松本市で開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めた。
選手は伊那支部に通う伊那東部中学校と西箕輪中学校の2、3年生8人。
種目は団体演武の部で、この中から2人1組で行う.組演武の男子の部と女子の部にも出場する。
選手は、同じメンバーで去年も全国大会に出場している。
白鳥市長は、「全国優勝を期待しています」と激励していた。
少林寺拳法伊那支部は、21日から香川県で開かれる全国中学生少林寺拳法大会に出場する。 -
弓道で全国大会出場へ
伊那市体育協会弓道部に所属する中学生女子チームが、21日から東京都で開かれる全国大会に初出場する。
13日、全国大会に出場する伊那中学校2年の小林 萌さんと、東部中学校2年の原 茉莉子さんらが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場の挨拶をした。
7月にひらかれた県大会で、団体の部・個人の部ともに優勝し、個人では小林さんが優勝した。
団体の部は、3人1組のチームで、小林さんと、原さんと、箕輪中学校3年の千葉仁奈さんの3人。
弓道部に所属する中学生はこの3人のみ、大会に出場するのも始めてという中で、全国大会初出場を決めた。
白鳥市長は、「伊那の弓道の歴史を切り開いていく快挙ですね。」と話し、大会を楽しんできてほしいと2人を激励した。
二人が出場する全国大会は、21日から、東京都渋谷区の明治神宮武道館で開かれる。 -
認知症サポーター養成講座
認知症高齢者への適切な対応を学ぶ、認知症サポーター養成講座が11日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれた。
これは伊那市社会福祉協議会が、日頃、認知症高齢者と関わることが少ない職員を対象に初めて開いたもので、26人が参加した。
講師は、認知症サポーター養成講座の講師資格を持つ社協の職員、矢澤秀樹さんが務めた。
講座では、認知症の基礎知識や、認知症高齢者への対応について学んだ。
参加者は、適切な対応として、目線を合わせる、相手のペースに合わせることなどを確認していた。
講師の矢澤さんは、「対応するときは落ち着いた雰囲気になれるかどうかが大切。声かけや支援が地域の支え合いの中でできるといいと思う」と話していた。
参加したある職員は、「やさしい声かけは誰に対しても必要。余裕をもって仕事をしたい」と話していた。 -
上農高校伝統の花市
上伊那農業高校伝統の花市が12日、伊那市のいなっせ北側広場などで開かれ、多くの地域住民が花を買い求めていた。
いなっせと伊那北駅前の2カ所で上農高校農林委員会の生徒17人が、盆花を販売した。
いなっせでは、販売開始の1時間以上前から人が並び始め、雨のため予定より15分時間を早めて販売を始めた。
上農高校では今年、約400束の花を用意した。
花は生徒達が5月に苗を植えて育てたもので、ガマの穂、オミナエシ、アスターなど6種類を1束500円で販売した。
用意した400束の盆花は販売開始からおよそ30分で完売した。 -
小沢花の会が道路功労者表彰受賞
伊那市の小沢花の会は、道路沿いに季節の花を植える活動などが認められ、社団法人日本道路協会の道路功労者表彰を受賞した。
11日、伊那市役所に小沢花の会の池田房江さんら3人が訪れ白鳥孝伊那市長から表彰状が伝達された。
賞状を受け取った池田さんは「会の活動も年々広がりをみせ、県内外から多くの人が来てくれるようになった。協力してくれた人たちに感謝したい」と話していた。
小沢花の会は平成7年から伊那市小沢の広域農道沿いで芝桜など季節の花を植える活動を行っている。
現在は伊那市の観光名所の一つとなっていて、芝桜が見ごろとなる5月上旬は県内外から多くの人が訪れる。
また春の高校伊那駅伝ではプランター植えの芝桜やパンジーを提供し、全国から集まったランナーを歓迎している。
池田さんらは「道路沿いでの作業になるが、これまで事故なく続けることができた。今後も皆さんに喜んでもらえるようにがんばりたい」と話し、活動に意欲をみせていた。 -
押し花同好会作品展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる、押し花同好会の作品展が、伊那市の日帰り温泉施設、みはらしの湯で開かれている。
みはらしの湯のロビーには、会員9人の作品14点が並べられ、訪れた人たちの目を楽しませている。
この押し花同好会は、伊那市民大学の卒業生1期生が、約10年前に立ち上げたもので、今では、市内各地で年2回のペースで作品の発表をしている。
今回は、春の花をテーマに、桜や梅、クリスマスローズなどを使った、風景画やメッセージカード等が並べられている。
この作品展は、今月30日まで。 -
高校演劇部が舞台技術学ぶ
高校の演劇部に所属する生徒を対象に、照明や音響などの舞台技術を学ぶ講習会が8日伊那市の伊那文化会館で開かれた。
上伊那の高校、6校から、約60人が参加した。
このセミナーは、来月開かれる上伊那地区の合同演劇発表会を前に、舞台の仕組みを理解し、より完成度の高い発表にしてもらおうと、開かれた。
生徒達は、照明や音響、大道具の3種類について講義を受けた。
このうち、照明の講義では、赤、青、緑の色を組み合わせ、空間の色を作り出す事や、照明の当て方により、人物を浮かびあがらせる方法等について教わった。
文化会館の職員は、「舞台を作る上で、会場の技術スタッフに、自分たちの持つ、色や音のイメージを、より具体的に伝える事が大切」とアドバイスしていた。
生徒たちが練習の成果を披露する、上伊那地区の合同演劇発表会は、来月19日に伊那文化会館で開かれる予定。 -
台風4号接近
長野地方気象台は台風4号があす昼過ぎに上伊那地域に最接近すると予想していて土砂災害などに注意を呼びかけている。
長野県は11日、台風4号接近に伴う農作物の被害防止のため農業関係者に対策をとるよう周知した。
伊那市羽広のブドウ畑では、みはらしぶどう生産組合の有賀五男さんが、台風の接近に備え、ぶどう棚に支柱を設置する作業を行なっていた。
有賀さんのぶどう畑は広さが約23アールで、ナイアガラや大粒ピオネなど6種類、1万6千房を栽培している。
県では農作物のうち果樹については、強風に備えて防風ネットの点検や支柱の設置などを呼びかけている。
また水稲については倒れるのを防ぐため、なるべく水を多く入れ茎の揺れを防ぐことなどを注意点として挙げている。
台風4号は12日昼過ぎにかけて上伊那地域に最接近する見通し。11日午後6時から12日午後6時までの24時間の降水量は上伊那地域の多い所で110ミリと予想されていて、長野地方気象台では土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけている。 -
諏訪形御柱木遣り班が上田の祭りへ
伊那市西春近諏訪形の諏訪形御柱木遣り班のメンバーが8日、上田市で行われた祭りに参加し、木遣りを披露した。
8日は上田市でNHK大河ドラマ化を目指している真田幸村をPRする祭り、日本一の夏まつりが初めて行われた。
上田市にも同じ諏訪形という地域があることから両地域は姉妹自治区として交流が続いている。
今回も、このことが縁で祭りに参加することになり、木遣り班のメンバーが堂々と木遣りを披露していた。
祭りでは勇壮な真田出陣ねぷたが通りを練り歩くなど盛り上がりをみせていた。
祭りに参加した木遣り班の小松勝さんは、「初めての祭りだったが大変盛り上がり上田のパワーを感じた」と話していた。 -
天竜橋 予定より早く撤去工事完了
7月の長雨で橋脚が沈下していた伊那市から南箕輪村にかかる天竜橋の撤去工事が9日完了した。
天竜橋は、現在、新天竜橋の建設を進めていることから10月以降の撤去を予定していたが、7月の長雨の影響で橋脚が50センチほど沈下し橋が落ちる可能性がでてきたことから、予定を早め先月26日から撤去工事を始めた。
伊那建設事務所では、撤去完了を台風による大雨で、川が増水する9月上旬を目指していましたが、天候に恵まれたことや、夜間も工事を進めたことなどから予定より早く9日撤去が完了した。
工事期間は15日間だった。
新天竜橋は現在歩行者に限り朝夕の時間限定で通行が可能で完成は10月中を予定している。 -
県議会が南アの食害状況を視察
長野県議会は10日、南アルプスのニホンジカなどによる食害の現地調査をした。
10日は、長野県議会山岳環境保全対策議員連盟の会員12人が林道バスに乗ってニホンジカなどによる食害状況などを視察した。
山岳環境保全対策議員連盟では、山岳のごみやトイレ問題などの環境保全をテーマに検討している。
仙流荘では、伊那市や地元の関係者と意見交換が行われた。
この中で、シカなどによる高山植物の食害対策などについて報告があった。
上伊那猟友会の竹入 正一会長は、「去年試験的に行ったワナによる捕獲に効果があった。今後はワナによる捕獲が増えると思う」と話していた。
また、信州大学農学部の泉山 茂之教授は、「まずは野生動物の生態を知る事が大切。2008年から始めた防護柵の効果も出てきている。」と報告していた。 -
伊那市民プールに画鋲が投げ入れられる
伊那市の市民プールに、39個の画鋲が投げ込まれる事件が発生した。
伊那市では、故意であると考えられるとして、伊那警察署にパトロールの強化を依頼している。
伊那市民プールに画鋲が投げ込まれている事が分かったのは、10日の午前8時45分頃。
プール監視員が、プールを開く前の清掃を行っているとき、流水プールのプールサイドに画鋲が投げ込まれているのを発見した。
全てのプールを点検したところ、流水プールのプールサイドとプール内から、あわせて39個の画鋲が発見された。
午前8時10分の点検の際には、発見されなかったという。
市民プールでは7月にもプール内で19個の画鋲が発見されているが、今回は、全てが同じ画鋲で、その数も多い事から、明らかに故意であると判断した。
伊那市では、伊那警察署に連絡し、プール周辺のパトロールを強化するよう依頼している。