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伊那少年少女天文クラブが太陽の観察
伊那少年少女天文クラブが29日、太陽の観察を楽しんだ。
天文クラブは小学4年生から中学3年生までの22人が参加している。
この日は今年度最後の観察・学習会が伊那市のますみヶ丘公民館で開かれた。
指導しているのは、伊那天文ボランティアサークルすばる星の会。代表の野口輝雄さんが、「太陽は絶対に直接目で見てはいけない」と注意点を話したあと、望遠鏡を使って紙に太陽を映した。
続いて、望遠鏡にレンズとカメラを取り付け、太陽を撮影する方法を紹介した。
子どもたちは、デジタルカメラのモニターに映った太陽を興味深く見ていた。 -
元伊那消防組合消防本部の消防長山岸昭さん叙勲受章祝賀会
伊那消防組合消防本部の消防長を務めた伊那市の山岸昭さんが、危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を受章した。
29日、山岸さんの受章を祝おうと伊那市のプリエキャスレードで祝賀会が開かれた。
危険業務従事者叙勲は、警察官や消防士など危険性の高い業務に従事した人に贈られる。
山岸さんは現在78歳。昭和35(1960)年に当時の伊那市消防本部に入り、その後、伊那消防署長や伊那消防組合の消防長を務めた。
平成元年に退職するまでの28年間、地域防災のために働き、自主防災会の組織づくりにも尽力した。
祝賀会は、伊那消防署OB会などが中心となって計画した。
発起人代表の林平一郎さんは、「地域防災のために力を尽くし、伊那消防組合の礎を築かれた」と、山岸さんを紹介した。
山岸さんは、「我が人生の最良の日となりました。この章に恥じないような生き方をしてまいります」とあいさつした。 -
来春卒業予定の高校生求人・求職状況まとめ
長野労働局は、今年度卒業予定の高校生の求人・求職状況をまとめた。
9月末現在、伊那地域の求人数は548人、求職者数は366人で、求人倍率は前の年の同じ月に比べ0.07ポイント低い、1.5倍。
就職内定率は、71.6%と前の年の同じ時期に比べ10ポイントほど高くなっている。
長野労働局によると、内定率は全県的に高く、これは採用時期が全体的に早まってきていることが影響しているという。 -
10月の月間有効求人倍率0.98倍
伊那公共職業安定所は、10月分の労働市場概況をまとめた。それによると、10月の月間有効求人倍率は0.98倍となっていて、4年4ヵ月振りに1倍を割った。
伊那公共職業安定所によると、新規求人数は1053人。また新規求職者数は882人で、月間有効求人倍率は0.98倍と、平成16年5月以来4年4カ月振りに1倍を割った。
これについて伊那職安では、夏以降、原油・原材料の価格が上がり、経済状況が悪化したことが原因としている。
それに伴い、企業の倒産や派遣社員の契約解除も増え、8月以降は新規求人数も2割から3割程度減少しているという。
今後このような経済状況が続けば、求人倍率もこのまま下がっていくのではないか竏窒ニ話している。 -
鳥インフルエンザ対応演習
鳥インフルエンザが発生した場合の対応方法を学ぶ研修会が28日、伊那市で開かれた。
研修には、県や市町村関係者、農業関係団体などから70人ほどが参加した。
これは、鳥インフルエンザが発生しやすい時期を前に、発生時の対応方法を知ってもらおうと、伊那家畜保健衛生所などが毎年開いている講座の一環で、実技を行うのは今年が初めて。
この日は、伊那家畜保健衛生所の職員から指導を受けながら、実際に防護服を着用して、消毒方法などを学んだ。
ウイルスを封じるため、消毒は始めに建物の外側から行い、液体の消毒と、消石灰の2つを使用する。
職員は、「地面だけでなく、壁も消毒すること。消石灰を撒いたあとは、竹ぼうきなどでまんべんなく広げること」と指導していた。
関係者は、「1羽でも感染すると、その建物内の鳥は全て処分することになる。大人数で行うことになる作業がスムーズにできるよう実習を進めていきたい」と話していた。
家畜保健所では、「飼われている鶏が感染している疑いがある場合は、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。 -
木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」
県内外の木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」が28日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はもともと、伊那技術専門校で木工を学んだ卒業生が始めたもので、今回で5回目。
回を重ねる中で、伊那技術専門校の卒業生以外も参加するようになり、今年は県内外の17人がおよそ200点の作品を出展している。
テーブルセットや時計、食器など作品はさまざまだが、どの作品も作家が一つ一つ手作りしたもの。
また、天然の木から切り出した一枚板を使用した作品が多いのも特徴。
主催者は「職人が作った細かい手仕事を見て、木目の違いなどを楽しんでほしい」と話していた。
作品展は30日(日)まで。 -
伊那市カレンダー発売
伊那市は、市内の風景写真を載せた来年用のカレンダーを発売した。
カレンダーは市のPRに役立てようと、初めて作った。
ハガキサイズで、各月ごとの四季折々の写真と、その月の主な行事が掲載されている。
写真は、伊那市が撮りためたもので、鳩吹公園やしんわの丘ローズガーデン、小沢の芝桜などがある。
初版は50部で、みはらしの湯やさくらホテルなど市内6カ所の施設で、1部500円で販売している。
伊那市では、「市民はもちろん、伊那市を訪れた人にも活用してもらいたい。好評であれば増刷していきたい」と話している。 -
小規模特認校の新山小学校
来年度の入学希望者なし伊那市内全域から児童を募集してきた新山小学校の募集が28日、締め切られた。伊那市によると、来年度の入学希望者はなかったという。
児童数が定員を満たしていない新山小学校は、来年度から通学区を限定せず、市内全域から通うことのできる小規模特認校になった。
その後、市では来年度以降に新山小学校への入学希望者を募集していたが、締め切り日の28日までの間、申し込みはなかった。
期間中、市内から1件、市外から3件の問い合わせがあったが、いずれも平成22年度以降の入学希望者だという。
この状況を受け、伊那市では引き続き募集をしていく予定。
現状で来年度、新山小学校へ入学する児童は1人で、現在の1年生が2人しかいないため、このままだと来年度は1、2年が複式学級になるという。 -
伊那市緊急経済・雇用対策本部設置
伊那市は、世界的な金融危機や円高などの経済状況の悪化に対応するため緊急経済・雇用対策本部を28日設置した。
伊那市緊急経済・雇用対策本部は、経済状況の悪化に対し、市内の中小企業を支援しようと設置された。
企業の現状を情報収集するとともに、企業訪問を行い伊那商工会議所や伊那市商工会と連携して今後の経済、雇用対策に反映させる考え。
市役所内に相談窓口を設置するほか、国の経済対策に連動し、利率2パーセントで保証料100%を補助する特別経営安定化資金について対象業種を185から618に拡大して対応する。
対策本部では、国の定額給付金についても対応することにしている。
この日の記者会見で小坂樫男市長は、「口座振替だと消費につながらない。地域経済の活性化につながるような方法にしたい」と述べ、あらためて地域振興券的な給付方法が望ましいとの考えを示した。 -
五平餅とそばを楽しむ会
伊那市富県南福地で23日、五平餅とそばを楽しむ会が開かれた。
南福地公民館には地区住民が集まり、五平餅などを味わった。
五平餅は地元の米、みそを使って皆で作った。
地元で作った炭を使い、香ばしそうに焼けていた。
子供達は、仲良く並んで五平餅をほおばっていた。
この会は、地元の社会福祉協議会が主催して6年前から毎年開いている。
今年は、地区の高齢者クラブたかずや会がそば打ちを指導し、打ち立てのそばも楽しんだという。
子供達は、「自分達でつくった五平餅もそばもおいしかった」と話していた。 -
伊那部宿文化祭売上の一部を寄付
伊那市西町の伊那部常会は26日、文化祭で行ったバザーの売上金の一部を伊那市に寄付した。
伊那部の総代を務める原壮内さんと、伊那部宿を考える会会長で文化祭実行委員会副会長の田中三郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にバザーの売上の一部2万円を手渡した。
文化祭は今月9日、伊那部集会所を会場に行われ、地域の住民が日用品や野菜を持ち寄りバザーをした。
伊那部では、売上の一部を伊那市に使ってもらおうと毎年寄付を行っていて、今年で18年目になる。
原さんは、「伊那市の福祉のために有効に使って頂きたい」と話していた。 -
省エネラベル掲示調査
長野県は、地球温暖化対策のため家電の省エネ性能を示すラベルの表示を量販店に義務付けている。
27日から省エネラベルの表示確認調査が県内各地の大型家電量販店で行われ、上伊那管内では3つの店舗で調査があった。
このうち、伊那市のベルシャイン伊那店内にあるベスト電器でも調査が行われた。
県の職員らは、販売員から説明を受けながら、ラベルが表示されているかなどをチェックしていた。
省エネラベルとは、省エネの性能が星で示されているほか、エネルギー消費効率や年間の目安となる電気料金などが表示されている。
長野県では、平成18年から消費電力の多いエアコン、冷蔵庫、テレビについて、表示を義務付けている。
県の職員によると、管内の量販店では、適正に表示されていたという。
テレビを見に訪れた人は、「省エネには興味があるので、購入するときには参考にします」と話していた。 -
クリスマスケーキづくり楽しむ
クリスマスのデコレーションケーキを作るスイーツ講座が27日、伊那市の女性プラザで開かれた。
スイーツ講座は毎年恒例で、この日は20人がケーキ作りを楽しんだ。
指導したのは、伊那市山寺のフランセ板屋の福澤豊さんら3人。
一人一つずつ用意されたココアの丸いスポンジにチョコレートクリームで飾り付けをした。
泡立てて、チョコレートを混ぜたクリームをスポンジに塗り、イチゴを並べ、さらにクリームを塗る。
福澤さんが、鮮やかな手付きでクリームを塗る手本を見せると、参加者は感心していた。
仕上げはクリームを絞り出したり、イチゴやサンタクロースなどで飾る。
参加者は、それぞれ工夫してケーキを仕上げていた。
ある参加者は、「クリームのきれいな塗り方がわかってよかった」と喜んでいた。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
アマランサス調理講習会
保育園の給食に活用してもらおうとアマランサス調理講習会が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那地域アマランサス研究会が開いたもので、市内の保育園の栄養士や調理師が参加し、アマランサス入りの野菜コロッケとカップケーキを作った。
研究会は今年、食育に役立ててもらおうと市内の保育園にアマランサスの苗をプレゼントした。
今回は、調理方法を覚えて保育園で味わう機会を作ってほしいと、講習会を計画した。
講師を務めたのは、大阪府の常磐会短期大学准教授の川西正子さん。
川西さんは、「子どもたちが自分で育てたものを食べられることがとてもいい」と話し、子どもたちが好きで食べやすいメニューを紹介した。
コロッケは、加熱したアマランサスをジャガイモなどの具と一緒に混ぜ、衣にもパン粉にポップしたものを加えている。
カップケーキは、ポップと葉を生地の中に入れた。
調理師たちはレシピを見ながら手際よく調理し、できたてを試食すると、「アマランサスのつぶつぶが残って触感がおもしろい」「しっかり主張があっておいしい」と好評だった。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園で文化祭
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園の文化祭が23日、開かれた。
文化祭は52回を数える伝統行事で、園内はPTAの出店などでにぎわっていた。
文化祭では、毎年テーマを決めて展示を行っていて、今年は「世界ふしぎ発見」をテーマに作品展が開かれた。
年長児は、海の中をイメージして作品を作った。
引っ張ると動くクラゲや、中を通り抜けられる秘密の通路などがあり、展示物で遊べる仕組みになっていた。
年中児は、恐竜をテーマに作品を作った。
大きな恐竜のはりぼてもあり、子ども達が背中に乗って楽しんでいた。
運動会が終わった10月から制作を始めたということで、園児らの力作が並んでいた。 -
新ごみ中間処理施設の用地選定
住民グループの公開質問状に伊那市が回答伊那市は26日、新ごみ中間処理施設の用地選定について美篶地区の住民グループが出していた公開質問状に対し回答した。
公開質問状に対する回答は伊那市役所で行われ、住民グループ11人と市職員など5人が出席した。
質問は6つで、候補地選定にあたり、なぜ「気象」を評価項目から外したのか竏窒ニいう質問には、「環境影響評価アセスメントの段階で実施される気象調査に委ねる」と回答している。
また、美篶地区がアセスメント実施の合意形成の対象地区になっていないのはなぜか竏窒ニいう問いには、「候補地の地元、北新区と桜井区の合意が得られてから着手し、関係地域の意見を聞き評価方法などを決める」としている。
他に用地選定にあたり住民の聞き取り、現地調査をしないで決めたのはなぜか竏窒ニいう質問には、「用地選定委員会で現地調査を行ったほか、委員会全てを公開し、住民から寄せられた質問、意見は全て委員会で協議した」としている。
施設の安全の根拠については、伊那中央清掃センター周辺住民に健康被害がないこと、また水害に対しては、天伯水源付近の堤防は計画高水位より高いことなどを挙げている。
他に、なぜ竜東地区だけが今まで同様ごみの排ガスの下で不安に暮らさなければならないか竏窒ニの質問には、「特定の地区を想定して選定したのではなく、客観的な評価で決めたもの。排ガスの排出基準には厳しい基準があり、施設が住民や環境に悪い影響を与えることはない」と回答している。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
ミツロウで来年の干支「牛」の置物
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、ミツロウを使って来年の干支、牛の置物を作っている。
小松さんの作業所にはいろいろな形をした来年の干支「牛」の置物が並んでいる。
干支の置物作りは今年で14年目。今年は5種類の牛の置物を制作している。
ミツロウの置物はミツバチの巣を溶かして作る。溶かしたものにクレヨンを入れ、色を付けたあとシリコンで出来た型に流し込む。そして2時間半から3時間で完成する。
小松さんは養蜂園で使う蜂の巣箱の組み立てを伊那市の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」などに依頼している。
この置物はそのお礼にと、この時期に施設の利用者にプレゼントしていて、今年は350個ほどを作る予定。
ミツロウの置物作りは、来月10日頃まで行なわれるという。 -
新山ミズバショウ群生地とトンボの楽園整備
伊那市新山の山野草等保護育成会は23日、地区のザゼンソウ群生地とトンボの楽園の整備をした。
新山には、ミズバショウやザゼンソウの群生地がある。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金から17万円の補助を受け、群生地までの道120メートルと、橋を整備した。
23日は、山野草等保護育成会のメンバーが、木を削り、橋を渡す作業をした。
これにより、小川の向こう岸のザゼンソウも観察できるようになる。
また、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息しているトンボの楽園の整備もした。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物を好むということだが、楽園ではアシなど長い植物が繁殖し始めていて、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、去年に引き続き今年もモミジを植樹した。
今回は、30本のモミジを植え、春に植えたオオヤマザクラ、秋には紅葉と、シーズンを通して楽しめるようにする計画。
保護育成会会長の中山智さんは、「ハッチョウトンボが生息する環境、ザゼンソウの自生する環境を、次の世代につなげることが原点。その上で、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
ふるさと芸能祭
県伊那文化会館の開館20周年記念事業「ふるさと芸能祭」が23日に開かれた。
芸能祭には、伊那市を拠点に活動している3つの団体が出演し、躍動感あふれる太鼓演奏や地域に古くから伝わる伝統芸能を披露した。
創作和太鼓集団「大太」は、さまざまな種類の太鼓の共演で観客を魅了。迫力ある太鼓の音色と躍動感あふれるパフォーマンスで、見せ場になると会場からは、大きな拍手や歓声が送られていた。
また、ひもを結んだ玉で大太鼓を鳴らすユーモラスな演出でも会場を沸かせていた。
芸能祭では、伝統ある笠原の獅子舞や山寺の義士踊りも披露され、観客たちは照明や背景にも工夫されたステージを楽しんだ。 -
美篶保育園で棟上を祝う会
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の統合に伴い現在、建設が進められている新しい保育園で25日、棟上を祝う会が行なわれた。
新しい保育園は、旧農協倉庫と旧美篶支所の跡地を使って建設が進められている。
この日は、中央保育園と東部保育園の園児や地域住民などが参加して建物の無事・完成を願う棟上を祝う会が行なわれた。
祝う会では、建物の屋根から建設業者や市の職員が餅やお菓子をまいた。
園児達は、歓声を上げながらお菓子などを両手いっぱいに拾っていた。
現在建設が進んでいる新しい保育園の広さは1364平方メートル。定員は150人で年少、年中、年長それぞれ2クラス編成。
伊那市内の保育園では3番目に大きい施設となる。
新しい保育園は、ペレットボイラーを使って全館の給湯・暖房・未満児施設の床暖房を完備しているのが特徴。
事業費はおよそ4億円で、来年2月末に完成を予定している。
また来年度新しい保育園の隣に、現在ある中央保育園を取り壊し、園児とお年寄りが交流出来る施設を建設する計画。
東部保育園の後利用については、現在検討が進められている。 -
クリスマスお菓子づくり
クリスマスまであと1カ月。伊那市のいなっせでは25日、クリスマスのお菓子を作る教室が開かれた。
教室では、小さなシュークリームを積み重ねたツリーを作った。
これは、伊那市でスポーツの講座を開いている伊那市総合型地域スポーツクラブが、会員向けのプレゼント企画として行った。
講師は、南箕輪村に住むお菓子研究家の新久代さん。
参加者は、シュー生地と中に入れるカボチャ豆乳クリームを作った。
シュークリーム作りは初めてという人も多く、焼きあがった生地はあまり膨らんでいなかったが、おいしくできているということで、参加者は中にクリームを詰めてツリーのように重ねて飾った。
ある参加者は、「上手に膨らまず悔しい。でも、味はよかったので、リベンジしたいです」と話していた。 -
さくらホテルでカニバイキング
3980円でカニ食べ放題のバイキングが23日から、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで始まる。
19日夜、そのカニバイキングの試食会が開かれ、ホテルを運営する伊那市観光株式会社社長の小坂樫男伊那市長やホテル従業員が料理を味わった。
カニバイキングは、一年間の感謝を込めて安い値段で豪華料理を楽しんでもらおうと毎年行われているもので、今年で3回目になる。
メーンのカニは、北海道やロシアで採れたもので、塩ゆでのみの調理で、カニのそのままの味を楽しむことができる。
カニバイキングは23日から12月7日まで。料金は1人3980円、プラス6300円で宿泊と朝食を付けることができる。
丸山拓料理長は、「市外から来る人が多いが、ぜひ地元の人たちにも味わってもらいたい」と話している。 -
JA上伊那西箕輪支所で支所祭
JA上伊那西箕輪支所で22日、支所祭があり、様々な催しが訪れた多くの人を楽しませた。
地区の営農組合によるブースは、地域で収穫した野菜や果物、手作りのコンニャクなどを販売。大萱地区のテントでは、収穫したばかりのリンゴが人気で、昼前には用意した、250キロが完売した。
また、支所内に設けた展示スペースには、女性組合員や家族でつくる生活班が、手工芸品などを展示。環境について考えようと新聞を利用したエコバックを作る体験コーナーも設けた。
会場では西箕輪中学校の3年生が、総合学習で学んできた太鼓を披露。祭りムードを盛り上げていた。
支所祭は23日も開かれる。 -
みはらしファームで野沢菜、羽広カブの収穫体験
季節の野菜、野沢菜と羽広カブの収穫を体験できるイベントが22日から、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で開かれている。
初日の今日は、畑いっぱいに広がった野沢菜や羽広カブを収穫しようと朝早くから多くの人が訪れてた。
畑を管理する羽広菜生産加工組合によると、今年は天気が良く、早い時期からある程度の冷え込みもあったため、出来はまずまずだという。
収穫した野沢菜は1キロ50円、羽広カブは1キロ100円。
訪れた人は「食べることはあっても収穫することはないので、良い体験ができた。」と話していた。
体験イベントは23日も開かれる。 -
殿島城址について学ぶ講演会
伊那市東春近に残る歴史を学ぶ講演会が22日、春近ふれ愛館であった。地区住民などおよそ50人が、伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの講演に耳を傾けた。
講演会は、地域にある歴史文化を多くの人に知ってもらおうと、東春近公民館が開いたもの。
久保村さんは東春近の殿島城址で発見された石碑から、殿島城以外にも繁野城と呼ばれる城が存在したのではないかと推測。「ここを弓矢の名手として知られる木曽義仲の義理の兄弟が治めていたのではないか」語った。
また「地域に残る貴重な歴史を多くの人に知ってもらいたい。」と話した。 -
信州大学の混声合唱団がみはらしの湯でミニコンサート
信州大学の混声合唱団が22日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯でミニコンサートを開いた。入浴客などが集まり、合唱団の歌声に耳を傾けた。
ミニコンサートは、来月の6日、7日に松本市と長野市で開かれる、信大混声合唱団の演奏会のPRとして開かれたもので、この日は合唱団のうち、南箕輪キャンパスと松本キャンパスの学生およそ30人が歌声を披露した。
学生らは全9曲を歌い、最後にアンコール曲の「ふるさと」を訪れた人たちと一緒に歌った。
合唱団代表の岡田大樹さんは「多くの人たちに聞いてもらえて良かった。演奏会にも来てもらえたら嬉しい。」と話していた。
信州大学混声合唱団の演奏会は、来月6日に松本市の松本文化会館で、7日に長野市の長野県民文化会館で開かれる。 -
長谷の秋葉街道、開通
その昔、信仰の道、塩の道として栄えた古道、秋葉街道が22日、住民有志でつくる「秋葉街道道普請隊」の手で開通した。
この整備事業は、静岡県の秋葉神社へと続く古(いにしえ)の街道を歴史や観光の観点から再生しようと昨年春から県の補助を受け、地域住民らがボランティアで行ってきたもの。約2年の歳月をかけ、長谷地域内で開通に至った。
この日はメンバー15人が長谷から大鹿村に抜ける分杭峠で作業。長谷の中尾地区から大鹿村境の峠まで10キロの山道が開通した。
道普請隊では、今後も継続的に草刈をするなど街道の整備を続けていく。
活動の輪は、隣の大鹿村まで広がっており、分杭峠から南側の整備もスタートする見込み。 -
伊那60歳ソフトボール表彰式
伊那市と南箕輪村の愛好者が参加している伊那60歳ソフトボール連盟の表彰式が20日夜、伊那市のJA上伊那本所であった。
本年度のリーグ戦は、10チームの総当りで5月から9月にかけて実施。西町クラブが負けなしの9勝で3年連続の優勝を果たした。
準優勝は8勝1敗で伊那OB、3位は5勝3敗1分けでホワイトホースとなった。
表彰式では、伊藤易明会長から賞状などがそれぞれのチームの代表者に手渡された。
引き続き行なわれた総会では、役員の改選もあり、来年度の会長には、高遠の池田勉さんが選ばれた。
池田さんは「会の目的は、親睦と融和。60歳以上の健康増進を目指してわきあい合いと運営していきたい」とあいさつした。