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ますみケ丘平地林 市民の森林づくり
伊那市は10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開いた。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つのイベントで、市民に同平地林を親しんでもらった。
97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収してきた林は、アカマツを中心とした面積68ヘクタール。3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した、具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。
両イベントに、上伊那地域を中心とした親子連れ約80人が参加した。「森遊び竏秩vは、落ち葉や木の実を入れた万華鏡作り、ハンモック遊びなどを用意。ウッドデッキ作りは平地林内のヒノキを伐採するなどして、大人が製作していった。
小枝を使ったクリスマスツリー作りなど、子どもたちは初めて作る「森遊び」に夢中。目を輝かせながら、ツリーにマツボックリやドングリ、鈴などを付けて思い思いのツリーを完成させていった=写真。
関係者は今後も、森林に親しみながら、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいと考えている。 -
小中学校卓球選手権 シングルスで技術向上図る
第13回上伊那スポーツフェスティバル06・上伊那小中学生卓球選手権大会は10日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった=写真。上伊那卓球連盟、上伊那スポーツ振興協議会など主催。
大会は、地区内の児童、生徒の健全育成と卓球技術向上などの目的。約120人が集まり、小・中学生の部それぞれの男女シングルスで予選リーグ、決勝トーナメントの熱戦を展開した。
結果は次の通り。
★中学生
【男子】(1)沖村貴弘(伊那少年卓)(2)諏訪宝(辰野JSC)(3)伊藤亮介(伊那東部中)上原良太(伊那少年卓)
【女子】(1)下平咲(伊那少年卓)(2)根津彩香(伊那東部中)(3)久保村美里(同)吉岡彩乃(同)
★小学生
【男子】(1)桑沢聡(辰野JSC)(2)三澤拓弥(伊那少年卓)(3)福沢秀平(同)神崎蒼(飯島少年卓)
【女子】(1)高橋佐和子(伊那少年卓)(2)福沢奈緒(同)(3)中村詩穂(同) -
新山小を考える会が市に活動計画提言
伊那市の新山小学校などの存続を願う住民の集まり「新山保育園・小学校を考える会」(若林敏明会長)は11日、市に対し、地区の保育教育にかんする今後の活動計画を提言し、問題解決に向け、行政と協働して考えていく体制を構築することを要請した。
児童数減少で「適切な時期に統合など」との方針を示した市に対し、存続を危ぶむ住民らが9月に会を発足。これまでに連続したワークショップのほか、住民フォーラム、住民アンケートなどを実施し、対策を区民らで協議してきた。
提言した今後の活動計画の内容は、(1)地域の合意形成(2)児童数を減らさない努力と増やす方策(3)自然豊かで小規模校という環境を生かした魅力ある保育教育の実践竏窒ネどの柱で構成。これらの活動を進め、一定の児童数を確保していきたいとしている。
市教育委員会など関係各課の関係者との非公開の話し合いの後、若林会長は「担当関係者らと率直な意見交換ができたが、それぞれの対策が簡単に解決できる課題でないことが分かった。今後も協議してもらえることは確約した」とした。
会は来春、活動計画の一つである、授業や時間外(放課後)の保育・教育を支援する地域住民らによる組織「新山子どもサポーター会議(仮称)」を立ち上げてる考え。「課題を解決する力は住民の結束力と実践活動が一番重要」と話している。
今後の活動計画を関係各課へ報告する若林会長(中央) -
耐震強度偽装2ホテル改修完了 営業再開へ決意
耐震強度偽装事件の影響で昨年11月から休業を余儀なくされた「ホテルセンピア」(伊那市)と「駒ヶ根プレモントホテル」(駒ヶ根市)の改修完了を祝う竣工式が10日、ホテルセンピアであった。センピアは12日から、プレモントは16日から、それぞれ営業を再開する予定。
両ホテルを経営する「ホテルオオハシグループ」(飯田市)の中島憲治社長は「奈落の底へ叩き落されたような気持ちだったが従業員や家族の存在が私の支えとなった。従業員一同、失われた1年を取り戻すべくまい進する覚悟」と涙ながらに語った=写真。
両ホテルは、いずれも1階に柱などを増設し、4縲・階の窓周囲や2縲・階の廊下の境界梁(はり)を鉄板などで補強した。中島社長によると、改修工事費は両ホテル合わせて約5億円だという。
県によると、改修前の耐震強度は、センピアが0・54、プレモントが0・52だったが、どちらも建築基準法が定める耐震強度1・0を上回った。 -
かんてんぱぱで布・陶・花「冬の贈り物」展
クラフト作品を制作している上伊那在住の女性5人による「布・陶・花『冬の贈り物』展」が10日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。この季節に活躍するドライフラワーリースや温かさを感じさせるパッチワーク、普段の生活の中で活躍する皿やカップなどといった陶芸作品約160点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ドライフラワーを担当する南箕輪村の池田幹さんの呼びかけで、異なる分野に携わる5人による合同展が実現。「冬の贈り物」をテーマとして、正月やクリスマスをひかえたこの季節、家族や友だちだけでなく、自分自身のプレゼントにしてもらえるような温かな作品をそろえた。また会場には、簡単なドライフラワー作品が作れる体験コーナーも設置している。
池田さんは「すべて手作りで心を込めた作品。手作りの温かさが伝われば」と話していた。 -
みはらしファームでしめ縄づくり体験がスタート
歳の瀬に合わせて伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで9日、しめ飾り・〆の子作り体験が始まった。観光客などが訪れ、苦戦しながら縄綯いに挑戦している=写真。
この時期の恒例行事。インターネットなどで知った県外観光客からの申し込みも多いという。
初日は、群馬県の観光客ら11人が、事務所スタッフの指導を受けながら、しめ飾りづくりに挑戦。初めては「難しい」と口々に話していた参加者も、コツを覚えてしっかりとした縄をなっていた。昔縄をなったことがある人の中には、しめ飾り用の左巻きに慣れていないため、苦戦する姿も見られた。
しめ飾り・しめ縄作り体験は24日までで、午前10時縲恁゚後3時に、工房Coo隣の「竹の家」で実施している(団体での参加は予約が必要)。
しめ飾り作りは材料費・講習料込みで1つ600円、〆の子作りは無料(ただし、持ち帰ることはできない)。
〆の子は28日に公園内に飾り付ける予定。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
いちご園で贈答用・直売所用いちごの出荷始まる
12月に入り伊那市西箕輪のみはらしいちご園では、イチゴの出荷が始まった。ハウスの中で大きく実ったイチゴから順に色付きはじめ、出荷の時期を待ちわびている=写真。
出荷がしているのは「章姫」と「紅ほっぺ」。贈答用が中心で、県外からの問い合わせもあるという。みはらしファーム内にある直売所「とれたて市場」にも一部出荷している。
今年は昨年より定植時期を1週間ほど遅らせたため、出だしは若干遅めだが、クリスマスに向けて出荷量が増加していく。ここ数日は天気の悪い日が続いたため、色付きが進まなかったが、茎、葉ともしっかりとしており、いちご園では品質の良いイチゴになると期待している。
イチゴ狩りが最盛期となる3月に、園内のイチゴが最盛期を迎えるよう調整。また、いちご園が10周年を迎える来年は、さまざまな記念イベントも企画している。
イチゴ狩りの開始は07年1月1日の午前0時(元旦は要予約先着300人)。
問い合わせ・申し込みはみはらしいちご園(TEL74・7430)へ。 -
個人と地域を笑顔で結ぶ町のイベント屋さん「笑龍」
「誰かを特別な形で喜ばせたい」と思っても、一人でできることには限りがある。でも、その思いを後押ししてくれる人たちがいたら?竏秩B
笑龍はそんな夢の実現を後押しするイベントプロデュースチーム。「自分たちの力を生かし、ミンナを笑顔に」が合言葉。
◇ ◇
発足のきっかけは友人の結婚式だった。遊び仲間だったメンバーは、遊び心いっぱいの余興を披露。会場を楽しませた。これを自分たちの間に留めておくのはもったいない。社会とのつながりの中で披露していこう竏秩B昨年11月から活動を開始した。当初3人だったメンバーが、今は10人になった。代表の平沢正貴さんは「仲間内だけで『面白い』って言っても、正当な評価できない。社会の中できちんと評価してもらおうとも思ったんです」と語る。
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クリスマスにサンタを装ってプレゼントを届ける“宅配サンタ”、各菓子メーカーが発表する新作菓子を全部食べてみよう竏窒ニいう“浴衣で秋のお菓子を満喫”など、この1年でメンバーの創意工夫が詰まったオリジナルイベントを企画・実行してきた。
しかし、活動開始当初は“イベント”をどうとらえたらいいか分からず、実現できないまま終わってしまった企画もあった。そこで、一から勉強し直そう竏窒ニ、画策。一人ひとりが企画書を作製し、例会で意見し合ったり、企画したイベントをメンバーが実際にプレ体験するなど、能力アップに努めてきた。
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そんな中企画した「サプライズ・アニバーサリー」は、誕生日を迎える恋人を喜ばせたい竏窒ニいう一人の女性の声にこたえた。
店を貸し切りにして、客を装ったメンバーが店内にスタンバイ。そこへ何も知らない彼と女性が一緒に入店する。二人のテーブルにケーキが運び込まれるタイミングに、メンバーが一斉に拍手。「自分の誕生日を知らない人にも祝ってもらえたらうれしいんじゃないか」そんな思いからの発案だった。
何も知らなかった男性は「びっくりしたけど嬉しかった」と少しはにかみながら笑顔を見せ、女性も「とても思い出になる誕生日になった」と喜びの表情を見せた。
一瞬にして苦労は報われ、「やってよかった」という思いが込み上げた。
「この活動をやっていると、『夢も実際にかなうんだ』と実感する。今はまだ、資金やネットワークがまだまだで、出来ることは限られているけど、やればできる、やらなければできないってこと。地道な活動をしながらつながりを広げ、メンバーの自信を高めていこうと思ってます」
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笑龍は現在、メンバーとイベント依頼を募集している。
問い合わせは笑龍(mstk.hrsw_7200-6195@docomo.ne.jp)へ。 -
山荘ミルクでキムチ漬け講習会
伊那市横山の山荘ミルクで11日まで、病気にならない食事の勉強会を兼ねたキムチ漬け講習会が開かれている。13年目の取り組み。
オーナー向山美絵子さんは、食に関する情報の貧困さを指摘し「命を育てる女性の役割は、添加物でなく、手をかけた食品を食卓に乗せること。何気なく作っている素材が体に良いのか立ち止まって考える」と自分の目で確かめることを呼びかけた。
また、酵素がなくなったり、体が冷えたりすると病気になりやすいとし、松本や木曽、諏訪などから集まった10人余は毎日の食生活を見直した。
キムチ漬けでは韓国の農家から買い付けた唐辛子を使った特製のたれにニラ、大根などの野菜を混ぜ、無農薬の白菜に挟み込んだ。塩回しと塩抜きがポイントで「塩は白菜の根元一枚一枚に振る」などをアドバイスした。
キムチは、白菜に唐辛子を入れることで、冬場に不足しがちなビタミンAを摂取することができるという。
講習会(予約が必要)は午前9時半縲恁゚後1時半。会費は1500円(食事付き)。
問い合わせは、山荘ミルク(TEL72・9990)へ。 -
天野雅勝さんの初の油絵展 「山紫水明」
伊那市坂下区旭町の自営業、天野雅勝さん(59)の初めての個展「天野マサカツ油絵展」は12日まで、同町のアートギャラリー・ミヤマで開いている。「山紫水明」をテーマに、市内から望む中央・南アルプスなどを描いた風景画を中心に、SM縲廡50号サイズの作品22点を展示販売している。
ファッションショップを経営する傍ら、グラフィックデザイナーとしても活躍する天野さん。趣味だった油絵を10年ほど前から本格的に取り組むようになった。還暦の前には作個展を開きたいと思い、ここ数年で描きためた力作を今回披露することになった。
自分の好きな色である青を基調とした作品が並んだ。テーマの「山青く、水清く」とした色づかいで、伊那谷を囲む雄大な2つのアルプスのほか、中国桂林の「突然そそり立ったような山々」(天野さん)などをキャンバスに写し取っている。
「当たり前に見ている風景でも地元にいると気づかない、そういう風景を絵に残して大切にしていきたい」と天野さん。自分たちの住んでいる場所の美しさを再確認してほしいという。
午前10時縲恁゚後6時。期間中は天野さんが会場を訪れる。
「山紫水明」をテーマに地元の山などを描いた天野さん -
人間国宝の陶芸家・金城次郎展
国指定重要無形文化財(人間国宝)の陶芸家・金城次郎さんの回顧展「沖縄が生んだ偉大な陶芸を偲んで」は12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
おおらかで、心温まる素朴な作品を手掛けた、陶芸では沖縄県で唯一の人間国宝となった金城さん。貴重な初期の作品から晩年の作品まで50余点を展示即売している。
魚が笑い、海老(えび)が舞っている絵柄の「魚文」が特徴の茶碗、ぐい呑み、急須などの生活食器を出品。沖縄の人々が水筒代わりに使った「抱瓶」、どんぶりの「マカイ」なども並ぶ。
会場には、次郎さんの長男の敏男さん、次男の敏昭さん、長女の宮城須美子さん、孫2人の計5人の新作約200点も展示販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
審議会が行政改革大綱案を答申
伊那市の行政改革審議会(中村威夫会長)が7日夜、市役所であった。学校給食施設を自校方式からセンター方式に向けて取り組むことを盛った行政改革大綱案を小坂市長へ答申した。
行革大綱(06縲・0年度)は行革の指針となるもので、基本方針に「市民サービスの向上を目指した行政システムの構築」をすえた。取り組み項目に窓口サービスの向上、健全な行財政運営、市民参加と協働の推進など79項目を上げた。諮問にあった庁舎への有料コピー機導入は、効果が見込めないため、削除した。
5年間の経費削減額は23億9100万円、収入増加額は11億5400万円を見込む。
学校給食施設は、高遠・長谷地域が給食センターや共同調理場で、伊那地域が自校方式となっている。諮問では「自校とセンターの比較研究から実施に移す」だったが、センター化によって給食業務にかかわる経費の削減などに効果があるとし、学校と保育園を一体的に検討。07年度に運営方針を決定し、08年度から一部実施の計画とした。
そのほか▽南アルプスの林道バスの民間委託▽保育園の統廃合(27園から18園に統合)▽住民基本台帳カードの利用拡大▽長谷ケーブルテレビの民間委託▽第三セクター・公社の統合▽勧奨退職制度の見直し▽職員駐車場使用料の徴収竏窒ネど。
審議会では市民からの提言を踏まえ、審議を重ねた。
中村会長は▽市民サービス向上のため、部署間の連携を密にする▽来庁した市民に対し、スピーディーな対応に努める▽学校給食施設についてはセンター化し、経費の削減を図ることが望ましい一方、食育の充実を図る竏窒ニ意見をつけ、答申。
小坂市長は「厳しい財政状況だが、住民サービスを落とさず、大綱案に沿って行政改革を進めていきたい」と述べた。
12月中に大綱を決定し、市のホームページで公開。内容については毎年、見直していく。 -
起業チャンピオン賞表彰式
創業者を対象にした「創業塾」(伊那商工会議所・上伊那地域チャレンジ起業相談室主催)の起業チャンピオン賞表彰式が8日、伊那商工会館であった。実現性が高いビジネスプランとして、市内高遠町の守屋豊さん(54)に贈った。
守屋さんは来年4月上旬、高遠町内に高遠そばの店をオープンする予定。
高遠そばは辛み大根、焼きみそ、刻みネギを合わせたからつゆで食べる伝統食で、地元産ソバを使い、自らで粉をひいて打つ。1人前を2回に分けて出し、ゆでたてを味わってもらえるよう工夫する。
「リスクがあっても悔いのない生き方をしたい」と定年を前に仕事を辞め、東京の専門学校に通ってそば打ちの基本を学んだ。開業に向けて準備中で「高遠そばは、素朴で豪快な味。いずれはソバを作るところから取り組みたい」と意気込みを語った。
表彰式で、伊藤正専務理事代行は商売繁盛を祈り、今後もフォローアップに努めるとした。
創造塾は9縲・0月の5回開き、経営コンサルタントや弁理士からマーケティング戦略や資金繰りの考え方、事業計画書の作成などを学んだ。会社員、主婦ら30縲・0代の19人が受講し、6人がプレゼンテーションした。受講生のうち、すでに2人が製造業、リンパセラピーを開業している。 -
飲酒運転の同乗者も処分
伊那市は「交通事犯にかかる伊那市職員の懲戒処分等に関する基準」を一部改正した。「飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職」などを新たに加え、8日から施行した。
これまで酒酔い運転、酒気帯び運転など処分の基準はあったが、飲酒運転による交通事故が大きな社会問題になっている中、全国で公務員の飲酒運転が後を絶たない状況。飲酒運転の根絶を図るため▽飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職(1縲・カ月)。ただし、飲酒運転手に指示・命令などした職員は免職▽飲食を勧めた職員は停職(1縲・カ月)竏窒Vたに設定。県と同じ処分とした。
部・課長を通し、非常勤や臨時を含めて全職員に周知。飲酒運転をしない、させないを改めて徹底した。 -
地域の伝統をテーマとした創作劇、1月の講演に向けて準備が進む
伊那芸術文化協会は1月21日、地域の伝統文化を題材とした創作劇「伊那の方言劇・やきもち踊りとざんざ節縲怎Lンニョンニョ縲怐vを、伊那市の生涯学習センターで公演する。松山光事務局長は「自分たちの町の伝統芸能を分かり易く伝える舞台劇。若い人からお年寄りまで、多くの人に来場してほしい」と呼びかける。
さまざまな伝統文化の保存会が高齢化する中、若い人にも楽しく分かり易く地域の伝統文化を知ってもらおう竏窒ニ、昨年から初めた取り組み。「羽広の獅子舞をテーマとした昨年は、約300人が来場し、好評を得た。
今年は県の無形文化財民俗資料に指定されている伊那市山寺区の奇祭「やきもち踊り」と、長谷入野谷地域に伝わる伝統芸能「ざんざ節・キンニョンニョ」をテーマに、約1時間の舞台を企画。芸文協のスタッフが書きおろした台本を、県伊那文化会館の付属劇団「南信協同」が演じる。語りにはSBCアナウンサーの久保田祥江さんを迎えるほか、演技中にそれぞれの保存会メンバーによる演舞があるなど、充実した内容となっている。
現在は本番に向けて、台本の練り込みをしながら、演技練習が始まっており、12月に入ってから整理券配布も開始している。
当日は入場無料(ただし、整理券が必要)。開演は午後1時(会場は午後12時半)。
問い合わせ・申し込みは伊那市生涯学習センター(TEL78・5801)へ。 -
コンビニ強盗に対応 伊那市で訓練
伊那署と伊那コンビニエンスストア防犯協会は6日、伊那市中の原のコンビニ「サークルK伊那ごんべい店」で強盗訓練をした。同協会加盟の関係者らも集まり、訓練の様子をうかがい今後の防犯対策の参考にした。
署員が2人の犯人役を演じた。一人が入店後、トイレに入り覆面、帽子姿に変装してからレジの女性に模造刀を向け、現金を要求。店員から札束を受け取った犯人は、駐車場で待機していた、もう一人の犯人が運転する車に乗り込むが、駆け付けた警官にそれぞれ取り押さえられた。
訓練後の総評では、逃げる犯人らに向けてカラーボールを投げる位置などを署員が指導した。防犯カメラについても録画用テープが常に準備されているかなどの確認を怠らないよう注意した。
伊那署によると、本年10月末までに県内で発生したコンビニ強盗事件は4件(05年は年間4件)。同署管内では発生していない。
強盗訓練をする犯人役の署員と店員 -
伊那西スケート場 25日オープン予定
伊那市内では唯一の天然リンクとして注目が集まる、ますみケ丘の市営伊那西スケート場は25日から今シーズンの営業を始める。関係者は、暖冬と心配される今季に今後の冷え込みを期待している。開場期間は来年2月4日までの予定。
昨シーズンは、寒波の影響で約10年ぶりの年内オープンだった。12月26日縲・月5日の42日間のうち37日の営業。利用者数は1436人で前年比557人の大幅増加だった。
同スケート場は、午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の1日2回の開場。入場料は小学生以上は一人一回200円。
伊那市体協スケート部が不要スケート靴の提供求む
伊那市体育協会スケート部は、市営伊那西スケート場の無料貸出し靴を充実させるため、子ども用の不要スケート靴の提供を呼び掛けている。スケート靴は、スピード用で22センチ以下のサイズ。問い合わせは、市役所スポーツ振興課(78・4111、内線2730)へ。
氷が張り始めた25日オープン予定の伊那西スケート場 -
伊東瑞枝さんと友人らが展示 リボンアート
南箕輪村沢尻でリボンアート教室を開く伊東瑞枝さん(64)と友人、生徒の計3人の作品展「リボンアートアレンジ展」は25日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。クリスマスや正月などをテーマにアレンジした約50点が会場を彩っている。入場無料。
毎年この時期に出品する伊東さんは、アセテート製のリボンで作ったバラの花などを使ってクリスマスツリーやブーケ、リースなどを制作。華やかに飾られた創造性豊かな作品に来場者の注目が集まっている。
今回、初めて友人の田沢房子さん=箕輪町三日町=が出品。生花を枯れないよう特殊加工した「ブリザーブドフラワー」でブーケなどをアレンジした。「本物の花のように感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
土日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
アマランサス研究会でアマランサスを使った試作和菓子が登場
市内の食品加工会社や生産者、研究者などでつくる伊那地域アマランサス研究会が6日、伊那商工会館であり、商品化に向けて研究を進めているアマランサスの試作菓子が披露された=写真。
遊休農地解消や地域おこしなどを目的として市内で栽培が始まっているアマランサスだが、現在はまだ、販売段階に至っていない。そこで今年4月、さまざまな分野の代表者らが集まり、生産から加工、販売までを体系的に研究する研究会を発足。その一歩として、各食品加工会社がそば、うどん、甘酒、パン、茶などの試作品を提案するなど商品化に向けた取り組みを着々と進めている。
この日提案された試作品は小麦をベースとする皮の中にゴマのあんを入れた和菓子と落雁(らくがん)。ともにアマランサスの葉を粉末状にしたものを混ぜて使用した。試食した会員からは「見た目より香りがする」「おいしい」など、好意見が多く出た。
研究会は、来年2月ころに有識者を対象にした試食会を開き、更なる研究を進めたいとしている。 -
かんてんぱぱで阿南窯、窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展
阿南町ゆかりの工芸作家6人による「窯出新作展と阿南町ゆかりの工芸作家展」が11日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。作家の個性が生きた陶芸約250点と、自然の風合いが生きた漆芸や染織など約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
1985年に作られた阿南町の三連房登り窯(阿南窯)は、阿南陶芸の中心的存在でありながら、ここ10年はたかれること無く放置されてきた。そんな中、町の陶芸体験館で講師を務める3人の作家が、町の活性化に役立てよう竏窒ニ、11月下旬、10年ぶりにこの窯を使って作品を制作。その新作を、今回の作品展に集めた。阿南町内漆芸、染め織り作家2人も参加している。
陶芸は、ともに自然釉を使っており、5日間のたき上げにより、「まき」ならではの色を実現。漆芸、染め織りは、原料とする天然の素材の温かみを最大限生かした作品となっている。
陶芸作家の水野雅史さんは「阿南町は自然豊かなところ。自然の良さを味わってほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
みはらしの湯が伊那市社会福祉協議会にプルタブなどを寄贈
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は7日、今年1年の間に利用客などから集めたプルタブや使い古しのタオル、使用済みの切手を伊那市社会福祉協議会に寄贈した=写真。
入浴客の協力のもと、プルタブや古切手などを集めるようになって6年目。タオル類は各施設で再利用するほか、プルタブはドラム缶3杯分で車いす1台と換えることができる。古切手やテレホンカードは、発展途上国に送る医療物資の購入費に充てられている。今年はタオル140枚、バスタオル60枚、アルミ56キロ、古切手1782枚、使用済みテレホンカード90枚が集まった。最近は、活動が利用客にも知られるようになり、わざわざ集めて持って来る人もいるという。
みはらしの湯の唐沢壽男支配人は「それぞれの量は少しでも、集めればこれだけになる。ご協力いただきたい」と話していた。 -
アンサンブル伊那で焼き芋販売開始
伊那市西箕輪にある知的障害者の通所授産施設「アンサンブル伊那」はこのほど、焼き芋販売を開始した。
昨年の好評を受け今年は、販売開始を早めた。芋は、同施設敷地内にある小さな小屋の中で焼き上げており、地元客や広域農道を利用する通勤客、施設内にあるカフェの利用者が購入していくことが多い。予約がある時などは1日40本を売り上げる日もある。
サツマイモは甘味が強く、焼くとホクホクとした触感になる「紅あずま」を使用。一般的な焼き芋に使う石より小さめの石を使うことで、芋が傷つかないように配慮している。石を焼く燃料は、アウトドア班の利用者が作っている「まき」のいらない部分を使っており、冬の仕事の一つとなっている。
寒さが感じられる期間は販売を続ける予定で、価格は1本200円。
問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。 -
伊那郵便局の2階にポストが登場
サンタさんへの手紙を届けるポスト?竏秩B伊那郵便局の屋根の上に、郵便ポストが登場し、道行く人たちを驚かせている=写真。
見た目は普通と変わらないポストだが、実は木製。長野オリンピックの選手村に設置していたもので、当時は実際に使用していた。オリンピック終了後は安全性の問題などからお蔵入りになっていたが、今年同局でそのうちの一つを譲り受けた。
12月に入り、イルミネーションで街が彩られる中、郵便局としても何かやろう竏窒ニ画策。インパクトを狙い、譲り受けた木製ポストとイルミネーションを屋根の上に設置することにした。
屋根の上にあるポストは通行人の注目を集めており、「かわいいね」などと話す声も聞くという。
今月いっぱいは屋根の上のポストを見ることができる。 -
花ロマン(6)シクラメン
冬の窓辺を飾る代表的な鉢花シクラメン。ポピュラーな鉢花でありながら、驚くほど多彩。上伊那でシクラメン栽培が始まったのは1970年頃から。当時は種まきから出荷まで15カ月も掛かり、冬の高級鉢花として、1鉢を大切に飾っていた。その後、底面給水など省力化が進み、生産量が爆発的に増加したため、価格低迷は現在まで続いている。上伊那のシクラメン農家は約20軒、ほとんどが30年選手。サクラソウ科の植物で、原種は地中海沿岸の森林地帯に自生する。花びらの先端がかがり火をつけたように、後方に大きく反転し、和名カガリビバナという、この古くて、日々進化する花に魅せられ、こだわりの花づくりをする3人にスポットを当てた。「世界一小さい花を」と、限界に挑戦する伊那市東春近のきのくにや花園の飯島光豊さん、高品質の花で定評がある駒ケ根市南割の信州ナーセリーの塩沢崇さん、「究極の赤」を求める宮崎健治さん(宮崎園芸)、3人三様のこだわりのシクラメンがロマンをかき立てる(大口国江)
超ミニ、限界の5センチを確立(きのくにや花園の飯島さん)
初めて見た人はまず、目を丸くして「これでもシクラメン」と驚く。造花と間違えて、水をやらなかった人のいたほど。
シクラメン栽培歴35年の飯島さんがミニ系に着目したのは15年前。「大鉢の値段が低迷する中、ミニ系を大量生産した方が採算が取れるのでは:」と、超ミニの種を輸入し、肥料や水、土、鉢など試行錯誤を重ね、7年前に6センチ鉢の超ミニを完成。「もっと小さく」と肥培管理に心血を注ぎ、02年にようやく5センチ鉢を完成させ、「世界1小さい花」と、衝撃のデビューを果たした。現在は5センチ鉢のみ5万鉢栽培する。「3センチ鉢で成功したという話は聞いたが、葉の数だけつぼみが次々と出て、春まで咲かせるには5センチが限界」と話す。
「シクラメンは本当にきれいな花、毎日見ていても飽きない」(信州ナーセリーの塩沢さん)
1965年、農業研修生としてアメリカに渡り、そこでシクラメンと出会い、帰国後、新鉄砲ユリから転向、上伊那のシクラメン栽培の草分け的存在である。現在は丈夫で手間がかからないミニ(ガーデン)を5万5千鉢と贈答用の大鉢3千鉢を生産する。最近まで主流だったミディータイプは全く作っていない。「ホームセンターに安い花が出回り、手を掛けても、採算が取れないから」とか。
新品種は色っぽいネーミングの「ランジェリーピンク」、オレンジ系でフリンジが華やかな「アランチーニドレス」、羽根つきの羽根のような「プルマージョ」などを作る。
「シクラメンは難しい花、何10年作っても1年生、だから作り続ける」と話す。
「色々と新しい花は追い求めたが、最後は赤」
(宮崎園芸の宮崎さん)
6センチの超ミニから、ガーデンシクラメン、贈答用の大鉢まで7万鉢を栽培する。昨年まで、ビクトリアのがく花や八重、葉がギザギザなもの、花色がベージュ、グリーンと珍花、稀少花を栽培していた宮崎園芸だが、今年は赤やピンク、紫とオーソドックスの花に切り替えた。「珍花や稀少花は市場性が低い。いろいろと作ってみたが、結局、一般的な赤、ピンク、紫に落ちついた。赤は暖かく、パワーがあると人気があり、何種類か栽培しているが、なかなか気にいった花はない」と「究極の赤」を求め、その対極にある「白」も「シクラメンは絶対に白」という顧客もいて外せないとか。このほか、ガクが発達し、花が2重のように見える「冬桜シリーズ」は「日本的で、シクラメンらしくない形がいい」とお気に入り。
作る人も買う人もこだわりのある花、それがシクラメンのようだ。
(1)飯島光豊さんと超ミ(2)超ミニがン万鉢
(3)超ミニと大鉢「どち
らもしっかり咲きます」または、
(5)甘い雰囲気のランジェリーピンク
(8)日本的な冬桜シリーズ
(9)がくが花のように見える冬桜のアップ -
「こどもを守るJRバス」運行開始
全国で多発する子どもをめぐった凶悪事件を受け、伊那市のJRバス関東中央道統括支店は4日、「こどもを守るJRバス」として路線バスの運行を始めた。業務中に助けを求めてきた子どもを車内に保護したり、不審者を発見した際に警察に通報し、子どもの安全を守っていく。
同支店が防犯活動への協力を伊那署に提案し、同署が黄色のステッカー(縦約15センチ、横約40センチ)を提供。停留所の高遠駅を発着するバス10台を対象に、乗降口など前側面2カ所に張って運行し、利用客や地域住民の意識も高めている。県内のJRバスでは初めての試みという。
路線は伊那市街、高遠町、長谷を巡る4路線で、午前6時過ぎの始発から午後8時半ごろの最終がある。運行中に助けを求める子どもや不審者を確認した場合には、業務用無線で支店に連絡して、伊那署に通報するほか、地域の商店などに協力を求める。
秋葉松美支店長は「子どもが被害にあう前に未然に防げるよう、地域の役に立ちたい」と話す。 -
ますみケ丘平地林を活用したイベントを企画
伊那市は9、10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開く。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つで、まず市民に平地林を知ってもらうねらい。
平地林はアカマツを中心とした面積68ヘクタール。97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収している。
3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した平地林の具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。これまで自然観察会はあったが、イベントは初めて。
森遊び(10日午前10時半縲恁゚後3時)は、落ち葉や木の実を入れる万華鏡作り、松ぼっくりの人形作り、小枝を使ったクリスマスツリー作り、たき火で焼くクルクルパン、ハンモック遊びなどを用意。参加費(保険代)は大人200円、小学生以下100円。
ウッドデッキ(9、10日午前9時縲恊ウ午)は大人向けの講座で、間伐材を使ってウッドデッキやベンチを作る。島崎山林塾企業組合の藤原祥雄さんらを講師に、伐採から製材、チェーンソーの使い方などを学ぶ。参加費(2日間)は大人500円。
持ち物は、おわんとはし、昼食、飲み物、軍手など。
当日は鳩吹公園駐車場に集合。雨や雪の場合は中止となる。
市は「遊びだけでなく、山林の恵みを取り入れた。イベントを通し、里山に目を向けてもらえるのではないか」と話す。
今後も季節に合わせ、森林に親しみ、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいとしている。
問い合わせ・申し込みは、市産業振興部農林振興課林業振興係(TEL78・4111内線2416、2417)へ。 -
伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定
市町村合併を機に、より多くの人に親しんでもらおう竏窒ニ募集していた伊那市共同作業の家の愛称が「ゆめわーく」に決定した。
市内でも“わっこはうす”“ひまわりの家”など、親しみのある愛称を使っている共同作業所は多いが、伊那市共同作業の家にはこうした愛称がなかったため、硬いイメージを払しょくする意味で今年8月、伊那市社会福祉協議会が発行する「ふくし伊那」などで愛称を募集したところ、全国から28点の愛称が寄せられた。
その後、利用者の保護者やボランティア、社協職員などで投票したところ、「夢がわくような働く場所になってほしい」という思いがこもった「ゆめわーく」が最も多くの票を獲得し、正式な愛称に採用された。
今後は、入り口付近に設置している看板にも「ゆめわーく」という文言を加えたいとしている。 -
アンサンブル伊那で美鈴工房のパッチワークキルト展
伊那市西箕輪にある知的障害者の通所授産施設・アンサンブル伊那27日まで、南箕輪村にあるパッチワーク教室「美鈴工房」(磯千恵子代表)のパッチワークキルト展が開かれている。細やかなキルティングが施された約10点が、喫茶店内や1階の展示ギャラリーを彩っている=写真。
美鈴工房は先月末、別の会場で上伊那地域の受講者による作品展を開催。同施設のスタッフが、受講者の一人と親戚だったこともあり、施設内での作品展を依頼したところ、快く了承を得た。
壁掛けほどの小さな作品は廊下展示スペースに集められており、ベッドカバータイプの大作は、喫茶店内に展示している。
訪れた人は「細かい作業だね」「根気がいるね」などと丁寧に縫いこまれた作品を眺めていくという。
午前10時縲恁゚後7時半(2、16日は午後3時まで、22日は午後3時から。日曜は定休)。
問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。 -
伊那市と4団体が災害時応援協定結ぶ
伊那市は5日、災害が発生する恐れ、発生した場合の日用品の供給、円滑な災害復旧などのために、関係する4団体と応援協定を結んだ。今回で市の災害時応援協定締結団体数は21団体となった。
調印した4団体は、量販店の「カインズ」(本社・群馬県)、同「NPO法人コメリ災害対策センター」(本社・新潟県)、市下水管路維持事業協同組合、市下水道指定工事店組合。
協定書によると、災害時において市は、両量販店に救援物資の優先供給などを協力要請できる。同協同組合、同工事店組合に対しては、幹線道路、宅内の下水道の応急対策などを要請でき、工事店組合は、仮設トイレの手配と設置も協力する。
両量販店は、いずれも県内市町村との初めての応援協定の締結となった。
小坂樫男市長は「災害はいつ起きるか分からない。そんな中、皆さんの好意で物資の供給、管路の維持、仮設トイレの供給などに関しての応援協定が結べたことに感謝する」とあいさつした。
調印式に出席した小坂市長と4団体の関係者 -
年末特別警戒で街頭啓発 伊那エンジェルス隊
年末特別警戒(11縲・1日)に先立ち、伊那署管内の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊」は1日夕、伊那市西町区のアピタ伊那店など大型店4カ所で、街頭啓発活動を繰り広げた。
隊員約30人、署員約10人が各個所に分かれ、啓発ちらしとティッシュペーパーを買い物客に配布。「11日から年末特別警戒が始まります」などと呼び掛け、地域住民の警戒意識を高めた。
アピタ伊那店では、青色回転灯を装備した車両の横で、そろいのジャンバー姿の隊員ら約10人が配布活動をした=写真。
伊那署によると、管内では「車上ねらい」「空き巣」が多発している。年末は特に気の緩みもあるので、戸締りや車の鍵のかけ忘れには注意してほしいという。