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地方創生総合戦略 素々案が示される
来年度からの5年間の伊那市地方創生総合戦略を決める審議会が市役所で3日に開かれ市側から素々案が示されました。
この日は地域や各種団体の代表など審議会の委員20人程が出席し、伊那市から総合戦略の素々案について説明を受けました。
計画期間最後の年となる2029年時点で3つの数値目標が示されています。
「結婚・出産・子育て支援による人口減少の抑制」では合計特殊出生率を現状の1.37に対して1.59としました。
「転出抑制・転入増加による社会動態」では現状年間76人の減少に対して75人の増加としました。
「持続可能な産業振興とまちづくり」では二酸化炭素排出量を現状の46万トンに対して28万トンとしています。
次回の審議会は来年1月下旬に開かれる予定で、2月中の策定を目指します。 -
男女混合 ソフトバレーボール大会
第32回上伊那ソフトバレーボール大会が、11月17日に、南箕輪村で開かれました。
大会は、南箕輪中学校体育館と南箕輪村民体育館を会場に開かれました。
各チーム男性が2人以下、女性が2人以上の合わせて4人が常にコート内でプレーしていることがルールです。
18歳以上の男女によるヤングの部の他、年齢別に全部で5つの部に分かれて試合を行いました。
今年度は、上伊那を中心に県内から44チーム、およそ230人が出場しました。
二十歳から78歳まで年代は様々です。
4人の年齢を足して260歳以上になることが条件のプラチナの部は、70歳以上の選手がほとんどですが、はつらつとしたプレーを見せていました。
主催した上伊那ソフトバレーボール連盟では、「男性も女性も一緒になって楽しめるのがソフトバレーの良いところです。大会をきっかけに親睦が深まればうれしい」と話していました。 -
腰の骨を折る重傷労災事故
伊那市西町の登喜和冷凍食品株式会社で2日40代の男性が腰の骨を折る重傷労災事故が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと腰の骨を折る大けがを負ったのは南箕輪村の派遣社員、石垣孝次さん49歳です。
石垣さんは製造ラインで作業中、機械に身体を挟まれたものです。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
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冬の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日解禁となりました。
ザザムシはトビケラやカワゲラ、ヘビトンボなど水生昆虫の幼虫の総称です。
伊那市の天竜川では、伊那市中央の中村昭彦さんと東春近の原雄一さんの2人が漁をしていました。
中村さんはこの道50年以上のベテランで原さんは5年ほど前から始めたということです。
鍬で石を掘り返し、足を使って石の裏側についているザザムシをはがし、四手網と呼ばれる網に流し入れます。
天竜川漁協協同組合から許可された人に渡される虫踏許可証は漁で四手網を使うことなどから呼び方が四手網許可証に変更されました。
中村さんによりますと今年は11月に川が増水したことから例年よりザザムシが少ないということです。
中村さんらは獲ったザザムシを佃煮にして食べるほか、知り合いに配るということです。
天竜川漁協協同組合によりますと、ザザムシ漁は最盛期だった50年ほど前は毎年70人ほどが漁をしていたということです。
年々その数は減少し、去年許可証を取得したのは11人だったということです。
ザザムシ漁は来年2月末まで行われます。
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リクルート 採用力向上セミナー
株式会社リクルートの社員から求人募集のコツなどを聞く企業向けのセミナーが11月5日に伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaで開かれました。
講師は、株式会社リクルートの朱賢太グループマネージャなどが務め、求人募集のコツなどを話しました。
現在求人情報の入手方法はインターネットが主流で、スマートフォンの利用が非常に多いということです。
セミナーでは、参加者が実際に公開可能な採用サイトの制作も行いました。
リクルートの社員は「仕事内容は、未経験の人でもわかるように詳しく書くことが大切です」と話していました。
このセミナーは、リクルートと伊那市が9月に締結した、市内の中小企業の採用力強化に関する連携協定をもとに開かれたものです。
セミナーは午前と午後の2回開かれ、オンラインも含め伊那市内を中心におよそ40社が参加しました。
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文化の祭典 伊那市民芸術文化祭
総合的な芸術文化の祭典「第21回伊那市民芸術文化祭」が伊那市のいなっせで30日と12月1日の2日間行われています。
6階のニシザワいなっせホールでは舞台発表が行われていました。
ステージではバレエ教室の生徒が練習の成果を披露していました。
2日間で去年よりも200人多いおよそ500人が出演します。
12月1日は箏演奏やダンスなどの12団体が出演します。 -
伊那市議会12月定例会が開会
伊那市議会12月定例会が29日に開会し、今年度の一般会計に7億5千万円を追加する補正予算案など17議案が提出されました。
主な事業のうち、伊那小学校の低学年用プールの防水シート劣化に伴う改修工事に1,900万円。
児童福祉施設や保育園の非常通報装置をアナログ回線からデジタル回線への交換に1,000万円。
障害者自立支援給付費に1億6,000万円などとなっています。
市議会12月定例会は12月10日から12日に一般質問、20日に委員長報告と採決が行われます。
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伊那市 来年から土曜保育の園数を集約
伊那市は2025年1月から保護者が土曜日に保育を希望する場合に受け入れる、土曜保育を行う園の数を、現在の8園から5園に集約することを29日に報告しました。
29日は、伊那市役所で伊那市議会全員協議会が開かれ、土曜保育を実施する保育園について、集約することを報告しました。
市内にある、公立保育園19園のうち、現在土曜保育を行っているのは、竜北、竜西、竜東、上の原、美篶、東春近、西箕輪、高遠の8園です。
10年前と比べて利用する園児の数が減ってきていることや、1つの園に最低4人の保育士の確保が厳しく、配置が難しくなってきているということです。
竜北と上の原、西箕輪の3園を除く5園に集約が可能であること、利用世帯に協力できるとの回答を得たことから、2025年1月4日から5園での実施を行います。
市では、新しい預け先について、保護者の希望に沿うように調整していくとしています。
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工賃アップへ「年賀状プロジェクト」
上伊那地域の障がい者就労支援事業所などが、利用者の工賃アップを目的に毎年行っている「年賀状プロジェクト」が今年も始まりました。
来年の干支「巳」が描かれている年賀状は、全部で11種類です。
上伊那の5施設およそ20人が描いたイラストがデザインされています。
年賀状プロジェクトは、上伊那の障がい者就労支援センターで働く利用者が描いたイラストをハガキに印刷し、年賀状として販売するもので2008年から始まりました。
年賀状の代金は、ハガキとは別に印刷代が50枚までは1枚50円、51枚からは40円がプラスされた金額となります。
去年は、およそ4,500枚の注文がありました。
今年はハガキの値上がりの影響もあり、2千枚~3千枚の注文を目標にしているということです。
申し込みは来月20日(金)までとなっています。
お問い合わせは、輪っこはうす・コスモスの家 電話76-3390までお願いします。
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空き家スゴロクでワークショップ
空き家問題について遊びながら学べる「空き家スゴロク」を使ったワークショップが27日、伊那市の移住・生活情報案内所すまいテラスいなで開かれました。
空き家スゴロクは空き家問題とその対策について遊びながら学べるもので埼玉県の一般社団法人タガヤスが開発したものです。
タガヤス理事の辻井啓作さんが進行を務め、チームごとに分かれた参加者はサイコロを振って自分たちのコマを進めていました。
止まったマスには空き家問題に関するお題が書かれていて、お題に沿った話し合いや解説が行われました。
「空き家は持ち主だけの問題かな」というお題で辻井さんは「空き家は所有者が対処する必要があるが、なんらかの理由で対処できない場合もある。地域事として地域でできることを考えていきましょう」と話していました。
ワークショップは、国土交通省空き家対策モデル事業の一環として、一般社団法人タガヤスが開いたもので不動産会社や行政の関係者など約30人が集まりました。 -
伊那市平和祈念館設置を求める要請書を市に提出
核兵器廃絶を訴える活動を行う、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会は、伊那市平和祈念館設置を求める要請書を27日に、伊那市に提出しました。
27日は、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会の宮下与兵衛事務局長ら4人が市役所を訪れ、福與雅寿教育長に要請書を手渡しました。
要請書では、市民や子どもが利用できる常設の「平和祈念館」を早急に設置することを求めています。
会では、2002年に平和資料館の設置について陳情書を市議会に提出していて、全会一致で採択されています。
福與教育長は「子どもたちに平和を伝えていくことは大切だ。貴重な戦争資料を保存していくことも含め、考えていかないといけない」と話していました。
会と市では、今後も継続的な話し合いを続けていくとしています。
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アルプス中央信用金庫でフードドライブ
アルプス中央信用金庫の各店舗では、自宅に眠っている食料品の提供を呼び掛ける「フードドライブ」を行っています。
フードドライブは、長野県信用金庫統一「しんきんフードドライブ」の実施にあわせて、県内の6つの信用金庫の全150店舗で一斉に行っていて、今回が初めての取り組みとなります。
受け付けているのは米やレトルト食品、カップ麺、缶詰などで、賞味期限が2か月以上あり未開封のものです。
あるしんでは各店舗にコーナーを設けて、食品ロスの削減や生活困窮者の支援として、訪れた客や職員から寄付を呼び掛けています。
フードドライブは12月6日まで行われます。
あるしんでは、集まった食料品は上伊那の社会福祉協議会に寄付するということです。
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13グループが介護予防体操披露
介護予防に自主的に取り組んでいるグループの交流発表会いきいきフェスが7日伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
発表会では伊那市内で活動する介護予防自主グループと介護予防推進員でつくる、いきいきサポーターのメンバー合わせて13グループがそれぞれオリジナルの体操を発表しました。
このうち西春近の下村元気アップ教室のメンバーはセーラー服をイメージした服装で体操を披露していました。
伊那市が養成している介護予防推進員のいきいきサポーターは、合併10周年を記念して作られた曲、「このまちいいな」を披露しました。
会場に集まった参加者は曲に合わせて一緒に体を動かしていました。
交流発表会を開いた伊那市では「発表会が参加者のつながりを深め、活動の張り合いになっている。」と話していました。
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夢は折り紙作家 箕輪北小5年の増澤君の作品展
プロの折り紙作家を夢見る、箕輪町の箕輪北小学校5年、増澤道隆君の折り紙作品が伊那市の福祉まちづくりセンターに展示されています。
増澤道隆君です。
一枚の折り紙を使い、10分ほどで二連鶴を完成させました。
増澤君の知り合いのボランティアの紹介で、福祉まちづくりセンター1階に、これまでに折った作品が展示されています。
蛇をモチーフにした、ヘルコブラという作品は、およそ2メートルの紙を使い折られています。
完成まで6時間かかったということです。
恐竜の全身骨格は、15センチ四方の折り紙21枚を使って10時間かけて完成させたということです。
増澤君は、2歳の時に祖母が折った鶴に感動したことがきっかけで折り紙を始めました。
現在は、専門の折り方の本を手本に難易度の高いものにチャレンジしています。
これまでにおよそ300種類の作品を折ってきたということです。
またこれまでにオリジナル作品を3種類考案しています。
こちらは、タンチョウ。
そして、アンモナイトです。
折り紙作品は、12月6日(金)まで、福祉まちづくりセンター1階に展示されています。
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ねんきん月間こども絵画展 園児見学
11月の「ねんきん月間」に合わせて伊那市の伊那年金事務所で「こども絵画展」が開かれています。
27日は伊那市の竜北保育園の年長園児18人が事務所を訪れ、自分たちが描いた絵を見ていました。
将来の夢がテーマで電車の運転手やアイドルなどが描かれた20枚が飾られています。
この絵画展は、年金事務所や年金について関心を持ってもらおうと、竜北保育園の協力を得て毎年開かれています。
絵画展は、30日(土)までで誰でも見学できるということです。
年金事務所では、インターネットを使い、年金情報を確認できるサービスも行っているので、活用してほしいと話していました。
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伊那市在住のスリランカ国籍30代男を大麻取締法違反で逮捕
伊那警察署は、伊那市に住む、スリランカ国籍の30代の男を大麻取り締まり法違反の容疑で12日に逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと、逮捕されたのはスリランカ国籍で伊那市ますみヶ丘在住の酪農作業員、WEERASINGHAGE NISHAN SUJEEWA容疑者34歳です。
WEERASINGHAGE容疑者は、仲間と共謀し、10月、スリランカから国際便で大麻360.46グラムを隠した荷物を自分の家に送り、輸入した疑いです。
伊那署は名古屋税関から通報を受けて長野県警の組織犯罪対策課などと共同捜査を行い、12日の午後6時7分に大麻取締法違反の容疑で逮捕しました。
伊那署によりますと、WEERASINGHAGE容疑者は容疑を認めているということです。
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高遠高校3年 登内さん国スポの弓道競技で優勝
伊那市の高遠高校3年、登内琉真さんは、9月に佐賀県で開かれた国民スポーツ大会で長野県代表チームのメンバーとして弓道競技に出場し、優勝しました。
10月31日は、登内さんと高遠高校弓道部顧問の矢部誠一教諭が市役所を訪れ、白鳥孝市長に優勝を報告しました。
登内さんは、国民スポーツ大会で、弓道競技 遠的少年男子の県代表チームのメンバーとして出場しました。
メンバーは3人で登内さんはチームの大将を務めたということです。
全国の19チームが出場しました。
県代表チームが、弓道で優勝するのは、6年ぶり3回目です。
白鳥市長は「卒業しても弓道を続けて、2028年に長野県で開かれる国スポを目指してもらいたい」と話していました。
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公衆衛生専門学校 竜西保育園の園児に歯科指導
伊那市の長野県公衆衛生専門学校の学生は、竜西保育園の園児に26日歯磨きの仕方を教えました。
26日は、公衆衛生専門学校の2年生が保育園を訪れ、正しい歯の磨き方を紹介しました。
学生は、正しい歯ブラシの持ち方や動かし方を、歯の模型を使って説明していました。
園児への歯科指導は、園児に歯磨きの習慣を身に着けてもらおうと実習の一環として毎年行われています。
26日は他に、歯についての人形劇も行われ、「好き嫌いせず食べること」や「食事の後は必ず歯を磨くこと」などを呼びかけていました。
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伊那図書館30周年 図書館まつり
伊那市の伊那図書館の開館30周年を記念し、「図書館まつり」が23日に行われました。
まつりでは、30周年を記念し様々なイベントが行われました。
情報コーナーでは、開館から30年の歩みを知ることができる軌跡展が企画されました。
伊那図書館は1994年に開館し、今年で30周年です。
まつりでは、普段は見られない閉架書庫を見学するツアーも行われました。
伊那図書館にはおよそ24万点の蔵書があり、そのうち10万点が閉架書庫に保管されています。
閉架書庫は、より多くの本を保管するため、可動式の棚が使われています。
新聞は古いもので明治34年の物もあり、データベース上で見られるようになっています。
イベントではこのほか、図書バッグ作りや、持ち込んだ本に保護シールを貼るサービスなどが行われました。
なお、伊那図書館の歴史を知ることができる軌跡展は12月1日までとなっています。
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上伊那広域消防本部 救急車2台を更新
上伊那広域消防本部は、救急車2台を更新し、入魂式が26日行われました。
26日は伊那市の上伊那広域消防本部で入魂式が行われました。
これまで使用していた車両が老朽化したため2台を更新しました。
救急車の接近をカーナビなどで一般のドライバーに知らせる機能が装備されているほか、赤色灯の発光パターンを変えることができます。
導入費用は、救急車と資機材あわせて約6,200万円です。
柿木淳一消防長は「地域住民の安全安心のためにこの車両を活用していきたい」と話していました。
新しい救急車は、伊那消防署と箕輪消防署で、27日から運用が始まります。
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伊那市中央で火事 けが人なし
26日午後8時30分頃、伊那市中央の住宅で火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市中央の木造2階建て住宅、竹平弦次さん宅です。
火はおよそ40分後に消し止められましたが、1階台所およそ19平方メートルを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
近所の住民によりますと、キッチンの鍋から火が出て家族が通報し、近所の人が消火器で消したということです。
伊那署では屋内から出火したものとみて調べを進めています。
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弘妙寺でサクラコマ合格祈願
回すと花びらが開く伊那市のご当地お土産のサクラコマの合格祈願が伊那市高遠町の弘妙寺で行われました。
サクラコマは伊那市内の製造業者有志でつくる「ご当地お土産プロジェクトチーム」が完全地産の製品作りを目的に12年前から作っています。
コマは回すと花びらが開き縁起がいいと合格祈願グッズとして販売されています。
きょうはチームメンバーが気の寺として知られる弘妙寺を訪れ合格祈願をしました。
合格祈願は毎年行われていて今年で12年目です。
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和太鼓チーム大太坊 12月7日に100回目の公演
伊那市を中心に活動する和太鼓チーム大太坊の100回目の公演が12月7日に行われます。
23日は、伊那市西春近のまつり工房で100回目の公演に向けて稽古が行われました。
1989年に「むげん隗」として発足し、2009年に大太坊となりました。
チーム名の変更やメンバーを入れ替えながら公演を続け、35年目の今年通算で100回を迎えます。
メンバー15人は、それぞれ仕事を持ちながら稽古に励んでいます。
メンバーの一人、地元南箕輪村出身の有賀芽依さんは、今年で5年目となります。
今回の公演では、オリジナル曲や、各地の伝統芸能をアレンジしたものなど10曲を披露します。
「月衣」は、月夜の幻想的な雰囲気の曲です。
「ええじゃないか」は、幕末の自由を求める民衆のエネルギーを表現したものです。
フィナーレを飾る「天地」は、コンテストで優勝した曲です。
大太坊伊那公演は、12月7日(土)午後6時半から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
チケットは、前売り3,000円で、詳しくは大太坊事務局電話78―6662までお問い合わせください。
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気温-1.2度 みはらしファームお菜洗い場開設
今朝の伊那地域は、最低気温が氷点下1.2度と冷え込みました。
伊那市西箕輪のみはらしファームでは、野沢菜などを暖かい温泉水で洗うことができるお菜洗い場の利用が、25日から始まりました。
みはらしファームの温泉スタンド横には、お菜洗い場が5か所設置されています。
毎年、野沢菜や羽広菜などの冬野菜が収穫できるこの時期に開設されています。
午前10時過ぎには、西春近と東春近の夫婦2組が、それぞれ50キロほどの野沢菜を持ち込み洗っていました。
今年は、気温が高い日が続いたことで生育が良かったということです。
洗った野沢菜は、25日に漬けて1か月ほどで食べられるようになるということです。
みはらしファームのお菜洗い場は、12月15日日曜日まで開設していて、伊那市民は1時間200円、それ以外の人は600円となっています。
なお、箕輪町のながたの湯は12月14日土曜日まで、南箕輪村の大芝の湯では12月18日水曜日まで、お菜洗い場を設置しています。
長野地方気象台によりますと、26日と27日は低気圧の影響で天気が崩れる予報となっていて、気温は25日と同じか、やや高く推移するとみています。 -
8人のクラフト作家による「小さな贈り物展」
上伊那を中心とする8人のクラフト作家による、「小さな贈り物展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
8人の作家が他の作家と被らないオリジナルの作品をそれぞれ制作し、展示、販売しています。
展示会は今回で3回目です。
8人は様々な展示会で出会ったりSNSを通じて繋がったということです。
伊那市のかわてみゆさんは、紙で花をデザインしたアクセサリーを出品しています。
伊那市のRei☆kumaさんは、コースターや小物を出品しています。
会場ではアクセサリーの制作などを体験できるワークショップも行われていて、色を付け、オリジナルの作品を作ることができます。
小さな贈り物展は、28日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の秋季公演が、中尾座で23日に行われました。
秋の公演は、継続的に伝統文化活動を応援する伊那ロータリークラブの地区補助金事業として行われました。
今回の演目は、「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、
平維盛をかくまった鮨屋を舞台に、親子関係などを描いた悲話です。
前半は、鮨屋一家のテンポのよいやりとりが笑いをさそい、後半は勘当された鮨屋の息子、いがみの権太が父に刀で刺され自分のおろかさを悔やみながら死んでいくシーンが涙を誘います。
観劇に訪れたおよそ100人は迫真の演技に見入り、見せ場ではおひねりを投げたり拍手を送っていました。
伊那ロータリークラブ地区補助金事業「中尾歌舞伎秋季公演」の模様は来年1月に伊那ケーブルテレビの121chで放送します。
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最低気温-1.2度で今季初の冬日 羽広菜まつり開催
24日朝の伊那地域の最低気温は、3時32分に氷点下1.2度と、去年より11日遅い、今シーズン初めての冬日となりました。
この日は、伊那市西箕輪でみはらしファーム羽広菜まつりが行われ、訪れた人が羽広かぶと野沢菜を収穫していました。
羽広かぶと野沢菜は、好きな分だけ収穫し、量り売りされました。
みはらしファームでは、「これから冬に向けて、それぞれの漬け方で楽しんでほしい」と話していました。
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伊那まちBASE3周年
伊那市荒井の交流拠点施設、伊那まちBASEの開設3周年記念イベントが24日行われました。
24日は親子連れなどが訪れ、餅つきをして3周年を祝いました。
伊那まちBASEは、老若男女が集える交流施設として2021年に開設しました。
子どもたちの居場所作りを軸に福祉や飲食、観光の拠点として小中学生を中心に幅広い世代の人が利用しています。
ついた餅は、ごまやきなこをまぶし会場でふるまわれました。
伊那まちBASEでは、「世代の垣根を超えた交流の場を目指していきたい」と話していました
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伊那マジッククラブ 第49回マジッククラブショー
伊那市を中心とするの手品愛好者で作る伊那マジッククラブの第49回 マジックショーが、16日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
マジックショーには、クラブの会員14人が出演し、日ごろの練習の成果を披露しました。
ハンカチやボトルが次々に現れるマジックなどを披露し、観客を魅了しました。
伊那マジッククラブは昭和47年1972年に発足し今年創立52年を迎えました。
ショーは、コロナ禍で休止した以外は毎年行っていて今回で49回目です。
発足当初からのベテランや、入会して数か月の初心者までがマジックを披露しました。
マジックショーの模様は、伊那ケーブルテレビ121チャンネルで、来年1月の新春特番で放送します。
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農福連携で野沢菜の収穫
伊那市西春近の有限会社ぱぱな農園で、「農福連携」による野沢菜の収穫作業がきょうから始まりました。
きょうは、上伊那の7つの障がい者就労支援施設の利用者と職員、あわせておよそ30人が、作業を行いました。
野沢菜を収穫したあと茎とカブの部分を切り分け、葉を選別していました。
野沢菜は1日およそ1トンの収穫を目安にしているということです。
作業は、NPO法人長野県セルプセンター協議会が就労支援施設とぱぱな農園の仲介役となり行われました。
ぱぱな農園では、上伊那の施設と連携し収穫作業を行っていて、今年で5年目です。
農福連携は、農業を施設の利用者が行うことで、働く場所の確保や工賃アップを目指すものです。
作業は来月5日までで、上伊那の8施設が参加する予定です。
収穫した野沢菜は、来年1月中旬から、全国のかんてんぱぱショップ、かんてんぱぱ通販サイトで野沢菜漬けとして販売されます。