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宮田村の福祉ふれあいまつりに子どもたちが協力
宮田村の第11回福祉ふれあいまつり(実行委員会主催)は24日、村民会館で開いた。約2千人が来場。各種催しが行なわれたが、運営に協力する子どもたちのボランティアも数多く、地域で支えあう福祉の原点にふれた。
障害者やボランティア団体が出演する「ふれあい発表」のほか、作品展などで会場は例年以上の人出。村福祉作業所や西駒郷、伊那養護学校の製品即売も賑わった。
宮田中学校の生徒会役員とボランティアサービス委員会の50人は、会場運営に協力。
来場者に配るおにぎりをむすんだり、ポップコーンや綿あめのサービスコーナーに立つなど接客に励んだ。
同生徒会の平沢翔太副会長は「ありがとうって、言ってもらえてやりがいがある。色んな人と接することができて良い経験になった」と話した。
また、開会式では宮田小、中学校の吹奏楽、東保育園の歌や踊り、宮田太鼓子ども連の演奏などもあり、子どもたちが大きく貢献した。
村社会福祉協議会の縣忍事務局長は「福祉って本当は何か身構えるものではなく、このようにみんな一緒に参加してもらうことだと思う。今後も続けたい」と話していた。 -
どろんこクラブが収獲体験
宮田村公民館の親子学級「どろんこクラブ」は24日、春から育ててきたコメとフナを収獲。楽しみながら・ス実りの秋・スを実感した。
同クラブは宮田小学校近くの水田を借りて、春先からコメづくりに挑戦。フナも放し、成長を観察してきた。
この日は、約40人が参加。親が稲刈り、子どもたちはフナを網や手ですくった。
「あそこに、大きなのがいる」「獲れたぁ」など、泥だらけになってはしゃぐチビッコ。元気な声がこだました。
10月末に収獲祭を予定。コメは全てもち米のため「餅つき」を予定するほか、フナも調理して美味しく食べる。 -
宮田中の教職員がAEDや心肺蘇生の講習を受講
宮田村の宮田中学校はこのほど、教職員を対象に心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学ぶ講習会を開いた。3時間にも及んだが、技術を習得しようと熱心に取り組んだ。
同校にAEDは配備されておらず、講習も初めて。しかし、配備が徐々に進み効果も高いことなどから、安全確保のために習熟したいと実施した。
伊南広域消防本部の署員が指導。心臓マッサージや人工呼吸などもあわせながら、使用方法を学んだ。
講義を聞くだけでなく、26人全員が実技。少しでも理解しようと、身をもって励んだ。
「学校は部活動や授業で事故がおこる可能性があり、そばに技術を持った人がいれば万が一の時の対応も違うはず。今後も継続していきたい」と松本文一教頭は話していた。 -
宮田村がアスベストの相談窓口各係に設置
宮田村はアスベスト(石綿)問題に関する住民の相談窓口を、各担当係に設置。22日までに3件の相談があったが、すべて建物に関するもので、健康被害などの報告はない。
村総務課生活環境係によると、3件はいずれも自宅にアスベストが使われているか不安に感じて相談してきたという。
村内ではアスベスト含有製品の製造企業などは確認されていない。小学校や文化会館などで、アスベストを含むロックウールが使われていた可能性があるが、現在調べている。
健康相談は住民福祉課保健予防係(85・4128)、建物に関しては産業建設課建設林務課係(85・5863)、環境相談や便乗商法などは総務課生活環境係(85・5865)が窓口。
適切なアドバイスをするほか、必要性があれば他の各関係機関に連絡するなど、対応を図る。 -
宮田村中越区と大久保区で敬老会
敬老の日にあわせて宮田村内では、町2区、町3区、大田切区、つつじが丘区、大久保区、中越区でそれぞれ敬老会が開かれた。各公民館分館が主催。余興や美味しい食事でもてなし、ともに長寿を祝った。
中越区は集落センターで開き、70歳以上の80人のうち50人が出席。分館が中心となり、手作りでアットホームな雰囲気を演出した。
踊りや歌などの演芸も。子どもと若い母親たちがダンスを披露すると、参加者は目を細め、手をたたいて喜んでいた。
近藤健一分館長は「これからも人の絆を大切にして、中越をみんなでつくっていきましょう」とあいさつした。
大久保区の敬老会は70歳以上の66人が出席。小学生が作文を発表するなど、住民一緒になって高齢者に感謝の気持ちを伝えた。
また、地区に伝わる獅子舞や各グループの出し物もあり、参加者はご馳走を口にしながら楽しんでいた。
村内の他地区は春に敬老会を行なっている。 -
宮田村のデイサービス利用者がブドウ狩りを満喫
宮田村社会福祉協議会のデイサービス利用者が21日、村内駒ケ原の農園でブドウ狩りを楽しんだ。たわわな実をさっそく口に運び、「甘くて美味しい」と秋の味覚を堪能した。
平沢秋人さん、明子さん夫妻の農園が毎年快く受け入れているもの。21日までに5回に分けて、計50人ほどの高齢者がブドウ狩りを満喫した。
この日ももぎたての「ナイアガラ」を味わい、絶品の甘さに大喜び。「いっくらでも食べれるに」と、次々とほおばった。
外で食べる開放感と、味の良さで全員大満足。みんな笑顔で会話も弾んだ。 -
宮田駅前の開発に向けて懇談会を早期開催へ
宮田村で長年懸案となっているJR宮田駅前の開発について清水靖夫村長は20日、地権者らを集めて懇談会を開きたい意向を明らかにした。「村にふさわしい玄関口を」と以前から議論があったが、関係者を一同に介す形での具体的な話し合いは、開かれれば初めてとなる。
村議会一般質問で答えたもの。「現状を放置しておくわけにはいかない」として、早期の開催を示した。
村の都市計画などでは、駅前を広場にしたり、周辺の中心商店街の活性化などが盛り込まれている。
しかし、実際は地権者の問題もあり、具体的には進んでいない。
村産業建設課によると、駅周囲の土地はJRが所有するが、駅前の地権者は大小含めて10数件、県道までに広げるとさらに増えるという。
「個々に話しはあったようだが、関係者がまとまった形で話し合いのテーブルにつくことは、今までなかったと思う」と同課。
駅前は空き地などもあることから、村内には玄関口としての有効活用や活性化を求める声も根強い。 -
浄水場施設屋根にアスベスト使用か?「水に影響はなし」
宮田村新田区の上の宮浄水場の施設建物の屋根に、アスベスト(石綿)が使われている可能性があることが分かった。
21日の村議会産業建設委員会で報告。調査中だが、水はタンクや配管内にあり、村は「直接ふれることはなく、上水道に影響を及ぼすことは考えられない」としている。
村内ではアスベストを含む可能性があるロックウールが、宮田小学校の階段や一部の教室に露出する形で見つかったほか、文化会館、町2区の公務員住宅にも天井裏などに吹き付けてあることが分かっている。いずれも含有や飛散を調べている。 -
バイパス期成同盟会宮田村も加入へ
沿線市町村などでつくる国道153号伊那バイパス促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)が宮田村に加入を要請していた問題で21日、宮田村議会産業建設委員会は「入会して協力すべき」と集約。一方「村内だけをみれば、別ルートでバイパスを設けなくても、現国道の拡幅などで十分対応できる」といった意見もあり、主体性を持って参画するよう清水村長に求めた。
ルートの見通しが立っていない宮田村は、沿線自治体で唯一、同盟会への加入を見送ってきた。
この日の委員会では「道路はつながってこそ意味を持つ。宮田だけが抜けているわけにはいかない」と、大筋では加入で意見が一致。
しかし、「狭い宮田に国道、農道、バイパスと3本の道路が通ったら、土地活用に影響が出る」などの指摘もあり、村内ルートは現国道の拡幅改良を主張すべきとの意見も複数挙がった。
また、「計画にある28メートルの道路が本当に必要か」など実現性を問う声もあった。
清水村長は同委員会の意見を受けて、28日の議会最終日に正式に加入を表明する見込み。 -
宮田村の旧不燃廃棄物埋立地の廃棄物撤去費用7500万円に
宮田村が河川改修のため国に売却した太田切川沿いの旧不燃廃棄物埋立地の埋立ゴミの撤去処理費が、7500万円余りにのぼっていたことが21日分かった。処理費は全額村の負担。処理場の土地の売却収入は約6700万円で、差し引くと800万円ほどの赤字となる計算だ。厳しい村財政のなか、思いがけぬ多額の出費となった。
国が護岸工事するため掘り起こした結果、廃棄物が混入した残土が3100立方メートルに及んだほか、タイヤ675本、金属くず15トン、コンクリート73立方メートル、アスファルト3・9トン、木くず64立方メートルに達した。
埋立地は1984年まで使用。20年が経過して当時の資料が残っておらず、着工するまで埋立量は分からなかった。
村は21日の村議会産業建設委員会に処理状況を説明。未着工部分についても廃棄物があり、村の負担がさらに増大する可能性があることも示したが、議員たちは「これ以上出ないことを祈るしかない」ともらした。
28日の議会最終日に補正予算案を提出し、契約の議決も行なう。 -
行政提案制度など導入し、宮田村が職員意識と行政改革推進へ
宮田村議会9月定例会は20日、清水靖夫村長が7月の就任後初の一般質問に立った。村職員の意識と行財政改革を推進するため、庁内からアイデアを自由に募る「行政提案制度」の導入を発表。節減対策として環境省が進める「エコアクション21」の認証、登録も目指すとした。同じく公約に掲げた産業振興策では、特産品開発と観光の両面を検討するプロジェクトを早期に発足する考えを示した。
行政提案制度は、職員自らが役場の業務や施策、むらづくりなどに関して提言。効果を認めた場合は「奨励金」を提案者におくる考えも示し、村長は「職員のやる気を喚起させたい」と説明する。
国際基準のISO14001をベースに、環境への取り組みを効率的に運用、評価しようと誕生した「エコアクション21」について村長は、「財政の経費節減の発想につながる」との考えを示し、早期の導入を示唆した。
村長はさらに庁内改革の具体策として、行財政評価制度の来年度からの本格導入、職員の地区担当制の機能強化を打ち出した。
評価制度は外部評価や人事についても検討する考えを示した。 -
宮田ブランドの開発を
宮田村の清水靖夫村長は20日、特産品づくりと観光の両面を検討するプロジェクトを早期に立ち上げると言及。「山ぶどうに続く・ス宮田ブランド・スを開発するため、具体的に取り組む」と考えを明らかにした。村議会一般質問で答えた。
農・工・商の連携を基本とし、各関係機関参加による組織を早期に立ち上げ。
「観光資源の有効活用も一体的に考える」とし、村の観光拠点が点在する新田区の通称「西山山麓」の活性化、観光ルート化もあわせて研究していく考えを示した。
ただ、村は呼びかけを行なうとして、話し合いは民間主導で行ないたいと説明。「協議の内容によって、行政の関わり方も見えてくる」とした。
また、産業振興では企業誘致も積極的に推進するとして、同様にプロジェクトを立ち上げると説明。既存用地の整備のほか、農業振興と調整しながら、新たな工業用地の設定も検討する姿勢をみせた。 -
宮田村プラムの里敬老会で、上伊那2番目長寿の平澤さんらを祝福
宮田村新田区の介護老人保健施設・プラムの里は19日、敬老会を開いた。上伊那2番目の最高齢で107歳の平澤由子さん=町3区=をはじめ、100歳以上の長寿、米寿、喜寿の入所利用者16人に記念品を贈った。
普段は静かな時間を過ごすことが多い平澤さんだが、時には施設職員と一緒に歌を口ずさむことも。
この日は清水靖夫村長から記念品が渡され、会場に集まった利用者や来賓約200人の祝福を受けた。
105歳の酒井けいさん、102歳の森はま江さんも元気に出席。米寿の10人、喜寿の3人とともに、施設を運営するしなのさわやか福祉会の鷹野準理事長から記念品を受け取った。
代表して米寿の内藤かね子さんが「私たちは軍国で厳しい時代を過ごしてきたが、今こうして皆さんのお世話になりながら暮らせるのは幸せ。感謝の毎日です、本当にありがとう」とあいさつ。
駒ケ根市の詩吟グループ「青藍之会」が歌や演舞を披露するなど、訪れた地域の人たちも一緒になって、利用者全員の長寿と健康を願った。 -
町2区敬老会
宮田村の町2区分館(塩沢高史分館長)は18日、05年度敬老会を宮田小学校体育館で開いた。148人の招待者(70歳以上)のうち48人が出席し、区民心尽くしの長寿の祝福を受けた。
出席したお年寄りらはステージ前に全員が集まって笑顔で記念写真に納まった後、晴れやかな表情で乾杯。祇園囃子保存会の越後獅子で始まった区民らによる歌や踊りなどの演芸をさかなに酒を酌み交わしながら「長生きはするもんだ」「まだまだ元気で頑張らにゃあ」などと和やかに話し合っていた=写真。 -
大久保区ボランティア
初の試みとして環境整備や道普請などの区の作業を今後区民有志らの手で行っていくことを決めた宮田村の大久保区で18日、自主参加による最初の作業が区内4カ所で行われた。約40人の住民が参加し、集落センター周辺の草むしりなどの環境整備や河川敷のアレチウリの駆除、道路の路肩・路面整備などの作業に汗を流した。
ごみの不法投棄が増えている伊那峡の森の中では不心得者に投棄を思いとどまらせようと、道路の谷側にロープを張る作業が行われた。約300メートルにわたって100本以上のくいを打ち込み、ロープを3段に張っていく手間のかかる作業だが、重機なども使って手早く進められた=写真。
細田文徳区長は「今までの全戸参加だと、強制されている窶狽ニいう気持ちがどうしても消えないものだが、有志による自主参加だとやっぱり雰囲気が違うね。今日の参加者は積極的に作業に取り組んでくれているから能率も段違いだよ」と満足そうに話した。
同区は今後も作業があるごとに全戸にチラシを回覧し、参加者を募っていくことにしている。 -
ビオトープでメダカ捕り
宮田村の「自然を呼び戻す会」(加藤一彦会長、45人)は18日、子どもたちに自然に親しんでもらおうと同村南割のビオトープでメダカやフナを捕る会を開いた。
晴天に恵まれたビオトープには網やバケツを手にした親子連れらが次々と訪れた。子どもたちは最初はこわごわ泥に足を踏み入れていたが、しばらくすると慣れたのか水の中を自由に歩き回り、メダカやフナやドジョウなどを捕まえては「捕れた」と歓声を上げるなど、ありのままの自然を満喫していた=写真。
約1ヘクタールのビオトープは、生き物が住む自然環境を次世代に伝えようと会員らが約7年前に整備を始めた。
◎ビオトープとは
ビオトープ ドイツ語で「生き物の住む場所」。生物が自力で生きていくことのできる自然環境を備えた森林や湖、沼などの場所を指す。 -
宮田小の運動会
宮田村宮田小学校は17日、大運動会を同校庭で開いた。バラエティに富む23競技に、子どもたちは全力投球。練習の成果と団結力を発表した。
紅白に分かれて対戦。チームを勝利に導こうと、かけっこなどで力の限りを尽くした。
綱引きや騎馬戦、大玉送りなど、心を一つにして戦う場面も。団体戦の楽しさも感じながら、友達と力をあわせた。
最後は紅白リレー。代表がチームの栄誉を背負って力走し、白熱した。 -
宮田村町2区100歳の小木曽さんを敬老訪問
宮田村は敬老の日にあわせて、100歳以上の高齢者などを対象に敬老訪問。16日は清水靖夫村長が町2区の小木曽とくさん(100)宅を訪ね、祝い金や記念品を渡した。
とくさんは駒ケ根市内の老人施設に入っているため、代理で光明さん、広子さんの息子夫婦が受け取った。
「おばあちゃんは元気かね」と村長がたずねると、光明さんらは「耳が少し遠いが、私らより元気がいい」と、とくさんの日常生活の様子を話した。
今年3月に100歳を迎えたが、医者にかかったこともなく、薬を飲むこともないという。
好き嫌いもなく何でも食べるのが健康の秘訣。村長は「だからこそ、昔の人はみんな元気。これからも長生きしてほしい」と話していた。
村は80歳以上の高齢者に祝い金、88、90、95、99歳の節目や100歳以上の人には記念品も贈呈。民生員が自宅などを訪問し、健康状況を聞きながら渡している。
村内の100歳以上は3人で、今年100歳を迎える1人を含め全員が女性。最高齢は107歳の平澤由子さん=町3区=で、19日に村長が敬老訪問する。 -
宮田新村長就任後初の一般質問20日に
宮田村議会9月定例会は連休明けの20日に、一般質問を行う。7月に当選した清水新村長の考えを聞こうと、議長を除く11人が登壇。村長が選挙公約に掲げた官民協働や産業振興、福祉対策などを中心に、具体化に向けた取り組みを聞く。
産業振興面の質問が目立ち、新たな商品開発に向けた開発研究機関の必要性、企業誘致、観光活性化策など、村長の考えを質す。
また、行財政改革や庁内の意識改革も挙がっており、民間の活力、協働の進め方とあわせて具体的な政策も問う。
福祉対策では人口1万人のむらづくりを踏まえて、子育て支援関係の質問が中心。
各議員は村長に理念だけでなく、具体性を帯びた回答を引き出したい構え。厳しい村財政をふまえながら、活力の部分を注視している。
初の一般質問を前に村長は「議員の皆さんからも積極的な提言がほしい。一緒になってつくりあげていきたい」と話す。 -
地域のことはボランティアで、宮田村大久保区が新たな取り組み
「やらされる」から「やってみよう」に転換を‐。宮田村大久保区は区で行う作業について、全区民を対象に参加者を募り、今後はボランティア方式で進めることにした。強制ではなく、自主的な住民参加を促したい考えで、細田文徳区長は「地域のことについて、できることは自分たちの力でやっていきたい」と話す。
同区は環境整備や道普請などの作業について、今までは各戸1名の参加を求めてきた。
しかし、区民の地域づくりの意識を高めようと、ボランティア方式を考案。作業があるごとにチラシを全戸回覧し、有志に参加してもらう。
初めての作業はきょう18日に実施。不法投棄が激しい伊那峡一帯に防止用のロープや看板を設置するほか、危険個所の路面整備、集落センター周辺の環境美化など、分かれて行なう。
ボランティアに参加の制限はなく、子どもから高齢者まで歓迎。今後も随時作業を実施する。
名称は「大久保ボランティア」に決まったが、組織的な縛りやメンバーなども固定しない。
興味があったり、自分のできそうな作業に自主的に参加してもらう考えで、細田区長は「臨機応変に動ける体制にしたい」と話している。 -
宮田大学がコケ玉づくり
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」は16日、コケ玉づくりに挑戦。山野草を組み合わせるなど、オリジナルの作品を完成させた。
約40人の学級生の大半が初体験。白鳥剛公民館長の指導で、団子状に丸めた土の表面に、コケを丁寧に張りつけていった。
持参した山野草などを植え付け、独創性あふれる仕上がりに。「形をつくるのが難しかったけど、人ぞれぞれで面白い」と他人の作品と比べながら、ワイワイにぎやかに取り組んでいた。
作品は11月5、6日に開く村の文化祭に出品する予定。「玄関に飾る。家でもつくってみたい」と、意外と簡単にできるコケ玉は好評だった。 -
宮田中1年1組がなごみ家にミニトマトを
宮田村宮田中学校1年1組は15日、栽培しているミニトマトを村の福祉交流施設なごみ家にプレゼントした。「本当にありがたい」と感謝され、生徒たちは「美味しく食べてもらえたら」と喜んだ。
同学級は今年、「村の福祉と関わりを持とう」と総合学習を展開。3つの班に分かれ活動しているが、そのうち野菜班は自分たちで栽培したミニトマトをなごみ家に持参し、利用者との交流も深めている。
今回が3回目となったが、生徒たちが丹精こめたミニトマトは毎回、利用者らに振る舞われて絶賛。小林茜さんは「持ってきて喜んでもらえると、うれしい」と話した。
昨年開所したなごみ家は高齢者や障害者が利用するほか、一般住民も参加して運営。松崎百夏さんは「今まで来たことがなかったが、お年寄りの皆さんとふれあえる機会を持てた」と語り、交流が深まることを楽しみにしていた。 -
カナダ研修の宮田中生徒が村長に帰国報告
夏休みを利用して約2週間カナダで研修した宮田村宮田中学校2年生の5人が13日、役場を訪れて清水靖夫村長に帰国報告した。語学や異文化を学ぶだけでなく、人へのやさしさを肌で学んだと振り返った。
研修は同村と伊那市、箕輪町、高遠町、南箕輪村、長谷村が合同で実施。7月末から13日間の日程で、カナダ南部のレスブリッジ市に滞在した。
宮田中から参加した飯島あゆみさん、小林紗枝さん、田辺澄さん、小田切ひかりさん、上田成剛君も、別々の家庭にホームステイ。家族の一員となり異国の生活を体験した。
この日は、カナダで見聞きした体験談を報告。福祉の違いを学びたいと目標を持っていた小林さんは、「現地の施設の大半はバリアフリー」と話し、障害者らの社会参加も進んでいると村長に説明した。
他の4人も積極的にホスト家族や現地の人と交流できたと報告したが、親切にしてもらったことを今回の旅の印象に挙げた。
新津吉明校長は「人に優しくすることは・ス万国共通・ス。良い勉強になった」と話し、清水村長は「親切にしてもらった気持ちを、今後の生活で大切にして」と呼びかけた。
5人は14日朝に同校でも報告会を開き、全校生徒に研修の成果を発表した。 -
改革プラン策定で行革委員会を召集
国が各自治体に行財政改革の具体的な指標づくりを求めている「集中改革プラン」の策定で、宮田村は条例に定めている行政改革推進委員会を召集し、住民の意見を聞きながら進めようと、計画している。14日の9月村議会開会あいさつで、清水靖夫村長が明らかにした。
同委員会は公募委員男女各3人、商工会、農協から各1人で構成。村が02年から04年にかけて実施した行財政改革では、村長に答申するなど中心的な役割も果たした。
集中改革プランは本年度末までに策定。事務事業の再編、民間委託の推進から職員給与、第3セクターの見直しなどまで、具体的な数値目標を盛り込むよう求めている。
村は庁内で叩き台となる素案をつくり、同委員会に示して協議する考え。総務課は「村のひとりよがりにならないよう、問いかけをしながら策定を進めたい」としている。
委員は新たに選任し直す予定だが、開催時期などは未定。 -
花壇コンクールで宮田中が優良校
県などが主催する学校花壇コンクール(FBC)の県中央審査の結果がまとまり、宮田中学校は優良校に選ばれた。
同コンクールには県内の小学校83校、中学校49校、養護学校3校の計135校が参加した。
宮田中は2年連続で地方審査を突破。大賞の長野市信里小学校や大臣賞推薦校に選ばれた長谷村の長谷中学校などには及ばなかったが、入賞に輝いた。
全校に公募したデザインから3年3組伊藤蓮美さんの作品を選び、緑化委員が中心となって整備。夏休みも交代で水やりや手入れを欠かさなかった。
大きな花と、降り注ぐ太陽、恵みの雨を、サルビアやマリーゴールドなどで表現した花壇は学校玄関前に設置。今が満開で、訪れる人たちの目も楽しませている。 -
宮田村商工会がお買い物ラリー
宮田村商工会商業部会(鈴木正文部会長)は30日まで、ディズニーリゾートペア入場券などが当たる恒例の「お買い物ラリー」を実施している。協賛店で500円以上の買い物をするとスタンプがもらえ、4店舗分集めると、参加賞のほか抽選で豪華賞品が当たる。
村内の商店で買い物を楽しんでもらおうと企画。4年目を迎え好評で、千円から5千円の商品券計60本も用意した。
揃ったスタンプは、10月2日に村内新田区のふれあい広場で開く商工祭の会場に午前10時から午後1時までに持参。
参加賞と交換するほか、豪華賞品の抽選にもエントリーできる。(当日来られない人は26日から30日までに商工会で交換)。
ラリーに関する問い合わせは村商工会85・2213まで。 -
村議会開会で、新井教育長を教育委員に再任
宮田村議会9月定例会は14日開会し、教育長の新井洋一氏(63)を教育委員に再任する人事案件をはじめ、上程した20議案のうち6議案を即決した。
新井氏は村役場出身で、総務課長などを歴任。昨年9月小林守氏が教育長を任期途中で退任し、後任の教育長に就いていた。
16日の教育委員会定例会で教育長に互選される見通し。任期は10月1日から4年間。
清水靖夫村長は再任理由について「豊富な経験と人格が備わった適任者」と説明し、新井氏は「村民の協力を得て一路まい進する」とあいさつした。
また、清水村長は、小学校、文化会館、公務員住宅に使われている可能性が高いアスベストについて、最終的な調査結果は2カ月後になる見通しを説明した。 -
土地売却収入を上回る撤去費用に困惑
宮田村が河川改修のために国に売却した太田切川沿いの旧不燃廃棄物埋立地について、売却収入を上回る埋め立てゴミの撤去費用が発生していたことが分かった。撤去費は村の負担となり、開会中の9月議会に補正予算案を上程。「河川改修は必要な事業だが、過去の負の遺産がこんな形で村財政に影響を及ぼすとは」と村産業建設課は話している。
旧廃棄物埋立地は1984年まで使用。今年6700万円で国に売却し、床固め工の建設に入った。
しかし、廃棄物の埋立量については、過去の資料がなく、着工後の試掘によって判明。現在「最終的な撤去費用は調査中」(村産業建設課)だが、売却費用を上回っている。
撤去費は村が全額負うが、結果的に売却が村の新たな財政負担を生み出すことに。
同課は「埋立量が事前に分かっていれば、上乗せして国とも土地の価格交渉もできたが、全く資料がない。地形も入り組んでおり、着工して試掘してみなければ分からなかった」と説明する。
今後、未着工部分についても埋立ゴミの撤去が発生するとみられ、村の負担はさらに増大する見通しだ。 -
ヨーロッパ旅の思い出焼き物展
宮田村の小田切嫩子(わかこ)さんが欧州を旅行した際に買い集めた美しい焼き物や陶磁器のコレクションを一堂に集めた展示会「ヨーロッパ旅の思い出焼き物展」が駒ケ根市菅の台大沼湖畔のギャラリーKomorebi(こもれび)で19日まで開かれている。日本製には見られない色彩とデザインが新鮮なスペイン、トルコ、ハンガリー、チェコなどの皿、カップ、ポットなど約80点を展示している=写真。
小田切さんの一番のお気に入りはイスラム文化の香り漂うトルコ製のポット。「最近のトルコの品は昔に比べ、鮮やかな原色を多く使った物が多い。これもまたとても素敵ですね」と話している。「次はぜひドイツにも行ってみたい」窶煤B素晴らしいコレクションはさらに充実したものになりそうだ。
小田切さんは女子美術大卒。信州美術協会、伊那美術協会会員。
入場無料。午前10時窶伯゚後5時。問い合わせは森の喫茶店「エーデルワイス」(TEL83・3900)へ。 -
小・中学生防犯ポスター審査会
県防犯連合会、県警察本部が小学4年窶白・w3年生を対象に募集した防犯ポスターの審査会(駒ケ根警察署管内)が13日、駒ケ根署で行われた。寄せられた227点の作品をアイデア、オリジナリティなどを基準にして審査した結果、県審査に送付する6点と、伊南防犯連合会賞入選作46点が選ばれた。
審査に当たったのは赤穂高校美術科教諭の宮尾千恵里さんのほか駒ケ根署の向山静雄署長、大日向明次長ら5人。審査員は「これは標語がいいね」「よく目立つ色だ」「良いポスターが多すぎて困るな」などと話しながら苦労して作品を選び出していた=写真。
県審査は10月に行われる。伊南防犯連合会賞入選作品は年末特別警戒期間中、管内の市町村を巡回するポスター展に展示される。
入選したのは次の皆さん。
◇県出品作品=桐山はるか(飯島小4)百瀬大夢(赤穂小5)林聖也(飯島小6)田中咲貴(飯島中1)松下菜美(宮田中2)川頭匠(赤穂中3)
◇伊南防犯連合会賞▼金賞=藤澤拓也(飯島小4)門平真歩(中沢小5)湯沢かりん(赤穂南小6)北澤杏奈(宮田中1)保科蘭(宮田中2)冨田実花(赤穂中3)▼銀賞=金堂茜音、芦部賢太(以上飯島小4)馬場彩乃、伊東玲菜、那須野美月(以上赤穂小5)下島仁美、前沢優圭(以上赤穂小6)亀田明希(赤穂南小6)酒井佑貴(飯島小6)佐々木亜依(赤穂中1)木下沙弥佳(宮田中1)久保口聡(飯島中2)湯沢奈央美(宮田中2)中原景、中嶋智貴(以上赤穂中3)▼銅賞=高坂道明、池上美和、小林亮輔(以上飯島小4)吉美桃子、米澤実花(以上中沢小5)原夢芽帆、小田切春香(以上赤穂小5)北原結奈(赤穂東小5)飯塚優帆(赤穂小6)北原芙那美(中沢小6)野中将大、田中みどり(以上宮田中1)横山今日子(飯島中2)松尾沙紀(赤穂中3)▼佳作=吉岡祐貴(飯島小4)竹内珠陽(七久保小5)丹羽夏輝(飯島小5)望月愛里(赤穂小5)宮下穂波(中川西小6)石口真衣(赤穂小6)竹村歩(中沢小6)池田匠太(赤穂中1)倉田廉(赤穂中2)片桐夕貴、小松由季(以上飯島中3)