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カナダ研修に宮田から5人が出発
カナダの一般家庭でホームステイし、研修する宮田村の宮田中学校2年生5人が26日、村役場を訪れて、小林修助役に出発のあいさつをした。きょう31日、中部国際空港から出発する。
研修は同村と伊那市箕輪町、高遠町、南箕輪村、長谷村が毎年合同で実施。13日間の行程で、カナダ南部のレスブリッジ市に滞在する。
生徒たちは「ホスト家族とたくさん話がしたい」「(福祉)施設に興味があるので、日本と比べてみたい」と抱負。
小林助役は「海外へ行くことは大きなプラスになり、自分の成長につながるはず。健康だけには気を付け、楽しい旅にして」と激励した。 -
宮田村商工会青年部がリンゴオーナー家族対象にキャンプ
宮田村商工会青年部は30日、「リンゴオーナー制度」の契約会で来村した県外家族を対象に1泊2日のキャンプを宮田高原で開いた。多彩ななイベントを用意。都会の子どもたちは目を輝かせて、自然体験を満喫した。
高原の活性化を図ろうと、青年部のふるさと創造委員会が中心になって実施。2年目の今回はアスレチック遊具を整備するなど、全て手作りで7家族45人を迎えた。
火おこしや薪割(まきわり)、くんせいづくりなど、日常の生活では体験できない企画を用意。木こり体験は人気を集め、高原に生い茂ったカラマツの間伐に挑戦した。
のこぎりを使って枝打ちしたり、高さ五メートルほどの木を伐採。「メキメキバキン」と倒れる木に歓声も。親子が作業に汗を流し、貴重な思い出をつくった。
愛知県春日井市の酒匂憲さん家族は8人で参加。「いつもリンゴオーナーで宮田には来ていたが、高原があることは初めて知った。別天地ですね」と楽しんでいた。
創造委員会の春日真一委員長は「このような機会に自然に親しみ、心豊かになってもらえれば」と話した。 -
評価シートをもとに審議
宮田村の来年度から5年間の施策方針を示す「第4次総合計画後期基本計画」を検討する村総合計画審議会は29日開き、本年度までの計画実績を示した「評価シート」をもとに議論した。改築が先延ばしになっている中央保育園の取り扱い明確化などが意見として挙がるなど、各分野ごと具体的に話し合った。
評価シートは本年度まで5年間の「前期基本計画」を項目別に列挙し、村の担当部署が自己分析。現状と課題を示し、後期計画でどのように取り扱うか4段階で評価した。
「維持」と評価した保育の充実や子育て支援について、ある委員は「漠然としており、もっと力を入れるべき」と意見。
別の委員は中央保育園の改築が財政的に困難と指摘し「保育を強化、充実するために具体的な施策を示すことが必要」とした。
そのほか産業振興策について、「村がどのように関わっていくか具体的にして、財政支出のあり方なども明確にしたほうが良い」といった意見もあった。
村は8月末に地区懇談会を開き、後期基本計画策定に向けて幅広く住民の声を聞く。次回8月24日の審議会からは、村が後期計画の具体的な施策を示し、議論を深める。 -
宮田村から5人が全国へ
宮田村から全国高校総体(インターハイ)と全国中学校体育大会(全中)に出場する5人が28日、村役場を訪れ、清水靖夫村長に健闘を誓った。村の子どもたちの活躍に関係者は沸いているが、村長は「健康に気をつけ、ベストを尽くして」とエールを送った。
上伊那農業3年の中塚陵太君=町3区=が陸上1500メートル走、新体操団体で伊那西1年の大沢ひとみさん=南割区=、弓道個人で赤穂3年の細田将弘君、赤穂1年の三澤杏奈さん=大原区=はフェンシング個人で、それぞれインターハイに出場。宮田中3年の那須野諭君は全中の水泳200メートル自由型に出る。
5人の競技歴はまちまち。幼い頃から続けている人もいれば、高校に入ってから始めて力を伸ばしたケースも。しかし、誰もが厳しい練習を続け、全国出場を勝ち取った。
村長を前に、中塚君は「悔いのないように走り、決勝に残りたい」と力強く抱負。三澤さんも「練習の成果を発揮したい」と話すなど、それぞれが力強く目標を誓った。
村内でこれだけ多くの子どもたちが、全国出場を決める年は少なく、教育委員会は「本当に頑張っている」と手放しで活躍を喜ぶ。
インターハイは8月1日千葉県で開幕、三重県で開かれる全中で那須野君は8月22日に登場する。 -
どろんこクラブのジャガイモ掘り
宮田村公民館の親子学級「どろんこクラブ」はこのほど、今が旬のジャガイモ掘りを体験。暑さも忘れて、土に親しんだ。
大久保区の吉沢小百合さんが協力し、畑を開放。子どもたちはさっそく、土を掘り、ジャガイモを探し当てた。
近所や親戚が栽培していても、ジャガイモ掘りは初めての参加者が大半。大きな袋に一杯詰めてもやり足りない様子で、袋を余分にもらって作業を続けた。
蒸し返すような暑さだったが、子どもたちはヘッチャラ。「こんなに大きいのが獲れた」と満面の笑みを浮かべていた。 -
七輪でウナギ蒲焼き
土用の丑の日の28日、宮田村町1区の宅幼老所「わが家」(大石ひとみ代表)では、七輪を使ってウナギを蒲焼き。利用者は昔懐かしい炭火の風味を堪能し、「本当に美味しい」と喜んだ。
「たくさん食べて夏場を元気に乗りきってほしい」と考えた大石さん。自宅から七輪を持ちこんだ。
ウナギのほか、ホタテやイカ、みりんぼし、ウインナーなども一緒に焼き、辺り一帯は炭火の香りが充満。ビールをグラスに注ぎ、夏の料理の醍醐味を満喫した。
「炭火だで、ちょっと違うに」とスタッフ。おじいちゃん、おばあちゃんはコンガリと焼きあがったウナギを口に運び「本当。いい味だなー」と笑顔が広がった。 -
金メダル獲得宣言で、未来ある後輩を激励
宮田村出身で来年2月のトリノ冬期五輪に出場が期待されるスピードスケートの新谷志保美さん(25)が26日、母校の宮田中学校で講演。世界記録を出して五輪では金メダルを取りたいと力強く宣言し、「皆さんも高い目標を持ち、その夢を実現させるためには何が必要か考えてみて」と後輩たちを激励した。
目標に向って取り組み、課題を一つひとつクリアしていく喜びを語る新谷さん。
「まだ頑張れる、まだ変えていけるって高い所を目指してきた。求めることがなくなったら、終わってしまう」と話した。
夢の実現には「今、自分が何をすべきか」考えることが必要と指摘。「私は強くなるために、コーチにどのように関わってほしいかも考える。周囲のサポートも視野に入れたほうが、うまくいくと思う」と説明した。
半年後に迫った五輪について「結果を出すためには、自分をどこまで追い込めるか。どんな練習をしたら良いか、逆算しながらやっている」とも。
成績不振だった昨季を冷静に分析し、攻めの姿勢で練習に励んでいる今の姿を話した。
PTAの主催で、全校生徒と保護者が聞いた。丸山沙織生徒会長は「先輩が世界で活躍していることを誇りに思う。私も高い目標を持って、進路を切り開きたい」と話した。 -
「イーナちゃん楯市町村大会」
伊那市の「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)の「イーナちゃん楯市町村大会」が27日、西箕輪のマレットパークはびろであった。辰野町から駒ヶ根市まで8市町村から、150人が集まり、優勝を競った。
今年で3回目。天候もよく、木々に囲まれたコースは涼しく、マレットゴルフ日和。参加者の一人は「いろいろな人と一緒にマレットゴルフが楽しめてよかった」と感想を話した。
結果は次の通り(市町村名なしは伊那)。
▽男子 (1)宮下近夫(117(2)松川幸夫118(3)池田修治(宮田)119(4)大沢昭人119(5)向山良人119(6)藤沢幸雄(箕輪)120(7)北原忠義121(8)林初雄121(9)有賀政也122(10)渋谷雍裕122
▽女子 (1)鈴木光子(南箕輪)119(2)白鳥栄子119(3)小平貞子119(4)林清子120(5)塩沢トシ江121(6)池田紀子123
▽ホールインワン 田中宏、小沢恒二郎、赤羽篤、木村庄蔵、広瀬良治、千葉謙、林清子、田中悦子、池田紀子、山崎和子、須山しづ子、下平輝佐子、渋谷香代子、佐々木琴代 -
宮田小学校終業式
宮田村の宮田小学校は27日、終業式を行った。有意義な夏休みにしようと、1学期の成果と課題を振り返った。
2年の松下志帆さん、保科美帆さん、4年の塩澤凛さん、6年の新谷丈爾君が1学期の思い出を作文で発表した。
4人とも勉強や運動など、課題を克服して力が伸ばせたと報告。注意されたことなどは、2学期に直したいと決意した。
各教室でも1学期を見直したが、1年生は初めての通知表にドキドキ。お世話になった校舎をきれいにしようと、雑巾がけをする姿もあった。 -
新村長が助役、教育長の留任方針を明らかに
27日に初登庁した宮田村の清水靖夫村長は、助役、教育長の留任を希望し、職員人事も変更しない方針であると伊那毎日新聞の取材に答えた。
行政に精通している村職員出身の2人の理事者の力が必要として、課長級以下の人事についても「春に異動があったばかりで、事業の継続、拡大を図るためにも現状維持が適当」と見方を示した。
清水村長は民間出身を強く打ち出して初当選しており、人事も注目されたが、バランスを重視した格好になりそうだ。 -
新村長が初登庁
前村長の退任に伴う宮田村長選で無投票初当選した清水靖夫新村長は27日朝、住民も見守るなか初登庁した。就任式では約100人の職員に「まず皆さんとコミュニケーションし、互いの信頼を深めたい」と呼びかけ。信頼関係を住民に広げ、官民協働の意識を高めると話した。
新村長は職員の積極的な対応を求め「行政をよく知らない私に、皆さんから肩をたたいて(アドバイスもして)ほしい」とも。
住民に信頼される行政も掲げ、「外から見て頑張っていると言われる役場にしよう」と訴えた。
産業連携による地域おこしやものづくりの推進も示し、「いずれも官民一体の戦略が必要。話しができる環境をつくる」と説明。村全体が同じ目標に向って、互いに問題意識を高めることが必要と繰り返した。
初登庁する新村長の姿を見届けた町1区の女性は「人の話しに耳を傾け、村を良くしてほしい」と期待。
30代の役場職員は「職員の意識もそれぞれ違うが、今後は変わってくると思う。伸ばす厳しさを持って、民間の活力を入れてほしい」と話した。 -
東保育園の夏祭り
宮田村東保育園の夏祭りは21日夕、同園で開いた。保護者家族らも参加してさまざまな催しでにぎわったが、年長園児が企画したお化け屋敷と忍者屋敷が大好評。変装した可愛らしい子どもたちが出迎えた。
年長園児はこの日のために工作。来てくれた人に楽しんでもらおうと、色々な仕掛けをつくった。
忍者屋敷では、格好も決まったチビッコ忍者が登場。来場者を驚かせたり、楽しませたりしていた。
保護者や職員による出店のほか、親子フォークダンスなど雰囲気は最高。花火も打ちあがり、思い出をつくった。 -
自律学級の子どもたちが喫茶店
宮田村の宮田小学校自律学級5、6組の子どもたちが25日、校内で喫茶店を開いた。店員となり、客として訪れた教職員を接待。注文品を運んだり、簡単な調理の補助もするなど、忙しく働いた。
いつも学習している教室をお店にして、ピザやお好み焼き、ケーキ、ジュースなど多彩なメニューを用意。次々と訪れる教職員から注文を取った。
「いらっしゃいませ」と笑顔で元気に応対。客が座るテーブルまで注文品を丁寧に届けた。
喫茶は昨年に続き2回目。「いつもこんな喫茶店があったらいいのに」と教職員たちは、児童のいきいきした姿に目を細めていた。 -
那須野君が水泳で全国出場
8月22日に三重県で開かれる全国中学校体育大会(全中)の水泳200メートル自由型に、宮田村宮田中学校3年の那須野諭君(14)が出場する。中体連県大会(17日)で標準記録を突破して優勝。着実に力を伸ばしており、来月5日の北信越大会(福井)も活躍が期待される。
県大会は南信大会の記録を2秒縮めて2分2秒82の自己記録。目標にしていた標準記録の「2分3秒」をクリアして、全中初出場を決めた。
昨年の県大会も400メートルで優勝、200メートルで2位になったが、標準記録を突破できず、北信越止まり。トップ選手が集まる全中は悲願だった。
3年間で身長が14センチ伸び、持久力にスピードもついてきた。みっちり2時間、4縲・キロを毎日泳ぐ厳しい練習だが「もっと早く泳ぎたい」と、どん欲だ。
記録も順調に更新。基本通りに泳ぐことを意識し続けていることが、好結果につながっている。
標準記録のハードルは高く、県で優勝してもなかなか全中には出場できないのが現実。400メートルは2年連続で優勝したが、標準記録は破れなかった。
全中は厳しい展開も予想されるが、目標は2分をきること。北信越大会で結果を残し、波に乗りたいと意気込む。
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ポンプ操法の県大会で5位入賞
第47回県消防ポンプ操法大会は24日に千曲市で開き、小型ポンプ操法の部で上伊那代表の宮田村消防団第3分団第5部(大原区)が5位に入賞した。多少のミスがあり優勝には届かなかったが、「また来年以降の目標ができた」と胸を張った。
北原貴明主将、指揮者に北原憲明さん、1番員中村宣昭さん、2番員保科靖国さん、3番員山本謙吾さんで臨んだ大会。
ホースが途中で折れて放水時にミス。タイムをロスし、減点もあった。「緊張した部分があったかも。県大会は観客も多く、意識も今までとは違った」と北原主将は振り返る。
それでも最小限のミスに踏みとどまり、基本的な操法技術の高さを思う存分披露した。
会場には宮田村の関係者が多数駆け付けて声援。昨年はポンプ車操法の部で村の代表が入賞しており、2年連続の快挙を喜んだ。
北原主将ら団員は「練習もさんざんやってきたし、悔いはない。また来年頑張りたい」と話していた。 -
宮田村清水新村長に当選証書
前村長の退任に伴う宮田村長選に無投票初当選した清水靖夫新村長は25日、当選証書付与式に出席。山田豊村選挙管理委員長から証書を受け取り「官と民の協働に期待が大きい。信頼が構築できる施策にまい進したい」とあいさつした。
24日から任期は始まっているが、実際の公務は就任式がある27日から。
式には理事者や村議会議長、副議長も出席。健康を最優先にと激励する一方で、自立の村づくりに向けて強いリーダーシップを清水新村長に求めた。
山浦正弘議長は「市町村合併の新法も今後出る。村は自立を決めたが、あらゆる可能性を探り、どの道が最良かリーダーシップを発揮して」とあいさつ。
引き続き懇談し、小林茂副議長は「住民にとって気軽に入りやすい村長室にしてみては」とアドバイスした。
清水村長が「場所も検討してみるか」と答えると、山浦議長が「戸をいつも開けておくだけでも違うはず」と返した。
リーダーシップのあり方など厳しい注文もあったが、「腹の探り合いでなく、言いたいことを言い合える、このような機会を多く持ちたい」と新村長は話していた。 -
建労宮田分会が学校施設修繕のボランティア
宮田村の建設関連従事者でつくる上伊那建設労働組合宮田分会の青年部(北原裕二部長)は23日、宮田小、中学校の施設を修繕するボランティア活動を行った。18人の職人が・ス匠の技・スで、戸の修理から床の補修などまで手がけた。
「子どもたちに快適な学校生活を送ってほしい」と年に1度の奉仕作業。青年部員は減少しているが、分会全体で支え、継続している。
戸や窓枠など建具関係の修理が中心だったが、宮田小学校では音楽室のカーペットの補修も。床にそって、まっすぐきれいに貼り直した。
「ちょっとでも良くして、子どもたちが喜んでくれれば」とメンバーのひとり。黙々と作業を続けていた。 -
中一、身近な職場で体験学習
宮田村の宮田中学校1年生は22日、職場体験学習を行った。109人の生徒は村内外の55事業所に散らばり、仕事の苦労を肌で味わった。
家族や親戚など身近な人が働いている職場で実習。働く意義や自分の進路も考えながら、汗を流した。
食品スーパーの「ニシザワ宮田店」では、母親が同店に勤務している富永優子さん(12)と友人の諸田葵さん(13)が実習。青果と鮮魚の2部門に分かれた。
商品の包装や値札つけ、品出しなどさまざまな仕事を体験。「ラップで包むなど、思ったより難しかった」と働く現場の大変さを実感していた。
同中は全学年で職場学習を導入し、3年生は福祉ボランティアを施設などで体験。2年生は希望する職場で9月に実施する。 -
宮田中1年が飯ごう炊さん
宮田村の宮田中学校1年生は21日、飯ごう炊さんを駒ケ根市の駒ケ根キャンプセンターで行った。班ごとにメニューを決め、趣向を凝らした野外料理に挑戦。協力しながら美味しいご飯も炊き、自然の中で友情を深めた。
事前に買ってきた食材を使って調理開始。定番のカレーライスのほか、ビーフシチュー、オムライスなども。
なかにはつくねのハンバーグなど凝ったメニューもあり、ワイワイにぎやかにつくっていた。
ご飯はもちろん「飯ごう」を使って直火炊き。火の調節に注意しながら、美味しく炊きあげた。
「ちょっと分量を失敗したかも」と話す声もあったが、手作りの野外料理にみんな大満足。おかわりをする姿もあった。
引率し教諭は「小学校の時にキャンプを経験しているが、中学生になったら私たちは何も口出ししない。責任感や互いの協力など、より深まったのでは」と話していた。 -
シルバー人材センターの会員が奉仕作業
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田地区(小椋乾二地区委員)は21日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなど、奉仕活動を行った。65人の登録者のうち半数近い約30人が参加。「村にはいつもお世話になっているから」と、暑さにも負けず作業に汗を流した。
庭木の手入れは、人材センターが受託する事業のなかでも最も多い仕事。精通している人が多く、プロの技術で刈り込んでいった。
「やっぱり知識や技術がある、シルバーの人たちにやってもらうと全然違う」と役場職員は喜んでいた。
センター宮田地区は村から多くの事業を受託しており、日ごろの感謝を込めて毎年奉仕作業を続けている。
この日は、宮田駅前でも環境整備作業を行ったが、事務局の後藤元紀さんは「1年に1度のことだけれど、少しでもお役にたてたら」と話していた。 -
消防の放水で水遊び?
○:宮田村中央保育園が21日行った避難訓練で、伊南広域消防の消防車が駆けつけて放水。園児たちが水着に着替えて、水遊びする姿があった。
○:「整然と避難できたごほうびに」と、毎年この時期の訓練では放水による水遊びをあわせて企画。消防署員の協力で、勢い良く水を浴びせた。
○:真夏の陽気だったこともあり、子どもたちは大喜び。水に打たれながら、園庭を駆けまわっていた。 -
ポンプ操法県大会に上伊那代表で出場
ポンプ操法大会小型ポンプの部で、4年連続して村の代表となり、上伊那大会に出場。6位、3位、準優勝と年々成績をあげ、ついに悲願の優勝を成し遂げた。24日に千曲市で開かれる県大会も優勝をねらう。豊富な練習量で築きあげた、まとまりの良さは抜群だ。
5月の連休明けから訓練を開始。早朝4時から集まり、約2時間毎日厳しい練習を続けてきた。
「遅れて来ることはあっても、出場メンバー以外の団員も必ずみんな来て練習した。全員が優勝しようと意識を持っていたからだと思います」と2番員の保科靖国さん。
同部は大原区が対象となるが、世帯が決して多いわけでもなく、団員確保は課題だ。それでも15人の若者が加入し、地域を守ろうと活動している。
かつて操法大会も村の代表になることさえできなかったが、10年ほど前から高い目標を持って強化。
大会は毎年メンバーを入れ替え、誰もが高いレベルで技術を維持できるようにも取り組んだ。
「出場メンバーは固定したほうが本当は有利かもしれないが、体験しなかった人は何も知らないままで終わってしまう」と主将の北原貴明さんは話す。
訓練や業務の時は上下関係を保つが、それ以外の時は気さくにふれあえる仲間づくりを心がける。それがどこにも負けないまとまりを生み出した。
郡大会は2位と僅差(きんさ)だったが、減点もなく快心の勝利。「あの時の形を崩さず、再現できれば県大会も上位は狙える」と、各団員自信を深めている。
「何年も前の先輩からつくりあげ、ようやくここまで漕ぎつけた。やるからには優勝を目指す」。 -
改選後初の宮田村農業委員会
改選した宮田村農業委員会は任期初日の20日、役場で開き、小田切信樹さん=南割区=を会長に再任。営農組合の設立など村内農業は重要な時を迎えているが「営農組織をしっかりと整備し、担い手育成を大きな課題として取り組みたい」とあいさつした。<br> 前回は投票で会長を決めたが、「営農組合の立ち上げ最中で、引き続き続投してもらいたい」と小田切さんの選任で全会一致した。<br> 会長代理も引き続き保科充さん=町2区=を選出。農地部会長は浦野正喜さん=北割区=、振興部会長は田中一男さん=大田切区=を選んだ。<br> 村は営農組合設立を目指しているが、準備段階で難航。村内農業の転換期を迎えている。役員任期は農業委員の任期と同じ3年。<br> 委員会の各部会構成は次の通り。<br> 【農地部会】新谷清人、小松芳美、浦野正喜、芦部周三、小田切武雄、保科充<br> 【振興部会】小田切信樹、田中賢一、原田博安、田中一男、樋屋喜代美、有賀絹代
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宮田中3年生が福祉ボランティア体験
宮田村の宮田中学校3年生は21、22日、福祉ボランティア体験を行っている。役場業務や村内外の各施設に分かれ、高齢者や障害者、園児たちと交流。仕事を学びながら、社会の一員としての自分を再発見した。<br> 村社会福祉協議会のデイサービスセンターには、5人の生徒が実習。高齢者と朝から夕方まで過ごした。<br> 一緒にテレビを見たり、おしゃべりをしたり。工作を楽しむ場面もあった。<br> 風呂に入ったお年寄りの髪の毛を乾かす手伝いも。ドライヤーやくしを使って丁寧にとかすと「気持ちいいねぇ」と、おじいちゃん、おばあちゃんは満面の笑みを浮かべた。<br> 平沢翔太君(15)は「車イスのお年寄りとか、姿勢を低くして同じ視線で接することが大切だと感じた」と話していた。<br> 役場で実習した生徒は、歩道の街路樹整備や草刈りなどを体験。地域を支える裏方の仕事の大切さも実感していた。
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矢田前村長の家族が遺志金を宮田村へ
今月7日に亡くなった宮田前村長の矢田義太郎さん=享年73=の遺志金を20日、長男の敏昭さん(44)が宮田村に寄せた。「村民一人ひとりを大切にした父だった。教育と福祉に役立てて」と手渡したが、多額な遺志金に小林修助役は「生きたものになるよう、使い道を考えたい」と感謝した。<br> 役場を訪れた敏昭さん。父親が職務を続けた村長室で小林助役と思い出話に浸った。<br> 「いまだに帰ってくるんじゃないかって、思うんですよ」と敏昭さん。「あまりにも急すぎた」と助役は目頭を熱くした。<br> 敏昭さんは「父は福祉にも力を入れていた。今後の村を背負っていく若者も育ててほしい」と話していた。
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宮田大学でグラウンドゴルフに挑戦
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田大学」は20日、手軽にスポーツを楽しもうとグラウンドゴルフに挑戦。会話しながら、和気あいあいとラウンドした。<br> グラウンドゴルフはマレットゴルフに似ているが、より簡単にプレーできるように専用の道具がある。<br> 打面の幅が広いスティックを使って、ボールに向ってスイング。8ホールをゆっくり楽しんだ。<br> 「あっ横へ行っちゃった」「ナイスショット。うまい、うまい」など歓声もあがり、心地良い汗を流した。<br> 激しい運動ではなく、特別な技術もいらない。参加者は70歳代の高齢者が大半だが、ゲーム感覚も満喫していた。
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清水氏宮田村長選当選から一夜明けて
宮田村長選に無投票で初当選した清水靖夫氏(64)=大田切区=は喜びから一夜明けた20日朝、本紙のインタビューに答えた。自治体の貯金にあたる基金の余裕がないなど、村財政はひっ迫。村政の硬直化が進むなかで、住民の自主的な取り組みは欠かせない。改めて抱負を聞いてみた。<br> ‐短い選挙戦となったが、今の心境は<br> 村民が一体となり、民間の私に期待してくれた。責任の重大さはひしひしと感じる。<br> ‐住民が村長に期待するものとは<br> 話しを聞いてもらえるという期待感はあると思う。そんな村民の想いをひろいあげ、政策に移していきたい。<br> ‐開きが指摘される住民と村職員の意識をどのように考える<br> 机上でビジョンを描くだけでなく、外から一度行政を見直してみる。民間は不況で相当厳しいが、村の職員も危機意識を持つだけで何かが変わるように思う。人事交流や評価制度も一つの方法だ。<br> ‐住民の行政参加を進める方策は<br> みんなが寄り合うコミュニティの場を増やすことが大切。今も村の地域づくり支援事業を活用して、区を中心に活発な動きが出始めているが、そんな地域の活動を伸ばす。自立するには受益者負担という考え方が基本になる。住民と行政が議論しあえる機会をこまめに設け、協力できる環境を整備したい。<br> ‐村財政だけでなく、村内経済も厳しいが<br> 公共事業や村の物品を購入するにしても、まず村内の地元企業のことを考える。それには各企業の努力も必要。協力しながら互いにレベルアップを図る。
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清水氏が宮田村長初当選
前村長の退任に伴う宮田村長選は19日告示し、前村商工会長で会社役員の新人、清水靖夫氏(64)=大田切区・無所属=が無投票で初当選した。合併せず自立後初めての村長選は、今月7日に矢田義太郎前村長が死去するなど波乱含みだったが、最終的に6期連続で無投票となった。<br> 午後5時、他に立候補者がなく当選が決まると、清水氏は集まった支持者と喜びを分かちあい、矢田前村長の霊前にも報告した。<br> 「この感激を肝に命じて、村政の舵取りをしたい」と抱負。住民と行政が手をとりあう協働のむらづくりを多くの村民が求めているとして、施策に踏み込むとも語った。<br> 清水氏は前回の村長選でも噂にあがり、今回も当初から名前が浮上。会社を経営している状況などから、相次ぐラブコールも断わっていたが、村産業界の有力者や商工会幹部の説得により出馬を表明していた。<br> 小原勇県議の後援会長も務め、一時は同氏を村長選に擁立する動きにも加わったが、周囲の状況を判断して慎重な姿勢をとった。<br> 民間の風を行政に吹き込むとして、矢田村政が掲げた協働のむらづくりの継承、発展を公約。得意分野のものづくりの経験を活かし、産業振興や地域活性化にも意欲をみせる。<br> 母体の商工会や地元を中心に支持を拡大し、農業関係者へも浸透。ただ、選挙戦にならなかったことで具体的な政策が見えにくく、商工会が目立つ前哨戦に反発の声もあった。<br> 任期は投開票日を予定した24日から4年間。25日に当選証書授与式を開く。
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新村長直面する課題
民間出身を強く打ち出して宮田村長に初当選した清水靖夫氏。住民と行政の接点をどのように持たせるか、・ス協働・スのむらづくりに向けた究極の課題が立ちはだかる。信頼関係構築には、役場職員の意識疎通が不可欠。形式的なものではなく、住民を巻き込みながら議論していく体制づくりも急務だ。バランス感覚とともに、判断力がリーダーとして求められる。<br> 村が協働を推し進めようと、昨年度導入した職員の地区担当制と各種事業を出張して住民に伝える出前講座。ほとんど利用機会がなく、形骸化している。<br> 形を整えただけのやり方に住民からは不満の声も多い。特に職員が地域の課題など相談に乗る地区担当制は、村民と職員の接点を持たせる発想だったが、思惑とはかけ離れた状態だ。<br> 村民と役場職員ら58人が参加して、1年間議論を繰り広げた「むらづくり協議会」。<br> 同じ村民としての視線で自立のむらづくりを話し合ったはずだが、行政寄りの対応をする一部の職員に不満も挙がった。<br> 一方で協議会は解散したが、元会員を中心にむらづくりを行っていこうと取り組みも始まっている。メンバーには若手役場職員も入っており、貴重な住民と村とのパイプ役も担っている。<br> 清水氏の村長就任に対して、村民の間には「役場が変わるのでは」という期待感がある反面、「民間感覚を叫ぶあまり、職員とのあつれきが生じないか不安」という声もある。<br> また、今回の選挙で商工会の組織力が前面に出てきたことで「商工会イコール民間ではない。一部の意見だけでなく、本当の意味で村民に目を向けてほしい」といった意見も聞く。<br> 「みんな考え方や意見は違う。それを判断し、集約するのがリーダーシップ」と話す清水氏。<br> 住民との関係をどのように保ち、発展させるか、職員との徹底的な議論は必要。形になって現れてきた住民の自主的な取り組みに、どう行政が関わり拡大させるか手腕も試される。
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新村長の横顔
新しい宮田村のリーダーとなった清水靖夫氏は、25歳で独立して一代で従業員50人の企業をおこした人物。村の商工会長も務め商工会の自立を宣言。自主財源確保のための組織改革も進め、地域を巻き込んだ活性化事業も手がけた。眼鏡をかけ、落ち着いた印象だが、今もメッキ加工の現場に立つ根っからの・ス技術屋・ス。本人と順子夫人のインタビュー、周囲の声をを交えて素顔を探る。<br> 宮田中学校卒業後、静岡県浜松市の親戚が経営していたメッキ工場に入社。4年半の修行を経て、さらに駒ケ根市の工場で技術を高めた。<br> 「当時アルミは新しい分野。カメラ部品などで需要が見込める」と踏み、妻と2人で宮田アルマイト工業を設立。様々な金属部品の表面処理加工に広がり、業績を伸ばした。<br> 今も朝4時に起床して、早朝から現場で働く。従業員や近所の人たちは、ものづくりに対する情熱とタフな体力に舌を巻く。<br> 会社では従業員の自己評価制度を導入して、給与の自己申告なども実施。「社員ひとりひとりが社長。企業はその力が活かされて成り立つ」と話す。<br> 村政にもその理念があてはまると考えている。「役場職員、村民ひとりひとりとの信頼関係。結果を形にして、喜びになれば活気づくはず」。意欲を持って取り組んだ人が報われるシステムを構築したいと語る。<br> 小原勇県議の後援会長を務め、同氏を今回の村長選に擁立しようという動きもあったが、状況判断から推進派に歯止めをかける役割も担った。周囲は「物静かな印象だが、芯の強い人」と評価する。<br> 商工会長の時に始めた中国からの企業研修生制度は順調だ。今も自分の会社に9人の女性を受け入れ、技術指導。日常は父親となり、彼女たちの生活を支える。<br> 仕事以外の趣味は、幼い2人の孫と遊ぶ時間。「前は一緒に風呂に入っていたけど、今は忙しくて」。<br> 妻・順子さん(63)<br> 神経が細かく、他人に対して良く気がつく。主人の血液型がA型で、私が0型。それが家庭では丁度いいのかもしれませんけど。<br> あんまり家では仕事のこととか話さない。家族に心配かけないようにと思っているかも。自分ひとりで責任を背負ってしまう部分は確かにありますね。<br> 朝から晩まで、いつも真っ黒になって働いている。下積み、たたきあげてきたのが今のパワーになっているんだと思います。<br> 家ではお酒を飲みません。甘党でダイエットするといっておいて、ラーメンと饅頭を一緒に食べる。意外と大食漢なんですよ。<br> 1年半前に私が病気で入院したんですけど、仕事があるのに毎日看病に来てくれた。「来なくていいよ」って言ったんですけどね。<br> 村長になることに心配はしていません。きょうの晩御飯は家で食べるのかなって考えるくらい。みんなが応援して支えてくれると信じています。