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伊南行政組合議会、全協
伊南行政組合議会は26日、第6回定例会を開き、一般職の職員の給与を改定する条例など条例案件2、07年度一般会計補正予算1の計3議案をいずれも原案通り可決して閉会した。一般会計補正は伊南行政本部・北消防署の建設工事費1820万円減額などにより、歳入歳出それぞれから1430万円を減額して総額20億9420万円とするもの。
議会全員協議会では昭和伊南総合病院の上半期業務状況が報告された。4縲・月の純損失は約7310万円で昨年同期比約1億6440万円の悪化。医師の減員などの影響で延べ患者数は入院が5800人(12%)の減、外来は10680人(14%)の大幅減となった。病院は経営健全化緊急対策の素案として、高利起債の繰り上げ償還や経営形態の見直し検討などの対策を示し、「引き続き医師の確保に全力を尽くし、一層の経営改善に努力したい」としている。 -
駒ケ根市福祉灯油券配布へ
記録的な灯油の高騰を受け、駒ケ根市は生活弱者世帯に対して1万円分(千円券10枚)の福祉灯油券(引き換え券)を配布するなどの緊急対策を実施する。対象世帯は▽70歳以上の高齢者のみの世帯▽生活保護世帯▽母子・父子世帯▽重度障害者世帯(身体1級、知的A1、精神1級)竏秩B市は1月上旬に申請書類を郵送。対象世帯は市役所窓口で灯油券の交付を受ける。期間は1月上旬縲・月いっぱいで、対象世帯数は約1200の見込み。
施設園芸農家に対しては1リットル当たり2円を12月1日縲・月いっぱい補助する。限度額はハウス等の面積が1500平方メートル未満の場合5万円、1500平方メートル以上の場合10万円。対象は約50戸の見込み。
小規模商工業事業者に対しては市中小企業融資制度小口資金の全体融資枠を1億円拡大して支援する。対象は従業員が20人以下(商業、サービス業は5人以下)の会社または個人で、期間は1月上旬縲・月いっぱい。
市は26日、市議会の緊急要望を受けて専決処分で決定した。予算は1915万円。国は地方公共団体の支援対策に対し特別交付税で措置することを決めている。 -
小学生が手作り門松販売
総合的な学習の時間で取り組んでいるアフリカン・ドラムの太鼓の皮などの補修費用に充てようと駒ケ根市の赤穂小学校6年2組(吉田大輔教諭、32人)は25日、手作りの門松を一般市民に販売した。児童らは門松をリヤカーに乗せたり手に持ったりして元気に学校を出発。太鼓などの鳴り物を交え「安いですよ」、「買ってください」などと大きな声を張り上げながら国道沿いの歩道を練り歩いた。沿道の商店や通りかかった人などが次々に集まってリヤカーをのぞき込み「どれにしようか」と品定めをして2つ、4つと買い求めていた=写真。
門松は高さ約37センチの「大」が800円、約25センチの「小」が500円。高野普校長が作り方を指導し、一人が4、5個ずつ、計約150個作った。教職員や保護者などの予約も多かったため、この日販売したのは約50個とあってたちまち完売となった。高さ約1・5メートルの特製の門松も別に数組作り、数日前に市内の医院や事業所などに販売した。
同クラスは昨年からアフリカン・ドラムに取り組んでいて、年末の門松販売も2年目。 -
農業経営研修会
農業についての知識を深めようと駒ケ根市営農センター、市認定農業者の会、駒ケ根オーガニック会議は22日、農業関係者を対象にした農業経営研修会を駒ケ根市下平の農村環境改善センター一心館で開いた。午前の部の「マーケティング」、午後の部の「有機栽培」の講義にそれぞれ約40人が集まり、専門的な切り口からの農業の話に耳を傾けた。
有機栽培の講義ではジャパンバイオファーム(伊那市)代表取締役の小祝政明さんが有機栽培の基礎と実際について分かりやすく説明した=写真。小祝さんは「有機栽培には多くの誤解がある。理解が不十分だと失敗するが、うまくやりさえすれば味も良く、収量も上がる」として、正しい土つくりの理論と方法を話した。聴講者はメモを取りながら、真剣な表情で講義に聴き入っていた。
マーケティングの講義はジャパン・アグリカルチュア・マーケティング&マネージメント取締役の鈴木肇さんが発想と行動の転換などについて話した。 -
山岸めぐみ門下生クリスマス発表会
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第20回記念クリスマスピアノ演奏発表会を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般など、山岸さんの門下生約70人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、見守る聴衆から大きな拍手を受けていた。
演奏に先立ち、とんがり帽子をかぶった幼児らによるクリスマス・ソングのハンドベル演奏とアナウンスでクリスマス・スペシャルのステージがオープン=写真。出演者全員が舞台に勢ぞろいし、山岸さんが編曲した賛美歌『荒野のはてに』、『もろびとこぞりて』の合唱を披露。美しいハーモニーをホールいっぱいに響かせた。 -
【記者室】「偽」漢字にご用心
年賀状をパソコンで作る竏窒ニいう人の割合はどれくらいになったのだろう。家庭にもよるが、今や受け取る賀状の半分は個人のパソコンによる手製ではないか。ほんの一昔前には考えられなかった状況だ▼まだ製作の真っ最中竏窒ニいう人もいるだろうが、急いで作って出した後に「しまった!」となるのが漢字の変換ミスだ。新聞でもこれには特に気を使う。一例を挙げれば「つとめる」。勤、努、務、勉竏窒ネどがあり、意味を十分理解していないと使い分けが難しい。どうかご注意を▼世相を表す今年の漢字は「偽」だった。相次ぐ食品の偽装表示、年金記録、防衛事務次官の接待問題など、世の中でたらめがまかり通る。来年こそは・ス間違い・スのない年になってほしい。(白鳥文男)
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交通事故で骨折 伊南バイパス交差点
24日午後3時50分ごろ、駒ケ根市赤穂市場割の国道153号線伊南バイパスの信号機のある交差点で、近くに住む無職気賀沢善男さん(87)運転のミニバイクと、同市赤穂小町屋の無職朝日澄春さん(69)運転の普通乗用車が出合い頭に衝突した。気賀沢さんは伊那市内の病院に運ばれたが左肋骨と左脚の骨を折る重傷。朝日さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、バイパスを南に向けて走っていた気賀沢さんが中通り入口交差点を右折しようとしたところ、対向してバイパスを直進してきた朝日さんの乗用車とぶつかった。同署は詳しい原因を調べている。 -
あぐりスクール駒ケ根校修了式
さまざまな体験学習を通じて農業と食への理解を深めてもらおうとJA上伊那が4月から9回にわたって開いてきた農業体験講座「あぐりスクール」駒ケ根校の修了式が22日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで開かれた。駒ケ根市、伊那市、飯島町、中川村、宮田村の9小学校の2縲・年生児童約70人と保護者などが出席し、修了証を受け取った。
収穫を祝うもちつきを楽しんだ後、自分たちで育てたサツマイモやジャガイモ入りのけんちん汁とともに、きなこやクルミをまぶしたもちで昼食の宴を開いた。児童らは「せっかく育てたのに食べるのは何だかもったいない」などといいながらも、おいしそうに何回もお代わりを繰り返していた=写真。稲刈りで出た稲わらを使って、正月用のしめ飾りも作った。
同スクールは昨年伊那市で初めて開校して好評だったことから、今年は駒ケ根市でも開校。月1回ずつ開かれた9回の講座で田植えや稲刈り、リンゴやサツマイモの栽培作業などの農業体験のほか、川遊びや五平もちづくりなどにも挑戦した。JAは、来年度以降も続けていきたい竏窒ニ話している。 -
駒ケ根市 交通事故で重傷
22日午前7時40分ごろ、駒ケ根市赤須町の国道153号線で宮田村の会社員松下裕さん(20)運転の普通乗用車が、道路を横断中だった同市赤穂北割一区の無職小川貞夫さん(72)をはねた。小川さんは頭を強く打ち、脳挫傷で全治約1カ月の重傷。
駒ケ根署の調べによると、松下さんが飯島町方面に向けて走っていたところ、小川さんが横断歩道のない所を西方向に横断しようとしてはねられたらしい。同署は詳しい原因を調べている。 -
赤穂南小児童会祭り
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で20日、児童会祭りが開かれた。本部・代表、あいさつ・安全、新聞など12の児童委員会と1クラスがそれぞれ趣向を凝らした楽しいゲームやアトラクションを企画、運営。学年縦割りの小グループに分かれた全校児童らは校内各所に設けられた会場を巡ってゲームやクイズに興ずるなど、年に一度の祭りを楽しんだ。児童らは「早く行かないと全部回れないよ」などと話しながら、急ぎ足で校内を巡っていた。
運動委員会は体育館内につくられたコーナーで、バスケットボールのフリースロー、ペットボトル・ボーリング、玉入れなど4つのゲームを運営。玉入れでは10秒の制限時間に1つでも多くの玉を入れようと児童らが懸命に玉を投げ入れた=写真。整備委員会はごみの分別ゲームを企画。紙くず、縄跳び、ペットボトル、発泡スチロール、傘などを、燃えるごみ、燃えないごみ、廃プラスチックの3つの袋に分別するゲーム。児童らは「簡単だよ」などと言いながら手早く分別して袋に入れていた。 -
駒ケ根高原スキー場オープン
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は21日、当初のオープン予定から6日遅れで今季の営業を開始した。午前10時のオープンを待ちかねたスキーヤーやボーダーが晴天の下で早速初滑りを楽しんだ。
積雪は約30センチ。雪不足から、オープンしたのは2つのコースのうち「すずらんコース」とソリ専用の「ソリわくわくランド」だが、訪れた人たちは気持ち良さそうにゲレンデを滑り降りていた=写真。しらかばコースのオープン日は未定という。
同スキー場の入場者は、暖冬だった昨季は5万5千人と振るわなかったが、雪に恵まれた一昨年度は約6万7千人と好調だった。担当者は「今シーズンはそれを何とか超えたい」と話している。今季はレンタル用具を更新するなどして集客に力を入れている。31日には年忘れもちつき大会が催される。
問い合わせは同スキー場(TEL83・4000)へ。 -
駒ケ根市議会12月定例会閉会
駒ケ根市議会12月定例会は21日、本会議を開き、追加議案5件を含む規約1、条例4、補正予算9、事件1の計15議案を可決して閉会した。「上伊那圏内において安心して安全な出産ができる環境を整えるための対策と援助を求める意見書」と、同様の趣旨の請願なども可決、採択したほか、最後の議会となる中原市長への感謝決議が可決された。
中原市長は閉会のあいさつで5期20年の市長生活を振り返って「地域の人との約束を果たすことができて本当によかった。毎日が苦労の連続で、長いようで短かい20年だった」と述べ、思い出深い出来事として赤穂南小学校の開校、県看護大の誘致などを挙げた上で「これまでやってこられたのは議会や市民のおかげ」と感謝の言葉で締めくくった。 -
下平工業団地に企業立地へ
駒ケ根市土地開発公社が所有する同市下平の下平工業団地(7・37ヘクタール)に、愛知県北名古屋市のアイスクリーム、キャンディーなど製造の日進乳業(水野光社長)が新たに進出することが分かった。21日の市議会全員協議会で市が明らかにした。説明によると、同社は団地の南部分(約1万6500平方メートル)を来年取得し、グミやキャンディーなどを製造する工場(述べ床面積約5千平方メートル)を09年春までに完成させる計画。隣接する中央部分(約1万1500平方メートル)なども10年以内に取得する条件で借地する。従業員は本社からの転勤のほか、地元からも雇用するという。投資総額は約15億円。
同社は1960年創業。資本金5千万円で、07年2月期の売上高は26億円。従業員は正社員60人とパート、契約社員など110人。明治乳業、ロッテなど大手菓子企業に製品を納入している。
同地は「農事組合法人リバーサイド21」が用地を取得して管理、耕作に当たってきたが、もともとは市が総合運動公園建設を計画していた用地。相次ぐ企業誘致成功により、市内の現有工業団地が残り少なくなってきたことから今年になって構想を白紙に戻し、土地開発公社が工業団地として取得した。 -
駒ケ根市長選立候補届け出手続き説明会
駒ケ根市選挙管理委員会(今福清二委員長)は20日、任期満了に伴う駒ケ根市長選(1月13日告示、20日投開票)の立候補予定者への届け出手続きなどの説明会を市役所で開いた。出席したのは、これまでに立候補を表明している前市議会議長の北沢洋氏(56)=無所属、上赤須=と、元県教育次長の杉本幸治氏(58)=無所属、上穂町=の陣営のほか、共産党も加わった「市民のくらしを守る駒ケ根みんなの会」の3派。同会は「引き続き候補者擁立に向けて調整している段階だ」と話し、出馬について明言を避けている。
渋谷光弘委員長職務代理はあいさつで「前回選は激しい選挙戦となり、双方の陣営からクレームがつけられた。中傷などがないよう、明るい選挙に努めてほしい」と呼び掛けた=写真。
立候補届け出書類の事前審査は1月8日に市役所で行われる。 -
駒ケ根ライオンズクラブ寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(井口美義会長)は19日、赤い羽根共同募金として5万円を駒ケ根市に寄付した。井口会長ら役員4人が市役所を訪れ「福祉のために役立ててほしい」と中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「精力的な取り組みに感謝する。善意が生かされるよう、弱い立場の人たちのために使いたい」と述べた。
同クラブは飯島町、宮田村に対しても各2万円を寄付した。 -
善意の竹筒募金寄付
駒ケ根市北町の焼肉店「やぶ」の店主藪原勇さん(77)は19日、市役所を訪れ、店のカウンターに置いている「福祉善意の筒」に寄せられた現金2万3500円を「福祉のために役立てて」と市に寄付した=写真。「福祉善意の筒」は重い腎臓病にかかった薮原さんの長女弥生さんが介護者慰労金などで市に世話になったことへの感謝の思いを込めて始めたもの。弥生さんは13年前に亡くなったが、寄付はその後も続けられ、今年で25年目になる。藪原さんや家族のほか来店客が小銭を入れるなどして募金に協力している。
受け取った中原正純市長は「長年にわたる毎年毎年の善意に感謝の気持ちでいっぱい。福祉のために使いたい」と礼を述べた。募金は市社会福祉協議会の善意銀行に積み立てられる。 -
ニッパツ労組寄付
ばね製造大手、日本発条の労働組合伊那支部(矢沢克己支部長、1060人)は19日、駒ケ根市と宮田村の3工場で働く組合員から募った10万円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。矢沢支部長と宮沢克美副支部長の2人が同市ふれあいセンターを訪れ「福祉のために使って」と寄付金を手渡した=写真。市社協の堀勝福事務局長は「毎年の善意に感謝する」と礼を述べた。
同労組は伊那市の児童養護施設「たかずやの里」にも寄付することにしている。 -
ヤマウラ社長に山浦速夫氏復帰
ヤマウラ(本社・駒ケ根市)の定時株主総会、取締役会が18日にあり、代表取締役会長兼社長に山浦速夫氏(66)が選任された。
山浦氏は04年から社長を務めていたが、昨年12月の株主総会で取締役選任案が否決されたため、社長を退任して最高顧問会長の任に就いていた。
昨年12月から代表取締役社長を務めた沢田英明氏は代表権のない取締役副会長となり、首都圏不動産開発事業に専念する。
新たな取締役として保科茂雄、川田昌伸、山下良一の3氏が選任され、昨年の社長交代劇以前の体制にほぼ戻った形となった。
取締役の人数は新たに3人を加えて7人に。執行役員の若返りも図った。
同社では「迅速な意思決定と全社への経営意思の迅速な浸透、業務執行の強化を図るべく、執行役員体制の充実と執行役員会の機能強化を図った」としている。
関係者によると、今株主総会では取締役選任案について質問などはなかった。選任案にその意向が大きく影響すると見られている、個人筆頭株主で速夫氏の実兄義人氏(82)は欠席した。
昨年の突然の社長交代劇は業界、関係者のみならず市民らの大きな関心事にもなり、取締役選任が否決された理由などについてさまざまな憶測が飛び交った。
取締役・監査役・執行役員は次の通り。
◆取締役・監査役▽山浦速夫(代表取締役会長兼社長)▽沢田英明(取締役副会長)▽山浦恭民(取締役副社長)▽保科茂雄(専務取締役)▽中島光孝(常務取締役)▽川田昌伸(取締役)山下良一(同)▽関一重(常勤監査役)▽加藤正光(監査役)▽大和達之(同)
◆執行役員=保科茂雄、中島光孝、川田昌伸、山下良一、松沢勉、藤木公明、沢戸史樹、伊藤優一、清水元(新任)、小林寛勝、桜井豊、曽我明彦(新任)、宮島始、増沢信夫(新任)、吉池憲雄(新任)、熊谷英一(新任) -
輝く!経営者~新たな挑戦~ キャリコ 小林正信社長
有限会社キャリコ
◆駒ケ根市上穂南4竏・
◆創立2001年6月
◆資本金300万円
◆従業員4人
◆TEL0265・81・5707
◆URL www.calico.jp
地元のユーザーの実情に即したコンピューター情報サービスを提供するキャリコ。ネットワークソフトウェア開発、システム構築、ホームページ制作、プログラム開発など、そのフィールドは幅広い。先見性と確かな技術で日々躍進するキャリコの新たな挑戦とは竏秩B
社名のキャリコは英語で「更紗」「まだら」などの意味だ。
「いろんな色が混ざり合っている。雑多なものが融合しているイメージからこれを社名にしました。創業から6年余りたち、主力の業務もネットワークやインターネット用サーバーの構築から、ネットワークソフトウェア開発へと広がってきたが、目指していることはまったく変わっていない。むしろ、周りの社会環境が変わってきて、自分が考えていた方向に少しずつ近づいてきたような印象も受けています。面白いと思った技術に取り組んでおくと、2、3年して実際に使えることが多い。点がつながって線になるような感じですね。技術や開発というのは、幹になるバックボーンがあって、いろんな局面に合わせていろんな切り口でやっていくことが重要だと思います。自分はただ好きでやっているだけですけどね」 -
中沢バイパス地域開通
駒ケ根市中沢の主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパスが19日開通し、供用を始めた。開通に先立ってバイパス西端の道路上で完成を祝うセレモニーが行われた。バイパス改良促進委員会と駒ケ根市主催。関係者や地元の住民など約80人が出席し、テープカットやくす玉割りをするなどして開通を祝った=写真。地元の下割神楽保存会が獅子舞を披露して式典に花を添えた。
中原正純市長はあいさつで「幅が狭く、急カーブが続く区間にバイパスができたことで安全で安心できる交通体系が確立された。この道が中沢地域の一層の発展に寄与すると確信する」と述べた。
中沢バイパスの今回開通区間は延長1380メートル。愛称は住民から募集した結果「中沢大通り」に決まった。総事業費は15億5千万円。全体区間1730メートルのうち、天竜大橋から県道伊那生田飯田線との交差点までの第1期工区(延長350メートル)完成に続いて03年に着工し、今月完成した。 -
富貴屋建設親ぼく会が寄付
駒ケ根市の富貴屋建設に勤務する従業員らでつくる親ぼく会「吉和会」(佐々木浩人会長・20人)は19日、歳末助け合いの募金3万円を市を通じて駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。佐々木会長と井戸弘子副会長が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「厳しい業界の中で頑張っている皆さんの尊い寄付に心から感謝する。弱い立場の人のために有効に使っていきたい」と礼を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
吉和会の寄付は12年目。95年の阪神大震災を契機に毎年行っている。 -
水防協力団体に指定書交付
水防管理者である市町村長の指定を受けて水防に関する啓発などの活動を行う水防協力団体に、駒ケ根市のNPO「天竜川ゆめ会議」(福沢浩代表理事)が全国で2番目、関東甲信越では初めて指定された。19日、市役所を訪れた福沢代表理事が中原正純市長から指定書を受けた=写真。福沢代表理事は「天竜川の怖さを市民に知らせるのは大事なこと。指定を契機に、今までにも増して会員一丸となり、市民の意識の高揚に向けて一生懸命活動したい」と述べた。中原市長は「駒ケ根市は過去に大きな水害や土砂災害があり、水防の必要性が高い。消防団や天竜川上流河川事務所などと連携して成果を上げていってほしい」と今後に期待を寄せた。
天竜川ゆめ会議は02年に天竜川の治水や環境改善などを目的に市民有志が中心となって設立。06年7月にNPOに認定された。水防協力団体は水防法の改正(05年7月)に伴って新たに創設された制度。 -
駒ケ根市消防団旗授与式
1984年からの使用で団旗の傷みや色落ちなどが目立ってきたことから駒ケ根市は約70万円で市消防団(小平佳司団長)の団旗と旗棒、ベルトなど一式を新調。19日、中原正純市長が小平団長に真新しい団旗を授与した=写真。団旗はこれまでの物より二回りほど大きい縦80センチ、横1メートル17センチ。正絹つづれ地の生地に、団マークと団名が金銀糸により総手刺しゅうされている。棒は本樫製で青貝ちらしの七宝塗り。小平団長は「団旗は団員の魂が入った団の象徴。これを契機に今まで以上に心を一つにし、市民の生命、身体、財産を守るべく一致団結していきたい」と礼を述べた。
団旗の新調はこれまでもたびたび検討されてきたが、費用の問題などから実現に至らなかった。自治体消防が今年60周年の節目を迎えることから23年ぶりの更新となった。
団旗は1月6日の出初め式で一般市民に初披露される。 -
ミニ門松作り講座
駒ケ根市東伊那の農林業体験施設「駒ケ根ふるさとの家」は16日、ミニ門松作り講座を開いた。市民など10人が参加し、正月に飾る門松の手作りに挑戦した。門松は完成品の高さ約50センチ。作業は直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタートした。指導に当たった東伊那の下平益三さんは「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」と助言。参加者は「それは分かっているんだが、なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。
ふるさとの家は例年しめ縄作り講座を開いてきたが、今年は利用者の要望に応え、初めて門松作り講座を開いた。 -
農事組合法人「北の原」収穫祭
昨年9月に発足した駒ケ根市で最初の農事組合法人「北の原」(小原恒敏代表理事)は18日、初の収穫祭を市内のアイ・パルいなんで開いた。会員など約40人が出席し、1年間の苦労を語り合いながら収穫を祝った。小原代表理事はあいさつで「取り組んだ大麦、米、ネギの収穫も無事終わった。その間、一つの事故もなかったことに感謝する。反省しながらまた事業を積み重ねていきたい。来年も元気で作業しよう」と呼び掛けた=写真。
北の原は11月の県農業協同組合中央大会で、法人化に向けての取り組みが優秀だったとして表彰を受けている。 -
統計功労者表彰
長年にわたり各種の統計調査に協力したとして統計功労者表彰を受けた駒ケ根市の藤井フミ子さん=町二=と下村ひろ子さん=福岡=は18日、市役所を訪れ、中原正純市長に表彰を報告した。藤井さんは25年間にわたり、各種統計調査に48回従事して全国統計協会連合会会長表彰を、下村さんは7年間に10回従事して県統計協会長表彰を受けた。調査に関する事務に10回以上従事したなどとして市内の5人が経済産業省の感謝状の伝達を受けた。
中原市長は「調査は社会経済の進展に欠かすことができない大切なもの。苦労も多いことと思うが、今後も引き続きよろしくお願いしたい」と激励した。
感謝状を受けたのは次の皆さん。
小松冨士子(町二)加藤悦子(北割二)小林俊子(福岡)宮入美幸(下平)宮沢法子(中沢) -
三沢ミュージックスクール発表会
駒ケ根市の音楽教室「三沢ミュージックスクール」(三沢照男代表)は16日、第40回発表演奏会を駒ケ根市の市文化会館大ホールで開いた。同スクールで学ぶ幼児から一般の約70人が代わる代わるステージに立ち、それぞれピアノ、声楽、マリンバを演奏。1年間練習を重ねた努力の成果を立派に披露した。幼児や小学校低学年児童によるピアノ演奏では、足がペダルに届かないほど小さな子たちが大きなコンサートグランドピアノに向かい、もみじのような手を懸命に使ってベートーベンやモーツァルト、ショパンなどの曲を見事に弾きこなした=写真。
客席には多くの保護者や祖父母らが訪れ、出演者よりも緊張した表情で子どもや孫の演奏ぶりを食い入るように見詰めていた。 -
中沢バイパス開通プレイベント
19日に開通する主要地方道駒ケ根長谷線中沢地域バイパスで16日、開通に先立って道路の完成を祝うウォークラリーが開かれた。バイパス改良促進委員会と駒ケ根市主催。地元の住民など約150人が参加し、クイズに答えながら完成間近の道路をのんびりと歩いた=写真。クイズラリーはバイパスの西端にある新宮川岸ミニ公園をスタート。途中5カ所で10問の問題に答えながらゴールの中沢支所を目指した。出題された問題は「バイパスは延長何メートルか」、「歩道に植える木の種類は」など、新しい道路にちなんだ三択クイズ。参加者は頭をひねりながら参加賞のボールペンで回答用紙に記入していた。ゴールでは温かい豚汁が振る舞われた。
中沢バイパスの今回開通区間は延長1380メートル。愛称は住民の意見などから「中沢大通り」に決まった。総事業費は15億5千万円。天竜大橋から県道伊那生田飯田線との交差点までの第1期工事終了に続いて03年に着工した。 -
【記者室】学力テストの傾向公表へ
文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象に今年行った全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果について駒ケ根市教育委員会は「点数の発表はしないが、全体的な傾向については公表したい」としている▼各小中学校の代表者らで構成する委員会を立ち上げ、傾向の分析に向けて結果をまとめているところで、公表の内容や時期は未定という。すでに発表済みの県の結果は「全国平均より高い」だったが、駒ケ根はどうなのか、知りたい人は多いはずだ▼だが興味本位に見るべきではない。よそと比べて高い、低いと一喜一憂するのではなく、長期的な観点から今後の児童、生徒の教育に生かしていく姿勢が大切だ。(白鳥文男)
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駒ケ根市でプレハブ小屋火災
17日午前1時ごろ、駒ケ根市下平の無職内城逸男さん(66)方から出火。プレハブ小屋1棟(約6平方メートル)と、小屋に隣接するビニールハウス3棟の一部を焼いて約1時間後に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署が出火の原因を調べている。