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駒ケ根市で深夜物置火災
18日午前零時ごろ、駒ケ根市赤穂福岡の公務員伊藤泉さん(44)方のスチール製簡易物置(約4平方メートル)から出火。物置内のごみなどの一部を焼いて零時13分に鎮火した。
物置には火の気はないことなどから、駒ケ根署は不審火の疑いもあるとみて捜査している。 -
竹とんぼ競技大会IN駒ケ根
「第6回竹とんぼ競技大会IN駒ケ根」が16日、駒ケ根市の東伊那小学校グラウンドで開かれた。農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」主催。上伊那各地や遠く県外から子ども31人、大人32人が参加し、青空の下でそれぞれの手製の竹とんぼを手に飛距離と滞空時間を競った。
出場者は緊張した表情で位置につき、時折吹く気まぐれな風も味方につけようと慎重にタイミングと方向を見計らって思い切り竹とんぼを飛ばした=写真。竹とんぼが風に乗って高く舞い上がると、見つめる人たちから「もっと飛べ」「行け」などと大きな声援がわき起こっていた。
競技前には竹とんぼ作り講座が開かれ、参加者は材料の竹を微妙にねじったり削ったりして自分だけの竹とんぼを作っていた。
上位は次の皆さん。
◆子どもの部(純竹)▼飛距離(1)牧野円佳16メートル78(2)小牧弘季(3)小林悠▼滞空時間(1)田中しんご6秒80大会新(2)北沢久遠(3)清水千晶
◆女性(純竹)の部▼飛距離(1)下島秀子21メートル74(2)北沢光恵(3)小林祐子▼滞空時間(1)下島秀子4秒53(2)北沢光恵(3)小林祐子
◆大人(純竹)の部▼飛距離(1)田幸重彦58メートル15大会新(2)三浦征則(3)山田敏雄▼滞空時間(1)田幸重彦12秒08(2)三浦征則(3)清水克之
◆大人(象嵌)の部▼飛距離(1)小池信治68メートル17大会新(2)三浦征則(3)清水克之▼滞空時間(1)三浦征則19秒38(2)清水克之(3)久保村隆 -
駒ケ根市社協が訪問介護員養成研修開講
駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)は15日、07年度訪問介護員養成研修(2級課程)をふれあいセンターで開講した。市内の男女20人が参加し、日程などについて説明を受けた後、第1回の講義として上田市のリハビリテーションセンター鹿教湯病院の市川英彦名誉院長による「福祉理念とケアサービスの意義」を聴いた。参加者は初回とあって、やや緊張した表情で話を聴いていた=写真。
研修は8月31日までの全21回。市内外の医療や福祉関係者などを講師とした介護についての知識や技術などの講義を中心に進められるほか、終盤では市内の福祉施設での介護実習や見学なども行われる。
開講式で北沢会長は「少子高齢化が進み、介護の必要者がさらに増えていく中、崇高な精神をもって受講される皆さんに感謝する。頑張って全員修了してほしい」とあいさつした。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で15日、2日目の一般質問が行われた。福岡で現在工事中の伊南バイパス沿線に食品や衣料などを扱うスーパー「ベイシア」とホームセンター「カインズホーム」が合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ新店舗を出店する計画があるとする情報を受けて4月、市長、市議会議長が断固反対の共同声明を出した問題のその後について宮沢清高議員が質問した。中原正純市長は「引き続き状況の把握に努めている段階」として、今のところ情勢に大きな変化がないことを説明した上で「市にとって看過できない問題であり、まちづくりの理念にもそぐわない。秩序ある発展に悪影響がある超大型店の進出は断固阻止する」として出店に反対する立場をあらためて強調した。
下平順一議員が、子育ての指針として市が策定する「こまがね子育て10か条」の制定後の具体的対策について質問したのに対し中原稲雄教育長は「市内の保育園・幼稚園長や小・中学校長が、それぞれの運営理念に取り入れてくれることを期待したい。地域や市民に対しては、市のホームページや市報のほか、保護者会やPTAなどを通じて浸透させ、啓発に努めていきたい。実践的な行動目標として生かしていってほしい」と述べた。
「竏・0か条」は市民らによる策定委員会の審議を経て5月に案が作成され、現在制定に向けての最終段階に入っている。条文は『アルプスに 響くあいさつ 心が通う』、『ほめてしかって抱きしめて 目を見てうなずき 最後まで』、『つけっ放しに御用心 テレビやゲームは時間を決めて』、『外遊び 群れ遊び 自然に身につく がまんやルール』などが並んでいる。 -
東伊那小でプール開きの会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で14日、プール開きの会が行われた。あいにくの雨のため、予定されていたプール開きは中止。児童らは「楽しみにしていたのに…」と残念そうに話し合っていた。代わりに体育館で開かれた会では、2、4、6年の代表児童らが全校児童の前に進み出て「クロールが泳げるようになりたい」「頑張って練習して良い記録を出したい」「丁寧にきれいに泳ぐことを心掛けたい」などとそれぞれ決意を発表したり、スポーツ交流委員児童らがプールへの入り方の手本を見せたりした=写真。
小川校長は「今年の夏は暑くなるそうだから泳ぐにはとてもよい。目標を持って練習し、自分の力を伸ばすよう頑張れ。水の事故を起こさないように、決まりをしっかり守りながら体を鍛えよう」と児童らに呼び掛けた。 -
駒ケ根市の中学校通学区変更の必要あり
開会中の駒ケ根市議会6月定例会で14日、一般質問が行われた。
生徒数の格差がさらに広がりつつある赤穂、東の両中学校の適正化について中坪宏明議員が質問したのに答えて中原稲雄教育長は「新中学校建設までの間の当面の対策として、赤穂地区の一部の生徒に東中への通学を認める・ス指定学校変更・ス制度を06年度から導入しているが、それも限界がある。緊急の対策として・ス通学区変更・スの必要がある」として、教育委員会としてこれまで導入に否定的だった通学区の変更も視野に入れた抜本的な対策が必要だとする考えを明らかにした。
関連して中原正純市長は「新中学校建設は今後の市政の最重要課題。08年度に策定する第3次総合計画後期基本計画に位置付けられるよう考えていく。あまり長期にはならないようにしたい」として建設に前向きな姿勢を示した。
現在の生徒数は赤穂中923人、東中150人。人口動態などの予測から、この差は今後さらに広がることが予想され、赤穂は学級増による教室不足、東は1学年1学級となることが懸念されている。
三原一高議員が市財政健全化の状況について質問したのに対し中原市長は「現在の実質的な借入金残高は103億9千万円で、市民一人当たりでは30万4千円になる」と答弁。「社会資本整備を進めてきたことは将来の市の発展の布石となるはず。(借入金残高は)一時的に大きくなっているが、今後は毎年度減少していく見込み」として、財政はより健全化に向かうとする見方を示した。 -
【ネイチャー・アート 市山泰子さん】
野山にある身近な素材竏忠ヤ、枯れ枝、木の皮、種、コケ、落ち葉、流木、昆虫の繭…。そんなありふれた材料を集め、オリジナリティあふれる美しい装飾品に変身させる。結婚、家の新築などさまざまな要望に応じて作品を制作する一方で、森を舞台にした創作ワークショップを開催し、自然の魅力を発信し続けている。
98年には『くらしを彩るリース竏註Xを歩く、リースをつくる』を出版。そのほか新聞、雑誌にエッセーを連載する傍ら、自宅近くにある養命酒製造駒ケ根工場の「健康の森」、「記念館」でディスプレー・アドバイザーも務めている。
「作品展を見た人が『こんな材料なら家の周りにもたくさんある』と驚きの声を上げるのを聞くと本当にうれしくなります。作品の評価のことではなくて、見過ごしていたきれいな物が身の回りにはたくさんあるんだ竏窒ニ気づいてくれたことがね」
◇ ◇
北アルプスのふもと、谷深い小谷村で生まれ育った。小学校5年生の時に通い始めた生け花教室の初日、先生に言われた。
「材料は花屋では買わない。自分で山に行って気に入った物を採っていらっしゃい」
もともと野山が好きで毎日傾斜が急な原生林で遊んでいたくらいだから喜んで山に行き、時間を忘れて歩き回っては抱え切れないほどの花や葉を集めた。
「山に一人でいても怖いと思ったことはなかったけれど、それでさらに山と親しくなりました。木漏れ日や水のせせらぎ、鳥の声…。そんな美しい自然の中で過ごしたおかげで情緒的な感性が育まれたんじゃないかな」
長じて金沢、京都などに住んだが、山の近くで暮らしたいという思いは募るばかりだった。20年ほど前、自然の中での暮らしに賛同した夫が長野県に転職。駒ケ根に定住した。
◇ ◇
「どこでリース作りを習ったのかと時々聞かれますが、誰にも教わったことはありません。山に行き、目に留まった素材を集めて組み合わせるだけで素敵なリースができるんです。自然に浸り、美しさを見つけ、造形する竏秩B特別な技は何もいらない」
レッスンでも「作り方にとらわれないで、好きなように」とアドバイスする。注意するのは、型にはまってしまうことだ。
「山に嫌われていなければ良い材料を見せてもらえる。そんな森との一体感が幸福なんです。だから毎日森を歩いている。人間というのは、自然から離れれば離れるほど不安になるんじゃないでしょうか。自然は人の心を支え、励ましてくれるのに…。みんなもっと山に行き、森を歩いて美しさを発見してみてはいかがでしょう」
(白鳥文男) -
ボランティア講習会
駒ケ根市県看護大学内のサンスポート駒ケ根で10日、ボランティア講習会を開いた。障害者のスポーツ支援に関心のある13人が参加し、重りやサポーター、特殊めがねなどを装着し、実際に体を動かしながら具体的に介助、支援方法を学んだ。 参加者はセンター職員からセンターの事業や障害者スポーツ活動の紹介、ボランティア登録制度について説明を受けた後、橋爪恵子さんを講師に、高齢者疑似体験セット「うらしま太郎」を用い、障害者の疑似体験をした=写真。
耳栓をつけ、ぼやけたり、視野が狭まる眼鏡をつけ、肘サポーターに重りを付け、荷重チョッキを着込み、75歳縲・0歳の高齢者に変身して、不自由さを体感した。
また、交替で介護者になって、身障者介護の留意点などを実習した。
市内からの参加者は「高齢者の不自由さが実感できた」。飯田市からの参加者は「ボランティアに登録し、学んだことを生かしたい」と話していた。 -
赤穂東小学校カイコ飼育教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)の3年2組(内山和美教諭、30人)は今年度、総合的な学習の一環としてカイコの飼育に取り組む。初めての勉強会を5月21日に行ったのに続いて12日、2回目の授業で教室を訪れた駒ケ根シルクミュージアムの学芸員宮崎久美さんからカイコの生態や繭について詳しく学んだ。児童らはカイコを手のひらに乗せ「スベスベしていてかわいい」と笑顔で見詰めていた=写真。カイコの飼い方について児童らは「クワの葉はどうやって細かくするんですか」、「夜はどこに寝かせればいいんですか」などと宮崎さんに質問していた。
クラスではこの日、350匹のカイコ(3齢)を譲り受けた。7月中旬にかけて教室で飼育するほか、児童ら一人につき10匹ずつ分けて夜は各家庭に持ち帰り、クワの葉を与えるなどして飼育していく。 -
【記者室】ノーネクタイの勧め
6月になり、街のあちこちでクール・ビズを目にするようになった。一部の官公庁や企業でもノーネクタイが解禁となったが、全体の普及率はいまひとつのようだ。襟元の・ス締まり・スがなく見えるのが二の足を踏む原因だろうか▼ネクタイの起源は350年ほど前、欧州・クロアチアの騎兵がユニフォームとして首に巻いた色鮮やかなスカーフらしい。今では世界中で完全に男性の制服と化したが、首に長い布をぶら下げて歩くというのも考えてみればおかしな姿だ▼欧米ではともかく、高温多湿の日本の夏に首を締めていては体の熱を封じ込めるようなもので、どうにも合理的ではない。地球温暖化防止が叫ばれる今、ノーネクタイで環境対策に一役買ってみてはいかが。(白鳥文男)
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駒ケ根市社協会長就任式
9日の理事会で駒ケ根市社会福祉協議会の会長に選任された北沢洋氏(56)=上赤須=の就任式が11日、ふれあいセンターで開かれた。北沢会長はあいさつで「福祉を取り巻く環境は大変厳しい。誰もが安心して暮らせるまちをモットーに、皆さんとともに頑張っていきたい」と述べた=写真。職員を代表して堀勝福事務局長は「これまでも市議会議長として大所高所から指導をいただいてきた。豊富な経験を持つ新会長の方針の下、職員一丸となって一層精進したい」と歓迎の言葉を述べた。
任期は2年。北沢会長は市議会議長を2年間務めたが、今年4月の市議選には出馬しなかった。 -
伊南事業場防犯協力会総会
伊南4市町村の126事業場でつくる伊南事業場防犯協力会は8日、総会を駒ケ根警察署で開いた。正副会長の改選が行われ、会長には91年度から会長を務めてきた山浦義人さんに代わって南信精機製作所(飯島町)の片桐光繁さんが選出された。片桐さんは「スムーズに運営できるよう精いっぱい努力したい」と抱負を述べた=写真。
副会長5人には上伊那農協駒ケ根支所(駒ケ根市)の春日一衛さん、帝国通信工業赤穂工場(駒ケ根市)の松田良一さん、タカノ(宮田村)の鷹野準さん、鈴木プレス工業(飯島町)の鈴木良男さん、宮下建設工業(中川村)の宮下進吾さんがそれぞれ選出された。任期はいずれも2年。
駒ケ根署の山本修作署長は「管内の犯罪は減少傾向にあるがまだまだ多い。伊南6万人の安全を守るため、防犯体制を確立して事件が起こりにくい環境を整えていってほしい」と呼び掛けた。 -
サツキと山野草展
盆栽の愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長)は「第9回サツキと山野草展」を駒ケ根駅前ビル・アルパ3階多目的ホールで10日まで開いている。約20人の会員が展示会に合わせて咲かせたサツキや、丹精込めて育てたさまざまな山野草の鉢植えなど約80席を展示=写真。訪れた人たちのため息を誘っている。会員らは「ちょうど見ごろに咲かせることができた。それぞれの花の彩りを楽しんでほしい」と話している。
会場では格安のチャリティ販売も行っている。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
中沢小炭出し
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)の全校児童は8日、同校の一角に設置してある炭焼き窯で今年度最初の炭出しをした。炭の取り出し口の前に1列に並んだ児童らは1人ずつ中に入り、うれしそうな笑顔を見せながらこんがりと焼き上がった炭を大切そうに持ち出した=写真。
炭焼きを指導した宮下秀春さん(73)=中沢中割=は「いい炭に仕上がっている」と満足そうな笑顔を見せ、児童らは「心配だったけどうまく焼けていてよかった」とほっとした表情で話していた。
5月21日に原木のコナラ約1500キロを児童らが窯に入れ、火をつけた後は宮下さんと教職員らが交代で昼夜の温度管理を行ってきた。焼き上がった炭は各学年で教材として使うほか、バザーなどで販売される。
同小は児童らに中沢の伝統産業である炭焼きを受け継いでいってほしい竏窒ニ92年に窯を設置し、総合的な学習の時間などを利用して毎年炭焼きを行っている。現在の窯は05年にPTAが中心となって製作した2代目の物。 -
駒ケ根青年海外協力隊修了式
駒ケ根市のJICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊(山形茂生訓練所長)は7日、07度第1次隊の派遣前訓練修了式を同訓練所で行った。65日間の訓練を終えた候補生210人は山形所長から一人一人修了証とエンブレムを手渡され、晴れて正式隊員となった喜びをかみしめた=写真。隊員代表の九田泰好さん(エクアドル派遣)は「訓練所では苦労を一人で乗り越える勇気と強さを身につけた。それぞれの思いを胸に世界に旅立つが、2年後に元気に帰ってくることを誓う」と謝辞を述べた。
JICAの伊沢正理事は式辞で「派遣国では多くの困難に出合うだろうが、訓練で培った力をいかんなく発揮して協力隊の歴史に新たな1ページを書き加えてほしい」と激励した。
隊員らの派遣先は中南米やアジア、アフリカなどの39カ国。それぞれ教育、保健衛生、農林水産、スポーツなどの分野で技術の指導に当たる。派遣国への出発は6月下旬。 -
看護大周辺地域景観形成住民協定協議会が大臣表彰を報告
駒ケ根市の県看護大学構内にあるふれあい花壇の整備などが評価されて第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を2日に受けた看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会(大久保茂富会長)は7日、市役所を訪れ、中原正純市長らに表彰を報告した=写真。中原市長は「10年以上にわたる積極的な取り組みが認められての表彰は市にとっても名誉。地域の人間関係づくりにも役立ってきた。これからもさらに頑張って」と激励した。
同協議会は看護大開学に伴い、周辺の景観を守る活動に取り組もうと地元上穂町の住民らによって96年に設立され、学生や教職員とともに花壇の整備などを手がけてきた。
表彰を受けたのは全国82団体、県内では7団体で、上伊那では同協議会が唯一。 -
駒ケ根市社協評会長退任式
任期満了に伴って退任する駒ケ根市社会福祉協議会の竹内正寛会長の退任式が8日、ふれあいセンターで開かれた。竹内会長はあいさつで「職員の皆さんが市民の福祉のために必死に働いている姿を見ながら、会長の責任の重さに悩んだ2年間だった。皆さんの働きが強い支えとなって今日までやってこられた。今後も一人ひとりを大切にする気持ちを持ち続けてほしい」と述べた。職員の代表が感謝を込めて花束を贈った=写真。
竹内会長は今年新たに市議会議長に就任したことにより、兼務は難しいとして6月8日の任期満了をもって退任する意向を示していた。新会長は9日に開く理事会で選任される。 -
駒ケ根市高連チャリティマレット大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は6日、第20回チャリティマレットゴルフ大会を駒ケ根市の駒ケ根高原マレットゴルフ場で開いた。開会式では、一人千円ずつ徴収した参加費を集めた6万円の寄付金を市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付。受け取った竹内会長は「多くの人の温かい志に感謝する。社会福祉のために大切に使う」と礼を述べた。プレー開始に先立って高坂会長と竹内会長が始球式を行った=写真。
競技には116人が出場。27ホール・パー108で優勝を競った。
上位は次の皆さん。
▽総合優勝=中島貞美83▽男子 (1)田中宏85(2)小出旭86(3)松下二郎91▽女子 (1)北村みゆき89(2)田中悦子96(3)宮沢たみ97▽ホールインワン=白鳥育良、北原吾市、筒井栄、宮沢友好、小林俊雄、本間秋男、稲垣晃市、奥村元治、気賀沢政子 -
県料理業生活衛生同業組合総会
県料理業生活衛生同業組合は6日、第39回定期総会を駒ケ根市の駒ケ根ビューホテル四季で開いた。県下各地から会員など約60人が出席し、約07年度の事業計画・予算案などを承認したほか、役員の改選や功労者の表彰などを行った。総会後は記念講演として松本大人間健康学部教授の広田道子さんの講演『食事バランスガイドについて』を聞いた。
表彰されたのは次の皆さん。
▼保健衛生県知事表彰=北沢清満(飯田市)▼組合功労者表彰=中村泰三、笹井清、林とき江(以上駒ケ根市)花岡光紀、田中松彦、岩波千恵子(以上佐久市)▼感謝状=中島袈裟秋 -
かんてんぱぱで流木工芸アート展
駒ヶ根市の木村紀雄さん(67)による「流木工芸アート展」が10日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。流木や製材の端切れなどで作ったランプや写真立て、時計など約70点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
東京から駒ヶ根へと移り住んだのは3年前。その後、工房を設け、流木や端材を用いた木工作品の制作を続けている。
どの作品もニスなどは使わず、素材を丹念に磨き上げることで木の持つ自然のつやや美しさを引き出しているのが特徴。また、年月を経てさまざまに変化した面白いラインや素材の素朴さをそのまま生かしている。
木村さんは「普通だったらそのまま朽ち果ててしまったり、燃やされてチップになってしまうものだが、そういうものをもう一度息を吹き込んで生かしてあげられれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
死亡交通事故現地診断
5月31日に駒ケ根市赤穂中割の広域農道で自動車を運転中だった松川町上片桐の販売員今野貢裕さん(21)が単独事故を起こして死亡したことを受けて駒ケ根署は7日、事故現場での現地診断を行った=写真。駒ケ根市交通安全協議会、伊南安協、安全運転管理者団体などの約20人が参加し、事故の詳しい状況を確認して同種の事故防止対策について話し合った。同署の山本修作署長は「原因はスピードの出し過ぎとシートベルトの不着用と考えられる。車の運転席付近はつぶれていなかったことから、ベルトをしていれば助かったのではないか」とした上で「今後、スピードとシートベルトの取り締まりを集中的に行っていきたい」と述べた。
事故発生は31日午前3時ごろ。伊那市方面から松川町方面に走っていた今野さんの普通乗用車が緩い右カーブを直進して道路左側にそれ、置いてあった数個の石(直径約1メートル)に乗り上げてジャンプ。道路に面した中古車販売店の展示車などに衝突した。今野さんは落下の衝撃で車外に投げ出され、頭や胸を強く打って搬送先の駒ケ根市内の病院で死亡した。現場の状況などから、今野さんは制限速度の時速50キロを大きく超える100キロ以上を出していたらしい。シートベルトはしていなかった。
同市内での交通死亡事故発生は05年10月以来。 -
駒ケ根市健康づくり地域リーダー基礎講座
駒ケ根市と市保健補導員連合会(和田佳代子会長)が開く07年度健康づくり地域リーダー研修会が始まった。健康づくりへの関心が高まる中での保健補導員の資質向上のため、主に就任1年目の補導員対象の「基礎」と、2年目の補導員対象の「専門」の2講座を開講。8月までそれぞれ3回の講座を予定している。
5日夜は基礎講座の第1回が市役所南庁舎で開かれた。補導員約70人が参加し、血圧のメカニズムや高血圧の原因と治療、正しい測定方法などについて学んだ=写真。講師は昭和伊南総合病院健診センター長の山田幸宏さん。山田さんは「間違った数値では意味がないが、正しい測定は実は意外に難しい」とした上で血圧測定時の注意点について「心臓と同じ高さにカフ(腕に巻く部分)を巻くことがとても大切。高さが10センチ違うと数値が5縲・ミリも違ってくる。測定前には5分間安静にすることもポイントだ」と説明した。 -
【記者室】はしか予防接種に補助を
多くの大学などが休校に追い込まれた麻疹(はしか)の大流行は県内では諏訪地区にまで及んだが、伊那保健所によると上伊那での発症の報告数は例年とさほど変わりはなく、今のところ影響はないようだ▼しかし油断は禁物。患者と一瞬すれ違っただけでもうつるほど感染力は強く、世界では年間30万人以上が死亡している。はしかを発症した人は免疫ができるため、その後は二度とかからないとされる一方で予防接種の効果は終生とはいかず、抗体は10年程度で消えてしまうという▼小学校就学前に接種しただけでは安心できないのだ。それでも確実な予防方法はワクチンしかない。行政はこの機会に10代以降の接種希望者への費用補助を検討してみるべきではないか。(白鳥文男)
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帰国隊員報告会
JICA(国際協力機構)が行う青年海外協力隊事業で発展途上国に派遣され、今年帰国した県出身隊員らの報告会が3日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所で行われた。05年度第3次隊員としてそれぞれセネガル、ネパール、チリに派遣された隊員3人が、現地でしか経験できない珍しい体験談の数々を披露した。
箕輪町出身の藤沢志保さんはアフリカ・セネガルで手工芸指導に携わった2年間の経験について発表した=写真。「一番苦労したのは言葉。訓練で学んだフランス語ではなく現地語が流通していたためコミュニケーションがまったくとれず、困って帰りたくなった」とした上で「でもセネガルの人たちは感情豊かで親切だった。派遣を希望した国ではなかったが、今ではセネガルに行けて本当に良かったと思える」と話した。
報告会に集まった派遣前訓練中の07年度第1次隊候補生らはメモを取りながら先輩の話に熱心に耳を傾け、時折質問をしたりしていた。 -
初心者向け手話講座
駒ケ根市のボランティア団体「駒ケ根手話サークル」(山脇健生会長、24人)は4日夜、初心者を対象にした手話講座の第1回を同市の障害者センター高砂園で開いた。市内の女性19人が参加し、県聴覚障害者協会上伊那支部の講師の指導で手話の基礎を学んだ。
聴覚障害者である講師は言葉が話せないため、通訳を介して説明。参加者の名前を黒板に書かせて、それぞれを手話でどう表現するのか示して見せた。参加者らは自分の名前のほか、あいさつや簡単な会話などを覚えようと講師の手の形をまね、真剣な表情で何度も繰り返し練習していた=写真。
講座は7月23日まで7回にわたって開かれる。 -
上穂町区敬老文化会
駒ケ根市の上穂町区(井上利雄区長)は3日、07年度の敬老文化会を同市の赤穂公民館で開いた。招待された69歳以上のお年寄り433人のうち約160人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには中原正純市長が一人一人に記念品を手渡した=写真。
演芸会では分館役員らによる劇やシバオケ(芝居とカラオケ)などのほか、有志のグループらによる歌や踊りなどの出し物が次々に披露された。お年寄りたちは芸をさかなに和やかに歓談しながら楽しいひとときを過ごした。
井上区長はあいさつで「戦中、戦後の厳しい時代を生きてきた皆さんのおかげで今日の日本がある。これからも体に気をつけて長生きし、われわれ後輩を指導してほしい」と呼び掛けた。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
石沢正美、淡谷和江、有賀昭子、春日康子、小松千代、成田隆興、宮沢とよ子、林守子、柴田みな江、水上利雄、藤嶋絢子、福沢英美、山本政幸、宮沢文江、北原うた子、重盛菊子、大蔵儀一、小原久代、小出定子、北原昭五 -
駒ケ根郷土芸能まつり
第20回駒ケ根郷土芸能まつりが3日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。市内の32団体が出演し、神楽、舞踊、民謡、バレエ、剣舞、大正琴、吟詠などを次々に披露した。大きなステージでの発表とあって、出演者はそれぞれ緊張した面持ちで登場したが、踊りや演奏を始めると次第に落ち着いた表情になり、日ごろのけいこの成果を存分に発揮して見事な芸を見せていた=写真。20年記念としてざんざ節保存会、伊那節保存会も特別出演し、伝統の踊りを披露した。
客席の観衆は「大したもんだね」「きれいだね」などとささやき合いながら、披露される芸の数々に夢中で見入っていた。 -
ビーチバレーinアルプス2007
ビーチバレーinアルプス2007(県ビーチバレー連盟主催)が3日、駒ケ根市の「森と水のアウトドア体験広場」サンドグラウンドで開かれた。県内各地から16チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントを戦って優勝を争った。
ビーチバレーは正式ルールでは2人制だが、初心者にもその魅力を知ってもらおうと今大会では男女混合の4人制を採用。出場者は砂の上でのプレーに悪戦苦闘しながらも、照りつける日差しの下で開放的なバレーの楽しさを存分に味わっていた=写真。
上位チームは次の通り。
(1)ヨロシク(松本市・駒ケ根市)(2)唐沢夏絵(伊那市)(3)M・E・T(2)(松本市・塩尻市) -
【海外調整員 大野秀悟さん】
駒ケ根市がJICA(国際協力機構)ネパール事務所に04年8月から派遣している林光洋調整員の後任として8月1日にネパール国の首都カトマンズに出発する。派遣期間は2年間の予定だが「代々の調整員はほとんど3年間勤務してきた。理由は、1年目は慣れるのが精一杯、ようやく仕事ができるようになった2年目で終わってはもったいないからもう少し仕事をしたい竏窒ニ皆が延長を申し出るからだと聞いている。私もできれば長くやって来たい」
調整員の仕事は、JICAが派遣する海外協力隊員などの活動のサポートや、現地政府とJICAとの交渉、各種書類の申請などのほか、現地で発生するさまざまな問題の調整と解決など、非常に多岐にわたる。
その研修のため、駒ケ根訓練所で行われた青年海外協力隊07年度第1次隊の派遣前訓練(4月4日縲・月7日)に初日から参加し、3カ月間の合宿生活で候補生らと同じ釜の飯を食いながら、語学やネパールの文化、習慣などを学んでいる。海外でのボランティア活動に当たる彼らと訓練を共にすることで、事務的なことだけでなく、隊員の気持ちをより深く理解できるとの狙いからだ。
「彼らは動機はさまざまだが、それぞれ強い意志を抱いて訓練に来ている。いろんな話を聞いて影響を受けたし、出会いが大きな財産になった」
ネパール語を勉強するのは初めて。最初はまったく分からなかったが、この2カ月で少しずつ読んだり、話したりできるようになってきた。
6月7日に行われる晴れの訓練修了式を前に彼らと別れ、4日からは東京のJICA本部での調整員研修に臨んでいる。約1カ月間、調整員としての実務の知識を身につけた後、いよいよネパールに旅立つ。
中学生の時に協力隊の体験入隊に参加し、隊員らの生き生きした姿を見ていずれは隊員になり、海外で活躍したいと考えていた。
「隊員として行きたかったが果たせずにいた。今年1月に市が調整員の後任を募集するのを知り、渡りに船と早速応募したら2カ月後に内定を告げられた。夢がかなってうれしかった」
もともと外国の文化に触れることが好きで、高校時代には米国に、就職してからも中国、香港、韓国などに旅行してきた。
「ネパールから帰ってきた隊員らに話を聞くと、いろいろな点ですごく良い所だ竏窒ニ言う。どんな生活が待っているのかすごく待ち遠しい。言葉が通じるのか、政情や治安はどうなのか、少し不安はあるが、それよりも楽しみの気持ちがはるかに大きい。与えられた仕事をしっかりこなし、何かをつかんで帰って来たい」
(白鳥文男) -
ブーゲンビリア満開
駒ケ根市南割の園芸農家、北村信之さん花育苗ハウスでは、ブーゲンビリアが満開、濃いピンクの花がハウスを占領している。
8年前、約30センチ前後の鉢植えをもらって育てた。どんどん成長し、夏には華やかな花をつけていたが、今年2月の強風でハウスの屋根が飛び、南国の花、ブーゲンビリアはすっかり葉を落した。
北村さんは「寒さで枯れてしまったと思ったが、5月中旬になって、今まで咲かなかった枝の先まで見事に咲いた。寒さに当てたことが良かったのでは」と話している。
ブーゲンビリア 原産地は中央アメリカなどの熱帯雨林。花びらのように見える部分は花を取り巻く葉(包葉)で、実際の花は花の中央部にある白い小さな花。