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駒ケ根商工会議所が検定満点者など表彰
駒ケ根商工会議所(渋谷敦士会頭)は17日夕、05年度の段位認定試験で初段に合格した春日啓一郎君(赤穂小4年・駒ケ根速算塾)と、珠算、簿記の検定でそれぞれ満点を取った小学生20人を表彰した=写真。商工会議所の竹澤誠専務理事は一人一人に認定証や表彰状を手渡し「満点は簡単に取れるものではない。日ごろのたゆまぬ努力があってこそ今日の栄誉がある。これからも目標に向かって挑戦し、一歩一歩進んでいってほしい」と激励した。
満点合格者は次の皆さん。
▼簿記検定3級=高清水恵美子(アネット)▼珠算能力検定5級=花木建貴(駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算4級=和田健太朗、鈴木夢花(以上駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算5級=宮澤毅人、倉田拳伍、小椋香奈(以上駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算7級=山口達也、土屋諒太、白鳥綾菜、山・ス雄大、林彩子、宮澤今日介、萩原祐樹、小木曽達郎、後藤樹、久保田なぎさ、長島花奈、唐沢小春(以上駒ケ根速算塾)五味祥穂(五味速算塾) -
レストラン「あるぺん」リニューアルオープン
駒ケ根高原菅の台駒ケ池畔のレストラン「あるぺん」が17日、リニューアルオープンした=写真。遊休スペースだった1階フロアーを売店に改装。駒ケ岳ワインや自然食品など駒ケ根高原の特産品の品揃えを充実させた。2階レストランでは宝剣岳御膳など高原の旬の食材を生かしたメニューをそろえている。
オープン記念として2階エントランスホールで写真家後藤寛さんの写真展「中央アルプスの貌(かお)」を開いている。季節ごとにさまざまな表情を見せる駒ケ岳などの写真パネル8点を展示している。入場無料。
午前8時30分縲恁゚後5時。問い合わせは同店(TEL81・5525)へ。 -
伊那谷作家展
駒ケ根市菅の台の駒ケ根高原美術館は1996年から02年にかけて同館で個展を開いた坂本勇さん=伊那市、柴田久慶さん=駒ケ根市、村上忠志さん=辰野町=の3作家の絵画13点を集めた作品展を4月13日まで開いている=写真。
主体美術協会会員の坂本さんは、春を待ち望む人の気持ちを果樹園の情景に重ねて表現した「春を待つ果樹園」など3点を、国画会会員の柴田さんは、情熱的な恋心を感じさせる130号3枚の大作「Ren・恋」など4点を、二紀会会員の村上さんは、人間の孤独感を表現した「ひとたち(孤)II」など6点をそれぞれ展示している。
午前9時30分縲恁゚後5時。大人1千円、大学・高校生800円、小・中学生500円(小・中学生は毎土曜日無料)。水曜日休館(4月からは無休)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
駒ケ根市の2中学で卒業式
駒ケ根市の赤穂中学校、東中学校で17日、それぞれ卒業式が行われ、354人(男子188、女子166)の生徒が9年間の義務教育を終えた。
東中(向山健一校長)の卒業生は男子27、女子20の計47人。卒業生代表の工藤由紀さんは涙で声を詰まらせながら「3年前、期待と不安を胸に入学して以来たくさんの思い出ができた。その間、時に厳しく導き、優しく見守ってくれた先生や家族に心から感謝したい。卒業を機に自分の道を切り開き、それぞれの希望に向かって頑張りたい」と答辞を述べた。
卒業生は在校生らの歌う『蛍の光』に送られながら、3年間の思い出の詰まった母校を静かに後にした=写真。
向山校長は式辞で「3年生は学校の顔だ、と以前話したが、皆よくその期待に応えてくれた。周囲に支えられ、生かされて巣立ちの日を迎えられたことにあらためて感謝しよう」と述べた。 -
駒ケ根ライオンズクラブが「サクラとカエデ」に寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は「桜と楓の名所づくり」事業で植樹する苗木の資金として10万円を同事業の実行委員会(山浦義人委員長)に寄付した。17日、北原会長、下平文隆幹事、小平佳司環境保全委員長、小田切さち子PR・IT委員長が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「長年の取り組みで高原は素晴らしい景観になってきている。毎年の厚意にあらためて感謝する」と礼を述べた。
今年で第8回となる「桜と楓の名所づくり」の記念植樹はみどりの日の4月29日に行われる。駒ケ根高原の大沼湖周辺に植えられたサクラとカエデは1100本余りになり、訪れた観光客や市民の目を楽しませている。 -
日本棋院駒ケ根支部副支部長
塩澤明さん(76)赤穂公民館の囲碁講座で講師を務めて11年。4歳から83歳の市民ら約40人が集う講座で週1回、碁を教えている。さらに、講座だけでは飽き足らず、もっと強くなりたい竏窒ニいう子どもたちを自宅に招き、熱心に指導を続けている。
「囲碁は年齢、性別に関係なく楽しめるのがいい。難しいと思われがちだが決してそんなことはないし、覚えればこんなに楽しいものはないですよ。それに非常に奥が深くて、打てば打つほど夢中になる。そこが魅力ですね」
◇ ◇
豊科で米屋を営む両親の間に男5人、女4人の9人きょうだいの8番目として生まれた。「兄たちの通知表は甲ばかりだったが、自分だけは乙が3つばかりあった。宿題だけは家に帰ってすぐにやったが、まあ、家の中で本を読むより外に行って遊び回ってばかりいる子どもだったね」
旧制松本中学(現松本深志高校)時代、キャンプに行った高原で友人と散策していた時、北アルプスの常念岳を背にして子どもが無邪気に遊んでいる光景が目に映った。目の前に広がる絵のような情景に感動し、友人に「おい、教員やらないか」と問いかけられて「いいな。やりたいね」と即座に答えた。
1950年、20歳で数学教師として豊科の高家(たきべ)中学を皮切りに教員生活をスタート。以降県内各地の小中学校で教壇に立った。
囲碁との出会いは23歳の時。当時の校長が初段で、教頭はじめ教諭らがこぞって囲碁に打ち込んでいたことから先輩に「お前もやれ」と教えられ、たちまちその面白さのとりこになった。
「授業中にもね、この生徒は碁に向いている、やらせたらうまくなるだろうな竏窒ネどと考えたりしていた。ふと天井を見上げると碁盤に見えるほど、本当に夢中でした」
◇ ◇
松本や上伊那で校長を歴任するなどして退職。「その後は専ら囲碁三昧。だが昔は一晩中打っていても平気だったのが、今は年のせいか一番で駄目だね」とぼやく。「打つ時の集中力がなくなった。でも生徒に教える時は真剣ですよ。教える時にはいい加減なことはできないからね。やっぱり教えることが好きなのかな」
囲碁のほかにも拓本、絵画、郷土芸能などへの造詣も深い。
「始めたら何事も徹底的にやらないと気が済まない困った性分でね。94年に5段を取った時も土蔵に閉じこもって一生懸命にやったもんだ。もっともそれ以降はちっとも腕が上がらないけれどね。言わば万年5段ですよ(笑)」 -
赤穂東小児童が社協に寄付
駒ケ根市社会福祉協議会が05年秋に開いたふれあい広場にバザーを出店した赤穂東小学校4年2組(宮入美雪教諭、25人)の児童らは16日、ふれあいセンターを訪れ「困っている人のために使ってください」と売上金の一部約9500円を市社協に寄付した=写真。受け取った堀勝福事務局長は「寄付金は市社協の善意銀行に積み立て、寝たきりのお年寄りや障害のある人たちのために大事に使います。温かい気持ちに感謝します」と礼を述べた。
同クラスはバザーで自作のポップコーンやミサンガ、パチンコなどを販売。売上はクラスの宿泊学習の費用などにも充てた。05年にもスマトラ沖地震の被災者に義援金を送ってユニセフから感謝状を受けている。 -
駒ケ根市教委が赤穂中生3人を表彰
駒ケ根市教育委員会は16日、各分野で優秀な成績を収めたとして赤穂中学校(諏訪校長)の巣山史織さん(3年)小松原彩香さん(3年)羽鎌田直人さん(1年)の3人に対し表彰状を贈った=写真。巣山さんは自然保護NGOのWWF(世界自然保護基金)が主催する作文コンクール「かけがえのない地球を大切に」に応募した作文「自然と私」が最優秀賞を受賞した。小松原さんは第26回JSCAブロック対抗水泳競技大会(日本スイミングクラブ協会主催)に出場し、50メートルバタフライの13・14歳の部で3位に入賞した。羽鎌田直人さんは第8回JOCジュニアオリンピックカップ大会(日本山岳協会主催)で男子ユースBで2位、総合でも17位に入賞した。3人は「表彰を機に今後もさらに頑張りたい」などとそれぞれ感想を話した。
中原稲雄教育長は「素晴らしい成果。行くべき道に向かってますます精進してほしい」と激励した。 -
安楽寺仏教婦人会が寄付
駒ケ根市上穂町区の安楽寺の檀家(だんか)の女性らでつくる安楽寺仏教婦人会(清水喜美子会長、480人)は同会が7日に寺で開いた会員同士のバザー「第4回安楽市」の売上金の一部10万円を市社会福祉に寄付した。16日、清水会長、宮沢賀子福会長のほか、住職夫人の飯田敬子さんがふれあいセンターを訪れ「福祉のために役立てて」と堀勝福事務局長に寄付金を手渡した=写真。堀事務局長は「志に感謝する。市社協の善意銀行に積み立て、福祉事業のために使わせていただく」と礼を述べた。
同会は6年前に第3回安楽市を開いた際にも売上金32万円を市社協に寄付している。 -
危険交差点マップ完成、全戸配布へ
駒ケ根市と市交通安全推進協議会は駒ケ根署の協力で05年度の危険交差点マップをまとめた=写真。04年の1年間で交通事故が3件以上起きた市内の交差点31カ所について事故の件数と形態を地図上で分かりやすく表示しているほか、過去10年間の事故発生状況と原因、事故防止のポイントなどについて示している。
最も事故が多かった交差点は伊南バイパスの西友北側・古田切交差点で追突・出会い頭など14件。2番目は旧国道とアクセス道路が交わる北町信号交差点で12件。傾向としては新旧の国道153号線や中央道駒ケ根インターチェンジへのアクセス道路での事故が多いことが分かる。
マップは1万1千部印刷され、3月中に区長を通じて市内全戸に届けられるほか、高校や自動車学校などにも配布される。 -
NTN長野と駒ケ根市-森林の里親協定締結へ
森林の荒廃に歯止めをかけるため、企業の支援を受けて森林整備を行う駒ケ根市の「森林(もり)の里親促進事業」の里親に、ベアリングなどを製造するNTN長野製作所=箕輪町中箕輪=が名乗りを上げた。23日に駒ケ根市役所で協定書を締結する。「森林の里親」は県が推奨している事業で、これまでに県内14市町村で協定が成立。上伊那では初となる。
NTNは06年から50万円ずつ5年間にわたって支援する。協定により、市は森林の所有者と調整を図りながらNTNと協働で林業体験などに利用できる森林づくりを進めたい考え。
契約予定地は駒ケ根高原の家族旅行村付近の約40ヘクタールの森林で、カラマツ、アカマツ、スギなどの針葉樹とサクラ、カエデなどの広葉樹が混交している。企業側の利点としては、環境活動への取り組みをアピールすることにより会社のイメージアップができるほか、社員や家族のレクリエーションの場として活用できることなどが挙げられる。 -
3議員が市政ただす
開会中の駒ケ根市議会3月定例会で15日、前日に続いて一般質問が行われ、馬場宣子議員(共産党)坂本裕彦議員(同)猿田洋子議員(無所属)がそれぞれ市の考えをただした。
寝たきりの年寄りや病人などを自宅で介護する市民に支給している在宅介護慰労金について馬場議員が質問したのに対し中原正純市長は「市が交付する05年度の在宅介護慰労金は2260万円。ほかの自治体では廃止の動きもある中で、市としては支給額は順次引き下げの方向で見直すが、制度は引き続き堅持したい」として支給を当面継続したい考えを示した。
猿田議員が起債残高についてただしたのに対し中原市長は「05年度末の起債残高見込みは約211億円だが、このうち国の交付税で半分が措置されるため市民負担は実質約100億円。(借金の度合いを示す)起債制限比率は12%台で適正に推移している」として健全財政を強調した上で「起債は借金ではあるが、一方で社会資本の整備により質の高い住民サービスが可能となる側面も同時に見るべき」として、国の有利な起債を利用して社会資本整備を図ってきたこれまでの市の方向性は間違っていなかったとの認識を示した。 -
【記者室】駒ケ根を想うブログ
インターネットをのぞいていたら市民が駒ケ根の市政を論じているブログが目に留まった。いったいどこで情報を仕入れているのか分からないが、相当深くにまで踏み込んだ鋭い指摘が多数あって感心させられる▼ブログ(ウェブ・ログ)とはインターネットを利用した日記風のホームページのこと。自身の考えを居ながらにして瞬時に世界に向けて発信できる。もちろん読む人がいなければ自己満足で終わってしまうが、このブログは読んだ人からの書き込みも多く、一方通行で終わっていない▼批判を向けられる市の当事者にとっては耳の痛い話も多かろうが、市政について真剣に考える市民の貴重な意見として、ここは真摯(しんし)に耳を傾ける必要があるだろう。(白鳥記者)
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差損額は約3億9千万円
開会中の駒ケ根市議会3月定例会で14日、一般質問が行われた。2日の議会全員協議会で示された駒ケ根市土地開発公社の第2次経営健全化計画に関連して、公社が保有する土地の簿価と時価の差額について共産党の大沼邦彦議員が質問したのに対し中原正純市長は「05年度末に公社が保有するすべての土地(簿価48億4200万円)が処分できたと仮定した場合の簿価と時価の差額は約3億9千万円」と答弁し、売却に伴って大幅な差損が想定されることを明らかにした。第2次経営健全化計画では06年度から10年度に生じる売却損の2分の1は市が補助するとしていることなどから大沼議員が「このような事態を招いて市長としての責任をどう取るつもりか」と重ねて答弁を求めたのに対し中原市長は「資産価値の下落は全国的なもの。まちづくりにとって今後も重要な役割を果たす公社の運営に市長として全力を尽くすことが使命と考える」と述べ、引き続き健全化に向けて努力していきたいとする姿勢を示した。
新風会の塩澤崇議員が有害図書の自動販売機設置問題に関連して青少年健全育成条例の制定に対する考えをただしたのに対し中原市長は「市単独での制定より県全体での取り組みが必要」として、市としては条例制定は行わず、県に働きかけていきたいとする方針を示した。 -
バスケットチーム全国大会出場
赤穂高校OBらが中心になって6年前に結成された男子バスケットボールチーム「すずらんクラブ」(松崎吉文監督、16人)は1月に行われた県予選大会に優勝し「第32回全日本クラブバスケットボール選手権大会」(3月18縲・0日、長野市)への初出場を決めた。13日夜、松崎監督のほか、駒ケ根市在住の野口輝幸さん=北割一区、上野平二さん=北割一区=の2選手が市保健センターを訪れ、中原稲雄教育長らの激励を受けた=写真。松崎監督は「練習は週2回だけしかできないが、初めての全国大会なので一生懸命やって良い成績を挙げたい。市民の期待に応えられるよう頑張る」、野口さんは「良いプレーをしたい。まず1勝が目標」上野さんは「悔いの残らないよう頑張りたい」とそれぞれ決意を述べた。
同チームは結成直後から県大会で優勝するなど強豪として知られる。平均身長は170センチ台と上位チームの中では低い方だが、スピードと技を生かしたチームワークには自信を持っている。 -
東中3年生を送る会
今週末に卒業式を迎える3年生に残り少ない中学校生活の思い出を贈ろうと駒ケ根市の東中学校で生徒会主催の3年生を送る会が開かれた。生徒会役員と1・2年生らが感謝と激励の気持ちを込めてそれぞれ歌や発表などを披露し、3年生の卒業を祝いながらも迫った別れを惜しんだ。3年生と向かい合った在校生らが全員で『喜びの歌』など、思い出の歌を思いを込めて合唱した=写真。誘われるように一緒に歌い出した3年生の中には感極まってあふれる涙を何度もぬぐう女子生徒の姿も見られた。
生徒会役員らは3年生へに対して行ったアンケートの結果をプロジェクターで発表。星座や血液型、好きな給食などについてグラフで示しながらユーモアたっぷりに紹介した。1・2年生はダンスや漫才を交えた呼び掛けをしたり、歌を歌ったりして先輩たちへの感謝の気持ちを表した。
同校の卒業式は17日に行われる。 -
環境問題学習会
駒ケ根市の環境浄化を進める会・市と共催で12日、駅前ビルアルパで第1回環境問題学習会を開いた。市民ら80人が参加、駒ケ根市のごみ処理の現状や有用微生物の働きなどに理解を深め、ボカシによる生ごみ堆肥のし込みの実演を見入った。
家庭菜園部会長の井口真吾さんは「簡単!安全!ボカシによる生ごみ堆肥で家庭菜園を」をテーマに、ボカシを使った生ごみ堆肥のし込み、家庭菜園での使用法、生ごみ堆肥で栽培した野菜はなぜ、おいしいのか-について実演を交えて話した。
井口さんは「生ごみ堆肥のポイントに「新鮮、細かく切る、水分を切る」を挙げ、実際にボカシボックスに紙を敷き、生ごみに対しボカシは3-5%を入れ、生ごみとよく混ぜるなどし込みを実演し「バルブから水は毎日抜く。ボックスが満杯になったら、密閉し直射日光が当らない場所に置き、1-2週間で発酵、肥料になる」と管理にも触れた。
また、生ごみ堆肥は畑に穴を掘り、土と混ぜておく。動物などにいたずらされないように、トタンなどをかぶせて置くといいとした。
次回は26日午後1時30分から、駅前ビルアルパで、「EMボカシとは、みんなで挑戦、ボカシづくり」を予定。 -
キンボールマスター講習会in駒ケ根
駒ケ根キンボール愛好会は12日、市民体育館などで、キンボールマスター講習会in駒ケ根を行った。市内の愛好者、体育指導員をはじめ、塩尻市や飯田市、伊那市などからリーダーら23人が参加、日本キンボール協会常任理事の前山直さんを講師に講習を受け、筆記試験と実技試験でマスター資格取得を目指した。
マスター資格はリーダー認定後、1回以上リーダー講習会を受講、さらにマスター講習会を受講し、筆記試験と実技試験の合格者が認定される。
マスターの特典は▽リーダー講習会を開催できる▽キンボール地域支部が設置できる▽レフリーC級の資格が得られる-など。
この日の講習では競技方法や公式ルール、指導方法などのほか、4人ずつ6チームに分かれ、競技を通じて、ルールや競技方法を実習し、試験に備えた。
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もちつきボランティア交流会
駒ケ根市ボランティア協議会の「もちつきボランティア交流会」は12日、駒ケ根市ふれあいセンターであった。同協議会に所属するボランティア35団体の150人余が参加し、もちつきを楽しんだ。 今回は22キロのもち米を4基のうちでつきあげ、あんこやきなこ、大根おろしで味わった。
始めの会で飯島美佐子会長は「大勢の元気な声と明るい笑顔に会えた。多くの人と交流を深め、心にいっぱい、ビタミンを蓄えて」とあいさつ。
参加者はつきたてのもちを味わったり、ステージに繰り広げられる踊りや歌などの発表を楽しみ、交流を深めた。 -
「沢山の人に好かれる美容室に」 小牧秀徳さん(31)
宮田村にある「マキズ・ルーム」は母親が立ち上げた26年続く美容室。2代目として母の店を引き継ぎ、自分なりのやり方で経営している。まだまだ技術的にも接客対応の面でも親から学ぶことは多いが、「今よりも沢山の人に好かれる美容室になるよう」日々努力する。
東京の専門学校や店で美容師の技術を勉強し、帰郷する際には欧米の足裏健康法「リフレクソロジー」の技術も習得。カットやパーマ、カラーの合間のマッサージに同健康法の技術を役立てるほか、足裏マッサージのみのサービスも提供している。
単純に髪を切るだけでなく、その時間をお客さんが楽しみ、癒されるためのサービス提供をすることが願い。スタッフを雇わず母親と自分ですべてに対応するスタイルは「家(小牧家)に遊びに来てもらう感覚」。多くの人が世間話や悩み事を話し合える和みの空間になっている。
◇ ◇
母親の店を継ぐまでの経緯は紆余(うよ)曲折だった。高校卒業後、東京の専門学校で勉強し、そのまま就職して働くが、3年ほどで退職。母親が美容師だったという理由もあるが、頭の中に描いていた華やかな美容の仕事で成り上がろう竏窒ニいう動機は不純だった。
「漠然としたイメージで美容師業を捉えていた。自分が目指す美容師像がはっきりしていなかった」と振り返る。
美容業を改めて見直すきっかけは、都会で自活するためにアルバイト生活を送った経験の中にあった。日雇いの肉体労働の仕事を中心にいろいろな職に就き、自分にとって合う仕事を模索するため2年間を過ごす。しかし、美容師の専門学校卒の人間にとって就職の窓口は狭いことを思い知った。
そして、せっかく取った資格なのだから竏窒ニ「美容師のスタイルは個々に違うが、来てくれるお客さんに対して、自分なりの接し方を。どれだけのサービスを自分が提供できるか挑戦しよう」との目標を、実家の美容室で目指そうと思った。
◇ ◇
今よりも沢山の人に好かれる美容室にすることが夢だ。それは従業員を雇い店舗を拡大するのではなく、居心地のよいスペースにするためサービスの質を進歩させること。「せっかく人と会っているのだから、出来るかぎりのおもてなしをしたい」との言葉に思いを込める。
◆お店のデータ◆
○住所 宮田村町一区60‐5
○営業時間 午前9時縲恁゚後8時(完全予約制)
○定休日 毎週月曜日、第3日曜日
○TEL 0265・85・3677
フリーダイヤル 0120・39・3677 -
商店会が『桜の下で』PRキャンペーン
8人組ボーカルグループ「橋本ひろしと冒険団」が駒ケ根市でコンサートを行うのに合わせ、同市の本町商店会(池上博康会長)は商店街のアーケードにコンサートのチラシを飾るとともに同グループの代表曲『桜の下で』をBGMで流すキャンペーンを11日から始めた=写真。池上会長は「商店街の活性化とイメージアップに役立ってくれれば」と話している。キャンペーンはコンサート当日の21日まで続けられる。
『桜の下で』は同市中沢在住のキョウデン会長橋本ひろしさんの作詞作曲。恋人への思いを桜の花に重ねるラブ・バラードで、05年にNHKなどで放送されてスマッシュヒットとなった。市は曲の叙情的なイメージを観光PRに生かそうと、桜の季節に合わせたタイアップキャンペーンを行っている。 -
看護大卒業式
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は11日、第8回卒業式・第6回修了式を開いた。学部生83人と大学院博士前期課程修了生9人が深山学長から学位記を受け取り、思い出多い駒ケ根のキャンパスを巣立った=写真。
学部卒業生代表の近藤芙未子さんは「実習で学んだ看護の喜びや、互いに支え合い、励まし合った素晴らしい仲間との出会いなど、4年間で多くのことを得た。これからの人生の大切な財産にしたい」、大学院修了生代表の近藤恵子さんは「米国での看護研修などを通じ、国際的な視野を持つことの大切さに気づいた。学んだことをこれからの看護に生かせるよう一層精進したい」とそれぞれスピーチした。深山学長は「社会に出て最初の1年は誰でも苦労するが、経験を積み重ねるうちに力がついてくる。看護は奥が深い。まず一歩踏み出す勇気を持って頑張ってほしい」と激励の言葉を贈った。
学部卒業生83人のうち、進学する3人を除く80人はすべて就職先が決まっている。職種は看護師58人、保健師14人、助産師8人。大学院修了生も県内外の大学教員などに就職が決まっていて就職率は100%。 -
食育講演会
駒ケ根市教育委員会は10日夜「食が変われば子どもも変わる」と題した食育講演会を市文化会館で開いた。約500人が集まり、春の高校バレー3連覇を含む4度の優勝に輝く岡谷工業高校バレーボール部の元監督夫人の壬生智子さんの講演を聞いた。
岡工は春の高校バレーで3連覇を含む4度の優勝に輝くなど全国的に有名な名門チームとなったが、壬生さん夫妻は自宅として買い取った古い家を寮にして20年間、バレー部の生徒たちの面倒を見てきた。部員たちの食事の世話を一手に引き受けてきた壬生さんはその経験から3度の食事の大切さを強調=写真。「大切な朝食抜きでは体が動かない。体に指令を送る脳にエネルギーを補給しないのはガソリンなしで車を走らせるようなもの。好き嫌いが多く、食べる量が少ないことも最近の子どもたちの問題だ」として幼児期からの家庭での食習慣づくりの重要性を訴えた。 -
砂防事業報告会
流域自治体の関係者らでつくる天竜川上流直轄砂防事業促進期成同盟会は10日、砂防事業報告会を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約100人が参加し、砂防事業にかかわる4団体の最近の取り組みなどについて報告を聞いた=写真。
県土木部参事で砂防課長の原義文さんは「災害対策には認識、知識、意識の3つが大切。特に重要なのは、どういう災害が発生するのかをイメージする『認識』だ。ただ、実際に災害が発生した場合、行政ではなかなか手が回らない。行政ももちろんやるが、やはり地域での対策が大切で、最終的には集落ごとの防災力がどうしても必要になる」として、行政による対策には限界があるとの考えを示した。
松本、多治見の砂防事務所長今井一之さんと後藤宏二さん、天竜川上流河川事務所長の三上幸三さんがそれぞれの取り組み事業などについて発表した。
会長の中原正純駒ケ根市長は「伊那谷の地質、地形は非常に脆弱で、過去幾多の災害に見舞われてきた。国の直轄事業が推進されてきているが、いまだ対策が十分でない地域が数多く残っている。報告会を機に危機管理と防災の意識をさらに高めてほしい」とあいさつした。 -
生け花でひな祭り
生け花をひな壇に飾って春を楽しもうと駒ケ根市中央の池坊流華道教授の遠藤政恵さん宅で11日、ひな祭りが開かれた。教室の生徒らでつくる大和なでしこ会の子どもたちがひな人形に見立てて生けた色鮮やかな花々を前に、生徒の親子らがちらしずしなどの料理や菓子を囲んで年に一度のひな祭りを楽しんだ=写真。
内裏ひなの頭(かしら)には男ひなに黄、女ひなには赤竏窒ニ色違いのチューリップを使い、衣にはスイートピー、カスミソウなどをあしらったほか、左右に大きく張り出させたタニワタリの葉を使って男ひなの袖を表現している。遠藤さん宅の生け花を使ったひな祭りは30年近く続いている。 -
上穂町区市政懇談会
市の財政状況や医療体制などについて市長らの考えを直に聞こうと駒ケ根市の上穂町区分館(桃澤信人分館長)は9日夜、毎年恒例の市政懇談会を三和森コミュニティセンターで開いた。区民約90人が集まり、中原正純市長、中城正昭民生部長、滝沢修身企画財政課長の説明に耳を傾けた=写真。
中原市長らは、昭和伊南総合病院の医療体制の充実や市の行財政改革の見通しなどについて約1時間かけて説明。参加者からの質疑応答で、市の単独自立に伴う今後の行政サービスの低下について質問を受けた中原市長は「行財政改革を実行する上で受益と負担の見直しは必要。その対象となった人にとっては行政サービスの低下と映るかもしれない」として、協働のまちづくりへの理解を求めた。
市職員の天下りについての質問に対して滝沢課長は「退職職員が市の関連団体で働いていることは事実。現在5、6人いるが、国などの天下りとは違い、10縲・5万円の安い給料で退職金もない。新規雇用の妨げになっているという指摘だが、市としては企業誘致など大きな視野で考えた方が得策だと考えている」と回答した。 -
経営講座「やがてインドの時代が始まる」
駒ケ根市は9日、05年度の第5回経営講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。講座の年間会員企業から約20人が参加し、インド専門の調査事務所ジュガルバンディ代表の小島卓さんによる講演「やがてインドの時代が始まる」を聞いた。
年間100日はインドに滞在するという小島さんは「インドは貧しく、文明が遅れていて危険な国竏窒ニいう先入観を多くの日本人が持っているが、必ずしも正しくない」として、豊富な現地経験に基づいたさまざまな論拠を挙げてインドの現状を分かりやすく説明=写真。その上で「今、日本企業の進出先は中国一辺倒だが、もう一歩踏み込んでインドを見てみると新たなビジネスチャンスが必ず発見できるはず」と話した。 -
看護大卒業記念植樹
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)で10日、看護大交流市民の会(木下和好運営委員長)と卒業生らが卒業記念のシダレザクラを植えた。キャンパス内の緑地「有酸素運動研究コース」の一角に集まった約80人の学生が代わる代わるシャベルを手にし、4年間の学園生活の思いを込めてサクラの木の根元に土をかけた=写真。
木下委員長は「サクラは年がたつと大きくなっていい花を咲かせてくれることだろう。卒業しても時折ここを訪ねて花を見てほしい」とあいさつした。卒業生を代表して高島未季さんは「こうして在学の証しを残せてうれしい。市民の会の皆さんに心から感謝したい」と礼を述べた。
同コース内には第1回卒業記念の1999年から毎年1本ずつ植えられたシダレザクラの木が並んでいる。
卒業式は11日午前10時30分に行われる。 -
新上田市宣伝キャラバン隊が駒ケ根市を訪問
「我は真田幸村であるぞ」竏秩B3月6日に4市町村が合併して誕生した新・上田市をアピールしようと10日、よろいかぶとなどの装束に身を包んだ上田市民7人が駒ケ根市役所を訪れ「ぜひ上田に来てくだされ」などと口上を読み上げた=写真。
7人は、合併を盛り上げようと05年12月に発足した「新上田市元気プロジェクト」(木口博文世話人代表・30人)が計画したキャラバンの公募に応じて集まった一般市民ら。上田市ゆかりの戦国武将、真田幸村と講談などで有名な真田十勇士に扮(ふん)して県内全市を訪れている。木口さんは「市民の間で合併の機運が低かったので、何とか盛り上げたいと各市の訪問を計画した。これを機に上田市を訪れる人が増えてくれればうれしい」と話している。 -
東中に卒業式のリボン寄贈
駒ケ根市中沢のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)の利用者ら3人は9日、同市の東中学校(向山健一校長)を訪れ、卒業生らが式で胸に付けるリボン51個を贈った。
同園利用者代表の小田切美智子さんとボランティアで製作を手伝った下島千鶴子さんが「卒業生に喜んでもらえれば」と生徒代表の来年度生徒会長竹村瑠里さんにリボンを手渡した=写真。竹村さんは「手間のかかるものをありがとうございました。卒業生に大切に渡します」と感謝の言葉を述べた。
リボンは長さ10センチの赤いリボンを折って作った花びらを12枚組み合わせ、中央にアクセントの黄色を配した凝った作り。同園は7年前から卒業生にリボンを贈り続けている。
同校の今年度卒業生は47人。卒業式は17日に行われる。