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ミヤザワフルート会長がリコーダー寄贈
飯島町飯島出身のミヤザワフルートの宮沢正会長(埼玉県在住)はこのほど、飯島町の2小学校の新3年生104人にリコーダーをプレゼントした。
両校では早速、音楽の授業で使っている。 恒例の宮沢会長のリコーダー寄贈は81年から始まり、今年で25回目。 -
村歌舞伎一代を成功させる会飯島分会が設立総会
後藤俊夫監督(67)=飯島町=が農村歌舞伎を題材に取り組む長編劇映画「村歌舞伎一代」の製作・上映を成功させる会の飯島分会の設立総会が19日夜、文化館であり、登録会員115人24団体のうち、約30人が出席し、会規約や役員の確認、会の運営と支援方法などについて話し合った。
会長の高坂町長は「監督の地元として、分会を立ち上げ、裾野を広げ、支援金を集めるなど、できるだけの支援をしていきたい。何としてもこの映画を成功させ、伊那谷を全国に、世界に発信させたい」と設立趣旨に触れてあいさつ。
後藤監督は製作本部や撮影宿舎の提供など、町の温かい配慮に感謝し「自主企画は配給が難しいが、角川映画が引き受けてくれ、全国同時公開ができる。主演の片倉孝太郎さんはすばらしい演技をする人、すでに役づくりを進めている」と現況にも触れた。
役員は次のみなさん
(敬称略)
▽会長=高坂宗昭町長▽同副=野村利夫議会議長、坂井武司町商工会長、松下寿雄本会運営委員▽委員=森下一雄、堀越幸夫、宮嶋紀義、山田治男、竹沢秀幸、知久平彰、久保田英一、生田順市、宮脇公子、小木曽信人、伊藤信人、山田敏明、大沢利光▽事務局=町教委(北沢教育次長、事務局職員) -
石神家のミツバツツジ満開
飯島町七久保高遠原の石神家のミツバツツジが満開になった。
推定樹齢250年余、町内では最高齢とか。樹高3・3メートル、幹周1メートルと巨木。石神家の墓所をすっぽりと覆い、紅紫色の花を咲かせている。 -
飯島町で廃工場全焼
20日正午ごろ、飯島町飯島仲町の飯木工業の旧工場から出火。鉄骨トタン張り平屋建て工場1棟、約1795平方メートルをほぼ全焼して午後1時55分鎮火した。同工場は約2年前から廃屋状態になっているという。駒ケ根署が原因を調べている。
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村歌舞伎一代制作本部開所式
後藤俊夫監督(67)=飯島町=が農村歌舞伎を題材に取り組む長編劇映画「村歌舞伎一代」の製作本部を飯島町役場庁内の一角に設置。19日、関係者40人が見守る中、後藤監督と高坂町長が看板を上げ、製作拠点の設置を祝った。
看板は幅30センチ、2・4メートル、大沢教育長の揮ごうで長編劇映画「村歌舞伎一代」と書かれた。
後藤監督は「飯島町の温かい配慮で、映画づくりを行う製作拠点の設置できた」と感謝し「主演に歌舞伎役者の片岡孝太郎さんが決まり、6月には全俳優も決定する」と現況に触れ「映画を通して、伊那谷のPRを頑張りたい」と誓った。
高坂町長は「本部設置でいよいよ、製作が本格化する。後藤監督の地元として、側面から支援協力するために、今夜『成功させる会』の飯島分会を立ち上げる」と述べ、多くの出席を呼び掛けた。
今後のスケジュールは5月4日、同本部で第2次オーディション。6月末、制作発表、10月末撮入の予定。同本部には常時スタッフ30-40人が出入りする。
また、撮影隊宿舎は千人塚老人福祉センター千寿荘を充てる。 -
上島泰芳・上島松男2人展
飯島町七久保の道の駅、花の里いいじまで24日まで、伊那市美篶の「上島泰芳・上島松男2人展」が開かれている。
祖父、上島不六さんの「銘竹彫刻」を独自の技術開発で、現在のスタイルに深め復活させた上島泰芳さんの銘竹彫刻と、手製本会社美篶堂代表で、紙の断面で絵を描く、上島松男さんの「断面アート」を合わせて300点余展示した。
泰芳さんオリジナルの銘竹彫刻は、京都嵯峨野のモウソウチクを油出し、4、5年置いた物を用い、竹の表面にドリルで絵や文字を刻んだ。井月や一茶の俳句や芭蕉の「奥の細道」「信濃の国」、各宗派の本尊、大日如来、釈迦、阿弥陀如来などを中央に描き、般若心経を左右に書き記した作品、花鳥、山水などのほか、竹筒の花器、竹の根「稲塚」の1輪挿しなどを展示した。
一方、松男さんは世界の手すき和紙を集めた見本帳、色とりどりの紙を重ねた切り口で、「雲上の富士」「赤富士」や抽象画を描いた。このほか、美篶堂が製本した書籍も並べた。
会場ではブロックメモ、上製ノートなど紙小物も販売している。 -
辰己屋建設、沿道清掃とごみ拾い
飯島町の辰己屋建設は15日、社員ら約40人が参加し、地域貢献活動の一環として、広域農道のふれあい橋南からJA七久保支所まで、沿道清掃とごみ拾いのボランティアをした。
社員らは4班に分かれ、燃えるごみの袋やガラス、金属、プラスチックなどを入れる不燃物の袋を持ち、ゆっくりと歩きながら、道路や側溝に投げ捨てられた空き缶、紙くずなどを拾い集めた。
時には植え込みの中、土手の下まで手を伸ばして丁寧に拾い集めた。
参加者はごみの詰った袋を持ち上げ「今年はビニールや空き缶、ペットボトルが多い」と話していた。 -
陣屋ウォーク準備ウォーク
陣屋ウォーク実行委員会(田島好美会長)は15日夜、29日の陣屋ウォークスタートを前に、冷たい雨の中、町内コースで準備ウォークを行った。
ウォーク参加予定者93人中、35人が参加、2隊に分かれ、町文化館駐車場を発着点に、国道153号を北上、駅南踏みきりを渡り、東部保育園、諏訪神社、マイタウンから北上、与田切公園を折り返し地点に、9・5キロを約3時間かけて歩いた。
始めの式で、雨具を着て集まった参加者を前に、田島会長は「本番では今夜のような雨の日も予想され、良い実践訓練になると思う。リーダーの指示に従い、事故のないように」と激励。
この後、2隊に分かれ、1列になって、黙々と歩を進めた。 -
慈福院のしだれ桜8分咲き、
飯島町七久保の慈福院で16日、8分咲きのしだれ桜の下で、延命地蔵尊と薬師如来の例祭があった。
祭は地元北街道耕地(富永康義総代)が毎年、桜の開花に合わせ、4月の第3日曜日に実施。本郷の西岸寺の平野泰成副住職が、地域住民の健康や、子どもたちの健やかな成長などを祈った。
同寺の延命地蔵尊は高遠石工、守屋貞治作。しだれ桜は樹齢300年、樹高さ9・5メートル、エドヒガンの変種。 -
飯島で重傷交通事故
16日午後1時50分ごろ、飯島町飯島の町道で伊那市御園の会社員松原義明さん(40)が運転する普通乗用車が、同方向に走っていた兵庫県宝塚市の会社員齋藤潔さん(58)の自転車を追い抜こうとして接触。齋藤さんは自転車ごと転倒し、駒ケ根市内の病院に運ばれたが肋骨を折るなどの重傷を負った。松原さんにけがはなかった。
現場は追越しのための右側部分はみ出し通行禁止区間だが、ほぼ直線の見通しの良い道路。駒ケ根署が原因を調べている。 -
与田切公園桜まつりにぎわう
3分咲きのソメイヨシノが花のトンネルをつくる飯島町与田切公園で15日、桜まつりがにぎやかに開かれた。
曇天で花冷えのする陽気だったが、町内外から家族づれが繰り出し、出店やフリーマーケットを冷やかしたりと、のどかに花見を楽しんだ。
紅白幕の前では、平沢社中の琴の演奏、三石社中による茶会があり、花を愛で、琴の演奏に耳を傾けながら、優雅にお薄の一服を味わっていた。
子どもたちはヒノキのはしづくりや火起し体験、紙ヒコーキづくりに熱中したり、針金細工に見入っていた。 -
初の区長、総代会
飯島町の各耕地の新総代が決まり12日夜、町役場で初の区長・耕地総代会が開かれ、初顔合わせを行い、町理事者や各課長から町が取り組んでいる事業の概要説明や、協力の要請を受けた。また、全地区総代会の構成も行い、会長に竹沢秀幸さん=柏木=、同副に森谷一郎さん=中町=、理事に小林次雄さん=追引=、林秀樹さん=本郷4=を選んだ。
区長と総代を前に高坂町長は「町はふるさとづくり計画と中期総合計画の2つを基本に、住民と行政が一体になり、智恵と汗を出し、それぞれの役割を果たして頑張っていこう」と呼び掛け、新年度事業について、地域づくり委員会の立ち上げ、子育て支援策の充実、企業誘致、防災マップ、ハザードマップ策定、指定管理者制度への移行-などを挙げて概要を説明したほか、国道153号伊南バイパス、与田切川砂防事業、県道竜東線など国、県の事業についても現況に触れた。
また、お陣屋祭については「行政主導の現在のような祭は25回、新町発足50周年の今年度を区切りに中止したい」との考えを示し「地域の最高責任者として地域の発展と、行政とのパイプ役に努めて」と総代らの協力を求めた。
続いて、各課長が06年度事業や組織機構、総代らが直接かかわる業務について説明した。 -
JA伊南地区杯マレット
第49回JA上伊那伊南地区杯マレットゴルフ大会が12日、宮田村マレットゴルフ場で開かれた。伊南各地区から108人が出場。シーズン初めの大会で腕を競った。
今季のオープンをしたばかりの同マレットゴルフ場で、出場者はプレーを満喫。新緑に包まれた久しぶりの競技会に、自慢の腕も鳴った。
地元宮田村の唐沢治男さんが2位に2打差をつけて優勝。今季開幕の主要大会を制した。
上位の結果は次の通り。
【総合優勝】唐沢治男(宮田村)109
【男子】(1)斉藤昭二(中川村)111(2)倉田東亜(宮田村)112(3)森田孝司(同)113
【女子】(1)山口ひで子(駒ヶ根市)112(2)山本かね子(同)112(3)小田切宏子(宮田村)115
【混合】(8)下島一男(飯島町)114(9)宮崎忠雄(中川村)115(10)村井敏雄(駒ヶ根市)115
【ホールインワン】倉田東亜、宮崎勝司、尾形正 -
1年生の給食始まる
入学式から1週間、飯島町の2小学校で12日から、新1年生の給食が始まった。
このうち、七久保小学校1年生(小野岳司教諭、25人)は、白衣、白の帽子、マスクと身支度を整え、パンのケース、おかずが入った平缶、汁ものの缶、牛乳びんの入ったカゴなどを持ち、小野教諭を先頭に隊列を組んで、慎重に教室まで運んだ。
牛乳びんやデザートのヨーグルトを配る人、パンやおかず、スープを盛り付ける人、配る人など手分けで、配膳を進めた。
この日の献立は、パン、串カツ、サラダ、ワカメとタマネギのスープ、ヨーグルト、牛乳。
配膳が済むと、小野教諭は「パン、次ぎにおかず、汁物と少しずつ代わる代わる、ゆっくりよく噛んで、食べるように」と三角食べを指導した。
当番の児童が「手を合わせて下さい」と声を掛け、「いただきます」で一斉に食べ始めた。
1年生は「パンがおいしい」「野菜もりもり食べるんだ」「ナスもピーマンも食べられる」と、おう盛な食欲を見せて、料理を平らげていた。
小野教諭は「保育園でしっかり指導していただいているので、配膳も手際よく、行儀もりっぱ」と話していた。 -
記者室
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記者室大口春
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枯れ木ばかりの段丘林の中に、ポッと明りが点ったような黄色の固まりが見える。「ダンコウバイかな、アブラチャン、それともキフジかな」と眺める。「白いのは白梅、濃いピンクは紅梅、淡いピンクは早咲きの桜かも」と山里の景色に目を凝らす。足元のスイセン、タンポポと、小さな春を発見、春の喜びがこみ上げる▼もう1週間もすれば、里山は緑や黄緑と新緑に包まれ、里は桜やモモ、レンギョウと咲き競う百花りょう乱の季節▼陽春の一歩手前の今の季節が1番好き。春爛漫の中では春の喜びが薄れる。人生も同じ、幸福の絶頂期は幸せはわからない。少し不幸の時は幸せは見える。世の中万事、少し足らない位が丁度いい。2分咲きの桜を見上げ、ふと考えた(大口記者) -
フルート教室から「おおるり」飛び立つ
飯島町文化館で11日夜、飯島フルートアンサンブル「おおるり」の発足総会があり、会則や予算、年間の練習計画などを決めた。
1昨年5月から約2年間、中央公民館のフルート教室でフルートのレッスンを積んできた受講生らが独立、文化団体として自主的活動を開始する。現在、会員は中学生から60代まで22人。
代表の横前元美さんは「今日からサークルとして活動を開始するが、さまざまな課題が出でくるかもしれないが、メンバー全員で協力して解決し、楽しいサークルにしよう」と呼び掛けた。
顧問で指導者の原愛子さんは「共に楽しく、オオルリのような、すばらしい音色を目指して頑張りましょう」とあいさつした。
同会はフルートのレッスンを通じて、音楽を愛し、豊かな心を育むとともに、会員相互の親ぼくを目的に結成。練習は全体練習が第2、4火曜日午後5時30分縲怐A文化館小ホール、個人レッスンは第1、3火曜日、文化館楽屋。会費月千円(小・中学生500円)同会では会員を募集している。
詳細は文化館(TEL86・5877) -
平野啓子語りの世界
飯島町文化館で7日夜、飯島町発足50周年記念講演「平野啓子語りの世界」があった。主催・いいじま文化サロン。約300人の聴衆はエピソードを交えた飾り気のない楽しい話、ふんわりと優しい語りに魅了された。
「,そこに一輪の花が咲いている,と言ったら、みなさんはどんな花を想像しますか」と聴衆に問い掛け、会場から「赤いバラ」の声が掛かると「その心は」と畳みかけた。「彼を待つ乙女の情熱」とユニークな答に、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
「語りとは声で物語を伝え、聞き手が想像し、イメージし完成させてもらうこと、物語を作り上げるにはみなさん。私は物語の輪郭を描くだけ、色を付けて完成させるのはお客様自身」と、語りの定義に触れた。
親と子の深い無償の愛を描き、世界のベストセラーになった、ロバート・マンチ作「ラヴー・ユー・フェー・エバー」を能見祐二さんの曲に乗せて語った。「お母さんは赤ちゃんをだっこして、ゆらりー、ゆらりと揺らして歌います『ラヴーユーいつまでも、ラヴーユーどんなときでも:』。ふんわりとした暖かい声が聴衆の心に染み込んだ。
電話やメールでなく、直接、対面してコミュニケーションを図ることの大切さを強調し「対話は正しい言葉で、相手が傷つかないように配慮することが基本。しかし、どんな正しい言葉も声の表情1つで、相手を白けさせてしまう。言葉は船のようなもの。乗っかる感情は声の表情になって、相手に届く。言葉の意味より先に声の表情が心に入ってしまう」と声の表情の大切さにも触れた。
声の表情を替え、NHKの大河ドラマ「毛利元就」のナレーションを、源氏物語風に、平家物語調、色っぽくと、5通りで披露、「語りの芸術家」の面目を示した。 -
七久保小学校が手紙渡し、40年目
1通の手紙に安全運転への願いと自らの決意を込めて40年-。飯島町七久保小学校5年生31人は10日早朝、七久保の広域農道沿いで、交通安全、無事故を願い、恒例の手紙渡し運動をした。
同校は1967年4月から春秋の全国交通安全運動に合わせ、手紙渡しを運動を展開し、今年で40年目。
児童らは通勤途中のドライバーに「安全運転を」と声を掛け、自分が怖かった体験や、気をつけてほしいことなどをつづった手紙を手渡した。ドライバーは一瞬戸惑いながらも、「ありがとう、会社についたら、読ませていただきます」と笑顔で受け取っていた。
児童らは「横断歩道で止まってくれて、うれしかったと書いた」。「交通安全に気をつけてくれてありがとうという感謝の気持ちと、自分の交通安全への決意を書いた」と話していた。
駒ケ根署の山田久登次長は「1通の手紙に思いを込めた、他に類を見ない運動が継続されていることはすばらしい。手紙を受け取ったドライバーはぜひ、返信してほしい。そのことによって、一層実の上がる運動に展開するのでは」と期待していた。 -
NHKテレビ『すこやか長寿』公開録画
月に1度全国放送されているNHK教育テレビの健康番組『福祉ネットワーク・公開すこやか長寿』の公開録画が9日、飯島町文化館で行われた。会場内の各所には大小4台のテレビカメラをはじめさまざまな放送用機器が配置され、物々しい雰囲気。客席を埋めた町民300人は収録本番の会場に漂うピリピリとした独特の緊張感を感じながら、番組に参加する楽しさを味わった=写真。
本番のステージには出演を希望した6人の町民が登場し、司会者や講師の武井正子さん、ゲストの講談師神田陽子さんらとともに「体と心に元気なステップを」のテーマで健康運動に取り組んだ。米田安夫さん(81)=親町=は得意のマレットゴルフの腕前を披露。司会者の問いかけに答えて「健康づくりにはこれが一番」などと笑顔で話していた。
本番前にはNHKのフロアディレクターがステージに上がり、拍手のし方を指導した。客席の来場者は「速く、強く、歯切れ良くたたくときれいに聞こえます」と教えられ、3回練習した末にようやくOKをもらった。初めての体験に入場者らは「テレビともなるといろいろ大変だね」などとささやき合っていた。
収録された番組は20日午後8時、27日午後1時20分(再放送)からそれぞれ30分間、NHK教育テレビで全国放送される予定。 -
春の光と風の道「杣雅司展」
飯島町七久保の小蕪亭で、春の光と風の道「杣雅司展縲恊・剄K春と共に縲怐vが25日まで、開かれている。
手づくりの額に納まった野の花、心に咲く花の油彩と、川杉幸春さんの詩のハーモニーが東洋的な空間を創っている。
「貧しさをあかりとして、闇を照らす人」と表現された「ピエロ」。可れんな深山スミレに添えられた詩は「野の花のしらせを封書を開けるように:」。 名もなく、華やかさもなく、心象風景に咲く花たち「花は人の魂の最も秘めたものの中に咲く。宇宙の言葉の顕れである」-など小品を中心に約百点を展示した。
詩があって、絵が生まれた。絵があって、詩が添えられた。額が作られ、それに合う絵が描かれた。額と絵と詩が渾然一体となった作品群が見る人を魅了する。
期間中の15日午後1時から、「杣さんと草木を編む」を開く。会費千円。
詳細は小蕪亭(TEL86・5890) -
新作花火コレクション06(全国新作花火競技会)で最優秀、堀内煙火の柴田武晴さん
「ちゃんと開いてほしいとだけ願って打ち上げた。いきなり最優秀、周りも自分も驚いた」-。飯島町田切の伊那火工堀内煙火店の花火職人、柴田武晴さん(30)=飯島町上の原=は若手花火作家が全国から集い、新作花火を競う「新作花火コレクション06(全国新作花火競技会)」に初出場し、最優秀の金賞に輝いた。受賞作品「夜桜吹雪」は22日の千人塚桜まつりで披露される。
競技大会は3月18日、秋田県大仙市(旧大曲市)で開かれ、24人がエントリー、4号10発、5号5発を1分以内に打ち上げ完成度を競った。
「夜桜吹雪」は小さな玉をたくさん詰め込む千輪タイプ。「春まだ浅い北国だから、一足早く暖かい春の便りを」とテーマに「桜」を選んだ。金茶色の幹を伸ばし、枝を広げ、花開き、やがて、花吹雪:という組み立て。
「配合粉だけで燃焼させたり、粉を固めた状態や小さな玉で打ち上げるなど、色合いや燃焼時間、開き方などを観察し、玉の大きさも試行錯誤するなど、完成までに1カ月余要した。開花は点滅を使った配合で表現した」と工夫を。
父が花火職人、高校卒業後、同社に入社、花火職歴12年。「1-2カ月掛かって、夢を仕込んだ花火も、打ち上げれば、数秒で消える。華麗さとはかなさ、それが花火の魅力」と話している。 -
七久保宅幼老所「なごみの家」がしゅん工
JA上伊那(征矢福二組合長)が飯島町七久保の旧七久保支所資材倉庫を有効活用した七久保宅幼所「なごみの家」が完成。6日、JAの理事や農家組合、生活部会など関係者約40人が見守る、征矢理事長や団体代表、愛称命名者の掘初恵さんらがテープカットし、しゅん工を祝った。7、8日施設見学会、10日開所する。
建設面積は160・75平方メートル、約37平方メートルの食堂・機能訓練室、相談室、静養室のほか、事務所、ちゅう房、浴室、トイレなどを整備した。
事業内容は介護保険通所介護事業「一般型」、身体障害者デイサービス、タイムケア、高齢者の地域交流、学童保育(学童クラブ)-など。
定員12人。職員は専門職4人。
営業日は月曜日縲恣y曜日、午前9時縲恁゚後4時30分、延長あり。
祝賀会で、征矢理事長は「南部地区への福祉施設建設構想の検討から、完成まで、多くの人の『思い』が込められている施設。その『思い』を反映できる施設運営を心がけ、地域の拠り所となる福祉施設づくりにスタッフ一同精いっぱい努めます」とあいさつした。 -
飯島中学校入学式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)は6日、新入生109人を迎え、06年度入学式を行った。真新しい制服に身を包んだ新入生は、在校生や保護者の拍手の中、不安と期待を胸に、緊張した表情で入場した。
竹沢校長は「中学校の3年間は心も身体も一生のうちで最も成長する時。大きく成長するには、さまざまな活動に自分から進んで、本気で取り組むことが大切。スタートラインに立った今の『頑張ろう』という気持ちを持ち続け、先輩に学び、一流の中学生になって」と式辞を述べた。
生徒会長の北村優汰君は「分からないことがあったら、気軽に、先輩や先生方に声を掛けてください。時に友とぶつかっても、それを乗り越え、真の友情を築いて」と歓迎の言葉を贈り、新入生代表の那須野弘子さんは「中学の3年間で思い出をいっぱいかばんに詰め込めるように頑張りたい。先輩のみなさん、先生方ご指導よろしくおねがいします」とあいさつした。 -
七久保小入学式
飯島町の飯島小学校と七久保小学校で6日、06年度入学式が行われ、新入児童ら85人は心躍らせ、希望に満ちた義務教育の一歩を踏み出した。
このうち、七久保小学校(細川道子校長)では新1年生25人(男15、女10)は、在校生らの温かい拍手に迎えられて、手をつないで入場。
君が代斉唱の後、細川校長は新1年生に「元気良くあいさつ、よく見て、よく聞いて、自分の意見を言える人になりましょう」と呼び掛け、保護者には「全職員が一丸になって、ひとり一人の花をさかせるべく努力します」と誓った。
在校生らは「春が来た」を歌い「みんなで仲良く勉強しようね」と七久保小の新しい仲間を歓迎した。
最後に、新1年生は歌「一年生になったら」を響かせ、式を閉じた。 -
警察署学校訪問
新学期開始を前に3日、駒ケ根警察署の山本修作署長らが管内の小中学校を訪れ、年度のスタートを機に児童の安全対策への協力をあらためて求めた。
駒ケ根市の赤穂小学校では高野普校長が応対した。山本署長らは登下校時の児童を狙った犯罪が増えていることから地域住民の意識の高揚を図りたい竏窒ニして入学式のある6日の朝、なるべく多くの保護者や地域の人たちに通学路に立ってもらうことなどを提案。当日は署長はじめ署員らも署を挙げてチラシ配布やパトロールなどに当たりたいとする考えを示した。高野校長は、連絡がつく家庭に呼び掛けをするなど可能な限り協力する竏窒ニ答え、今後も連携して犯罪防止活動に努力することをあらためて確認し合った。 -
人事辞令交付する高坂町長
飯島町は3日、防災集会室で、約120人の職員が出席し、人事異動の発令と、年度始め式を行った。
大課制導入で80人余となった異動の職員に辞令を交付した後、高坂町長は「自立を選択し、持続・発展可能な協働のまちづくりに向け、今日が実質の自立元年のスタート。中期総合計画とふるさと計画、新年度予算の3つの計画を念頭に置き、職務を遂行するように」と気を引き締めさせ▽各地域の自立組織の立ち上げ▽耕地担当制の浸透▽子育て支援の充実と企業誘致▽安全、安心に向けた危機管理▽指定管理者制度を軌道に乗せる-などの施策や課題に触れ「1日も早く、新しい職場に慣れ、互いにカバーし合い、一致協力し、失敗を恐れず、積極果敢に職務を遂行して」と訓示した。
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年度末式と退職職員送別会
飯島町は30日夜、文化館で全職員が出席し「05年度末式と退職職員送別会」を開いた。
はじめに自治功労表彰を行い、4人に町長の自治功労表彰が、5人に全国町村会長表彰が伝達されたほか、解散により今年度最後となる上伊那町村会長表彰が15人に贈られた。
高坂町長は「永年、町職員として尽力していただき、栄えある賞を受賞した」と祝福し「05年度は自立を選択し、第1歩を踏み出した大きな節目の年だった。厳しい財政状況の中、計画通り事業が進展できたのは、職員の協力、精いっぱいの労苦のたまもの」と労い「新年度に向け、気持ちを新たに精進を」と年度末の訓示をした。
引き続き、高坂町長は退職する7人の職員ひとり一人の職歴や功績に触れながら、送別の言葉を贈った。退職職員らは長年の協力、支援に感謝し、別れの言葉とした。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽町長表彰=三石博、高坂浩、滝本英司、平栗正行▽全国町村会長表彰=折山誠、大久保富平、宮下務、下平広、小河内幸子 -
飯島町老人クラブ連合会総会
飯島町老人クラブ連合会(横田勉会長)は26日、Aコープ飯島生活センターで05年度総会を開いた。05年度事業報告、決算報告の承認、体育行事や奉仕活動、交通安全講習会などを盛り込んだ06年度事業計画を決めた。予算額は26万7千円。
開会で、横田会長は「行政や公民館、区など公の団体からの情報が途絶えると、単位クラブはつぶれていくケースが多い。外部からの情報を縦糸に、単位クラブの結びつきを横糸に機織のように、連携を深めて活動を」とあいさつ。
引き続き、表彰に移り、会の発展に功績のあった1団体12人に感謝状が贈られた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽飯島町ゲートボール協会、前垣靖、大沢甲子夫、上原久子、大久保桂一、佐々木富男、吉沢寅吉、手塚良一、矢沢信男、小川徳次、清水敏郎、林嘉男、竹内みつゑ -
長寿を記念し、家族展
飯島町のコスモ21特設会場で25、26日、飯島町鳥居原の池宮みきよさん(93)は長寿記念として、娘、孫、孫嫁、ひ孫の8人の作品を集めた「家族展」を開いている。
池宮みきよさんの作品は陶芸、色とりどり百個以上の松本てまり。包装用のひもで編んだかごやバック。長女の北原きみ枝さん(62)=駒ケ根市=は原色押し花絵とブーケやアレンジなどまゆクラフトを並べた。
二女の知久順子さん(59)=高尾=は花を描いたちぎり絵などを、三女の池宮道子さんは花や野菜、季節感が伝わる絵手紙を多数展示した。
このほか、孫の北原美枝さんは絵手紙、池宮琴美さんはビーズ作品、ひ孫の愛弥ちゃん(6歳)も絵を展示した。
みきよさんは「娘も婿、孫もみんなが協力し、にぎやかな展示会になった」とうれしそうと話していた。
開場は午前10時-午後6時 -
全国大会出場の久保田君を激励
飯島町役場で22日、第5回全国小学生ソフトテニス大会(29日縲・1日、千葉県白子町)にペア出場する久保田隼君(飯島小学校5年、11)の激励会があった。
久保田君は町少年スポーツ団体ジュニアテニスクラブ「飯島陣屋」に所属。3年前からペアを組む同クラブの登内類君(伊那市富県小5年)と、2月5日、松本市で開いた県予選大会に出場し、3位入賞を果たし、全国大会への切符を手にした。
久保田君の父、博さんは、登内君の父、英喜さんとペアを組み、活躍した2代目ペア。
高坂町長は激励金を手渡し「全国大会出場は町の誇り、みんなで応援している。登内君との息のあったペアで、精いっぱい頑張って」と期待を込めた。
久保田君は「全国では持てる力を百%発揮し、頑張りたい」と健闘を誓った。
コーチの小林茂和さんは「久保田君はフォアもバックもサーブが良い」と話していた。