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クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
かんてんぱぱで第2回桑子の遊び
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで14日まで、「第2回桑子の遊び竏虫ス、陶ふたつの工房展竏秩vが開かれている。素材の温もりが感じられる陶器や漆器などの約500点が、訪れた人を楽しませている=写真。
陶芸、漆器づくりに取り組む上伊那の作家らによる作品展で2年目。今年は、駒ヶ根市の漆工芸作家・竹内義浩さんと、伝統的な粉引(こびき)を用いた作品をつくる中川村の力田駿さん・一氷さん夫妻が手掛ける実用的な器類が中心となっている。
今回竹内さんは「子どもたちに安全な木材でつくる温もりのある漆器を提供したい」と、地元材を使った子ども椀の試作品も出展している。
粉引でつくる「ひび」の表現で、土の質感、素朴さを巧みに表す力田さん夫妻は、季節を感じさせる「アジサイ」「アサガオ」などをモチーフとした作品も多く出展。
独特だが、どこか懐かしさ感じられる作品に魅了されるファンも多い。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は3時まで)。 -
麦秋、大麦の刈り取り
中川村片桐田島の天竜川右岸に広がる転作田で大麦の収穫作業が8日から始まった。黄金色に実った麦畑で、コンバインが軽快なエンジン音を立てて、刈り取っていく=写真。
大麦は六条大麦系の「ファイバースノウ」が主体。中川村ではアグリカルチャー片桐を中心に約6ヘクタールを作付け。コンバインで収穫した麦は、宮田村のカントリエレベーターで乾燥、うどんなどの食用として出荷される。
上伊那全体では大麦は約129ヘクタール、小麦は196ヘクタール作付けされている。 -
大麦の刈り取りが始まる
中川村片桐田島の天竜川右岸に広がる転作田で8日、大麦の収穫作業が始まった。黄金色に実った麦畑で、コンバインが軽快なエンジン音を立てて、刈り取っていく。
大麦は六条大麦系の「ファイバースノウ」が主体。中川村ではアグリカルチャー片桐を中心に約6ヘクタールを作付け。コンバインで収穫した麦は、宮田村のカントリエレベーターで乾燥、うどんなどの食用として出荷される。
上伊那全体では大麦は約129ヘクタール、小麦は196ヘクタール作付けされている。 -
サツマイモの苗植え
中川村のおおくさ保育園では6日、全園児が近くの畑に繰り出し、サツマイモ「ベニアズマ」の苗百本を植え付けた。
園児らは城田瑞穂保育士から、「茎からたくさんの根が出るので、苗を寝かせて、土をしっかり掛けて」と、植え方の説明を受けた後、うねに沿って並び、横長に穴を掘り、苗を植付け、土を丁寧にかぶせた。
植え付け終了後、「大きく、大きくなりますように」と、近くの用水路から汲んできた水をたっぷりと掛けた。
潅水や草取りなどの管理は、年長組が担当し、秋には全員で芋掘りを楽しむ。 -
降ヒョウ被害の中川村でリンゴオーナー開園式
先月末の降ヒョウで果樹に被害を受けた中川村で4日、リンゴオーナーの開園式があった。中京、関東方面などからオーナー家族約100組、300人が訪れたが、被害があった受け入れ農園は状況を説明。複雑な想いを抱えながらも、オーナーを温かく出迎えた。
被害が最も大きかった片桐地区前沢洞一帯に広がるリンゴ園。ある園主は、ヒョウによって傷ついた実を示しながら「これでも良かったら契約して」と、オーナー家族に理解を求めた。
愛知県稲沢市の川口知子さんは、孫に収獲を体験させたいと今年初めてオーナーに参加。家族7人で来村し「自然のことだから運、不運もあると思う。多少の傷があっても収穫が楽しみ」と話した。
一方で園主のひとりは「オーナーの皆さんには説明して理解してもらえる部分もあるが、出荷するのは難しい」と、複雑な心境を明かした。
「味は良いのに、こんなに傷ついては市場で売れない。高齢になって果樹しか収入がないのに、どうやって生活していったらよいのか」と表情が曇った。
受け入れ農園は昨年並みの24園、契約本数は338本。関係者によると、被害状況を見たうえでの契約キャンセルなどは現在までに出ていないという。 -
小梅の収穫が最盛期
小梅の産地、中川村では収穫作業が最盛期を迎えた。
大草下平の井沢章さん(79)の梅園では、孫の篤紀君(小学6年)暢君(小学4年)も手伝い家族総出で、「吉村」「竜峡小梅」の収穫作業に精を出している。
作業は通称「こいのぼり」と呼ばれる作業袋を枝に縛り付け、小梅をもぎ取り、「こいのぼり」に入れて運び、選別、出荷する。
井沢さんは30本余り栽培し、約800キロを収穫する。
「今年のなりは平年並、雹(ひょう)害も少なく、まずまずの品質」と話していた。 -
村誌全巻完成を祝う
中川村誌の中巻「原始・古代編、中世編、近世編」が発刊され、既刊の上、下巻に合わせ全3巻そろい、喜びの完成祝賀会が1日、中川文化センターで開かれた。執筆や編集に携わった関係者ら50人が出席し、苦労話に花を咲かせながら、村の文化資産の誕生を祝った。
刊行委員会会長の曽我村長は「中川村誌は記録として高い価値があるだけでなく、読むほどに、おのずと郷土を愛し、誇りとする気持ちが沸き起こってくる。若い人も村誌を読んで、古の人々の暮らしに思いを馳せ、郷土への愛と誇りを育てて」とあいさつ。
編集委員長の松村隆さんは経過報告の中で執筆者のうち、友野良一さん、米山真一さん、湯沢千秋さんの3人が刊行を待たず、逝去されたことに触れ「お3人の霊前に供え、ご冥福を祈ります」と述べた。
中川村の村誌編さん事業は97年に着手、03年12月に上巻「自然編」を、05年5月に下巻「近代、現代編、民俗編」を、今年5月25日に中巻「原始・古代編、中世編、近世編」を発刊した。
中巻はB5判473ページ。原始・古代編は「村の考古学研究の歩み」から「縄文」「弥生」「奈良・平安」まで7章。中世編は「鎌倉」から「戦国時代」までの3章。近世編(江戸時代)は、「村の支配」「近代への歩み」まで9章で構成。カラー写真を多用し、中学生でも分かるように、平易な文章で記述した。発行部数千部、上・中・下3巻セットで1万2千円。 -
小梅の出荷始まる
中川村田島のJA上伊那中川梅選果場で1日から、小梅の選果、出荷作業が始まった。前年よりも5日遅れで、初日は同村葛島の7軒が450キロ余を持ち込んだ。
梅は早生(わせ)系で大粒の「吉村」、小梅の代表品種「竜峡小梅」。梅は選別機でLから6Lに分けられ、10キロずつ箱詰めされ、名古屋市に向けて出荷された。
小梅の出荷ピークは中旬ころ。27日までに伊南地区160軒の農家が約80トンを出荷する。L、2L級は漬物用として加工工場に、3L以上が青果として、店頭に並ぶ。
隣接のたじまファームでも取りたてを1キロ550円前後で販売している。
JA上伊那果実課の堀内隆文さんは「今年はなりにばらつきがあったが、価格も品質も平年並」と話していた。 -
リトミック教室開講
中川村公民館の親子で楽しむリズム体操「リトミック教室」が27日、文化センターで開講、3月17日まで全9回開く。
初日は2-5歳までの親子20組50人が参加、田中絵理さん(中田島)の指導で、音楽に合わせ体を動かし、親子のふれあいを深め、乳幼児期の運動能力を高めた。
まず、親子が向き合って座り「おかあさんとこんにちわ、手を合わせてトントン」と歌いながら「あいさつ」。次いで、だっこしたり、おんぶして走ったり、歩いたりと、子どものペースに合わせて体操した。
幼児らはキャーキャーと大騒ぎしながら、お母さんやお父さんと一緒の体操を楽しんだ。
講師の田中さんは「異年齢集団での友だちづくりや、体操を通して、想像力を培うことになるのでは」と体操の効果に触れた。 -
ブナの観察会、東小2年
ブナの木に会いに来ました-。中川村中川東小学校2年生(原正彦教諭32人)は29日、沢入山に出掛け、村天然記念物の推定樹齢600年、丸尾のブナを観察した。
同学級は生活科で今村葦子の童話「ブナの木シリーズ」を読み進める中で、中川村にも大きなブナの木があることを知り「ブナに会いに行きたい」と、観察会を計画した。
陣馬形林道沿いでマイクロバスを下りた児童らは山道を登り、樹高14・5メートル、目通り6・45メートル、東西22メートル、南北20メートルと枝を広げたブナの巨木に対面。子どもたちは「すごいなー」「めちゃすごい」
と感動。幹を観察し「こぶだ、こぶがある」「小さなブナの赤ちゃんもある」と大喜び。 この後、思い思いブナの周りに陣取り、ブナを見つめて写生。画用紙を何枚も継ぎ足して、大木を表現した。
このブナは1469年、丸尾村の宮沢播磨源宗良が、御神木と定め、根元にほこらを建立し、諏訪神社からなぎかまのご神体を受け祭った。00年4月に村の天然記念物に指定された。
原教諭は「子どもたちは真剣にブナと向き合い、600年のブナが発する気を感じているのでは」と話していた。 -
中川西小「さつき給食」
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##(見出し(2))
五月晴れ、青葉、若葉の校庭で30日、中川村の中川西小学校は「さつき給食」、中川東小学校は「青葉給食」を行った。
この日の献立は、野外で食べやすいようにと、主食は「おにぎり」。ウィンナーや鶏肉、キュウリ、運びやすいようにと、牛乳は紙パック、デザートは子どもたちに人気のゼリーなど。
それぞれ、仲良し班で桜の木の下にシートを敷いて、給食を囲んだ。班長の「いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは緑豊かな景色、おいしい空気と一緒に、給食を味わった。 -
デイの利用者らがアイリスの花見
飯島町七久保の特別養護老人ホーム「越百園」のデイサービス利用者らは25日から連日、中川村片桐横前の知久島覚一さんのジャーマンアイリス園に訪れ、花見を楽しんでいる。
約8アールの花畑には250種類のジャーマンアイリスが植えられ、現在3分-5分咲き。園内は遊歩道が整備され、車いすの利用者らはゆっくりと散策し、色とりどりの花を楽しんでいる。
初日は「福祉」をテーマに総合的学習活動を進める中川中学校3年1組10人が利用者らと花畑に訪れ、車いすを押したり、手を引いたりして、利用者が楽しく花見ができるように気を配っていた。
利用者は花に顔を近づけ「いい香りがする」「1つの花の上弁と下弁の色が違う」などと話していた。 -
東小5年が田植え体験
総合的学習で米づくりを進める中川村東小学校5年生(小林久雄教諭、28人)は25日、学校南側の水田4アールで、保護者の手を借りながら、手植えによる田植え体験をした。
腰にびくを着けて、田の畦に集合した児童らは、児童の祖父、小川清美さん(美里)から「3、4本ずつ、12-13センチ間隔で、深植えしないように」と指導を受け、びくに15センチ前後に生育した「モチヒカリ」の中苗を入れ、田に引かれた線に沿って植えはじめた。
児童らは「足が抜けない」「水が濁って、線が見えない」などとにぎやかに作業を進めた。
今後、水管理は保護者と児童らが協力して行い、秋には稲刈りを楽しみ、収穫した米でもちをついて収穫祭を行う計画とか。 -
最後の片桐財産区議会
中川村の片桐財産区
議会(管理者・曽我村長)は臨時議会を25日、文化センターで開いた=写真。片桐財産区から、地縁団体片桐区に財産の所有権を移転する関係議案3件を原案通り可決し、最後の議会を閉会した。
議案は▽片桐財産区有地の処分について(片桐や七久保に所有する山林、原野など77筆、約128ヘクタールを無償で片桐区に譲渡する)▽片桐財産区財政調整基金条例の制定について(基金残高1851万円を片桐区に寄付する)▽片桐財産区補正予算(基金処分にかかわる補正)
今後、財産の所有権移転登記の完了により、財産区と財産区議会は消滅する。 -
トマトの苗植え
中川村の片桐保育園の年長園児ら26人は23日、近くの畑に繰り出し、トマトの苗約30本を植え付けた。
同園は、野菜づくりを保育の柱の1つに据え、5アールほどの畑を借り、年長児を中心に、4月からジャガイモやウグイス菜、豆類など数種類の野菜苗を植え、毎日、当番で水やりに通うなど、管理している。
この日は食品メーカーから提供された加工用トマトの苗を1人1本ずつ植え付けた。
約5メートルのうねを4本立て、協力し合ってマルチを敷き詰め、手で植え穴を開け「早く大きくなって、いっぱいトマトがなるように」と願いながら、丁寧に植え付け、水を掛け、名札も付けた。
このほか、オクラやナス、ピーマンなど15本の苗も植え付けた。 -
知久島覚一さん(62)中川村片桐
「緑色以外ならほとんどの花色がある色彩の豊富さと、フリルやレース、縁取りと咲き方の多彩さが魅力」-。ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)、別名「虹の花」と呼ばれる西洋の粋が結集した花に魅せられ、250種類、数千株を栽培している。
「せっかく、きれいな花が咲いているのだから、多くの人に見て欲しい」と開花中の6月10日まで、一般公開している。車いすでも自由に園内を散策できるように整備し、近くの越百園のデイサービス利用者も次々と訪れ、絢爛豪華なアイリスの花見を楽しんでいる。
同園のアイリスは、赤や黄色、白、ピンク、茶色、水色、紫、黒とほとんどの花色がそろい、咲き方は大別すると、上弁と下弁が同色の「セルフ」、同系2色の「バイトーン」、別系2色の「バイカラー」、縁取りのある「ブリカータ」、1枚の花弁に違った色がある「ブレンド」など。
知久島さんのお気に入りは全体は渋目だが、花弁の黄色がアクセントになっている「ラズベリーパッチ」。ヒゲの長い「ソンバート」、縁取りとレースでおしゃれな雰囲気を演出する「フライトオブファンシー」、縁取り、レース、フリル、上弁と下弁の花色が違うなど、ジャーマンアイリスの特徴を全て備えたような「ヘブンズ・エッジ」など。
◇◇
91年、初めて友人宅でジャーマンアイリス「ダークトライアングル」に出会い「日本のアヤメにはない、ビロードのような濃い紫にひかれ、1株分けてもらったのが始まり」。
その後、種苗会社から取り寄せたり、同好の士と苗を交換したり、時には青木村まで出掛けた。「すごい!、見たことがない花がいっぱいある」と、気に入った花を買い込み、5年目には50種類以上に。その後は加速度的に種類は増え、現在はざっと250種以上「交換したものは名前が分からない物もあるが、90%以上が名前がわかっている」とか。
銘花も多く、90-04年までのアメリカアイリス協会のDM賞受賞品種もそろっている。
ジャーマンアイリスは根茎で増え、茎が太く、葉も花もしっかりしており、比較的作りやすいが、密植させると、軟腐病や白絹病などが発生しやすいのが悩みの種とか。
毎年次々と新しい品種が生まれるジャーマンアイリス。「これからも気に入った花があれば増やしていきたい」と話している。
妻と次女、長男の4人暮らし(大口国江) -
元気っこ講座とお話会
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
新茶を手摘み
中川村の中川西小学校で23日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。
同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03年にも苗を植えた。
今年は4月に寒い日もあり、新芽の伸びが遅れたため、予定を1週間延ばした。
作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
この後、唱歌「茶摘み」のBGMが流れる中、児童らは歌を口ずさみながら摘み始めた。
6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
この日、摘んだ葉は、高森町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。 -
春花壇で中川中学校、「県教育委員会賞
学校の春花壇の美を競う「フラワー・ブラボー・コンクール」の中央審査がこのほど行われ、中川中学校緑化委員会(花岡精子顧問、喜多野詩穂委員長)が丹精こめたメーン花壇が県教育委員会賞に選ばれた。
「輝き」をテーマにした同校の花壇は、昨年3年に在籍した斉藤亮成君のデザイン。中心の強い輝きを黄色のパンジーで、周りの光りを青と白のパンジーで表現、赤いデージーで縁取った。奥の花壇は中心から広がる春の光、未来の希望をイメージした。
花岡教諭は「子どもたちの努力が県教委賞という目に見える形で評価され、良かった」と話していた。
##(写真) -
250種類が次々と
中川村片桐横前の知久島覚一さんの畑では、ジャーマンアイリスがようやく咲き始めた。約8アールの花畑には250種類のジャーマンアイリスが植えられ、6月10日ころまで次々とゴージャスの花を咲かせる。
開花は例年よりも1週間ほど遅れ、現在30-50種類が咲いている。開花期間中は一般開放され、園内はスロープを整備し、車いすでも花を見て回ることができる。
22日からは越百園のデイサービスの利用者もと訪れる。 -
棚田で田植え
中川村大草飯沼の棚田で21日、飯沼農業活性化研究会(入田護会長)会員ら約20人が出て田植えが行われた。さわやかに晴れ渡った青空の下、会員らは11枚・50アールの水田に酒米ミヤマニシキの苗を手作業や田植え機で次々に植え付けた=写真。田の周りにはのどかな田園風景を写真に収めようと多くのアマチュアカメラマンが集まり、あぜなどに三脚を立てて盛んにカメラのシャッターを切る姿が見られた。
これまでタカキビを栽培していた一部の畑を水田にしたことにより、耕作面積は昨年より9アール増えた。事務局の小池久志さんは「40俵ぐらい収穫できると思う。順調に生育してほしい」と話していた。収穫する米は清酒「おたまじゃくし」の原料として米澤酒造に全量納めることになっている。 -
ダチョウの卵でホットケーキづくり
中川村文化センターで20日、公民館の親子わんぱく教室(元気っ子講座)の「ダチョウの卵でホットケーキづくり」と図書館の「お話会」を同時開催した。
調理室では、10組の親子がエプロン姿で、村内のダチョウが生んだ、特大1・2キロの卵を使って百人分のホットケーキづくりに挑戦。卵と牛乳、ホットケーキミックスをさっくり混ぜ、ホットプレートいっぱいに伸ばし、ふんわりとスタンダードタイプの大きなホットケーキを焼き上げた。
集会室では幼児すこやか学級の親子ら80人が参加し、大型絵本の読み聞かせ「ぐりとぐら」。こちらは大きな卵を割って、カステラを作るお話し。調理室からは甘くクリーミーな匂いが漂い、子どもたちは「生つばごっくん」。ほどなく、ホットケーキが焼き上がり、「お話会」も終了。大きなホットケーキは人数分に切り分けられ、みんな一緒に「いただきます」。 -
グリーン・ツーリズムセミナー開講
中川村営農センターは18日夜、葛島渡場の農家民宿やまに亀屋で第1回グリーン・ツーリズムセミナーを開いた=写真。来年3月まで全11回開き、事例研究や現地調査、体験を通じて、中川村の地域資源の活用手段としてのグリーン・ツーリズムを研究し、実践に向けたノウハウを学習する。
初回は上伊那農業改良普及センター駒ケ根支所の高橋博久さんが農家民宿や農村レストランの事例を紹介。
この中で、日本的グリーン・ツーリズムの草分け、大鹿村の山村生活体験館「たかやす(館主伊東和美さん)」を紹介。「たかやすには緑と谷川の流れ、おいしい空気だけで、ほかになにもない。伊東さんは畑で採れたばかりの野菜と清流の魚など自然体のもてなしで、飾らず、何もないことを,売り,にしている」と話した。
また、平均年齢70歳、7人の女性が経営する島根県匹見町萩原集落「雪見山荘」について「カラオケもなにもない。素人のおばあちゃんたちの宿。だからこそ、客も親せきの家のように気がねなくくつろげる」と話した。
次回(6月)は飯田市の「農家民宿ふれあい農園おおた」を視察する。 -
グリーン・ツーリズムセミナー開講
中川村営農センターは18日夜、葛島渡場の農家民宿やまに亀屋で第1回グリーン・ツーリズムセミナーを開いた=写真。来年3月まで全11回開き、事例研究や現地調査、体験を通じて、中川村の地域資源の活用手段としてのグリーン・ツーリズムを研究し、実践に向けたノウハウを学習する。
初回は上伊那農業改良普及センター駒ケ根支所の高橋博久さんが農家民宿や農村レストランの事例を紹介。
この中で、日本的グリーン・ツーリズムの草分け、大鹿村の山村生活体験館「たかやす(館主伊東和美さん)」を紹介。「たかやすには緑と谷川の流れ、おいしい空気だけで、ほかになにもない。伊東さんは畑で採れたばかりの野菜と清流の魚など自然体のもてなしで、飾らず、何もないことを,売り,にしている」と話した。
また、平均年齢70歳、7人の女性が経営する島根県匹見町萩原集落「雪見山荘」について「カラオケもなにもない。素人のおばあちゃんたちの宿。だからこそ、客も親せきの家のように気がねなくくつろげる」と話した。
次回(6月)は飯田市の「農家民宿ふれあい農園おおた」を視察する。 -
中川村南田島の山崎美代子さん(57)
安心・安全の放し飼い地鶏の信州シャモの精肉と、各種卵の販売、卵を使ったシフォンケーキなど農産加工品の製造、販売も手掛ける「食の安全支援隊」の代表者。
観桜期の大草城址公園で「信州シャモ」の肉を使った焼き鳥、放し飼い鶏の卵が入ったおでん、ケーキ類を販売「肉はしまって歯ごたえがあり、適度に脂が乗って、ジューシー」「卵は旨みが濃い」「ほんわり甘いケーキ」と評判になった。
◇◇
49年、中川村生まれ、69年、会社員だった啓造さんと結婚、その後、啓造さんは独立し、89年に山崎建設を起し、美代子さんも専務として支えた。子育て時代、息子3人がアトピーや喘息に悩まされたことから、食の安心についてことさら関心が高かった。
2年前、次男の仁志さん(31)が「焼き鳥の店を出したい」と希望。啓造さんは「安全でおいしい肉が食べられる、それなら、鶏を飼おう」と決断。200平方メートルのビニールハウスを建て、いきなり、県産の信州シャモ28日雛百羽導入した。「信州に適した鶏として開発され、シャモの血が混じっているなら、おいしいだろう」と考えたとか。
餌はこだわりの自家製発酵飼料。無農薬で栽培したトウモロコシや魚のアラを原料に、たんぱく質、糠糖類、穀類を加え、加熱殺菌し、粉砕混合し発酵させ、1週間寝かして与えた。腸内有害菌の増殖を抑え、乳酸菌やビタミンA、B群を多量生産する菌を活きたまま配合し、鶏の免疫力を強化した。鶏には人体に悪影響を及ぼすといわれる保存料や着色料、抗生物質など一切与えていない。
雛を120-150日飼育し精肉に。放し飼いはゲージ飼いと違い、ストレスがなく、自由で伸び伸び運動ができ、販売先の村外飲食店や消費者から「弾力のある肉質、ひと味ちがう」「歯ごたえがあり、ジューシー」と高く評価された。
2年目、200羽に増やし、県が推奨する黄金シャモも百羽入れた。
「料理には卵も欲しい」と産卵用の鶏を飼い始めたのは昨年8月から。栄養価が高い赤玉プリマスロックや青い卵を生む「アローカナ」、白色レグホンなどを相次いで合計400羽導入し、卵の色は白、水色、赤系と3色。雄も一緒に飼育し有精卵にした。着色料や抗生物質を投与しないため卵の黄味の色は薄い「黄味の濃さと栄養価は関係がない」とか。
たくさん出るキズ卵をなんとかしようと、始めたのがシフォンケーキづくり。たっぷりと卵を入れたケーキは「シルクのように軽く、ふんわり甘い」。「デパートでも売れる」と友人、知人に評判。自信を持ち、直販のほか、村内のたじまファームや飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで販売を開始した。
今後の展開は、当初の目的だった焼き鳥屋の出店。現在、場所を検討中とか。
夫と長男の妻の3人暮らし(大口国江) -
中川村老人クラブ連合会総会
中川村老人クラブ連合会(758人)は15日、定期総会を望岳荘で開いた。新たに選ばれた小池宗夫会長は「高齢者の力を、もっとむらづくりに活かそう」と呼びかけ。さっそく地域安全の研修会を開くなど、足元に目を向けた本年度の事業を開始した。
同連合会は村内13クラブで構成するが、昨年は消費問題を研修に取りあげるなど、学習意欲が高い。
この日も、山本修作駒ヶ根署長を講師に迎え、安心のむらづくりについて研修。子どものしつけなど、人生の先輩として高齢者に課せられた責務を再認識した。
総会で、小池会長は高齢者の力を発揮する時と説明。自信を持って活動しようとあいさつした。
席上、金子功さん、南沢秋弘さんに表彰状を手渡したほか、懇親会では楽しいアトラクションで交流を深めた。
本年度の役員は次の皆さん(任期は1年)。
▽会長=小池宗夫▽副会長=吉沢昌次▽会計=石田貞美▽女性部長=沢田房江▽同副部長=佐々木松枝▽監事=中塚正一、白市直弘 -
西小、片桐区有林で植樹作業
中川村の中川西小学校5、6年生約60人は14日、中川村片桐田島の片桐区有林で、ヒノキの植樹をした。
同校に備品などを寄付している片桐区(大場英明区長)に何かお手伝いができないものかと、西小が申し入れた。区役員ら約20人と児童は協力し合い、約1ヘクタールに、ヒノキの3年生苗千本を植え付けた。
現場は斜面で、切り株もあり、足元に注意しながら、区役員が直径30センチ、深さ20センチほどの植え穴を掘り、児童らが2人ひと組になって、苗を真っ直ぐ立て、周りの土を寄せ、植えた後はしっかり根元を踏みつけるなどの一連の作業を手際よく進めた。
作業に先立ち、大場区長は「ヒノキは用材として最高の木。利用できるまでに60-70年掛かる。70年後、みなさんの孫に胸を張って、,自分たちが植えた,と言えるように、しっかり植えて」と呼び掛けた。
児童らは60-70年後、見事に成長したヒノキの美林を夢見ながら、作業に精を出した。 -
花桃初めて開花、街道を彩る
桃(もも)の花咲く花街道を夢見て、中川村の大草活性化推進委員会「大草夢クラブ」が昨年春、植樹した花桃が今春、初めての花をつけ、優しい花が街道を彩っている。
同クラブは昨年3月下旬、委員や地区有志ら30人余が中組から美里まで延長500メートルに、60本の花桃の苗木を植えた。
苗は接ぎ木3年生、高さ約2・5メートル。「地域・自然再発見」をテーマに、村の補助を受け、植栽し、同委員会で管理している。
花桃の種類は、赤、ピンク、白、絞りと咲き分ける「源平」で、今年は圧倒的に白花が多い。 -
ダムの放流時の危害防止措置方法確認
国土交通省・天竜川ダム統合管理事務所は11日、美和ダム(伊那市長谷)小渋ダム(中川村)のダム管理演習を始めた。関係機関への通知など、ダムからの放流時の危害の防止措置方法を確認した。12日には洪水時の放流量などの想定を変えて、ダム管理演習を実施する。
ダム管理演習は出水期前の恒例で、安全なダム管理を関係住民などに理解してもらう目的。長谷の天竜川ダム統合管理事務所美和ダム管理支所では、流入量が1秒に2千立方メートル、放流量が1秒間に500立方メートルで想定した。
同職員など約20人が集まり関係市町村庁舎や警察署、消防署などへ放流をするとのファックスを送る「情報伝達演習」や放流警報所のサイレンによる「一般への周知演習」、実際には水を流さずにダムゲートを開けるシミュレーション「ダム操作演習」をした。
12日は毎秒1200立方メートルの放流を想定した演習を実施。三峰川、天竜川沿いにある美和ダムから片桐(中川村)の警報所11カ所でサイレンが6分間鳴る。