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萱野高原開き
箕輪町の萱野高原の山開きが26日行われ、小雨の降る悪天候にも関わらず、親子連れなど300人で賑わった。
標高1200mに位置する萱野高原は、箕輪町や伊那市、南箕輪村などが一望でき、毎年1万人ほどが訪れる。
山開きには、町関係者などが出席し今シーズンの無事を祈る神事をした。
箕輪町観光協会会長の平澤豊満町長は、「地元の皆さんの整備のおかげで年々きれいになっている。安らぎを感じる高原として県外の人にも来て頂きたい」と話していた。
また山開きを祝うイベントとして、地元福与区と三日町区でつくる萱野高原活性化委員会が豚汁の無料サービスをした。
町内の小学生でつくる「みのわ太鼓ジュニア」による太鼓の演奏も行われた。
萱野高原では、春はミズバショウや山野草、秋は紅葉と、展望に加え植物や自然が10月いっぱいまで楽しめるという。 -
箕輪町消防団春季訓練
箕輪町消防団の春季訓練が26日、箕輪町民体育館で行われた。
団員195人が参加して、小隊ごとに隊形や方向転換などの規律訓練をした。
箕輪町消防団は今年度、32人の新入団員が加わり、団員は全部で450人となった。
春季訓練は、新メンバーを交えて初めての合同訓練のため、基本的な動作を細かく確認していく。
団員らは真剣な表情で訓練に臨んでいた。
平澤久一団長は、「地域住民の安全を守れるよう基本を大事にしっかり訓練していきたい」と話していた。 -
上古田でチューリップ球根の掘り取り
箕輪町上古田の住民有志でつくる「これからの農業・林業を考えるEグループ」は25日、チューリップの球根の掘り取り体験会を開いた。
この日はあいにくの雨となったが、訪れた人たちはつぼみになったチューリップの色を見ながら、好きな球根を掘り取った。
唐澤光範会長は、「毎年チューリップを楽しみにしてくれている人が大勢いる。来た人たちに喜んでもらえたらうれしい」と話していた。
会場に植えられた鑑賞用のチューリップは、5月1日ころ見頃を迎える。 -
箕輪町高雲寺で例大祭
箕輪町木下区の高雲寺で25日、例大祭があり、地区住民が1年の無事を祈願した。
これは、毎年4月25日に開かれているもの。この日は木下区の役員など約20人が参加した。
高雲寺は、昭和52年に本堂を火事で焼失。その時、本尊の五大明王だけは、伊那市の仲仙寺に移されていたため、現存している。
五大明王は鎌倉時代に木曽義仲の家来が持ち込み、地域に流行していた疫病を沈めたと言われており、地域を救った恩恵から、寺ではなく木下区で管理してきたという。
5体すべてが残っている貴重な明王像として、箕輪町の有形文化財にも登録されている。
青沼久雄区長は「地区を疫病から救ってくれた大事な仏様。心をこめて1年間の無事を祈願したい」と話していた。 -
ゆとり荘で太極拳
箕輪町のデイサービスセンター「ゆとり荘」で21日、通所しているお年寄りが、太極拳を体験した。
ボランティアで太極拳を指導したのは、箕輪町の愛好者グループ「和円」のメンバー9人。
ゆとり荘では、気軽に体を動かす機会を持ってもらおうと、グループに依頼し、初めて太極拳の体験会が開かれた。
30人のお年寄りが、箕輪町の歌や信濃の国のリズムに合わせ、手本の動作をまねながら手足を動かしていた。
通所する小池久人さんは、「太極拳という言葉は知っていたが見るのは初めて。楽しく体を動かすことできました」と話していた。
グループ代表の北条裕子さんは「太極拳は体に負担なく出来る運動。筋力維持など効果があるので続けてみてください」と呼びかけていた。 -
地域発元気づくり支援金決定
県が市町村や公共的な団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決定した。
58件、1億1100万円の要望に対して、採択された事業は45件、6958万円だった。
伊那市分では、南アルプスジオパークの知名度アップを図るための講習会や資料作成などに140万円、切り捨てられた間伐材を薪として販売する新山のビジネスモデル事業に156万円など17件、2540万円の事業が採択された。
箕輪町分では、フェンシングの全国大会に併せた地域活性化イベントなどに144万円、イルミネーション事業の充実に250万円など4件、694万円の事業。
南箕輪村分では、大芝高原を松くい虫被害から守る活動に750万円、イルミネーションフェスティバル開催に227万円など4件、1220万円の事業が採択された。
地域発元気づくり支援金は、2次募集を行う。
2次募集の予算額は、2431万9千円で、応募期間は5月1日から6月1日まで。
県が市町村などの事業を支援するこの制度は、コモンズ支援金としてスタートし今年度で5年目、地域発元気づくり支援金としては3年目になる。 -
太子講祭
箕輪町松島区の建築関係の仕事に携わる人たちは、安全と商売繁盛を聖徳太子に祈願する太子講祭を20日、箕輪町の明音寺で行った。
聖徳太子は、L字型の物差し「差し金」を発明したり、法隆寺を建立するなど、建築にかかわる職人の守り神として古くから崇められてきた。
松島区の建設業者でつくる松島太子講は、大正十年に明音寺に石碑をたて、毎年この時期に太子講祭を行っている。
この日は12人が参加し、上野徳明住職が経を上げ、会員らは今年1年の無事を願い石碑に手を合わせていた。
代表の大槻元徳さんは、「建設業界も景気の悪化で厳しい時代。また、後継者不足や高齢化も進んでいるが、こういった伝統行事は残し、伝えていきたい」と話していた。 -
保育園で英語あそび始まる
箕輪町の保育園で22日から、園児が遊びながら英語に触れる英語あそびが始まった。
今年度最初のこの日は、松島保育園の年長園児が英語あそびを楽しんだ。
講師は、プエルトリコ出身のシェイラ・リベラさん。
リベラさんは簡単な英語で子どもたちに話しかけ、年齢の言い方や天気について教えた。
子どもたちは、カードを使った色の名前当てゲームなども楽しんでいた。
英語あそびは、「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業として箕輪町が取り組み今年で4年目。
事業の充実を図るため、今年は年間で1園につき去年より2回増えて14回行う計画。
また、子どもたちが英語に触れる時間を増やすため、リベラさんは1日保育園にいて園児と過ごすという。
リベラさんは、「子どもが大好きなので楽しい。英語だけでなく外国の文化も教えたい」と話していた。 -
全国学力テスト実施
文部科学省が行う全国一斉の学力テストが21日、小学校6年生と中学3年生を対象に実施された。
このうち伊那市の伊那東小学校では、6年生113人がテストに臨んだ。
テストは今年で3年目。小学校が国語と算数、中学校が国語と数学の2科目。
調査は、義務教育の水準向上のため学力、学習状況の把握をしようと文部科学省が全国一斉に実施した。
県教育委員会によると、県内では小中学校合せて549校で実施した。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市・箕輪町・南箕輪村の全ての小中学校でテストが行われた。
この結果は、8月末頃に各学校に報告されることになっている。 -
松島神社例大祭で浦安の舞奉納
箕輪町松島区にある松島神社で18日、例大祭宵祭りが行われ、小学生が浦安の舞を奉納した。
浦安の舞は、地元の小学6年生12人が2組に分かれ奉納した。
子どもたちは、巫女の衣装を身にまとい、これまでの練習の成果を見せていた。
松島神社では、約70年前から浦安の舞が奉納されていて、親子2代にわたり舞姫を務めた人もいるという。
境内を訪れたある女性は、「昔、舞姫をした時のことを思い出す。今年も素晴らしい舞でした」と話していた。
この日は、家族づれなど多くの人が境内に集まり、春祭りを楽しんでいた。 -
西部花街道をつくる会公園作り
箕輪町の西部花街道をつくる会は18日、下古田で公園づくりをした。
同会は、箕輪町の県道与地辰野線を花のある道にしようと活動している。
この日は会員40人が参加して、下古田の会員所有の土地10アールで作業した。
公園は、周囲に芝を張り、それに沿って遊歩道を設置する。
中央にはロシアンセージやミントなどハーブ系の花を植える予定で、花だけでなく景色が引き立つように、黄色と青2色だけの色使いにするという。
唐澤弘三会長は、「伊那谷を挟む両アルプスが望める場所。地域の人たちに花と共に景色を楽しんでもらいたい」と話していた。
公園は来月完成する予定で、季節に合わせて旬の花に植え替えるという。
なお、会が管理する街道沿いの花桃は咲き始めとなっていて、来週の中ごろから見ごろになりそうだという。 -
上伊那郡民生児童委員協議会総会
上伊那郡の民生児童委員協議会の今年度の総会が17日、箕輪町文化センターで開かれた。
民生児童委員は、身近な地域の相談や支援の担い手として各地で活動している。
協議会の加藤壽一郎会長は、「人間関係が希薄になっている中、災害時などに高齢者や障害者が一人も取り残されないよう普段から関わっていく活動が大切」とあいさつした。
総会では、男女共同参画に関する講演が行われたほか、アトラクションが披露された。
そのうち、箕輪町中曽根地区の住民が「わら打ち歌」を披露した。
縄をなう前に柔らかくするため、わらをたたくときに歌っていた歌だということで、後世に伝えていこうと発足した保存会が、藁を打ちながら歌を披露していた。 -
あけぼの会発足
癌を患った人やその家族などでつくる「あけぼの会」の設立総会が13日、箕輪町の地域交流センターで開かれた。
箕輪町在住で過去に肺がんや胃がんなどを患った経験を持つ人など11人が参加した。
「あけぼの会」は、癌経験者やその家族などが、情報交換を行い、親睦を深めることで、少しでも癌の転移や再発といった不安な気持ちを和らげようと発足した。
会長で、自身も4年前胃がんを患った井澤道治さんは、「今日も、検査や入院で総会に出られないという連絡を3人からいただいている。癌の完治に絶対はないが、治るという前向きな姿勢を持つことが大切。皆で励まし、支えあい癌と戦っていきたい」と話していた。 -
みのわ健康アカデミー入学式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」の入学式が14日、箕輪町地域交流センターで行われた。
「みのわ健康アカデミー」は、1年間かけて健康講座やマシントレーニング、在宅トレーニングなどに取り組む。
5年目の今年は、町内の56歳から74歳までの42人が入学した。
式で平澤豊満町長は、「大きな目標を持って継続し、いい仲間を作ってこれからの人生を楽しく過ごせるよう頑張ってください」とあいさつした。
式のあと、信州大学教育学部・医学部大学院の寺沢宏次教授による講演会が行われた。
寺沢教授は、コミュニケーションが脳を維持するために大切なことを説明し、「このアカデミーで愛情たっぷり、思いやりたっぷりのコミュニティを作ってほしい」と話していた。
学生は今後、体力測定や健康診断を行い、6月からトレーニングを始めるという。 -
箕輪町でさくらの観察会
花見とは違う角度で桜を楽しむ観察会が11日、箕輪町のながた自然公園で開かれた。
これは桜の知識を深め、身近な桜にも目をむけてもらおう竏窒ニ、箕輪町郷土博物館が開いたもので、地区住民ら11人が参加した。
箕輪町在住の樹木医、唐澤清さんが講師を務め、公園内を歩きながら説明。
園内にはソメイヨシノやエドヒガンザクラ、オオヤマザクラなど、6種類が植えられているが、中でソメイヨシノは、日本で最も親しまれている桜で、広く普及している半面、病気にかかりやすく、管理がとても難しい品種だという。
また、箕輪町のもみじ湖周辺に多く植えられているオオヤマザクラは、標高の高い場所や、寒冷地でよく見られる桜で、濃いピンクに大きな花が特徴だという。
唐沢さんは「1年間で花の咲くこの時期が一番種類を見分けやすい。桜の名所だけでなく、地域の桜にも目を向けてほしい」と話していた。 -
権現桜 見頃
箕輪町中曽根の権現桜が、ここ数日の温かさで花が開き見頃を迎えている。
中曽根公民館の北側にある権現桜は、長野県の天然記念物にも指定されているエドヒガンザクラ。高さ18メートル、幹の太さ10メートルで、樹齢はおよそ千年と言われている。
東西に大きく枝が分かれ、開花の時期や、花の色が違う事から、二本の桜の木が癒着したとも言われている。
町観光協会によると、今年は、温かい日が続いたこともあり、ここ数日で開花が進み、8分咲きとなった。明日は満開になる見込みだという。
権現桜は、夜桜を楽しんでもらおうと、花が散るまでの期間、日没から午後10時半まで、ライトアップが行われている。 -
一の宮介護予防拠点施設竣工式
箕輪町木下一の宮に建設が進められていた介護予防拠点施設の工事が完了し、11日竣工式が行われた。
この介護予防拠点施設は、一の宮公民館が改築から50年が過ぎ老朽化していたことなどから建替えられることになり、昨年10月に着工、今年3月に完成した。
事業費は約4400万円で、国からの地域介護福祉空間整備等事業交付金3000万円や町の補助、地元負担金などが充てられた。
竣工式で平澤豊満箕輪町長は、「地域に住む人が集まって、語り、体を動かし、病気にならない体制作りのため、施設を活用してほしい」と話していた。
箕輪町では、国の地域介護福祉空間整備等事業交付金などを活用して、平成13年から各地に介護予防拠点施設を整備してきた。
昨年度事業では、一の宮のほか上古田と三日町にも介護予防拠点施設が完成している。
これにより、建て替え・改築を行ってきた箇所は17カ所、トイレや部屋の整備を行った箇所を加えると町内32カ所に拠点施設が整備されている。 -
大般若会
箕輪町の西光寺で6日、600巻の経典「大般若経」を読み上げる大般若会の法要が行われた。
本堂では、12人の僧侶による力強い読経の声が響き渡っていた。
虫干しの意味あいもある大般若会では、経典を上から下へと落とす「転読」という方法で、経典を読み上げる。
大般若経は約1400年前、三蔵法師が釈迦から受け取り、中国へ伝えたものと言われ、仏教の基本思想が書かれている。
経典を読む時に起きる風に当たると、一年間の無病息災や家内安全が約束されると言われている。
西光寺の竹花祐栄住職は、「大般若会は春一番にする法要。毎年のことだが、華やかで春の始まりを感じます」と話していた。 -
花まつり
お釈迦様の誕生を祝う花まつりの8日、箕輪町長岡の長松寺では、近くの保育園児が訪れてお祝いをした。
長岡保育園の園児38人が長松寺を訪れ、順番にお釈迦様の像に甘茶をかけた。
長松寺では、今年再建300年となる本堂で花まつりが行われ、山崎義芳住職が、「誕生をお祝いして、みんなの命は尊いということを覚えてください」と園児に話していた。
園児たちは一人ずつ、お釈迦様の像に甘茶をかけたあと、甘茶とやしょうまをもらって帰った。 -
萱野高原に大山桜植樹
箕輪町の萱野高原で5日、オオヤマザクラの植樹が行われ、苗木100本を植えた。
苗木は中部電力伊那営業所から50本、残りの50本は箕輪町出身者でつくる東京箕輪会と中京箕輪会から寄贈された。
作業には、地元の生産森林組合役員らでつくる萱野高原活性化委員会と苗木の寄贈者ら約50人が参加した。
数人ずつに分かれ、かやの山荘近くや林道沿いなどに丁寧に苗木を植えていた。
萱野高原の植樹活動は、平成17年に町の発足50周年記念事業の一つとして始まった。
高原一帯がピンク色に見えるような桜の山にしたい竏窒ニ取り組み、この日の100本も含め、これまでに680本を植樹している。 -
泰成運輸が野菜の販売
箕輪町の運送会社泰成運輸は、地域に元気を発信していこうと4日、木下公民館で野菜の販売をした。
朝8時、木下公民館の駐車場には、社員たちの元気の良い声が響いていた。
泰成運輸は、箕輪町を拠点に精密機器などを全国各地に届けている。
野菜の販売は、不況の中、運送業以外で会社を、また地域を元気にしていこうと企画されたプロジェクト。「まごころ市場いなの里」と名付けられ、野菜を安く販売する。
得意先や知人から安く仕入れた形が悪く、出荷できないようなB級野菜が格安で並び、訪れた人たちは手に持った箱に野菜をいくつも乗せていた。
泰成運輸の野菜販売は、5日も朝8時から木下公民館で行われる。
また11、12日には、伊那市の高遠城址公園でも野菜の販売を行うという。 -
留学生が箕輪町長を表敬訪問
箕輪町の家庭に滞在し、伊那北高校に通うデンマーク出身の留学生が2日、平澤豊満箕輪町長を表敬訪問した。
町役場を訪れたのは、ディテ・ミケルスンさん(17)。箕輪町松島のホストファミリー須藤敬美さんとともに訪れた。
ディテさんは、国際的な高校生の留学機関AFSの留学プログラムで日本に来た。
6日から伊那北高校2年の理数科クラスで勉強し、来年2月まで滞在する予定という。
ディテさんは、「高校では美術をやりたい。家では日本の料理も習いたい」と話していた。
平澤町長は、「しっかり勉強して、留学生活を楽しんでください」と話していた。 -
箕輪町でワークシェアリング始まる
労働時間の短縮により、より多くの人で仕事を分け合う「ワークシェアリング」を導入する箕輪町では、今年度20人の臨時職員を採用した。
今年度新たに臨時職員として採用されたのは、26歳から64歳までの、男性1人、女性19人の合わせて、20人。
町では、事務処理などの業務を臨時職員が担当することで、正規職員が本来するべき仕事を見直し、組織の体質強化や改善に繋げたいしている。
また、景気が悪化する状況で、ワークシェアにより、町民の雇用創出の機会に、繋げたいとしている。
臨時職員の人件費は、正規職員の残業代や特別職の報酬削減、国の補助などから創出する。
町では、ワークシェアにより、住民サービスが向上すれば、今後も積極的に進めていきたいとしている。 -
KOA入社式
新年度がスタートした1日、企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われた。箕輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA、入社式が行われた。
今年は、去年より3人多い、38人が入社。
向山孝一社長は「世界同時大不況という嵐の真っ只中で、現在、KOAも困難に身を置いている。しかし、創業70年の歴史の中で、為替の大きな変動などを経験し乗り切ってきた。この苦しいときを家族のように一致団結して、強いKOAをつくっていこう」と挨拶した。
KOAは、抵抗器の製造・販売で国内の3分の1を占めているほか、国内外の関係会社で4000人近くを雇用している。
ここ5年から10年くらいの間に2割を自動車産業にシフトしてきたが、不況のあおりを受け、影響も出ている。
新入社員は「地域や環境を大切にする会社に入社できてよかった。どんなことにでも全力を尽くしたい」などと、一人ひとり自己紹介した。
入社した38人は今後、ビジネスマナーや会社の歴史などについて研修を受けるほか、2ヶ月の実習を経て、6月に正社員として登用される予定。 -
箕輪選果場りんご選果機設置
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場に新しいリンゴ選果機が設置され30日、引き取り検査があった。
生産者やJA職員で作るリンゴ選果機建設委員会のメンバーら約40人が新しい選果機を検査した。
新しい選果機は、糖度や熟度を光センサーでチェックする機能が搭載されていて、リンゴ選別の安定化を図ることができる。
また選果の機械化に伴い、作業員の人数をこれまでより15人ほど減らすことができ、人件費の削減にもつながる。
検査をしたある生産者は、「機械化で安定的に良いリンゴを提供できる環境が整った。これを機に、さらに質の高いリンゴ作りに励んでいきたい」と話していた。
新しい選果機は、リンゴの収穫が始まる8月上旬から稼働し始めるという。 -
箕輪町GT推進協議会 組織再編
箕輪町が計画を進めているグリーンツーリズムの推進協議会が30日、町役場で開かれ、組織の再編案が承認された。
箕輪町健康グリーンツーリズムは、都市と地域住民との交流を図り、地域を活性化させようというもの。
組織再編は、今年度の5つの分科会を2つにする計画で、分科会は、炭焼き体験やオーナー制農園などを検討する「都市農村交流グループ」と、農産物加工や健康づくりを検討する「農産物加工・健康メニュー開発グループ」になる。
来年度は、農産物加工のスケジュール作成、交流の試験的なメニュー作りなどに取り組むという。 -
信州伊那梅苑 4月1日オープン
伊那谷の春の観光名所、箕輪町木下一の宮の信州伊那梅苑で、梅が咲き始めた。
今年の梅の開花は、例年より2週間ほど早いという。
花の見ごろは、梅は4月上旬から中旬、しだれ桃は4月中旬から下旬ころの見込み。
信州伊那梅苑は4月1日、オープンを予定している。 -
白いたいやき登場
箕輪町三日町の国道153号バイパス沿いに県下では初めてとなる白いたいやき屋が登場した。
26日オープンした尾長屋信州伊那店は、連日の盛況ぶりで、27日も昼前には2千個を売り上げ完売。翌日からの予約も行列になっている。
タピオカを練りこんだ白い皮に包まれたたいやきの中身は、黒あん、白あん、チョコなどの5種類で、1つ130円。
さめても味が落ちず、冷やして食べてもおいしいという。
尾長屋信州伊那店の石川雅浩代表は、「これまでのたいやきとは一味違ったもちもち感を味わってほしい」と話している。 -
箕輪町が分担金過払い
伊北環境行政組合が建設したペットボトルなど資源物を保管する施設の建設費について、箕輪町が起債償還の分担金を多く支払っていたことが分かった。
この施設は組合を構成する箕輪町、辰野町、南箕輪村と、旧高遠町、長谷村が平成10年に建設した。
施設は箕輪町のクリーンセンター八乙女内にあり事業費のうち約4440万円を起債でまかない、償還は各町村が分担していた。
町ではこの分担金について、事務処理を誤り、償還が始まった平成11年度から今年度までの10年間で合計3583万円多く払っていた。
町では組合を構成する自治体との協議により、今後5年間で払いすぎた分担金を他の自治体が支出することで清算する竏窒ニしている。
またこの件について、経過などを町議会で説明するという。 -
垣内カツアキさん「山と海の絵 春季展」
箕輪町に美術館を構える洋画家、垣内カツアキさんの山と海をモチーフにした企画展が、伊那アルプス美術館で開かれている。
館内には新作の油絵約40点が並んでいる。
箕輪町富田にある伊那アルプス美術館は垣内さんの美術館で、今回は春の企画展。作品は、これまで描き続けてきたという信州の山のほか、伊豆の海などがある。
垣内さんの絵は、詩的な情感を織り込んでいるということで、「これからも自然の美しさを追い続け、何年経ってもやっぱりいい絵だと思われる絵を描きたい」と話していた。
この春季展は5月31日まで。