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箕輪中 今年度一部で休日部活の地域クラブ化へ
箕輪町教育委員会は、中学校の部活の地域展開について、今年度中に複数の部活で休日の地域クラブ化を進めたい考えです。
これは10日役場で開かれた町議会一般質問の中で、小林久通教育長が議員の質問に答えたものです。
町教育委員会では、今月中に学校や指導者などによる準備会を開催し、7月から8月に地域展開の計画を策定する協議会を設立する予定です。
今年度中に2~3の部で休日の地域展開を行い、来年度末までにすべての部活で行いたい考えです。
箕輪中学校には12の運動部と7つの文化部があり、全校生徒632人の約3分の2が入部しています。
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大出スポーツフェスティバル 常会対抗モルック大会
箕輪町の大出区民が参加する、大出スポーツフェスティバルが、ながたドームで8日に開かれました。
ながたドームにはおよそ200人の大出区民が集まりました。
この日行われたのは、常会対抗モルック大会です。
大出区の9つの常会で優勝を競いました。
モルックはフィンランド発祥のスポーツです。
幅広い年代が楽しめるようにと、去年のスポーツフェスティバルからモルックを行っています。
高得点が出るたびに、各チームから歓声があがっていました。
大出スポーツフェスティバルは毎年開催されていて、今年は、箕輪町発足70周年記念大会として開かれました。
会場では、子どもが対象のサンダル飛ばし競技や、箕輪町にまつわるクイズなども行われていました。
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上伊那広域消防 訓練の成果を消防長に披露
上伊那広域消防本部の救助隊員は、14日に長野市で開かれる、消防救助技術大会に向けた訓練の成果を、5日に消防長に披露しました。
このうち、箕輪町の箕輪消防署では、中村晃消防長に渡過訓練と救出訓練の成果を披露しました。
渡過訓練は、水平に張った20メートルのロープを往復するもので、2人が出場します。
ロープブリッジ救出訓練は、火災現場や河川に取り残された人を想定しロープを渡って救出するもので、4人1チームで出場します。
中村消防長は「大会では全身全霊で訓練の成果を出してきてください」と激励しました。
大会は、14日に長野市の長野県消防学校で開かれ、上伊那広域消防本部からは、救助技術5種目に18人が出場します。
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伊那谷の所蔵品 箕輪町郷土博物館
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の文化施設で展示されている所蔵品を紹介するコーナー、伊那谷の所蔵品。
6日は、箕輪町郷土博物館です。
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交通事故で重体の女性が死亡
4日の午前、箕輪町の春日街道の交差点で発生した交通事故で重体となっていた女性が死亡しました。
伊那警察署の発表によりますと死亡したのは箕輪町の無職小池なかゑさん91歳です。
小池さんは重体で病院に搬送されましたが、4日午後6時10分に出血性ショックで死亡しました。
事故は信号機のない交差点で車同士が出合い頭に衝突したもので、小池さん側に一時停止の標識があったということです。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
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ゆかいな野菜村 山川さんがカフェオープン
箕輪町下古田で交流農園「ゆかいな野菜村」を営む山川みゆきさんは、季節の野菜や果物を楽しむことができるカフェを、6月15日にオープンします。
ゆかいな野菜村は、県道与地辰野線の下古田のバス停から東に50メートルほど進んだところにあります。
6月15日に、カフェの「カ」に「花」という漢字を当てた「花フェ」をオープンさせます。
農園で採れた野菜や果物を使った料理を提供する予定で、景色と共に楽しむことができます。
農園を営む、山川正信さん、みゆきさん夫妻です。
農園では、トマトを中心に20種類の野菜や、果物を栽培しています。
夫・正信さんは今年の3月まで町の地域おこし協力隊を務めていました。
箕輪町に来る前は山形県でも農業をしていて、妻のみゆきさんは、トマトを使ったフルコースを提供するカフェを営んでいました。
しかし、7年ほど前、正信さんが脳卒中で倒れて左半身麻痺となり、カフェをやめることになりました。
その後、箕輪町で再び農業を始めたことをきっかけに、もう1度カフェを開業したいと、1年ほど前から準備を進めてきました。
新たにオープンするカフェでは、食事は1日3食の予約限定で提供します。
ほかに、農園で採れた果物を使った飲み物や、スイーツの提供も予定しています。
山川みゆきさんです。
花フェは、6月15日(日)にオープンします。
営業時間は、午前10時から午後2時で、雨や風が強い日は休みです。
予約やお問合せは、電話090-2025-6547にお願いします。
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総合犯罪防止 街頭啓発
伊那警察署と地元の防犯ボランティアなどは総合犯罪防止の街頭啓発を4日に管内の入浴施設などで行いました。
このうち箕輪町のながたの湯では、伊那警察署と伊那防犯協会連合会、防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊」のメンバー合わせて8人が利用者に啓発グッズを配りました。
電話でお金詐欺や車上ねらいなどに注意を呼びかけるチラシやウエットティッシュなどがセットになっています。
伊那署によりますと、去年1年間での電話でお金詐欺被害件数7件に対し、今年は6月3日現在ですでに同数の7件の被害が発生しているということです。
万引きや車上ねらいも増えているということです。
伊那署では「心当たりのない電話には出ずに警察に相談してほしい」と話していました。
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みんなの切り絵教室 作品展
今年4月に発足した箕輪町「みんなの切り絵教室」の作品展が、松島のアルプス中央信用金庫箕輪・いほく支店で開かれています。
店内には、代表の神田瀞村さんと教室の生徒の作品合わせて35点が展示されています。
みんなの切り絵教室は、第2・第4月曜日に沢公民館で活動していて、現在は町内外の7人が参加しています。
代表の神田さんは、独学で切り絵を学び、4月に教室を始めました。
今回は、多くの人に切り絵に興味を持ってもらい、教室の仲間を増やそうと作品展を開きました。
みんなの切り絵教室の作品展は30日まで、アルプス中央信用金庫箕輪・いほく支店で開かれています。
次回の教室は9日(月)午後1時から沢公民館で開かれ、当日は体験も受け付けているということです。
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北島水源で清掃・草刈り
水道週間に合わせ、箕輪町の北島水源では施設内の草刈りが行われました。
3日は、町内の水道事業者でつくる箕輪町水道事業組合の組合員と役場の職員、合わせて20人が施設内の草刈りや、清掃を行いました。
箕輪町では箕輪ダムと、北島水源、上古田水源の3か所の水源から1日におよそ8,000トンが供給されています。
北島水源ではその5分の1、1,500トンの水を井戸からくみ上げて、木下地区と松島地区に供給しています。
組合では「町民に水道に関心を持ってもらい、水の大切さを再認識してもらいたい」と話していました。 -
箕輪町議会開会 10議案提出
箕輪町議会6月定例会が2日開会し今年度の一般会計に約6,100万円を追加する補正予算案など10議案が提出されました。
補正予算案の主な内容は特定空き家解体工事設計業務委託料に150万円、
もみじ湖インバウンド対応計画策定と情報発信業務委託料に340万円などとなっています。
町議会6月定例会は9日と10日に一般質問、17日に委員長報告と採決が行われます。
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箕輪町の教諭 保育士が夢をTOCO-TON語る会
箕輪町の学校や保育園での課題や将来像を語りあうイベント「私の夢をTOCO-TON語る会」が28日、町文化センターで開かれました。
28日は町内の小中学校の教諭と保育士およそ40人が参加しました。
参加者は4つのグループに分かれ、それぞれが学校や保育園での課題や、将来像などについて話し合いました
参加者からは「自分に委ねてもらえた、という経験が子どもの自主性を育むと思う」「様々な大人との出会いが生まれる環境づくりが大切だ」といった意見が出されました。
このイベントは、子ども達が自ら学び方を選び、自己実現できる「ウェルビーイング実践校TOCO-TON」の取り組みの一環で開かれました。
箕輪町内のすべての小中学校は長野県教育委員会からこの実践校に、去年12月に指定されました。
県教育委員会の武田育夫教育長は、「子どもは大人になるための準備期間ではなく、子どもらしく過ごすための時間です。子どもらしく過ごせる箕輪町であってほしい。」と話しました。
箕輪町教育委員会によりますと今後は、やまほいくや総合的な学習の時間の深堀と拡大を図り、保育園や小中学校の垣根をこえた学習の導入を行っていくということです。
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箕輪中学校で気候変動を学ぶ講演会
ゼロカーボンシティ宣言から3年目を迎える箕輪町で、箕輪中学校の生徒を対象にした気候変動に関する講演会が27日開かれました。
講演会では、NHKエンタープライズ エグゼクティブプロデューサーで、気候変動をテーマに多くのドキュメンタリーを制作した堅達京子さんが話をしました。
堅達さんは地球温暖化の影響による自然災害の増加などを紹介し「産業革命前と比べて世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えることが地球の防衛ライン。二酸化炭素を排出しない新しい社会への変化が必要だ」と話していました。
この講演会は、ゼロカーボンシティ宣言から3年目となる今年、生徒に改めて気候変動について理解を深めてもらおうと、町発足70周年記念事業の一環で箕輪町と町教育委員会が開きました。
27日は箕輪中学校の1年生と3年生合わせて約400人が話を聞きました。
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(株)コマツが町にスポットエアコン寄贈
箕輪町沢の総合建設業 株式会社コマツは、町にスポットエアコン2台を23日に贈りました。
23日は、株式会社コマツの小林芳直社長が社会体育館を訪れ、白鳥政徳町長に目録を手渡しました。
スポットエアコンは、縦横40センチ、高さ1メートルです。
キャスター付きで移動させる事もできます。
コマツは小中学校を支援しようとスポットエアコンを3年前から贈っていて、今回であわせて6台目です。
小林社長は「暑い時期の部活動などで生徒に活用してほしい」と話していました。
白鳥町長は「小中学校の授業や部活などで熱中症対策として活用させていただきます」と感謝していました。
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柴さん 箕輪町芸術文化振興功労賞 受章祝賀会
令和元年・2019年に、箕輪町の芸術文化振興功労賞を受章した柴 登巳夫さん81歳の受章祝賀会が、25日、ながた荘で開かれました。
祝賀会は、新型コロナウイルスの影響で、延期となっていました。
柴さんは、古田人形芝居保存会で50年以上にわたり活動を続けてきた功績などが認められ、令和元年に箕輪町から芸術文化振興功労賞を受けています。
祝賀会には、古田人形芝居保存会のメンバーも出席し、柴さんの太夫で、人形芝居を上演しました。
柴さんは、「50年ほど前、古田人形に取り組み始めたときには、戦前からの古老が残るだけで存続は難しい状態だった。そこから、人形を修理し、技術を習得してきた。今後も体の許す限りがんばっていきたい」と話していました。
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みのわBOSAIフェスタ
幅広い世代に防災への関心を高めてもらうイベント「みのわBOSAIフェスタ」が24日、箕輪町文化センターなどで開かれました。
イベントは、箕輪町発足70周年記念の一環として、開かれたもので会場には、災害時に使うポンプ車や照明車などが展示されました。
体験ブースでは、子どもたちが箕輪町消防団から消火器の使い方を教わり、消火体験をしていました。
イベントでは、名古屋大学名誉教授の福和伸夫さんが「自助・共助で巨大地震に備える」と題した講演も行われました。
福和さんは「家の棚の転倒防止策を行うなど災害に備えた準備が必要だ。自分の命は自分で守るという意識を持ってほしい」などと話していました。
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上古田でアヤメ見頃
箕輪町上古田の休耕田では、4万本のアヤメが咲き始めています。
古田神社近くにある30アールの休耕田には、4万本のアヤメが植えられています。
休耕田を有効活用しようと上古田の住民でつくる山ん田の会が15年ほど前から育てています。
山ん田の会によりますと、花は今月いっぱい楽しめるということです。
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箕輪西小4年 ヒノキの苗を植樹
箕輪町の箕輪西小学校4年生は、みどりの少年団の活動の一環で、ヒノキの苗木を23日に植えました。
23日は、4年生16人が、学校近くにある上古田区の区有林にヒノキの苗木25本を植えました。
上古田の住民有志で作る西山会のメンバーや上伊那森林組合の指導を受けながら、植樹をしました。
児童は、根がしっかりと張るように土を踏み固めていました。
箕輪西小では1979年から森に親しみ環境への理解を深めてもらおうと、みどりの少年団の活動を毎年4年生が行っています。
4年生は今後、間伐や枝打ちなどの作業も行う予定です。
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10年前のタイムカプセル開封
10年前の2015年に、箕輪町発足60周年記念イベントで封印したタイムカプセルが22日に開封されました。
タイムカプセルの中には、2015年に町民から集めた670通の手紙が入っていました。
手紙は、2015年に町発足60周年記念イベントとして、希望した町民が書いたものです。
役場や文化センターにポストを設置し、自分や家族に向け手紙を書きました。
この日は町の職員も手紙を受け取りました。
封印されていた手紙は、順次郵送されます。
箕輪町では、今年の70周年記念でもタイムカプセルを実施します。
役場などに投函ボックスを設置し、12月のイベントで封印するということです。
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箕輪町 ゼロカーボンを理解するフェス7月に開催
箕輪町はゼロカーボンの必要性やメリットなどを町民に理解してもらい取り組んでもらう、地球・環境・未来フェスinみのわを7月に開きます。
22日は役場で定例記者懇談会が開かれ、担当職員が概要を説明しました。
箕輪町は今年、ゼロカーボンシティ宣言から3年、町発足70周年を迎えます。
あらためてゼロカーボンや持続可能なまちづくりを町民に理解してもらい取り組んでもらおうと、7月5日から17日かけて、地球・環境・未来フェスinみのわを開きます。
フェス開催期間中は、SDGsを学ぶパネル展示や、親子体験コーナー、気象予報士の講演会など様々なイベントが予定されています。
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箕輪学 教育素材発掘研修
箕輪町の歴史・文化などの教育素材を教員に知ってもらうための研修会がきょう箕輪中学校で開かれました。
研修会では町郷土博物館の柴秀毅館長が町内の文化財や名所を題材にした「箕輪学かるた」の解説をしました。
箕輪町では町内の各校で子どもたちがふるさとについて学ぶ「箕輪学」を行っています。
研修会は新たに町内の小中学校に赴任した教員に、町について知ってもらおうと年に1度開かれています。
後半は2班に分かれて、水利施設や去年リニューアルオープンした町郷土博物館を見学しました。
参加した教員は「子どもたちに興味を持ってもらえる手ごたえを感じた。総合学習で役立てたい」と話していました。
研修会にはおよそ70人が参加しました。 -
第79回国民スポーツ大会 フェンシング競技長野県代表予選会
第79回国民スポーツ大会のフェンシング競技、長野県代表を決めるための予選会が4月27日、箕輪町の箕輪進修高校で開かれました。
予選会には、中学生から社会人まで23人が参加しました。
この日行われたのは、成年女子の部と、少年男子、少年女子の部です。
成年女子では、箕輪町在住で長野クラブに所属する土佐千乃さんが優勝し、上位入賞者3人が県の代表に決まりました。
少年男子、少年女子は、7月に行われる第2回予選会の結果と合わせて県の代表を選出します。
成年女子、少年男子、少年女子の代表は、8月24日に富山県で開かれる北信越大会に進み、全国を目指します。
長野県フェンシング協会によりますと、去年に続き今年も全部門での全国出場を目指しているということです。
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最高気温31.2度 今シーズン初の真夏日
20日の伊那地域は午後2時29分に31.2度を記録し、今シーズン初めての真夏日となりました。
箕輪町のみのわ天竜公園では、親子が水遊びをしていて涼んでいました。
この日の伊那地域は午後2時29分に31.2度となり、今シーズン初めての真夏日を記録しました。
伊那市街地の交差点では、半袖の人や日傘をさして歩いている人が見られました。
長野地方気象台によりますと、あすも最高気温が30度を超えると予想しています。
急に気温が上がり、体が慣れていないため、熱中症などに注意するよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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クマ出没前に箕輪町で安全点検
箕輪町は、クマの出没が本格化する季節を前に、目撃が多い西側の地域で安全点検を行いました。
20日は、町の職員、区や学校の関係者などおよそ35人が4班に分かれて点検を行いました。
安全点検では、通学路沿いで生い茂った藪などの刈払いが必要な場所があるか、クマの移動経路に好んで食べる植物があるかなどを見ていました。
箕輪町でのクマの目撃件数は一昨年が3件でしたが、去年は19件と増加しています。
また去年6月には70代の男性が人身被害にあっています。
町はクマと人とのすみ分けのためのゾーニングを導入する予定です。
目撃や被害が多い西側を、緑色の主要生息地域、黄緑色のクマと人の活動が重複する緩衝地域、赤色の市街地や農地が広がる排除地域の3区分に分けました。
今回は緩衝地域を中心に点検をしました。
去年目撃情報があった場所では、クマが好む、夏に赤い実をつけるマムシグサが生えていました。
箕輪町では今回の点検をもとに、刈払いや植物の除去が必要な場所を把握し、作業を行う区に対して補助制度を検討しています。
ゾーニング案は長野県と事前協議中で、今年中には導入したい考えです。
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箕輪町と株式会社カインズ 災害協定を締結
箕輪町は、埼玉県に本社を置き、全国にホームセンターを展開する株式会社カインズと、災害時の生活物資の供給に関する協定を4月25日に締結しました。
この日は、町役場で調印式が行われ、白鳥政徳町長と、株式会社カインズのコーポレートサポート本部 植木俊之本部長が協定書を取り交わしました。
今回の協定によって、災害時、箕輪町はカインズから水や非常食、日用品等の生活必需品や、応急対策に必要な物資の供給協力を受けることが出来ます。
箕輪町にはカインズの物流センターがあり、災害時には供給拠点の一つとして活用されるということです。
白鳥町長は「地震や台風など、いつ何が起こるかわからない。そんな中で今回の協定締結をたいへん心強く思っている。」と話していました。
カインズは今回の箕輪町を含め、全国241の自治体と災害協定を結んでいます。
上伊那では伊那市、駒ケ根市に続き3件目です。
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カメラリポート 天竜川の通船
明治時代の盃です。
天竜川通船業 迅速勉強
開始披露 と記されています。
天竜川通船を明治時代末期まで行った伊那市坂下の中村奥治郎が、開業を祝い配ったものです。
伊那市坂下の飯田線踏切近くにある中村さん宅。
中村奥治郎の子孫にあたり、今でも大切に当時から伝わる資料を保管しています。
水量が豊富な天竜川では、江戸から明治にかけて、交通・輸送の重要な手段として、舟で人や物を運ぶ通船が行われていました。
天竜川は、岡谷市の釜口水門から伊那谷、愛知県をかすめ、静岡県の遠州灘に注ぐ延長213キロ、日本全国9位の長さです。
下る舟は、川の流れにまかせ、上流に上げるには、帆を張り、人力も使いました。
帆を張って上げるのは、春先から夏ごろまでが多く、下流から吹き上げる風が最もよかったようです。
伊那谷からの下り荷は、米、大豆、漆、柿、酒など、遠州からの上り荷は、砂糖、塩、綿、煮干し、海老、みかんなどでした。
辰野町平出から飯田市時又までの天竜川。
午前7時15分辰野朝日橋を出た舟は、8時35分伊那町大橋着。
時又を目指して南に下っていきます。
午前7時15に辰野を出発した舟が飯田市時又に着くのは、午後3時。およそ8時間の船旅でした。
大洪水があった1904年、明治37年以降孤軍奮闘した中村奥治郎でしたが、1906年、明治39年5月末に通船は途絶えます。
天竜川上流に白帆の影は消え、今では、観光舟による川下りが残るのみとなっています。
天竜川通船の歴史は、江戸時代以来、挑戦、開業、休業、廃業の繰り返しでした。
陸上交通がない時代、遠州まで下る天竜川の存在は、大きな魅力だったにちがいありません。 -
フルート奏者今村麻子さん ケアセンターふれあいの里で演奏会
高齢者福祉のサービスを行っている、箕輪町木下の、ケアセンターふれあいの里で16日、箕輪町在住のフルート奏者、今村麻子さんによる演奏会が開かれました。
ふれあいの里の庭で行われた演奏会では、利用者およそ30人が今村さんの演奏に聞き入っていました。
会ではクラシックやポップスなど10曲が演奏されました。
今村さんは奈良県出身で、現在箕輪町在住です。上伊那地域と東京でフルートの演奏会や、小中学生への音楽指導などを行っています。
ふれあいの里が20周年を迎えることを知った今村さんが提案し、演奏会が実現しました。
今村さんは今後も上伊那の施設で演奏を行っていきたいということです。
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タイ料理店GUUUT 三浦さんが料理本出版
箕輪町沢のタイ料理店GUUUTの三浦俊幸さんは、タイ料理や発酵食品のレシピなどをまとめた料理本を出版しました。
GUUUTの店主、三浦さんです。
三浦さんは、今月『イノベーティブタイ料理「GUUUT」の料理と手仕事』を出版しました。
店で出しているタイ料理や、発酵食品・調味料のレシピなど、幅広いジャンルの料理に活かせるアイディアが掲載されています。
三浦さんは、伊那市出身で、20年間東京で和食料理店を営んでいました。
地元の食材を使うことを大切にしていて、夏の気候が伊那谷に似ているタイの料理がマッチすると考え、2018年に箕輪町でGUUUTを開業しました。
14日は、町文化センターで出版記念講演会が開かれました。
三浦さんは、本の紹介のほか食材の説明をしました。
現在は、50種類の野菜や、米を自身で栽培しているということです。
三浦さんは、身近にある食材の活用方法など、レシピを考えるための参考書として読んでもらいたいと話していました。
『イノベーティブタイ料理「GUUUT」の料理と手仕事』は、1冊税込み2,970円で、町内の書店やインターネットで販売しています。 -
出水期前に天竜川を合同巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県、市町村の担当者が天竜川の危険箇所を確認する合同巡視が15日、辰野町から南箕輪村の間で行われました。
このうち箕輪町では平成18年豪雨で決壊した北島地籍などを巡視しました。
合同巡視は天竜川上流河川事務所が毎年この時期に行っていて、市町村の担当者などと危険箇所の確認を行いました。
町内の天竜川沿いでは26か所が重要水防箇所に指定されています。
天竜川上流河川事務所の担当者は「いざというときは各機関の連携が大事になる。効率的に水防活動ができるよう備えておかなければならない」と話していました。
合同巡視では水防倉庫で出水時に使う備蓄品も確認していました。
合同巡視は上下伊那の14市町村で30日まで行われます。 -
箕輪町公民館大学・教室 開講式
箕輪町公民館の大学、学級の合同開講式が、町文化センターで14日に行われました。
開講式には、今年度受講するおよそ80人が出席しました。
箕輪町公民館の大学、学級は学びながら地域の人々の交流を深めるために公民館が開いているものです。
今年度の受講生は、2年制のふきはら大学が14人。3年制のふきはら大学院が29人。
大学院を修了した人が受講できるけやき学級が24人。
成人男性が対象のおやじ学級が21人、成人女性が対象のなでしこ学級が21人で、総受講者は109人です。
箕輪町公民館の市川英明館長は「つながり、やりがい、あなたらしさを、大学・学級での活動を通して見つけてほしい」と話しました。
受講者を代表してふきはら大学院3年の藤枝久美子さんが挨拶しました。
大学、学級はおおむね月に1回講座を開き、受講生が自分たちで決めたテーマを学んでいきます。
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市町村対抗駅伝 箕輪町が町の部9連覇
4月に松本市で開かれた長野県市町村対抗駅伝で、箕輪町が総合6位、町の部1位となりました。
町の部は、9連覇を達成しました。
12日は、丸山信一監督と選手8人が町役場を訪れ、白鳥政徳町長に結果を報告しました。
市町村対抗駅伝は、4月26日に松本市で開かれ、9区間39.385キロを襷でつなぎました。
箕輪町は序盤出遅れますが、3区の上原雄大さんが17人を抜く走りを見せるなど、順位を上げました。
結果、2時間7分36秒で総合6位でした。
町の部では1位となり、9連覇を達成しました。
白鳥町長は「みなさんのがんばりが町民にも伝わり、元気がもらえたと思います。来年は町の部10連覇を目指して頑張ってください」と話していました。