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福祉施設で草刈り奉仕
箕輪町の民生委員児童委員協議会(星野和美会長、57人)は11日、三日町の町デイサービスセンター「ゆとり荘」などの施設の周囲に繁茂する草を刈る奉仕活動をした。
20年以上続く年一度の恒例奉仕に、55人が参加。ゆとり荘のほか、近くにある上伊那福祉協会の特別養護老人ホーム「みのわ園」の草を、持参したカマなどで刈りとっていった。
メンバーは高齢者福祉部会、母子・児童福祉、障害者福祉部会の3部会を半数に分け、それぞれの施設で作業。施設を利用する人たちとあいさつを交わすなどして交流も深めた。
星野会長は「外の作業となるが、施設の実情も知り、利用者には気持ち良く施設を使ってもらいたい」と話していた。
ゆとり荘の職員は「私たちの手の回らないことをやっていただき助かっている」と感謝していた。 -
【記者室】いも焼酎をつくろう
焼酎ファンと一緒にいも焼酎を作ろうと、箕輪町焼酎いも生産組合が参加者を募っている▼昨年初めて取り組んだ組合。オリジナルブランドのいも焼酎試飲会では「芋の香りがあり、さらっとして飲みやすい。味がまろやか」と好評で、おいしそうに、うれしそうに焼酎を酌み交わす参加者の顔が各紙の紙面を飾り、地元ではちょっとした話題になった▼一緒に作るといっても参加者がするのは苗植えと収穫の体験。収穫までの管理は組合がしてくれる。焼酎1本プレゼントのうれしいおまけ付きで、年末には試飲会も。自分たちで育てたサツマイモからできた焼酎となれば、また一味違うはず。焼酎好きにはなんとも楽しい企画だろう。参加してみる価値あり?(村上記者)
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農経協の箕輪町会員が箕輪中に花苗贈る
長野県農業経営者協会に所属する箕輪町在住の会員が10日、地域貢献と農業振興のため箕輪中学校に花の苗を贈った。
農経協の町内会員はこれまで3人だったが、今年3人増え6人になった。これを機に何かできることを-と考え、会員に花苗の生産者がいることから苗を贈ることにした。
花苗はバーベナ、金魚草、ガザニアで252ポット。育てやすく秋まで長く楽しめる種類で赤、白、ピンク、紫、黄色など色とりどり。この日は、会員5人が箕輪中を訪れ、メーン花壇がある中庭で緑化委員会の今井康友委員長、千村真美副委員長に苗を手渡した。
北原秀樹校長は、「学校では緑化委員会を中心に花を大事にして花壇を作っている。今日、花をいただき大変うれしい。美しく咲いたところをまた見にきていただきたい」と感謝した。
会員は、「花も生き物。大切に育てて、育てる喜びを味わい、農業のよき理解者になってほしい。地元にこんなすてきな花があることも知ってほしい」と話した。
寄贈された花は、緑化委員会が学校敷地内に数カ所ある花壇に定植して育てる。 -
箕輪町国際交流協会が総会と交流会
箕輪町国際交流協会(会長・平澤豊満町長)は11日夜、第13回定期総会と交流会を町産業会館で開き、06年度事業計画などを承認した。
本年度は、3月の国際交流プラザで要望があった「国際交流料理教室」と、昨年の文化セミナーが好評だった韓国の語学教室を新たに始める。試験的に導入してきた中国語を母国語とする子どものための中国語教室は、本格実施していくことになった。
交流会では、伊那市高遠町の市ノ羽永里賀さん(33)と国際結婚したインドネシア出身のムフティ・アタル・ハラさん(26)などがスピーチを披露。企業研修生として来日し、日本語教室の活動を通して市ノ羽さんと出会ったムフティさんは「文化、言語などの違いから、結婚までにはいろいろとあったが、周囲の人の支えがあってここまで来ることができた」と語った。
また、インドネシアの歌も披露し、参加者を楽しませていた。 -
エコアクション21自治体イニシャティブ・プログラムへ取り組み
箕輪町内企業の参加募集箕輪町と町商工会は、簡易型環境マネジメントシステム「エコアクション21」の町内企業の取得に向け、自治体イニシャティブ・プログラムに取り組む。
自治体イニシャティブ・プログラムは、自治体主導で地域内の多くの事業者が一斉にエコアクション21に取り組むことで、地域全体の二酸化炭素、廃棄物などの排出削減、エネルギーコストなどの削減を実現し、「環境経営」の証が得られる。
認証取得を希望する町内企業30から50社を町がとりまとめ、エコアクション21の中央事務局にプログラム参加を応募。採択された場合、専門家の無料派遣などが受けられる。費用面で負担が軽減できるほか、企業間で情報交換でき、より的確な取得ができるなどのメリットがある。
本年度の採択枠は全国で50自治体。昨年は県内では千曲市が採択を受け実施している。
町は06年3月6日、県内の自治体で初めてエコアクション21の認証を取得。商工会と共催で3月9日に地域企業対象にセミナーを開いた。セミナー参加者対象のアンケートでエコアクション21の共同事業への取り組み意向が強かったことから今回、町と町商工会が連携して取り組むことを決めた。
プログラムに参加を希望する町内企業は6月2日までに町商工会(TEL79・2117)または町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111)へ申し込む。 -
厄除け行事「おさんやり」の南小河内盆祭実行委員会
長野県文化財保護協会の文化財保護功労者表彰受賞箕輪町南小河内に古くから伝わる厄除けの民俗行事で町無形民俗文化財の「おさんやり」を保存、継承している南小河内盆祭実行委員会が10日、長野市であった社団法人長野県文化財保護協会の総会で文化財保護功労者表彰を受賞した。町の文化財では初の受賞。06年度実行委員会長の坂下四郎・南小河内区長が11日、平沢豊満町長に喜びの報告をした。
おさんやりは、江戸時代初期に始まったとされる。柴舟をつくり集落の境の道祖神まで担ぎ、区内の四辻で子どもたちの立てるおさんやりを3周して1年の災厄をはらう。8月16日の夜、舟を壊し、区民はその破片を持ち帰って家の門口に1年掲げて厄除けのまじないにする。
77年、町無形民俗文化財に指定。従来祭りを運営してきた青年会の解散に伴い97年から区長招集の実行委員会組織で運営。正副区長、分館長をはじめ約40人で構成し、祭りは全区民が参加する。
04年は、町の地域総合活性化事業で「南小河内小唄」を復活しCD化、行事の歴史を冊子にまとめ、後世に残すため祭りの様子をDVDに記録した。
04年の活動をはじめ、おさんやりの保存、継承に尽力したとして受賞。表彰は北信から南信まで各1団体の計4団体だった。坂下会長は、「受賞を機に伝統行事を皆で力を合わせ責任もって維持管理し、後世につないでいきたい」と話した。
平沢町長は、「地域活性化の成果として大変評価できるし、町中の先導者として町全体の活性化の目標になっていく。喜ばしい」と受賞を祝った。 -
交番相談員の制服完成 「着ると気持ち引き締まる」
県内の交番相談員の制服がこのほど完成した。10日から、伊那署管内の伊那市駅前交番2人、箕輪町交番1人、高遠町交番1人の計4人も制服を着て、仕事に励んでいる。
空き交番対策として警察官OBなどが務める交番相談員。これまで私服に名札をして職務にあたっていたが、交番を訪れた人には分かりづらいとの声があり、4月の増員に合わせて制服を作った。
色やデザインは警察官の制服に似ていて、合服は上下が紺色。左胸には「長野県警察」、背中には「交番相談員」と記され、腕や制帽にはサクラをデザインしたマークが付いている。
伊那市駅前交番の交番相談員の小松俊之さん(64)は「やはり制服を着ると気持ちが引き締まる」と気合が入っていた。 -
リトミック教室(前期)始まる
箕輪町公民館の「おかあさんといっしょ!リトミック教室(前期)」が10日、町文化センターで始まった。31組の親子が、音楽に合わせて歩いたり走ったりして楽しんだ。
ピアノに合わせて体を動かしたり、カスタネットや鈴を使ってリズム感覚を育てる入門講座。本年度中に3歳になる子どもと保護者が対象で、毎回、定員を上回る申し込みがある人気教室。全8回で、辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんが指導する。
初回は、ピアノの音に合わせて歩いたり、チョウになって手をひらひらさせながら歩くなどリトミックに慣れることから始めた。子どもと母親のスキンシップを大事にし、手遊びで一緒におむすびをぎゅっぎゅっと作る、子どもを抱き上げる、くすぐるなどさまざまな要素を盛り込んだリズム運動に熱中。子どもたちは声を上げて笑ったり、部屋の中を駆け回ったりして楽しんでいた。 -
みのわ手筒会総会
発足5周年を迎えた「みのわ手筒会」(39人、唐沢修一会長)は8日夜、06年度総会を伊那プリンスホテルで開き、5周年事業を含む本年度事業計画案などを承認した。
5周年事業は、05年7月に手筒会が全国で初めて制定した「手筒花火に関する保安技術基準」を広く周知し、打ち揚げ時の安全性を明確にするため、「手筒花火に関する保安技術基準」とほかの基準の冊子を作成する。事業費15万7千円は、コモンズ支援金(地域枠)の内定を受けた。
2006みのわ祭り(7月29日)で記念打ち揚げ、手筒花火を撮影に訪れる写真ファンらのためのフォトコンテスト、記念オリジナルTシャツ作製、手筒会公認ホームページ開設(6月ころ)も計画。5月20日発売の情報誌NaO6月号に、箕輪町紹介の中で手筒会の情報も掲載される。
本年度事業は、煙火打揚従事者保安講習会、救護講習会、煙火製造工程講習、打ち揚げ練習など。打ち揚げは、みのわ祭りのほか各地域からの要請に応じ朝日村、軽井沢町、飯綱高原、生坂村のイベントを予定している。
昨年度は7月から10月にかけて、みのわ祭り、八乙女区の盆祭りのほか、市町村合併に伴う記念イベントなど町外5カ所でも打ち揚げた。
唐沢会長は、「昨年、一昨年は合併関連のイベントに呼ばれ箕輪町の代表としてうれしく思う。5周年の節目を迎え、皆さんに喜ばれる煙火として安全には安全を期して活動していきたい」とあいさつした。 -
BDF事業
廃食用油回収順調箕輪町が06年度から本格的に始めた「協働による廃食用油リサイクル推進事業」の廃食用油回収は、4月は一般家庭分442リットル、小・中学校と保育園分197リットルが集まり、順調な滑り出しとなっている。
町内の各家庭から集める廃食用油を町共同作業の家でバイオディーゼル燃料(BDF)に精製し、町内巡回「みのちゃんバス」に使う地球・環境にやさしいリサイクル事業。
資源収集ステーションで各地区月1回、回収。4月は4日間で、町によると前年度に試行しているため問題なく回収できたという。
町内の5小学校と中学校、9保育園の給食室から出る廃食用油は、町担当課職員とBDFを精製している共同作業の家の通所者らが専用の廃食用油回収車で集めている。小・中学校と園児数の多い松島、沢、木下北の3園は毎月、残り6園は2カ月に1回。
9日は、箕輪中学校で回収作業をし、通所者が廃食用油の入ったポリタンクと空のポリタンクを交換。10リットル入りポリタンク10個、約100リットルを回収した。
現在、みのちゃんバスは燃料のうち1割を精製したBDFでまかなっている。
町は、地球・環境にやさしいリサイクル推進のため、引き続き回収への協力を呼びかけている。 -
長田保育園で畑開き
箕輪町の長田保育園(古畑康子園長)は今年、園近くに畑を借りて園児が野菜作りをする。9日、畑開きがあり、年長児が土作りとトウモロコシの種まきをした。
地域の中で保育園を、園児を見守ってもらい、地域と一緒に子育てをする-という園の方針で、畑づくりはそのきっかけ作り。昨年度から取り組んでいる食育の一環でもある。
長田は畑がなく、昨年はプランターでミニトマトなどを育てた。今年は、年長児の祖父、深沢盛雄さん(68)=大出山口=が借りている畑の一部を園のために提供。畑づくりが実現した。
年長児は、町営農センターが配ったたい肥を入れたバケツを持って畑に出発。年中、年少児が見学する中、深沢さんが耕したところにたい肥を入れ、手で畑の土とよく混ぜた。トウモロコシの種を一粒ずつまき、自分のトウモロコシがわかるように名札を立て、天に聞こえるような大きな声で「大きくなりますように!」とお祈りした。
古畑園長は、「昨年、食育をやる中で園児が野菜を身近に感じて食べられるようになった。土に触れることから始め、いろいろな野菜が育つところを見せたい」という。
今後、農園の名前を付け、トマト、サツマイモ、二十日大根などを育てる。年長、年中児が主に作業し、収穫などは年少児も含め全員でやり、ごっこ遊びのレストランで味わうことも計画している。 -
箕輪町の名所の絵手紙を切手に
箕輪町松島の箕輪郵便局窓口に、町内の山岸温江さんが作った写真付き切手が額入りで飾られている。趣味の絵手紙を切手にしたもので、箕輪町の観光名所などを描いた作品が関心を集めている。
昨年、箕輪町が町制50周年だったことと自身の還暦を記念し、昨年末から今年にかけて郵便局の写真付き切手作成サービスを利用して作った。
10種類のうち4種類の絵柄は、みのわ祭りで練り歩く木下のみこし、紅葉したもみじ湖、赤そばの里、ながたの湯。町内の名所や、山岸さん自身もよく出かける場所を選び、このほかはクマガイソウなど山野草を描いた。
「マイ切手を作ってみた。出来るまでは不安だったけど、出来上がりに満足」と山岸さん。作った50円と80円の切手は知人あての手紙などに利用。「赤そばを見に行ったけど、山岸さんの町だったんだね」と返事が届くなど、交流が広がっているという。
山岸さんは絵手紙を始めて6年目。日本絵手紙協会長の小池邦夫さんの通信教育で学んでおり、「年中行事の絵手紙」(小池邦夫・小池恭子著)、「毎日かきたい絵手紙入門」(小池恭子著)に作品が掲載されている。 -
3トントラックと衝突 骨盤を折るなどの重傷
8日午後1時25分ころ、箕輪町松島の交差点で同町沢の無職・小林利夫さん(75)運転の軽4トラックと、塩尻市桟敷の会社員・米窪仁さん(59)運転の3トントラックが衝突した。この事故で小林さんが骨盤を折るなどの重傷を負った。
事故は小林さんが春日町方面から下古田方面に交差点を直進しようとした際、伊那西部広域農道方面から春日街道方面へ向かっていた米窪さん運転の車両と出合い頭に衝突したもの。交差点には信号機、一時停止標示などはなかった。
伊那署では事故の原因について調査を進めている。 -
信州もみじ湖夢くらぶ
ブドウの苗木植え作業農業を生かした地域活性化に取り組む箕輪町東箕輪地区の住民有志の会「信州もみじ湖夢くらぶ」(会員38人、根橋英夫代表)は4日、ワイン作りに向けブドウを栽培している長岡の試験農場でブドウの植樹作業に精を出した。
ブドウ栽培は3年目。地元産100%のワインをつくろうと始まった取り組みで、元長野県果樹試験場長の柴寿さん=長岡=の指導を受けている。
20アールの畑でメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネのワイン専用品種を育てているが、栽培面積を広げ、メルローを中心に新たに120本を会員16人が丁寧に植えた。今後は芽かき、枝の誘引、摘房、摘芯、草刈りなどの作業をする。
昨年秋の初なりは600キロを収穫した。「糖度もよく幸先が良い。うそのないものを供給するために品質、生産量ともに安定したいいもの作りたい」と柴さん。根橋代表は、「手塩にかけて育てている。必ずおいしいワインをお届けできる。楽しみに待っていてほしい」という。
ワインはオーナー制で08年から配る予定。 -
【登場】箕輪工業高校校長 荒井和人さん(54)
学校も生徒も十人十色。一人ひとりをどのように育てていけるかを常に大切にしていきたい竏秩B
長野市出身。初任地の蘇南をはじめ、長野南、東部でそれぞれ10年近く教べんをとった。長野高校定時制で教頭を務めた後、現職に着任した。
部活が活発でなかった東部高校では「なんとかして学校に生徒の声が響くようにしたい」と、顧問をしていたバドミントン部の盛り立てに励んだ。その活気はほかのクラブにも波及し、学校中に生徒の声が響くようになった。
純真でいろいろなことを追求しようとする生徒たちの本質は変わっていない。しかし、メール、携帯電話の普及といった社会の変化に伴い、人と向き合って話をすることが苦手な生徒が増えた。「これからの社会で本当に必要なものは、こうしたコミュニケーション能力。だからこそ生徒たちには積極的に街に出て人と向き合い、さまざまなことを学んでほしい」と語る。
箕輪工業では、高校改革プランに基づく新しい学校づくりを進める重い役割も担っている。「プランがあるなしにかかわらず、一番大切なのは生徒。在学する生徒や、これから入学する生徒からも意見を聞きたいと考えている。不安要素は話し合いを通して、一つひとつ解決していきたい」。
活発な学校にしていくためには、地域の協力も不可欠竏窒ニ、さまざまな主体との連携に意欲を示す。
趣味はバドミントンと海釣り。長野市で妻と二人暮し。現在は箕輪町に単身赴任。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(76人、松田八重子会長)は6日、06年度総会を町社会福祉センターで開き、事業計画案や予算案を承認した。
事業計画は、日帰りバス旅行、親と子の生き生き講座、さくらんぼの会、バザー、母(父)と子の集い、研修会、交流会、社協リサイクル運動への参加、みのわ園ボランティアへの参加など。
松田会長は、「箕輪町は会員数が郡下で一番多い。同じ境遇の者同士、顔をあわせ話し合い、励まし合い、情報交換してどんな小さなことでも活動していこう。やがては大きな活動につながる。福祉の向上、自立に向け頑張り、笑顔を絶やさず楽しい会に盛り上げていこう」とあいさつした。 -
真空管アンプを聴く会
箕輪町松島の真空管アンプ専門店Soya Audio(ソヤ・オーディオ)主催の「真空管アンプを聴く会」は6日、箕輪町文化センターであった。大型連休の恒例となっている会で、県内外から集まったファン約40人が、真空管アンプの音を満喫した。
今年作ったアンプの音を聴いてもらおうと、真空管アンプ製作歴30年以上という征矢進代表が作った6台と、ほかに真空管アンプを作っている人の1台の計7台を試聴した。
1台のアンプで4曲ずつ聴く形式で、1曲目はアンプの音を聴き比べ違いを楽しむための共通曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」。2曲目から4曲目はジャズ、クラシック、歌謡曲などバラエティ豊かな選曲にした。
「趣味の世界。楽しみに待っていて来てくれる人が多い」と征矢代表。多くは常連のファンで、千葉県、静岡県、神奈川県など県外からも訪れ、征矢代表のアンプの説明を聞き、続いて流れる真空管アンプの音にじっと聴き入っていた。 -
箕輪町母子寡婦福祉協議会総会
箕輪町母子寡婦福祉協議会(76人、松田八重子会長)は6日、06年度総会を町社会福祉センターで開き、事業計画案や予算案を承認した。
事業計画は、日帰りバス旅行、親と子の生き生き講座、さくらんぼの会、バザー、母(父)と子の集い、研修会、交流会、社協リサイクル運動への参加、みのわ園ボランティアへの参加など。
松田会長は、「箕輪町は会員数が郡下で一番多い。同じ境遇の者同士、顔をあわせ話し合い、励まし合い、情報交換してどんな小さなことでも活動していこう。やがては大きな活動につながる。福祉の向上、自立に向け頑張り、笑顔を絶やさず楽しい会に盛り上げていこう」とあいさつした。 -
運動あそび箕輪町内小学校1、2年生に導入
箕輪町は本年度、町内保育園に取り入れている運動あそびを小学校の1、2年生まで拡大し導入する。
保育園の運動あそびが3年目を迎え、効果をさらに高めるために小学校の2年生まで対象を広げる。町は、現代の子どもたちに不足している運動能力を楽しく遊びながら身に付けると同時に前頭葉の発達を促し、子どもが本来持っている生きる力を育てたいとする。
各クラス年4回。8日から始まる。体育の授業ではなく、運動あそびの基本の形を確認し、ゲーム的要素を取り入れながら体を動かすことを楽しむ内容で、町運動保育士の唐沢由紀さんが指導する。事業費は280万円。
町保育園出身の児童の場合、2年生は保育園の年長、1年生は年中、年長で運動あそびを経験している。今回の導入に向け町は2月に各小学校で試行したが、児童は抵抗なく取り組めたという。
町保健福祉課によると、保育園での運動あそびは、参観した保護者から「子どもの運動の発達が見られるのでよい」「集中して先生の話が聞ける」「継続してほしい」などの感想が寄せられている。担任も「自分なりにやろうとする姿がうれしい」「楽しく意欲的に取り組む姿が見られた」など高い評価をしているという。 -
箕輪町の総合パンフレット改訂版完成
箕輪町の総合パンフレットが完成した。名所の写真を大きく使い町の魅力が伝わる出来上がりになっている。
03年に小規模改訂したパンフレットを今回、全面改訂した。
「手に取りたくなるようなパンフレット」をテーマに、視覚重視で表紙にライトアップした「中曽根のエドヒガン」、見開きに「赤そばの里」の写真を使い、これまでの冊子型を観音開きにした。町のガイドマップはやわらかい印象を心がけクレヨンタッチ。町内の観光名所や文化財21件を写真付きで紹介し、場所がわかるようにガイドマップに番号を記している。
町内観光施設のほか、中京や東京方面の信州の観光事務所、アンテナショップなどに置く。
A4版。1万5千部作成。事業費は155万円。 -
箕輪町廃棄物不法投棄監視員委嘱式
箕輪町は1日、役場で廃棄物不法投棄監視員を委嘱し、監視業務を協議した。
監視員は、環境保全条例に基づき設置。月1回担当地区を巡視する。不法投棄は早期発見、早期対応が拡大防止になるだけでなく未然防止にもつながるため、不審な行為が見られたときや不法投棄があった場合に町に報告する。
監視員は河合満夫さん、唐沢弘三さん、片桐良彦さん、山下一夫さん、春日幸雄さん、藤沢和男さん。任期は06年5月1日から08年4月30日までの2年。
桑沢昭一助役は、「不法投棄は後を絶たない。監視は未然に不法投棄を防ぐことが大きな目的。大変な仕事だがぜひご協力をお願いしたい」とあいさつした。
05年度のごみ不法投棄は17件。投棄場所は帯無川沿いの道路、事業所駐車場、バイパスの側道、排水路、荒廃農地、水路、原野など。事業系ごみ2件、家庭系ごみ16件。袋や段ボールに入ったごみのほか布団、ミニコンポ、冷蔵庫、テーブルがあった。 -
箕輪町保育研究会総会
箕輪町保育研究会(会長・岡田さちえ木下南保育園長)は28日、06年度総会を松島コミュニティセンターで開き、本年度の事業計画や予算案を承認した。
事業計画は、研究会(理事会、園長会、主任保育士会、保育士会、給食部会、レポート委員会)、食育についての講演会(6月29日)、講習会(10月ころ)、年齢別話し合い(6月)、クラブ活動など。救急法講習は4月10日から12日にすでに実施。箕輪消防署員を講師に心肺そ生法、けがの手当てなどを学んだ。
昨年度から各園で取り組んでいる食育について町管理栄養士の話もあった。食の体験を積み重ねることで子どもが大きくなったときに自分自身を健康に保つために選んで食べる力をつけることの大切さ、保護者の協力を得て共に食育を進める保育園の役割の重要性なども話した。 -
箕輪東小で春の交通安全教室
箕輪町立箕輪東小学校(宮沢義人校長)は1日、春の交通安全教室で正しい道路の歩き方や自転車の乗り方を学んだ。
1、2年生は正しい歩行や横断の仕方、3、4年生は校庭で、5、6年生は一般道で自転車の乗り方を練習。町交通安全協会役員と箕輪町警部交番の所長が指導し、「基本を守り、事故にあわないよう気を付けて」と話した。
3、4年生は、校庭に道路や横断歩道を書いたコースで、発進や交差点での後方、左右の安全確認を重点に訓練。▽自転車は左側から乗る▽自動車などが来ないか後方を確認し右足からこぎ始める▽横断歩道の手前では自転車から降り手を上げて左右の安全を確認する-など注意点を学び、一人ずつ自転車でコースを走った。
自転車が体に合っていない児童もいて、交番所長は、サドルの高さ、ブレーキの位置や効き具合など家で確認してもらうよう指摘。宮沢校長は、「自分の命は自分で守る。だれも守ってくれない。ルールを守って楽しく過ごしましょう」と話した。 -
伊那署が街頭犯罪抑止呼びかける 地域防犯ボラも協力
伊那警察署は地域の防犯ボランティアの協力を得て「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店、ニシザワ食彩館高遠店の4カ所で実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど千枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店にはボランティア約30人のほか、県警のマスコットキャラクター「ライポくん」も参加。自転車の盗難や車上狙い防止を訴えるチラシ約400枚を配布し、市民に街頭犯罪抑止を呼びかけた。
伊那署管内で発生した05年の街頭犯罪は、前年と比べて178件少ない658件。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで、1年間の犯罪抑止につながる」と話していた。 -
箕輪町公民館分館の子育て学級代表者会
箕輪町公民館の各地区分館で活動する「子育て学級」の06年度代表者会が28日、町文化センターであった。新年度の活動に向け参加人数や子どもの年齢層、活動計画など情報交換した。
子育て学級は町内11地区で10サークルある。保育園入園前の子どもと保護者が主に地区公民館で月1、2回活動している。
活動は、イチゴ狩り、ブドウ狩り、クリスマスや節分など季節の行事、ホットケーキを作るなどの料理教室、町内保育園の園解放「のんたんの日」の参加、地区文化祭への子どもの作品出品、箕輪消防署見学、公園への散歩など。人数の多い地区は名前を覚えるために座談会をして話をする機会を持つなどの工夫もしている。
支援者をいかに募るか、0歳児が多いためどんな活動をするか-などの課題も出た。
昨年、木下と北小河内は、町が町内保育園に導入している運動あそびを取り入れたが、今年も希望する地区があれば指導者と日程調整する話もあった。 -
箕輪町共同作業の家・若草園職員が普通救命講習受講
箕輪町の共同作業の家と若草園の職員は28日、普通救命講習を受講し、応急手当ての基礎やAED(自動体外式除細動器)の扱い方などを熱心に学んだ。
講師は箕輪消防署員。4時間コースの「普通救命講習II」で職員8人が受講した。
講習内容は応急手当ての基礎、AEDの実技、止血法、異物の除去法、心肺そ生法など。署員は、救急車が現場に到着するまでの所要時間は平均6、7分、心臓停止後3分で約50%が死亡することを説明。「救急車が来るまで待っていては間に合わない。現場にいる人にAEDや心肺そ生法をしてほしい」と話した。
AEDの実技では、一人ずつ電源を入れるところから音声メッセージにしたがって電極パッドを装着するなど一連の操作を学んだ。 -
福与の農地を守る会が荒廃農地にアケビ植える
箕輪町福与の兼業農家などの有志でつくる「福与の農地を守る会」(田中喜美春代表、17人)は4月30日、福与諏訪社北にある荒廃農地にアケビの苗木を植えた。
守る会は、荒廃農地の有効利用を図るとともに、退職後の営農などを目的に、一昨年12月に結成。今回は、酪農をやめたことにより荒廃化したかつての牧草地約10アールに、アケビの苗木2種・30本を植え、つるをはわせるように竹も立てた。3年後に収穫できる見込みで、出荷する予定という。
これまでに、区内の荒廃農地約20アールにアンズを植えたほか、サツマイモやソバも栽培している。アンズは来年にも収穫ができる見通しで、サツマイモは酒造会社と契約して、焼酎の原料として使う計画だ。 -
【記者室】AEDとは
突然心臓が止まった人に、応急手当として一般市民が人工呼吸や心臓マッサージとともに行うことができるようになった除細動、電気ショック。普通救命講習には、AED(自動体外式除細動器)を使う実技がある▼箕輪町内の施設であった普通救命講習。受講前はAEDを使うことに少し不安を抱いている人もいたが、講習を受ければ機械の音声指示に従って簡単、確実に操作できるという▼町役場はAEDを町内3カ所に配置し、福祉課職員らの講習もした。有効に機能させるためには多くの市民がAEDを扱えることが大切。箕輪消防署長の受け売りだが、まずは「(A)あったら(E)いいな(D)電気ショック」と覚えよう。その次は普通救命講習の受講を。(村上記者)
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福与城址まつり
箕輪町福与の福与城跡で29日、福与城址まつりがあった。桜の開花が遅かった今年は満開の桜の下での祭りとなり、太鼓演奏や常会ごとの出店など約千人が訪れてにぎわった。
福与城址を守る会主催で10回目。訪れた人は、地元の箕輪南小学校6年生と4年生の太鼓演奏、三日町保育園児のダンス、手話ダンス、紙芝居などの発表を見たり、つきたての草もち、ゆでた新ジャガイモ、とん汁、綿あめなどを味わい、祭りを楽しんだ。
南小6年生がアイガモ農法で栽培した米で作った五平もち、総合学習の活動資金集めのための5年生のキーホルダー販売もあった。
福与城にルーツがあるとする静岡県志太郡大井川町の福与姓の人たちは、今年も約30人がマイクロバスで訪れて祭りに参加した。 -
やきはた小学校第2期開校
箕輪町公民館主催の親子で野菜を作り収穫祭をする「やきはた小学校」第2期入学式が29日、町文化センターであった。10組の親子が入学し、さっそく1時間目の授業でジャガイモを植えた。
小学生以下の親子10家族25人が入学。6家族は昨年に引き続き参加した。履修科目は初級農学。ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシの作付けと収穫、祭りが主で、土に触れ農業を楽しむ。
最初の授業は松島にある付属農園での作業。親子はジャージ、もんぺ、長靴姿で畑に入り、男爵とオオジロの2種類の種イモを植えた。
等間隔に種イモを並べ、丁寧に穴を掘って植える子もいれば、種イモを入れた帽子を頭にかぶって運ぶ子もいて、楽しく遊びながら作業した。
継続参加の北小3年生の親子は、「去年とても楽しくて、子どもが絶対出たいと言って、子どもに引っ張られて参加しました。今年も楽しみです」と話していた。
付属農園は4アールあり、2アールにジャガイモを植えた。今後は、トウモロコシ、サツマイモ、夏キャンプ用のメロンとスイカ、ハロウィーン用のジャンボカボチャなどを植える。