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箕輪町と町商工会工業部会員との懇談会
箕輪町と町商工会工業部会員との懇談会が2日夜、産業会館であった。「町の産業振興と支援」をテーマに、既存企業の育成、企業誘致、エコアクション21認証取得などについて活発に意見を交わした。
年1、2回開く懇談会で、本年度は初。平沢豊満町長、産業振興課長ら役場職員、小林紀玄商工会長ら役員、工業部会員の20人が参加した。
町長は、工業部会から質問のあった工業振興のためのビジョン、企業誘致の現状と課題、既存工業団地の状況などを説明。既存企業育成のための支援や、既存工業団地周辺への企業誘致促進と農業振興地域除外手続きの素早い対応と周辺環境整備の全面的なバックアップに取り組みたい考えを示した。
国内規格の環境経営システム「エコアクション21」で、複数の事業者が一斉に取り組む「自治体イニシャティブ・プログラム」について、部会員から「エコアクション21を認める大手企業が増え、ぜひ検討しないといけない」「町である程度引っ張っていかないと進まない。考えてほしい」「企業が認証取得するときに費用が少なくなるようお願いしたい」など、町の積極的な協力を求める声があった。
アドバイザー制度が十分に活用されていない現状については、「産業振興課と商工会の指導員も含め、企業を回って実態を把握し、困っているところを見てアドバイザーを紹介することをしてほしい」と要望した。
産学共同のため大学の研究室を企業に紹介するなどの支援、インフラ整備、既存企業の人材確保への協力-なども求めた。 -
水道水を考える 環境セミナー
箕輪町の松島コミュニティーセンターで29日、環境セミナーがあった。信州大学の出前講座として、繊維学部の中本信忠教授が「安全でおいしい水道水の再確認」と題して講演。町内の環境団体員や一般町民など約70人が集まり、耳を傾けた。松島分館(有賀正信分館長)主催。
中本教授は、安全といわれる水道水でもペットボトルの水を買う人が多い。塩素臭い水道水は信用されていない竏窒ニし、薬品処理をする「急速ろ過」と生物浄化する「緩速ろ過」処理の違いについて語り、「生でおいしい水道水を飲みたいなら緩速ろ過処理にしたほうがよい」と訴えた。
中本教授によると、急速ろ過は細菌を完全に取り除けないため、塩素殺菌を必要とするが、発ガン性物質の生成が危険視される。対して緩速ろ過は、自然界で水が浄化される仕組みを人工的に再現しているため、安全な水作ることができるという。 -
箕輪町特別職報酬
現報酬額の減額幅縮小の答申箕輪町特別職報酬等審議会の北沢喜恵治会長と原幸喜職務代理は2日、平沢豊満町長が諮問した06年度の特別職等の報酬について、05年度減額率を一律2%緩和する答申をした。町長は「答申を尊重したい」と答えた。
答申は、給料月額に対し町長23%(前年度25%)、助役13%(15%)、教育長13%(15%)、町議会議員3%(5%)相当額の減額。改正時期は06年4月1日。
審議会は、平沢町政3年間の徹底した行財政改革で歳出削減の努力による歳出を抑制していること、町の税収が回復のきざしを見せていること、県内同規模の町に比べ町の特別職の減額幅が突出していること-を挙げ、「町長の意志を尊重しつつ、現報酬額の減額幅を若干縮小することが現実的」との視点で答申内容を決めた。
答申に基づき減額した場合、06年度の特別職報酬の年額(期末・寒冷手当含む)と月額は町長1155万4800円(月額63万9100円)、助役1014万3500円(58万2900円)、教育長805万3千円(48万8940円)、議長500万8千円(29万8760円)、副議長399万9千円(23万8620円)、委員長383万7千円(22万8920円)、議員357万7千円(21万3400円)。
審議会委員は、北沢喜恵治会長、原幸喜職務代理、桑沢文雄さん、小川ゆかりさん、金井竹重さん、宮崎幸男さん、福田英治さん、斉藤喜久子さん、竹腰佐保さん、吉崎治郎さんの10人。 -
ボランティア始めるきっかけづくり後押し
箕輪町文化センターで29日、ボランティアアドバイザー養成講座の初回があった。町内の福祉施設関係者や一般町民など約70人が受講し、フリージャーナリストの内山二郎さんの講話に耳を傾けた。町社協、町ボランティアセンター主催。
ボランティア活動をはじめるきっかけづくりを後押しする、同アドバイザーの養成を目的として、本年度初めての企画。内山さんは「これからのボランティアのあり方を考えよう」と題して、ボランティア活動の捉え方とアドバイザーの役割りについて語った。
内山さんは「自由に提案することで、一つひとつの課題が見えてくることは、地域福祉の出発点に役立つ」と、受講者一人ひとりが考える町の将来象や地域の心配ごとなどについてワークショップを開いた。受講者からは「子育てを相談できる町にしたい」「障害者の就職先がない」「退職後の男たちが時間を持て余している」などの意見が上がっていた。
講座は3月23日までの全6回で、社協関係者や心理学博士らによる講義・演習が予定されている。 -
火災多発で注意呼びかけ
箕輪町で27日から29日まで3日連続で枯れ草を焼くなどの火災が発生し、箕輪消防署と町消防団は防災無線などで注意を呼びかけている。
1月は29日までに4件の火災が発生。そのうち3件が畑の枯れ草などを焼く火災で、10日に木下一の宮、27日に上古田、29日に大出で起きた。たき火の延焼のほか、たき火の不始末などが原因と見られている。
消防署は、「空気が非常に乾燥し風の強い日が多い。屋外でのたき火は十分注意して。春先になると田畑の枯れ草を焼くことが多くなる。飛び火の危険もあるので気をつけてほしい」と話している。 -
箕輪町の治安情勢
05年犯罪、交通事故ともに減少箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)の新年会が26日あり、倉田千明交番所長が箕輪町の05年の犯罪や交通事故発生状況など治安情勢を報告した。
05年は犯罪、交通事故とも04年より減少した。犯罪発生状況は届出282件で前年より62件減少。件数別では自動販売機荒しが最も多い42件。万引き、空き巣、出店荒しが増加し、車上狙い、器物損壊、自転車盗や自動車盗、詐欺は減少した。
地域別の発生状況は、松島が121件で最多。次いで木下、沢となっているが、04年と比べ3地区いずれも件数は減少した。
交通事故の発生状況は、人身事故126件で30件減少、物損事故572件で2件減少。死亡事故はない。
箕輪町警部交番は、05年の検挙実績が県内の交番で4位の好成績を収めたことも報告した。 -
箕輪町消防団夜警巡視激励
箕輪町消防団は昨年12月中旬から各分団の計画に沿って、町民が安心、安全に暮らせるようにと火災予防を呼びかけて夜警をしている。27日夜、平沢豊満町長、消防署長、箕輪町警部交番所長、消防団長らが各分団を巡視し、団員を激励した。
第5分団の屯所では幹部以上の10人が整列。登内寛智分団長が、夜警実施状況とともに、現在まで異常がないことを報告した。第5分団は、昨年12月27日から3月7日まで延べ33日間の日程で、午後7時半から11時まで、3人が三日町と福与全域を夜警している。
平沢町長は「大変冷え込む中ご苦労様。乾燥して火災発生の環境が整っている。大変だが予防消防のため最大限の努力をしてほしい」、荻原利一団長は「雨や雪が降らず大変乾燥している。すみずみまで広報して火災が起きないようお願いする」と訓示した。
箕輪町警部交番の倉田千明所長は、「犯罪はいつ発生するかわからない。消防施設や車など十分管理して被害にあわないように。寒い中だが健康に注意して頑張って」とあいさつした。 -
箕輪町水道運営審議会
箕輪町水道運営審議会は26日、町役場で開き、町が水道事業の経営変更と第5次拡張事業計画を示した。
水道事業の経営変更は▽計画給水人口を2万3400人から2万7300人に増加▽計画給水量の1日最大給水量を1万750立方メートルから1万1460立方メートルに増加-。変更理由として、12年に下水道普及率100%達成による水洗化区域の拡大、153号バイパス完成に伴う周辺地域へのレジャー産業などの進出計画で水需要の増大が推察されることなどを説明した。
第5次拡張事業計画は06縲・5年度の10年間の計画で、国の起債事業。人口増加に対応するため配水区域を見直す。主な事業は北西部地区への対応・下古田簡水統合、長田配水池の新設、古い水道管の解消、バイパスの水道管布設など。 -
【記者室】節分の風習
節分の豆まき。ある寺では、豆をまいた年男年女に福升をあげているが、近年は遠慮する人が増えたという。現代生活では使用機会も減り、必要ないということらしい。幸福や長寿の祈りを込めた福升を頂いたら幸せになれるような気もするのだが▼ところで関西の風習という巻きずしの丸かぶり。ここ数年、急に関東方面に広がったように思う。コマーシャルを見るたびに、この風習を新たに取り入れている家庭はどれくらいあるのかと考える▼商売上の戦略も少なからず手伝っていると思うが、定着したかどうかは別として、ある地域特有の風習をコマーシャルまでして広めなくても…と思ってしまう。それでも、丸かぶりで幸せになるのならよしとするところか。(村上記者)
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箕輪中生が人形劇公演
箕輪町の箕輪中学校11・12組は24日、松島保育園で人形劇を披露し、園児を楽しませた。
11・12組は毎年、学習で人形劇をしている。題材選びから台本、舞台や人形制作、音響、公演まですべてを協力して取り組む。公演を通して人との接し方を学ぶ活動にも位置付けている。
本年度は「アラジンと魔法のランプ」。毎年、松島保育園で公演しているが、園児に楽しんでもらえるように登場人物を考え、アラジンなどのほかに、子どもたちの好きなドラえもんを登場させた。
生徒は「せりふを覚えるのが大変だった」と話していたが、人形を操って熱演。園児は人形を目で追いながら楽しんでいた。中学生の保護者も参観した。 -
撮影も仕事も楽しみながら
カメラ用のフィルター製造業・マルミ光機長野工場(箕輪町松島)の社員でつくるマルミ写真塾の写真展「趣くままに」は2月3日まで、伊那市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
写真撮影を楽しみながら仕事も楽しもう竏窒ニ、4年前に愛好者で発足し、今回で4回目の展示となる。南アルプス、中央アルプスの山並みの風景や花、鳥などが題材。半切から4つ切りサイズの新作を、メンバー9人が一人1縲・点の計18点を出品している。
白く雪化粧した北アルプスを背景に、黄色い菜の花が映える「白馬春景」、新車の周りに人だかりができている「幕張のモーターショー」など、見る人の興味をそそる個性的な作品ばかり。メンバーの中には、常にカメラを持ち歩いている人もいるほどで、それぞれが思い思いの風景を撮影して楽しんでいる。
マルミ写真塾代表の唐沢豊長野工場長は「メンバーが身近に撮った写真を楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。
土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
箕輪の竜東線の未来を考える会
箕輪の竜東線の未来を考える会は24日、町文化センターで開き、竜東線計画路線案を協議した。
これまでの協議や交通量調査結果などを基に、正副会長と竜東線の地元5区の区長が路線の計画案を作成して示した。
計画路線案は、十沢交差点から北小河内方面は町道760号線(農免道路)、南方面は交差点から町道900号線を通ってまっすぐ南へ天竜川沿いに延ばす。
各区ごとに地図に書いた計画路線案を協議。「三日町は県道の拡幅が考えられないのでバイパス1本でいく考え」「伊那のふるさと農道につなげたほうがいいのでは」など意見を出し合った。
今後、計画案を各区に持ち帰り協議する。 -
文化財防火デーパトロール
第52回文化財防火デーの関連行事として、箕輪町文化財保護審議会、箕輪消防署、町教育委員会は26日、町内文化財の防火パトロールをした。火災予防のための周辺環境整備や消火器の設置などを確認した。
パトロールは年1回。町にある指定文化財の防火、防災対策を目的に、文化財の管理者や所有者立ち合いのもと、消防署からアドバイスを受ける。
今年は、白山神社本殿、富田神社、養泰寺観世音菩薩像、高雲寺五大明王、南宮神社本殿・社叢の5件。
82年に町有形文化財に指定された富田神社本殿では、周辺にたばこやマッチなどがないか、ごみがたまっていないか、消火器は設置しているか、電気の配線は老朽化していないか-など、神社内や周辺を見てまわり、併せて、通常は見ることのできない文化財を確認した。
消防署では「神社は普段人がいないので、火災予防が一層大事になる。十分に気をつけてほしい」と注意を呼びかけた。 -
無量寺で節分の福升準備
箕輪町北小河内の西光山・無量寺で26日、中川弘道住職が節分行事の福豆まきで使う福升を準備した。
無量寺は、2月3日に節分星祭り厄除護摩祈とう会と年男福豆まき行事をする。公に節分行事をするようになって15年目。年々訪れる人も増え、にぎわう。
ヒノキの福升は30個用意。中川住職は、「少しでも安心して世の中をわたっていけるように、皆さんが幸せになり、長生きできるように祈る気持ちを込めている」と話し、「福」と「寿」の文字を一筆一筆、丁寧に書き入れた。
2月3日の護摩祈とうは午後2時から。毎年恒例のアトラクションは3時から。昨年と同じくキングレコード専属歌手の大木綾子歌謡ショー。「多くの人に見に来てほしい」という。年男年女による福豆まきは4時から。福の賞品500個は町内の商店が協力している。
年男会費は1万2千円、星除け祈願1人千円、厄除け祈願1人3千円、交通安全お守り1たい500円。 -
箕輪ダム、今後の対応
上伊那5市町村に水を供給する箕輪ダムの貯水率が過去最低を記録したことに伴い、各市町村でつくる上伊那広域水道用水企業団は、伊那建設事務所などと協議を重ね対策措置を講じている。
1月15日からは、自己水源の活用を増やすよう受水5市町村に働きかけ、箕輪ダムの取水量の約8%、1日3千縲・500トンを自主節水している。
配水量割合は、受水5市町村によって倍近く異なり、事態の認識にも格差がある。そのため、地域住民への働きかけなどは、それぞれの市町村に委ねている。24日の協議の段階では、住民に対して節水などの働きかけている市町村はなく、まずは現状を知ってもらう取り組みが中心となっている。
全国的な状況と比較すると、現在は取水制限をするほど危機的状況にはないという。しかし、今後は農業用水の確保も必要となるため、貯水量の温存を進めている。
企業団の担当者は「水は限りある資源。改めて水道の重要性を認識してほしい」と話している。 -
箕輪ダムの貯水率、過去最低
伊那市や箕輪町など上伊那5市町村へ上水道や農業用水を供給している箕輪ダムの貯水量が、過去最低を記録した。
25日現在の水位は7・3メートル。有効貯水量380万トンの約53%しかなく、過去最低だった02年の57%を下回った。今後まったく雨の降らない状態が続けば、103日で利用可能な水が底をつくと予測している。
ダムは昨年7月に、常時満水位だったが、9、10、11月は例年よりも台風などが少なく、平年の半分程度しか雨が降らなかった。冬季に入ってからは寒波が続いた影響で流入する水が減少。さらに、北信と異なりこの地域は雪が少ないため、このままの天候が続けば雪解け時の回復も期待が薄い。伊那建設事務所の担当者は「これまでになく今後の動向に予測がつかない状況」と話す。
昨年11月ころから状況を見守ってきた同建設事務所は、利水者団体に情報提供するなどして、早期の対策を促している。また今後は、ホームページなどで、一般にも広く情報提供をしていく。 -
箕輪町公民館の年賀状展
箕輪町公民館恒例の新春年賀状展は2月10日まで、町文化センター展示コーナーで開いている。パソコンで作った年賀状が主流だが、手書きのもの、絵手紙や押し花など個性豊かな年賀状がそろい、関心を集めている。
手元にある今年の年賀状の中から優れた作品と思われるものを募集。55人から486枚の応募があり、同じ年賀状を除いた425枚を展示した。
今年の干支(えと)にちなみペットの犬の写真、犬の絵、犬の文字などの年賀状のほか、写真や絵画など自分の作品、切り絵、絵手紙、押し花などさまざま。「十二支年賀状」と題し干支を描いた12年分の年賀状を額に入れたものもある。 -
シルバー人材センター箕輪地区
料理・健康管理教室シルバー人材センター箕輪地区は23日、「料理・健康管理教室」を町産業会館で開いた。皆で調理した料理を味わい、健康に暮らすための食生活について知識を深めた。
家事援助のための簡単な料理を覚え、健康管理を学ぶ冬恒例の教室。会員28人が参加した。
料理教室は会員で料理研究家の伊藤昇さんが講師を務めた。献立は「三色玉子」「イカのうに焼き」「つくねのゴボウ巻きあんかけ」の3品盛、「にぎり寿し」「タイの吉野汁」。参加者はゆで卵を裏ごしたり、つくねのとり肉を練り込んだりと、分担して調理に取り組んだ。
伊藤さんは、「つくねはとり肉だけでなく、イワシや高級なものではタイなどいろいろできる。作り方を覚えて、家で応用してほしい」と話していた。 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町の祭りを考える、みのわ祭り検討委員会(桑沢昭一委員長)は23日、第2回会議を町役場で開き、実行委員会を早い時期に立ち上げ、特に若い世代の意見を取り入れていきたい-とする考えをまとめた。
昨年12月の第1回委員会で、祭り開催を前提に今後祭りの方法を検討する方針を決定。今回、祭りの主体、区テント、会場などを協議した。
委員会の意見では、祭りの主体は行政、商工会、JA、各種サークルの代表など。実行委員会は例年5月に立ち上げるが時期を早め、各層の意見、特に若い世代の意見を集める。会場はバイパス、時期は夏で昨年と同じ。
会場に設置する区のテントについては、設営や料理準備などの大変さなどから配慮を求める区の意見もあり検討したが、「踊りの後の休憩場でもある」「炎天下では無理」などの理由から「テントは必要」との声が多く、継続する方向になった。 -
箕輪町水田農業推進協議会
箕輪町水田農業推進協議会は24日、町役場で開き、06年度産米の町の生産目標数量を前年度並の2791トンに決定した。
生産数量の配分は06年度2505トンで、05年度の2736トンより231トンの減だが、地域間調整数量や加工用米生産予定数量などの対策で286トンを加え、最終的に2791トンとする。
05年度水稲作付け実施水田面積の目標達成率は98・91%。限度面積(加工米含む)は4万3802・6アール、実施面積(同)は4万3327アールで、差引面積はマイナス475・6アールだった。 -
「協働による廃食用油リサイクル推進事業」
使用済みてんぷら油回収700リットル箕輪町は15、22日、廃食用油をバイオディーゼル燃料(BDF)に精製する「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、家庭の使用済みてんぷら油を回収し、700リットル集まった。
昨年10、11月の回収に続き2回目。町は、「収集ステーションでは油がこぼれるなどの問題もなく回収できた」とし、本格実施の4月から「スムーズにできるのでは」としている。集めた油は、収集1回目の油とともに町共同作業の家で精製する。
町は2月11日、2回目のBDF燃料による「みのちゃんバス」の特別運行を予定している。 -
箕輪町担い手育成総合支援協議会初会合
農業生産法人設立に向け始動箕輪町営農センターは、国の政策である品目横断的経営安定対策に対応する農業生産法人の設立に向け、センター内に町担い手育成総合支援協議会(会長・平沢豊満町長)を設置した。24日、町役場で第1回会議を開き、町の集落営農の将来方向案などを示した。
協議会は町、農業委員会、JA上伊那、町議会、区長会、水田農業推進協議会、地域営農組合、地域協業組合、農家組合長会など17団体・組織で構成。推進本部、幹事会があり、推進本部の下に北部・中部・南部・箕輪・東箕輪の5ブロック、ブロックの下に計15支部を置く。
町集落営農の方向案では、担い手組織として町に1つの「農業生産法人」を設立し、水田農業を育成する。法人設立は07年1月10日を目標とする。
農業生産法人の役割は▽町一円の管理委託を希望された農地の受け手になる▽農地の賃貸借による大規模複合農業経営▽水田管理委託による雇用拡大-。事業内容は▽水稲・大豆・ソバ・野菜などの生産販売▽農作業受託・水田管理委託▽水稲育苗センターの運営管理-など。
説明では、まず町に1つの法人を設立するが、将来的には地域内などで運営する法人としての独立もできるという。
2月中旬から、集落別営農懇談会を開き、集落営農と水田農業の将来方向について懇談する。 -
箕輪町親子スケート教室
箕輪町教育委員会主催の親子スケート教室が21、22日、上古田スケート場であった。児童らが寒風吹きすさぶ中で熱心に練習した。
小学3年生までの親子が対象で、保育園児も含め22組51人が参加。子どもたちは初めて滑る初級から上級までの3段階のレベルに分かれ、町スケート部の5人が初歩技術を指導した。
初級の子どもたちはイスや三角コーンなどを支えに氷の上に立つことから始まり、イスなどを押しながら歩いた。上級の子どもたちは、「足を蹴ったら戻す」などの指導に沿って上体を低くし、足の動きや手の振りなどを意識しながら1周240メートルのリンクを何周も滑って練習に励んだ。
スケート初挑戦の加賀智子ちゃん(4つ)は、母親に後ろから抱きかかえて支えてもらいながら歩く練習。「怖くない。面白くていいよ」と笑顔で、練習を催促して楽しんでいた。 -
箕輪町消防団・救命講習
箕輪町消防署は22日、消防団員を対象とした普通救命講習を町産業会館で開いた。第5分団の19人が参加し、自動体外除細動器(AED)を使った心肺蘇生(そせい)法などを学んだ。
講習は6回目で、昨年11月から各分団ごとに指導してきた。今回が最後となる。
普段、講習は、新入団員を対象とすることが多いが、昨年7月から傷病者の心臓に電気ショック(除細動)を与えるAEDを一般の人でも使えるようになり、今回は、今年の春に退団する団員にも使用方法を学んでもらおうと退団者を主体とした。
心臓停止後の除細動措置は、蘇生にも社会復帰にも重要で、1分の差が生存退院率を7縲・0%左右する。
参加者は、AEDの使用方法や実際にはどのような手順で応急措置をすればいいかを確認。AEDが現場に到着するまでには、気道確保、人工呼吸などの一般的措置を適切に続ける必要があることを学んだ。
町内には現在、役場など3カ所にAEDを設置。今後も設置個所を増やす予定だという。 -
小林伸陽後援会新年の集い
小林伸陽後援会(弾塚建夫会長)は22日、箕輪町の松島コミュニティーセンターで新年の集いを開いた=写真。早くも来年の改選に向けた一層の支援を呼びかけた。
小林県議は、無駄な公共事業見直しや、入札制度の改善により、財政改善が大幅に進んだことを報告。しかし、三位一体の改革が地方自治体の財政に与える影響は厳しく「真の改革は絶対にとめてはいけない」として、今後もさまざまな改善を図る意志を示した。
後援会の弾塚会長は「みなさんの支援を受けてがんばっており、今後も支援を頼みたい。合併に伴い、上伊那でも選挙区・定数の変更があるため、後援会の果たす役割はますます重要となる」と協力を呼びかけた。
平澤豊満箕輪町長が、町内外の約200人の支援者が駆けつけ、小林県議を励ました。 -
ゆとり荘で芸能ボランティア
箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘で19日、現代舞踊「雅会」がボランティアで踊りを披露し、利用者を楽しませた。
伊那市の雅会(伊藤なか子会主)は市内を中心に老人福祉施設をボランティアで訪問している。ゆとり荘は3年7カ月ぶり。10人が訪れた。
プログラムは「影を慕いて」「武田節」「みだれ髪」「勘太郎旅姿」など利用者もよく知っている9曲。伊藤会主は「楽しんでいただければうれしい」と話し、10人が次々と扇を使い着物姿で華やかな踊りを披露。利用者は音楽に合わせて体を動かして拍子をとりながらステージを見つめ、拍手を送っていた。
ゆとり荘では19日から25日まで、芸能ボランティアによるステージで踊りや琴の演奏がある。 -
箕輪東小3年1組
ゆとり荘の利用者と交流箕輪町の箕輪東小学校3年1組(19人、河西高明教諭)は21日、デイサービスセンターゆとり荘を訪れ、歌の発表や風船バレーで利用者と交流した。
3年1組は、2年生のときに生活科の授業でゆとり荘を訪問し、利用者と交流してきた。3年生になり、総合的な学習で地域探検やエースドッジボールなど新しい活動に取り組んできたが、ゆとり荘との交流は続けよう-と決めていたため、今回訪問した。
児童が元気に「こんにちは」と部屋に入ってくると、利用者は拍手で歓迎。児童代表が「お久しぶりです。おじいさん、おばあさんに元気をあげられるように頑張ります」とあいさつ。利用者も知っている曲「雪」などを元気に歌った。
2年生のときは、利用者を音楽会に招待したが、来てもらうのは大変と、今回、音楽会の発表をゆとり荘で再現。「お菓子の好きな魔法使い」の曲を笑顔で大きな声で歌い、「聖者の行進」「運命だ」の2曲をリコーダーで演奏した。利用者は児童の発表に目を細め、手拍子しながら聞いていた。
風船バレーを一緒に楽しもうとグループに分かれ、児童が利用者のそばに来ると、久し振りの再会に手を振る人や、児童が着ていた赤、緑などの衣装を見て「服は自分でこしらえたの?上手にできとるわ」と声をかける人もいて、打ち解けた様子で楽しんでいた。 -
箕輪町公民館子育て学級でバルーンアート
箕輪町公民館の子育て学級は19日、風船で動物などを作るバルーンアートを楽しんだ。
「風船遊劇団ゴンベエワールド」のゴンベエさんの弟子、宮本千秋さん=南箕輪村=が、初心者でも楽しめるバルーンアートを紹介。天然ゴムの長い風船に空気を入れ、ウサギやトンボづくりに挑戦した。花びら3枚の花を作り、顔を描いた丸い風船を取り付けて顔付きの花も作った。
お母さんたちは、最初は割れるのを心配して恐る恐る風船をねじるなどしていたが、次第にコツをつかんで器用に作り上げた。子どもたちは風船を膨らまそうとポンプを押したり、出来上がった風船を手に部屋の中を走ったりしてはしゃいでいた。
風船で作ったウサギや花にちなんだ童謡などを歌ったほか、絵本「ふうせん」や「あおいふうせん」の読み聞かせもあった。 -
【記者室】箕輪北ミニバス教室の健闘祈る
箕輪町の箕輪北ミニバスケットボール教室女子チームが、北信越大会で、長野県女子チームで過去最高成績の3位に入賞した。メダルをとるのが目標だった選手たち。見事、目標を達成し、銅メダルをかけた顔は誇らしげに見えた▼北信越大会のメダル獲得で、今月28、29日に控えた全国選抜長野県大会に向け弾みがついた。「皆で力を合わせて全国大会に行きたい」と抱負を語った選手たち。県内ではこれまで30戦30勝と負けなし。ということは、全国選抜での優勝に期待がかかる▼ベストコンディションで大会に臨み、得意の速攻で優勝への階段を駆け上がってほしい。次は、金メダルを胸に町長に全国大会の出場報告に訪れる姿を取材したい。がんばれ!箕輪北。(村上記者)
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防火コンクール審査会 ポスター・書道の最優秀賞などが決まる
伊那市の伊那公民館で18日、小学生を対象とした防火コンクールの審査会があった=写真。ポスター、書道の部の各最優秀賞1点づつと優秀賞を決めた。伊那防火管理協会、伊那消防組合消防本部の主催。
防火意識を高めるための恒例事業で、ポスター、作文、書道の部に、同消防組合管内の小学4竏・年生から約300点の応募。ポスターは建物、山林、車両などの火災予防を表現している作品が多い。
ポスターと書道の部の優秀賞以上の入選作品は、「春の火災予防運動」(3月1日竏・日)の期間、管内各市町村の役場や大型店などで展示。作文の部は後日、審査があり、入選作品は有線放送で発表する。