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みのわ園でふるさと大使がボランティアで踊り披露
箕輪町の「ふるさと大使と」の舞踊家・花於里吟八重さん(東京都)が19日、特別養護施設「みのわ園」でチャリティーショーをした。花於里さんがデビュー曲を作詞作曲した歌手・近江綾さんと共に訪れ、歌や踊りを披露した。
花於里さんは箕輪町の還暦祝いのゲストとして帰郷したのに合わせて、みのわ園を福祉慰問した。
自身で確立した花於里流の家元として活躍するだけでなく、「手話振り」という手話を取り入れた舞にも取り組んみ、この日も美空ひばりの「川の流れのように」などを手話を交えて披露。
そのほかにも自身が作詞作曲した曲を歌ったり、近江さんの歌声に合わせて舞を熱演するなど、全10曲を披露し、お年寄りたちを楽しませた。
また、花於里さんが作詞作曲した曲「母という名のあなた」などが入ったテープを施設に寄贈した。 -
みのわ健康アカデミー1期生卒業式
熟年者の健康レベル向上を目的とした箕輪町の「みのわ健康アカデミー」1期生の卒業式が20日、町文化センターであった。副学長の寺沢宏次信州大学教育学部助教授が卒業生に卒業証書と活動記録を手渡し、今後も継続した健康づくりに期待した。
寺沢助教授が提唱する「運動とコミュニケーション」の理論と実践に学び、「楽しく・仲良く・温かく」をモットーに運動習慣を継続し、健康学習と個別相談で健康レベルを向上させようと初開講。信大教育学部、県看護大、箕輪町医師会、健康づくり事業団などの協力を得た。
学生は56歳から75歳までの41人。トレーニング37回、健康学習9回、集団健康講座10回に、ウォーキングなど自主トレーニングにも取り組んだ。
学長の平沢豊満町長は、「素晴らしい仲間と末永く交友を続け、明るく楽しい健康な日々を送って。みのわ健康サポート隊として地域の皆さんのリーダーとしての役割を担ってほしい」とメッセージを寄せた。
卒業生代表の原章夫さん(73)=松島=は、数回しかできなかった腕立てふせ、懸垂などが20回程度できるようになり、体力年齢は70歳代の人が40縲・0歳代になるなどの成果を挙げ、「卒業しても介護を受けることなく健康で元気に老いを迎えたい。健康アカデミーに感謝している」とあいさつした。
皆勤賞は長岡の清水百合子さん(65)。アカデミーから記念品が贈られた。
1年間の成果は、寺沢助教授が関係する取り組みの中で先進の成果で「とても素晴らしい」と講評。学生の平均で腹囲2・1センチ減、体重0・6キロ減。最も成果のあった人で腹囲7・5センチ減、体重約6キロ減。上体起こし、長座体前屈、肺活量など体力測定結果も上がった。一般的に減少する握力も平均2・2キロ増え、バランスよく筋力アップした結果になった。
町は06年度、学生枠を拡大して2期目のアカデミーを開講。9月には短期アカデミーも計画する。1期生は月1回、元気センターでトレーニングし自主活動に取り組む。町は、「みのわ健康サポート隊」として1期生が地域の健康づくりのリーダーになっていくことに期待している。 -
箕輪町還暦祝
箕輪町の06年還暦祝が19日、伊那プリンスホテルであった。還暦者でつくる実行委員会主催の式典、祝賀会で130人が人生の節目を祝った。
今年の該当者は46年4月2日から47年4月1日生まれの町内在住者318人。
内山雄平実行委員長は、「還暦は人生の一つの通過点に過ぎない。今日を原点として人と人とのつながりを大切に、心豊かな地域づくり、町づくりに何ができるか真剣に考え、『何か一つの大切さ』を合言葉に、町発展のため生涯現役の心で歩んでいこう」と式辞を述べた。
平沢豊満町長は、「今まで培ってきた知識や経験を顕在化し、町発展のためこれからもお力添えいただきたい。ご自愛頂き、健康で明るく楽しく前向きに人生をおう歌していただきたい」と祝った。
還暦者は、町民体育館で使う屋外用ベンチ5台を記念品として町に贈った。 -
土づくり講演会
箕輪町は18日、環境にやさしい農業を目指し「土づくり講演会」を町文化センターで開いた。約80人が熱心に聴講した。
安心・安全な農産物作りは「土づくり」が大切-と、昨年に続き2回目。伊那市のジャパン・バイオファーム社長小祝政明さんが「有機栽培の基礎と実践」を話した。
小祝さんは、「有機栽培は本当は収量が多く、品質が良く、おいしい。野菜にあった土づくりが必要」と、人参やレタス、トマトなどの有機栽培の実例を写真で紹介。消費者が求める安全でおいしい作物を作る土づくりの最善策に、土の機能や構造を正確に知ることを挙げた。
有機肥料の長所と短所を把握して使うことが「よい作物」につながるとし、ミネラル肥料の種類と特性、作物の生理に基づいた施肥管理などを説明した。 -
木下みこし会10周年
箕輪町木下の箕輪南宮神社例大祭や、みのわ祭りなどでみこしを担ぐ「木下みこし会」が結成10周年を迎えた。18日夜、祝賀会を木下公民館で開き、会の継続とさらなる発展を誓い合った。
95年、みのわ祭りでみこしを担ぐため箕輪町商工会南部支会がみこしを手作りし、96年みこし愛好者により会を結成した。
現在会員は高校生から70歳代まで約80人。地元の祭りのほか、会の兄貴分である飯田市松尾町上溝区のみこし会元島田と交流し、八幡神社秋祭りに友情参加。マレット・きのこ会など仲間づくりにも取り組んでいる。
清水政治会長は、「今は和の心が失われつつあるが、我々はリーダーとして積極的に和の心を継いでいかないといけない。10年の節目。今までの歩みを喜び合うとともに、これからの20年、30年へと発展することの大切さを皆で誓いたい」とあいさつした。
歴代会長を代表して唐沢祥朗さんは、「これからも長く続け、担いでよかったと言われるみこしにしてほしい」と話した。
今後は組織強化や会員拡大などに取り組む。同日の05年度総会では役員改選があり、会長に唐沢祥朗さん、副会長に原康雄さん、副会長・会計に森谷良明さんを選出した。 -
箕輪町国際交流協会「国際交流プラザ」
箕輪町国際交流協会主催の国際交流プラザが18日、町産業会館であった。約60人の外国籍の人や日本人が悩みや要望など自由に意見を交わし、カレーを食べながら楽しく交流した。
日常の生活や地域との交流で悩んでいる外国籍の人、外国籍の人との接し方で悩んでいる日本人など自由に参加し気軽に交流しようと開催。
ブラジル、中国、ペルー、日本など母国語ごとにグループに分かれて意見交換。病院の問診表の日本語が読めない、国際交流協会の日本語教室以外でお茶を飲みながら日本語を話す機会がほしい、大学に進学したい外国籍の生徒に対する進路指導や情報提供が必要、義務教育の年齢を超えた子どもが来日した場合に日本語が学べ教育を受けられる制度が必要-などの意見があった。
今回出された意見は役場の担当課などで回答し、ペーパーなどで参加者に伝える。 -
箕輪町議会3月定例会開会
国民保護協議会条例案継続審査に箕輪町議会は20日開いた3月定例会本会議で、町が上程した「箕輪町国民保護協議会条例制定」議案とこれにかかわる町特別職非常勤の報酬に関する条例一部改正案を閉会中の継続審査とした。上伊那地区憲法を守る会と箕輪町職員労働組合が提出している「住民を戦争に巻き込む『国民保護計画』を策定せず、『無防備地域宣言』を行うよう求める請願」も継続審査とした。
唐沢荘介総務文教常任委員長によると、委員会審査で▽上伊那では国民保護協議会条例案を箕輪町しか今3月議会に上程していない▽町職員労働組合から請願が出ており相談したい▽関係資料整備ができていない▽住民との話し合い、道筋ができていない-などの意見があり、継続審査に決した。
本会議は、委員会に付託していた総額74億7100万円の06年度一般会計予算案、05年度一般会計など補正予算案、特別職の報酬条例案など23件と意見書提出の追加議案3件を原案通り可決、町一般職の職員給与に関する条例の一部改正案を賛成多数で可決し、閉会した。
陳情は、▽出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情▽看護職員の大幅増員を求める意見書の提出について-の3件を採択し意見書を提出する。
継続審査になっていた「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書は閉会中の継続審査、「高校の30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は趣旨採択とした。
箕輪町農業委員会の議会推薦委員は、唐沢英重さん(沢)、押野衛さん(上古田)、唐沢敏幸さん(中原)、那須千元さん(福与)の4人。
議会活動検討特別委員会委員は8人を選任した。委員は次の皆さん。
松崎久司、丸山善弘、日野和司、三井清史、三沢興宣、向山章、柴財埜、寺平秀行 -
箕輪町振興計画審議会
実施計画の実施状況示す箕輪町振興計画審議会(柴寿会長)は17日、町役場で開き、第4次振興計画の実施計画実施状況や06縲・8年度実施計画の概要を町が示した。
実施計画は、基本計画の施策を3カ年ごとの計画で具体化し、財政状況などを見ながらローリング方式で毎年見直す。
06年1月までの実施状況は▽町政情報提供の充実で8回の出前講座開催▽町ホームページのリニューアル▽行政経営計画に基づく効率的な行政経営の推進▽人材育成の強化▽バイオディーゼル燃料精製事業▽青色回転灯による自主防犯パトロール体制の整備-など。
06縲・8年度の実施計画は▽地域交流センター整備▽防災避難マニュアル作成▽保育園への英語あそび導入▽自主防災組織の育成▽運動あそびの小学校1、2年生までの事業拡大-などを示した。
委員からは、実施計画評価のための数値目標や状態目標の提示、行政と地域の双方向による情報共有などを求める意見があった。今回、委員の区長10人と町議2人が新しくなったが、区長ら委員交代に伴う情報共有の難しさの指摘もあった。
町は、実施計画が1年終わるごとに審議会の意見を聞き、次年度の計画に反映。実施状況の評価は、後期の基本計画(10縲・4年度)策定に向け、08年度ころに前期の基本計画(05縲・9年度)を評価し後期計画につなげる。今後は、8月ころに審議会を開き、05年度実施状況について意見を聞き、07年度に生かす予定。 -
JA上伊那稲作部会箕輪町支部総会
JA上伊那稲作部会箕輪町支部の定期総会は17日、JA上伊那箕輪町支所であった。06年度事業計画案と収支予算案を承認した。
06年度の主な事業計画は、安全安心・高品質・良食味米生産による「売れる上伊那米づくり」の推進で「JA米」への取り組み、種子更新100%、栽培履歴の記帳推進と100%回収など、新技術の研究と試験展示ほの設置、低コスト・省力化稲作への取り組み(直播)と共同利用施設の有効利用など。新たに部会員名簿も作成する。
丸山平治支部長は、「品質の安定した米が作れるようになったが価格は500円下がり手にするお金は少ない。ブランド米、特色ある米を作らないといけない。今年は、農業集落発展のため水稲耕作者が中心にならないといけない。ただ米を作るだけでなく日本農業のあり方を考えないといけない」とあいさつした。 -
箕輪町職員研修報告会
箕輪町は16日、人材育成の一環で職員研修報告会を役場で開いた。海外派遣研修の参加者や県、市町村の交流職員で箕輪町で研修している職員の発表を聞き、研修経験を共有した。
05年11月にヨーロッパ環境問題研修視察に参加した教育課の中村克寛さんは、10日間の日程でドイツ、スイス、フランスを訪問。不燃物処理場、川の再自然化活動、水力発電ミニダム、景観づくり、ごみ処理会社などの視察の様子を写真とともに説明。「日本や箕輪町は環境行政はレベル的に高いと感じた」と話し、今後の方向性と課題に▽循環型社会のシステム構築▽資源のない日本での新エネルギー拡充の必要性▽環境教育と啓蒙活動-を挙げた。
05年度の海外派遣研修者は3人。欧州児童福祉・少子社会対策視察、欧州都市計画・コミュニティづくり調査にも参加している。
県、伊那市、長谷村から交流職員として町で研修している職員は5人。県と町では職員同士や理事者との距離感が違う、箕輪町は職員1人が受け持つ仕事範囲が広い-など感想を話した。 -
箕輪北ミニバス、全国大会出場に向けた激励会
ミニバスケットボール全国大会(女子)=28縲・9日・東京都代々木体育館=に出場する箕輪北ミニバス教室(唐沢茂コーチ)の激励会が16日、箕輪町の沢公民館であった。保護者や地区長などが選手らを囲み、健闘を祈った。
唐沢コーチは「4月に“県、北信越、全国選抜、全国でメダルを取る”という目標をたて、残すところ1つとなった。ここにいる人や応援してくれる人に感謝して、しっかり悔いの残らない試合をしてほしい」と激励。
キャプテンの鈴木希望さんは「今までやってきたことを出し切りたい」とこたえ、ほかの選手もそれぞれの思いを一言ずつ大会に向けた決意を語った。
全国大会(48チーム出場)は予選で、メダル候補として名前が挙がっている福島県と、昨年も全国大会に出場した徳島県のチーム。ともに強豪ながら、唐沢コーチは「全国選抜で見せた実力がでれば、負ける相手ではない」と語る。1位になると決勝トーナメントに進出する。
箕輪北は現在、県内で37連勝中。試合に出ればどの選手も多くの得点を挙げることができるという選手層の厚さが、箕輪北の安定した強さになっている。 -
箕輪町公民館長に柴登巳夫さん再任
箕輪町教育委員会は16日の臨時会で、任期満了に伴う町公民館長の選任で、柴登巳夫さん(62)=上古田=を再任した。任期は06年4月1日から08年3月31日までの2年間。
柴さんは臨時会で、「力不足だが一生懸命務めたい。地域の振興は公民館活動からという。知恵とずくを出して頑張ってまいりたい」とあいさつした。 -
箕輪中卒業生に庄内地区から花束の贈り物
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から16日、箕輪中学校3年生に卒業祝いの気持ちを込めた春の香りいっぱいの花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内公民館長、庄内地区箕輪町交流協会役員ら8人が、色鮮やかなガーベラと甘い香りを放つフリージアの花束を持って町役場を訪れた。
17日に卒業式がある3年生253人を代表し学年協議会役員3人が花束を受け、副会長の松田翔君(15)が「素晴らしい花束を頂き感激している。心から感謝申し上げる。支えてくださった皆さんの思いを胸に、この花のようなきれいな花を咲かせたい」と礼を述べた。
同協会の中山憲次副会長は「卒業のお祝いに、ささやかだが庄内の花を贈ります。庄内の人の気持ちをお受け取りください」と会長メッセージを伝えた。
平沢豊満町長は「花に庄内の人の気持ち、温かさ、太平洋岸で育ったにおいがたくさん詰まっている。庄内の皆さんの気持ちを中学生一人ひとりが理解し、立派な社会人に育つよう頑張っていきたい」と感謝した。
庄内地区からは22日にも、町内小学校卒業生231人、保育園卒園児252人のために花束が贈られる。 -
箕輪町有形文化財、無量寺の「木造聖観音菩薩立像」「木造地蔵菩薩立像」
町教委が県宝の指定申請へ箕輪町教育委員会は、町有形文化財に指定している北小河内の無量寺所有「木造聖観音菩薩(ぼさつ)立像」と「木造地蔵菩薩立像」の県宝の指定申請をする。16日の町教委臨時会で決定した。
聖観音菩薩立像と地蔵菩薩立像は、無量寺の本尊である国重要文化財「木造阿弥陀(あみだ)如来座像」の脇侍。80年1月29日に町有形文化財に指定、本尊と共に放光殿に安置している。
05年10月17日、県文化財保護審議会委員2人による調査があり、06年1月の町教委定例会で県宝の指定申請について町文化財保護審議会に諮問した。2月24日、申請について無量寺の中川弘道住職や総代、地元区長の同意も得た。
臨時会で、審議会の「県宝にふさわしい物件」と判断し、町教委が県宝の指定申請をすることに「異議ない」との答申を受け、申請することに決した。
聖観音菩薩立像は像高133・4センチ。地蔵菩薩立像は像高129・1センチ。共にヒノキ材、彩色。
調査によると、両像は像高がほぼ同じこと、作風の共通性から、セットとして同時に作られた一具同作で、平安後期12世紀後半ころの制作とみられる。「阿弥陀如来座像」との一具性には若干疑問があるが、三像は同じ平安後期の作に間違いないという。両像は地方作だが平安後期の典型的な作風を示し見応えがあり、「一具の観音・地蔵の数少ない遺例としても貴重」としている。 -
ふるさとの四季フォトコンテスト入賞作品展
箕輪町観光協会は、05年度ふるさとの四季フォトコンテストの入賞作品展を町役場ロビーで開いている。31日まで。
フォトコンテストは、箕輪町の観光・イベント・祭りに関する写真を募集。18人から60点の応募があった。
推薦の向山世男さん(伊那市)の作品「ライトアップの権現桜」をはじめ、ながた荘、もみじ湖、赤そばの里、萱野高原、みのわ祭りなど町内の素晴らしい景色や賑わいの様子などを撮影した見事な写真に、庁舎を訪れる町民らが関心を寄せている。
入賞作品は推薦1点、特選3点、入選10点。 -
箕輪町議会3月定例会一般質問から
◆学校給食民間委託06年度に2校目検討
箕輪北小学校の給食民間委託の効果を日野和司議員が尋ねた。
井内吉彦教育委員長は「民間委託はなかなかいい」とし、「民間委託は教育委員会と町が意見を共有している。教委としては06年度くらいには2校目を検討したい」と話した。
効果は▽従来の給食の中身を低下させない大前提がクリアしている▽業者の理解もあって児童や職員と交流ができている-ことを挙げた。人件費は1年間で640万円削減できた。
◆消防団交付金支払いを早期に
箕輪町消防団の交付金支払いについて三沢興宣議員が質問した。
交付金支払いは現在4月末だが、平沢豊満町長は「予算が通れば新年度は概算払いで4月早い時期に払う準備をしている」と説明。福島消防室長は「4月10日に概算で9割払う予定」と答えた。消防団員の報酬について町長は、「1年かけて消防委員会とも相談し、OBも含め、総合的に検討し、来年度の報酬等審議委員会に上程したい」とした。 -
桜の香りの化粧品、桜茶を開発 山の上企画
箕輪町三日町の山の上企画(山崎勝美代表)が、国産の桜のみを使った桜の香りの化粧品「彩り」シリーズと「信州高遠さくら茶」を開発した。自然派オーガニック商品で、4月1日発売する。
ハーブを使った化粧品を作っている山の上企画が、桜の葉の成分が美白、殺菌効果が高いことに着目。高遠温泉の効用もねらい、水の代わりに高遠温泉の源泉で桜の葉を蒸留した抽出液を化粧品に使っている。
商品は桜石けん、化粧水、入浴剤、シャンプー、リンス、ボディソープ。石けんはフリーズドライの葉を練り込み、最後まで香りが続く。泡切れもよい。
桜茶は、フリーズドライの生桜のお茶で、静岡掛川産の緑茶とブレンド。香りがよく花を目でも楽しめる。15グラム入り。
プロス(本社・高遠町)が、高遠さくらホテルをはじめ新伊那市などの10数カ所で販売する。問い合わせは山の上企画(TEL79・3338)へ。 -
キジの放鳥
上伊那猟友会(田辺一清会長)は14日、箕輪町の萱野高原でキジ60羽(オス30羽、メス30羽)を放鳥した。
駆除・増殖を通してに鳥獣数を管理している同会は、個体数維持を目的としてキジの放鳥を例年管内でしている。本年度は箕輪町で行うことになり、町猟友会(小林弘人会長)のメンバーや鳥獣保護員、箕輪南小学校の3、4年生34人などが参加した。
小林会長は、雌雄の違いや特徴を児童に話し「オスは獲ってもいいがメスは獲ってはいけないことになっている。メスはたくさんヒナを育てるように放す」と語った。
児童らは、会員などと一緒に放鳥。力強いキジに戸惑いながらも「きれい」「かわいい」と話しながら飛び立つ姿を見送った。
オスには足缶が付いており、狩猟したときに生息範囲が把握できるようになっている。萱野高原は禁猟区で、高原内での狩猟はできない。 -
箕輪東小学校1年ゆめっこ組
元気いっぱいに歌い、踊り、演奏し、オペレッタを熱演した箕輪町の箕輪東小学校1年ゆめっこ組(31人、松崎まさえ教諭)。1年間の学習のまとめとして挑戦したオペレッタの公演は、大きな拍手とともに大成功のうちに幕を閉じた。
生活科で取り組んだ蚕の飼育学習に加え、日常の中で大きな声で話す、語りや暗唱、合奏、音楽の時間のほかに朝と帰りの学級の時間に歌うなど、「自分を表現しよう」と学習してきた。学びの集大成として取り組んだオペレッタ。辰野町の「第6回オペレッタフェスティバル・イン・たつの」(2月5日、辰野町民会館)の出演を目標に、昨年11月末から活動が始まった。
絵本が大好きなゆめっこ組。オペレッタの題材は絵本から選び、公演が冬という季節も考えて「てぶくろ」を選んだ。台本、せりふ、動きを皆で考え、おじいさん、イヌ、ネズミ、ウサギ、カエル、クマなど配役も自分たちで決めた。
ネズミのせりふをどうするか、どのように動いたらいいか、ポーズは…。役になった児童が考え、友達に見てもらう。「ウサギに見えないよ」「クマはもっとこんな感じ…」と、試行錯誤を繰り返した。劇中歌は、これまでに習った曲を替え歌にし、楽器演奏を入れた。体を動かして歌うことが好きなので、皆で振り付けも加えた。
舞台の背景は学校長に描いてもらった絵にゆめっこ組が色を塗り、雪だるまのセットは皆で作った。こうしてゆめっこ組のオリジナル作品が完成した。
オペレッタの練習は待ち遠しく、「何回やっても楽しい」時間。家でも歌の練習に励んだ。特にお風呂の中はオン・ステージで、歌い、友達の役の分もすべてせりふを言い、お母さんに公演の流れを見せてあげる児童。「毎日、ゆだってしまう」。そんな保護者の声があったほど、オペレッタに夢中だった。
フェスティバル当日、松崎教諭お手製の衣装に身を包み、大舞台でライトを浴び、大勢の観客を前に熱演した。ビデオやカメラで撮影され、「俳優さんになった気分」。緊張していた松崎教諭をよそに、ゆめっこ組は「楽しかった」「気分がよかった」と大満足だった。
オペレッタフェスティバルの出演をきっかけに、保育園から公演依頼があり3月、東小体育館で2回目のステージにも立った。
「自分で成長を確信させたい」。オペレッタには松崎教諭の願いがあった。「大きな声で発表して、これまでつけてきた力ができるようになった。一人ひとりが充実感を味わって大切なことを学び、見違えるほど大きく成長した。お陰です」。
オペレッタの練習を通して一歩一歩成長したゆめっこ組。演技を互いに評価し合ってきたことで、普段の生活の中でも「○○ちゃん、すごかったね」と友の良さを認めたり、助け合う姿が自然に見られるようになってきた。表情が豊かになり、皆の前でハキハキと話せるようにもなった。
「次は何やる?」
ゆめっこ組の心に新たな夢が大きく膨らんでいる。
(村上裕子) -
箕輪町議会一般質問
箕輪町は06年度、文部科学省に町職員1人を派遣する。これまで県、市町村の職員交流はしているが、国への派遣は初。
平沢豊満町長が13、14日の町議会3月定例会一般質問で、職場外研修についての唐沢荘介議員、浦野政男議員の質問に答えた。
派遣で期待することは、「中央省庁のほうが理論的なアプローチは上手。論理的な考え方、物の見方を身につけてもらう」とした。派遣期間は4月1日から1年間。
人事院から今年採用の新人研修で自治体研修の申し入れがあり、町が6月ころに3人程度受け入れる予定も示した。
市町村の派遣は06年度は町から辰野町に派遣し、南箕輪村からの派遣を受け入れる。「できるだけ幅広く研修に出す」との考えで、海外研修も継続し、民間の外部主催の研修にも職員を出す方針。 -
箕工の未来を育てる会が県教委に要望
箕輪町の平沢豊満町長は13日の町議会3月定例会一般質問で、「箕輪工業高校の未来を育てる会」が9日、県立高校改革で同校の多部制・単位制への移行について県教育委員会に要望を出し、「多部制・単位制はあまり枠を作られると動きがとれない。フリーハンドでやらせていただくことをお願いし、ご了解頂いてきた」と報告した。学校名と魅力ある多部制・単位制高校構築の取り組みについての寺平秀行議員の質問に答えた。
町長は、「箕輪工業高校を再生、本当に魅力ある高校にしたいと前向きな話をしてきた」と説明。多部制・単位制について、長野県にないような進学コース作り、既存の工業高校のようなコースでなく、企業との結びつきを強くし大学とも交流する新しい工業高校作り-という夢を話し、普通科や定時制のような受け皿も必要とした上で、「夢のある話を地域とし、高校の皆さんと新しい高校を作っていく」とした。
学校名は、県教委から「校名ありきでなく、これからの皆の高校ということで考えたらどうか。『箕輪』の名を残し、その後に何かつけるなど考えたら」と提案があったことも話した。 -
「エコアクション21」箕輪町が自治体で全国初の認証・登録
箕輪町が、環境省策定の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の04年の制度発足後、自治体として全国で初めて認証・登録を受けた。13日、6日付けで財団法人地球環境戦略研究機関から認証・登録証が交付されたことを発表した。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。
町は人と自然の共生を目指し環境活動に積極的に取り組む必要がある-と、05年2月からエコアクション21の認証・取得に向け、二酸化炭素や廃棄物の排出量削減など環境目標の達成を目指し活動してきた。05年4月から06年1月の取り組みで電気量約10%削減、水道量約5%削減の効果があった。
審査では▽廃食用油のバイオディーゼル燃料化の取り組み▽小中学校や保育の場でも環境教育を積極的にしている▽役場全職員の名札の裏に環境目標を書くなど職員に環境に対する意識が感じられる-ことが評価された。
認証・登録にかかった費用総額は35万5千円。
今後、引き続き取り組み事項や環境目標など見直しをしながら推進し、建設工事や水道事業などの民間業者にも環境にやさしい取り組みを意識してもらうよう働き掛ける。認証・登録証は役場庁舎ロビーに飾り、エコアクション21のロゴマークは町の封筒やパンフレットなどに使う。
平沢町長は、「大変いい結果でうれしく思う。環境にやさしいまちづくりのシンボルにして、町中で環境にやさしい取り組みをしたい」と話した。 -
箕輪北小6年生が薬物防止の学習
箕輪町の箕輪北小学校6年生は10日、薬物防止の学習をした。覚せい剤やシンナーなど薬物が人間の脳や人格を破壊する恐ろしさ、絶対に薬物に手を出してはいけないことを学んだ。
6年生はビデオで、覚せい剤、アヘン、コカインなど薬物の種類、覚せい剤などを使用すると脳を破壊する、幻覚や幻聴に襲われる、依存症になる、治療しても症状は簡単には治らない-ことなどを学び、その人の人生だけでなく家族や周囲にも大きな負担を与えることを知った。
学校薬剤師の千葉胤昭さんは、シンナーをかけると発泡スチロールが溶ける様子を実験で児童に見せ、「シンナーを袋に入れて吸っている人がいるけど、絶対にしてはいけない。薬物が簡単に手に入る時代。誘惑の場所、機会がいくらでもある。ちょっと手を出すと止められなくなる。絶対に手を出さないで」と強く呼びかけた。
児童は「覚せい剤の怖さがわかってよかった」と感想を話した。 -
近隣助け合い講座
箕輪町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは9日夜、近隣助け合い講座を開いた。1月下旬に始まった全6回のボランティアアドバイザー養成講座にも組み込み、一般も含め61人が参加。近隣の助け合いの必要性を確認し、地域課題の解決法としてマップ作りの有効性を学んだ。
全2回講座の1回目。「住民の支え合いマップ」や、住民参加の生活支援事業「こまちゃん宅福便」など先進的な地域の支え合いに取り組む駒ケ根市社会福祉協議会の片桐美登福祉活動振興係長が話した。
片桐さんは、子ども編や認知症編としてサポート内容やマップなど事例を紹介。「助ける行為と助けられる行為の2つの『福祉』が協同でベストの福祉になる。支え合いのためにはプライドを大切に」と話した。
サービスが入ることで地域のつながりが切れることも挙げ、マップ作りで要援護者と隣人の関わりや世話焼き人の所在、住民のふれあい状況などが把握でき、福祉課題と解決のヒントが見えてくることを説明した。
第2回は、実際にマップ作りの手法などを学ぶ。 -
箕輪町議会3月定例会一般質問要旨
箕輪町議会3月定例会の一般質問は13、14日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
寺平秀行議員 (1)中心商店街の活性化(2)遊休農地の活用(3)観光振興策(4)企業誘致(5)箕輪工業高校改革(6)道州制(7)水について
三沢興宣議員 (1)06年度施政方針、予算構成(2)2期目を迎えた教育委員長、生涯学習を踏まえた学校教育への思い、考え方(3)消防団の交付金(4)常備消防団の取り組み
唐沢荘介議員 (1)新年度予算(2)旅行業者とのタイアップ(3)交通安全対策(4)通学パトロール支援策
藤田英文議員 (1)町長施政方針と新年度予算(2)行政会計制度(3)町内情報通信システムの点検と活用(4)権兵衛トンネル開通と木曽との交流
松崎久司議員 (1)施政方針、予算編成
春日巌議員 (1)06年度予算(2)少子化対策(3)国政での医療改革法案の町民に対する影響(4)障がい者自立支援法施行に伴う進ちょく状況(5)就学援助費の実態(6)雨水対策関連・都市下水対策
向山章議員 (1)新年度予算(2)高校改革プラン
関善一議員 (1)箕輪町国民保護協議会条例(2)06年度施政、予算編成方針
丸山善弘議員 (1)施政、予算編成方針(2)図書館施設の早期実現
桑沢幸好議員 (1)耐震強度偽装事件(2)民間活力導入(3)下水道行政(4)工場排水の調査結果(5)中央道高速バスの駐車場
平出政敏議員 (1)06年度当初予算案(2)日本の人口減少社会の現実と箕輪町(3)格差拡大社会における行政の役割と指導
日野和司議員 (1)農業の将来展望(2)箕輪ダムの貯水対策(3)学校給食民間委託(4)06年度施政方針と執行
浦野政男議員 (1)06年度施政、予算編成方針(2)行政経営計画(3)地域づくり(4)公金の取扱い -
箕輪町役場庁舎外壁改修工事始まる
箕輪町役場庁舎の外壁(鉄筋コンクリート部分)改修工事が始まった。
庁舎は建設から年数が経ち、主に北側の鉄筋コンクリートの外壁に亀裂が入り建物内部に雨水が浸透するため、補修して塗装する。
05年度当初からの計画。浅川建設工業と契約し、工事費は1291万5千円。工期は3月31日。 -
ふるさとの四季フォトコンテスト入賞作品決まる
箕輪町観光協会主催の05年度ふるさとの四季フォトコンテストの入賞作品が決まった。推薦に伊那市の向山世男さんの作品「ライトアップの権現桜」を選んだ。
フォトコンテストは、箕輪町の観光・イベント・祭りに関する写真を募集。18人から60点の応募があった。推薦1点、特選3点、入選10点。入賞作品は13日から30日まで役場ホールに展示する。
審査結果は次の通り。
◇推薦=「ライトアップの権現桜」向山世男(伊那市)
◇特選=▽「祭り日和だねー!」「錦秋の谷」藤沢義昭(辰野町)▽「高原の輝き」杉井道明(木下)
◇入選=▽「春のながた荘」酒井芳郎(沢)▽「ながた荘の夜桜」新村清孝(辰野町)▽「撮りまーす」「色どる街角」赤羽広治(松島)▽「芽吹きの萱野」藤沢義昭(辰野町)▽「ルビーの丘」林幸治(木下)▽「晩秋の気配」中村軍(長岡)▽「50周年みのわ祭り」加藤平治(南箕輪村)▽「もみじ湖盛秋」「花桃の小路」赤羽今朝男(松島) -
「エコアクション21」認証登録制度セミナー
箕輪町と町商工会は9日夜、環境省が主に中小企業向けに策定した環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証登録制度セミナーを町文化センターで開いた。企業関係者ら50人が制度の概要や事例発表を熱心に聞いた。
エコアクション21地域事務局長野産業環境保全協会の平林昭敏検査室長が、制度概要を説明。ISO14001と比べ要求事項が少なく審査・認証登録にかかる費用が少ない、環境活動レポートの公表が必須になっていることなどを話し、メリットに▽中小企業でも容易に取り組める▽環境負荷削減によるコスト削減▽外部への信頼性の向上-などを挙げた。
事例発表は、県内初、全国で46番目に認証登録を受けた地元企業の中村製作所、今月6日に認証登録を受けた箕輪町役場。
中村製作所は、04年11月に穂高工場が認証登録を受けた。利点に▽国の公的機関による認証登録でアピール度が上がった▽従業員の環境活動への認識と全員参加の意識が向上した-などを挙げ、「かけがえのない地球を守る環境保全活動は企業活動としても重要。未来の地球のため一緒に推進しよう」と呼びかけた。 -
「箕輪町協働促進のための基本方針」案できる
住民意見を募る箕輪町は、住民と行政がよきパートナーとして連携、協働し、まちづくりを進めようと、「箕輪町協働促進のための基本指針」案をまとめた。9日、町ホームページに掲載し、指針案に対する住民の意見を募っている。
第4次振興計画の政策の一つに「ふれあいを深め、みんなでつくる協働のまちづくり」を掲げ、「住民自治の確立と協働の推進」を施策にしている。指針の策定により、協働の意義、協働を進める基本姿勢や施策を示し、協働のまちづくりの促進を図る。
指針案は、05年5月に設置した「町協働について考える会」が11月にまとめた提言書を基に策定した。▽協働の基本▽協働によるまちづくり促進の方向性-からなる。
協働によるまちづくり促進の基本的な考え方は(1)協働によるまちづくりの雰囲気づくり(2)地域活動・住民活動の環境の整備(3)協働によるまちづくり事業の推進-。施策の展開は、新しい取り組みとして「住民提案型の協働事業の推進」を盛り込んでいる。このほか▽情報・意見交換の充実▽住民・町職員の意識改革▽地域活動団体・住民活動団体等の支援▽協働の担い手確保と人材育成-の4項目ある。
町は指針案に対して住民の意見を募り、意見も考慮しながら今月末までに指針を策定する。ホームページのほか、希望者に役場政策企画室窓口でも指針案を渡す。
意見の提出期限は15日必着。郵便、窓口、ファックス、Eメールのいずれかの方法で役場政策企画室に提出する。問い合わせは政策企画室(TEL79・3111内線113)へ。 -
箕輪東小1年オペレッタ公演
おごち・長岡保育園児が鑑賞箕輪町の箕輪東小学校1年ゆめっこ組(31人、松崎まさえ教諭)が9日、オペレッタ「てぶくろ」を同校体育館で公演し、おごち保育園と長岡保育園の園児が夢中になって鑑賞した。
ゆめっこ組は、歌や音読、合奏など「自分を表現しよう」と学んできた1年間の学習の集大成としてオペレッタに取り組み、2月5日の第6回オペレッタフェスティバル・イン・たつの(辰野町民会館)に出演した。これをきっかけに保育園の依頼を受け、今回の公演となった。
絵本「てぶくろ」を基にしたオリジナル作品で、昨年11月末から台本、せりふ、動きなど皆で考え、劇中歌は今まで習った曲を替え歌にした。
鈴、タンバリンなどの音に合わせてネズミやウサギ、オオカミなどが登場し、体育館いっぱいに響く大きな声で歌ったり、せりふを言い、踊りも楽器演奏もある楽しい舞台を熱演した。
おごち保育園は年中・年長児、長岡保育園は全園児が訪れ、お兄さん、お姉さんの舞台に目を輝かせて見入っていた。