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ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展
さくら祭りのスタートにあわせて、3日から伊那市の信州高遠美術館で、歌手で女優のジュディ・オングさんの木版画展が始まりました。
3日は、市の関係者などおよそ20人が出席しジュディ・オング倩玉(せいぎょく) 木版画の世界展のオープニング式典が行われました。
テープカットの後、訪れた人達は初期から新作までの55点を鑑賞していました。
「紅楼依緑」は、名古屋の料亭の一室を描いたもので、2005年に制作されました。
赤や灰色、黒といった、大胆な色使いや、画面の構成が評価され、第37回日展では特選を受賞しています。
ジュディ・オングさんは、歌手や女優として活躍する一方で、20代のころから版画家の雅号「ジュディ・オング倩玉」として、日本家屋などをテーマに制作活動をしています。
これまでに日展で13回入選し、2006年には日展会友となっています。
インタ×3人
ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展は、5月19日まで開かれ、今月28日はトークイベントが開かれる予定です。 -
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部の第23回定期演奏会が、このほど、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では、1・2年生、33人が9曲を披露しました。
第1回から演奏されている定期演奏会の伝統曲「アルメニアンダンス・パート1」やパート紹介をかねたアンサンブルなどが演奏されました。
そのうち、ディズニーメドレーでは、工夫を凝らした衣装をそれぞれが身に付け、踊りや歌などの演出も加えて演奏しました。
会場には、250人が訪れ、生徒たちの演奏に聞き入っていました。 -
カイコの繭を使ったクラフト展
カイコの繭を使ったクラフト展が27日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には繭を使ったクラフト作品32点が展示されています。
作品の花びらなどは一枚一枚繭をはがしてつくられていて、1つの繭から7層ほどとることができます。
この作品は、ひも状に切った繭を針金に巻きつけて作られています。
針金の長さは3,000メートルで、繭は300個ほどが使われているということです。
制作しているのは駒ヶ根市在住の西村良子さんです。
西村さんは6年前、駒ヶ根市にある駒ヶ根シルクミュージアムで繭クラフト指導員になったことをきっかけに、作品を作り始めました。
今回は、作品を発表しようと初めて個展を開きました。
このまゆを使ったクラフト作品展は4月2日火曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
女王蜂を会員に配布
伊那谷伝統のハチ追いを楽しむ伊那市地蜂愛好会の総会が31日市内で開かれ、恒例となっている女王蜂の配布が行われました。
愛好会前会長の小木曽大吉さんが、去年西箕輪のハチの小屋で取り込み、土の中で自然に越冬させた女王蜂です。
総会には、会員50人が出席し、1人60匹ずつを受け取りました。
小木曾さんによりますと、今年の越冬は、湿度や温度管理がうまくいったため、元気な女王蜂が配布できたということです。
会員たちは、4月中旬にこの女王蜂を自分のテリトリーとしている山などにはなし、6月末ごろからのはち追いにつなげます。
愛好会によりますと、昨シーズンは暑さのためか、えさが少なくはちにとっては厳しい年で、自然界に生息する女王蜂も少なくなっていると見ています。
ただ、雪が多い年は、ハチも良いというはなしもあり、会員たちは、今シーズンに期待しています。
この日は、役員の改選もあり、新しい会長に南箕輪村の田中耕一さんが選ばれました。 -
青野恭典さん春をテーマに写真展「春風花音」
山岳写真家、青野恭典さんの春をテーマにした写真展が、28日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。
菜の花に、レンゲソウ、タンポポやモモの花に、サクラ-
「春風花音(しゅんぷうかのん)」と名付けられた今回の写真展は、春に咲く色とりどりの花のある風景などを写した写真55点が展示されています。
現在75歳の青野さんは、1年の3分の1は各地に撮影に出かけているということで、伊那谷の桜は特に素晴らしいと話します。
青野恭典さんの写真展「春風花音」は、6月30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
飯田線シミュレータ運転会
去年まで飯田線で運行されていた119系の電車の運転体験ができる飯田線シミュレータの運転会が30日伊那市の創造館で開かれました。
30日の運転会では、抽選で当選した9人がJR飯田線の飯島駅から駒ケ根駅までの運転を疑似体験しました。
飯田線シミュレータは、去年3月まで走っていた119系電車の運転を疑似体験することができます。
画面には1995年頃の飯田線沿線の風景が3Dで再現されています。
シミュレータを制作したのは大阪府出身の岡村昭太郎さんです。
岡村さんは、飯田線の雰囲気を可能な限り再現しようと2008年から制作を始めました。
沿線の写真をもとに風景をひとつひとつ3Dにおこし、現在飯島町の七久保駅から駒ケ根駅までが完成しています。
飯田線シミュレータ運転会は今月末まで開かれている企画展「飯田線マニアックス」の一環として開かれたものです。
参加者は、岡村さんのアドバイスを聞きながら真剣な様子で運転していました。
運転会は明日も創造館で開かれます。
運転体験の応募は終了していますが、見学は可能です。 -
第47回上伊那書道展
様々なジャンルの書が一堂に並ぶ上伊那書道展が29日から伊那文化会館で始まりました。
上伊那書道協会が主催する書道展で、今回で47回目を数えます。
会場には、協会メンバーや一般の書道愛好家の作品109点が飾られています。
漢字・かな・読むことができる書としての調和体など書に関する全てのジャンルがあり、去年よりも作品数は増えました。
中には伊那市いろはカルタを作品にしたものもあります。
「あ」の「朝夕に駒仙丈を仰ぎ見て」から「ん」の「ん旨いからつゆ香るそばの味」までがカラフルに配置されています。
上伊那書道協会では、「パソコンの普及により時間をかけてじっくりと字を書くことが少なくなっている。手書きの書による表現の多様性を楽しんでもらいたい」と話しています。
第47回上伊那書道展は、31日日曜まで伊那文化会館で入場無料で開かれています。 -
羽場裕一さん伊那市芸術文化大使に
舞台やドラマなどで活躍している伊那市出身の俳優、羽場裕一さんが、伊那市芸術文化大使に任命されました。
27日は、伊那市役所で委嘱式が行われ白鳥孝伊那市長から委嘱状が手わたされました。
羽場さんは伊那市美篶中県区出身の51歳。
高遠高校在学中に演劇部に所属、卒業後は東京にある「劇団夢の遊民社」に入り俳優となり、舞台や映画など多くの作品に出演しています。
現在は横浜市在住で、7月からは東京の新国立劇場で行われる舞台への出演が決まっているという事です。
羽場さんは、「役者は顔が名刺と教えられてきたが、今回頂いた名刺の重みに負けないよう、伊那をPRし、役者としてもしっかりやっていきたい」と話していました。
伊那市特命大使には、これまでに、子どもタレントの鈴木福君や脚本家で映画監督の三谷幸喜さん等が任命されていて、羽場さんで10人目となります。 -
南箕輪村の保育園で一斉に卒園式
南箕輪村にある5つの保育園で26日一斉に卒園式が行われました。
このうち北殿にある南箕輪中部保育園では42人が卒園しました。
式では、清水すみゑ園長がひとりひとりに保育証書を手渡しました。
園児たちは、保育園で楽しかったことを発表しました。
園児たちは、もらった証書を「ありがとう」と言いながら保護者に手渡しました。
清水園長は、「みなさんはこれから生きていくための最初の準備が整いました。小学校に向けて出発です」と園児たちに呼びかけました。
南箕輪村では26日、5つあるすべての保育園で卒園式が行われ、全体で142人が卒園しました。 -
富県小4年生が水路脇に不法投棄防止看板設置
伊那市の富県小学校の4年生は総合学習のまとめとして、ごみの不法投棄防止を呼び掛ける看板を学校近くの水路脇に26日設置しました。
26日は、4年生19人と学習を手伝ってもらっている春富土地改良区の組合員らが作業を行い、富県地区の水路脇6か所に看板を設置しました。
富県小4年生は、総合学習の時間に地域の水路の歴史などを学んできました。
その中で、水路への不法投棄があることを知った児童は、地域の人の役に立ちたいと看板を制作し、設置することにしました。
看板は、4年生が卒業するまでの2年間設置されるということです。 -
「絵島 ~美しき流人 大奥から高遠へ~」特別展開幕
伊那市高遠町歴史博物館の特別展「絵島 縲恃・オき流人 大奥から高遠へ縲怐vが、23日から始まりました。
この日は、オープニング式典が歴史博物館で行われ、関係者らが特別展の開幕を祝いました。
式典で、絵島にゆかりのある蓮華寺の長谷川湛道住職は「絵島には人を引き寄せる魅力がある。多くの人に絵島について知ってもらいたい」と挨拶しました。
絵島は江戸時代の大奥の女中で、幕府の権力抗争の中、絵島生島事件の罪人として高遠に幽閉されました。
今回、絵島が長く過ごした高遠の地での生活について知ってもらおうと、実際に絵島が使った道具なども展示されています。
特に絵島が身につけていたとされる夜具は、今回初めて展示されました。
白鳥孝市長は「実際に使ったものもありとてもおもしろい。絵島生島事件で有名な絵島だが、高遠での生活も多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
北原紀孝館長は「美術館を見てから高遠町内の歌碑などを尋ねればさらに面白いと思う。多くの人に見に来てもらいたい」と話していました。
特別展「絵島 縲恃・オき流人 大奥から高遠へ縲怐vは高遠町歴史博物館で6月23日まで開かれています。
入場料は一般が400円、小中学生が200円となっています。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏楽部によるジョイントコンサートが24日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏楽部合同のジョイントコンサートは、毎年この時期に開かれていて、今年で34回目となります。
部をこえたつながりを深めようと、今年は初めての試みとして、ミュージカルを行いました。
未来への希望を失った主人公が動物たちと触れ合う中で自信を取り戻していくストーリーで、ディズニーメドレーを演奏しました。
コンサートの模様は4月2日からご覧のチャンネルで放送します。 -
新山保育園 再開目指し説明会
平成21年度から休園となっている伊那市の新山保育園について考える会は、保育園再開を目指す地域の保護者を対象にした説明会を24日、開きました。
説明会は、乳幼児を持つ親を対象に開かれ、12世帯およそ20人が参加しました。
新山保育園は、平成21年度から休園中で、平成28年度までに再開しないと廃園となります。
再開には、定員の半分の20人の園児が必要です。
24日は、再開までの流れや現状を説明しました。
保護者からは「再開後、1人でも足りなくなったら再び休園ということもありうるのか」「再開となった場合、トイレなどの設備は改修してもらえるのか」などの声があがっていました。
新山保育園・小学校を考える会によりますと、平成25年度の新山地区の6歳以下の数は、6歳5歳共に2人ずつ、4歳が3人と合わせて7人です。
しかし、3歳以下は3歳が7人、2歳が6人、1歳が8人と増加傾向にあるということです。
会では、廃園決定の期限となる来年秋までの1年半、再開に全力を注ぐと話します。
保育園の存続を願う保護者が多かったことから、考える会では今後、隣接する地域の家庭や地区外に住む新山出身者の家庭に対し呼び掛けを行っていく考えです。 -
箕輪町の保育園で卒園式
箕輪町内の9つの保育園で、25日一斉に卒園式が行われました。
このうち松島保育園では63人が卒園しました。
式では、川上きよ子園長がひとりひとりに保育証書を手渡しました。
証書を受け取った園児たちは、保護者の前で将来の夢や小学校で頑張りたいことを発表しました。
箕輪町が交流を続けている静岡県浜松市の庄内地区から届けられたガーベラとフリージアの花が担任から園児に手渡されました。
川上園長は、「保育園ではたくさんのことに挑戦してきました。小学校で大変なことがあってもみんなで力を合わせれば幸せという鳥が飛んでくることでしょう」と園児たちに呼びかけました。
箕輪町では9つの保育園で卒園式が行われ、全体で261人が卒園しました。 -
伊那技術専門校 修了式
南箕輪村の伊那技術専門校で18日、修了式が行われました。
18日は普通課程のメカトロニクス科と情報システム科、短期課程の機械科、今期で閉講となるパソコン活用科で学んだ35人が修了しました。
伊那市を中心に上伊那在住者がほとんどで、年齢は二十歳から44歳までとなっています。
吉川一彦校長から各科の代表者に修了証書が手渡されました。
吉川校長は、「あきらめず目標を定め、積極的に仕事に取り組めば、組織の中核的な技能者になれると信じています」と式辞を述べました。
修了生を代表して情報システム科の春日光さんは、「ここで学んだ技術をさらに向上させ、社会に貢献できるよう、なお一層努力をしていきたい」と答辞を述べました。
修了生35人のうち、22人の就職が内定しているということです。 -
退会者が最後の太鼓演奏
箕輪町の子ども太鼓グループみのわ太鼓ジュニアの閉講式が17日、町地域交流センターで行われ今年度の退会者が仲間とともに最後の演奏を披露しました。
みのわ太鼓ジュニアは町文化センターの講座のひとつとして開かれていて今年で発足10年の節目を迎えています。
小学3年生から中学生まで25人が所属していて月4回、稽古に励んでいます。
中学卒業生など退会する5人を代表して北原亮太君があいさつをしました。
北原君は「太鼓を続けるなかでみんなの集中力が高まり悔いのない演奏ができるようになった」と話し指導者や仲間に感謝していました。
来年度は10人以上が入会を予定していて、三沢興宣代表は「多くの仲間とともにレベルアップを図っていきたい」と話していました。 -
保護者が阿部知事と懇談
南箕輪村の保育園児や小中学生の子どもを持つ保護者らと阿部守一知事との懇談会が23日、南箕輪村民センターで開かれ、保護者らは障害者教育などの充実を訴えました。
この日は、保護者の他、学校教諭や中学生などおよそ90人が参加しました。
懇談会は保護者達の声を知事に伝えようと、知事と子育て・教育を語る懇談会実行委員会が開いたものです。
懇談会は質疑応答形式で行われ、参加者からは主に障害者教育について意見が出されていました。
ある保護者が「障害のある子どもは高校を出ても行くあてがすぐ見つからない。そういった部分において長野県から補助してもらいたい」と意見を述べると阿部知事は「すでにある福祉施設を活用して、そういった場所作りをしていくことができれば素晴らしい。今後検討していきたい」と話していました。
また、この日は参加した南箕輪中学校の生徒が、いじめをなくそうと作った人権宣言について説明し、いじめ撲滅への思いを話しました。
人権宣言は、○いじめや差別で困っている人がいたら必ず力を貸します ○思いやりの心を忘れず、相手の立場になって考え仲間を大切にします竏窒ネど5つの項目からできていて、すべて中学生が考えました。
ある女子中学生は「私たちが考えた結果はこうなったが、後輩達の考え方がまた違っても良いと思う。その時々に私たちが考えるということが大切だと思う」と話していました。
阿部知事は「いじめについて大人達の言う通りにするのではなく、自分たちでなんとかしようという思いが素晴らしい。その思いをこれからも持ち続けてください」と生徒達に呼びかけていました。
実行委員会の玉城一也会長は「地域の声を知事に直接聞いてもらうことができて良かった。こういった機会が県内各地で活発にできれば」と話していました。 -
学生235人が巣立ち
信州大学農学部の卒業式が23日、南箕輪村の農学部のキャンパスで行われました。
この日は、信州大学の山沢清人学長から代表の学生に卒業証書が手渡されました。
今年卒業するのは、学部生170人、修了生62人、博士課程3人の、合わせて235人です。
中村宗一郎学部長は「みなさんへの社会からの期待は大きい。何事にも前向きに、持てる力を存分に発揮して頑張ってください」とあいさつしました。
卒業生を代表して、森林科学科の桑畑亜矢子さんは「大学で学んだ多くのものを糧に、自分を磨きながら社会の一員として精進していきたい」と謝辞を述べました。
式の最後には、南箕輪村のイメージキャラクターまっくんの指揮で蛍の光を斉唱しました。
式が終わると、後輩たちから花束を渡されたり、仲間と写真を撮るなどして別れを惜しんでいました。
ある卒業生は「大学のある地域に就職するので、この地域を元気にできるような社会人になりたいです」と話していました。
今年卒業を迎えた学生のうち、博士課程をのぞいた、232人ほとんどの進路は決まっていて、6割の学生が就職、4割が大学院への進学となっています。 -
公立高校後期選抜試験合格発表
公立高校後期選抜試験の合格発表が22日、県内一斉に行われました。
上伊那の公立高校では1,004人が合格し、喜びの春が訪れました。
このうち伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、朝8時半に合格者の受験番号が張り出されると、受験生やその保護者らが自分の番号を確認していました。
長野県教育委員会によりますと、県内の公立高校全日制では1万2,516人が受験し、1万1,517人が合格。
定時制では、186人が受験し158人が合格。
多部単位制では185人が受験し172人が合格しています。
伊那弥生ヶ丘高校では、240人の定員に対し263人が受験し、244人が合格しました。
受験生や保護者らは、番号を見つけると、写真を撮ったり家族や友人に電話をかけていました。
伊那弥生ヶ丘高校の入学式は、来月4日に行われます。
なお、上伊那の高校の再募集は、辰野高校普通科が3人、商業科が14人、上農高校生物科学科が2人、高遠高校普通科が6人となっています。 -
伊那市の全保育園で卒園式
伊那市内の保育園で22日一斉に卒園式が行われ、全体で586人が慣れ親しんだ学び舎を後にしました。
このうち竜東保育園では、年長児50人が卒園しました。
卒園式では、園児2人一組で手をつないで入場すると、山岸加代子園長からひとりひとりに保育証書が手渡されました。
園児たちは、名前を呼ばれると「ありがとうございます」と言って証書を受け取っていました。
竜東保育園は、昭和30年に建設され、昭和51年に全面改築されましたが、老朽化が進んでいるため、新しい園舎が来年2月の完成予定で新築さることになっています。
新しい園舎が完成するまでは、市役所東側の仮設の園舎で過ごすことになっていて、現在の建物では最後の卒園式となりました。
山岸園長は、「年長さんたちは、いろんなことを力いっぱいやってくれた。心と体についた力を持って小学校に行ってください」と卒園児たちによびかけました。
この日通いなれた園舎を巣立った子どもたちは、4月から小学1年生としてあらたな一歩を踏み出します。 -
みのわ太鼓ジュニア 退会者が最後の演奏
箕輪町の子ども太鼓グループみのわ太鼓ジュニアの閉講式が17日、町地域交流センターで行わて、今年度の退会者が仲間とともに最後の演奏を披露しました。
みのわ太鼓ジュニアは町文化センターの講座のひとつとして開かれていて今年で発足10年の節目を迎えています。
小学3年生から中学生まで25人が所属していて月4回、稽古に励んでいます。
中学卒業生など退会する5人を代表して北原亮太君があいさつをしました。
北原君は「太鼓を続けるなかでみんなの集中力が高まり悔いのない演奏ができるようになった」と話し指導者や仲間に感謝していました。
来年度は10人以上が入会を予定していて、三沢興宣代表は「多くの仲間とともにレベルアップを図っていきたい」と話していました。 -
上伊那の中学校で卒業式ピーク
上伊那のほとんどの中学校で19日、卒業式が行われ、生徒達は9年間の義務教育を終え、新たな第一歩を歩み出しました。
このうち伊那市の春富中学校では、男子73人、女子75人の合わせて148人が卒業を迎えました。
式では、村田正美校長から生徒一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
春富中学校は、昭和38年に富県中学校と東春近中学校、西春近中学校の3校が統合しました。
今年度は、統合して50周年を迎えます。
50年の歴史の中で、今年度卒業する148人を加え、延べ1万106人を輩出してきました。
式辞で、村田校長は「部活動や文化祭では、努力することの大切さ、希望と勇気を与えてくれた。中学校生活で学んだ事を心に刻み、新たな道を歩んでほしい」と挨拶しました。
卒業生を代表して北原悠哉君は「進路の実現に向け全員で合格するために必死にやってきた。悔いは無い」と話していました。
卒業生148人は、胸を張って通い慣れた学び舎を後にしていました。
公立高校後期選抜試験の合格発表は、22日金曜日に行われます。 -
若手音楽家と「楽器を体験」、「演奏に参加」
若手音楽家の演奏に合わせ、子供達が身近にある物を使って音を出す、参加体験型コンサートが伊那市の伊那文化会館で17日、開かれました。
会場では、県内出身の若手音楽家6人が演奏し、訪れたおよそ300人の親子が、コンサートを楽しんでいました。
コンサートは、子供達が楽器を身近に感じてもらい、演奏を楽しんでもらえるよう工夫されていました。
ロシアの音楽童話「ピーターとおおかみ」で、狩人や動物が登場するシーンになると、会場の子供たちが、紙の筒を叩いたり、ストロー吹いたりして演奏に参加していました。
この他に、アニメソングなどの演奏や楽器の種類をあてるクイズ、マカロニやストローなどを笛のように使い音を出す体験が行われました。
この参加体験型のコンサートは、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環で行われたもので、伊那市は県内で2番目の開催となっています。 -
巣立ちの春 小学校卒業式ピーク
上伊那地域の多くの小学校で16日、卒業式が行われました。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では伊那市と箕輪町の、14の小学校で卒業式が行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校では、今年度男子37人、女子55人の、合わせて92人が卒業を迎えました。
式では、久保田之義校長から、卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡され、緊張した面持ちで受け取っていました。 -
展示室設置に合わせてブロンズ像寄贈
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月の常設展示が、10日から伊那市創造館で始まりました。
これに合わせて16日、井月のブロンズ像が伊那市に寄贈されました。
この日は、創造館でブロンズ像の除幕式が行われました。
辰野町出身の彫刻家で、創造館や伊那市駅前の彫刻も手がけた瀬戸團治の四男、瀬戸剛さんが製作したものです。
井月顕彰会の堀内功会長が購入したものを、常設展示に合わせて伊那市に寄贈しました。
堀内会長は「少し本物より男っぷりが良すぎる気がするが、展示室がより華やいで素晴らしくなると思う」と話していました。
ブロンズ像は、台座も合わせ高さおよそ1メートル60センチです。
もともと俳句や井月に興味があった瀬戸さんが、一昨年公開された映画「ほかいびと伊那の井月」を観て製作を決めたということです。
瀬戸さんは「主演の俳優・田中泯さんの印象が強くなったが、50代の井月をイメージして作った」と話していました。
ブロンズ像は、創造館1階に設置された、井上井月常設展示室の中央に置かれることになっています。 -
軌跡 荒川於鶴さん個展
箕輪町在住の画家、荒川於鶴さんの個展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはおよそ30点の油絵が展示されています。
荒川さんは、35年前から作品制作を始め、自身の心の動きを描いているということです。
毎年東京で開かれる国画会に20年間出品していて、今回はその集大成に初めて地元で個展を開きました。
これは、去年制作された作品「眠(ねむり)」です。
東日本大震災で人の死に触れたことをきっかけに制作されたもので、大切なものを残して亡くなっていく人の無念さを描いているということです。
荒川さんは、「見た人が何か感じることが一つでもあれば嬉しい」と話していました。
軌跡 荒川於鶴個展は18日月曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
卒業式シーズン 本番!
16日から上伊那地域の小中学校の卒業式シーズンが本番を迎えます。
卒業式を前に15日は3学期の終業式が行われました。
伊那市の伊那東小学校は、来週18日に卒業式が行われます。
15日は、終業式にあわせて通知表が児童たちに手渡されました。
6年生の教室では、小学校最後の通知表が担任から1人1人に手渡されました。
児童たちは、自分の3学期の成績をまず確認。
となりの友達と見せ合ったりしていました。
全校児童640人が体育館に集まり行われた終業式では、1年生と6年生が発表しました。
1年生は、入学してから経験したことを歌にしました。
6年生は、あいさつをがんばろうなどと決めた学年目標を振り返りながら、生きるという詞を全員で朗読しました。
北原宏校長は、「卒業式では、大きな声で心をこめて6年生を送りましょう。6年生は、胸をはって堂々と式に臨んでください。」と児童たちによびかけました。
伊那東小学校の卒業式は、18日に行われます。
6年生は、119人で4月から中学校生活をスタートさせます。 -
伊那市教育委員会 体罰の実態調査結果を報告
伊那市教育委員会は小中学校での体罰について、平成24年度の実態調査の結果を15日、報告しました。
体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
調査は長野県教育委員会の調査の為、市教委が教職員と児童や生徒、保護者を対象に行ったものです。
市内の小中学校の教職員、児童生徒、保護者合わせて1万1,474人にアンケートを依頼し、うち1万666人から回答がありました。
その結果、体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
体罰を見聞きしたと答えた職員は14人、児童や生徒は44人、保護者は38人でした。
短時間の正座や言葉による叱りなどの内容を除いたところ、事実確認が必要と判断したのは4人の教職員でした。
この4人の教職員に対し、学校長が事実確認をし、該当の子どもや保護者に対し説明や謝罪を行い、体罰に対するわだかまりは解けたということです。
そのため市教委では、これらの事案は体罰には当たらないとして調査対象期間中の体罰はなかったと報告しました。
市教委では「学校長を中心に子どもの人権を尊重し、いじめや体罰のない学校づくりが進むよう、指導助言を行っていく」としています。 -
長谷保育園の遊具修繕
老朽化や安全基準の変更などで使えなくなっていた伊那市長谷保育園の木製遊具が修繕され、使用できるようになりました。
14日は、修繕が完了した遊具で、子ども達が元気に遊びました。
この遊具は、長谷保育園が新築された平成10年に、地元の商工会青年部が手作りしたものです。
それから10年以上が経過し、木が老朽化したことや、安全基準が変更になったことなどから、3年前から使用を制限していました。
保育園では、青年部が作ってくれた遊具を取り壊すのは忍びないと、自分たちで修繕して使うことにしました。
新たに転落防止のための透明なパネルを設置し、そこに園児たちが絵を描きました。
遊具を作った青年部のメンバーも、今回の修繕を喜んでいました。
長谷保育園では、遊具を使って、皆で楽しく遊びたいと話していました。 -
北原 泰治さん油絵展
伊那市高遠町在住の画家・北原 泰治(たいじ)さんの油絵展が、14日から、旭町のはら美術で始まりました。
会場には、高遠町を中心とする風景画45点が展示されています。
北原さんは、高遠町長藤で生まれ育ち、独学で絵画を学んできました。
日展に入選しているほか、示現会賞を受賞するなどの経歴を持ちます。
はら美術での個展は3年ごと開いていて4回目となります。
特に、地元である高遠の風景を好んで描いていて、桜の季節を前に展示会を開きました。
高遠は、2つのアルプスに、花々、川、谷、丘があり、絵になる地形だと話しています。
北原 泰治さんの油絵展は、20日(水)まで、伊那市旭町のはら美術で開かれています。