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県立高校の募集定員 発表
県教育委員会は、来年度の県立高校の募集定員を2日に発表しました。
上伊那の状況をお伝えします。
辰野高校です。
普通科120人、商業科40人の募集です。
上伊那農業高校は、生産環境科、園芸科学科、生物科学科、緑地創造科、それぞれ40人の募集です。
高遠高校は、普通科120人の募集。
伊那北高校は、普通科200人、理数科40人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校は、普通科160人、商業科80人の募集です。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で、120人の募集となっています。
多部制の箕輪進修高校です。
普通科I部・II部合わせて80人、III部は40人、クリエイト工学科はI部のみの募集で40人です。
なお、選抜試験は前期試験が来年2月8日に、後期試験が3月7日に行われる予定です。 -
学習の成果や研究結果を発表
農業に関する実習や研究などを行なっている上伊那農業高校の生徒が学習の成果や、日頃の取り組みを発表する収穫祭が、2日行われました。
収穫祭では日本学校農業クラブの意見発表などで入賞した生徒に賞状が伝達されました。
このうち生物工学科3年の北沢昭君は「未来へ想い描く牧場」という演題で意見発表し、北信越ブロック大会で最優秀賞を受賞しました。
内容は、「祖父がつくり、父親が大きくした牧場を、厳しい経営環境の中、独自のアイデアで発展させていきたい」といもので北沢君の酪農家として働いていく決意が表れたものとなっています。
収穫祭ではほかに4つの学科別に代表生徒が取り組んでいる課外活動や、研究について発表しました。
このうち生産環境科では、使った肥料の、量の違いが水稲の生育に及ぼす影響や、栽培した雑穀の利活用、また取得した資格などについて発表していました。
上伊那農業高校では、「食」「農」「環境」を柱に生命の学習に取り組んでいて食育教育の推進にも力をいれていくということです。 -
高遠小学校2年生 蚕の飼育学習発表
伊那市の高遠小学校の2年生は27日、1学期に蚕を飼育した学習の成果を、地域の人達に発表しました。
この日は、伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、高遠小の2年生45人が地域の人達を招いて発表会を開きました。
2年生は今年6月に駒ヶ根市のシルクミュージアムを見学した事がきっかけで蚕の飼育をしてきました。
発表会では、グループごと、繭の指人形劇や、蚕の替え唄、俳句などを披露しました。
子ども達は、「最初は触る事ができなかったけれど、エサやりをしているうちに触れるようになった」「糸を吐いて繭を作り始めた時はうれしかった」と話していました。
高遠小学校では、「子供と地元の人が関わりながら学習する事で地域を賑やかにしていきたい」と話していました。 -
新山小 地域公開参観
小規模特認校の指定を受けている伊那市の新山小学校で29日、地域公開参観が行われました。
この日は、祖父母参観に合わせて1時間目の授業が地域にも公開され、訪れた人たちが授業の様子を見学しました。
新山小学校は、児童数の減少などから平成21年度に市内のどこからでも通うことができる小規模特認校の指定を受けました。
地域公開参観は、小規模学校ならではの授業風景を見学してもらおうと開かれていて、この日は祖父母を中心におよそ50人が訪れました。
1年生のクラスでは、子ども達が自分で拾ってきたどんぐりを使って、コマやヤジロベーを作りました。
地域外から訪れた人もいて、各クラスの授業の様子を見て回っていました。
岩崎勝幸校長は「小規模ならではの特性を生かした地域との交流や自然学習など、様々な魅力がある。多くの人にそれを感じてもらいたい」と話していました。
現在、新山小学校は全校で31人の児童がいて、そのうち小規模特認校制度を利用して通っている児童が7人います。
新山小学校では「地域の子どもも少しずつ減ってきているので、新山小学校がどんな学校なのか大勢の人に知ってもらいたい」と話していました。 -
阿部知事 伊那市を訪問
阿部守一長野県知事は31日、伊那市を訪れ、上伊那8市町村長との意見交換や、教育現場を視察しました。
阿部知事は、4年間で50校を目標に県内の小中学校や高校を視察する事を公約に掲げていて、上伊那で初めてとなる今回は、長年総合学習に取り組んでいる伊那小学校を訪れました。
阿部知事は2年夏組と5年仁組の授業を見学。
夏組は、去年9月から豚を飼育しています。
阿部知事は「休みの日の飼育はどうしているんですか」などと児童に質問していました。
西天について学んでいる仁組の児童は「西天は命の水ということを伝えていきたい」「地産地消の心を忘れないようにしたい」などと発表しました。 -
伊那千秋会 菊花大展示会
伊那市と南箕輪村の菊の愛好会でつくる、伊那千秋会の大菊花展示会が、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で開かれています。
会場には、およそ450点の作品が並んでいます。
最高賞となる千秋会賞には、南箕輪村大芝区の松沢政文さんの菊が選ばれています。
千秋会の菊花大展示会は、11月3日まで大芝高原屋内運動場で開かれています。 -
特別展「戦国時代のみのわ」
箕輪町郷土博物館で29日から、特別展「戦国時代のみのわ」が始まりました。
戦国時代から江戸時代へ向かう激動の時代の箕輪地方を、当時の領主だった藤沢頼親の足跡をたどりながら紹介する特別展です。
今回、藤沢頼親の位牌と、頼親が書いたとされる古文書が初めて展示されています。
これらは山形村の宝積寺が所蔵しているものです。
頼親は、時の高遠城主、保科正直に攻められ、松本へ逃げたとも、自害したとも伝えられていて、これらの所蔵品は松本へ逃げたのではないかと推測できる貴重な資料ということです。
このほか、福与城周辺を再現したジオラマや刀のほか、城跡や戦があったとされる場所などを撮影した写真も展示しています。
郷土博物館では、「地域の歴史を知るきっかけにしてほしい」と話しています。
特別展「戦国時代のみのわ」は11月20日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。 -
伊那小児童がカボチャ提灯づくり
伊那市の伊那小学校の児童は、29日に伊那北駅周辺などで行われるイベント、「伊那まちハッピーハロウィン」に向けて、27日カボチャの提灯作りを行いました。
27日は、伊那小学校のプールサイドで、カボチャ提灯づくりが行われました。
提灯作りを行ったのは、伊那小の3・4・6年の児童およそ120人です。
ハロウィンのイベントは、10年前から伊那市山寺八幡町の商店街が中心となり進めてきましたが、去年から、坂下・荒井・西町の商店街も参加しています。
今年は、イベントの名称を「伊那まちハッピーハロウィン」と変えて行うことになりました。
伊那小の子どもたちは、イベントが始まったときから、毎年提灯作りに参加しています。
子どもたちは、それぞれが考えたデザインにカボチャをくりぬいていました。
カボチャは400個用意され、そのうち、今日、児童が200個を提灯にしました。
伊那まちハッピーハロウィンは、29日午後2時から、伊那北駅北側広場で行なわれる予定です。
カボチャ提灯の点灯は、午後5時を予定しています。 -
伊那街道を歩こう会 明十橋たもとに道標の移設
江戸時代に活用され、50年にわたり、個人宅で保管されていた道標が、27日、伊那市坂下の明十橋のたもとに移設されました。
27日は、歴史の道 伊那街道を歩こう会の役員6人ほどが、コンクリートに穴をあけ、道標を立てる作業を行いました。
道標は、もともと、今回建てられた場所の道路の対角にありました。その後、道路の工事などの整備により打ち捨てられていた道標は、近くに住む福沢六朗さん宅で50年にわたり大切に保管されてきました。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金事業の補助を受け、道標を、人目に着きやすい場所に、移設することになりました。
この辻は、昔、羽広道と伊那街道が交差する地点でした。江戸時代、文政8年、1825年に建立されたという道標には、右は江戸、左は善光寺とかかれています。
会員らは、道標が垂直になっているかどうかを確認しながら、コンクリートで底を固めるなどの作業をしていました。
伊那街道を歩こう会では、この道標の由緒を説明した看板を明日設置する予定です。 -
陶芸親子三人展
飯田市で陶芸をしている親子の三人展が26日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には日常使いの器などおよそ200点が展示されています。
展示をしているのは、飯田市の陶芸家、北沢正和さんと長男の耕作さん、二男の瑞樹さんの3人です。
北沢さん親子の作品は、身近な里山の動植物を描いた日常に使う食器と花器が中心です。
今回は、長男の耕作さんが作る異国情緒あるギリシャ風の壺も展示しています。
北沢さんは、「私達が住んでいる豊かな自然を日常の食器から感じてほしい」と話していました。
この陶芸親子三人展は31日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
上伊那農業高校 チェーンソー講習会
上伊那農業高校緑地工学科の生徒は19日、箕輪町でチェーンソーの実習を行いました。
箕輪町木下の民有林で講習を受けたのは、上農高校緑地工学科の2年生39人です。
これは、林業の後継者育成を目的に国が行っている事業の一環で、上農高校ではこの助成を受けて平成18年から毎年行っています。
生徒はグループに分かれ、持ち方や姿勢などの基本から実際の伐採まで、林業士から学んでいました。
上農高校では、チェーンソーを扱える生徒を増やすことで、手が行き届かずに荒れてしまっている、地域の森林整備ができる人材を育成していきたいという事です -
第12回邦楽子どものつどい
伊那三曲協会による「第12回邦楽子どものつどい」が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那三曲協会で琴や尺八、三味線を習う園児から高校生までおよそ40人が集まり、日ごろの練習の成果を披露しました。
幼い時から日本の音楽に親しんでもらおうと、始めた子どもだけの発表会は今年で12年目となります。
コンサートの最後の「三段の調」では、19人の子どもたちが琴、三味線、尺八の合奏を披露し、会場を楽しませていた。
三曲協会の吉田祐山会長「人前で演奏する事によって、技術面、精神面を高めると共に、人生の大きな糧にしてほしい」と話していました -
富県の民話「真菰が池のおしどり」紙芝居に
伊那市長谷に伝わる民話などを紙芝居にして語り伝えてきた「糸ぐるま」は、伊那市富県の民話、「真菰が池のおしどり」の切り絵紙芝居を製作し、16日、初披露しました。
会場となった北福地集落センターにはおよそ60人があつまり、地元で語り伝えられてきた、話に耳を傾けていました。
富県のとうこうじ東光寺に伝わる民話「まこも真菰が池のおしどり」は、つがいのおしどりを弓矢で射ぬき殺してしまった武士の話を通して命の大切さを伝える民話です。
北福地社会福祉協議会では、この民話を通して、地域の絆の大切さや、故郷への愛着を育んでもらおうと、糸ぐるまのくぼた久保田ふみこ文子さんに、紙芝居の製作を依頼しました。
依頼を受け久保田さんは、地元残る文献を調べたり、聞き取り調査を2カ月ほど行い、14枚で構成する「まこも真菰が池のおしどり」の紙芝居をつくりました。
久保田さんは「夫婦愛や、自分のした事を悔い改めるなど現代に通じるものがある。より多くの人に見てもらえるよう、発表していきたい」と話していました。
紙芝居を見たある男性は「昔、お爺さんさんから聞かせてもらった事を思い出した。今日紙芝居を見て、地域で語り伝えていかなければならいと改めて思った」と話していました -
神子柴遺跡について学ぶ
貴重な石器が数多く出土している、南箕輪村の神子柴遺跡について学ぶ講演会が22日、神子柴公民館で開かれました。
会場には区民などおよそ30人が集まり、長野県立歴史館の贄田明さんから説明を受けました。
神子柴遺跡は、旧石器時代から縄文時代にかけて作られたと推測される石器が、傷の少ない状態で数多く出土している珍しい場所で、「神子柴系石器」と名前が付けられています。
贄田さんによりますと、神子柴遺跡の石やりは、精密で薄いものが多いということです。
また、神子柴遺跡で見つかった石器には新潟県の石が使われていて、贄田さんは「新潟でつくられた石器が何らかの理由で神子柴遺跡に集まってきた可能性がある」と話していました。
贄田さんは「日本の歴史上で、旧石器時代と縄文時代の区分に関わる非常に重要な遺跡。多くの人にこの遺跡の素晴らしさを知ってもらいたい」と話していました。 -
中尾歌舞伎 秋季公演まで2週間
11月6日の中尾歌舞伎秋季公演まで2週間。
昨夜は、役者たちの衣装合わせが行なわれました。
着付けを担当するのは、地元中尾の山崎咲子さんと加藤ふたば二葉さんです。
昭和61年の復活以来、20年以上にわたり裏方として舞台を支えています。
衣装をつけてもらい子どもたちもやる気まんまんです。
11月6日の演目は、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」。
母親の重の井が、わが子三吉に名乗ることもできずに別れていくという子別れのストーリーです。
衣装をつけた役者たちは、師匠の西村清典さんの指導のもと、稽古に励んでいました。
中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月6日に中尾座で開かれます。 -
旧井澤家住宅祈祷札 一般公開
平成16年、旧井澤家住宅を全面改築するための解体作業で天井裏から発見された祈祷札が、22日から伊那市西町の旧井澤家住宅で一般公開されます。
祈祷札は、大般若経を転読し、村の安全や五穀豊穣を祈った際に使われていたものと見られ、古いもので元文3年、1737年のものがあります。
祈祷札は、65枚見つかり、今回はそのうち20枚が展示されます。
伊那部宿に詳しい久保村覚人さんは、井澤家の建築された時代を特定するのに重要な資料。
当時の井澤家が裕福だったこともうかがい知ることができると話しています。
また今回は、井上井月が句に読んでいる江戸時代の漢詩人、大窪詩仏の屏風も公開されます。
伊那部宿を考える会の森功会長は、「所蔵品を本格的に公開するのは、今回が初めて」と話しています。
旧井澤家の所蔵品展は、22日から30日まで開かれます。 -
雅楽とイルミネーション競演
イルミネーションフェスティバル開催中の南箕輪村大芝高原で、16日に世界最古のオーケストラといわれる雅楽の演奏会がありました。
きらびやかなイルミネーションの光に包まれた高原に古式ゆかしい雅楽の音色が響いていました。
この演奏会を開いたのは、上伊那地域の神職らで組織されている伊那雅楽会で、神社の祭典での演奏や去年からは介護施設の慰問も行なっています。
暗闇にきらめくイルミネーションの光の中、古典楽曲のほか、ポップスなども演奏され、公園を訪れた多くの人が足を止め、幽玄で幻想的な響きに耳を傾けていました。
演奏の途中には、中学生の巫女による浦安の舞もあり、観客からは拍手が送られていました。
伊那市出身のピアニスト、平澤真希さんは、タイやラオスに伝わる民族楽器ケーンでゲスト参加しました。
ケーンは、吹いても吸っても音が出る楽器で、雅楽で使う笙の原型といわれています。
伊那雅楽会では、「社会貢献活動の一環。イルミネーションの明かりの中で日本の伝統にも親しんでもらえたと思う」と話していました。 -
伊那弥生ヶ丘高校で強歩大会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校伝統の強歩大会が13日開かれました。
伝統の強歩大会は今年で42回目です。
高校のグラウンド発着で、男子は箕輪町富田で折り返す30.1キロ、女子は伊那市羽広で折り返す22.7キロのコースです。
生徒達は、完歩を目指して走っていました。
女子では、バスケットボール部の2年生、田辺夢佳さんと島・ス美桜さんが同時に1位でゴールしました。
記録は1時間45分38秒で、田辺さんは2年連続の1位です。
男子の1位は、陸上部長距離の1年生、宮脇拓海君で、2時間10分19秒でゴールしました。 -
よみがえる被災地の風景
白日会会員で伊那市中央に住む洋画家奥村憲さんの作品展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで14日から始まりました。
東日本大震災で失われた風景が絵画でよみがえります。
1985年、青森県の浜辺を描いた「北の浜」。
1997年、青森県八戸の漁村を描いた「猟師小屋のある風景」。
2004年、同じく八戸の漁村を描いた「海辺の小屋」。
すべて今年の東日本大震災の津波で消えた風景です。
奥村憲さん70歳。
23歳から絵を描き始め、45年間連続して白日展に出品し続けてきました。
70歳で個展を開こうと準備していた矢先に東日本大震災が発生。
公害防止のため水質浄化処理の技術者として働いていた奥村さんは、東北地方に出張する機会が多くあり、漁港には多くの知人がいましたが、震災で大勢が亡くなり、描きためた風景も消えました。
100号の大作「消失北の街追想」は、震災後に描いた作品です。
岩手県宮古の漁港の様子を昔描いたスケッチなどをもとに完成させました。
津波により消えた震災前の風景がよみがえりました。
にぎやかな街の様子、東北地域特有の空を重く暗い色調で表現しています。
大作を中心に東北地方や北海道、伊那谷の風景42点が並ぶ奥村憲さんの洋画展は、23日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
南箕輪中 恒例落ち穂拾い
南箕輪中学校で14日、恒例の落ち穂拾いが行われました。
14日は、全校生徒およそ450人が地区ごとに分かれ落ち穂を拾いました。
落ち穂拾いは、地区の農家にお願いし、稲刈りが終わった田んぼを借りて毎年行っています。
1人1キロを目標としていて、各自が拾った落ち穂を自宅で干した後、学校に集めるということです。
米は、飢餓に苦しむ国に精米して毎年送っていましたが、今年は長野県北部地震の被災地栄村に送るということです。 -
伊那市出身 呉本俊松さん作品展
伊那市出身の現代美術作家、呉本 俊松さんの作品展が、伊那市のはら美術で開かれています。
呉本さんがはら美術で作品展を開くのは2002年以来2回目です。
呉本さんは伊那市に生まれ、小学校高学年までを伊那市で過ごしました。現在は大阪府に住んでいます。
今回は近作60点ほどを出品しています。
油絵を中心に制作していましたが、5年ほど前から、人物の彫刻作品を多く手がけています。
呉本さんは、1980年にジャパン・エンバ美術コンクールで大賞を受賞、日本国際美術展でも兵庫県立近代美術館賞を受賞しているほか、海外で個展を開くなど広く活動をしています。
彫刻は、モデリングペーストと呼ばれる固まる樹脂素材を使って形を作り、削って作ります。
人形の表情は、ためらいを持ち、思ったように行かない状態を表しているということですが、どことなくユーモアも感じられます。
今回の作品展にあわせ、呉本さんが住んでいた当時の伊那の風景を表現した木版画6点も展示されています。
この呉本俊松さんの作品展は、18日(火)まで、伊那市のはら美術で開かれています。 -
上農雑穀カレー レトルト製品化
上伊那農業高校の生徒が考えた雑穀入りカレーが、レトルトカレーとして製品化されました。
雑穀入りカレーは、雑穀の活用について取り組んでいる上伊那農業高校生産環境科生物班の生徒が中心となって考えたものです。
13日、完成したレトルトカレーに生徒が考えたラベルを張る作業が行われました。
上農雑穀カレーは、玉ねぎ、鶏肉、雑穀のモチキビ、アマランサスなどが入った「インド風チキン&雑穀カレー」です。
製品化にあたっては、い縲怩ネ雑穀ネットワークなどの協力を得ました。
8月に伊那市役所で行った試食会の後、業者を交えて味をさらに研究し、完成しました。 -
子ども神輿 お披露目
箕輪町の福与諏訪社の例大祭本祭りにあわせ、9日子ども神輿がお披露目されました。
子ども神輿は、全長3メートル、高さは1メートルほどです。
地元の有志でつくる「福与と人を元気にする会」が、住民参加による地域起こしを進めようと区内の子どもたちからデザインを募集し1ヶ月半かけて製作しました。
9日は、午前8時30分に福与公民館を出発し、諏訪社までの1キロのみちのりを1時間半かけて練り歩きました。
沿道では、地区住民たちが子どもたちに声をかけていました。
諏訪社の例大祭は、2007年まで約80年にわたり青年会による演芸が続いていましたが、会員不足により途絶えていました。
2月に発足した元気にする会は、まずできることからと神輿を活用した地域の活性化に取り組むことを決め、今日お披露目しました。 -
唄い継ぐ馬子歌 伊那節大会
古くから伊那の地で唄い継がれている伊那節の発表会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那節の発表会、伊那節大会は、後世に唄い継ごうと1988年、昭和63年から始まりました。
大会ではこれまでの優勝者、10人が顔を揃え、自慢の喉を披露していました。
伊那節は古くは御嶽山と呼ばれた馬子歌で江戸時代に権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ伊那谷の各地に広まりました。
10日は、伊那節大会の前身となる伊那節のど自慢の優勝者も歌声を披露しました。
1981年、昭和56年の優勝者で現在伊那節保存会副会長の北原正明さんは、「昔は宴会の席などで伊那節は、欠かせないものだった。地域に伝わる民謡が歌い継がれるよう盛り上げていきたい。」と話していました。 -
現役行司から軍配届く
南箕輪村南殿の殿村八幡宮でも子どもたちによる奉納相撲大会が9日に開かれました。
相撲を前に、現役の行司から贈られた軍配が大会を運営している奉納相撲奉賛会に手渡されました。
軍配は、日本相撲協会東関部屋に所属している行司、木村要之助さんから贈られました。
木村さんと親交がある北殿の佐々木功男さんが、奉納相撲で使っている軍配が古くなっていることを知り、製作してもらいました。
軍配についているふさは、木村さんが実際に使っていたものだということです。
奉納相撲の土俵開きの神事にあわせ、軍配の贈呈式が行なわれました。
軍配を受け取った奉賛会では、「地域の子どもがたくましく、心豊かに育つよう願いを込めて使わせていただきたい。」と感謝していました。 -
第30回荒井神社例大祭奉納こども相撲大会
伊那市荒井区の恒例行事「第30回荒井神社例大祭奉納こども相撲大会」が9日、荒井神社で開かれました。
大会には、区内から小学生およそ100人が出場しました。
荒井区では、荒井神社の例大祭に合わせ、毎年子ども相撲を奉納しています。
大会は、小学校1年生から6年生までの児童が、学年ごと男女に分かれトーナメント方式で対戦しました。
土俵上では、2分近い取り組みや、豪快な投げ技など熱戦が繰り広げられていました。
荒井区の武田治区長は「大勢の子ども達が参加してくれてとてもうれしい。荒井区の恒例行事として、これからも大切にしていきたい」と話していました。 -
伊那弥生ヶ丘高校100周年式典
伊那弥生ヶ丘高校の創立100周年記念式典が8日、伊那市の伊那文化会館で行われ、100年の節目を祝いました。
式典は、学校関係者や在校生、卒業生などが出席し、生徒による旧校歌の合唱で始まりました。
伊那弥生ヶ丘高校は、1911年、明治44年に長野県町立伊那実科高等女学校として始まり、1920年、大正9年に長野県伊那高等女学校になりました。
1949年、昭和24年に伊那弥生ヶ丘高等学校となり、今年で創立100周年を迎えました。
伝統的な校風、「自主自律」「文武両道」の精神のもと、これまでにおよそ2万5千人が学び、巣立っています。
100周年の記念事業では、学習室の整備、桜の植樹、楽器の購入、記念誌の発刊などが行われました。
式で百周年記念事業実行委員長の清水貞子同窓会長は、「よき伝統を継承しながら新たな校風を作り上げ発展してきました。生徒の皆さんは、多くの経験を積み重ね一層充実した学校生活を送ってください」とあいさつしました。
窪田善雄校長は、「100年の節目から新たな飛躍を遂げるよう努力していきます」と話しました。
生徒を代表して小田部宙生徒会長は、「歴史、伝統を次の世代に引き継ぐため精進していきます」とあいさつしました。
式典に続いて記念講演会が開かれ、東京大学大学院教授の姜尚中さんが「悩む力」と題して話しました。
姜さんは、「東日本大震災で、人を支えなければ自分も支えられないということを学んだ」と話し、「これからの時代は、自己本位で自分で考える、自分の身は自分で守る時代にしないといけない」と話しました。
そして「悩むことは生きている証拠。自分を支える生きる力と考え、希望に向かって生きてほしい」と話していました。 -
学校給食アイデア料理コンテスト審査会
箕輪町の小中学生が学校給食の献立を考えるアイデア料理コンテストの審査会が7日夜、箕輪町保健センターで開かれました。
コンテストは箕輪町の食育推進事業の一環で、今年で4年目です。
秋の献立を募集し、町内の中学校と5つの小学校から248人の応募がありました。
同日は、書類による1次審査で入賞作品に選ばれた6点から最優秀賞を選ぶ2次審査が行われました。
献立を考えた児童と生徒が、「野菜がたくさんとれるようにした」「和風、洋風、中華風といろいろな味を楽しめるようにした」などと、献立について発表しました。
その後、栄養士や役場職員ら15人が、季節感、色どり、味、オリジナル性などを考え、試食審査していました。
最優秀賞は来週決定する予定で、表彰は学校で行われます。
入賞した6つの献立は、それぞれの学校で、実際に給食で提供されるということです。 -
芸大准教授が小学生を指導
7月22日に開催される第25回伊澤修二記念音楽祭に参加する伊那市内の小学生が7日、東京芸術大学准教授から指導を受けました。
音楽祭に参加する市内の小学校3校のうち、伊那東小学校では2年生104人が指導を受けました。
音楽祭は、高遠町出身の伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代学長を務めていたことが縁で毎年開かれています。
伊那東小の音楽祭への参加は、去年に続き2回目です。
7日は、東京芸術大学音楽学部の山下薫子准教授が指導にあたりました。
山下さんは「大きな声で叫ぶのではなく、心の中で思いを伝えてください」「最近うれしかったことを思い出して気持ちを込めてみましょう」などと、部分ごとにアドバイスを送っていました。
第25回伊澤修二記念音楽祭は22日土曜日に高遠町文化体育館で開かれ、伊那東小は、第一部に参加します。 -
箕輪進修高校定時制III部 「進修祭」で太鼓の演奏を披露
箕輪町の箕輪進修高校定時制III部の生徒は、10月14日から開かれる文化祭「進修祭」で太鼓の演奏を披露します。
6日夜は、箕輪町文化センターで2回目の練習が行われました。
箕輪進修高校の定時制III部は、地元のみのわ太鼓保存会の協力を得て、毎年進修祭で太鼓を演奏しています。
指導するのは、みのわ太鼓保存会の三澤興宣代表です。
6日夜は、1年生から4年生までのおよそ40人が、進修祭で演奏する予定の3曲を練習しました。
三澤さんは「太鼓には強と弱、長と短しかない。この4つをいかに表現するかが大切。太鼓はチームプレーなので息を揃えて1つの音を出すように」などとアドバイスしていました。
進修祭では、14日と16日の2回演奏を行うということです。