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わんぱくひろば 災害について考える
ども達が自然に親しみながら遊ぶわんぱくひろばが伊那市の春日公園で、29日、行われました。今年は、災害について考えるコーナーが数多く設置されました。
わんぱくひろばは、30年以上続く恒例の行事で、ボウイスカウト等、市内の団体がコーナーを設けました。
今年は東日本大震災をうけ、多くの団体が「災害」について考えるコーナーを出していました。
このうち、非常食を作りのコーナーでは、空き缶を使いコメを炊く方法を教わりました。
参加した子ども達は、缶切りを使い上蓋部分を取り除くと、空き缶を飯ごう代わりに、コメを炊いていました。
被災地へのメッセージボードでは、油性ペンなどを使い、応援の言葉が書きこまれていました。
参加したある保護者は、「遊びながら災害や被災した人達の事を考え、思いやる心が養われれば」と話していました。
また、会場には、特設の遊具が設置され、春日公園には子供達の元気な声が響いていました。 -
でんがく寺子屋 開講
伊那市富県を拠点に活動する、歌舞劇団田楽座の伝統芸能講習会「でんがく寺子屋」が30日、富県の稽古場で開かれました。
30日から一泊二日の日程で行われた講習会には、県内外から8人が参加しました。
でんがく寺子屋は、伝統芸能の楽しさや魅力を感じてもらおうと開かれました。
この日は、参加者が2つのグループに別れて、花笠踊りと南京玉すだれの指導を田楽座のメンバーから受けました。
花笠踊りでは、基礎の動きとなる足腰の動かし方や、花笠の動かし方などを指導していました。
また南京玉すだれでは、参加者がすだれを釣竿に見せる動きを学んでいました。
ある参加者は「日本の伝統芸能をプロから教わることができて良かった」と話していました。
でんがく寺子屋は、4日、5日にも一泊二日の日程で開かれることになっています。 -
災害のあった今、保科正之公のドラマ化を
生誕祭の一環として、高遠町総合福祉センターやますそで、保科正之公の大河ドラマ化を目指してと題し、パネルディスカッションが行われ、パネリストからは、震災のあった今、正之公の指導力を学ぶべき等の意見が出されていました。
パネルディスカッションは、直木賞作家で伊那市ふるさと大使の中村彰彦さんや会津若松市長の管家一郎さん、猪苗代の偉人を管がる会会長の江花俊和さん、保科正之公の大河ドラマをつくる会副会長の伊東義人さんの4人をパネリストに迎え行われました。
中村さんは「西暦1657年江戸市街の大半を焼き、死者10万人を出したと言われる明歴の大火で、正之公は、民の幸福を第一に考え復興に尽力した」と話し、指導力を評価しました。
菅家さんは、東日本大震災があった今だからこそ、「正之の生き方を、NHKは信念をもって伝えるべき」、江花さんは「保科正之公の指導力が、今の政治に求められている」と話していました。
最後に、伊東さんは「あきらめずに広域的な運動を続け、一日でも早く署名を50万人の大台に乗せ、NHKへ10回目の要請をしたい」と話していました。
NHK大河ドラマ化に向けた署名は、29日現在、44万378人となっています。 -
保科正之公 生誕400年を祝う
今年は、旧高遠藩主保科正之公生誕400年。
伊那市高遠町では、生誕祭などが29日行われ、正之公の功績を振り返りました。
伊那市高遠町歴史博物館にある、石像の前で生誕祭が行われ、市内のほか、正之ゆかりの福島県会津若松市や猪苗代町から合わせて、80人が参加しました。
保科正之公の大河ドラマをつくる会会長の白鳥孝伊那市長は「400年たっても尚、偉業を私達に伝えている。
保科正之公の大河ドラマ化を出来るだけ早い時期に実現させ、災害時に強い指導力を発揮した正之を全国、全世界に発信していきたい」と挨拶しました。 -
幼保小連携推進委員会
保育園と小学校の連携をはかる「幼保小連携推進委員会」の今年度1回目の会議が27日に開かれ、今年4月から小学校に派遣されている保育士が報告を行いました。
伊那市は、小学校と保育園の連携を進め、それぞれの教育に活かしていこうと、今年4月から保育士を1人ずつ、伊那小学校と伊那北小学校に派遣しています。
この日は、その保育士2人から報告がありました。
このうち伊那小学校に派遣されている保育士からは「小学校では全体の指示で子供達は動いているので、取り残されてしまう子供もいる。わからない事、困っている事を、教師に自分の言葉で伝えられるような教育が保育園で必要と感じた」と話していました。
委員会は今後、月1回開かれ意見交換するほか、小学校に入学した時に親しみやすいよう、年長と5年生との交流などの推進を検討していくという事です。 -
放課後英語でエコレッスン
南箕輪村の英語教室「放課後英語」は、地球環境について考えるアースデーにあわせたエコレッスンを南殿の教室で開きました。
南箕輪村の翻訳事務所が開いている「放課後英語」には、保育園児から大人まで約70人が学んでいます。
毎年、4月22日のアースデーにあわせ、環境について学ぶエコレッスンを行なっていて、19日は、保育園児を対象にしたレッスンがありました。
地球について学んだあと、地球はなぜ青いのか、雨は、どこから降ってくるのか、などのクイズが出題されました。
子どもたちを指導している天田美咲さんは、「きれいな地球ですごすには、リサイクルが大切です。」と呼びかけていました。
このエコレッスンは、小学校低学年、高学年、大人も対象に21日まで行われました。 -
日本画県展90作品並ぶ
公募による日本画の展示会、日本画県展が、伊那文化会館で開かれています。
日本画県展は長野県日本画会が開いているもので、今年で40回目となります。
会場には、人物や、風景などを描いた作品90点が出品されています。
県日本画会によりますと岩絵具を使って描く日本画は、幾重にも塗り重ねることで、深みのある色あいが出せるということです。
県日本画会伊那支部からの出品作品のうち、入賞したのは、安藤知子さんの作品「野」です。
奨励賞を受賞した安藤さんの作品は、庭にある石像を描いたもので、石像の灰色と草の緑の対比のバランスが評価されたということです。
日本画県展は24日まで伊那文化会館で開かれていて、26日からは会場を松本市美術館に変えて開催されます。 -
伊那弥生ヶ丘高校 100周年記念植樹
明治44年の開校から今年で100周年を迎える伊那弥生ヶ丘高校で23日、記念植樹が行われました。
この日は同窓会員や在校生など50人が参加し、記念植樹が行われ、同窓会の有賀美知子副会長や小田部宙生徒会長ら4人が桜の苗木を植えました。
伊那弥生ヶ丘高校は、伊那実科女学校として明治44年に旧上伊那図書館、現在の伊那市創造館付近に創設されました。
その後、大正9年に高等女学校令を受け、名前を伊那高等女学校と改めました。
昭和24年に近くの高校と統合して現在の伊那弥生ヶ丘高校となり、昭和52年に男女共学となって現在に至ります。
式典の中では、伊那高等女学校時代の校歌と現在の校歌が音楽クラブによって披露され、参加した同窓会員らも口ずさんでいました。
有賀副会長は「100周年は卒業生として感無量。私が入った時は戦後だった。桜をきれいと思えるような平和な日々が今後も続くことを切に願います」と話していました。
小田部生徒会長は「地域の人たちや卒業生のみなさんの支えがあって100周年を迎えられた。新たな10年、100年に向けて頑張っていきたい」と話していました。
伊那弥生ヶ丘高校では、10月に100周年記念式典を伊那文化会館で開くことにしています。 -
伊那西小学校 キノコの菌打ち
伊那市の伊那西小学校の児童は20日、シイタケなどのキノコの菌打ち作業を体験しました。
この日は、全校児童63人が、校舎隣りの学校林で作業を行いました。
伊那西小では、毎年、自然を守り育てる「みどりの少年団」の活動の一環でキノコを栽培しています。
この日は、シイタケ、ナメコ、クリタケの菌が入った種駒(たねごま)を、90センチに切った原木に埋め込みました。
駒は、土の上に落とすと雑菌が入り別のキノコが生えてしまうという事で、子ども達は落とさないよう慎重に作業していました。
駒をすべて埋め込んだ原木は学校林で保管し育てます。
キノコが生えてくるのは来年秋以降で、給食の食材にしたり、地域に販売して、学習活動費用にあてるという事です。 -
「坂の上の雲」プロデューサー西村さん講演会
NHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエグゼクティブプロデューサー西村与志木さんの講演会が16日、伊那文化会館で開かれました。
これは、伊那北高校の同窓会やPTAが行っている「クロスペンアカデミー」の一環で開かれたものです。
西村さんは、伊那市長谷出身で昭和46年に伊那北高校を卒業。東京大学を経てNHKに入りました。
西村さんが制作に関わっている「坂の上の雲」は、司馬遼太郎さんの小説をもとに描かれた、日露戦争を題材にしたドラマです。
2009年、2010年と年末にスペシャルドラマとして放送され、今年の年末にも第3部が放送されることになっています。
西村さんはドラマを作るきっかけとして、大学時代に実家に帰った時、父親が買ってきた小説が「坂の上の雲」だったと当時を振り返り「親が買ってきた本なんか読むものかと思ったが、当時の自分にとってとてもおもしろい内容だった。読み終わった時、どうにか映像にならないものかと考えた」と話していました。
また、実際の映像を上映しながら、撮影場所の多さや特殊撮影について説明しました。
西村さんは「明治時代、日本人は坂の上の雲を目指して強い向上心を持っていた。日本は今落ち込んだ雰囲気だが、これからの日本がどうなるかは、みなさんがこれからどうしていくかにかかっている」と高校生に呼びかけていました。 -
東ティモール日本大使館で書記官が高遠中学校で交流
東ティモール日本大使館で書記官を務める小出綾子さんが、伊那市の高遠中学校を16日訪れ、生徒と交流しました。
交流会では、1年生51人が小出さんから現地の様子や、大使館での仕事についての話しを聞きました。
東ティモール日本大使館で大使を務める北原巖男さんが、高遠町出身であることが縁で、高遠中学校では、2年前から交流を行っています。
小出さんは、書記官の仕事について「英語が好きでこの仕事を選んだ。普段は現地の情報収集や分析、要人訪問の調整などをおこなっている」と説明しました。
また東日本大震災については「東ティモールの人は、『日本は開発パートナーであると同時に親愛なる友人だ。日本の為に何かしたい』と言ってくれている。この仕事をやっていて本当によかったと思った」などと話しました。 -
上伊那工芸会21回目の作品展
上伊那の工芸家でつくる、上伊那工芸会による21回目の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
上伊那工芸会は、27年前に発足し、上伊那で活動する工芸家、30人ほどが所属しています。
毎年作品展を開いていましたが、ここ近年は2年に1度となっています。
21回目となる今回の作品展には、26人から50点の作品が寄せられました。
人形や鍛金、陶磁、染織など、会員の近作が並んでいます。
中央の展示会に出品したものも多く、見ごたえのある作品展となっています。
この第21回上伊那工芸展は17日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
「六道の堤」の改修工事が完了
伊那市美篶のため池「六道の堤」の改修工事が完了し、15日、記念植樹が行われました。
15日は、六道の堤で記念植樹祭が行われ、県や市、地元関係者など30人ほどが参加しました。
参加者らは、樹齢6縲・年ほどのタカトオコヒガンザクラを2本植えました。
数年前から、堤から水が漏れるようになり、県や国の補助金・1億5千万円を受け、平成19年度から今年1月にかけて改修工事を行いました。
水を排出して、粘土質のマットを引き、水が漏れないようにしました。
六道の堤は、江戸時代末期・今から160年ほど前に、高遠藩主 内藤頼寧の命により作られたため池です。
高遠町の藤沢川から水をひいていて、六道の堤ができたことで稲作が可能になったため、美篶末広地域に人々が住み着き、末広村ができました。
現在でも100戸ほどの農家が活用していて、33.5ヘクタールの水田をうるおしています。
高遠藩の事業のため、堤の周りには、もともとタカトオコヒガンザクラが5縲・0本植えられています。
堤を管理している末広財産区では、今月3日に、堤の周りに、桜の苗木や水仙の球根を植えました。
六道の堤のコヒガンザクラは、高遠城址公園と同じ13日に開花したということで、見頃は、17日(日)頃になりそうだということです。 -
柳沢京子 きりえ展
日本を代表するきりえ作家、柳沢京子さんのきりえ展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
会場には、今回の作品展のために制作した作品を含め、60点が展示されています。
柳沢さんは、佐久市出身で全国各地で作品展を開催しているほか、海外でも活躍しています。
落ち着いた色調の作品が多い中、さくらを題材にした新作「さくらサクラ」は、色彩あざやかな作品で、訪れた人たちの目を引いていました。
柳沢さんは、「フランスから帰ってきたら震災が発生し、今回の作品展も中止を考えたが、なにを出来るか考え、作品展を開くことで元気を出していただこうと考えた。作品は高遠城址の桜をイメージした」と話しています。
東日本大震災のチャリティーも兼ねた柳沢京子きりえ展は、19日まで伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
伊那節まつり 石碑前で神事
伊那市中央の伊那公園内にある「伊那節発祥の地」石碑前で14日、伊那節まつりが行われました。
このまつりは、伊那節を後世に伝えていこうと、伊那商工会議所などが毎年行っています。
この日は関係者およそ40人が参列し、神事が行われました。
例年は伊那節が披露されますが、今年は東日本大震災と長野県北部地震の被災者に配慮し神事のみとなりました。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ、江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに歌われた馬子歌です。
伊那節発祥の地の石碑は、昭和35年に建てられ、毎年、石碑の前でまつりが行われています。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「伊那節という地域の伝統文化を大事にしながら、地域の発展に貢献していきたい」と話していました。 -
箕輪西小ジャガイモ植え
箕輪町の箕輪西小学校の児童が14日、毎年恒例のジャガイモ植えをしました。
全校児童100人が学校の隣りにある畑に集まり、ジャガイモを植えました。
作業は、1年生から6年生までの縦割り班で行われ、班長の6年生が植え方を教えました。
種イモは20キロ用意され、児童が次々と植えていきました。
箕輪西小学校では、毎年夏にカレー会とキャンプをしていて、今回植えたジャガイモは7月下旬に予定されているカレー会で使います。
今後、児童が草取りなどの管理をして、夏に収穫するということです。 -
1年生が小学校生活開始
今年春に小学校に入学した新1年生が学校生活をスタートさせています。
13日は、伊那市の伊那北小学校で1年生を迎える会が開かれました。
赤い帽子をかぶった1年生は、6年生に手を引かれながら入場しました。
伊那北小学校では、児童会の6年生が中心となって1年生を迎える会を企画しました。
1年生がそろうと、6年生が手作りしたくす玉を割って歓迎しました。
会では、違う学年の児童と2人一組になり、自己紹介をしてから、ゲームなどをして交流を深めていました。
また、5年生からはてづくりのコマが贈られました。
最後に1年生は、歌を歌って感謝していました。
1年生は、現在、午前中のみの授業で下校していて、午後の授業が始まるのは18日(月)からとなっています。 -
三六災害を伝承 パネル展始まる
上下伊那にある国・県の出先機関や、地元市町村などで組織する三六災害50年実行委員会は、写真や体験者の証言をまとめた、パネル展を上下伊那各地で開催します。
11日は、パネル展の開始式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。
実行委員会では、三六災害を体験した人達の教訓を後世に伝え、地域の防災力を高めていこうと、このパネル展を企画しました。
実行委員長の北澤秋司信州大学名誉教授は「50年前の災害を教訓に、今何をし、何を守るべきか、考えてもらいたい。」と話していました。
土砂崩れや河川の決壊など災害の様子を写した写真や、体験者の証言をまとめた物など、32枚が展示されています。
展示は、11日から9月まで、上下伊那の市町村役場やショッピングセンターなど60箇所を巡回して行われる予定です。 -
伊那アルプス美術館 15周年記念特別企画展
箕輪町富田の伊那アルプス美術館が4月30日で開館15周年を迎えます。
館内では、15周年記念特別企画展が開かれています。
辰野町の画家垣内カツアキさんが個人で所有する伊那アルプス美術館には、垣内さんが描いたおよそ50点の油絵が並んでいます。
垣内さんは18歳から油絵を描き始め、以来58年間にわたり作品づくりをしています。
今回の企画展は、ここ5年以内に描いた作品で、全国各地で描いた風景画が並んでいます。
このうち伊豆の春は、伊豆の春を高台から描いたもので、サイズは120号と今回並んでいる中で1番大きな作品です。
他に、ビュッフェポスターのある窓辺では、窓の外に仙丈が描かれています。
伊那アルプス美術館の15周年記念特別企画展は、7月8日金曜日まで開かれています。 -
高崎昇平さん・村田裕生さん 日本画展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、若手日本画家の高崎昇平さんと村田裕生さんによる日本画展が開かれています。
会場には、桜を描いた作品をはじめ風景画など60点が展示されています。
高崎昇平さんは東京都出身で、2000年に、高遠を描いた作品「風景」で、第1回信州高遠の四季展の大賞を受賞しました。
これが縁で今回、母校の東京芸術大学日本画科で共に学んだ諏訪市出身の村田裕生さんと二人展を開きました。
高崎さんは、両親の故郷である岩手県や鹿児島県を描いた風景画のほか、東京新聞に連載した名建築といわれる建物をペンと水彩で描いた原画を展示しています。
村田さんは26作品を出品していて、このうち「桜の道」は今回の展示のために描いたということです。
県内をはじめ日本各地の風景を描いた作品や、アメリカを旅したときに制作し発表した墨絵の作品も展示しています。
高崎昇平さんと村田裕生さんの日本画展は5月15日まで、信州高遠美術館で開かれています。 -
創造館逸品展「レッドリストの植物たち」
現在、絶滅危惧種としてレッドリストに載っている南アルプスの植物標本の展示が9日から、伊那市の創造館で始まりました。
展示されているのは、大正11年に南アルプスで集められた植物の標本です。
上伊那教育会が植物の学習に使う教材として集めたもので、創造館におよそ200点が収蔵されています。
今回創造館では、世界自然遺産登録に向けた活動や、ニホンジカによる食害など近年注目されている南アルプスに焦点を当て、植物標本の展示を企画しました。
学芸員の福澤浩之さんによりますと、今回は長野県版のレッドリストを基準に、絶滅の危険度が高い10点を展示したということです。
会場には、標本のほか説明パネルなども展示されています。
逸品展「レッドリストの植物たち」は5月8日まで、伊那市の創造館で開かれています。 -
からさわびんさん イラスト展
南箕輪村のからさわびんさんのイラスト展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、色鉛筆で描いたイラスト画などおよそ140点が展示されています。
からさわさんは、グラフィックデザインの仕事をしていましたが、病気のため、現在はリハビリを兼ねてイラストを描いています。
作品はA5サイズで、植物や動物を題材にしています。
個展を開くのはおよそ30年ぶりで、10年ほどの間に描きためた作品を展示しました。
からさわさんは、「絶えず絵のことを考えていて、それが気分転換になる。明るい作品、冗談のような作品を描いている」と話していました。
からさわさんのイラスト展は10日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
西春近北小学校の1年生 入学して初めての給食
伊那市の西春近北小学校の1年生は8日、入学して初めての給食を楽しみました。
西春近北小では、6日に入学式が行われ、8日は1年ひのき組32人にとって初めての給食となりました。
配ぜん前に盛り方や給食着の着方などを教わった児童らは、慣れない手つきでお皿に盛っていきました。
担任の長尾恭照教諭は「みんな均等になるように」「係りにも忘れず配りましょう」などと指導していました。
配り終えると全員でいただきますの挨拶をし、早速味わいました。
8日のメニューは、カレー、福神漬け和え、デザートのフルーツポンチです。
1年生でも食べやすいメニューが用意されました。
食べ始めて間もなく、児童らは次々とおかわりの手を挙げるなど、初めての給食を味わっていました。 -
お釈迦様の誕生日祝う 花まつり
お釈迦様の生まれた日とされている4月8日、誕生日を祝う花まつりが各地の寺で行われました。
このうち箕輪町長岡の長松寺には、長岡保育園の園児41人が訪れました。
長岡保育園では、毎年花まつりの日に、長松寺を訪れています。
花まつりは、お釈迦様が生まれた日に甘い雨が降ったと言われていることから、毎年4月8日の誕生日にお釈迦様の形をした像に甘茶をかけて祝います。
園児らは順番に、手を合わせ甘茶をかけていきました。
長松寺の山・ス義芳住職は「震災で苦しんでいる人が多くいる。みんなが元気でいい子にしていることで復興の力になる。一生懸命生きることを目標にしてください」と話しました。
最後に園児には、仏教婦人部が手づくりしたお菓子と甘茶が配られ、それぞれが持ち帰りました。 -
公衆衛生専門学校入学式
歯科衛生士を目指す学生が学ぶ長野県公衆衛生専門学校の入学式が7日行われました。
今年度は、上伊那地域をはじめ県内各地から17人が入学しました。
式で中村好昭校長は、「講義や実習に真剣に向かい合い、確かな知識と技術を習得してほしい」と式辞を述べました。
入学生を代表して、下諏訪町出身の味澤育恵さんは、「困難なことがあると思うが、目指す歯科衛生士になれるよう励まし合い、努力していきたい」と誓いの言葉を述べました。
入学生はこれから、3年間の過程で講習や実習に励みます。 -
伊那北高校 入学式
伊那北高校の入学式が6日に行われ、283人が新たな生活をスタートさせました。
新入生は、吹奏楽部の演奏に合わせて会場へ入場しました。
今年は、普通科に242人、理数科に41人が入学しました。
松山敏彦校長は、「社会や人の役にたつ事を喜びとする志を持ってほしい。真実を見極める確かな学力と知性を磨いてください」と式辞を述べました。
新入生を代表して白井貴浩君が宣誓しました。
新入生は、明日課題テストを受け、8日から通常授業が始まる事になっています。 -
入学式シーズン 高遠小学校で入学式
入学式シーズンを迎え、上伊那の小学校で5日、入学式が行われました。
ICT放送エリア内では、高遠小学校と高遠北小学校の2校で入学式が行われました。
このうち、高遠小学校では男子21人、女子13人の合わせて34人が、保護者に手を引かれながら校門をくぐりました。
入学式では新1年生が、緊張した面持ちで体育館に入場しました。
式で高遠小学校の小池眞利子校長は「出合った人には挨拶をし、交通事故のないよう安全に気をつけて明日からも登校してください」と呼びかけました。
児童を代表して池上瑛世君は「高遠小学校は仲良しな学校。分からないこと、困ったことがあったら何でも聞いて下さい」と新入生を歓迎しました。
この後新1年生は、教室に戻り担任の挨拶や、明日からの学校生活についての話を聞きました。
担任の伊藤ひろみ教諭は「友達の名前を早く覚えて仲良く元気に過ごしましょう」と話すと、1人ひとりの名前を呼び、握手をしていきました。
上伊那の小学校の入学式は、6日がピークとなっています。 -
西箕輪保育園 新園舎で保育園生活スタート
保育園の統廃合により新しくできた伊那市の西箕輪保育園が4日に開園し、園児173人が保育園生活をスタートさせました。
この日は開園式が行われ、関係者や園児、保護者が西箕輪保育園の開園を祝いました。
白鳥孝市長は「高い天井の下で育つ子どもは心身ともに大きくなると言われている。新しい保育園で、西箕輪、伊那市、日本にとって大切な人材に育っていってほしい」と挨拶しました。
また、開園式の後には入園式が行われ、年少児と未満児およそ90人が、保護者に手を引かれて入場しました。
園児数は、0歳児から5歳児まで合わせて173人となり、伊那市で3番目に人数の多い保育園となりました。
下平緑園長は「新しい保育園で楽しい遊びやおいしい給食が待っています。元気よく保育園に来て下さい」と園児に呼びかけていました。
式が終わると、園児や保護者がそれぞれの教室や園庭などを見学していました。
ある保護者は「新しい園舎で施設も環境も良い。健康に大きく育ってもらいたい」と話していました。
西箕輪保育園は5日から通常の保育が始まり、新入園児は15日頃まで半日保育となっています。 -
みのわ太鼓ジュニア開講式
箕輪町の小中学生が通う太鼓教室、「みのわ太鼓ジュニア」の開講式が3日、町文化センターで行われました。
開講式には、メンバーや保護者、50人ほどが参加しました。
みのわ太鼓ジュニアは、小中学生を対象とした、文化センターの講座のひとつとして開かれていて、今年9年目を迎えます。
今年は新たに2人が加わり、メンバーは小学2年生から中学3年生までの30人となりました。
リーダーで箕輪中学校3年生の毛利佳奈さんは「夏のコンクールを目標に、みんなで楽しく太鼓をしていきたい」と挨拶しました。
式の後、早速、練習が行われ、今年入った2人も、姿勢やバチさばきを教わりながら、太鼓をたたいていました。 -
硬筆六人展
上伊那地域などに暮らす硬筆の指導者6人による展覧会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、26作品が展示されています。
これは、文部科学省後援硬筆書写検定の最高位となる1級を持つ指導者6人が、硬筆の魅力を多くの人に知ってほしいと開きました。
6人は、所属会派は異なりますが、それぞれが美しく、読みやすく、親しみやすい書を目指して活動しています。
作品に使用しているのは万年筆やボールペンなどで、額や紙にもこだわっています。
この硬筆六人展は4月3日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。