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伊那節まつり
伊那市中央区の伊那公園内伊那東大社で11日、51回目の伊那節まつりが開かれた。
このまつりは、伊那節を後世に唄い継ごうと、伊那商工会議所などが開いた。
まつりには商工会や市関係者ら約50人が参加した。
伊那公園には1960(昭和35)年に伊那節発祥之地の石碑が建立されていて、毎年桜の時期に合わせてまつりを開いている。
例年は石碑の前で行われるが、今年は雨のため、園内の伊那東大社の中で伊那節保存会会員が、三味線や唄に合わせて踊りを披露していた。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに唄われた馬子唄。
保存会では「伝統ある伊那節を唄い継ぎ、後世に伝えていきたい」と話している。 -
伊那市の春日愚良子さん本出版へ
漂泊の俳人井上井月の研究家、春日愚良子さんが、俳人、小林一茶と井上井月の違いについて論評した本を出版する。
8日は長野市の出版社が春日さん宅を訪れ、本の原稿を受け取り、内容に目を通していた。
出版する本のタイトルは「信州二人の放浪俳人、一茶と井月」。内容は二人とも同じ放浪俳人でありながら、その句や人生観が全く違う一茶と井月を比較しそれぞれの句や人がらについて論評している。
春日さんは、「江戸時代を代表する俳人一茶と、伊那の地で埋もれていった井月を比較したものは、これまでにない。新しい視点でそれぞれの俳句を見直したもので興味深い内容となっている。」と話している。
この「信州二人の放浪俳人、一茶と井月」は7月頃の出版を予定している。 -
竜南保園児とお年寄りがヨモギ摘み
伊那市の竜南保育園の園児と地元のお年寄りたちが9日、保育園の近くの畑でヨモギ摘みをした。
9日は、竜南保育園の園児70人が保育園の近くにある畑を訪れ、祖父母や地元のお年寄りから、ヨモギがどの草かなどを教わりながらヨモギ摘みをした。
核家族化で祖父母と一緒に暮らさない園児が多くなっている中、竜南保育園では、年間を通じて地元の高齢者と交流している。
ヨモギ摘みもその一環で、今年で3年目になる。
子どもたちは、自分でヨモギが分かるようになると、畑を走りまわってヨモギを探していた。
5月には、9日摘んだヨモギでヨモギ餅作りに挑戦するという。 -
伊那技術専門校入校式
伊那技術専門校で8日、入校式が行われ試験に合格した 42人の入校生が出席した。
今年度は、訓練期間が2年間のメカトロニクス科に11人、情報システム科に10人、訓練期間が半年の機械科に12人、パソコン活用科に9人の、合わせて42人が入校した。
式の中で遠藤昌之校長は「規律を守り、誠実で安全であるという校訓を守り、職業人としてふさわしい人格形成に努めてほしい」と話した。
また、入校生を代表して箕輪町の桑沢孝夫さんは「目標とする知能と技術を身につけ、社会で活躍できるよう努力します」と誓った。
伊那技専では、今年度から 木工科がなくなった影響もあり、入校応募者数は、去年の130人から73人へと大幅に減少した。73人が受験し、48人が合格。6人が辞退した為、42人が入校した。
入校した生徒は、資格取得や企業での実習などを通して、働くために必要な技術を学んでいく。 -
新山小1年生が桜の植樹
伊那市の新山小学校で8日、1年生の入学を祝って、コヒガンザクラの記念植樹が行われた。
新山小学校に今年入学した1年生は4人で、コヒガンザクラの木と一緒に子どもたちが大きく育つようにと願いを込めて植樹をした。
1、2年生は複式学級のため、2年生2人も植樹に協力した。
児童は、2メートルほどの大きさの桜を穴の中に入れ、スコップで土をかけていた。
新山小学校では、毎年入学の記念植樹を行っている。
唐澤たか子教諭は、「桜とともに育ち、やがて心の隅に植樹した思い出が残ってくれたらうれしい」と話していた。 -
県公衆衛生専門学校入学式
伊那市の長野県公衆衛生専門学校の入学式が7日行われ、歯科衛生士を目指す18人が入学した。
県内からの入学生18人が、入学許可を受けた。
中村好昭校長は、「高齢化社会が進み、歯科衛生の向上がますます重要になる。県民の健康増進のため活躍できる歯科衛生士を目指してほしい」と式辞を述べた。
新入生を代表して箕輪町の浦野彩香さんは、「皆で励まし合い、支え合いながら確かな技術を身に付けます」と誓った。
国の歯科衛生士養成所指定規則の改正により、今年度の入学生から修業年数が3年となっている。
18人は、これから歯科衛生士に必要な知識を学び、歯科医院での実習を行って3年後の国家試験を目指す。 -
西春近北小1年生 初めての給食
5日に入学した伊那市の西春近北小学校の1年生35人は7日、初めての給食を味わった。
給食当番が、慣れない手つきでおかずをとりわけ準備ができると、全員で「いただきます」のあいさつをした。
この日のメニューは、カレーと福神漬け、フルーツのヨーグルト合え。
食べ始めて10分ほどすると、「おかわりをしたい」とたくさんの手が挙がった。
1年生は今週いっぱい、鞄の入れ方やげた箱の使い方など、学校生活の基本を学び、来週から少しずつ国語や算数の授業を始めるという。 -
伊那西高校 入学式
伊那市の伊那西高校で6日、入学式が行われ、新入生178人が真新しい制服を着て入場した。
式では、新入生代表の三石 芙由(ふゆ)さんが、「勉学に部活に励み、一日も無駄に過ごすことのないようにしたい。高校生としての本分を果たすことを誓います」と、宣誓した。
また、吉川 英人学校長は、「人として生活していく上で大切な心を学んでほしい。みなさんの夢が実現することを願っています」と式辞を述べた。
今年度の伊那西高校の新入生は昨年度より38人多い178人で、上伊那を中心に諏訪や下伊那からも入学している。
上伊那にある公立高校8校でも、5日から7日まで入学式が行われていて、入学式のピークは6日となっている。 -
趣味の会発表会
詩吟や日本舞踊など様々な団体が参加する趣味の会発表会が4日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
発表会は、西春近公民館が毎年開いているもので、今年で30回を数える。
今年は地元で活動する16団体が参加した。
ステージでは、詩吟や日本舞踊など26演目が行われ、出演者達は日頃の練習の成果を発表していた。
発表会の第1回目から出演している人は、「30回目の節目ということで感慨深いものがある。これからも一生懸命頑張っていきたい」と話していた。 -
伊那市内小中学校で入学式
伊那市内の小・中学校で5日、入学式が行われた。
このうち西春近南小学校では、男子12人、女子11人のあわせて23人が入学した。
1年生は、6年生に案内され入場した。
竹内実校長は、「冷たい冬を我慢すれば桜が咲くように、我慢をたくさんすれば、みなさんの心の中も桜でいっぱいになります。いっぱいになるよう一生懸命勉強しましょう」と式辞を述べた。
また児童会長の平澤健将君は、「分からないことがあったら、お兄さんお姉さんに聞いてください。仲良く過ごしましょう」と歓迎のあいさつをした。
式の中で1年生は元気に歌を歌った。
伊那市では同日、ほとんどの小・中学校で入学式が行われ、市内全体で小学生は686人、中学生は726人が新一年生となる。
箕輪町と南箕輪村では6日、全校で入学式が行われる予定で、箕輪町が小学生233人、中学生233人、南箕輪村では小学生147人、中学生159人が入学する。 -
上伊那医師会付属准看護学院 入学式
伊那市の上伊那医師会付属准看護学院で2日、入学式が行われ、准看護師を目指す26人が入学した。
2日は、在校生や来賓などが出席する中、第59期生となる26人が入学した。
上伊那医師会会長で学院長の北原学院長は、「看護技術とともに、患者さんの心を支える力を養ってほしい」と式辞を述べた。
また、新入生を代表して、酒井 美奈さんが、「目標に向かって日々努力することを誓います」と宣誓した。
今年度入学したのは10代から50代の26人で、男性5人、女性21人となっている。
26人は、今後2年間、学院で学んだあと、県の資格試験を受け、准看護師の資格取得を目指す。 -
北福地御柱祭の御柱祭 盛大に
今年は7年目ごと行われている諏訪大社の御柱祭の年。伊那市富県北福地では4日、地区に祭られている諏訪社の御柱祭があり里曳きと建て御柱が行われた。
富県北福地では、寅年と申年の7年目ごとに御柱祭を行っている。
昔は、神社の役員だけで御柱祭を行っていたということだが、平成4年から地区住民が参加している。
4日は朝7時に、地区住民が北福地集落センターに集まり、先月、高鳥谷山から切り出した長さ8メートル88センチの御神木を車に乗せて区内10ヶ所を巡回した。
この後、北和田集会所で、里曳きの出発式が行われた。
木やり唄やラッパ隊の合図で、4本の柱を氏子や子ども達が引いて、約1キロ先の諏訪社を目指した。
天候にも恵まれ、4日は地元住民約400人が参加し、区内には、威勢の良い掛け声が響いていた。
約1時間かけて無事に4本の柱が諏訪社に到着した。
午後2時頃からは、諏訪社の境内4ヶ所に柱をたてる建て御柱の儀式が行われた。
建てられた柱は、正面が地区の方向を向くように回され、砂や木の板を使い固定されていた。
次回、北福地諏訪社の御柱祭が行われるのは、平成28年になる。 -
横山光一さん作陶展
伊那市西春近在住の陶芸家、横山光一さんの作陶展が、伊那市のはら美術で開かれている。
会場には横山さんの作品約50点が並んでいる。
横山さんは西春近在住の79歳で、30年ほど前、公民館教室をきっかけに陶芸を始めた。
横山さんは土から釉薬まで自分で作り、自宅の窯で焼き上げている。
緑色を基調とした作品が多く並んでいるが、窯の状態を変化させるとまれにできるという赤い色の作品も何点か並んでいる。
横山さんの作陶展は6日まで。 -
各地の消防団で任命式
伊那市消防団の平成22年度任命式が1日夜、伊那市民会館で開かれ、新入団員119人を含む357人に辞令が交付された。
伊那市消防団員は全体で1150人いて、式では、新入団員のほか再入団員や昇格者に辞令が交付された。
再入団で副団長に就任した三澤俊明さんらは、伊藤仁伊那市消防団長から辞令を受け取っていた。
伊藤団長は、「市民の安全を守る消防団の崇高な使命は、日々の訓練をつむことで初めて達せられる」と団員を激励。「今年度は、合併のメリットを活かして、分団や部などの組織の編成を見直したい」と訓示した。
また小坂樫男市長は、「市民は、消防団に大きな期待と信頼を寄せている。新入団員は、自らを律して訓練に励んでもらいたい」とあいさつした。 -
伊那小夏組に感謝状
伊那北駅周辺の活性化に取り組み、この春卒業を迎えた伊那小学校6年夏組に29日、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
伊那小夏組の児童は、伊那北駅周辺の商店街の活性化に貢献したとして、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
また、活動に協力してきた山寺活性化協議会から全員にメダルがプレゼントされた。
夏組は、伊那北駅周辺を活性化させようと、地元商店主らと協力しながら朝市を行ったり、駅前広場の有効活用を考えてきた。
4年生の時から毎週1回欠かさず行ってきた駅の清掃も100回を超している。
夏組の広瀬愛さんは、「みなさんのおかげで大きな活動にすることができた。中学へ行っても伊那北駅を見守っていきたい」と話していた。 -
美篶コーラス第4回演奏会
伊那市の女性コーラスグループ「美篶コーラス」の7年ぶりの演奏会が27日、伊那文化会館で開かれた。
美篶コーラスのメンバー18人がステージに立ち、11曲を披露した。
美篶コーラスは、伊那市の美篶地区の女性を中心に活動していて、創立32年の歴史あるグループ。
今回は、7年ぶりの演奏会が実現した。
第3部では、オペラ「ミミー・みっつ」を公演した。
主人公の女の子・みつが、おもちゃやで見つけた怪我したツバメを介抱し、ツバメがそのお礼に、みつの3つの願い事をかなえてあげるという物語で、メンバーが熱演していた。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏学部のジョイントコンサートが26日、伊那市の伊那文化会館で開かれた。
ジョイントコンサートは今年で31回目で、毎年この時期に開かれている。
音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏学部が、それぞれ日頃練習を重ねてきた曲を披露した。
また、合唱班と弦楽班、弦楽班と吹奏楽部による合同演奏もあった。
コンサートの最後には、全員が一緒にステージに立って演奏し、会場から大きな拍手が送られていた。 -
上伊那書道展 28日(日)まで
漢字やかななど様々なスタイルの書道作品が並ぶ、上伊那書道展が26日から伊那市の伊那文化会館で始まった。
上伊那書道協会が毎年開いていて、今年で44回目になる。
漢字やかな、読むことができる書として定着してきている調和体、てん刻や刻字など流派や会派を超えた145点が出品されている。
新人からベテランまで、年齢層も幅広く、最年長者は86歳、今年は、若い女性からの出品が増えた。
作品の中には、バンクーバーオリンピックや御柱を題材にしたものも見られる。
上伊那書道展は、28日日曜まで、伊那市の伊那文化会館で入場無料で開かれている。 -
弥生吹奏楽部 第20回定演
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部の第20回定期演奏会が、22日伊那市の伊那文化会館で開かれた。
定期演奏会は、毎年この時期に開いていて今年で20回目を数える。去年8月に3年生が引退したあと、2年生と1年生が演奏会に向けて練習を重ねてきた。
ステージでは、今年7月の吹奏楽コンクールの課題曲をはじめ、アニメソングメドレーなど12曲を披露した。
また20回目の節目ということもあり、OBやOGのステージも行われ、演奏会に花をそえた。
会場には、保護者や卒業生などが訪れ、生徒たちの演奏を楽しんでいた。
顧問の高橋健美教諭は、「年代を越えた委員会になり、現役の生徒にとって良い経験になりました。これも活かして今後もがんばっていきたい」と話していた。 -
信大と中部森林官局が人材育成で協定締結
南箕輪村の信州大学農学部と中部森林管理局は25日、日本アルプスなどの森林における生物多様性保全のための人材育成について協定を締結した。
信州大学農学部で調印式が行われ、信州大学の中村宗一郎農学部長と中部森林管理局の城土裕局長が協定書を取り交わした。
農学部と中部森林管理局は、森林資源の育成技術や管理手法などについて、以前から相互の協力関係があった。
しかし、研究室単位の個別の協力であったため、今後、より組織的に協力関係を築こうと、中部森林管理局が申し入れ、今回協定を締結した。
協定により▼日本アルプスなどの生物の多様性を保全するため、森林の保全や整備に必要な技術や知識を持った指導的な立場の人材を育成すること▼人材の技術や知識の向上を図るため、共同の調査・研究や情報交換を通じて学術的な振興を図ること竏窒レ的としている。
これまでの協力関係のなかでも、南アルプスのニホンジカの食害を防ぐための防護柵の設置など野生鳥獣との共存に向けた取り組みや、絶滅の恐れが高くなっている日本固有の樹木「ヒメバラモミ」を増殖する取り組みなどを共同で行っている。
今後も、こうした取り組みを継続するということだが、具体的な連携については今後、協議をしていくという。
なお、これまで中部森林管理局の森林管理署が研究機関と協定を結んだ例は1件あるが、管理局自体が研究機関と協定を結ぶのは今回が初となる。 -
信州大学農学部 卒業式
南箕輪村の信州大学農学部で今日、卒業式が行われました。
23日は、各学部の卒業生と修了生の代表に、山沢清人学長から、卒業証書と修了証書が手渡された。
南箕輪村のマスコット「まっくん」に似せたキャラクターの格好で卒業証書を受け取った卒業生もいて、会場を沸かせた。
農学部の中村宗一郎学部長は、「自分で考え、自分の意見を持ち、確固たる見識まで高めることができれば、どんな困難にも打ち勝てる。自分を信じてそれぞれの道を切り開いていってほしい」と式辞を述べた。
修了生を代表して応用生命科学専攻の楢本恭子さんが、「大学でできた仲間は一生の財産。今まで以上に多くの困難があると思うが、大学で培った経験を大切に、今後も精進していきたい」と話した。
式が終わると、会場の外で待ちわびていた後輩たちが押し寄せ、卒業生を胴上げしたり、花束を渡すなどして祝福していた。
今回、農学部を卒業した学部生は187人、修了生は67人。
学部生の5割近くは、大学院に進学する予定。就職希望者の内定率は、約95%となっている。 -
伊那技術専門校で修了式
伊那技術専門校の修了式が18日、行われた。
普通課程の3つの科と短期課程の2つの科のあわせて53人が訓練を終え修了式を迎えた。
修了式では、遠藤昌之校長から修了証書が渡された。
遠藤校長は、「修了はあらたなスタート。自ら信じる道を進んで欲しい。また、木工科は、最後の修了生として相応しい知識や技能を身につけた」と式辞を述べた。
修了生を代表して木工科の清水一夫さんは「学んだ技術や技能を活かし、社会に役立てるよう向上していきたい」と答辞を述べた。
修了生53人のうち半分が就職が決まっているという。 -
公立高校 後期選抜の合格発表
県内の公立高校の後期選抜の合格発表が19日行なわれ、全県で1万1,244人に喜びの春が訪れた。
伊那市の伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が掲示されると、発表を待ちわびた受験生たちが、掲示板を取り囲み、自分の番号を確認していた。
番号を見つけると、仲間たちと喜びあったり、携帯電話のカメラで写真に収めていた。
伊那北高校は、普通科204人の募集に対し199人が、理数科4人の募集に対し10人が受験し、普通科には、204人、理数科には4人が合格している。
合格者が募集人員に達しなかった全日制の35校、定時制の16校、多部制の2校では、再募集が行なわれる。
上伊那では、辰野高校、高遠高校、赤穂高校、駒ヶ根工業高校、箕輪進修高校で行われる。 -
上伊那3高校で前期選抜実施せず
各高校に実施の判断をゆだねられていた来年度の高校入試前期選抜について、上伊那では、伊那北・伊那弥生ヶ丘・赤穂の3校の普通科が実施しないことを決めた。
18日開かれた県教育委員会定例会で発表された。
発表によると、上伊那8校では、伊那北高校の普通科・伊那弥生ヶ丘高校普通科・赤穂高校の普通科が前期選抜を実施しないとしている。
県教育委員会では、前期選抜で不合格となる生徒が多いことや、合否判定の基準があいまいであることなどから、実施について各高校に判断をゆだねていた。
県内の高校84校のうち、実施するのは56校、実施しないのは16校、学科により異なる高校が12校となっている。
なお、全日制のすべての職業学科・特色学科で前期選抜が実施され、前期選抜を実施しない28校はすべて普通科となっている。 -
上伊那の小中学校で卒業式
上伊那の小中学校で17日、卒業式が行われ、卒業生たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立った。
そのうち、伊那市の美篶小学校では、卒業生68人に星野政寛校長から卒業証書が手渡された。
星野校長は、「思いやりや優しさ、実行力のある6年生でした。中学へ行っても、皆さんの良さを十分に発揮して活躍してほしい」と式辞を述べた。
式の最後には、6年間歌ってきた校歌を合唱した。
教室に戻ると、式の緊張もほぐれ、友人と写真をとるなどして笑顔を見せていた。 -
箕輪中部小学校で3学期終業式
明日の卒業式を前に16日は、上伊那の多くの小学校で3学期の終業式が行われた。
このうち箕輪町の箕輪中部小学校では、全校児童721人が体育館に集まり終業式が行われた。
式の中で、3年生の金澤匠磨(しょうま)君は「授業でたくさん発言ができました。4年生になったら勉強をもっとがんばりたい」と発表した。
また、6年生の井上海渡(かいと)君は「困っている時に助けてもらった事、休み時間に遊んだことなど友達との思い出が大切な宝物になりました」と6年間を振り返った。
笠原忠照(ただてる)校長は、「3学期は全校のみんなが元気に登校できました。明日は卒業式、6年生のみなさんを気持ちよく送りだしましょう」と呼びかけた。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていた。
箕輪中部小学校の卒業式は17日に行われ109人が慣れ親しんだ学び舎を巣立つ。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で14日、卒業式が行われた。
伊那ビジネス専門学校では、今年度9人が卒業を迎えた。
2年間の情報経理学科が8人、1年間のOAビジネス学科が1人。卒業生は在学中に経理、簿記などの資格を取得した。
三澤岩視理事長は、「資格を生かし、自分の努力で道を切り開いてほしい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して竹澤 亜由美さんは、「厳しい社会の中で力強く前進し、広い視野を持って人間的に成長していきたいと思います」と誓いを立てていた。
卒業生9人のうち5人は就職が決まっているという。 -
芸術文化総合フェスティバル
第22回長野県芸術文化総合フェスティバルが13日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
県芸術文化協会が毎年開いていて、県内で活動する芸術文化団体に、日頃の成果を披露し交流を深めてもらうねらいがある。
伊那会場での開催は13、14日の2日間で、37団体が参加する。
初日のステージ発表では、地元のバレエ教室やフラメンコグループなどがダンスを披露した。
2階会場では県華道教育会伊那支部の生け花展も行われていて、さまざまな流派の作品を見ることができる。
また美術展示ホールでは、県水墨画協会南信支部の水墨画展が開かれている。 -
二胡コンサート
中国を代表する民俗楽器、二胡のコンサートが12日、伊那市のいなっせで開かれ、哀愁を帯びた独特な音色が聴衆を魅了した。
コンサートを開いたのは、伊那や岡谷、茅野の二胡教室で学ぶ生徒たちで、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼(りゅう・てっこう)さんが指導している。
中国やアメリカ、イギリスの民謡、日本の童謡、劉さんのオリジナル曲など19曲を披露した。
教室で学ぶ40人がそろいの衣装で演奏し、独特の音色が会場に広がっていた。
指導者の劉さんは、ハルピン師範大学の音楽教育学部を卒業後日本に渡り、二胡教室を開く傍ら作曲・演奏活動を行っている。
いなっせのホールは満員となり、アンコールに次ぐアンコールで、訪れた人たちは二胡の世界を堪能している様子だった。 -
オーストラリア人ソリンさんがお点前を披露
お茶会を通して国際交流をはかるイベントが13日、伊那市内で開かれた。
お茶を点てているのは日本人ではなく、オーストラリア人のソリン・リッジウェイブラウンさん。
ソリンさんは母国で知人から日本の文化、茶の湯について話を聞いたことをきっかけに興味を持ち、交換留学生として来日した4年前からお点前を学んでいる。
現在は上伊那地方事務所で国際交流員として働いている。
ソリンさんは、お茶会を通じて国際交流をしてもらおうと、このイベントを開いた。
お茶会には地域に住む外国人と日本人、合わせて23人が参加した。
参加した外国人は、隣に座った日本人に手ほどきを受けながら、お茶を味わっていた。