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駒工ものづくり教育振興会発足
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は生徒へのものづくり教育をさらに充実させようと「駒工ものづくり教育振興会」を発足させた。6日夜、役員ら約10人が同校に集まり、発会式と05年度総会を開いた。初代会長に現同窓会長の三浦靖幸さんを選出したほか、ヒューマノイド(人間型)ロボット部品一式(23万円)の購入などを盛った事業計画・予算案を承認した。
三浦会長は「赤穂高校との統合問題ではひとまず駒工単独での存続が決まった。しかし必ずや次の改革案が出てくるし、現状のままでは存続は難しい。今のうちから魅力ある学校づくりに取り組んでいく必要がある」と述べ、発足した会の使命の重さを強調した。
同会は、昨年展開された赤穂高校との統合反対運動の中で地元企業から資金や技術面での協力の申し出が多数寄せられたことから、将来の学校存続のためにも、その受け皿としての組織が必要との判断から発足に至った。収入は会員企業からの会費や賛助金、寄付金のほか、市の補助金などを充てる。
同会事務局は、駒ケ根市内の製造企業でつくるテクノネット駒ケ根などを通じて地元企業に会員となるよう参加を呼び掛けるとともに、新年度開始を待って06年度の事業計画・予算案に着手し、6縲・月に総会を開きたいとしている。 -
東伊那小6年生を送る会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で7日、6年生を送る会が開かれた。在校生が学年ごとに趣向を凝らした出し物を披露して、もうすぐ卒業する6年生を楽しませた。
ひな壇に座った6年生に向けて児童らはそれぞれ歌や踊り、楽器の演奏などを披露し「今までいろいろ教えてくれたり面倒を見てくれてありがとうございました。中学へ行っても頑張ってください」などと感謝のメッセージを贈った。1年生は『初めの一歩』を元気に歌い、紙皿を使った手作りの壁掛けを6年生一人一人にプレゼントした。5年生は「東伊那小クイズ」を出題した。「学校のサクラの木は何本あるでしょう」「1年間の授業日数は?」などの難問に6年生は四苦八苦。「1問もできなかった人は卒業しないでもう1年一緒に勉強しましょう」と言われて大笑いしていた。
楽しませてもらったお返しに竏窒ニ6年生は児童と先生全員に手紙を渡し、アコーディオンやリコーダーによる合奏で組曲『惑星』の『木星』を演奏したり、楽しい劇を演じたり竏秩B残り少ない小学校の思い出にと、在校生とともに楽しいひとときを過ごした。
同小をはじめ市内各小学校の卒業式は22日に一斉に行われる。 -
レディーバードが異文化交流
伊那市女性海外研修の参加者でつくる「レディーバード」(野沢伊代子代表)は4日、伊那市生涯学習センターで異文化交流会を開いた。市内に在住している外国籍の16人(子ども含む)を招待し、会員20人と一緒に料理などを作った。
交流会は、日本の文化を知ってもらうと同時に、悩みや困っていることを気軽に相談できるきっかけになればと昨年に続いて企画した。
今回はブラジル、中国、モンゴルなどから参加。「桃の節句」にちなみ、ちらしずしと吸い物を調理したり、千代紙で高さ10センチ弱のひな人形を作ったりした。
日本語を話せない人もいたが、通訳を交え、作り方を教わりながら一緒に楽しんだ。
モンゴルから来た信大生ダナ・ゲーレルマーさん(35)は「日本人は親切にしてくれる」と話し、初めての人形づくりに「おもしろい。家に帰って飾りたい」と喜んでいた。 -
椋鳩十の世界を子どもたちがを織物で表現
椋の長男が絶賛喬木村出身の児童文学作家、椋鳩十(1905‐1987)の本を読み、感想を織物で表現している宮田村の子どもたち5人の作品が5日、村民会館に展示された。共同企画の講演会で同村を訪れた椋の長男、久保田喬彦さん=鹿児島県在住=が作品を鑑賞。「本当に椋の本を深く読み、表現している」と喜び、子どもたち一人ひとりに感謝のコメントを紙に書いて手渡した。
5人は宮田中2年の西川諒子さん(14)同1年の保科千絵さん(13)、宮田小6年の枝広結さん(12)と吉沢千佳恵さん(12)同5年の杉本佳菜子さん(11)。村教育委員会の学校週5日制対応講座のひとつ「本と織り」教室に参加している。
指導者の辰野恭子さん=大原区=は、人間と動物の関係から命の大切さを描写する椋作品を取りあげ、子どもたちは本の感想を色でイメージして織物作品にしている。
小学生の3人は共同制作で椋の代表作「マヤの一生」を織物に。戦争前の平和な雰囲気を黄色とオレンジ、戦争が深まる姿を紺で現し、マヤが殺される場面を赤で表現した。
「犠牲になったマヤ。戦争は悲しいことだと思った」と3人。
中学生の2人も個人でつくった「マヤの一生」の織物を出品したが、久保田さんは「マヤがどんな状態で死を迎えたのか、見事に表現している。織物で表現することは、新しい分野で素晴らしいと思う」と称賛していた。
この日は、辰野さんが事務局を務める村内のグループ「四季の会」が、久保田さんの講演会を開催。平和と幸福、そして命の尊厳について、椋のエピソードも交えながら話し、約80人が聴講した。 -
飯島中学校同窓会入会式
飯島町の飯島中学校で3日、卒業式を控え「飯島中学校同窓会入会式」があった。同窓会役員ら10人が出席し、新入会員115人の入会を歓迎した。
織田信行会長は「みなさんは飯島町の宝、夢とやる気と思いやりの心を忘れず、可能性いっぱいの道を堂々と歩いて」と新会員の活躍を期待した。
新入会員を代表し藤木健人君は「すばらしい環境の中で、先生方や地域の人々に見守られ、充実した中学生活を送ることができた」と感謝し「飯島中学校の卒業生として、自覚と誇りを持ち頑張りたい」と誓った。
同窓会は旧七久保中学校、旧飯島中学校、現飯島中学校を卒業した全員が会員で、総数は新入会員を加えると、1万1346人になる。 -
はら美で阪井茂治作陶展
佐賀鍋島藩の御用窯で引き継がれてきた「鍋島」を今に伝える作陶家・阪井茂治さんの作陶展が7日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。卓越した技術と細部まで行き届いた心遣いが感じられる丸皿や小つぼなど約150点が、訪れた人を魅了している。
阪井さんは兵庫県出身。伊万里で13年間修行を積み、30年来製作活動に励んでいる。現在は富士見町に窯を構えている。
献上品として重宝されてきた鍋島は、明治時代、市場に出回るまでは門外不出の技法として高い技術水準を維持してきた。それぞれ作業は分業となっており、一つの作品を仕上げるのには多くの人の力を必要とする。しかし現在は、その技術を引き継ぐ職人はわずかしか残っていない。まして阪井さんのように成形から赤絵付け・釉掛けまで一環してできる職人はいないという。
主催者は「これだけの数の鍋島がそろうことは珍しい。ぜひ足を運んでほしい」と話していた。 -
長野県芸術文化総合フェスティバル
長野県芸術文化総合フェスティバル伊那会場のステージ発表が4日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。邦楽やダンスなど魅力あふれるステージで観客を楽しませた。5日は邦楽と舞踊のステージがある。
長野、松本、伊那の3会場で開くフェスティバル。伊那会場は2日間で20団体が出演。先行して水墨画展も美術展示ホールで開いている。
初日は邦楽、ダンス、バレエ、フラメンコの発表があった。邦楽は長野県三曲協会の伊那、飯田、諏訪の3地区が演奏し、しっとりと聞かせた。ダンスなどは計7団体が元気いっぱいのダンスや優雅な踊り、情熱的な踊りと、それぞれに活動の成果を存分に発揮して観客を魅了した。
5日は邦楽午前10時縲怐A舞踊午前10時35分縲怐A午後1時縲怐B入場料一般千円、小中高校生500円。水墨画展のみの入場は無料。 -
小学生らの歌声響く
伊那市の小学生らが出演する「スプリングコンサート」(NPOクラシックワールド主催)が4日、伊那市生涯学習センターであった。合唱団など7団体約250人がステージに立ち、元気いっぱいの歌声を響かせた。
コンサートには、地元や31日に合併する高遠町の小学校合唱団らに加え、2月に権兵衛トンネルが開通したことから、木曽町の上田小学校4縲・年生約60人が初参加した。
曲目は「さくら」「ハレルヤ」「友情の歌」など。伊那西小の手話点字音楽クラブは手話を交えたり、トーンチャームで演奏したりして発表した。
上田小は「今日から明日へ」など2曲を披露。体を左右に動かしながら、息のあったステージを見せた。
斎藤久夫校長は「伊那での発表は初めてで、子どもたちは張り切っていた。伊那の子どもたちのレベルは高く、参考になる」と話していた。
会場の300席はほぼ埋まり、木曽から来た児童の保護者らも多かった。
また、招待した春富中学校合唱部の発表や、全員合唱「翼をください」などもあり、音楽を通した交流を図った。 -
東保育園のひな祭り
宮田村東保育園は桃の節句の3日、ひな祭りの行事に親しんだ。飾りつけたひな人形の前で、歌やリズム体操を元気に披露した。
飯島千恵子園長が、ひな人形の由来などを説明。昔の人たちは、健康で生活できるようにと、人形に思いを込めたと話した。
未満児と年少はリズム体操、年中はうた、年長はペープサートをそれぞれ発表。
おやつの時間にはひなあられも食べて、子どもたちは伝統の行事を心ゆくまで満喫していた。 -
駒工卒業式
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は3日、卒業証書授与式を行った。卒業生代表の松原昌也君は答辞で「これから社会人、進学とさまざまな新しい生活がスタートする。前途は決して安易な道ではないと思うが『夢は追い続ければ必ずかなう』の言葉を胸に頑張っていきたい」と力強く述べた。さまざまな思い出を胸に卒業生113人は在校生と保護者らの拍手に送られながら、3年間過ごした母校を静かに後にした=写真。
本間校長は「充実した高校生活を送った満足感とともに期待と不安の気持ちでいっぱいと思う。これからも人との出会いを大切にし、切磋拓磨しながら困難を乗り越えていってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生は機械科39人、電気科35人、情報技術科39人で、卒業後の進路は大学などへの進学と県内外への就職がほぼ半数ずつ。 -
NHK「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」公開録画
飯島町は3日、町発足50周年記念事業として、4月9日、NHK「福祉ネット・公開すこやか長寿」の公開録画を行う-と発表した。
この番組は月1回、全国各地からお年よりとその家族を対象に、健康法や体操、リハビリ運動などを紹介する番組。
日時は4月9日午後1時30分縲・時50分
2部構成。第1部(午後1時30分縲・時40分)は公開録画「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」公開録画。講師に順天堂大学名誉教授、運動教育学の武井正子さんを、ゲストに講談師の神田陽子さんを迎え、出演者は地元のお年より(70歳縲・5歳前後募集する)。テーマは「体と心に、元気なステップを!」。
第2部(午後2時50分縲恁゚後3時50分)講演会。講談師の神田陽子さんが「長生き・人情・心意気縲恪u談の世界縲怐vと題して話す。
番組の総合司会は町永俊雄さん、司会・ナレーションは河野多紀さん。
放送予定(教育テレビ全国放送)は4月20日午後8時縲・時30分、再放送は27日午後1時20分縲・時50分)
入場無料だが、入場整理券が必要。はがきまたはチラシ(3月5日新聞折り込み)の所定用紙に必要事項を記入し、飯島町教委「すこやか長寿」係まで(FAX86・5596)
定員500人(先着順)
詳細は「すこやか長寿」係(TEL86・5877) -
かっぱ館で文化作品展
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は市内公民館の文化団体やサークルの会員らによる作品を一堂に集めた文化作品展を24日まで開いている。赤穂・中沢・東伊那の各公民館の教室などで活動する72人が日本画、洋画、水彩画、水墨画、刺しゅう、書道、草木染めなど92作品を出品して展示。いずれも見事な出来栄えで、訪れた人たちは「素晴らしいね」などと感心しながら作品をじっくりと鑑賞していた=写真。
問い合わせは同館(TEL81・4767)へ。 -
ジュニアマイスター特別表彰
一定以上の数と水準の資格を取得した生徒に与えられる全国工業高等学校長協会のジュニアマイスター特別表彰に、駒ケ根工業高校(本間秀明校長)情報技術科3年生の竹内馨君=駒ケ根市町二区=と北平宗隆君=駒ケ根市上赤須=の2人が同校で初めてとなる認定を受けた。2日、本間校長が全校生徒の前で2人にメダルを伝達した=写真。今年度の認定者は県内で5人という超難関の突破にも2人は落ち着いた表情で「将来のための勉強と思って資格取得に努力してきた。特別表彰のことは今まで知らなかったが感無量」などと話した。共に大学の工業関係の学部に進学が決まっている2人は将来の希望について、ソフトウエア開発やIT関連の仕事に就きたい竏窒ニ話している。
特別表彰は、取得した各種の資格に応じて与えられるポイントの合計が60点以上の「ジュニアマイスターゴールド」で、かつ難度の高い一定の資格を取得した生徒のうち特に優秀な候補者が認定される。竹内君は3年間で108ポイント(26資格)北平君は80ポイント(13資格)を得ている。 -
箕輪中部小学校安全みまもり隊
会長 東城興一さん箕輪中部小学校安全みまもり隊(会員123人)は05年3月、子どもの安全を守ろうと、地域の中・高年者を中心とした有志で発足し、まもなく1年を迎える。
青色のジャンパーに帽子、腕章、写真入りネームを着け、毎日下校時間に学区内を巡回し児童と一緒に歩く。“地域のおじさん、おばさん”として、児童とすっかり顔なじみになった。
隊発足のきっかけは、学校長からの協力願いだった。社会環境の悪化で子どもたちの安全を心配し、04年12月、地域講師として授業に参加した東城会長らに話があった。
全国で子どもが誘拐される事件があったころで、「はやってしまったら収拾がつかない。箕輪で起きたら困る。子どもたちの安全の一助になり、犯罪防止に効果があれば」と、05年2月下旬に10人ほどで準備会を立ち上げ、学校長の話からわずか3カ月後、会員51人でスタートした。
当時、箕輪西小で保護者と地域住民が、箕輪北小学校区内の大出山口地区で山口元気会が巡回をしていたが、地域住民で学校区を網羅する組織を立ち上げた最初の隊だった。
「子どもの足に合わせて回ることで、一応安全だよね。隊の組織があれば不審者も入りにくい」
隊は当番制で、1日25人くらいが巡回し、さらに都合のつく人が自主的に通学路に立ったり、歩いたりする。定期的に「安全みまもり隊だより」も出す。
「大変だけど、子どもたちを守る目的を持ってるからね。歩くことは自分の健康のためにもいい」。普段着で学校まで歩くと「暇そうだね」と言われるが、ユニフォームを着ていると「ご苦労さん」と言われるので、活動もしやすいという。
ユニフォームを見ると児童が元気にあいさつして近寄ってくる。「子どもたちの顔も覚えたし、名前を覚えた子もいる。1年生の女の子は特に人懐こくて、すぐ走ってきて手をつなぐ」。児童は、「今日はどっちに行ってくれるの?」と一緒に歩いて帰ってくれる方向を聞いたり、安心して話しかけてくる。
中部小PTAが、腕章を各家庭に配布し、できるだけ巡回に協力する体制をとったことで、学校から遠いところでは隊がいる通学路の途中まで親が迎えに来るようにもなった。「いい状況になってきた。我が子オンリーから地域で守ろうという意識が強くなってきた」という。
箕輪町は下校時間に、防災無線で一斉に注意を呼びかける。伊那警察署や町防犯協会もパトロールし、地域ぐるみで守る体制が整ってきている。3月末には、5小学校区ごとのパトロール隊が意見交換と情報共有のため連絡協議会を設置する。
「箕輪は進んでるよね。あの手、この手でやってもらうと違ってくる。協議会ができれば一層安全度が高くなる」と期待を寄せる。
「本当は、みまもり隊がなくて学校に行けるようでないといけない。一人で歩いていても安全でないといけない」。隊の活動が必要ない世の中が理想だが、今は、「もっと木目細かな活動ができるようにしていかないと。どうせやるならね」と活動の一層の充実を考え、温かい眼差しで地域の子どもたちを見守っている。 -
6年1組「青空劇団」が卒業公演に向けて稽古に熱
4年生の時から演劇に取り組んできた宮田村の宮田小学校6年1組「青空劇団」が9日、念願叶って村民会館大ホールで卒業公演を開く。「最高の舞台にしたい」と、本番に向けて稽古に熱が入っている。
演じるのは宮沢賢治の作品をモチーフにした「6年1組とどんぐりと山猫」。全員で舞台道具などをつくり、演出や衣装なども自分たちで考えて決めた。 2日も2時間ほどかけて稽古。せりふまわしや動きなどをチェックした。
4年生の社会科の授業で演じて以来、劇の魅力にはまった子どもたち。昨年には村内の各保育園をまわる・スツアー公演・スも実現させて成功を収めた。
青空劇団にとって、村民会館の大ホールは夢の舞台。最後の最後で実現したが「多くの人に見てもらいたい」と、クラス全体がひとつになって張りきっている。
当日は午後6時半開場で、同7時開演。 -
第18回長野県芸術文化総合フェスティバル
水墨画展始まる第18回長野県芸術文化総合フェスティバル伊那会場の水墨画展が1日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。展示は5日まで。4、5日は邦楽、ダンス、バレエ、舞踊のステージが大ホールである。
水墨画展は長野県水墨画協会主催。長野会場のみで開いていた展示を長野と伊那の2会場で開き2年目。伊那会場は中・南信の作品101点を展示している。8号から100号までの額装、軸装で、役員特別出品もある。
出品者は県展出品レベル以上で、山や渓谷、寺、花、ヨットハーバーなどを墨の濃淡で美しく描き、色をつけた墨彩画も並ぶ。各地の指導者の個性、画風を見ることができ、出品規定がないため「自由に冒険している絵」もあるなど、さまざまな水墨画の世界を楽しめる。
協会長代行の下平瑞雲さんは、「昨年よりはるかにレベルが上がり、大きな作品を描くようになっている。水墨画は人格そのもの。人間性が筆先を伝わって画面に出る。人間性を高めることで結果としていい絵が描ける」と話している。
4、5日のステージは、4日午前10時縲恂M楽、午後1時縲怎_ンス・バレエ、5日午前10時縲恂M楽・舞踊、午後1時縲恤送xの予定。入場料は一般千円、小中学生・高校生500円(全日程・全催し共通券)。水墨画展のみは無料。 -
有害自販機
昨年11月28日の飯島町の有害自販機問題の発生時点では、数年前にも同様な問題で撤去までに1年数カ月要したとかで、関係者は一様に長い戦いを覚悟したが:設置から84日間で完全撤去という意外なほどの短期間で解決した▼要因に地主と地域が一体になり、全町で撤去運動を展開、地裁の土地明け渡し仮処分命令を得た事が挙げられるが、同町の場合、言葉は適切でないが、幸運な例かもしれない▼噂では撤去された自販機は近隣の他市町村に移動したとか。県内でも問題が長期化している例は多く、不在地主が設置したり、賃貸料が地主の生計の一部になっているケースなどは対応が難しいとか。要は同町の教訓を生かし、設置させない広域的な取り組みが一番肝心だ(大口記者)
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中沢の子どもを守る会
中沢小学校が中心となり、住民が協力して地域の子どもたちを犯罪などから守ろうと05年12月に組織された「中沢の子どもを守る会」は27日夜、第2回会議を中沢小学校で開いた。区長会、高齢者クラブ、商工会、PTA、警察などの代表者ら約20人が出席し、3月まで水曜日に全校一斉集団下校を試験的に実施すること、登校の班編成を変更することなどの学校からの提案や、各所属団体で通学路パトロールなどの実施に向けた具体的な話し合いを始めることなどを確認した=写真。
学校側は、児童が通学中に1人になる区域と時間を一人一人調べて詳細に示した通学路安全マップや、通学の実情に即した新たな集団登下校の班編成などについて説明した。
参加者の意見は、地域の皆で子どもたちを見守る必要がある竏窒ニいう点では一致したものの「曜日ごとのパトロール班編成など、もっと具体的な計画を立てるべき」とする意見が出た一方で「あまり無理すると長続きしないのでは」などとする考えが示されたが、各委員の所属団体に意見を持ち帰って検討し、次回以降の会議に結果を持ち寄って審議することを申し合わせた。
空席だった会長には中沢区長会長の木下眞さんが選出された。 -
赤穂南小インフルエンザで学級閉鎖
駒ケ根市の赤穂南小学校(白鳥彰政校長)はインフルエンザなどによる欠席児童が増えたため、2年1組を27日から3月1日までの3日間学級閉鎖する。同学級の29人中、インフルエンザで10人、かぜなどで6人の欠席者が出たことから学級閉鎖を決めた。同小ではほかに12人の児童がインフルエンザで欠席している。
市内の同小以外の小中学校では27日までにインフルエンザで欠席している児童・生徒は2人だけと少ないが、駒ケ根市教育委員会は家庭での手洗いやうがいなどを徹底して、感染を防ぐよう呼び掛けている。 -
村歌舞伎一代を成功させる会飯島分会が設立
後藤監督の地元として強力にバックアップ)
後藤俊夫監督(66)=飯島町=が農村歌舞伎を題材に取り組む長編劇映画「村歌舞伎一代(仮称)」の制作・上映を成功させる会の飯島分会設立代表者会が27日夜、文化館であり、会規約や役員を決め、会を立ち上げた。設立総会は4月11日午後7時30分から文化館で開く。今後の制作日程は、3月11日子役オーデション、3月末主役決定、4月末-5月初旬に制作発表、撮影開始は夏ごろの予定。
代表者会には町理事者、各種団体長、個人ら12人が出席。高坂町長は「町に居住し、文化芸術活動に取り組む後藤監督が、長年温めていた農村歌舞伎をテーマにした劇映画が成功するように、飯島分会を設立し、町を挙げて強力に支援しよう」と趣旨に触れてあいさつ。
後藤監督は「シナリオと実景撮りがほぼ終了、3月11日は子役のオーデション、現在118人の応募がある。3月末には主役を決定、有名で人気のある俳優を選びたい。4月末-5月初旬に制作発表、撮影は夏ごろから始まる」と経過と今後の日程を説明し「映画を通して、地域の伝統芸能のすばらしさを理解してもらうとともに、伊那谷を大いにPRしたい」と抱負を述べた。
伊那谷の自然と文化、人の心をフィルムを通じて全国に発信し、地域の芸術文化の振興を図る-を目的に、情報提供や制作資金づくり、地元ロケ、宣伝に協力する-などを盛り込んだ規約を決めた。
会長に高坂町長、同副に野村町議会議長、坂井町商工会長、松下寿雄さんを決めた。
今後は広範な住民や団体、事業所に呼び掛け、会員と寄付を募る。 -
夜のお話会
中川村の中川図書館で24日夜、夜のお話会があった。15人が参加し、ギター演奏や自作の童話、詩に耳を傾け、コーヒーの入れ方などためになる話も聞いた。
森本素子さんのギター演奏「フェルナンド・ソル」でオープニング。松村満久さんが自作の「ひとひら童話」の中から「秋葉参り」「やきばた」を披露。朴訥な語り口で、民話の世界に誘った。
また、須田貢正さんは故郷の千葉県房総半島の方言でつづった自作の詩「山のおばあちゃん」を朗読した。
最後に、大竹淳さんが「コーヒーのはなし」。コーヒー豆の種類や選び方、香りが生きるおいしい入れ方、飲み方など、コーヒー全般について話した。
このあと、大竹さんがドリップを使って丁寧に入れたコーヒーを味わい、入れ方の違いを実感した。 -
野菜販売の収益金で石楠花苑にシルバーカーを寄付
飯島町の飯島中学校3年3組(吉沢俊教諭、40人)は24日、野菜販売の収益金で地域福祉センター石楠花苑にシルバーカー1台を寄贈した。
同クラスは3年間「清龍の時間(総合的学習の時間)」を利用し、菜園活動を展開。ジャガイモやサツマイモをはじめ、20種類余の野菜を育て、学校玄関前の無人販売所や文化祭で販売し、収益金を得た。
30人余の利用者を前に、菜園係長の城取大地君は、菜園活動の取り組みを紹介し「私たちが収穫した野菜を先生方をはじめ、地域の人々に買っていただいた。そこで得た収益金を役立てようと、シルバーカーを寄贈します。有効に使って」と呼び掛けた。
デイサービスの利用者は「私たちはシルバーカーがないと、自由に歩くこともできない」と感謝の言葉を述べた。
この後、交流会。生徒たちは利用者と唱歌「花」「もみじ」などを歌ったり、「坊主めくり」で盛り上がり、最後に生徒らは4部合唱で「河口」を響かせた。
おやつを一緒に食べた後、窓拭きや利用者の帰りの手伝いなどのボランティアもした。
同クラスは近日中に特養越百園にも収益金の一部を寄付する予定。 -
「アンサンブル信州in宮田」定期演奏会
「アンサンブル信州in宮田」は26日、第4回定期演奏会を宮田村の村民会館で開いた。午後2時から「子どものためのコンサート」を、午後6時から「室内楽の夕べ」を開き、集まった聴衆に一流のアンサンブルを披露した。メンバーはアンサンブル創設者でビオラ奏者の兎束俊之さん、バイオリンの齋藤真知亜さんと浅井万寿美さん、ピアノの石井克典さん、チェロのドミトリー・V・フェイギンさん(ロシア)の5人。
「子どものためのコンサート」のステージに登場した5人はバッハ、ブラームス、モーツァルトなどの名曲を次々に演奏=写真。曲の合間には、手にした楽器についてユーモアを交えながら楽しく解説した。集まった小中学生や保護者らは、めったに生で聞けない一流の演奏の音色にうっとりした表情で聴き入っていた。 -
劇団なんじゃもんじゃ公演
駒ケ根市立図書館(北澤みえ子館長)は26日、幼児から小学校低学年の子どもと保護者を対象にした「春を呼ぶお楽しみ会」を駒ケ根市文化会館で開いた。親子ら150人が集まり、岐阜県の劇団「なんじゃもんじゃ」の楽しい芝居『きずだらけのリンゴ』を楽しんだ=写真。
舞台では、人間をだまして遊ぶのが大好きなキツネのゲンタと、友達になった人間の女の子とが繰り広げる笑いと感動の物語が展開。客席を埋めた親子らは大笑いしたり、時折しんみりしたりながら本格的な芝居を楽しんでいた。 -
手づくりの第九演奏会
伊那、木曽合同練習始まる伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を記念した「手づくりの第九演奏会」に向け、伊那地域と木曽地域の合唱団の合同練習が始まった。26日夜、伊那市の県伊那文化会館での初練習は約270人が参加し、本番と同じ大ホールのステージで練習に励んだ。
有志でつくる合唱団は伊那地域240人、木曽地域80人の総勢320人。中学生から70歳代までが集まり、伊那は昨年6月、木曽は7月から月1回の練習を重ねてきた。
木曽地域からは遠い人で車で1時間かけて合同練習に参加。発声、緊張しても高い声が出る体操などをし、合唱指導を受けて歌った。
合唱はドイツ語で、4月末までに暗譜する。今後は合同練習が月2回あり、5月末からオーケストラやソリストと一緒にやる。
演奏会は6月18日午後2時から。「ソリストに合唱団320人、オーケストラ80人。迫力ある演奏になると思う」と事務局。チケットはすでに完売に近いという。 -
上伊那出身音高・音大在学生によるフレッシュコンサート
上伊那出身の音高・音大在学生による第9回フレッシュコンサートは26日、伊那市の県伊那文化会館大ホールであった。学生たちは一人ずつステージに立ち、若いエネルギーあふれる演奏を披露した。若い芽を育てる会主催。伊那毎日新聞社など共催。
音楽を学ぶ学生に発表の場を提供し大きなステージで発表する度胸をつけると同時に、地域の人に勉強の成果を聞いてもらおうと、保護者らでつくる同会が毎年開いている。
今年は音高生1人、音大生15人が出演。持ち時間は一人約10分で、ピアノ、サクソフォーンの独奏、ソプラノやバリトンの独唱を披露。それぞれが練習している曲、自分で作曲した曲など1曲から2曲を観客の前で堂々と演奏した。観客は学生たちの演奏に温かい拍手を送った。 -
第2回いな歌謡祭
第2回いな歌謡祭が26日、伊那市生涯学習センターホールであった。上伊那の歌謡教室で学ぶ生徒らが出演して熱唱、熱演した。
昨年開催し好評だったことから計画。今年は歌に踊りや手品なども盛り込んだ51プログラムを繰り広げた。
出演者は着物やドレスなど華やかなステージ衣装に身を包み、スポットライトを浴びて熱唱。日ごろの練習の成果を存分に発揮して自慢ののどを披露した。会場は満席で、素晴らしい歌声や踊りに大きな拍手を送った。
今井愛子パッショングループ、藤華流・藤華久三社中、東原とし歌謡教室などのダンスや踊りも歌謡祭をより一層盛り上げた。 -
教育基金講演会
駒ケ根市教育委員会は24日、市内の小学6年生と中学2年生を対象にした教育基金講演会を同市文化会館で開いた。児童、生徒のほか学校関係者や一般など約700人が集まり、京都大名誉教授で、兵庫県立「人と自然の博物館」館長の河合雅雄さんによる「自然が育む豊かな心」と題した講演を聞いた。
小さいころは体が弱く、小学校にも半分ほどしか行けなかったことから「勉強は全然できず、成績が悪かった」という河合さんは「山や川で遊んだり、たくさんの生き物と触れ合ったことで生命や欲望について学んだ。皆さんも動物を飼ったり自然の中で遊んだりして豊かな心を育てていってほしい」と語り掛けた=写真。
河合さんは霊長類研究の第一人者として世界的に知られる。『子どもと自然』『少年動物誌』など著書多数。 -
県看護大入試
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は25日、06年度一般入学試験(前期)を同大で行った。会場の指定の席に着いた受験生らはそれぞれ緊張した表情で試験開始を待ち、小論文と面接に取り組んだ。受験したのは志願者78人のうち76人で、定員42人に対し倍率は1・8倍。
3月13日に行われる後期試験は定員8人に対して出願者は60人(男子5・女子55)で倍率は7・5倍。05年度の前期2・7倍、後期12・1倍に比べて「広き門」となっている。
合格発表は前期が3月1日、後期は同20日の午前10時から同大に受験番号が掲示されるほか、インターネットでの閲覧もできる。 -
写真展「小町屋女性五人展」
駒ケ根市赤穂小町屋在住の5人の写真愛好家女性らによる写真作品展「小町屋女性五人展パートII」が市役所向かいのアルプス中央信用金庫南支店ロビーで3月20日まで開かれている=写真。藤澤房子さん、多胡善江さん、伊藤ひとえさん、小島千鶴枝さん、山本純子さんが撮影した花や風景などの写真10点が展示され、訪れる人の目を楽しませている。
5人は市内の写真クラブ「彩(いろどり)」と「フォトF」の会員で、互いに近くに住んでいることから親交が深まり「作品制作の励みになれば」と展示会を企画した。
入場無料。