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「池田満寿夫の世界」展
伊那市の県伊那文化会館で14日、「池田満寿夫の世界」展-初期銅版画から絶筆まで-が始まった。
日本を代表する版画家・池田満寿夫(1934-97)は、56年から色彩銅版画の制作をはじめ、26歳で第2回東京国際版画ビエンナーレ展で文部大臣賞、66年に第33回ヴェネツィア・ビエンナーレの版画部門で大賞を受賞。97年に亡くなるまでに制作した版画は1千点を超える。
作品は、初期の銅版画から、大胆な色面のリトグラフを経て、日本の古典に回帰していく晩年までの版画を中心に、水彩や素描など貴重な作品25点を含む約100点を年代順に展示。女性像や身近なできごとを作品化したものがほとんどだが、晩年は楽器をモチーフにした作品もある。
池田満寿夫自身による作品についてのコメントの抜粋も主な作品に添付している。
学芸員は、「版画家・池田満寿夫のエッセンスを一堂に集めた版画展。水彩や素描の一点ものが充実しているのも見所の一つ。作風の変化が激しい作家なので、年代順に見ていくことでその変化が体感できる」と話している。
会期は11月13日まで。午前10時-午後5時半。月曜休館日。観覧料一般700円、高大生400円、中学生以下無料。 -
中学校でにぎやかに文化祭
伊那市、箕輪町、高遠町、南箕輪村、長谷村の中学校8校で14、15日、それぞれ文化祭を展開している。選択教科、部活動、クラスなどの展示、生徒有志による歌、ダンス、コントのほか、音楽会などのステージ発表
と多彩なイベント。地域住民も大勢かけつけ祭りを楽しんでいる。
伊那中学校の全校総合「泉が丘の時間」のステージ発表では、「国際理解」講座の生徒らが各国の文化、民俗料理について調べたことを、民族衣装を着て発表した。3年生と菊づくり愛好者でつくる「伊那千秋会」の小林芳雄さん=市内御園=が共に取り組んできた、菊の花約180鉢も廊下を飾った。
箕輪中学校はクラス対抗のスポーツフェスティバルで4000メートル仮装リレーを企画。1チーム40走者のうち、1、20、40番目がプロレスラー、魔女、園児などの格好にふんして走った。
長谷中学校は40回目の節目、来年の市町村合併を踏まえ、「Here is Start縲恊Vたな一歩を踏み出せば縲怐vがテーマ。廊下の窓ガラスに「進歩」をイメージしたステンドグラスを製作した。 -
宮田中文化祭で弁論会
宮田村宮田中学校の文化祭「梅樹祭」が14日始まり、多彩な展示などで賑わっている。恒例の弁論会は各学級の代表者が弁士となり、全校生徒の前で発表。自分の置かれている状況を見つめ、命や生きることについて主張する姿が目立った。
1年2組の石倉みほさんは、死を簡単に考えてしまう風潮に対して反論。「嫌なことがあってもほんの一瞬。小さな積み重ねが未来を変えていくはず」と主張し、生きていることが一番大切で意味があるとも語った。
2年1組の小林紗枝さんは祖父の戦争体験談から、命を粗末に扱う戦争に無意味さを感じたと発表。
「私は戦争を体験したことがないから、どんなに苦しいかは分からない。けど、話しをしてくれたおじいちゃんの顔を見たら、戦争はしてはいけないことだと感じた。みんなにも分かってほしい」と訴えた。
何にでも順位がつく競争社会について主張したのは3年1組の伊藤穂菜美さん。競争は努力につながると、肯定的にとらえ「生まれた時から順位がつく世の中。現実から目を離さないようにしたい」と話した。
15日は午前8時40分から講演会、午前10時40分からは音楽会を開き、午前9時から午後1時まで一般公開する。 -
宮田村の親子学級「どろんこクラブ」の活動に反響
「全国公民館研究集会」で発表宮田村公民館の上條雅典主事が13日、兵庫県神戸市で開かれた「全国公民館研究集会」に発表者として参加した。全国の公民館関係者約250人を前に、同公民館の親子学級「どろんこクラブ」について活動内容を説明。出席者は地域の協力と環境の良さを羨望(せんぼう)のまなざしで聞き入っていた。
コメづくりをはじめ野外体験を中心に活動する「どろんこクラブ」。上條さんは地域の支えで成り立っていることを説明し、楽しむ親子の姿などを写真で紹介した。
質問の時間もあったが、特に都会の公民館関係者を中心に反響。土があり、泥があり、そして地域が支える宮田村の取り組みが新鮮に映った様子で、活動について詳しく聞いていた。
上條さんは「上伊那から離れた場所で話しをしてみて、改めて宮田村の環境や地域が豊かで、元気があると感じた。人のつながりも含め田舎の良さを活かしながら、今後の公民館事業に活かしていきたい」と振り返っていた。 -
飯島中学校で清龍祭
青春の熱き祭典始まる-。飯島町の飯島中学校の文化祭「第37回清龍祭」は14、15日、「The map of dreams ここから描く夢の地図」をテーマに開かれている。
初日は感動的な開祭式に続き、恒例の「意見発表会」、1年1組の宮沢知生さんは「いじめや差別を受けた人は心が傷つく、した人もいやな気持ちになる。ひとり一人が優しい気持ちになっていじめや差別をなくそう」と訴えた。1年2組の下平真衣子さんは祖父の病気を通して、作業療法士の仕事を知り、将来の仕事として真剣に考えていると話した。このほか、各クラス代表が環境や平和、命などをテーマに発表した。
また、生徒会企画「若人の広場」では、各クラスがダンスや劇、仮装など趣向を凝らしたステージで盛り上がった。
2日目は、演劇部、合唱部、選択音楽、吹奏楽部など文化部系部がステージを飾る「地域交流の会」、各クラスが練習の成果を披露する「音楽会」。展示は学級展示、美術部展、選択教科展など各種展示。一般公開は午前8時30分縲恁゚後2時30分。 -
赤穂南小秋の遠足
駒ケ根市の赤穂南小学校(白鳥彰政校長)は11日、秋の遠足を行った。大きなリュックサックを背負った児童らは、各学年ごとに市内や飯島町の公園など、それぞれの目的地を目指して元気に学校を出発した。
2年生は赤穂町四区にある北の原共楽園を目指した。元気に歩いて到着した共楽園で児童らは早速弁当を広げ、おかずを友達と見せ合ったりしながらおにぎりやハンバーグをおいしそうにほお張っていた。食後は公園内のスライダーやブランコ、鉄棒などの遊具で遊んだり、鬼ごっこをして走り回ったりするなど、歓声を上げながら秋の一日を思い切り楽しんでいた=写真。 -
赤穂小稲刈り
駒ケ根市の赤穂小学校(高野普校長)5年生は12日、学校近くの田んぼで稲刈りをした。ほとんどの児童がかまを手にするのは初めてとあって始めのうちはぎこちない手つきだったが、教諭らや応援に駆けつけた保護者らの助言を受けるうちにすぐに慣れ、どの児童もザクザクと歯切れの良い音をたてながら刈り取り作業を楽しんだ=写真。が、しばらくすると慣れない中腰の姿勢や力の要る作業に「腰が痛い」「腕が疲れたー」などの悲鳴があちこちで上がっていた。
約3アールの田に実った稲は幻の米といわれる白毛もち米。総合的な学習の時間などを利用して、児童らが草取りや水の管理などの手入れをしてきた。刈り取った米は11月の収穫祭で児童らがもちつきをして食べる予定という。 -
宮田中学校梅樹祭きょうから
宮田村の宮田中学校は14、15日、文化祭「第47回梅樹祭」を開く。「扉縲恚・ッだそう 新しい明日への扉開けて」をテーマに、学校生活の成果をさまざまな形で発表。平和の願いを込めて全校生徒が折った千羽鶴のモニュメントも完成し、会場で披露する。
習字や美術など個人作品の展示のほか、調査、研究したことを展示発表する。
生徒会は平和の気持ちを千羽鶴のモニュメントにして展示。生徒会役員だけでなく、全校がひとり2縲・羽折ったものを集めたもので、生徒がひとつになって願いを表現した力作だ。
「折り鶴をはじめ、全校が協力して準備してきた。弁論会や音楽会など、ひとりひとりの良い思い出にしたい」と同祭実行委員長の小原美沙さん。
同祭は一部を除いて、一般公開する。
14日は午前8時40分からの開祭式の後、生徒が主張する弁論会。午後12時50分からは学年合唱、引き続き演劇、恒例の運動会を行なう。
15日は午前8時40分から、スペシャルオリンピックスで公式サポートソングを唄ったデュオグループ「ma」を迎えて講演会。午前10時半からは音楽会を開く。
校内展示の一般公開は午前9時から午後3時半(15日は午後1時まで)。 -
かんてんぱぱホールで福田啓助さんの遺作と荒井耀子さんの作品展示
独自の感性と技術で創作人形を作り続けた作家、故・福田啓助氏と、妻であり、弟子でもあった荒井耀子さん(75)=伊那市荒井=の作品展が、13日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。美しさや独特の雰囲気を放つ福田氏の作品と、女性的な優しさが伝わる荒井さんの作品、約110点が、訪れた人を楽しませている。
福田氏が他界して5年。かねてから遺作展を望む声はあったが、多忙のため、なかなか機会を持てなかった。時間ができた今回、急きょ「遺作福田啓助・荒井耀子作品展」を決めた。
朝日現代人形美術展、光風会工芸美術展入選など、創作人形で高い評価を得てきた福田氏は、画家としても活動していた。今回は油彩なども展示。福田氏の集大成ともいえる作品展となっている。
荒井さんは「枠にとらわれず、画家的な感性が生きている」と福田氏の魅力を語る。多様な感性で手がけられた美しい日本人形や、質感を生かした奇抜な作品は、見る人に驚きと強い印象を与える。
荒井さんは「これが最後の展示会。福田を知らない人にも、こんな仕事をしていたということを知ってほしい」と話していた。
入場無料。16日まで。 -
箕輪北小と東小の2年生が交流
箕輪町の箕輪北小学校2年生3クラス(72人)は12日、箕輪東小学校を訪れて2年こころ組(20人)とゲームなどで初の交流をした。
町国際交流員のファーガス・ケリーさんから、東小の大きな体育館、ジャンボ滑り台、2年生が飼っているヤギのメーちゃんの話などを聞いた北小2年生が、「東小に行って仲良くなりたい」と9月中旬に手紙を書いた。東小から「ぜひ来てください」と返事が届き、交流会が実現した。
交流遠足で歩いて東小に到着した北小児童は、東小児童と体育館で対面した。
北小が紹介した「社長さんジャンケンゲーム」は、握手をし、自己紹介をしてジャンケンする友達と仲良くなるゲーム。勝ち進んで最後に社長とのジャンケンに勝つと新しい社長になれる。児童は初めは少し恥ずかしそうに握手をし、小さな声で自己紹介していたが、ゲームが進むにつれて打ち解け、元気にジャンケン。「勝った!」「あー、負けた」と盛りあがった。
東小が紹介したドッジビーは、4チームに分かれてゲームをし、歓声を上げて熱中。両校の児童が一緒になった仲良し班12班でビンゴゲームをしたり、楽しみにしていたヤギのメーちゃんを見るなど仲良く過ごした。 -
はら美術で加藤竹美さんの油絵展
見る人を圧倒する力強いタッチで、重厚感のある鮮やかな油彩を描く作家、加藤竹美さん(67)=東京都品川区=の個展が、13日から伊那市旭町のはら美術で開かれている。独特の世界観が表現された静物や風景、抽象画など56点が、訪れた人を魅了している。
伊那市にアトリエを持つ加藤さんが個展を開くのは6年ぶり。子育てを終えた40歳の時、武蔵野美術大学に入学。静物や風景など、具象を中心とした油彩を手がけ、新制作展など、数々の展覧会で入選してきた。
モチーフを越えた存在を表現する窶狽ニいう加藤さん。力強く描き込まれた独特の空間は、小さな枠でも迫力を失わず、静物や風景にも動きを感じさせる。また、表現する世界観は、モチーフを全く別の存在へと変える。
より広い世界の表現方法を求め、63歳の時に再度大学へ入学。2年間抽象画を学び、昨年卒業した。抽象画「INFINITY」は、その成果が生きた作品で、今年の女流画家協会展にも入選した。果てのない存在を感じさせる作品は、具象同様、加藤さん独自の世界へ、見る人を引き込む。 -
伊那市民美術会が展示
伊那市民美術会(赤羽久仁成会長、65人)の第28回美術展が13日、伊那市生涯学習センター2階ギャラリーで始まった。洋画、日本画など57点がそろう。18日まで。
絵画は10号以下と小作で、かやぶき屋根に柿の木などを描いた「初秋の伊那谷」、ピンク色の桜並木を題材にした「坂戸橋」、「宝剣岳初雪」など地元風景が多い。そのほか、ステンドグラスや陶芸なども並ぶ。
赤羽会長は「近作が中心。個性ある、市民の素朴な作品を見ていただきたい」と話している。
美術会は絵画、陶芸、ステンドグラスなど分野は幅広く、プロ・アマを問わず、市民と市出身者で構成される。写生会やデッサン会など活動を展開。来年3月に高遠町・長谷村と合併することから、広く会員を募っていきたいとしている。
開館は午前9時から午後6時(最終日5時)まで。無料。 -
アンサンブル信州in宮田定期演奏会、来年も7月に
子どもたちに一流の音楽を聞かそうと、国内の若手奏者らを集めて弦楽合奏団を運営している宮田村の「アンサンブル信州in宮田を育てる会」は8日、定期総会を開いた。音楽文化の定着に向けて活動を展開することを再確認。来年も7月8日に4回目の定期演奏会を駒ケ根市文化会館で開くことを決めた。
定期演奏会には村内をはじめ、地域の小中学生を招待。前日には宮田小、中学校で団員と生徒との交流会も予定している。
また、2月にはスプリングコンサートも計画。音楽をより多くの人に親しんでもらう。
総会では演奏会の日程を含めた今期の事業計画を承認。
役員改選も行ない、赤尾義道会長ら主要の理事は留任した。役員は次の皆さん。
▽会長=赤尾義道▽副会長=加藤一彦▽理事=赤羽正、小木曽宏一郎、奥田憲一、春日幹夫、加藤英明、田中一男、西川政義、宮下進八郎、野溝和人、新津吉明、山田弘之▽監事=春日範昭、古藤崇志▽顧問=兎束俊之、中村栄三 -
宮田小の教室にアスベスト含まれず
2年生の3学級、約1カ月ぶりに本来の教室へアスベスト(石綿)を含む疑いのあったロックウールが天井に露出していた宮田村宮田小学校の3つの教室と中階段で、素材を採取して検体分析した結果、アスベストが含まれていないことが12日までに分かった。村教委は「安全を確認できた」として、閉鎖していた該当の教室と階段の使用を再開する。
アスベスト含有が疑われた教室を使っていた2年生の3学級は、先月6日から校内の別の教室に移って授業を行なっていた。約1カ月ぶりに本来の教室に戻ることになる。
このほか、天井裏にロックウールが吹き付けてあった放送室からもアスベストは検出されなかった。
同小では音楽室と児童昇降口の天井裏にもロックウールが使われていることが分かっているが、密閉状態で点検口もない。
「今回の結果からもアスベストが含まれたり、飛散している可能性は低い」としているが、音楽室については近く空気中の濃度検査を実施する予定だ。
また、天井や壁などに露出する形でロックウールが吹き付けてあった村文化会館機械室、村老人福祉センターボイラー室についても、アスベストは未検出だった。 -
西箕輪小学校5年梅組がリンゴを収穫
総合学習で4月からリンゴづくりをしてきた伊那市の西箕輪小学校5年梅組(平澤明子教諭)の児童31人が12日、西箕輪の畑で、真っ赤に実ったリンゴ約360個を収穫した。
リンゴの生産から販売まで携わり、農業の大変さや流通を学ぼう窶狽ニ、3本の木を育ててきた。農作業の苦労を実感した子どもたちは、木を借りる園が、台風の被害を受けた時、落果リンゴを拾う手伝いを積極的にした。
鮮やかに色づいたリンゴを見た子どもたちは「こんなに赤いリンゴがあった」「大きいね。いくらで売れる?」とうれしそうに話しながら、収穫を楽しんだ。
リンゴは13日、南箕輪村のアップルランド伊那インター店、伊那市のニシザワ信大前店、双葉店、ベルシャイン伊那店で、午前10時から午後2時半の間、子どもたちが対面販売する。売り方や値段は班ごとで決めるため、各店によって異なるという。
リンゴはジョナゴールドで「大きさもあり、味も良いので、ぜひ買ってほしい」と呼びかけていた。 -
伊那市の4中学校で文化祭14、15日
伊那市の伊那、東部、西箕輪、春富の4中学校は14、15日、それぞれ文化祭を開く。各教科の作品展、部活動展、生徒会展のほか、ステージ発表、体育祭などが盛り込まれている。
伊那中・第58回泉が丘祭
「ボランテリーステージ」では有志がコント、漫才、ブレイクダンスなどを展開。音楽会は学年、クラス、全校別で計18曲を披露、1学期末から選曲、練習窶狽ニ、積み上げてきた成果を発表する。
1日目は午前8時20分縲怺J祭式、8時55分縲恃ュ表(1)選択教科、9時55分縲恃ュ表(2)泉が丘、10時45分縲恊カ徒会企画、午後1時10分縲恣W示見学、2時10分縲怎{ランテリーステージ。2日目は午前8時30分縲恃ュ表(3)舞台芸能A・B、9時50分縲恣W示見学、10時40分縲恃ュ表(4)部活動、午後12時40分縲怏ケ楽会、3時40分縲恤ツ祭式。
東部中・第37回すず竹祭
文化祭のテーマは「SUZUTAKE魂縲恣w力の花を咲かせよう縲怐v。テーマにもとづいた内容の劇と映画を披露し、花花しく開祭式を飾る。生徒会企画の「バラエティーショー」は司会者、審査員を設け、マジックなどを有志が繰り広げる。
1日目は午前9時縲怺J祭式、9時40分縲恆I択教科発表、11時10分縲恆フ育祭、午後1時30分縲恣W示見学、2時40分縲怎潤[クショップ発表。2日目は午前9時縲怏煙部発表、10時15分縲恊カ徒会企画、11時25分縲恪㍼・部発表、午後1時05分縲恊¢t楽部発表、2時50分縲恤ツ祭式。
西箕輪中・第38回紅葉祭
騎馬戦、借り物競走など熱戦が予想されるクラス対抗の体育祭、仲間と協力して謎を解く生徒会企画のゲームなどを展開する。1日目の「ステージ発表(1)」は、有志でつくるグループが、ダンス、劇、バレエなどの出し物を披露する。
1日目は午前8時40分縲怺J祭式、9時10分縲恤ル論会、10時30分縲怎Xテージ発表(1)、11時20分縲恣W示見学(1)、午後0時50分縲怎Xテージ発表(2)、2時10分縲恊カ徒会企画。2日目は午前8時50分縲恊¢t楽発表、9時20分縲恣W示見学(2)、10時縲怏ケ楽会、午後0時30分縲恆フ育祭、3時30分縲恤ツ祭式。
春富中・第41回矢羽根祭
文化祭のテーマは「全力疾走!我が道をまっすぐに」。全校生徒が製作した、羽の長さ約2メートル50センチの鶴のモニュメント1体、その半分の大きさのモニュメント3体を体育館に展示する。2日目「お年寄りを招待する会」は、意見発表会、部活動発表会(2)、生徒発表などを展開する。
1日目は午前8時55分縲怺J祭式、9時50分縲恤矧・ョ発表会(1)、午後0時15分縲恣W示見学、1時55分縲恊カ徒会の集い窶拍ャ運動会窶煤B2日目は8時40分縲怩ィ年寄りを招待する会、10時50分縲恣W示見学、午後0時15分縲怏ケ楽会、3時縲恤ツ祭式。 -
こまがね国際広場
駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊との共同イベント「協力隊週間2005inこまがね」(実行委員会主催)最終日の9日、駒ケ根駅前の広小路と銀座通りで「こまがね国際広場」が開かれた。歩行者天国となった通りには協力隊OG、OBのほか候補生らが運営する世界各国の民芸品販売の露店や地域の文化などを紹介するブースがずらりと軒を連ね、特設ステージでは世界の音楽やダンスなどがにぎやかに披露された。会場には多くの親子連れなどが詰め掛け、民族衣装の試着や世界の料理の食べ歩きのほかスタンプラリーなどを楽しんだ。
一番人気は世界の国旗を顔に描くフェイスペイントのコーナー。多くの子どもたちが列をつくり、カラフルな国旗の中から好きなデザインを選んで頬などに筆でペイントしてもらった=写真。
民族衣装の試着コーナーでは、日本にはないような独特の色やデザインの服をあれこれと着替えては、友達と見せ合ったり写真に撮ってもらったりしていた=写真。 -
バイオリン・チェロ発表会
バイオリニストの故鈴木鎮一が提唱して世界に知られているスズキ・メソードに基づき、幼児からの音楽教育を実践している才能教育研究会の伊那支部(森川富美子支部長)は10日、伊那・駒ケ根教室の生徒らによる05年度バイオリン・チェロ発表会を宮田村の村民会館で開いた。3歳から高校生までの約60人が代わる代わるステージに立ち、1年間の練習の成果を披露した。
小さな演奏家たちは子ども用サイズの小さなバイオリンやチェロを構えて無心に弓を動かし、バッハやドボルザーク、ウェーバーなどの曲を見事に弾きこなして大きな拍手を受けていた。客席の保護者らは、ステージで演奏するわが子の晴れ姿を収めようとビデオカメラを構えたり、「失敗しなければいいが…」などとささやき合ったりしながら、心配そうな表情で舞台での演奏ぶりをじっと見詰めていた。 -
南大東島、大東太鼓「碧会」
東京国際和太鼓コンテストに参加05年夏、民間交流で伊那を訪れ伊那市民を魅了した南大東島の大東太鼓「碧会」が、15日から東京都代々木で開催される東京国際和太鼓コンテスト本選に参加する。
組太鼓青少年の部で、全国から選抜された10組の一つ。出演者には伊那市を訪れた8人に新たに6人が加わり、応援団を連れ立って島から上京する。出番は15日午後。
県伊那文化会館や小沢川沿いのお祭り広場で人々を魅了した荒々しい大東太鼓。人口1380人島で、中学生以下が30人も参加する同会のメンバーは、優勝を狙って現在、必死に練習を繰り広げている。「伊那で演奏したことで自信ができた」という子供も多く、島の期待も高い。
コンテストは、浅野太鼓文化研究所と東京新聞が主催する全国規模。組太鼓青少年の部のほか、大太鼓、組太鼓一般の部があり、著名な奏者による太鼓教室も同時開催される。
コンテストに向け、南大東島島民を伊那に招いた実行委員会のメンバーは、伊那市応援団を結成して会場である代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターに乗り込む予定だ。
なお、大東太鼓「碧会」から伊那市民に向け寄せられたお礼の手紙も掲載する。 -
高校改革プラン推進委員会(9)
第3通学区の高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)の9回目が11日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。これまで設置の是非に関する議論を深めていなかった多部制・単位制について池上委員長は、あらためて委員の意向を確認。設置の方向で検討し、条件が整わなければ設置しないことで合意し、総合学科も同様の見解を得た。また、多部制・単位制を検討する小委員会は設置しないとして、前回の決定を覆した。
多部制・単位制は「地域ニーズがあるのか」や「生徒が集まるか」を疑問視する声が挙がり、独立校として多部・単位制を整備するのでなく、現在の定時制を整備する案もあがった。小林辰興・辰野町教育長は、多部制・単位制高校が第3通学区で成立するための条件を明確にし、それが実現できるかどうかで設置を検討することを提案。検討は、設置を想定しながら進めるが、多部制・単位制の成立条件が整わなければ設置しないことで合意した。
教育面から多部制・単位制の充実を図りたい窶狽ニして、設置が決まっていた小委員会は、ある程度状況を判断できる材料がそろったこと、財政的側面の問題も考慮しなければならないこと、時間的制約を理由に、設置を見送った。
次回は、多部制・単位制高校や総合学科などを、どの地域に設置するかを議論する。 -
中川西小でもみじ給食
中川村の中川西小学校は11日、お茶の白い花が咲き、ミズナラの葉が黄みを帯び、ドウダンツツジが赤さを増し始めた校舎周辺で、「もみじ給食」を行った。
この日の献立は秋の味覚クリを使ったお赤飯、子どもたちに人気の肉団子、ニンジンやハクサイなど野菜たっぷりのごまあえ、運びやすい乳酸飲料、デザートはプリン。
それぞれ、学年別に芝生にシートを敷いて、給食を囲んだ。代表児童の「手を合わせて、いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは色づきはじめた里山のもみじ、風を伝って香る金モクセイなど、秋の風情と一緒に、給食を味わった。 -
中沢小炭焼き窯完成式
駒ケ根市の中沢小学校で同校PTAらが製作に取り組んできた新・炭焼き窯がこのほど完成し8日、完成式が現地で行われた。PTA、学校関係者ら約40人が出席して窯の無事完成を祝い、今後の安全運用を祈った。
PTA会長の竹村浩一さん(53)は「関係者の努力により、立派な窯が完成した。文化としての炭焼きがこの地域の子どもたちの心にさらに深く根付いていってほしい」とあいさつした。北原三千生校長が真新しい窯にお神酒をささげ、出席者全員で安全を祈願したのに続き、児童代表の竹村亮作君(6年)は「今までの窯は古くて倒れそうだったが、もうその心配もなくなってとてもうれしい。大切に使います」と感謝の言葉を述べた。
同小では中沢の伝統産業であり、文化でもある炭焼きを児童らに受け継いでいってほしい窶狽ニ92年に窯を設置し、総合的な学習の時間などを利用して毎年炭焼きを行ってきたが、数年前から天井が落ちるなど傷みが激しくなってきたため今年8月に取り壊し、新たな窯の製作を進めてきた。校庭の北の一角に造られた窯は小学校には珍しい本格的な造りで、内部の奥行き2メートル、最大幅1・6メートル、高さ1・5メートル。周囲は土と耐火レンガで固め、外壁にはヒノキの丸太を使った。事業費150万円は県のコモンズ支援金のほかPTA基金と市補助金でまかなった。
児童らが焼いた炭はPTAや市民らに販売して収益金を卒業記念品や図書「炭焼き文庫」の購入に充てているほか、国内で大きな災害があった際には被災地へ義援金として送るなどしている。 -
秋風の中、ブルースに魅了
レノンとカフカの音楽祭伊那市西春近の里山に本格的ブルースの音色が響いた。伊那市の居酒屋「地球屋レノン」とカフェバー「カフカ」が開店5周年を記念して開催。日本有数のブルースバンドJungle Hopをはじめプロの奏者、3組が来伊。地元からは伊那市近郊の愛好家でつくるPAN窶寧AHと伊那市軽音楽愛好協会が出演した。
会場の知立市屋外センターには午前中から、両店の常連客やブルース愛好家100人近くが詰め掛け、秋風の中、次々と演奏されるブルースに、手拍子を贈ったり、体全体でリズムを取りながら聞き入った。
レノンの店主・藤田博寿さんは「天候の具合で屋外ではできなかったが、初めての催しが実現できて良かった」と感想。カフカの店主・有賀正臣さんは「たくさんの人に来ていただき、感謝、感謝の一言です」と話した。 -
伊那緑ヶ丘・緑ヶ丘敬愛幼稚園・幼稚園祭
伊那市の伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園は9日、第49回幼稚園祭を伊那小学校のグラウンドで開いた。鼓笛隊演奏や踊りを懸命に披露する園児を応援する家族の声が行き交った。
今年は、親子の触れ合いを楽しく表現しよう窶狽ニ、競技性の中に、笑いやレクリエーション性を持たせた種目を多く導入。父親と園児が共に参加する競技も多数あった。
変装した父親らの中から自分の父親を探し出す種目「お父さんはどこ?!」は、テレビのキャラクターや女性を装った父親がずらりと並び、園児は、その中から自分の父親を見つけ出した。中には変装した父親を「自分の父親じゃない」と最後まで嫌がる園児もいて、会場を笑いに包んだ。 -
伊那北高校27回生卒業30周年記念式典
卒業30周年を記念して8日、伊那北高校の1975年度卒業生(27回生)が、伊那市の同窓会館で記念式典をした。懐かしい顔がそろい、校歌を歌ったり恩師からの祝福を受け、3節目を迎えた喜びを共に祝った。
同窓生は、卒業30年目に式典をしている。今年は全276人のうち約130人が集まった。クラス単位で集まることはあっても、学年で集まることはなく「顔を見ても分からない人もいる」と話す同窓生もいた。
式典の実行委員長の角田泰隆さんは「式典は再結束する良い機会。30年を経て自分たちの子どもがあのころの年となり、自分たちが両親の年になった。色んな生き方をしてきた同窓生に触れ、さまざまな場面で助け合える関係になれればと思う」と語った。
クラスマッチやホームルームもして、ばらばらに歩んできた歳月を埋めながら、30年前の思い出に浸った。 -
菓子づくり講座始まる
飯島町中央公民館のすてきなお菓子づくり講座(夜の部)が7日夜、文化館で、開講した。12月16日まで全4回開く。
同講座は今年で3年目、親子を中心に10人が参加、初回は渋谷美治恵さん(中平)から「アーモンドとそば粉のクロッカン」「キャロットカップケーキ」の2品を教わった。
「キャロットカップケーキ」は、ニンジンをすりおろし、卵白は角ができるまで泡立て、小麦粉、砂糖を入れ、最後にニンジンを入れ、ざっくり混ぜ、カップに注ぎ、170度のオープンで20分焼いて出来上がり。
渋谷さんは「2品とも、身近にある材料を使った簡単なお菓子。菓子づくりは材料をきちんと量ることが基本」と話していた。 -
濃霧の中、楽しく史跡巡り
飯島町七久保の七久保育成会は8日、濃霧の中、約70人が参加し、恒例のウォークラリー史跡巡りをした。
七久保林業センターに集合した参加者は6組に分かれ、3分の時差をつけてスタート。 チェックポイントは7カ所、最初のポイント芝宮神社では、神木の胴周りをはかり、第2の遠見石では地域の人からいわれを聞いた。
また、稲荷神社では、育成会役員が扮した、万年仙人とジャンケンで負かし、行者様ではパン焼きをするなど、楽しく遊びながら、地域の自然と歴史に親しんだ。
濃霧が視界を妨げ、時々、小雨もぱらつくあいにくな天気だったが、子どもたちは仲間同士、協力しあって、次々と、チェックポイントをクリアした。 -
被爆者で広島平和会館の坪井さんが講演
「どんな戦争であれ、おろかで馬鹿げている」原爆被爆者で広島平和会館館長の坪井直さんが8日、宮田村民会館で講演した。今も後遺症に悩む悲惨な体験を振り返りながら、国の利害が市民を不幸にすると指摘。「どんな戦争であれ、おろかで馬鹿げている」と訴えた。
上伊那地区労働組合会議の主催。戦後60年を経て歴史を風化させず、語り継ごうと開いた。
子どもを含め約100人が聴講。皮膚が焼けただれた被爆直後の様子から、放射線による後遺症で何度もガンなどを発病した体験談に耳を傾けた。
「目が飛び出したまま逃げている女学生、ガラスが頭に突き刺さり血だらけの男性もいた。思い出すとつらいことばかり」と惨劇を赤裸々に話す坪井さん。
救助に来た日本軍は、子どもや女性、高齢者を見捨てて、若い男性だけをトラックに乗せて搬送した、とも説明。「役に立つかどうかだけで決める。それが戦争」とも語った。
国の利害だけで動く戦争のおろかさを繰り返し訴え「何が人類を幸せにするのか考えてほしい」と話した。 -
兎束さんのビオラリサイタル
宮田村が拠点の弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の音楽芸術総監督で、世界的なビオラ奏者の兎束俊之さんが8日、同村民会館でリサイタルを開いた。ビオラを始めて50周年にあたり、思い入れがある名曲の数々を披露。この日のために書き下ろしたオリジナル曲も演奏し、観客を魅了した。
同合奏団専属のピアニスト石井克典さんを客演に迎え、大学卒業後初めて開いたリサイタルで演奏したロカテッリやブラームスのソナタなど織りませた。
オリジナル曲の「ビオラと琵琶のための幽玄」も初披露。約400人で満員の会場は、音楽にかける情熱にふれた。
兎束さんは前東京音楽大学学長。「一流の音楽を子どもたちに聞かせたい」という宮田村有志の願いに賛同して、アンサンブルの設立に尽力。定期的に来村して演奏会を開いている。
半世紀をたどるリサイタルは宮田と東京(28日)のみの公演。 -
駒工強歩大会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は7日、第42回強歩大会を行った。全校生徒約330人のうち297人が参加し、男子は34・7キロ、女子は31・1キロのコースを走ったり歩いたりして体力の限界に挑戦した。
男子生徒は学校を午前9時にスタート(女子は吉瀬を9時50分)=写真。一路中沢を目指し、吉瀬から大曽倉、東伊那、下平を経て学校へと戻るアップダウンの激しいコースを息を切らしながら完走・完歩を目指した。途中5カ所のチェックポイントが設けられ、規定時間内に通過できないと落伍扱いとなるため、生徒らは時計を見ながら懸命に歩いた。結果、290人の生徒が完歩を果たした。最終到着者の記録は8時間16分。
上位入賞者は次の皆さん(カッコ内は学年)。
▽男子(1)北原雄徳(2)2時間44分(2)宮脇卓也(2)(3)川上陽介(2)(4)鎮西大介(1)(5)石澤幸也(2)(6)宮澤純樹(3)(7)笠原延仁(2)(8)太田誠(2)(9)木下涼(1)(10)山中孝之(2)
▽女子(1)湯田真澄(2)、塩木咲耶(3)、久保田早紀(1)6時間51分(4)田中藍乃(2)、新井久代(1)(6)米山光(2)、黒塚菜菜(2)