-
信州伊那高遠の四季展 休止に
旧高遠町時代の2000年から、3年に一度全国公募で行われてきた、信州伊那高遠の四季展が、休止となることがわかりました。 休止となることがきまり、伊那市の信州高遠美術館では、第1回から6回までの回顧展が開かれています。 会場には、歴代の入賞作品が展示されています。 高遠の四季展は、高遠の自然や風景を題材とした3年に1度の公募展です。 高遠を知ってもらい多くの人たちに町を訪れてほしいと2000年から始まりました。 第1回は、平山郁夫さんが審査長を務めるなど著名な画家が審査員を務め、全国各地から作品の応募がありました。 これまで、のべ2,441人から、3,229点が寄せられています。 伊那市教育委員会では、2015年までの6回の開催で、高遠の名を周知でき一定の成果を得られたことや、市民全体の関心が高まらないこと、協賛金を得ることが難しい状態になったことなどから、来年の休止を決めました。 今後は若手作家の育成や東京芸術大学との連携事業などにシフトしたいとしています。 四季展の発起人で、一水会常任委員・日展会友の画家・竹内徹さんは、休止の知らせに「非常に残念」と話しています。 事務局を務める信州高遠美術館には、すでに何件かの休止に対する問い合わせが来ているということです。
-
西春近北小学校と東部中学校 遠隔授業で地質学ぶ
学校近くから採取した火山灰に興味を持ち地質について学習している伊那市の西春近北小学校の児童は、同じく地質について学習している東部中学校の生徒に教えてもらおうと、インターネットのテレビ会議システムを使った遠隔合同授業を14日に行いました。 西春近北小学校の理科室に5年さくら組の児童31人が集まりました。 東部中学校の教室とインターネットのテレビ会議システムを使って遠隔合同授業が行われました。 5年さくら組では、学校近くの沢から採取した火山灰を顕微鏡で観察したところ、東部中学校でみつかった火山灰と良く似ている事がわかりました。 10万年前の御嶽山の噴火で出た「PM1(ピーエムワン)」と呼ばれる火山灰の種類とみられる事から、東部中学校で確認されている「PM1」と同じものか見てもらう事にしました。
-
山室写真倶楽部が定例作品展
伊那市と南箕輪村の写真愛好家でつくる山室写真倶楽部の定例作品展が14日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、倶楽部員5人の作品55点が展示されています。 山室写真倶楽部は、40代から70代までの男女5人が所属しています。毎月1回例会を開いているほか撮影旅行なども行っています。 作品展は年に2回伊那図書館を会場に開いていて、かんてんぱぱホールでは2年に1度開いています。 出展作品にテーマは設けていませんが、国内外で撮影した風景を中心に人物や植物などが題材となっています。 代表の松村哲也さんは「四季折々の自然の風景を楽しんでほしい」と話していました。 山室写真倶楽部の定例作品展は20日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
-
高遠小学校コミュニティースクールが発足
伊那市高遠町の高遠小学校は、地域住民や保護者、児童が一体となって学校づくりを進めるコミュニティースクールの取り組みを7日に始めました。 全校児童と、ボランティアで関わっている地域住民が集まり体育館で発足会が開かれました。 県が進める信州型コミュニティースクールの取り組みで、高遠小学校でも行う事になりました。 ボランティアを代表して、お囃子クラブで高遠囃子を指導している北條良三さんは「学校、地域と連携をとりながら子どもの健やかな成長のためつとめていきたい」と話していました。 副児童会長の丸山和真君は「クラブで教えてもらって将棋が好きになりました。多くの皆さんにお世話になっている事に感謝しています」と挨拶しました。 高遠小学校ではこれまでもクラブ活動の講師や登下校の見守り、読み聞かせなどのボランティアで地域住民が関わっています。 今後は、地域住民、保護者、学校が高遠小コミュニティースクールという組織をつくり一体となって学校づくりを進めていくという事です。
-
表千家吉祥会 茶会で一服
茶道の表千家吉祥会による茶会が4日、伊那市山寺の常円寺で開かれました。 茶会には上伊那を中心に約150人が集まりました。 一つの茶碗を3人ほどで回して飲む濃茶席では会員が点前を披露し訪れた人たちをもてなしていました。 この回し飲みは千利休が確立した作法といわれていて一つの茶碗を共有することで団結力を高める意味があるということです。 訪れた人たちは茶碗の回し方や飲み口の拭き方など作法に従い味わっていました。 茶会には子どもも招かれ作法を学んでいました。 長野吉祥会では「伝統を大切にしながら茶道の普及に務めていきたい。」と話していました。
-
上伊那華道会 いけばな展
上伊那の11の流派でつくる上伊那華道会のいけばな展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 上伊那華道会は、辰野町から中川村までの215人が会員となっていて、2年に1回展示会を開いています。 展示会では会期を前期と後期の2日間ずつに分けて、1人1点ずつ作品を並べています。 生けてある花や器は流派ごとに異なり、それぞれの生け方の違いを楽しむことができます。 上伊那華道会のいけばな展は、前期が10日まで、後期が11日と12日に開かれます。
-
鈴木岬さん絵画展
伊那市高遠町の画家・鈴木岬さんの絵画展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、花や風景を描いた日本画52点が展示されています。 鈴木さんは、日本画会準同人・日本画院会員の画家で、俳句のように季節を描く俳画の教室も主宰しています。 個展を開くのは今回が3回目です。 身近な自然の移ろいがテーマで、同じ場所を異なる季節で描いた作品も多くあります。 鈴木岬さんの絵画展は、13日まで、伊那市のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
-
伊澤修二の縁でブリッジウォーター大の大学生が来伊
東京芸術大学の初代校長を務めた伊那市高遠町出身の伊澤修二が縁で、アメリカのブリッジウォーター大学の学生が伊那を訪れています。 ブリッジウォーター大学から、東アジアの近代史を専門とするウィンカイ・トゥ教授と、16人の学生が伊那を訪れました。 7日夜は伊那市内で、ウェルカムパーティーが開かれ、市内の有志で作る交流実行委員会が一行を歓迎しました。 この交流は、高遠出身の伊澤修二が縁で始まりました。 伊澤修二(1851-1917)は、明治時代にブリッジウォーター大学で2年間学び、帰国後、日本の教育制度の確立に尽力しました。 特に音楽教育には力を入れ、現在の東京芸術大学の初代校長を務めています。 トゥ教授は、東アジアの近代における功績が大きいことから、大学内に修二の展示館を作るなどその功績を広く周知しています。 2007年から交流が始まり、学生とともに伊那を訪れるのは3回目です。 一夜明けた8日、一行はまず、創造館を訪れました。 創造館には、修二に関する資料が多く残されています。 修二の家計簿や電話を発明したグラハム・ベルとの交流がうかがえる資料などもあり、一行は興味深そうに目を通していました。 修二は、英語を習得する際、ベルに師事しました。 修二が残した自伝には、ベルと電話を使って初めて会話したのは自分だと書かれているということです。 また、一行は高遠中学校を訪れました。 高遠中は「学ぶことは心を育てること」という修二の理念が教育方針となっています。 一行は、英語の授業を見学したり、園児と遊ぶためのおもちゃ作りを手伝ったりして交流を深めました。 一行は、修二の生家や高遠城址公園なども視察しました。
-
南箕輪村民の歌 DVD制作し寄付
南箕輪村の風景映像に村民の歌と歌詞テロップを載せたDVDが村に寄付されました。 6日には、DVDを制作した久保の平澤三千人さんが役場を訪れ、原茂樹副村長に手渡しました。 DVDは3分ほどで、村民の歌の1番から3番までのメロディに合わせて、経ヶ岳や天竜川、村内の水田など地域の風景が収録されています。 伊那ビデオクラブに所属している平澤さんは、村民の歌のDVDがなかったことから、単独で制作しました。 平澤さんは「村民の歌の歌詞を知らない人も多いので、DVDを活用して多くの人に周知して欲しい」と話していました。 DVDは、役場に置かれる他、村内の公共施設などに配られることになっています。
-
初公開の縄文土器や小判が並ぶ
伊那市内で出土した初公開の縄文土器や小判などを並べた企画展が伊那市創造館で開かれています。 館内には旧石器時代から近世までの出土品が時代ごとに並べられています。 2015年、平成26年に美篶芦沢で発掘された縄文土器はほぼ完全な形で出土しました。 初公開となるこの土器は今から約5000年前のものと推定されています。 1967年、昭和42年に美篶笠原で見つかった25枚の小判と小判が入っていた磁器の一部も展示されています。 企画展ではほかに市内に425か所ある遺跡の地図もあります。 企画展はあまり知られていない遺跡の価値を見直そうと開かれているもので、濵慎一学芸員は「伊那市の歴史を知るうえで価値のある出土品が並んでいる」と話していました。 この企画展は8月31日まで伊那市創造館で入場無料で開かれています。
-
南アルプス北岳 ケージでライチョウ保護へ
環境省は今年度、絶滅のおそれがあるライチョウの保護と増殖に向け、南アルプスの北岳でケージによる保護を行います。 ライチョウは本州の中部の高山帯に生息しその数は2千羽まで減少していると見られています。 特に南アルプスの北岳周辺では減少が著しく、1981年の調査では120羽生息していましたが、2016年には24羽まで減少しました。 環境省では、北岳のライチョウの保護と増殖に向け今月からケージによる保護を行います。 今月から来月にかけ、ライチョウの家族を小型の移動式ケージに収容した後、大型のケージに誘導し20日間程度保護します。 ライチョウの雛は、雨や気温の変化による影響の他に、最近は猛禽類やキツネなどの捕食により減少していると見られています。 今年度からはライチョウを襲うキツネやテン、イタチの捕獲を北岳で行う計画です。 環境省では、北岳のライチョウの個体数の回復の状況により、南アルプス全体に取り組みを広げていきたいとしています。
-
井月句碑 ゆかりの富県に建立
幕末に伊那谷を放浪した俳人・井上井月を偲び、ゆかりの地、伊那市富県に句碑が建立されました。 1日は、建立委員会のメンバーや、来賓として白鳥孝伊那市長らが出席し、句碑の除幕式が行われました。 句碑には、明治18年の秋に井月が詠んだとされる「落ち栗の座を定めるや 窪溜(た)まり」の文字が刻まれています。井月の直筆を拡大したものです。 実行委員会では、富県区民636人と地区外からの協賛金、およそ150万円を集め建立しました。 井上井月は、富県から駒ケ根に抜ける火山峠で倒れ、弟子の竹風(ちくふう)宅に運ばれました。 竹風宅は、今回句碑が建てられた場所の150メートルほど下にあったということです。 井月顕彰会前会長の堀内(ほりうち)功(つとむ)さんが、この地を訪れた際、近くに栗畑があるのを見て、ここに句碑を立ててはどうかと、地元に持ち掛けました。 白鳥市長は、「俳句を世界遺産にという動きもある中で、伊那には井月がいる。井月とともに地域が繫栄してほしい」と話していました。
-
南箕輪小学校5年生 田植えを体験
南箕輪村の南箕輪小学校5年生の児童は31日、学校近くの田んぼで田植えを体験しました。 総合的な学習の時間で5年生の1組から4組の114人が田植えを体験しました。 毎年5年生が米の栽培について学習していて、2週間前に肥料を撒いた田んぼに手で植えていきました。 植えたのはモチヒカリです。 児童らは、裸足になって、等間隔になるよう苗を植えていきました。 地元住民や保護者も手伝い午前中いっぱい作業を行いました。 今後は7月と8月に稲の成長を確認する観察会を開き、10月に稲刈りを体験します。 とれた米は、収穫祭で餅つきをして味わうという事です。
-
箕輪北小学校で初夏の運動会
箕輪町の箕輪北小学校で27日、初夏の運動会が開かれました。 箕輪北小の運動会には、全校児童414人が参加し、23の種目で競いました。 箕輪北小学校では、毎年この時期に運動会を開いていて、4月の後半から練習を始めたということです。 「ふきはらの合戦」では、高学年の女子児童が騎馬戦で競いました。 時間内で勝負がつかず、残った騎馬の一騎打ちとなりました。 千賀義博校長は「児童が精いっぱいの力を発揮している姿が随所にみられる。地域の人たちに北小の元気をみてもらえたと思う」と話していました。
-
藤澤古實について学ぶ勉強会
昭和42年に亡くなった箕輪町出身の歌人で彫刻家の藤澤古實について学ぶ勉強会が、21日、町文化センターで開かれました。 勉強会では、藤澤古實の作品や人柄について、中学時代の教え子らが話をしました。 藤澤古實は、三日町出身の歌人で彫刻家です。 短歌雑誌「アララギ」の選者を務めた他、箕輪町の歌や小中学校の校歌の作詞などを手がけました。 昭和21年頃からは町内で教鞭をとっていたため、地元に多くの教え子がいます。 藤澤古實の功績を顕彰しようと、今年3月有志による「学ぶ会」が発足しました。 勉強会は活動のうちの1つで、会員23人が集まりました。 藤澤古實が亡くなる直前に完成したという屏風について、持ち主の藤田あさ子さんは、「歌集の中から好きな歌を選んで書いてもらった。先生のアトリエに行くと失敗作が山のようにあり、このすばらしい作品の影には多くの苦労があったことが分かった」と話していました。 勉強会は、2か月に1回開かれることになっていて、随時会員を募集しているということです。
-
児童が日本伝統音楽の雅楽学ぶ
伊那市の伊那北小学校で26日、雅楽の演奏があり児童が日本の伝統音楽を学びました。 雅楽を演奏したのは上伊那地域の神職らでつくる伊那雅楽会です。 演奏会は、子どもたちに日本に古くから伝わる音楽に触れてもらおうと開かれたものです。 9人が伝統の和楽器を使って演奏や舞を披露しました。 児童らは演奏を聞く機会があまりない日本の音楽に耳を傾けていました。 伊那雅楽会の花畑樹彦楽長は「雅楽は千年前の平安の時代に今の形となりました。千年前と同じ演奏を聞けることはすごいことです」と話していました。
-
新山小学校 保護者提供のたけのこで給食
伊那市の新山小学校で、児童の保護者から差し入れのあったたけのこを使った給食が、25日出されました。 この日の給食のメニューは、たけのこの味噌汁と、たけのこ入りの肉詰め焼きなどです。 たけのこは、1年生の筒井 保君の保護者から提供された新山産です。 1.5キロが提供されました。 子どもたちは、たけのこをみつけては味わっていました。 この日は、給食試食会も開かれ、保護者が子供たちの給食を見学した後、自分たちも試食しました。 給食試食会は、毎年1回開かれていて、保護者に学校の様子を知ってもらう機会にもなっています。
-
第51回 上伊那書道展
上伊那書道協会の会員などによる作品展「第51回上伊那書道展」が、26日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 展示会には、会員と一般の作品合わせて92点が並んでいます。 テーマはなく、様々な書体で書かれています。 今年は漢字と仮名を組み合わせた作品が多いということです。 上伊那書道協会には、辰野町から飯島町までのおよそ70人が会員となっています。 池上信子会長は「年々質が上がり力作が多くなっている。大小の違いや様々な書体の作品を楽しんでもらいたい」と話していました。 第51回上伊那書道展は、26日から28日まで、伊那文化会館で開かれます。
-
千利休の茶室「待庵」を復元展示
戦国時代の茶人、千利休が作ったとされる国宝の茶室「待庵(たいあん)」が、伊那市西春近のかんてんぱぱ・西ホールに原寸大で復元されました。 茶室は、伊那食品工業株式会社の特別記念展として開かれている「北村幸雄作品展」で展示されているものです。 信州新町出身の北村さんは「数寄屋大工」と呼ばれる、茶室を取り入れた住宅建築を得意とする大工です。 京都府大山崎町にある「待庵」は国宝に指定されていて、中に入ることが禁止されています。 北村さんは、日本に昔から根付く茶の湯文化を近くに感じてもらいたいと、「待庵」を原寸大で復元しました。 壁の質感から、梁の入れ方まで、千利休が2畳の空間の中に込めた想いを忠実に再現しています。 北村さんは「2畳ばかりの茶室の空気感を、実際に体感してもらいたい」と話していました。 会場には、陶芸家としても活動する北村さんの作品が展示されています。 北村幸雄作品展は、29日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 予約をすれば、茶室で抹茶を飲むこともできます。
-
上農アツモリソウ 栽培から10年で初の開花
南箕輪村の上伊那農業高校で人工栽培しているホテイアツモリソウが、研究を始めて10年目となる今年、初めて開花しました。 開花したアツモリソウです。 3日につぼみを付けているのを担当の教諭が見つけ、18日に完全に開花したという事です。 上伊那農業高校のバイテク班では平成19年から地域の人の依頼を受け、アツモリソウの種から苗を育てる方法で増殖に取り組んでいます。 自然界ではアツモリソウが種から発芽するのに2年かかり、苗まで育つ確率は10万分の1だということです。 今回花が咲いたのは研究がスタートした平成19年に播種し無菌培養したもです。 これまでの研究の積み重ねにより、無菌状態ではよい苗が育つようになったと言います。 しかし、無菌室から出すと枯れてしまう物が多く、今後の課題となっています。 上伊那農業高校では、昨年度から、県の認定を受け美ケ原のアツモリソウの保全活動に取り組んでいて、今回の開花で「活動に弾みをつけたい」と生徒たちは話していました。
-
クラス対抗 校歌コンテスト
クラス対抗で校歌の歌声を競うコンテストが12日伊那市の西箕輪中学校で行われました。 コンテストはクラスの団結を高めようと行われているもので5年目となります。 西箕輪中学校は各学年2クラスずつあり6クラスが歌声を競いました。 12日は保護者も招かれ生徒たちは力強い歌声を披露していました。 審査は尾形浩校長など3人が務め3年東組が最優秀に選ばれました。 審査を務めた教諭は「歌っている姿を見て、みんなが一生懸命中学生活を送っていると感じた。コンテストは学校の良き伝統になる」と話していました。
-
南箕輪中学校伝統の経ヶ岳強歩大会
今年で65回目となる南箕輪中学校伝統の経ヶ岳強歩大会が、17日に開かれました。 1年生から3年生まで、全校生徒450人が、大芝高原内に設けられたスタートラインに立ちました。 午前7時、一斉にスタートしました。 南箕輪中学校の経ヶ岳強歩大会は、今年で65回目となる伝統行事です。 沿道には地元の住民が応援にかけつけ声援を送っていました。 コースは標高2,035メートルの8合目までの8.3キロで、スタート地点との標高差は1,200メートルです。 スタートから30分ほどすると早い生徒は2合目に着きました。 ここからは、傾斜のきつい、細い登山道になります。 強歩大会の前には、PTAなどが登山道の整備を行ったという事です。コースの途中には、生徒が書いた応援メッセージのボードが設置されていました。 大会の結果、男子は1時間35分31秒でサッカー部3年の小阪将弘君が優勝、女子は2時間5分4秒で3年の濱嶋真千子さんが優勝しました。
-
伊那市の東部中学校で「さくらプロジェクト給食」
東日本大震災後、宮城県仙台市の中学校と交流を続けている伊那市の東部中学校の生徒に、仙台市を身近に感じてもらおうと「さくらプロジェクト給食」と題した給食が、17日に提供されました。 東部中学校の栄養教諭と調理員が企画したものです。 サラダには、仙台市の名物、ずんだの材料となる枝豆と、笹かまぼこを入れています。 生徒が総合的な学習の一環で体験した御柱に見立てた春巻きもあります。 東部中学校は東日本大震災後、仙台市の高砂中学校にタカトオコヒガンザクラを贈った縁で「さくらプロジェクト」として交流を続けています。 給食は、生徒たちに仙台市を身近に感じてもらい、関心を持ってもらおうと初めて さくらプロジェクト給食は7月に2回目が予定されています。
-
母の日に贈る 「元気に育て親と子の音楽会」
あすの母の日を前に、小さな子どもと気軽に音楽を楽しんでもらおうと「元気に育て親と子の音楽会」が伊那市のいなっせで13日に開かれました。 上伊那の音楽教室の指導者やコーラスグループが、アニメソングやクラシックなどを披露しました。 この音楽会は、母の日を前に、子育て中の母親に音楽を楽しんでもらおうとNPO法人クラシックワールドが開いたものです。 子連れでも気軽に楽しんでもらえるよう、入場無料入退場自由で、いなっせ開館当時から毎年開かれています。 訪れた人たちは、バイオリンやピアノ、フルートなどの楽器の音色や唄声を楽しんでいました。
-
ミュージカルの舞台へ向けオーディション
8月に伊那文化会館で予定されているミュージカル、あしながおじさんの出演者のオーディションが13日、行われました。 オーディションはプロの役者と共演することで舞台の楽しさを知ってもらおうと伊那文化会館が行ったものです。 参加したのは上伊那を中心とした6歳から55歳までの男女38人で歌とダンスの審査が行われました。 ミュージカルあしながおじさんは8月に伊那文化会館で予定されていて合格するとプロの役者のバックコーラスやダンスを務めます。 内容は孤児院で育った少女がある資産家の目にとまり、毎月手紙を書く事を条件に進学のための奨学金を受けるというものです。 審査したプロデューサーは「ミュージカルはダンス、歌、演技の3つの要素が必要です。人に見てもらうためにやるものなので積極性が大事です。」と話していました。 オーディションにより半分ほどにしぼりこみ合格者は8月の本番まで3回練習を行います。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に予定されています。
-
高校生・大学生・社会人が合同写真展
高校生と大学生、社会人の合同写真展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には伊那北高校写真部、信州大学ALL写真部、社会人や高校生などでつくる写真展実行委員会のメンバーの作品32点が展示されています。 写真展は、地域の写真文化の発展と交流を目的に毎年この時期に開かれていて、今回で7回目になります。 テーマは自由でそれぞれの部の活動で撮影した風景や、人物などのスナップが並んでいます。 メンバーは「若い感性で撮影した個性豊かな作品を楽しんでほしいです」と話していました。 第7回合同写真展は14日(日)まで伊那図書館で開かれています。
-
高遠小3年生が桜の塩漬け学ぶ
総合学習で桜をテーマに学習している高遠小学校の3年生は9日、桜の塩漬けについて学びました。 この日は、児童34人が伊那市の高遠町商工会館駐車場で、商工会女性部高遠支部のメンバーから塩漬けについて教わりました。 3年生は、地元の高遠城址公園に多くの人が花見に訪れることから興味を持ち、今年から桜について学んでいます。 この日は女性部のメンバーが摘み終わった八重桜の花を水洗いして仮漬けする様子を見学しました。 子ども達は、女性部のメンバーに質問しながらメモをとっていました。 ある児童は「塩漬けする時に花びらが重ならないようにするのが難しそう。いろんなことが勉強できて楽しかった」と話していました。 女性部の竹松志げ子会長は「地元の子ども達に興味を持ってもらい、伝統文化の継承につながっていけばうれしい」と話していました。
-
お釈迦様の誕生祝う 花まつり
お釈迦様の誕生を祝う花まつり法要が9日、伊那市高遠町の満光寺で行われました。 花まつり法要は、高遠と長谷の26の寺でつくる東部仏教会が毎年行っているものです。 花まつりは、本来お釈迦様が誕生したとされる4月8日に行われますが、東部仏教会では、寒さが和らぎ花が見頃を迎える時期にと1か月遅れで行っています。 満光寺で行われた法要には高遠保育園の年長園児が招かれ、釈迦の像に甘茶をかけて手を合わせていました。 東部仏教会の会長で弘妙寺の田中勲雄住職は「今年1年皆さんが幸せで、争い事のない静かな年になるよう願っています」と話していました。
-
政策金融公庫 創業テーマ出前講座
信州大学農学部の卒業後の進路について考えるキャリアデザインの授業で、日本政策金融公庫が、創業をテーマにした出前授業を、25日に行いました。 出前授業には、農学部の2年生の希望者120人ほどが参加しました。 日本政策金融公庫は、将来の起業家の育成につなげようと、同様の出前講座を高校などでも開いています。 この日は、公庫の職員が創業をとりまく状況やビジネスプランの評価について話をしました。 職員は、「1975年ごろには、日本の開業率は5.9%だったが、2009年には2%に落ち込み、反対に、廃業率は、3.5%から6.2%に増えている。このままでは企業自体の数が減少し続けてしまう」と現状を説明していました。 この出前授業は、信州大学農学部のキャリアデザインの講座の1つとして開かれたもので、企業でのインターンシップを希望する学生は必須科目となっています。 キャリアデザインの講義は今回を含め、8回開かれます。
-
片岡鶴太郎さん サイン会
画家でタレントの片岡鶴太郎さんの作品展が開かれている信州高遠美術館で、5日、片岡さんのサイン会が開かれました。 サイン会にはファンおよそ250人が集まりました。 片岡さんはタレントとして活躍する一方、日本画や書なども制作しています。 サイン会の後のトークショーでは、今回展示されている作品について話しました。 春夏秋冬を描いた「四季彩歳」のうち、春にあたる「夜桜」について「伊那に初めて来た際に見た長谷の山桜がモチーフとなっている。春霞がかかった情景を表現しました」と話していました。 作品展は、片岡さんが制作した日本画や書などおよそ90点が展示されていて、21日まで開かれています。