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日本みつばち祭り盛大に
中川村片桐のサンアリーナで22日、第3回日本みつばち祭りがあり、南は九州、北は茨城など全国から500人の会員一般愛好者が集まり、蜜のしぼり方や電熱を使った安全な冬越しなどの講習で、日本ミツバチの飼育技術を高めた。信州日本みつばちの会(富永朝和会長)主催。
この中で、巣の移し方会場では、2つの巣をピッタリくっ付け、し切りの板を抜き、周りを棒でたたいてハチは新しい巣に移動する方法を説明。蜜のしぼり方コーナーでは、庖丁やナイフを使い、1段ずつはがしていく方法を伝授した。
また、蜜源となる花木に、ウツギやネズミモチ、クロガネモチなどを挙げた。
このほか、特別企画として、全国の会員が持ち寄った23カ所の蜜の試食コーナー、会員が独自開発した縦巣、横巣、分蜂器具など各種養蜂器具の販売、伊那谷特産の野菜や果物、地元企業によるみつばち関連商品の販売もあり、来場者は1点、2点と買い求めていた。 -
南箕輪フェア開催
村内27の企業や団体が一堂に会した「南みのわフェア」が22日、大芝高原屋内運動場であった=写真。さまざまな分野の各企業が、特色のある取り組みや製品をPR。訪れた人たちを楽しませた。
企業活動を通して社会貢献や地域振興を目指す素晴らしい村内企業も多いが、発表の場がなく、そういう取り組みを知らない地域住民も多い。また、南箕輪村には商店街がなく、一つの店から次の店への流れができにくいため、各企業にそれぞれをPRしてもらう場を設け、産業振興と地域起こしにつなげよう竏窒ニ、南箕輪村商工会商工部会が企画した。
物販だけでなく、それぞれ独自で取り組みなどを知って来場者に知ってもらう展示や体験イベントを展開。模型レーシングカーレースの展示や、伊那技術専門校のメカトロニクス科の出展したUFOキャッチャーは、子どもたちの人気を集めた。
また、ドッグファッションショーや、風船遊戯団・ゴンベーワールドによる風船ショーなどのイベントもあり、会場をにぎわせた。 -
一松コーポレーションが外国人を対象としたごみの講習会
伊那市狐島の人材派遣会社・一松コーポレーションはこのほど、外国人派遣社員を対象としたごみの講習会を開いた=写真。
これまで同社は、寮から出されるごみを自己管理してきたが、今後、区の衛生自治会と話し合いながら、市のごみステーションを利用していこう竏窒ニ、移行する前段として講習会を企画。各班の代表約30人に、分別方法などを伝授した。
同社では、ブラジルから出稼ぎに来ている外国人労働者が中心。日本の制度をよく理解していない人も多いため、ごみのほかにも防犯、交通ルールに関する講習会も催しており、地域住民の理解も徐々に進んでいるという。 -
桜まつり反省会
飯島町商工会館で19日夜、第21回信州いいじま桜まつり実行委員会役員会の反省会があった。来年度の千人塚桜まつりで花火を継続するか、中止するかで議論が白熱した。商工会は11月6日の理事会で一定の方向を出し、町と協議した上で、年内にも決定する。
桜まつりは昼間のイベント中心の与田切公園は4月15日に、花火がメーンの千人塚公園は22日に実施された。 反省会には町や商工会、各種団体代表ら12人が出席。各部の反省では花火部は「予算は110万円と削減したが、内容のいい花火と好評だった」。駐車場対策部は「220台満車になったが、スムーズにできた」と報告。
この後、来年度の千人塚桜まつりで花火を実施するか、中止するかについて意見を出し合った。「商工会としては費用対効果を考え、花火は1度止めて、新しい桜まつりを考えたい」「厳しい財政事情から、町と商工会でイベントを実施するのは難しい」「1度止めて、町民からの盛り上がりがあれば考えるということも必要」「夜の祭りから昼間の祭りに切り替えれば観光バスも呼べるのでは」など、「中止」を主張する意見も多数あったが、「花火は大イベント、予算があれば上げるべき」「お陣屋祭がなくなり、今度は花火が消えるのは寂しい。町の元気にも影響する」「花火がなくなると、祭りでなくなるのでは」など、継続を望む声も多く、山田助役は「行政としては、お陣屋祭がなくなることで、多少なりとも、予算を桜まつりに振り向けることができるのでは」と、町の予算増を示唆する発言もあったが、駐車場や交通安全など、予算以外の課題も多く、結論は持ち越した。 -
ニシザワ チェッカー技術向上大会
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は19日、同市中央区の伊那商工会館で、上伊那中心に展開する53店舗の中から主要13店舗のチェッカー(レジの接客担当者)を対象とした技術向上大会を開いた=写真。
接客技術の向上を目的とした大会で25回目。学生アルバイトを除くチェッカー54人が参加し、身だしなみ、登録商品の取り扱い、レジ打ちの速さ竏窒ネどの項目で腕を競った。
荒木社長以下同社幹部、伊那消費者の会の原静江会長ら16人が審査。緊張した面持ちの出場者らは、審査員が並ぶ前で、接客のあいさつやレジ打ちの実技を披露した。
受賞者は次の皆さん
▽最優秀賞=保科春枝(ベルシャイン伊那店)▽最優秀新人賞=松澤佳奈(ショッパーズ双葉店)▽お客様接客賞=田畑弘美(ショッパーズ高遠食彩館)西野美紀(ショッパーズ双葉店)保科春枝▽団体賞 (1)ショッパーズ福岡食彩館(2)ショッパーズ双葉店(3)ショッパーズ信大前食彩館、努力賞=ベルシャイン駒ヶ根店 -
女性起業セミナー始まる
県商工会連合会南信支所の女性起業セミナーが17日、伊那市の西春近商工会館で始まった。セミナーは24日までの3回で、創業を目指す女性を支援する。
申込者は上伊那の20縲・0代の女性18人で、3分の2がエステや飲食など具体的に創業を計画している。セミナーでは、ビジネスプランの作成、開業手続きと支援策などを学ぶ。また、地元の若手起業者から起業の経緯や起業して気づいたことなど体験談を聞く場も設けている。
初回は、経営コンサルタントの星井あき子さんが創業の心構え、マーケティングの基本を講義。
星井さんは、ビジネスを始めるアイデアは▽自分が得意とすること▽生活で不便だと感じていること竏窒ネど身の回りを見渡すとヒントがあるとし「既存と同じことをやっても、そこに客は魅力を感じない。事業のプロセスから一部を取り出したり、ばらばらで提供されている商品やサービスを統合したりと付加価値をつけ、差別化を図る」と事例を挙げながらアドバイスした。
セミナーは本年度からの取り組みで、下伊那に続いて開催。県商工会連合会は、シニアアドバイザー事業として、創業を目指す人などに、専門家の個別派遣(3回まで無料)の活用を促している。
問い合わせは、南信支所シニアアドバイザーセンター(TEL0265・24・8406)へ。 -
伊那総合物産展示会&商工祭 きょうまで
伊那商工会議所・伊那市は14、15日、伊那商工会館で第58回伊那総合物産展示会&商工祭を開いている。製造業、飲食店など96企業・団体が参加。工業製品や工業技術の紹介、地元食材を使った料理の販売などがあり、初日は多くの家族連れなどでにぎわった。
市町村合併や権兵衛トンネル開通と大きな変革期に、新市の魅力を再認識し、広く情報発信することで販路開拓や商品開発などにつなげようと「再発見」をテーマに掲げた。会場には「産業・技術再発見テクノエリア」「食文化再発見グルメ・フードエリア」「お店再発見ショッピングエリア」などを設定。
テクノエリアでは、自動車部品や顕微鏡用テック、カメラフラッシュ用コンデンサなど工業製品・工業技術の紹介をはじめ、住宅関連製品・リフォーム・次世代住環境システムの展示、デジタル情報通信体感フェアなどがあった。
グルメ・フードエリアの地産地消コーナーには、シメジ入りのおやきやギョーザ、雑穀アマランサスのおこし、ダチョウ肉の甘煮、シカ肉のハンバーガーなどがそろった。店主らが売り込み、来場者は試食したり、買い求めたりした。
そのほか、そば打ち体験道場、ローメンとローメンまんの早食い大会、い縲怩ネちゃんカード大感謝祭、木造住宅の耐震補強などのセミナーを開いた建築設計事務所キャンペーンなど多彩なイベントが繰り広げられた。
15日は午前10時縲恁゚後4時。仮面ライダーカブトショー(午前11時・午後2時)などがある。
駐車場は商工会館東側。 -
伸光製作所で総合防災訓練 有毒ガス発生の対応も
箕輪町木下のプリント配線板製造「伸光製作所」(河野哲郎社長)で12日、総合防災訓練があった。社員約410人が参加。震度5以上の地震が発生したとの想定で、放水、初期消火、避難などの訓練を実施し、有事にそなえた。
全国労働安全衛生週間に合わせての恒例訓練。05年3月に屋外にある塩酸タンクから塩酸ガスが発生した事故を契機に、昨年からは「有毒ガス発生」による対応もシナリオに入れ、防災訓練をしている。
本年度は箕輪消防署員が参加し、有毒ガスの発生で逃げ遅れた社員を救護する訓練を初実施。昨年度同署へ配備した化学防護服をまとった署員2人が工場内を探索し、床に倒れていた社員を救出した=写真。
河野社長は「訓練をきっかけに、日ごろのイメージトレーニングで想像力を豊かにし、いろいろな状況に対応できるように準備してほしい」と総評した。
05年の事故は塩酸タンク上部の排風配管が落下し、破損した塩酸配管からガスが発生した。配管は強固なものに付替え、排風配管の下には落下防止のネットを設置するなどの対策を講じた。 -
もっと輝け!中小企業(1)
上伊那で輝いている中小企業経営者の・ス元気・スの秘訣を探り、地域産業の活性化に結び付けよう竏窒ニ、03年4月から05年3月まで「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」が展開された。産学官でつくる推進委員会(委員長=三井貞明元養命酒工場長)が中心となり、2年間のキャンペーン期間中に、約100人の「輝く経営者」を伊那毎日新聞紙面やケーブルテレビ3局を通じて紹介するとともに、シンポジウムや表彰式、ミニ見本市などを開催。元気でユニークな経営者たちの経営手法、経営理念などに学び、上伊那および信州の産業のあるべき姿、進むべき道を探ってきた。
同キャンペーンの背景には、県内企業の経営者や県知事らによる「信州ものづくり産業戦略会議」が02年に発表した提言や、上伊那の産学官でつくる「上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会」の提言があった。
両提言は「健康・福祉」「環境」「教育」にリンクした信州らしい「製造業」「観光(商業)」「農林業」のあり方や、「上伊那の地域特性」に沿った産業振興を強調。
「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」はこれらの提言の有効性を証明する結果にもつながり、各層各界の注目を集めた。
このキャンペーンの・ス果実・スを多くの人々に還元しようと、伊那毎日新聞社はこのほど、キャンペーンで紹介した元気な経営者約100人を一挙に掲載した書籍「信州伊那谷からの挑戦」を「いなまい叢書」第2弾として発刊した。
この本に登場する経営者たちの「元気」の秘訣を産学官それぞれの立場から裏付けてもらい、改めて上伊那の産業モデルをさぐってみる。 -
ブランドづくりネットワーク信州が箕輪町の赤そばブランド化へ視察
長野県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会のブランドづくりネットワーク信州(鈴木進委員長)が、支援モデルの第1弾に箕輪町の赤ソバを取り上げ、11日に上古田金原地区の赤そばの里や留美庵などを視察した。今後、ブランド化に向け検討し、07年1月ころに町へプログラムの提案を予定している。
ブランドづくりネットワーク信州は、05年に県内の産・学・官の代表機関が集まり策定した「信州ブランド戦略」に沿って、商品や販促のデザイン、宣伝・広告など専門性の支援を担う。長野県デザイン振興協会を母体に本年5月に設立した。
ブランドづくりのテーマ募集に箕輪町が赤ソバを申し込み、9月28日の検討会で第1弾テーマに選ばれた。
メンバー8人が箕輪町を訪れ、赤そばの里や広域農道沿いなどに咲く赤ソバを視察。留美庵で「赤そば十割そば」も試食した。五味英紀副委員長は、「赤ソバといういいものがある。作って、伝えて、売る仕組みを作りたい」と話した。
町は、農業や観光を通じて町全体のPRを図るなかで、町独自のブランド作りの一つとして赤ソバをネットワーク信州に依頼した。プログラム提案を受けた後は、予算化も含め検討し、実施する場合には継続的にサポートを受けることができる。町産業振興課は、「今回のプロジェクトを足がかりに、さらなるブランド化の参考にしたい」としている。 -
駒ケ根商工まつり
産業や技術、物産などをアピールする第50回駒ケ根商工まつり(駒ケ根市、駒ケ根商工会議所主催)が7、8日の2日間駒ケ根商工会館、三和森広場などで開かれている。企業や商店の製品や商品の展示のほか、体験、試食、販売コーナーなどさまざまなブースが会場いっぱいに設けられ、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
商工会議所建設業部会が三和森公園で開いている親子木工教室では、小学生と保護者が本棚やいすなどを製作。市内の大工や建具職人の指導を受けながら真剣な表情でかなづちやのこぎりを振るった=写真。
駒ケ根工業高校は電子おもちゃ製作教室を商工会館で開催。「音の出る電子占い器」を作ろうと集まった小学生に、同校の生徒がはんだ付けや配線などを丁寧に指導していた。 -
コーヒーかすがペレット燃料に
ペレットストーブなどを製造する近藤鉄工(近藤満社長、宮田村つつじが丘工業団地)は、コーヒーを煎れた後に残る粉(コーヒーかす)を固形化し、ペレット燃料にする技術を開発している。村の財産として技術を有効に活用したいと、村内の企業とも連携。「ごみとして捨てられていた“かす”をリサイクルする有効な手段になる」として研究、構想をふくらませている。
飲料メーカーなどから、大量のコーヒーかすが産業廃棄物として排出されている点に着目。年間数十万トンにも及ぶと知り、3年前から研究を進めてきた。
開発したコーヒーかすのペレット燃料は、市販されている木質ペレット用のストーブで燃焼可能。研究段階で火力は木質よりも高かったという。
また、使用済みの粉を乾燥、圧縮してペレットにするため、木質などとは違って粉にするまでの加工が不要。コストの低減化、省力化も図れると見込む。
運搬、量産など事業化には課題も多いが、「自立して厳しい村の活性化の一助になればと願う。何とか宮田ブランドとして発信ができれば」と近藤社長は期待を寄せる。 -
工場敷地内に日本庭園
宮田村新田区の製造業ユーエスアイ(旧社名浦野紙器)は新工場に日本庭園を併設し、地域にも開放している。散策できるほか、地下53メートルから湧き出る良質な天然水も自由に飲むことができ、従業員のほか近所の人が持ち帰る光景もみられる。
庭園は浦野勇社長の発案で造成。池やせせらぎ、植栽が見事だが、石や立派なマツなど地域の寄付も得ながら完成した。
周囲に壁などは一切なく、誰でも自由に立ち寄れる空間に。「地域の協力があってこそ。気軽に利用してもらえれば」と担当者は話す。
工場用に新たに採掘した井戸水は良質で、抜群のミネラルウォーターに。「延命水」と名付けて園内にも引水し、自由に試飲することも可能だ。 -
箕輪町商工会で人材活用セミナー
箕輪町商工会はこのほど、上伊那地区の企業を対象に人材活用セミナーを町文化センターで開いた。リクルート松本支社長の金内康人さんが、「企業変革の担い手となる“若手人材”の採用」をテーマに話した=写真。
箕輪町内の企業を中心に社長や総務担当者17人が参加した。
能力・適性の高い人材を厳選して採用することが、結果的に早期に期待されるパフォーマンス・成果に到達する-との考え方に基づき、即戦力となる優秀な人材の採用のため、採用時のコストに戦力化にかかる時間と教育コストを加えた「戦力化コスト」を投資と考え、厳選採用することをアドバイスした。
「優秀な人材」は、企業が「求める人物像」によって異なり、「求める人物像」は職種やポジション、ミッションによって変わる、企業変革の中核となる人材採用では資質、志向、価値観、行動特性が重要になることなどを説明した。 -
商工会旅行事業部・ス旅サロン・ス開業
旅行業に参入、観光による地域振興に一役旅行代理業の県認可を受けた宮田村商工会は2日、旅行事業部(愛称・旅サロン)を開業した。商工会の旅行業参入は「全国でも初めて」(同事業部)とみられ、将来的には村への誘客、観光活性も目指す。開業記念として企画した日帰りツアーが発売開始直後に完売。競争激しい旅行業界だが、地元と密着、連携しながら観光資源を掘り起こそうと、新たな業態に寄せる関係者の期待は大きい。
全国展開の旅行会社トップツアーと代理店契約を結び、旅行の企画、販売、手配など各種旅行代理業務を取り扱う。
開業記念として格安料金で企画した新潟・寺泊への鮮魚買い物ツアーは、受付開始5分で定員40人分が完売。パスポート付きの東京ディズニーリゾート日帰りツアーも破格の8800円(大人)で提供し、申し込みが相次いでいる。
いずれも採算面を度外視した「記念の特別料金」(同事業部)による企画。今後は業界の激しい競争と向き合うことにもなるが、それ以上に村の観光活性につなげたいという関係者の想いは強い。
開業式典で前林善一商工会長は「宮田へ誘客しようと立ち上げた事業。みんなで一緒になり売り出していきたい」とあいさつした。
宮田村は駒ケ岳や高原などの観光資源を抱えるが、施設なども限られ、観光客にとって通過点になりがち。
トップツアー伊那支店の松澤秀人支店長は「松川町や飯田市では都会の子どもたちの体験教育旅行も盛ん。簡単にはいかないが、宮田への誘客にもお手伝いできれば」と話す。
営業時間は午前10時から午後7時(土曜日は午後5時終了)で日、祝祭日休業。問い合わせは旅サロン85・2299まで。 -
甲乙つけ難し、みやだの・ス名物丼・ス
食べくらべに長蛇の列、至極の一杯あなたの味覚で宮田村商工祭は1日開き、村商工会青年部が村民からアイデアやレシピを募って開発に取り組む「名物丼」の食べくらべ試食会があった。食後のアンケート投票を基に村の新たな名物が年末には決まるとあって、会場には長蛇の列。村ならではの丼誕生に期待を高め、吟味した。
整理券配布開始40分ほど前から熱心な人たちが列をつくり始め、200人ほどが丼を食べてみたいと並んだ。
先着100人までのため、惜しくも涙を飲む人も。残念がる姿もあったが、青年部員扮するどんぶりレンジャーが登場し、会場全体を盛り上げた。
試食したのは公募作品169点の中から厳選した2品。鶏モモ肉にしみこむ山ぶどうワインが絶妙の「鶏の山ぶどう酒煮丼」と、シメジやゴボウと豚肉が味わい深くマッチした「地ビール丼」で、いずれも村の名酒を使っているのが特徴だ。
一番乗りした村内南割区の川手敏子さん(48)は「私たちの意見も反映されると聞いて、絶対に食べたいと思って来た。両方とも美味しくて迷ってしまう。決まったら応援します」と話した。
試食した人たちは味や見た目などアンケートに答え、好みの一品に投票。青年部は結果を基に12月の歳末慈善パーティーで・ス至極・スの名物丼を発表する。
公募段階から予想を上回る反響が続いたが、前林裕一部長は「ぜひとも期待に添える丼にしたい」と話した。 -
10日は「ソースかつ丼の日」
伊那市の「伊那ソースかつどん会」(平沢保夫会長、18人)は10日縲・1月30日、「ソースかつ丼(どん)の日」に合わせ、加盟店を食べ歩く「ジグソーシールラリー」を展開する。
「ジュー(10)ジュー(10)」揚げた豚かつにちなみ、10月10日を「ソースかつ丼の日」に設定。5月に会を立ち上げたばかりで、ソースかつ丼ファンの底辺拡大をねらい、PRイベントを組んだ。
イベントでは、キャラクター「かつ丸君」を20分割した台紙を用意。加盟店でソースかつ丼1杯を食べると、1枚のシールが渡される。18コマを集めると、「かつ丸君」の絵が完成し、そのまま千円分の食事券として使うことができる。
できるだけ多くの店舗のソースかつ丼を味わってほしいと、1コマごとに3店舗を指定している。
主催者は「楽しみながら、絵が完成するように工夫した。家族などで参加して」と呼びかけている。
完成した台紙はしばらくの間、使える予定。詳しくは加盟店へ。 -
第3回ワークショップ経営セミナー
県経営者協会上伊那支部情報委員会など5団体が主催する経営改善研究会「ワークショップ経営セミナー」の第3回が29日、飯田市の飯伊地域地場産業振興センターであった。上・下伊那の製造業6社、約20人が出席した。
ショップ経営は、方針や目標の管理を小単位の「ショップ」に任せる自主管理の手段で、生産性の向上や採算性の改善などを図り、企業の体質強化につなげるもの。
今回は、各社の小単位分けの進ちょく状況の発表、部門損益指標の考え方などの研修があった。
産業クラスターマネージャー松島信雄さんはショップ経営の推進について▽決算の結果がショップごとに出て、経営参画意識が高まる、改善点が見えてくるなど従業員のやりがいにつながる▽業務をやりやすくする竏窒ネど経験を交えながら利点を話した。
各社の進ちょく状況では「体制の見直しで、効率よくするために、どう分けるのかネックになって具体的に進んでいない」「2部門が入り乱れている。営業経費がわかる仕組みにしたい」など発表。コーディネーター明石安弘さんは「品質管理できることを考えてグループ分けするといい」など1社ごとにアドバイスした。 -
中川観光開発定期株主総会
望岳荘を運営する中川観光開発(社長・曽我村長)は28日、望岳荘で第36期定期株主総会を開いた。約30人が出席し、第36期(05年7月1日-06年6月30日)営業報告、決算報告を承認、第37期(06年7月1日-07年6月31日)営業計画を決めた=写真。
第36期は不況の影響で、売上高1億8500万円で対前年比94・2%、1100万円の減で8期連続前年割れとなったが、下期(3、4、5月)は前年を上回り、底を打ちつつある。経常利益は経費削減により210万円(対前年費158・4%)の黒字となった。
第37期は料理や接客サービス、営業、施設などあらゆる業務において「お客様満足度の向上」を目指す。目標売上額は宿泊6400万円(前期実績6834万円)宴会6600万円(同5883万円)その他3820万円(同3772万円)。売上総利益3060万円(同2845万円)。当期利益100万円(同213万円) -
エコアクション21箕輪町自治体イニシャティブ・プログラム
第1回全体研修会環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証取得を地域内の企業が一斉に取り組む箕輪町自治体イニシャティブ・プログラムの第1回全体研修会が27日、町商工会館であった。町内11事業所がそれぞれ環境経営システムを構築、運用し、07年6月の認証取得を目指す。
エコアクション21は、国際標準化機構のISO14001規格をベースに、中小事業者でも取り組みやすい環境経営システム。
自治体イニシャティブ・プログラムは、自治体主導で地域内の多くの事業者が一斉に取り組むことで、地域全体の二酸化炭素、廃棄物などの排出削減、エネルギーコストなどの削減を実現し、併せて「環境経営」の証が得られる。専門家の無料派遣があり、事業所の費用負担の軽減や、事業所間の情報交換でよりよい取り組みができるなどの利点がある。
箕輪町が本年3月に県内の自治体として初めてエコアクション21を取得したこともあり、町と町商工会が連携してプログラム参加事業所を募集。エコアクション21中央事務局に申請し、本年度は長野県内では箕輪町のみが採択された。
認証取得に向け▽環境への付加、取組のチェック▽環境方針作成▽環境目標及び環境活動計画の策定▽計画実施▽取り組み状態の確認・評価▽全体評価と見直し▽環境活動レポート作成と公表-などが必要となる。
プログラムでは、エコアクション21審査人を講師に全体研修会が4回あり、毎回課題が与えられる。年内に環境方針と活動計画を策定し、07年1月から3カ月間で実施した活動を基にレポートを作成し、5月に認証取得の審査申請をする予定。
第1回全体研修会ではプログラム説明、課題の環境負荷と環境取組チェックなどの説明、事例発表があった。
エコアクション21は箕輪町内で5社が取得済み、4社が取り組み中。全国で1022、県内55、上伊那地域で11の事業所が取得している。 -
浦野紙器からユーエスアイへ
社名変更、環境配慮の新工場も完成ダンボール製造や金属加工の浦野紙器(宮田村新田区、浦野勇社長)は10月1日、社名をユーエスアイに変更する。建設を進めていた環境配慮型の新工場も完成。26日から精密切削の金属加工部門が操業を開始した。新エネルギーの太陽光発電に、水や断熱など省エネ対策を組み合わせたシステムで消費電力、燃料・水道使用などの軽減を図る。
太陽光発電は840枚のパネルを工場屋根に備えつけ、県下最大規模。新しく掘った井戸水で用水をまかない、工場建物には断熱効果の工夫を各所に施した。
社名変更は、事業の実態にあわせて変更するもの。紙器で創業したが、現在は精密金属加工の出荷シェアが6割にのぼっている。
1962年の創業以来使ってきた会社名、取り扱う紙器、精密金属部品、そして愛される企業を目指した理念のそれぞれの頭文字を取って、新社名にした。
「金属部門の仕事が増えたが、紙で始めた会社。両業種を組み合わせた名前で、今後も成長していきたい」と、同社担当者は話す。 -
[地ビール丼」「鶏の山ぶどう酒煮丼」みやだの・ス名物丼・スさあどっち?
食べくらべで最終決着へ村民からアイデアを得てオリジナルの名物丼開発に取り組む宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は26日までに、数回の選考を経て公募作品169点の中から「地ビール丼」と「鶏の山ぶどう酒煮丼」の2点に絞り込んだ。10月1日の村商工祭(会場・新田区のふれあい広場)で先着100人に食べくらべてもらい、得票の多い作品が宮田の・ス丼・スになる。
最後の選考に臨む2点は、いずれも村を代表する名産品の酒類を材料に使用。オリジナル性が高く、アピール度も兼ね備えている。
鶏もも肉にしみ込む山ぶどうワインの風味が絶妙な酒煮丼。奇抜ながら牛肉とのマッチングで味わい深い地ビール丼か、甲乙つけがたい対決だ。
商工祭当日は、食べくらべのために試食用のミニ丼を100セット用意。当日午前10時から整理券を広場入口芝生付近で配布し、10時半に試食を開始する。
食して好みの丼に投票してもらい、その結果で選考。12月に開く青年部主催の歳末慈善パーティーで、・ス至極・スの名物丼1点を披露する。
「ぜひ、実際に食べて、皆さんの手で宮田の名物丼を決めてほしい」と同青年部は、来場を呼びかけている。 -
箕輪ブライトプロジェクト第1回製品試作会
自然エネルギー活用で廉価な照明開発へ天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置を開発しようと、箕輪町の事業者有志が立ち上げた「箕輪ブライトプロジェクト」(小池茂治会長)が25日夜、第1回製品試作会を町産業会館で開いた。開発は太陽光、小水力、風力など各部会に分けて研究していく方針で、今後さらに業種にこだわらず仲間を募る。
町には、天竜川堤防道路を親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」があり、国土交通省に提出した実施計画案に、夜間照明の設置を盛り込んでいる。
計画案の照明装置は将来的に企業協賛を想定していることもあり、町内事業者らがそれぞれの技術などを持ち寄って自ら開発しようと8月、ブライトプロジェクトが発足した。
廉価で耐久性があり、地元でメンテナンスできる照明装置の開発が目的。自然エネルギー利用で価格は10万円以下を想定。試作製品を天竜川護岸道路のモデル区間(町田橋縲恂・輪橋)に設置し性能を検証する。製品の一般家庭などへの普及も研究し、町内全体のエコロジーの取り組みにする。同事業は町の中小企業融合化促進助成事業の補助金(30万円)も受けている。
試作会は、ソーラーパネルやランプなどを会員が持ち寄り実験をしながら協議。早期に試験機を作り、町商工会館近くの場所に設置することを決めた。
今後、現在の会員7人を発起人として趣意書を作り、小水力発電に取り組む箕輪ニュービジネス研究会など自然エネルギー利用をテーマに活動する町内の団体なども含め広く仲間を募り、本年度中のモデル機設置を目標にそれぞれが蓄積したノウハウを基に研究開発を進める。 -
狐崎ゆうこさん(40)飯島町本郷
いすやテーブル、箱、小物などをいろいろな材料で作って、初めての個展を開いた。「たくさんの友人が来場し、祝福してくれた。とてもうれしかったが、知人以外の人も多いともっとうれしい」-。
1965年京都市生まれ。国家公務員の父の転勤で高校卒業まで秋田市で過ごした。奈良市の大学に進み、文学部史学科を専攻。卒業後は京都市内の高校で、3年間社会科を教えた。「教師の仕事は3年務めても迷いが多い。ほかの仕事をしてみたいと思っていた」。そんな時、たまたま目にした松本技術専門校のパンフレットで、木工科を知った。「木は身近な材料、工作しやすい。私にもできるかも」と、教師を辞めて、伊那技術専門校木工科の生徒に180度転換した。「教師という現状に満足している人から見れば、勇気ある行動と写るかも知れないが、切羽詰っていた私にとって、教師を辞めることは大したことではなかった」と振り返る。
92年、入学し、1年間で食器棚やドレッサー、共同でダイニングセットも製作した。翌春、卒業したものの就職先がなく「自分でなんとかしなくてはならなかった。やる気があれば、技術は後からついてくる」と、技専の恩師の飯島町の三宅芳美教諭の工房の一角を借り、いきなり独立した。
茶たんす、ダイニングセット、机、桐たんすなども次々と手掛けた。座いす、スタンド型いす、スツールとさまざまいすづくりにも挑戦する。「いすは面白い。肘掛や背もたれは座る人のサイズや姿勢に、カーブを合わせる。難易度が高い分、奥が深い。これからも作っていきたい」。
デザインを決め、実寸大図を書く、それでもイメージがまとまらない時は、模型を作ってみる、大変な作業だ。
材もいろいろ使うが「桜は柔らかく肌目が細かく、細工しやすい。クルミもいい、脂分があって、使い込むほどにツルツルしてくる」と、クルミと桜を好んで使っている。
いすの座には籐やイグサも編んで使う「クッションが効いて座りやすく、軽いのがいい」と、自然素材にもこだわる。
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毎年6月に、駒ケ根高原で行なわれる「くらふてぃあ杜の市」には初回から出品し、松本市のくらふてぃあ松本にも、家具や小物類を出品「最初は売れなかったが、お客様との直接対話ができ、楽しかった」。
使う人の身になった、女性らしいきめ細やかな気配りが随所に光る家具は注目され「最近になって、小物から家具まで売れるようになった」と笑顔。 -
手応えあり、名物丼! 味に納得、最終選考は住民参加の投票で
名物丼の開発に取り組む宮田村商工会青年部は20日夜、村民公募のアイデア169点から厳選した4点のどんぶり候補を改めて試作。気に入った丼に投票し、最終選考の2点に絞りこんだ。プロの料理人が販売をみすえて改良を加えた完成型で、試食した約50人の部員は「美味しい。いける」と手応えも。10月1日の村商工祭で一般対象の試食会とアンケート投票を行い、年末には宮田の・ス丼・スが誕生する。
8月末には応募レシピ通りに試作。その結果をふまえて、青年部所属の3人の料理人が若干のアレンジを加え、さらに美味しい丼へと進化させた。
試作した4点は、宮田村特産の山ぶどうワインを使った「鶏の山ぶどう酒煮丼」、村内の地ビールで肉などを煮た「地ビール丼」。
とんかつに山かけを施して、村内の名峰にみたてた「駒ケ岳丼」、村のシンボル梅を使った「梅勝(カツ)丼」と、見た目も鮮やかだ。
試食したある部員は「村の名産を上手に活かし、味もいい。食べてみたい、と思わせる仕上り」と満足げ。
試作した料理人のひとりは「味、そしてコスト的にも十分商品として販売していける」と話した。
この日は、青年部例会として、丼を売り込むための販売戦略も学習。アピールの方法やどのような客層を対象にするかなど、丼を名物にするための秘けつを討論方式で考えた。 -
天竜川唯一のやな漁、今年も
中川村天の中川橋上流の天竜川で、秋の風物詩、やな漁が行なわれている。
天竜川漁協第5支部の組合員有志でつくる「天竜川リゾートサービス」が8月下旬に水路を堀り、やな場を設け、本流から水を引き込んだ。
7日から数10匹単位で落ち始め、雨降りとなった13日夜は1130匹が竹のすのこに銀鱗を踊らせた。その後も夜から早朝に掛けて、50、60匹が水揚げされている。
会員によると「今年は大雨の影響で、不漁ではと思っていたが、予想以上に取れる」とか。
落ちアユは丸々と太り、雌は卵を持っている。捕まえたアユは料理店などに販売しているとか。 -
開発と農地保全、複雑に課題入り組む土地活用問題
宮田村土地開発公社は本年度、東保育園隣接の農地を転用して23区画分の宅地造成を計画したが、農業振興地域(農振)からの除外が認められず、・ス棚上げ・スになっていることが分かった。優良農地を守る観点から村の審議会が「保留」にしたもの。長期的な自主財源確保のため、村は企業誘致や人口増加のための土地開発が必要との認識だが、農地保全の間で揺れている。
19日の村議会一般質問では、複数の議員が農地保全にからめて土地利用に対する村の考え方を質した。
清水靖夫村長は、むやみに農地をつぶす考えがないと弁明。一方で「農地への開発ニーズが高まり、優良農地の差別化が必要」として、ある程度の線引きを行う考えも示した。
村内では人口1万人構想を掲げるが、人口の伸びは近年鈍くなっている。企業誘致も課題だが、新たに宅地や工場用地として造成できる里山などは、ほぼ皆無だ。
ある関係者は「言い換えれば、俗に言う優良農地しか残されていないのが実状」と話す。
後継者難や米価格の低迷などで農業経営の不透明感は強く、農地を手放しても良いと考える農家の潜在的需要は高いとみられる。
一方で、農地や宅地、工業用地が混在する・ス虫食い・ス状態への懸念も強い。
村産業建設課は「守らなければならない地域を洗い直し、コンセンサスを取る」と説明するが、問題は複雑だ。 -
7月豪雨の影響、2千万円に
宮田観光開発、トップシーズンに痛手7月豪雨の影響で、ホテルや駒ケ岳で山小屋を経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発の売り上げが、例年の同時期と比較して約2千万円の減収になっていることが分かった。19日の村議会一般質問で、同社長を務める清水靖夫村長が明らかにしたもの。
キャンセルや利用者減で、宮田観光ホテルと隣接する温泉施設・こまゆき荘であわせて1千万円の減収。
駒ケ岳ロープウェーの休止などで影響の大きかった山小屋関係も、延期された学校集団登山などが実施され回復の兆しはあるが、1千万円ほどの減収となった。
同社は長期債務を抱え、経営改革の真っ最中。前期の売り上げは3億6300万円。豪雨は痛手となったが清水村長は「一層の営業努力をしていきたい」と答えた。 -
ふるさとCM、どんぶりレンジャーいざ出動
どんぶりレンジャー、いざ出動‐。新たな名物丼の開発で地域活性に取り組む宮田村商工会青年部は、県内各市町村が地域の魅力をPRする「ふるさとCM大賞」(長野朝日放送主催)に出品するため、コマーシャル製作に励んでいる。地域の助っ人として誕生した、ニューヒーロー「どんぶりレンジャー」も出演。撮影は快調だ。
部員たちが村内各所で撮影を敢行。今年7月に部員扮する4人の隊員で発隊したどんぶりレンジャーも出演し、ユーモラスな仕上りが期待できそう。
画面の中で大活躍しているかは完成後のお楽しみ。住民公募で始まった名物丼の開発も佳境を迎えており、部員たちも期待を高めている。 -
創業塾が開講
伊那商工会館で16日、創業希望者を対象にした「創業塾」が開講した。伊那市を中心に、南信から21人の申し込みがあり、それぞれサービス業や製造業などの創業を目指す。
小規模事業者を取り巻く経営環境は厳しく、開業率よりも廃業率が上回る状況で、創業を実現できるように支援し、新規開業の促進、地域雇用の創出などを図る。
初回、講師に経営コンサルタント星井あき子さん=飯田市=を迎え、成功する創業の心構え、ビジネスヒントとアイデアの発想方法などを聞いた。
星井さんは「創業は決して楽ではないが、楽しいこと。『やる』ことを決断することが大切」と前置きし「自分はどういう価値があるのか。だれかにとって貢献できるビジネスである心構えを持ってほしい」と事例を交えながら話した。
創業塾は10月上旬まで5回の日程で、マーケティング戦略や資金繰りの考え方、事業計画書の作成などを学ぶ。終了後、個別に作成した事業計画を発表するプレゼンテーションがあり、優秀なビジネスプランに「起業チャンピオン賞」を贈る。
創業塾は3年目の取り組みで、これまで旅行業、飲食業、製造業などを創業した受講者がいる。昨年は3件だった。