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小黒川渓谷キャンプ場4月9日から営業
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は9日から今シーズンの営業を始めます。 5日にキャンプ場の事務所前で安全祈願祭が行われました。 安全祈願祭には市の職員と伊那市から業務委託を受けて施設を管理している㈱クロスプロジェクトグループのスタッフ7人が出席し、シーズン中の安全を祈りました。 小黒川渓谷キャンプ場は毎年およそ1万人が利用していて、今シーズンは、提供する食材に力を入れ本格的なバーベキューを楽しめるようにします。 また、レンタルするキャンプ用品を人気ブランドで揃えました。 施設の利用料は、8人用のキャビンが1泊12,400円、テントサイトが1泊3,100円などとなっています。 営業は4月9日から11月6日までを予定しています。
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信州高遠美術館の観桜期特別展「昭和幻風景ジオラマ展」
桜が咲き始めた伊那市高遠町の高遠城址公園に隣接する信州高遠美術館では、観桜期の特別展として東京都在住の山本高樹さんによる昭和をテーマにしたジオラマ作品展が開かれています。 昭和初期の路面電車が走る銀座をテーマにした作品「モダン都市 銀座」。山本さんが作った昭和ジオラマシリーズの第一作で戦前の銀座の風景をイメージしています。 こちらはモノレールが開通した昭和30年代の上野を舞台にした作品です。 会場には、昭和時代の日本の風景をモチーフにした作品を中心に30点が展示されています。 山本さんは東京都在住のジオラマ作家です。 日活芸術学院を卒業後、映画やテレビCMで使用するミニチュアセットを製作する仕事をしていましたが、2001年に独立しジオラマ作家となりました。 粘土で作る人形には様々な表情やしぐさをつけて物語のような情景を表現しています。 建物は本物に近い素材を使って作り、奥行きが出るように配置されています。 東京などの都市部のほかに、長野県飯山市で実際に見た風景を表現した作品もあります。大根が干された軒先で2人の女性が野沢菜を洗っています。 山本さんの作品は2012年放送のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でも使用され、これまで全国20か所で個展を開いてきたという事です。 観桜期特別展「昭和幻風景ジオラマ展」は5月22日まで信州高遠美術館で開かれていて、5月3日と4日には山本さんによるトークイベントも企画されています。
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「い~なガイドの会」 高遠城址公園に観光案内所開設
伊那市の観光ボランティアガイド「い~なガイドの会」の観光案内所が、4日、高遠城址公園に開設されました。 観光案内所は高遠閣隣りにあります。 市内の名物や桜の名所、飲食店などが掲載されたパンフレットが並んでいます。 4日は、早速、福岡から来た観光客に公園内や伊那市、県内の観光情報を紹介していました。 花見最盛期となる6日から20日頃までは10人体制で案内をします。 500円で30分間公園内を案内するワンコインガイドは毎年100団体ほどの利用があるということです。 園内の桜は少しずつ咲き初めていて、観光客が写真に収めるなどして楽しんでいました。 伊那市では10日頃に満開になると予想しています。
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高遠町の桜 オリジナル切手販売
伊那市内の郵便局で、花見シーズンに合わせ、高遠町内の桜を題材にしたオリジナル切手の販売が始まっています。 4日に高遠郵便局の髙橋晴彦局長と伊那東郵便局の井口正弘局長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にオリジナル切手2種類を贈りました。 切手は52円切手と82円切手のそれぞれ10枚つづりで、高遠城址公園など高遠町内の桜を題材にしています。 販売価格は、それぞれ930円と1,230円となっています。 4月1日から伊那市内の郵便局で販売されていて、高遠城址公園でも4月6日 から桜の見頃が終わるまで販売されるということです。 白鳥市長は「今年も素晴らしい出来。高遠石工の切手も作って頂き、桜と一緒にPRできればありがたい。」と話していました。
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高遠城址公園でカラーライトアップ 5分咲きまで
さくら祭りが始まった、伊那市高遠町の高遠城址公園。 2日から五分咲きまでの間、夜桜のカラーライトアップと映像投影が行われます。 1日は公園内でライトアップのテストが行われました。 問屋門の上にプロジェクターを設置し、本丸入口付近に桜の映像を投影します。 桜雲橋付近には、20基のLEDライトが設置されました。 舞台用の自由に色が変えられるもので、時間がたつと徐々に色が変わっていきます。 本丸では、通常の照明にカラーフィルターを取り付けました。 カラーライトアップと映像投影は、桜が少ない時期にも公園の雰囲気を楽しんでもらい、夜間の誘客につなげようと今年初めて行われます。 ライトアップは、日没から午後10時まで行われます。 カラーライトアップと映像投影は五分咲きまで、通常のライトアップは散り終わりまでです。
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みはらしファーム「やってみらっし」無料体験キャンペーン
伊那市のみはらしファーム内に1日オープンした体験交流の家「やってみらっし」で、無料でそば打ちなどができるキャンペーンが3日まで行われています。 オープンを記念したキャンペーンで、1日から3日までの3日間で、定員いっぱいの約500人の予約が入っているという事です。 訪れた人たちは、そば打ち、草木染め、五平餅作りなどを体験していました。 2日は、施設内の全ての駐車場が満車になるほど多くの人が訪れていました。無料体験は3日までで、そばがきや季節の大福作りなど当日の予約で体験できるメニューもあります。
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高遠城址公園 公園開き
天下第一の桜として知られる高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、さくら祭りが始まりました。 1日は桜雲橋前で公園開き式が行われました。 高遠保育園と高遠第2・第3保育園の園児が歌を披露しました。 伊那市観光協会会長の白鳥孝伊那市長と園児が一緒に橋を渡り、開門を宣言しました。 公園南側では、桜のつぼみが膨らんでいます。 桜守の西村一樹さんによりますと、開花は3日頃、満開は9日頃と予想しています。 高遠城址公園内にはおよそ1500本のタカトオコヒガンザクラが植えられています。 2日から5分咲きまでの間、夜桜のカラーライトアップが行われます。 9日から17日までは、伊那のご当地グルメが楽しめる「伊那のうまいもん大集合」が行われます。 高遠城址公園のさくら祭りは30日までとなっています。
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新年度スタートKOA㈱入社式 33人が新たな一歩踏み出す
新年度が始まり、多くの企業で入社式が1日に行われました。 箕輪町に本社を置く電子部品メーカーKOA株式会社では、33人の新入社員が社会人としての一歩を踏み出しました。 今年度、KOA㈱に入社したのは、男性28人女性5人の合わせて33人で、このうち上下伊那出身は24人です。 花形忠男社長は「日々の生活の仕方で未来の自分は創れます。会社のルールを守ること、自分の仕事を好きになること、失敗を恐れずに挑戦することが成長の糧になります」と話しました。 向山孝一会長は「学ぶ機会は失敗から得ることが多い。悩んだり困ったりしたら上司や友人に相談し助け合うことが、成長のための大事なステップアップに繋がります」と話しました。 新入社員は自己紹介と社会人としての目標を1人ずつ話し、「一流の技術者になれるようにたくさんのことに挑戦したい」 「いち早く戦力となれるように頑張りたい」などと決意を新たにしました。 KOAの新入社員は、ビジネスマナーなどの研修を受け、6月1日から正社員登用となります。
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「信州・伊那ローメン物語」完成 県内の書店で販売始まる
ローメンの歴史やそれを通じてのまちおこしをまとめた書籍「信州・伊那ローメン物語」がこのほど完成しました。 3月下旬から県内の書店で販売が始まっています。 28日、伊那ローメンズクラブのメンバーが、前会長の正木金内衛さんが営む、伊那市前原の食堂萬楽で記者会見を開き、書籍の完成を発表しました。 「信州 伊那ローメン物語」にはローメン誕生からこれまでの歴史、伊那ローメンズクラブの活動などが掲載されています。 著者の山口真一さんは長野市出身で県内の地域おこし活動をテーマに執筆活動を行っています。 伊那ローメンズクラブの活動を知った山口さんが2年間かけて取材をしてまとめました。 地元の学校給食への提供やイベントの開催のほかB1グランプリへの出場など、地域に根差した活動から全国へ発信するための活動まで、様々な取り組みが紹介されています。 クラブが協力した伊那中学校のギネス挑戦も掲載されました。 ローメンの情報を1冊にまとめた書籍は初めてで、ローメンズクラブでは、歴史を記録し語り継ぐためにも有効に活用していきたいとしています。 「信州・伊那ローメン物語」は、南信地域を中心とした県内の書店や伊那ローメンズクラブ加盟店で販売が始まっています。 初版は1,000部発行されていて価格は1,500円(税別)です。
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伊那公園にぼんぼり設置
桜のシーズンを前に、伊那市中央の伊那公園で26日、ぼんぼりの飾りつけが行われました。 市民有志でつくる伊那公園桜愛護会のメンバー35人が、きょうとあすの2日間で400個のぼんぼりを飾り付けます。 伊那公園には13種類およそ430本の桜が植えられています。 桜愛護会によりますと、メインとなるタカトオコヒガンザクラやソメイヨシノの開花は4月4日から5日、見ごろは10日頃になるということです。 点灯式は来月1日に行われます。 10日には桜まつりが開催され、公園内に出店が並びステージイベントが行われるほか、伊那谷名物珍味弁当が販売されます。
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上伊那地区企業説明会 129人が参加
来年春に大学や短大などを卒業する学生を対象にした企業説明会が24日に伊那市のいなっせで開かれ129人の学生が説明を受けました。 説明会は、商工団体や行政などでつくる「上伊那地域若者人材確保連携協議会」とハローワーク伊那が開いたものです。 この日は、製造業、建設業、小売業など、上伊那の60社が説明を行い、学生は去年より35人少ない129人が参加しました。 進学で県外へ出た学生にも地元企業に目をむけてもらおうと去年から説明会に合わせて新宿から伊那市までの無料の バスを運行していて、この日は5人の学生が利用したという事です。 去年8月1日だった企業の選考開始日が、今年は6月1日に前倒しされていて、学生が面接までに企業の情報を収集できる期間が2か月短くなっています。 ハローワーク伊那では学生、企業にとって短期決戦となるとして複数の企業から一度に効率的に話がきける説明会などを有効に活用してもらいたいとしています。 次回は4月9日(土)に東京の新宿エルタワーで「伊那谷就職説明会」が開かれ、上伊那の地元企業30社が参加する予定です。
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伊那ケーブルテレビ FTTH化4月から
伊那市西町の伊那ケーブルテレビジョン㈱は局舎から加入世帯までの全てを光化するFTTH化工事を4月から始めます。 24日は、向山賢悟社長や施工業者などが、坂下神社で工事の安全を祈願しました。 伊那ケーブルテレビは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の2万6000世帯が加入していて、加入率は65%です。 伊那ケーブルテレビの現在のセンター設備です。 光ケーブルと同軸ケーブルを組み合わせたシステムでサービスを行っていますが、設置から15年を経過するものもあり、FTTH化を行うことになりました。 FTTHは、ファイバー トゥー ザ ホーム の略で、局舎から加入世帯までを繋ぐすべてを光化する工事です。 これにより、BS放送がパススルーで見られるようになり、高速インターネットが提供できるようになるほか、2018年に実用放送が予定されている高精細の4K放送にも対応が可能となります。 FTTH化の工事は、4月から旧伊那市エリアを皮切りに、2019年まで順次行われ、早いところでは、今年の秋からサービスをはじめます。 事業費は30億円を見込んでいます。 FTTH化に伴う料金の値上げなどは予定していません。 なお、県内で、エリアを全面的にFTTH化するのは伊南エリアのエコーシティ・駒ヶ岳に続いて、伊那ケーブルテレビジョンが2例目となります。
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高遠城址公園 桜の開花予想4月6日
日本気象協会は6回目の全国の桜の開花予想を23日に発表しました。 それによりますと高遠城址公園の開花は4月6日と予想されています。 日本気象協会では、今年の開花は去年より1日遅く、平年より6日早い4月6日と予想しています。 満開は去年より3日遅く平年より5日早い4月12日と予想しています。 日本気象協会は、今週から来週にかけての冷え込みで少し開花が足踏みするが、それでも平年より早く開花するとコメントしています。
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木の魅力を発信 体験施設オープン
地元産の木の魅力や文化を発信する体験施設「ウッドクラフト木棲舎」が伊那市西箕輪のみはらしファーム内に4月1日にオープンします。 場所は、空き店舗となっていたそばの家名人亭前の建物です。 発起人で代表を務める加納義晴さんです。 西春近に工房を構え木製のオカリナ「ユカイナ」などを制作しています。 ウッドクラフト木棲舎は、地元産の木を素材として製作したオリジナルの木製品を広域的に発信しようと、工芸家など3団体7人で組織しています。 およそ18畳のスペースは、木彫り作品を展示販売します。 8畳のスペースは木工体験ができる場所として利用するということです。 また、外では燻製づくり体験なども予定しています。 開館時間は午前10時から午後4時までとなっていて定休日は火曜日です。 ウッドクラフト木棲舎では、作品の素材の説明やワークショップなどを行い、木の魅力を発信したいとしています。 オープンに向け、手作りの看板も完成していて26日には外観のペンキ塗りや作品などの搬入が行われる計画です。
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列車に自転車を乗せ サイクルトレインツアー
自転車をJR飯田線の貸し切り列車に乗せてサイクリングを楽しむ、サイクルトレインツアーが19日行われました。 JR飯田線の伊那北駅に、自転車を乗せた貸し切り列車が到着しました。 サイクルトレインツアーは、飯田駅から駒ヶ根駅間の最寄り駅から伊那北駅まで貸し切り列車に自転車を乗せて移動します。 その後、伊那北駅から西箕輪のみはらしファームまで、往復16キロのサイクリングを楽しむもので、ツアーには5歳から72までの20人が参加しました。 飯田線の利用促進につなげようと、JR飯田線活性化期成同盟会が企画したもので、県の地域発元気づくり支援金を活用しました。 みはらしファームでは、参加者がいちご狩りやそば打ちをして楽しみました。 飯田線活性化期成同盟会では、今後も飯田線を使ったイベントを企画していきたいとしています。
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フェンシング丼が箕輪町の名物料理に認定
箕輪町の学校給食で出されている、「フェンシング丼」が箕輪名物料理研究会に町の名物料理として、認定されました。 フェンシング丼は、箕輪町で毎年10月に開催されるフェンシングの全国大会を盛り上げようと、2012年に町の小中学校の栄養教諭らが考案した料理です。 うずらの卵をフェンシングのマスクに、千切りの野菜と揚げた春雨をサーベルに見立てています。 味付けは信州みそをベースにした中華風のピリ辛味です。 16日に箕輪町文化センターで商工会などで作る箕輪名物料理研究会が審査を行ない、箕輪町の名物料理として認定されました。 フェンシング丼はさらに改良を加え、4月より箕輪町の長田の湯食堂、とざ和、やる樹家、燈花、ごぉまる、赤から箕輪店で販売される予定で、値段は600円から1、000円程になるということです。
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い~な伊那プレミアム商品券 経済効果5億円
去年、国の地方創生交付金を活用し行われた、い~な伊那プレミアム商品券発行の経済波及効果は5億1千万円になることがわかりました。 これは18日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 総額4億3千万円のプレミアム商品券は去年7月から10月まで販売されました。 プレミアム率20%の商品券は3786人が、半額の子育て応援プレミアム商品券は2610世帯が購入し回収率は99.8%となっています。 使った実績では大型店が44・1%と最も高く、次いでJAでの使用が13%となっています。 市では経済波及効果が5億1千万円と試算していて十分な消費刺激効果があったと分析しています。
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第10回みなみみのわフォトグランプリ最優秀賞に藤澤さんの写真
南箕輪村の風景や伝統行事を撮影した写真コンテスト「第10回みなみみのわフォトグランプリ」の最優秀賞に、藤澤進さんの作品が選ばれました。 最優秀賞に選ばれたのは、南箕輪村田畑の藤澤進さんの作品「新緑のセラピーロード」です。 写真は、去年4月に大芝高原のセラピーロードで撮影されたものです。 村観光協会によりますと、林の緑の綺麗さや、奥行きを感じさせる点が評価されたということです。 コンテストには県内外から84点の応募がありました。 今回入賞した作品は、村のHPやパンフレットなどに使い、観光のPRに繋げたいとしています。
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ゲストハウス開業で中小企業庁長官賞受賞
中小企業庁が行っている創業スクールの受講者によるビジネスプランの中から優れたものを選ぶ全国創業スクール選手権で伊那市の埋橋幸希さんが中小企業庁長官賞を受賞しました。 埋橋さんは伊那市東春近で伊那市初の本格的なゲストハウス赤石商店を開業します。 ゲストハウスは宿泊費の安い宿で赤石商店は相部屋、素泊まり3500円から利用できます。 高校卒業後、東京に、進学、就職した埋橋さんは去年地元に戻り、人が交流できる場をつくりたいとの思いからゲストハウスの経営を決めました。 埋橋さんは経営者としてのノウハウを学ぼうと中小企業庁が行っている創業スクールに通い、その中からビジネスプランの優れたものを選ぶ全国創業スクール選手権にエントリーしました。 結果はスクールの受講者3050人中3人が入賞しそのうちの1人に選ばれた埋橋さんは優秀賞にあたる中小企業庁長官賞を受賞しました。 赤石商店は3月中のオープンを予定していて埋橋さんは「宿泊者や地域の人たちが交流できる場所にしていきたい。」と話しています。
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伊那飲食店組合 新春大会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる伊那飲食店組合の新春大会が7日に開かれ、組合員どうし親睦を深めました。 年に一度の交流会を兼ねた新春大会で、毎年この時期に開かれています。 挨拶で、伊那市中央のレストランしらかばの北原英之組合長は「賑やかな街づくりのお手伝いができるよう協力をお願いします」と話しました。 大会では、平成25年度、26年度の組合長など役員を退任したメンバーに感謝状が贈られました。 伊那飲食店組合は、春富、高遠町、長谷地区を除く伊那市と、南箕輪村の飲食店280店舗で組織され食品の安心安全な提供につとめています。
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伊那市桜守の会 設立
日本一の桜の里づくりを目指す伊那市は、地元の桜を管理する地域桜守でつくる伊那市桜守の会を1日、設立しました。 1日は、市役所で設立総会が開かれました。 伊那市桜守の会は、各地域で市民による桜の管理体制づくりを推進し、技能の向上を図ることを目的に設立されました。 会長には、地域桜守で伊那市美すずの丸田旭雄さんが選任されました。 アドバイザーは、長年にわたり高遠城址公園の桜守を務めた稲辺謙次郎さんです。 会では、地域内の桜の維持管理や指導、後継者の育成などを行います。 伊那市では桜による滞在型の観光を目指そうと日本一の桜の里づくりを進めています。 市の調査によりますと市内には高遠を中心とするおよそ2000か所に合わせて1万2000本を超える桜があるということです。 伊那市振興公社の桜守だけでは市内全域の桜の管理ができないため平成23年度から地元で管理してもらおうと地域桜守の育成を行っています。 年に6回の講習を受け技術を習得すると地域桜守として認定されます。 地域桜守は平成26年度末現在で31人いて今年度は8人が認定されることになっています。 桜守の会では来年度、研修会などを開いて技術向上を図っていくとしています。
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国、県、市の支援制度 伊那商工会館で説明会
伊那市は、企業に対する補助や支援制度を実施している国や県、公共職業安定所など、異なる機関から一か所で説明を受ける事ができる説明会を、22日、伊那商工会館で開きました。 伊那市を中心に、製造業や金融機関、個人商店から約80人が参加しました。 伊那市は、去年、国、県、市が実施する補助金や支援制度を一度にまとめて紹介するワンストップの説明会を開き好評だった事から今年、2回目の説明会を開きました。 経済産業省からは、中小企業対象の「ものづくり補助金」について説明がありました。 毎年制度改正が行われているという事で補助金を受けるための申請が年2回から1回になった事などの注意点を説明していました。 ほかに、伊那公共職業安定所からは人材育成に対する支援制度について、伊那市からは、省エネ設備の導入に対する支援制度などについて説明がありました。 伊那市では、それぞれの企業の実態に合わせて有利な制度を利用してもらいたいとしています。
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インドネシアの旅行関係者いちご狩り
インドネシアの旅行会社の関係者が、24日、伊那市を訪れ、西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームでいちご狩りを楽しみました。 24日は、インドネシアの主要な旅行会社の7社から7人がみはらしファームを訪れました。 一行は、イチゴの大きさに驚きながら、味わったり写真を撮影したりしていました。 これは、インドネシアからの誘客をすすめる、中部地方の9県や経済団体などでつくる中部広域観光推進協議会の事業で、伊那市観光協会が受け入れました。 協議会が6つのルートを選定していて、長野県を通るのはノスタルジックルートです。 一行は、20日から日本を訪れていて、中部地方を回っています。 いちご狩り体験は好評で、参加者は商品として客に勧めたいと話していました。 インドネシアの一行は、26日まで滞在します。 その後、今回の視察を受けて、ツアー商品を作るということです。
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マイナス金利 一般生活への影響は?
日本銀行はマイナス金利の政策をきのうから導入しました。 八十二銀行の林恒弘さんに、このマイナス金利が与える一般生活への影響について話を聞きました。 八十二銀行の林恒弘さんです。 林さんは、八十二銀行が開催する個別相談会やセミナーで相談員や講師を務め、マイナス金利が及ぼす影響について説明しています。 最初に、個人が銀行に預けている預貯金への影響については「一般の個人口座については、今の段階ではマイナス金利はおこらない」と話します。 しかし大口の法人口座については「一部の銀行で口座管理料をかける動きがある」と話します。 林さんは、デメリットとして「ATMの手数料や振り込み手数料のコストが上がりる可能性がある」と話し、メリットとしては「住宅ローンの金利が下がり、今までより低いコストで資金を借り入れる事ができる」と話します。 最後に、マイナス金利はいつまで続くのか、その見通しについては「通常であれば景気が回復する2~3年位が一つの目途になるが、マイナス金利を先行して実施しているヨーロッパの景気が回復していない現状をみると長期化する可能性も否定できない」と話していました。 八十二銀行伊那支店では、3月9日午後1時30分からマイナ金利に関する金融経済・資産運用セミナーを開催します。
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伊那市の農家民泊受け入れ好調
伊那市観光協会が小中学校の教育旅行や海外の学生などの受け入れを行っている農家民泊が好調です。 伊那市観光協会では、若い人たちに伊那の自然や文化に触れてもらおうと平成24年度から農家民泊を行っています。 今年度は、初めて修学旅行の中学生を受け入れた他、海外からの学生や家族の受け入れにも力を入れています。 国内の小中学校は、15日までに5校700人が訪れていて、昨年度より2校400人増となっています。 ニュージーランドや中国、台湾など海外からの受け入れは155人増で、合わせて555人増となっています。 伊那市観光協会のアンケート調査の結果から、水や食事が美味しく、受け入れ農家の人たちが親切にしてくれることなどが増加の要因だということす。 伊那市の農家民泊は、安心安全を重視していて受け入れ農家は県の簡易宿舎の許可を得ているのが特徴です。 現在は、市内の37軒が登録しています。 伊那市平沢で農家民泊の受け入れをしている是石里美さんは、「多くの方に受け入れて欲しいです」と話していました。 伊那市観光協会では、農家民泊のDVDを制作し、誘客に力を入れていく考えです。
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中ア国定公園化研究部会 初会合
中央アルプス県立自然公園の国定公園化について研究する部会の初会合が伊那合同庁舎で9日、開かれました。 中央アルプス国定公園化研究部会は、国定公園化について研究し、観光振興や山岳観光などの推進を図ろうというものです。 中央アルプス周辺の上下伊那、塩尻、木曽の自治体や観光連盟などで組織する中央アルプス山岳観光協議会が設置したものです。 部会では、中央アルプス県立自然公園の現状や課題について意見を交わす他、国定公園化することのメリットやデメリットなどについて研究を行います。 部会長には、駒ヶ根市の産業部の萩原浩一部長が選任されました。 来年度県は、中央アルプス一帯の動植物や地形地質、観光客数などの調査をし、研究部会に報告していくとしています。 9日は、東京農工大学教授の土屋俊幸さんが国定公園についての講演を行いました。 次回の研究部会は5月下旬に開かれることになっています。
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権兵衛トンネル開通 きょう10年
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルが開通して、4日で10年となりました。 平成18年の2月4日。権兵衛トンネルが開通しました。 開通により、50分で伊那と木曽を行き来できるようになり、塩尻を経由していた時と比べ70分時間が短縮されました。
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立春~寒ざらしそば引きあげ
伊那市の高遠そば組合は、大寒に長谷の川に投入した寒ざらしそばを、立春の4日、引きあげました。 この日は、伊那市長谷市野瀬の粟沢川から、さらしていたそばを引き上げました。 大寒の先月21日に投入しました。さらしていたのは90キロでおよそ600食分になります。 そばをトラックに積んで、高遠町西高遠の旧高遠第一保育園に移動しました。 そこで、管理しながら1週間ほど乾燥させます。 湿っているため夜は凍り、昼は溶けるのを繰り返しながら乾燥するということで、それにより甘みが増すということです。 乾燥させたそばは冷蔵庫で保管し、7月16日、17日、18日の3日間限定で、1食1200円で提供する予定です。 提供店は、壱刻、華留運、ますや、楽座紅葉軒の4軒です。
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南アルプス ジオパークガイド認定式
南アルプスジオパークの魅力を発信するジオパークガイドに新たに26人が認定されました。 3日は認定式が伊那市役所で行われ、今年度の講座の受講生に認定証が手渡されました。 認定されたのは、一般4人と高遠高校の2,3年生22人です。 高遠高校では「地域の科学」の授業の一環で講座を受講しています。 2年生は、来年度、地域に出向きツアーガイドなどを行う予定です。 ジオパークガイド養成講座は南アルプスジオパーク協議会が開いているもので、5年目となります。 南アジオパーク協議会会長の白鳥孝市長は、「ほかの地域にはない素晴らしい景観や自然環境を発信していってください」と話していました。 これまでに認定されたジオパークガイドは96人となりました。 今後は現地ツアーのガイドやジオサイトの整備、勉強会に参加するなどの活動をしていくということです。
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竹ストーブ実演 竹林整備促進へ
竹林整備で出た竹を有効に活用してもらおうと、伊那市長谷の株式会社山匠は竹を燃料に使えるストーブを開発しました。 3日はその実演会が伊那市の産直市場グリーンファームで行われました。 竹ストーブは本体から斜めに出た部分に竹を入れ燃料にします。 このストーブは、長谷で山林整備や農業支援をしている株式会社山匠が開発したものです。 山匠によりますと、竹は薪に比べ燃焼効率が良く短時間で部屋を暖めることができるということです。 6ミリの鉄板を使い、竹の燃焼熱にも耐えられる構造となっています。 竹の他に、薪やペレットも使用できるということです。 竹ストーブは、産直市場グリーンファームで販売されることになっていて、本体価格は8万円から13万円位になるということです。