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南ア林道 シナノコザクラ見ごろに
伊那市長谷の南アルプス林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されている高山植物「シナノコザクラ」が見ごろとなっています。 まだ雪が残る南アルプス林道沿い。 仏像構造線が観察できる唐沢露頭には、長野県版レットデータブックで絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが可憐な花を咲かせていました。 7日は、下山途中の登山客が、バスから降りて、写真に収めるなどしていました。 シナノコザクラは、アルカリ性の石灰岩地帯に生息する多年草です。 南アルプス林道沿いでは、3か所で目にすることができます。 林道バス管理室によりますと、例年は、連休明けに咲き始めるということですが、今年は例年より10日ほど早い4月29日に開花し、ここ10年で見ても最も早く見ごろを迎えているということです。 林道バスは現在、標高1680メートルの歌宿まで運行していて、歌宿からシナノコザクラの群生地・唐沢露頭までは、歩いて20分ほどとなっています。
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地域材の地産地消など事業計画承認
上伊那森林組合の総代会が25日伊那市で開かれ地域材の地産地消など今年度の事業計画が承認されました。 総代会にはおよそ50人が出席し今年度取り組む事業について報告がありました。 地域材の地産地消については上伊那林業振興協議会との協働により小中学校のイスや机の天板、教室の腰板を地域材へ転換する活動をさらに強化するほか、製造過程の工程見直しや合理化により民間からの新たな受注にも努めるとしています。 また昨年度の販売量が2,020トンだった木質ペレットは今年度2,500トンを目指すとしています。 上伊那森林組合の昨年度の事業利益はおよそ880万円でしたが遊休資産処分などの特別損失が1,680万円となっています。 組合では森林整備における地域のリーダーとしての自覚を高め企画力、提案力、コスト意識の向上に努めるとしています。
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スタンプラリーで木曽を応援
御嶽山の噴火で打撃を受けた木曽地域の復興につなげようと、上下伊那や飯田の観光関係団体で組織する伊那路観光連盟は、今年度木曽地域も含めた食のスタンプラリーを実施する計画です。 1日、伊那市役所で伊那路観光連盟の総会が開かれ、事業計画が承認されました。 スタンプラリーは、7月1日から12月31日までの期間に伊那・飯田・木曽エリアの飲食店などで実施されます。 利用時にスタンプを押してもらい4個で応募可能とし、木曽の特産品を中心に賞品があたります。 去年秋の御嶽山の噴火は、木曽地域だけでなく、伊那谷の観光にも影響を与えているため、伊那路エリアへの誘客をはかるねらいもあります。 このほか、おととし作成した観光パンフレットを英語や中国語に翻訳する多言語化の検討が進められます。 なお、今年度と来年度の会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選任されました。
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地域発 元気づくり支援金42団体内定
長野県が、市町村や公共的団体などを支援する「地域発元気づくり支援金」で上伊那地域の42事業が内定し、28日伊那合同庁舎で開かれた記者会見で発表しました。 県全体の予算額はおよそ8億5,000万円で上伊那の配分額は7,500万円となっています。 市町村別では、伊那市は南アルプスユネスコエコパーク保護活用推進事業の1件で193万円となっています。 南箕輪村は郷土の山「経ヶ岳」を活用した交流促進事業の1件で91万円となっています。 箕輪町はありません。 この他に上伊那観光連盟の観光資源発掘事業に642万円、公営財団法人上伊那産業振興会のものづくり産業人材育成・雇用拡大推進事業に419万円などとなっています。 27年度は、56団体から57件1億1,293万円の要望があり、このうち42団体6,386万円が採択されました。 県では、5月1日から2次募集を行う予定です。
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中央アルプス 開山式
晴天に恵まれた28日、中央アルプスの開山式が行われました。 式には、観光協会会員や関係機関、一般など150人以上が参列しました。 遭難者への黙祷や、玉串奉典などを行い、シーズン中の安全を祈願しました。 この日の気温は、午前9時の時点で10.2℃と平年に比べて高く、積雪は3mと、雨の影響で例年より少なめでしたが、千畳敷スキー場では、春スキーを楽しむ観光客の姿も見られました。 神事の後にはアトラクションとして、アルプホルン駒ヶ根による演奏も行われました。
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上伊那手打ちそばマップ完成
上伊那地域の手打ちそば店の情報を掲載した「上伊那手打ちそばマップ」が完成しました。 マップには、辰野町から中川村までの48店舗の情報が掲載されています。 麺の太さやそば粉の割合、オススメメニューなどが店の写真付きで掲載されています。 裏面には地図があり、そば店の位置の他、観光スポット等も記されています。 作成した上伊那観光連盟によりますと、平日でも県外から蕎麦を食べに来る観光客は多く、中には数店舗に寄って味を食べ比べる人もいるということです。 マップは食べ歩きができるように折りたたんで持ち歩けるサイズになっています。 そば情報として、そばの種類や特徴などをまとめた豆知識なども掲載されています。 マップは、いなっせ3階の上伊那広域連合または市町村観光窓口で配布しています。
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新入社員激励会
伊那商工会議所は、この春市内の企業などに入社した新入社員の激励会を24日開きました。 激励会には、21社から106人が出席しました。 川上健夫伊那商工会議所会頭は、「プロとアマの違いは、お金を稼ぐかどうか。一生懸命はあたり前で会社は結果を求めている。」と激励しました。 白鳥孝伊那市長は、「大きな夢と気概、好奇心をもってチャレンジし失敗を恐れず働いてほしい」と期待しました。 新入社員を代表して株式会社イナリサーチの空(そら)純子(じゅんこ)さんは「会社にとって大きな戦力となるよう真摯な姿勢で取り組みたい。向上心を忘れず目の前のことを一つづつ取り組んでいきたい」とあいさつしました。 激励会では、社会保険労務士法人田畑事務所の田畑和輝所長が「自分が変われば未来は変わる」のテーマで講演しました。
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新山にモデルキットハウス整備
伊那市は、田舎暮らしモデル地区「新山」に、移住定住を考える人向けの比較的安価なキットハウスのモデルハウスを、整備します。 モデルハウスが整備されるのは、こちらの伊那市新山上新山の敷地です。 伊那市が移住定住者向けに提案している「キットハウス」は、上伊那産の木材をプレカットし、同一規格の設計・施工により、価格を安価に抑え、必要に応じて室内の間仕切りを変えていけるものです。 今回整備するモデルハウスは1棟です。建設費用はおよそ1,250万円で、平成27年度内の完成を目指します。 23日は、新山定住促進協議会のメンバーなども参加し、伊那市役所でキットハウスについての記者会見が開かれました。 新山定住促進協議会の小林 征一副会長は、「新山は人口も減っていて、地域で取り組みを進めているが、市も一緒になって進めてくれるキットハウスに対する期待度は高い」と話していました モデルハウスは、新山の地域おこし協力隊の活動の拠点となるほか、見学会やお試し宿泊できる場所として活用していくということです。
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高遠城址公園入園者16万人にとどまる
天下第一の桜の名所としてしられる高遠城址公園。 今年は、雨が続くなど気象条件が悪く、旅客バス500キロ規制問題などもあり、16万人ほどの入園者数にとどまったことがわかりました。 23日の高遠城址公園です。21日に桜は散り終わりとなり、祭り期間は終了となりました。園内に設置されていた露店も、撤収の作業を進めていました。 伊那市によりますと、最終的な集計結果はまだ出ていませんが、今年はおよそ16万人が、有料で入園しました。 開花から散り終わりまでの有料入園期間は、6日から21日までの16日間で、うち晴れたのは4日間でした。 去年の有料入園者数は、23万人ほどでした。有料期間は、9日から25日までの17日間で、うち晴れたのは12日間でした。 ここ数年間では、平成23年の東日本大震災の年は、15万3000人ほどに落ち込みましたが、今年はそれに次ぐ、低い数字にとどまりました。 今年は、長距離の旅客バスの運転手一人当たりの運転の上限を昼間は500キロまでとする規制がかかり、その影響も大きかったとみています。 伊那市では、今回の入園者数の減少について、原因を分析し、来年以降につなげていきたいとしています。
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萱野高原山開き
箕輪町の萱野高原の山開きが19日行なわれ、関係者がシーズンの安全を祈願しました。 山開きには、地元の三日町と福与の住民でつくる萱野高原活性化委員会のメンバーや町観光協会などからおよそ70人が集まりました。 萱野高原は、標高1,200メートルで箕輪町や伊那市、南箕輪村などが一望でき、毎年1万人ほどが訪れています。 町観光協会会長の白鳥政徳町長は「環境保全や道路整備など課題はあるが、多くの人に来て頂けるよう、町の観光スポットとして育てていきたい」と挨拶しました。 19日は神事の他に、オオヤマザクラ8本の植樹などが行われました。 桜の植樹は、平成17年の町発足50周年記念事業の一環で行われた事をきっかけに続けられ、これまでおよそ900本が植えられています。 また、萱野山荘では、みのわ太鼓ジュニアが力強い演奏を披露しました。 萱野高原ではこれから花のシーズンを迎え、来月には桜や県の絶滅危惧種に指定されているシラネアオイが咲きはじめるという事です。
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高遠桜伊那餃子限定販売
伊那市内の飲食店10店舗が加盟する伊那餃子会は、高遠城址公園で1日100食限定の高遠桜伊那餃子を17日と18日に販売しています。 高遠城址公園三の丸に伊那市を食でアピールするローメン、ソースかつ丼、餃子の屋台が出ています。 中でも伊那餃子会は、ピンク色の餃子、高遠桜伊那餃子を1日100食限定で販売しています。 皮には、桜の塩漬けを練りこみ、具には、桜の葉を細かく刻んで入れました。 口に含むとふんわりと桜の香りがします。 5個500円、10個800円で18日も限定100食販売されます。
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勝間薬師堂のシダレザクラ 満開
伊那市高遠町の勝間薬師堂のシダレザクラが去年より5日ほど早く満開となり見ごろを迎えています。 高遠城址公園の満開から一週間。 勝間薬師堂のシダレザクラが満開となっています。 17日は、多くの見物客やアマチュアカメラマンが訪れていました。 このシダレザクラは、樹齢150年といわれています。 高遠町勝間の集落を見下ろす高台にあり眼下にはたんぼが広がっています。 桜が見ごろになるころ、田植えの準備がはじまります。 地元に昔から住んでいる湯沢紘治さん71歳。 トラクターで田起こしです。 高遠町勝間の薬師堂のシダレザクラは、来週の始めごろまで楽しめそうです。
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箕輪町中曽根 権現桜が見頃
箕輪町中曽根の権現桜が満開となり見頃を迎えています。 箕輪町中曽根のエドヒガンザクラは「権現桜」と呼ばれ親しまれています。 樹齢は1,000年とも言われ、県の天然記念物に指定されています。 高さはおよそ15メートルで、1.5メートルの高さから東西に二枝に分かれています。 東の枝の方が西の枝に比べて倍近くの太さがあるということです。 西側の方が2~3日早く開花し、現在満開を迎えています。 箕輪町によりますと、桜は来週いっぱいまで楽しめそうだということです。
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信州伊那きのこ王国 18日オープン
伊那スキーリゾートの元ゲレンデを活用し、きのこの収穫体験が楽しめる 信州伊那きのこ王国が、18日にオープンします。 16日は、市や地権者、宿泊施設の関係者など50人ほどを対象にした内覧会が開かれました。 以前ゲレンデとして使用していた一帯を活用して、きのこ栽培を行います。 収穫が体験できるハウスの中では、シイタケの菌床が並べられていました。 参加者は、手のひらほどに成長したシイタケの大きさに驚きながら、ハサミで収穫していました。 きのこの種類はシーズンにより、増減するということですが、今月は、シイタケ、ヒラタケ、なめこの収穫を体験することができます。 ハウスの外でも、露地栽培をし、収穫体験できるようにするということです。 収穫したものは、100グラム、100円から買い取る方式です。 きのこの種類は、最も多い時期で8種類ほどを予定しています。 きのこ王国では、収穫体験の他に、幼児を対象にしたペダルのない自転車・ストライダーや、トランポリンなどのアクティビティも用意されています。 また、センターハウスのテラスでは、南アルプスを眺めながらバーベキューも楽しめます。 きのこは王国で栽培されたもの他、上伊那産のものを使用しています。 そのほか、カレーやスープなども提供されることになっています。 信州伊那きのこ王国は、18日、午前9時にオープンします。 4月から11月中旬まで営業し、初年度は5万人ほどの来場を見込んでいるということです。
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高遠城址公園観光客を踊りでおもてなし
伊那市高遠町の高遠城址公園では、花見ムードを盛り上げようと15日、踊りやさくら茶のサービスが行われました。 南ゲート付近では、高遠小学校の6年生42人が、武田信玄の5男・仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した舞、「孤軍高遠城」を披露しました。 高遠小学校では、3年前から花見に訪れた観光客をもてなそうと、子ども達が発表を行っています。 15日は桜の下、小雨の降る中、子どもたちが堂々と踊りを披露していました。
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高校生NO1ラッパーが南ア歌う
高遠高校出身で高校生ナンバーワンラッパーのMCにがりこと羽柴数生さんは、南アルプスジオパークをPRするイメージソングをレコーディングしました。 レコーディングは、駒ケ根市のライブハウスで行われました。 イメージソングのタイトルは、「そーだジオパークに行こう」。 ジオパークによせる思いやローメンなどの名物をラップで表現しています。 2月のジオパークガイド講座最終日で楽曲を披露したところ、伊那市がイメージソングとしてレコーディングを依頼。 プロモーションビデオとして制作し、ホームページなどで公開する予定です。 羽柴さんは、去年の10月に続き、今年3月の高校生ラップ選手権でも優勝し2連覇しています。 3月に高遠高校を卒業し、5月からは東京で音楽活動を始めることにしています。 レコーディングには、高遠高校の小澤和浩教諭も参加し、息のあったコンビネーションで歌いあげました。 伊那市では、「高校生が地元のことを若い感性で表現してくれたことがうれしい。若い世代にもジオパークをアピールしていきたい。」と期待しています。
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銀座で伊那谷の酒PR
伊那市のルネッサンス西町の会と産直新聞社は、4月12日に伊那市の春日公園で行う伊那谷新酒まつりを東京の銀座NAGANOで1日PRしました。 東京の銀座NAGANOで開かれたのは、伊那谷新酒まつりイン銀座。 毎年恒例になっている伊那谷新酒まつりを全国に発信しようと初めて行いました。 会場には、新酒まつりで提供される伊那谷の9つの蔵の日本酒や地ビールが並び、会場を訪れた人たちが飲み比べていました。 告知から3日ほどで定員の35人に達したということです。 ルネッサンス西町では、「ぜひ信州伊那谷を訪ねてください。」と来場者に呼びかけていました。 イベントには、東京の利き酒師も飛び入り参加して、和気あいあいとした雰囲気の中で伊那谷の酒を味わっていました。 評価も上々で、関係者は、「行政主導でなく人のネットワークを通じて酒や地域の良さを発信できたのは、いい方向性だと思う。」と話しています。 伊那谷新酒まつりは、日程を変更し4月12日に伊那市の春日公園で行われます。
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天下第一の桜 高遠城址公園満開
天下第一の桜として知られる高遠城址公園が、9日、満開となりました。 5日に開花した桜は、9日に、満開を迎えました。 園内には1,500本のタカトオコヒガンサクラが植えられています。 タカトオコヒガンザクラはこの一帯に植えられた固有種で、長野県の天然記念物にも指定されています。 花はやや小ぶりで赤みを帯びているのが特徴です。 城址公園の桜守によると、平年は、開花から満開まで1週間ほどかかるということですが、今年は一気に花が開いたということです。 去年の満開は平年並みの16日で、今年は、それよりも7日早くなっています。 見所の一つ桜雲橋では、観光客が足を止めて桜に見入っていました。 城址公園が見渡せる対岸からはこんもりと桜が覆う公園を描く人の姿も見られました。 高遠城址公園では、12日に、着付けパフォーマンス・着付けショーが開かれるほか、17日、18日に、ローメンやソースカツ丼といったご当地グルメを味わえるコーナーが設置されるなど、週末を中心に様々なイベントが予定されています。 高遠城址公園の桜の見ごろは、来週末ごろまでということです。
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南箕輪村商工会 新入社員対象の研修会
南箕輪村内の企業に入社した新入社員を対象にした研修会が、9日、村商工会館で開かれました。 研修会には、この春入社した新入社員を中心に、去年より8人多い27人が参加しました。 南箕輪村商工会の堀 正秋会長は、「例年より新入社員も増え、村内の景気もやや立て直しの動きがあるが、まだまだ本格的に上向きではない。県内一若く、唯一人口が増加している村の発展は、若い皆さんの肩にかかっている」と激励しました。 研修会では、長野経済研究所の上席インストラクター 小沢 廣行さんが、仕事の基本・コミュニケーションについて話をしました。 小沢さんは、「ビジネスマナーの基本は挨拶です。先輩から挨拶をされて返すのはただの返事。自分から挨拶をしましょう」などと話していました。 この研修会は、村内に300社ほどある商工会会員企業の内、中小企業が8割を占める中で、新入社員の教育体系をもっていない企業をバックアップしようと、村商工会が毎年開いています。
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高遠城内の再現図 池上さんが寄贈
伊那市出身で、東京都で空間デザイナーとして活躍する池上 典(のり)さんが、高遠城内の再現図を描き、9日伊那市に寄贈しました。 透視図法で描かれた、高遠城内の再現図です。 彩色されたものが32点、その他、解説図など37点が寄贈されました。 9日は、池上さんが高遠町歴史博物館を訪れ、白鳥孝市長から感謝状を受け取りました。 池上さんは、沖縄県立新歴史博物館や、鹿児島市立科学館などのデザイン・設計を手掛ける空間デザイナーです。 デザインの技法を用いて、高遠に残る古地図や部屋割り図などを参考にしながら、今回、城内の様子を描き出しました。 部屋の広さなどは、古文書をもとに正確に描いていますが、立体部分は、別の資料を参考にし、想像も加えて書いたということです。 池上さんは、2013年に、伊那市に、3点の高遠城全体の鳥瞰図を贈っています。 今回贈られた再現図は、その鳥瞰図とともに、7点ずつ、歴史博物館で展示される予定です。 池上さんは、白鳥市長から、「町民や農民の暮らしの再現図もぜひ描いてほしい」と依頼を受け、「ぜひやってみたい」と前向きな答を返していました。
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伊那技術専門校 最後の入校式
南箕輪村の伊那技術専門校で今年度の入校式が8日行われました。 来年度からは、県工科短期大学校南信キャンパスとして開校されることになっていて、伊那技専としては今回が最後の入校生となります。 今年度は、半年間の短期課程に、18歳から42歳までの10人が入校しました。 半田直道校長は「規律、誠実、安全の心を忘れることなく、新たな課題に挑戦する技術者となるよう努力してほしい」と式辞を述べました。 入校生を代表して、伊那市の松村望さんが誓いの言葉を述べました。 伊那技術専門校は来年3月に閉校となり、4月から県工科短期大学校南信キャンパスとして開校します。 来月からは新校舎の建設が始まる予定です。
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対象地を拡大 農地転用許可
南箕輪村の大芝で計画されている営農型太陽光発電施設について村農業委員会は対象地を広げて太陽光パネルを設置する内容の農地転用を許可しました。 7日は、南箕輪村役場で農業委員会の総会が開かれ大芝で計画されているソーラーシェアリング営農型太陽光発電施設計画の審議が行われました。 これは神奈川県の太陽光発電事業者が地元農家と共に進めているものです。 計画はおよそ2万平方メートルの農地に太陽光パネル5千枚を設置し発電出力は1750キロワット。 農地の一部を転用しパネルの下で朝鮮人参を栽培するもので、先月の農業委員会で農地転用の許可が出ていました。 今回、地元地権者の要望を受けおよそ1万平方メートルの農地を広げるとした計画が審議されました。 パネルは全体で8616枚となり発電出力は約2000キロワットに増やす計画です。 審議の結果、会長を除く委員13人全員が賛成で許可となりました。 委員からは「営農型のモデルになってほしい」「パネルありきの営農にならないようにしてほしい」などの意見が出されました。 農業委員会では今後3年ごと見直しを行い審議していく予定です。
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名刺サイズのパンフ「いな観カード」作成
伊那市観光協会は観光客に土産品や宿泊先などを紹介する名刺サイズのパンフレット「いな観カード」をつくりました。 6日は観光協会の職員が伊那市西箕輪のみはらしファームに「いな観カード」を設置していました。 カードは持ちやすいサイズのパンフレットで伊那市内の情報を発信しようと伊那市観光協会広報宣伝部会が作ったものです。 制作には伊那市観光協会の会員24店舗が参加していて「味」「観光」「土産」「宿」などのほかに「名所」として高遠城址公園が紹介されています。 また裏面にはQRコードがあり詳しい情報を見ることができるようになっています。 「いな観カード」はみはらしファーム、南アルプス村道の駅のほか桜まつり期間中は高遠城址公園となりのSakuraマーケットに設置されることになっています。
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高遠城址公園 タカトオコヒガンザクラ開花宣言
伊那市は5日、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花を宣言しました。 去年より3日早い開花宣言となります。 5日正午、市の職員と桜守が園内南側の基準木で桜の開花を確認しました。 一番早く咲く南ゲート付近の桜を基準木としています。 今年は、去年より3日早い開花宣言となりました。 園内にはすでに観光客の姿があり、カメラで撮影するなどして楽しんでいました。 今年の桜まつりでは、新たに三の丸が無料で休憩できるイベント広場となりました。 ローメンやソースかつ丼などご当地グルメが楽しめる「伊那のうまいもん大集合」や、着物の着付けパフォーマンスなどが計画されています。 また、例年同様、園内では篠笛の演奏や、高遠囃子の巡行、さくら茶のサービスなども行われます。 高遠城址公園には、約1500本のタカトオコヒガンザクラが植えられています。 現在は咲き始めで、伊那市では、五分咲きが4月8日、満開は11日、見頃は9日から20日頃までの期間と予想しています。 高遠城址公園では、今夜からライトアップも行われる事になっていて、時間は日没から午後10時までとなっています。
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伊那公園桜まつりでぼんぼり点灯
伊那市中央の伊那公園の桜まつりに合わせて、1日夜ぼんぼりの点灯式が行われました。 ぼんぼりは、伊那公園桜愛護会の横森 孝心(たかみね)会長のカウントダウンに合わせて、午後6時30分に点灯されました。 伊那公園には、12種類およそ450本の桜が植えられていて、コヒガンザクラは、先月31日に開花しました。 1日夜は、桜の数と同数の450個のぼんぼりが灯されました。 主体となってぼんぼりを設置してきた中央区商工会が解散となったことから、平成13年に区民有志による伊那公園桜愛護会が発足し、毎年、ぼんぼりを設置してきました。 15年目となる今年も、中央区の個人や、伊那商工会議所の竜東地区の加盟企業を中心におよそ200個の提供を受けました。 祝賀会で、桜愛護会の横森会長は、「平安の昔から、桜は日本人の風雅の極致。祭りを盛り上げるために今後も頑張りたい」とあいさつしました。 桜の見ごろは、20日ごろまでだということです。
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珍味七色弁当 今年も限定150食販売
ザザムシや蜂の子など、伊那谷の珍味を詰め込んだ、珍味七色(なないろ)弁当が今年も販売されます。 ザザムシ、イナゴの佃煮、蜂の子ご飯、シカ肉のから揚げ、クマ肉の味噌和え、イノシシ肉煮に寒ぶなと、伊那谷でとれた珍味が並びます。 その名も、伊那谷名物「珍味七色弁当」。 伊那公園の桜まつりを盛り上げようと、桜愛護会が5年前から販売しています。 2日は伊那商工会館で試食会が開かれました。 この七色弁当は、販売5年目を迎えて定着してきており、県外から弁当を買いに訪れる人もいて、販売開始から1時間以内に売り切れてしまう人気ぶりです。 この伊那谷名物「珍味七色弁当」は、12日に行われる伊那公園の桜まつりで、限定150食1500円で販売されます。 うち50食については、先着順で、伊那市の竜門で予約を受け付けています。
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新年度スタート KOA入社式
新年度がスタートした1日企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われました。輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA株式会社では入社式が行われました。 今年度は、昨年度より8人多い男性25人、女性17人、合わせて42人が入社しました。 式の中で、花形忠男社長は「仕事では課題と向き合い、自分で考える事を忘れず、チャレンジ精神を持って、成功するまで根気よく取り組んでほしい」と話しました。 向山孝一会長は、「今日からは、社会人として、KOAの社員として、自分が負う責任とは何か、果たさなければいけない義務は何かを身をもって学び、体験してほしい」と挨拶しました。 新入社員は、「人にも環境にも優しい物をつくりたい」「笑顔を忘れず、周りの人に感謝の気持ちを伝えられるよう仕事に取り組みたい」などと、一人ひとり自己紹介しました。 入社した42人は、今後、ビジネスマナーなどの研修をうけ、6月に正社員として登用される予定です。
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ぶらり食べ歩きチケット 長谷に拡大
観光客の滞在時間を増やそうと去年から伊那市高遠町地域で始まった、ぶらり食べ歩きチケットの使用可能エリアが、今年から長谷地域にも拡大しました。 今年は、高遠町だけでなく長谷地域にも使用可能店舗が拡大し去年より6店舗多い21店舗で使用できるようになりました。 チケットは、5枚のシールがついて1枚500円。シールには、伊那市ゆかりの画家、中村不折の絵が採用されています。 シールのことをぶらりと読んでいて、1ぶらり100円分の買い物ができます。 使用可能店舗では、120円の商品が1ぶらりで購入できるなど、それぞれお得なサービスを受けることができます。 チケットは、4月1日から11月末まで使用でき、伊那市観光協会では「何度も伊那市に訪れてもらいたい」としています。 チケットは、市観光協会、南アルプスビジターセンターなどで購入できます。
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南箕輪村観光協会 発足
観光振興や交流人口の増加をめざし南箕輪村観光協会が24日発足しました。 設立総会が役場で開かれ約80人が出席しました。 村内のイベントや催しなどはこれまで、村や村商工会、村開発公社などそれぞれの立場で行っていました。 観光協会の設立により、住民、企業、団体が互いに連携する事で「村の魅力」を発信し地域振興に取り組んでいくとしています。 会員は、各種団体や飲食店、企業など118団体となっています。 会長に選ばれた唐木一直村長は「柔軟な発想をもって、交流人口の増加をめざしていきたい」と挨拶しました。 総会では、ホームページの開設やパンフレットの作成等を行う、初年度の事業計画等が承認されました。 またこの他に、5月に開催されるトレイルランニングレース「経ヶ岳バーティカルリミット」の申し込数が報告されました。 経ヶ岳山頂まで登る、ロングコースには定員600人に対し559人が申し込んでいるという事です。
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トウモロコシ焼酎 初仕込み
伊那の新たな特産品を目指し、伊那市の技術商社「ガストジャパン」と造り酒屋「漆戸醸造」が協力し、地元で収穫したトウモロコシを使った焼酎造りが行われています。 17日は、ガストジャパンの原文嗣(ふみつぐ)社長が漆戸醸造を訪れ、仕込み作業を見学しました。 焼酎の原料となるトウモロコシは、ガストジャパンが開発した害虫がきらう光の波長を出す装置を使い、伊那市西箕輪の畑で無農薬栽培した物です。 ガストジャパンでは、栽培した農産物で新たな特産品づくりをしようと、市内で焼酎の仕込みが行える漆戸醸造に声をかけたという事です。 今回は、収穫したおよそ260キロのうち半分の120キロを使い焼酎を作ります。 この日は前日から煮たトウモロコシと米の粉が混ざった液体を酵母などが入ったタンクに移す、仕込み作業が行われました。 移し終えたタンク内では、数分もすると泡が立ち、発酵が始まっている事が確認できました。 今回仕込んだ焼酎は、来月初めごろ蒸留する予定で、アルコール度数40度の原酒が、約100リットルできる見込みです。 今後は、販売に向けラベルの作成や酒の名称などについて検討していくという事です。