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中央アルプスビジネスフェア
上伊那地域の製造業を内外にPRする中央アルプスビジネスフェアが25日、26日の2日間、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
ビジネスフェアは、上伊那のものづくり産業の外部への情報発信をさらに発展させようとこれまでの上伊那工業交流プラザをより充実させました。
会場には金属加工や電気、電子機器などの製造業を中心に74社のブースが設けられ、担当舎が訪れた人たちに自慢の技術をアピールしていました。
25日は、製造業だけでなく食品や環境関連の企業ブースも設けられていました。
伊那技術専門校の学生達も会場を訪れ、ものづくりについて理解を深めていました。
実行委員会では各企業が技術や情報を共有し生かすことでビジネスチャンスが広がるものと期待しています。
午後には、宇宙航空研究開発機構JAXAではやぶさプロジェクトマネージャーを務めている川口淳一郎さんの記念講演会が開かれました。
川口さんは、はやぶさの研究から学んだことについて「見えるものはみな過去である。新たなページを開かないとより広い世界は見えてこない」と話しました。
中央アルプスビジネスフェアは26日まで、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
26日は、午後1時から学生向けのリクルート講演会も予定されています。 -
夏の電力不足 売上に影響なし46.6%
アルプス中央信用金庫がまとめた中小企業景気レポートによりますと、今年の夏の電力不足は売上に影響ないと答えた企業が全体の46.6%だったことがわかりました。
景気レポートは「あるしん」が4半期に1度発表しているもので今期7月から9月までの3か月間は、特別調査として、電力不足に伴う中小企業への影響と対応についてまとめました。
それによりますと電力不足による売上高への影響は
「ない」が46.6%「どちらともいえない」が40.7%「減少要因」は10.3%でした。
また、電力不足を受けての対応については、「節電」が82.1%「クールビスの実施」が18.4%でした。
他に電力不足への有効な対策と考えるものについては、「太陽光、風力などの再生可能エネルギーの導入」が75.8%「原子力発電の安定的な再稼働」
が30%となっています。
この他今期の業況については、良かったとする企業が15.5%悪かったとする企業が49%でした。
これによる業況判断指数はマイナス33・5で前期より15.6ポイント改善しています。
あるしんでは、景況感は依然として厳しい状況にあるものの、部品調達の立て直しや消費の緩やかな回復により業況は持ち直したとしています。 -
まちじゅう美術館 審査会
伊那市内の保育園児から絵を募集し、店舗に飾るまちじゅう美術館の審査会が21日伊那商工会館で開かれ、65作品が最優秀の会頭賞などに入賞しました。
会頭賞には、西春近南保育園のこたぎりれなちゃんの作品。
西春近北保育園のとだみゆちゃんの作品。
美篶保育園のやのあらたちゃんの作品。
緑ヶ丘敬愛幼稚園のカラサワマリエちゃんの作品。
竜東保育園のさくらいともやちゃんの作品の5つの作品が選ばれました。
まちじゅう美術館は、保育園児の絵を通して商店の活性化をはかろうと伊那商工会議所が開いていて今回で10回目の節目となります。
市内すべての保育園・幼稚園から668点が集まりました。
21日は、洋画家の須沢重雄さんを審査委員長に約10人が審査にあたりました。
入賞作品は、タウンステーションで、その他は、市内55店舗で11月に展示されることになっています。 -
上伊那産の小麦「ハナマンテン」の麺 試食
上伊那産の小麦「ハナマンテン」のブランド化を図ろうと、その小麦で作った商品の試食会が19日、JA上伊那本所で開かれました。
小麦ハナマンテンは、長野県が麺専用に育成した品種で全国で伊那市、箕輪町、南箕輪村だけで栽培されています。
19日は、ハナマンテンによる地域の特産品の開発を進めようと、伊那市農業振興センターなどが、試食会を開きました。
試食会には飲食店や、栄養士、生産農家などおよそ30人が集まり麺を味わいました。
用意された商品はラーメンやうどんの他、ローメン、ソフト麺などです。
ハナマンテンは平成16年に県が育成した際、JA上伊那などがその普及促進を決め、伊那市などの農家が栽培を始めたもので、今年は、およそ850トンの収穫があったということです。
タンパク質の一種、グルテンが普通の小麦より豊富で粘りが強く、加工した際、コシがある麺になるのが特徴だということです。
JA上伊那では、ハナマンテンで作られた商品を学校給食への提供や、ローメンに使うなど地産地消の拡大につなげるとともに、上伊那の特産品としてブランド化を図りたいとしています。 -
地域の生産者が作った野菜などを売る「街なか秋市」
伊那市の中心市街地の再生に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会は、地域の生産者が作った野菜などを売る「街なか秋市」を14日、タウンステーション伊那まちで開きました。
街なか秋市は、地元でとれた新鮮な野菜や果物を販売することで街を賑やかにしようと、伊那まちの再生やるじゃん会の、街のステージ委員会が初めて開いたものです。
14日は、伊那小学校4年正組の児童およそ30人が、販売を手伝いました。
正組では、総合学習の一環で商店街に賑わいを取り戻す活動をしています。
児童らは、商品を運ぶ係や会計係などに分かれてお客さんの対応をしていました。
街のステージ委員会の委員が市内の生産者に呼びかけ、今日はおよそ10人からぶどうや白菜、ネギなどが寄せられました。
訪れた人は、かごいっぱいに商品を詰めて買い求めていました。
商品は、販売開始から1時間ほどで、完売しました。
街なか秋市は、21日金曜日にも開かれます。 -
伊那市観光協会推奨みやげ品に仙醸の甘酒2品
伊那市観光協会の推奨みやげ品登録証授与式が12日、市役所で行われ、株式会社仙醸の2種類の甘酒が新たに登録されました。
この日は、推奨みやげ品審査委員会の伊藤正委員長から、仙醸の営業部参事・伊東明さんに登録証が手渡されました。
今回新たに登録されたのは「蔵元仙醸仕込みあまざけ」と「赤そば高嶺ルビー入りあまざけ」の2つです。
伊藤委員長は「日本ならではの懐かしい甘さ。これからも自信を持って提供してほしい」と話していました。
登録された商品は、推奨みやげ品のシールを貼って販売できる他、伊那市観光協会のホームページで紹介されることになっています。 -
リニア経済推進組織立ち上げへ懇談
リニア中央新幹線の経済効果を広域的に推進するための組織の立ち上げに向けて、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭と、伊那商工会議所の向山公人会頭が、13日、懇談しました。
13日は、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭らが、伊那商工会館を訪れ、伊那商工会議所の向山公人会頭とリニア中央新幹線について懇談しました。
これは、JR東海が、8月に県内中間駅の位置を飯田市座光寺から高森町一帯とする案を示し、ルートについて一定の方向性が示された中で、飯田・駒ヶ根・伊那の商工会議所が一体となり広域的な組織を立ち上げようと、飯田商工会議所が伊那商工会議所に呼びかけたものです。
話しあいは、冒頭のみ公開し、行われました。
柴田会頭は、駒ヶ根商工会議所にも呼びかけをし、内諾を受けており、近いうちに公式に組織の立ち上げについて呼びかけをしたいとしています。
また、その他の商工会や経済団体などにも協力を呼びかけたいとしていますが、範囲については検討中としています。
なお、県や県議会、市長会、期成同盟会などで組織するリニア中央新幹線建設促進長野県協議会が18日(火)に長野市で開かれ、協議会としての考えを決議する事になっています。 -
産業観光 経済界と自治体が連携へ
上伊那の市町村長と、県経営者協会上伊那支部が11日懇談し、企業の特長を活かした「産業観光」について、今後、連携して取り組むことが確認されました。
上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部は、2008年から懇談会を開いていて、この日は3回目の懇談が伊那市のいなっせで行われました。
懇談は冒頭のみ公開で行われ、企業の特長を活かして観光資源とし誘客を図る「産業観光」について話し合いました。
産業観光は、工場見学や、製造体験、展示物の公開など、企業を一般に公開する事で産業と観光を結びつけ誘客を図るものです。
上伊那支部では、加盟する50の企業に対し来年3月までにアンケートを行い、何が観光資源として活用できるか情報収集を行うという事です。
また、市町村と協会の連携をスムーズにするため、上伊那8市町村でつくる上伊那観光連盟を情報集約の窓口とする事が決まりました。
県経営者協会上伊那支部では、地域の活性化のために、自治体と経済界が一体となって取り組むことが必要だとして、広域的な連携を進めていきたい考えです。 -
伊那市・箕輪町から技能五輪全国大会へ
次世代のものづくりを担う技能者がその腕を競う「技能五輪全国大会」の長野県選手団がこのほど発表されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、2事業所から2人が出場します。
伊那市の菓匠Shimizuで働く圃中智穂さん22歳。圃中さんは木曽高校を卒業後、2年間愛知県の専門学校に通い、現在の仕事に就きました。
圃中さんはアメ細工やマジパン細工、ケーキを作る洋菓子製造の部門に出場します。
仕事が終わった後、先輩に教わりながら大会に向け練習をしているということです。
圃中さんは「普段やらないアメ細工が課題。先輩に教わりながら作り方を勉強しています。大会で学んだ技術や経験を持ち帰り、お客さんによりよいサービスが提供できるようにしたいです」と話していました。 -
伊那総合物産展・商工祭
伊那市内の企業などが一堂に集まる、伊那総合物産展・商工祭が8日から伊那商工会館で始まりました。
これは、地元企業の技術力や開発力を地域の人達にも知ってもらう他、名産品を多くの人に味わってもらおうと毎年開かれています。
今年は「地域経済の安全と安心のために未来と防災、環境を考える」をテーマに開かれ、展示会場2階には三六災害や18年豪雨災害、東日本大震災・長野県北部地震のパネルが展示された他、住宅部品メーカーが免震構造の展示をしていました。
また、陸上自衛地松本駐屯地の自衛官が特別参加し、宮城県の被災地で使われた、橋を設置する特殊車両の実演を行いました。
食のコーナーでは、イナゴ、ザザムシ、蜂の子の佃煮を乗せた三色丼の早食い大会が開かれました。
参加した人たちは、水で流し込みながら、なんとか完食していました。
今年の物産展・商工祭には例年より20ほど少ない58団体が参加しました。
震災の影響で、やむを得ず参加を断った企業もあるということです。
伊那総合物産展・商工祭は、9日も開かれ、時間は午前10時から午後4時までとなっています -
上伊那への工科短大設置を知事に要望
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長などは、長野県工科短大の上伊那地域への設置を求める要望書を、阿部守一県知事に提出しました。
6日は、白鳥孝連合長や、長野県経営者協会上伊那支部長の勝山修一ルビコン社長、伊那商工会議所の向山公人会頭ら、上伊那の経済団体など7団体の代表が出席し、阿部知事に、工科短大の上伊那への設置を要望しました。
白鳥連合長らは、今年6月にも、製造業が盛んな上伊那に工科短大を設置するよう知事に対し要望書を提出しています。
県の工科短大は上田市に1校あります。
9月には、県職業能力開発審議会が、県に対し、「工科短大の卒業生の就職先や出身地が東北信に偏っている。南信地域への配置を含め、喫緊の課題としてあり方を検討する必要がある」と答申しています。
また、答申に係るパブリックコメントでも、提出のあった15件うち、南信地域への設置を求める意見は11件、そのうち上伊那地域への設置を求める意見は7件となっています。
白鳥連合長は、「上伊那は、地域、経済界の協力体制が整っている。人材育成は時間もかかり、早期に事業に着手するようお願いしたい」と要望しました。
阿部知事は、「予算の厳しい中で検討しなければならない。できるだけ多くの皆さんに良かれと思うことを進めたい。上伊那地域のまとまった動きと思いを、しっかり胸に置き考えていく」とこたえていました。 -
伊那市の推奨みやげ品 審査会
伊那市観光協会が認定する伊那市の推奨みやげ品に、上伊那産の酒米をつかった甘酒、2品が新たに認定されました。
新たに認定されたのは、高遠町上山田の(株)仙醸が作った「蔵元仙醸仕込みあまざけ」と「赤そば高嶺ルビー入りあまざけ」の2品です。
蔵元仙醸仕込みあまざけは、上伊那産の酒米を100%使用していて価格は400グラム入り400円です。
赤そば高嶺ルビー入りあまざけは、上伊那産の赤そばを使用していて淡い赤色をしています。価格は400グラム入りで480円です。
28日に、伊那市役所で今年度1回目の審査会が開かれ、認定の更新を含め8品目が査されました。
今回の審査で8品目全てが合格し、推奨みやげ品は全部で57品目となっています。 -
有効求人倍率3ヶ月連続上昇
上伊那地域の8月の月間有効求人倍率は、3ヶ月連続で上昇し0.66倍でした。
新規求人数は、7月を下回ったものの、医療・福祉、人材派遣の分野で増え、915人でした。
去年の8月に比べ、7.9パーセント上回っています。
新規求職者数は、7月を14.8パーセント上回りましたが、去年の8月を4.2パーセント下回る816人でした。
これによる8月の月間有効求人倍率は、7月の0.62倍を0.04ポイント上回る0.66倍で、6月から3ヶ月連続で上昇しています。
ハローワーク伊那では、「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」としていますが、柳沢所長は、「製造業が主体の上伊那は、円高の影響で、先行きは、依然不透明感が漂う」と話しています。 -
ローメンファンクラブ会員募集へ
伊那ローメンズクラブやボランティアスタッフなどで作る伊那ローメンファンクラブ発起人会は、ローメンをPRするファンクラブ設立に向け、クラブ会員を募集します。
28日夜は、伊那ローメンファンクラブ発起人会が記者会見を開き、ファンクラブの募集について説明しました。
ローメンズクラブは、今年6月にB1グランプリ本大会に出場出来る愛Bリーグの正会員となりました。
今月24日と25日には、愛知県豊川市で開かれたB級ご当地グルメの中日本大会に初出展するなど、活動を広げています。
そうした中で、ファンを集い、ローメンのPRに協力してもらおうとファンクラブ会員を募集することになりました。
ローメンファンクラブの入会資格はローメンが好きなこと、活動は、ローメンズクラブが主催する事業への参加や、ローメンをPRすることなどです。
年会費は1000円で、登録するとメンバーズカードが渡され、加盟店でローメンが100円引となるほか、B1グランプリへボランティアとして参加できるなどの特典があります。
ファンクラブの登録は、30日(金)から、伊那商工会議所のほか、ローメンズクラブの加盟店12店舗で受付を始めます。
発起人会では、12月中旬を目途に、ファンクラブの設立総会を開きたい考えです。 -
共同開発の炭入り石けん販売へ
伊那木曽ビジネスマッチングプラザ起業者交流会に参加した会社が共同開発した洗顔用炭入り石けんの販売が10月から始まります。
洗顔用炭入り石けんを共同開発したのは、箕輪町の株式会社伊那炭化研究所と塩尻市の友絵工房です。
伊那炭化研究所は炭の製造や利用について研究していて、高温で炭を細かくする技術を開発しました。
友絵工房は、肌の弱い人のために自然素材を使った化粧品などの製造を行っています。
伊那炭化研究所と友絵工房では、この石けんについて、しっとりとした洗い上がりが特長で肌の弱い人も安心して使ってほしいと話しています。
両会社は平成20年に権兵衛トンネル開通を機会に伊那商工会議所が開いた、伊那木曽ビジネスマッチングプラザ起業者交流会に参加しました。
そこで互いのノウハウを活かして商品開発をすることになり、洗顔用炭入り石けんを開発しました。
交流会がきっかけで、商品開発が行われたのは、これが初めてで、炭入り石けんは10月に伊那市で開かれる中央アルプスビジネスフェアにも出展します。
製品化された竹炭石けんと赤松炭石けんは、1個450円で、伊那炭化研究所で販売し今後販路を広げていくということです。 -
中央アルプスビジネスフェアに71社参加
今年10月に開かれる上伊那の製造業の底力と技術力をアピールする、第1回中央アルプスビジネスフェアに、71社の地元企業が参加します。
22日は、上伊那8市町村の企業や商工関係団体の関係者が参加し実行委員会が開かれ、10月に予定しているフェアの内容について検討しました。
中央アルプスビジネスフェアは、これまで3回開催された上伊那工業交流プラザを引き継ぎ、今年初めて開かれます。
地域外への情報発信、受注開拓を目的としています。
この日は金属加工や電気・電子機器、食料品関連など、71の企業が参加することが報告されました。
伊那市のサン工業(株)社長の川上健夫実行委員長は、「目標としていた70社を達成できた。上伊那を世界にアピールする一歩としたい」と話していました。
中央アルプスビジネスフェアは、10月25日と26日の2日間、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれます。 -
初参戦ローメンズクラブ 入賞ならず
愛知県豊川市で24日から開かれたB級ご当地グルメの祭典「中日本・東海B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが初参戦し、2日間で7600食を販売したものの、入賞は逃しました。
B1グランプリは、ご当地グルメを活用して地域を元気にしていこうと開かれているイベントで、中日本・東海大会が開かれるのは今回が初めてです。
大会には、中部地区の5県から19団体、ゲストとして地区外から3団体の合計22団体が参加し、食を通じて地元のPR合戦を繰り広げました。
伊那市の飲食店や市民ボランティアでつくる伊那ローメンズクラブは、今年夏にB1グランプリの出場資格となる愛Bリーグ正会員となり、今回初参戦しました。
ローメンズクラブは、会場となった豊川市野球場の入口付近のブースが割り当てられ、会場を訪れた人たちが匂いに誘われてローメンを買い求めていました。
また、作業手順を細かく分業したため、長い団体では1時間以上あった待ち時間を平均10分程度におさえ早い回転でローメンを提供していました。
開催地豊川市から訪れたという男性は「初めて食べました。今まで食べたことのない新しい感覚の食べ物でおいしい」と話していました。一方、地元から親子で訪れた女性は「少し味が寂しい気がする。もう少しピリ辛でも・・・」と物足りなさを訴えていました。 -
高速交通体系「検討組織」早期設置要望へ
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会は、今年度の活動として、リニアを中心とした、地域の高速交通体系のあり方を協議する「検討組織」の早期設置を県などに、働きかけていく事を確認しました。
26日は、伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画として、早期整備に向け、リニア中央新幹線を中心とした、地域の高速交通体系のあり方を協議する「検討組織」の早期設置を県などに働きかけていく等が承認されました。
また、会の目的を、これまでの「上伊那への中間駅設置」から、「リニアの経済効果を広く波及させるため、県内中間駅への交通アクセスの整備促進を図ること」へ変更します。
国のルート決定を受け、上伊那地区期成同盟会では、運動の方針を、伊那谷を通るBルートによる駅設置から、今後は東京と名古屋をほぼ直線で結ぶ、Cルートを前提とした整備計画に沿って行うとしています。
また、県と県協議会が、国やJR東海との協議・調整に積極的に関与する事等を求める、決議を採択しました。 -
震災の影響で景気先行きの不透明感再び
伊那市などが7月に実施した景気動向調査の結果によりますと市内の製造業では東日本大震災によって景気先行きの不透明感を再び感じているところが多いことがわかりました。
この調査は、市内の製造、建設、商業など224社に対し行ったもので201社から回答を得ました。
製造業では「震災の受注量の影響」について「変化なし」が4割、「増加」が2割を占めていますが、「景気回復の期待については」、「回復した」との回答が前回の13.2%から6.8%に半減していることから、先行きの不透明感を再び感じているところが多くなったとしています。
建設業では「震災の受注量への影響」について6割以上が「変化なし」と回答しています。
しかし今後は受注は減ると予測しており景気回復に対する不安感を持っている企業がおおくあります。
商業では震災直後の自粛ムードは徐々に回復しつつあるが売上は戻っていないところもまだ多くあります。
調査では、震災の影響を大きく受けた企業は少ないものの、雇用情勢は先行きが読めないことから新たな採用に踏みきれないところが多くなっていると分析しています。 -
伊那ローメンズクラブ B1グランプリ初出展
伊那ローメンズクラブは、全国各地のご当地B級グルメが一堂に集まる「B1グランプリ」に初出展し、ローメンと伊那市をPRします。
22日は、伊那ローメンズクラブの役員が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長にB1グランプリ出展を報告しました。
B1グランプリは、中日本・東海大会が24日、25日の2日間、愛知県豊川市で開かれ、22団体が出展します。
全国大会は11月12日と13日に、兵庫県姫路市で開かれ、伊那ローメンズクラブは両方の大会に出展します。
提供するのは、焼きそば風に作り、味付けしたスープをかけるローメンで、2日間で1万食を目指すということです。
順位は来場者の投票で決まります。
伊那ローメンズクラブは、伊那市の活性化のため、将来、B1グランプリを伊那市へ誘致したいと話していました。
今後は、11月頃にファンクラブを立ち上げ、全国大会に向け盛り上げていくということです。 -
小沢花の会が草取り
伊那市小沢の住民有志で作る小沢花の会は広域農道沿いの花公園で草取りを行ないました。
8日は、会員16人が参加し、草取りを行いました。
小沢花の会は、20年ほど前から農地にシバザクラなどを植え、花公園として整備しています。
市内の観光地として定着していて、多い年で、芝桜祭り期間中に6万4千人ほどが訪れています。
公園を管理するため、夏の間、3回ほど会員が草むしりを行っているということです。
小沢花の会の池田清和会長は「公園の花は多くの人に喜ばれていることが、会員の生きがいにもつながっている」と話していました。
花公園では、現在夏の花が見頃を迎えています。 -
中央アルプスビジネスフェア協力を
来月、伊那市で開かれる、地元の製造業をPRするイベント中央アルプスビジネスフェアに向け、上伊那の商工会の役員らは、県議会議員や県などに協力を求めました。
5日は、上伊那地域産業振興会が、箕輪町で開かれ、上伊那にある7つの商工会の役員や県議などが出席しました。
伊那市商工会の森本光博会長は、来月25日、26日に伊那市で開かれる、中央アルプスビジネスフェアについて、5日現在、参加企業は64社に達した事を報告しました。
フェア開催に向けて、「上伊那の企業をPRする事で、地域全体が活性化し、受発注できるシステムを作りたい。そのためにも、参加企業や商工会、県が一体となり取り組む事が大切」と協力を求めていました。
出席した県議は「原発が転換期を迎える今、新たな産業として、地域でできる自然エネルギーを活用した発電考え、雇用に結び付けたい」と話していました。 -
タウンステーションの愛称が「伊那まち」に
伊那市の中心市街地の情報発信施設タウンステーションの愛称が「伊那まち」に決まりました。
タウンステーションを運営する伊那まちの再生やるじゃん会では、5つの候補の中から愛称を決める投票を8月22日から9月2日まで受け付けていました。
市内外から80人の投票があり、その結果、36票を集めたタウンステーション「伊那まち」に決まりました。
愛称を考えた伊那市東春近の池田健二さんによると「旧伊那町の頃、商店街に買い物に行く時など、「いなまち」に行くと言っていたことから、この名前を付けたということです。 -
タウンステーション愛称を決める投票受け付け
伊那市の中心市街地の再生に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会では、いなっせ前にオープンしたタウンステーションの愛称を募集し、5点に絞りました。
この5点の中から愛称を決める投票を、来月2日まで行っています。
候補は●タウンステーション「伊那まち」●タウンステーション「およりて」●タウンステーション「はみんぐ」●「えきすぽ伊那」●「イーナステーション」の5点です。
8月4日から15日まで愛称の募集を行い、市内外から31点の応募がありました。
投票は、施設内に置かれた投票用紙に記入するか、はがきやFAXで受け付けます。
委員会では、投票者10名にバラの苗木をプレゼントするということです。
期間は9月2日金曜日までとなっています。
タウンステーションのオープンから21日までの利用者は551人で、1日平均30人が利用しています。
委員会では、「伊那まつりなどのイベントがあったので多くの人に足を運んでもらえた。今後も継続して利用してもらえるような場所にしていきたい」と話していました。 -
ふるさと歩行者天国
JR伊那市駅前から伊那北駅前までを歩行者天国とし様々なイベントなどが行われるふるさと歩行者天国が、15日の夜、行われました。
歩行者天国では、提灯が灯され、親子連れなどでにぎわいました。
ふるさと歩行者天国は、中心市街地の商店主などでつくる伊那市商店街活性化イベント委員会が毎年開いています。
帰省中の人たちに、歩行者天国でふるさとの思い出づくりをしてもらおうというものです。
旭町では、紙芝居や、シャボン玉体験コーナーのほか郵便配達バイクに乗車体験できるコーナーもあり人気を集めていました。 -
伊那市ご当地B級グルメフェスタ
歩行者天国にあわせて、伊那市ご当地B級グルメフェスタが15日夜セントラルパークで開かれました。
これは、伊那ローメンズクラブが、B1グランプリの愛Bリーグの正会員に昇格した事を記念して、今年初めて開かれました。
販売されたのは、B1グランプリに出品するものと同じ味付けのローメンです。
ブースでは、一般市民がボランティアとして、調理などを手伝っていました。
会場には多くの人が訪れ、ローメンを味わっていました。
ローメンを1杯買うと、ローメンズクラブ加盟店で使える食券などがあたるスクラッチも用意されていました。
また、伊那餃子会の発足1周年を記念して、餃子も販売され、多くの人が買い求めていました。
会場には、今年4月にデビューしたローメンズクラブのマスコット・ウマカローの着ぐるみも登場し、イベントを盛り上げていました。 -
春近発電所 1号機が復旧
冠水事故により発電ができなくなっていた伊那市の県営春近発電所の1号機の復旧工事が完了し、11日から運転が再開されました。
伊那市東春近にある長野県企業局の県営春近発電所です。
復旧工事が続けられ、10日は、試運転で問題がないかどうかの確認が行われていました。
発電所では高遠ダムから取水した水で水力発電を行っています。
今年4月に、配管が破断し、2つある発電機が水に浸かる事故がありました。
これにより、1号機、2号機ともに故障し運転できなくなっていました。
春近発電所は最大2万3600キロワットを発電する事ができ、中部電力に売電しています。これは伊那市全域をまかなえる程度の発電量で、高遠町、長谷、駒ヶ根市の一部などで利用されているということです。
2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円となる見込みです。
長野県企業局南信発電所の山寺晴雄管理課長は、「浜岡原発が停止している今、電力が必要とされる中での故障で申し訳なかった。電力消費量のピークには少し間に合わなかったが、ようやく稼動でき、ほっとしている。」と話していました。
長野県企業局によりますと2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円7500万円となる見込みです。
また、運転できなかった期間の損害額は3億円程度と見込んでいます。
長野県企業局では、配管の溶接に問題があったと見て、施行業者と、損害賠償請求を含めて協議していきたいとしています。 -
リニア県内駅 下伊那高森、飯田座光寺案を公表
リニア中央新幹線を建設するJR東海は、県内の中間駅の候補地に下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区を含む直径5キロの位置の案を5日公表しました。
飯田下伊那地域が併設を求めていたJR飯田駅は含まれていません。
JR東海の発表によりますと、県内の路線案は、下伊那郡大鹿村と木曽郡南木曽町南部をほぼ直線で結ぶ50キロで、直径5キロの中間駅の範囲には、下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区が入る一方で、地元が併設を要望していたJR飯田駅は含まれまていません。
JR東海は、6月7日に東京・名古屋間のルートと、長野県を除く神奈川、山梨、岐阜の中間駅の候補地を示していました。
長野県のルートや中間駅の候補地については、「地域の要望などを踏まえて対応する」として、6月下旬までに上伊那や諏訪など県内4地区の同盟会と懇談などを行い、調整を続けてきました。
上伊那同盟会は、6月24日のJR東海との懇談会で、飯田線も含めた中間駅へのアクセスなど課題解決に向けた協議の場の設置をJR側に求め、JR側も参加の意向を示していました。
5日の発表を受け上伊那期成同盟会の白鳥孝伊那市長は、「上伊那地域としては、県や他の規成同盟会と連携し、国の積極的な関与を求めながら、JR東海はもとより、JR東日本も加わる検討の場で、リニア中央新幹線の整備効果が中南信地域をはじめ広く県全体に波及できるよう、具体的な検討に入りたい」とコメントしました。
JR東海は、リニア中央新幹線の2014年度の着工を目指しています。
中間駅の設置費用に関しては、線路を除く全額の負担を各自治体に求めていて協議は難航、今後の大きな課題となっています。 -
タウンステーションオープン
伊那市の中心市街地再生事業の一つ、情報発信拠点施設、タウンステーションが4日、オープンしました。
4日は、中心市街地の山寺、坂下、荒井、西町までの商店街の関係者や伊那市、長野県などが参加して、オープニングセレモニーが行われました。
タウンステーションは、いなっせ前の空き店舗を改装して作られました。
観光案内など、町の情報を手に入れることができるほか、電車やバスの待ち時間に一息ついたり、会議や打ち合わせにも活用できます。
また、作品展示や、子どもが遊べるスペースもあります。
タウンステーションの設置は、商業の中心だった市街地に、かつての賑わいを取り戻そうという取り組みの一つです。
会場には、伊那の観光案内・伊那のグルメ、信州大学農学部のコーナーが設けられているほか、伊那市で作られた木のおもちゃなどが並べられています。
午前10時から午後6時まで開かれていて、スタッフ2人が常駐しています。
より地域に親しんでもらおうとタウンステーションの愛称の募集も始まりました。
採用者には、市街地で使える一万円分の利用券が贈られます。
締め切りは15日で、タウンステーションで受け付けています。 -
タウンステーション 4日オープン
伊那市の中心市街地の情報発信施設タウンステーションが、4日木曜日にオープンします。
タウンステーションは、買い物客や観光客に対する情報発信の場にしようと、伊那市中心市街地再生協議会がいなっせ前の空き店舗に設置するものです。
2日は、オープンを前に協議会の下部組織、伊那まちの再生やるじゃん会の内山和夫委員長らがタウンステーションについて説明しました。
やるじゃん会では第1段の企画として、タウンステーションがより親しみやすい施設になるよう愛称を募集します。
タウンステーションのオープンは、4日木曜日で、先着100人に野菜がプレゼントされます。